JPS6212203Y2 - - Google Patents

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JPS6212203Y2
JPS6212203Y2 JP11952480U JP11952480U JPS6212203Y2 JP S6212203 Y2 JPS6212203 Y2 JP S6212203Y2 JP 11952480 U JP11952480 U JP 11952480U JP 11952480 U JP11952480 U JP 11952480U JP S6212203 Y2 JPS6212203 Y2 JP S6212203Y2
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timer
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JP11952480U
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【考案の詳細な説明】 本考案は空調熱源稼動台数制御装置に関し、特
に複数基の熱源機の稼動台数を空調負荷に応じて
制御する制御装置に関する。
第1図を参照して、或る先行技術では、往管7
の途中において温度検出器9で媒体温度を検出
し、この媒体温度に応じてどの熱源機1,2,3
を稼動するかを第2図に示すごとく予め定めてお
き、空調機4,5,6の負荷が大となるに従つて
制御器10によつて熱源機1,2,3の稼動台数
を増加している。ところが、各空調機4,5,6
において必要とされる媒体温度の幅は小さいの
で、第2図に示すごとく媒体温度に応じて熱源機
1,2,3の稼動台数を制御する場合に、わずか
な温度差Δtで稼動台数を変化させなければなら
ない。そのため、媒体温度がわずかに変動しただ
けで各熱源機1,2,3が起動および停止を繰返
し、したがつて安定した運転を行なうことが困難
であつた。
再び第1図を参照して、他の先行技術では、バ
イパス管11の途中にバイパス弁としての差圧制
御弁12を設け、その差圧制御弁12の開度に応
じて制御器13によつて熱源機1,2,3の稼動
台数を制御している。すなわち空調機4,5,6
の負荷が増大して各空調機4,5,6への媒体流
量が増加する程、差圧制御弁12の開口が小とな
るのに応じて熱源機の稼動台数を増加させてい
る。この先行技術では、各空調機4,5,6の流
量制御弁14,15,16の開閉や、各熱源機
1,2,3のポンプ17,18,19の起動およ
び停止による圧力変動により、差圧制御弁12が
開閉する。そのため、差圧制御弁12の開閉動作
に応じて各熱源機1,2,3が起動および停止を
繰返し、前述の先行技術と同様に安定した運転を
行なうことが困難であつた。
本考案は、上述の技術的課題を解決し、空調負
荷に応じた最適な台数の熱源機を稼動して安定し
た運転を行なうことができるようにした制御装置
を提供することを目的とする。
本考案は、冷房用空調機と複数台の熱源機とを
連結して媒体の閉回路を構成するとともに、その
閉回路内に前記空調機に導入する媒体の温度検出
器と前記空調機前後の媒体の差圧を検出する差圧
検出器とが設けられ、 各熱源機の起動・停止を制御する制御器を設
け、 この制御器は、 熱源機の稼動台数を増加または減少させてから
予め定めた時間が経過したときに出力する第1の
計時手段と、 温度検出器によつて検出される媒体温度が第1
設定時間以上継続して冷房状態において設定温度
幅よりも高い状態にあるときに出力する第2の計
時手段と、 媒体温度が予め定めた設定時間経過しても設定
温度幅に復帰しないような媒体温度の時間経過に
対する変化の割合δであるときに出力する第3計
時手段と、 第1,第2および第3計時手段の論理積出力で
熱源機の稼動台数を増加する手段と、 差圧検出器によつて検出される差圧が設定圧力
以上である状態が第2設定時間以上継続したとき
に出力する第4の計時手段と、 熱源機の稼動台数を増加または減少させてから
予め定めた時間が経過し、媒体温度が設定温度幅
よりも低くしかも媒体温度の時間経過に対する変
化の割合が負である状態が第3設定時間以上継続
するときに出力する第5計時手段と、 第4および第5計時手段の論理和出力で熱源機
の稼動台数を減少する手段とを含むことを特徴と
する冷房用空調熱源稼動台数制御装置である。
以下、図面によつて本考案の実施例を説明す
る。第3図は本考案の一実施例の系統図であり、
第1図で示した先行技術に対応する部分には同一
の参照符を付す。複数基の熱源機1,2,3と、
複数基の空調機4,5,6は往管7および戻り管
8で連結されて閉回路を構成する。各熱源機1,
2,3で加熱または冷却された媒体たとえば水
は、前記閉回路を循環し、各空調機4,5,6に
おいて放熱または放冷することによつて冷房また
は暖房が達成される。往管7および戻り管8はバ
イパス管11を介して連結されており、バイパス
管11の途中には差圧制御弁12が設けられる。
この差圧制御弁12は、往管7および戻り管8間
の差圧が予め定めた一定値となるように開閉動作
し、したがつて空調負荷が大となつて各空調機
4,5,6への媒体流量が増加したときに開度が
小となる。なお、熱源機1,2,3として吸収式
冷温水機が好適である。
往管7には温度検出器20が設けらる。また差
圧制御弁12には、差圧制御弁12の開度すなわ
ち往管7および戻り管8間の差圧を検出する差圧
検出器21が設けられる。これらの検出器20,
21の検出値は制御器22にそれぞれ入力され、
各熱源機1,2,3は制御器22によつてその起
動および停止が制御される。
制御器22は、(1)媒体温度が設定値からずれて
いるかどうかを判別し、(2)媒体温度の時間経過に
対する変化の割合δを演算し、(3)差圧検出器21
で検出された差圧が設定圧力Δp以上であるかど
うか判別し、(4)熱源機1,2,3の稼動台数が変
動した後予め定めた一定時間が経過しているかど
うか判別し、後述の冷房状態および暖房状態にお
ける稼動台数変化条件が成立したときに熱源機
1,2,3の稼動台数を増加または減少させる。
なお、前記媒体温度の時間経過に対する割合δは
温度検出器20で検出される媒体温度を予め定め
た時間たとえば15秒間隔毎に複数回順次記憶して
算術平均によつて演算される。
先ず、冷房状態における熱源機1,2,3の稼
動台数を増加させる条件は次のとおりである。
(1a) 熱源機1,2,3の稼動台数を増加また
は減少させてから予め定めた時間T4たとえば
10分が経過していること。
(2a) 媒体温度が設定温度幅よりも高い状態が
第1設定時間T1たとえば60秒以上継続するこ
と。
(3a) 媒体温度が予め定めた設定時間たとえば
15分が経過しても設定温度幅に復帰しないよう
な温度変化の割合δであること。
上記(1a)、(2a)、(3a)の各条件が全て成立し
たときに、制御器22によつて熱源機1,2,3
の稼動台数が増加される。このような動作は第6
図の冷房時の動作を説明するためのフローチヤー
トにおいてステツプn3,n4,n5,n6にお
いて示されている。
冷房状態における熱源機1,2,3の稼動台数
を減少させる条件は次のとおりである。
(1b) 差圧検出器21で検出された差圧が設定
圧力Δp以上である状態が第2設定時間T2た
とえば2分以上継続すること。
(2b) 熱源機1,2,3の稼動台数が増加また
は減少してから予め定めた時間T4たとえば10
分が経過し、媒体温度が設定温度幅よりも低く
しかも媒体温度の変化の割合が負である状態が
第3設定時間T3以上継続すること。
上記各条件(1b)、(2b)の少なくともいずれ
か一方が成立したときに、制御器22によつて熱
源機1,2,3の稼動台数が減少される。このよ
うな動作は第6図のステツプn7,n8,n9に
おいて示されている。
第4図を参照して、冷房状態における熱源稼動
台数の変化による媒体温度の変化の一例を説明す
る。第4図において斜線で示す部分は設定温度幅
であり、冷房状態にあつてはたとえば5℃〜8℃
に選ばれる。媒体温度が設定温度幅以上でありし
かも温度変化の割合が正である状態が、第1設定
時間T1以上継続し、しかも熱源稼動台数が変化
してから時間T4以上経過した時点P1において、
熱源機1,2,3の稼動台数が増加される。この
増加時点P1から時間T4が経過ししかも第1設定
時間T1が経過した後においても、媒体温度が設
定温度幅よりも高くかつ温度変化の割合δが正で
あるとき、矢符P2で示す時点において熱源機
1,2,3の稼動台数がさらに増加される。それ
によつて、媒体温度は降下を開始する。媒体温度
が設定温度幅よりも低くなつてさらに降温する状
態が時間T4以上経過ししかも媒体温度の変化の
割合δが負である状態が第3設定時間T3以上経
過した時点P3において、熱源機1,2,3の稼
動台数が減少される。
この際、矢符P4で示す時点において差圧検出
器21で検出された差圧が設定圧力Δp以上にな
つた場合を想定する。この差圧が設定圧力Δp以
上である状態が第2設定時間T2だけ経過した時
点p5において熱源機1,2,3の稼動台数が減
少される。前記差圧が設定圧力Δp以上になつた
ときに差圧制御弁12が開弁して、媒体が往管7
からバイパス管11を介して戻り管8にバイパス
される。往管7から戻り管8へのバイパス量が大
となつたにも拘らず、前記差圧が設定圧力Δp以
上である状態がさらに第2設定時間T2以上持続
すると、矢符P6で示す時点で、熱源機1,2,
3の稼動台数がさらに減少される。差圧が設定圧
力Δp以下となり、媒体温度が昇温して設定温度
幅以上になつたとき、その設定温度幅以上である
状態が第1設定時間T1以上継続した時点P7にお
いて、熱源機1,2,3の稼動台数が増加され
る。
このようにして、冷房状態における熱源機1,
2,3の稼動台数が、空調機4,5,6の負荷に
応じて制御器22によつて適切に調節され、しか
も予め定めた時間間隔をあけて稼動台数を増減す
るので安定した運転を行なうことができる。
次に、暖房状態における熱源機1,2,3の稼
動台数を増加させる条件は次のとおりである。
(1c) 熱源機1,2,3の稼動台数を増加また
は減少させてから予め定めた時間T5たとえば
5分が経過していること。
(2c) 媒体温度が設定温度幅よりも低い状態が
第1設定時間T1以上継続すること。
上記(1c)、(2c)の各条件が全て成立したとき
に、制御器22によつて熱源機1,2,3の稼動
台数が増加される。
また暖房状態において熱源機1,2,3の稼動
台数を減少させる条件は次のとおりである。
(1d) 差圧検出器21で検出された差圧が設定
圧力Δp以上である状態が第2設定時間T2以
上継続すること。
(2d) 熱源機1,2,3の稼動台数が増加また
は減少してから予め定めた時間T5が経過し、
しかも媒体温度が設定温度幅よりも高い状態が
第1設定時間T1以上継続すること。
上記各条件(1d)、(2d)の少なくともいずれ
か一方が成立したときに制御器22によつて熱源
機1,2,3の稼動台数が減少される。
第5図を参照して、暖房状態における熱源稼動
台数の変化による媒体温度の変化の一例を説明す
る。第5図において斜線で示す部分は設定温度幅
であり、暖房状態においてはたとえば47℃〜60℃
に選ばれる。媒体温度が設定温度幅よりも低い状
態にある時点Q1で差圧検出器21の差圧が設定
圧力Δpよりも大となつた場合を想定する。この
場合、その状態が第2設定時間T2だけ経過した
時点Q2において、熱源機1,2,3の稼動台数
が減少される。この稼動台数減少時点Q2から、
第1設定時間T1が経過しても媒体温度が設定温
度幅に達しない場合には、前記時点Q2から時間
T5が経過した時点Q3において熱源機1,2,3
の稼動台数が増加される。この稼動台数の増加に
よつても媒体温度が設定温度幅に達せず、しかも
その状態が第1設定時間T1および時間T5が経過
しても継続する場合には、矢符Q4で示す時点に
おいて稼動台数がさらに増加される。
媒体温度が設定温度幅よりも高くなつたときに
は、その設定温度を超えた時点から第3設定時間
T3を経過した時点Q5において熱源機1,2,3
の稼動台数が増加される。ただしこの場合、矢符
Q4で示す時点から時間T5が経過していることが
必要である。
このようにして、暖房状態における熱源機1,
2,3の稼動台数が空調機4,5,6の負荷に応
じて制御器22によつて適切に調節され、しかも
予め定めた時間間隔をあけて稼動台数を増減する
ので安定した運転を行なうことができる。
上述のごとく本考案によれば、媒体温度および
空調機前後の差圧を検出して熱源機の稼動台数を
空調負荷に応じて適切に調節することができる。
しかも予め定めた時間間隔をあけて熱源機の稼動
台数を増減するようにしたので安定した運転を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術を示す系統図、第2図は先行
技術の制御を説明するための図、第3図は本考案
の一実施例の系統図、第4図は冷房状態における
媒体温度の変化の一例を示す図、第5図は暖房状
態における媒体温度の変化の一例を示す図、第6
図は冷房時の動作を説明するためのフローチヤー
トである。 1,2,3……熱源機、4,5,6……空調
機、20……温度検出器、21……差圧検出器、
22……制御器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 冷房用空調機と複数台の熱源機とを連結して媒
    体の閉回路を構成するとともに、その閉回路内に
    前記空調機に導入する媒体の温度検出器と前記空
    調機前後の媒体の差圧を検出する差圧検出器とが
    設けられ、 各熱源機の起動・停止を制御する制御器を設
    け、 この制御器は、 熱源機の稼動台数を増加または減少させてから
    予め定めた時間が経過したときに出力する第1の
    計時手段と、 温度検出器によつて検出される媒体温度が第1
    設定時間以上継続して冷房状態において設定温度
    幅よりも高い状態にあるときに出力する第2の計
    時手段と、 媒体温度が予め定めた設定時間経過しても設定
    温度幅に復帰しないような媒体温度の時間経過に
    対する変化の割合δであるときに出力する第3計
    時手段と、 第1,第2および第3計時手段の論理積出力で
    熱源機の稼動台数を増加する手段と、 差圧検出器によつて検出される差圧が設定圧力
    以上である状態が第2設定時間以上継続したとき
    に出力する第4の計時手段と、 熱源機の稼動台数を増加または減少させてから
    予め定めた時間が経過し、媒体温度が設定温度幅
    よりも低くしかも媒体温度の時間経過に対する変
    化の割合が負である状態が第3設定時間以上継続
    するときに出力する第5計時手段と、 第4および第5計時手段の論理和出力で熱源機
    の稼動台数を減少する手段とを含むことを特徴と
    する冷房用空調熱源稼動台数制御装置。
JP11952480U 1980-08-23 1980-08-23 Expired JPS6212203Y2 (ja)

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JPS5742336U JPS5742336U (ja) 1982-03-08
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