JPS6212130Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6212130Y2
JPS6212130Y2 JP15084584U JP15084584U JPS6212130Y2 JP S6212130 Y2 JPS6212130 Y2 JP S6212130Y2 JP 15084584 U JP15084584 U JP 15084584U JP 15084584 U JP15084584 U JP 15084584U JP S6212130 Y2 JPS6212130 Y2 JP S6212130Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission case
output shaft
final output
oil
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15084584U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6166260U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15084584U priority Critical patent/JPS6212130Y2/ja
Publication of JPS6166260U publication Critical patent/JPS6166260U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6212130Y2 publication Critical patent/JPS6212130Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は各一対の前、後輪を駆動できるように
した車両用伝動装置の漏出オイル誘導装置に関す
るものである。
(2) 従来の技術 従来車両において、エンジンからの駆動力を差
動装置を介して一対の前輪に伝達するとともにト
ランスフアー機構を介して後輪にも伝達するよう
にした四輪駆動車両は、たとえば実開昭55−
83119号公報に開示されている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで前記四輪駆動車両では、トランスフア
ー機構からの最終出力軸は、車両の縦中心線に沿
つてその後方へと縦走され、プロペラ軸、差動装
置等を介して後車軸に連結されている。一方エン
ジンの排気管も車両の縦中心線に沿つて後方へと
縦走されており、前記動力取出軸の直下に排気管
が配置され、しかも前記動力取出軸と排気管とは
互いに近接しているので、前記最終出力軸と伝動
ケース間を油密に封緘するオイルシールの劣化に
よつて多少の潤滑オイルが漏出し、この漏出オイ
ルが飛散して加熱された排気管上に滴下すること
があるという問題がある。
そこで本考案は前記漏出オイルを安全な滴下許
容位置まで誘導できるようにして前記問題を解消
できるようにした、構成簡単な車両用伝動装置の
漏出潤滑オイル誘導装置を提供することを目的と
するものである。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、前記目的達成のため、前、後
輪を共に駆動できるようにした車両用伝動装置に
おいて、伝動ケースに回転自在に支承される最終
出力軸の、前記伝動ケース外突出端に、後輪に連
なるプロペラ軸を連結し、前記伝動ケースの端部
に、該伝動ケースと前記最終出力軸間より漏出す
る潤滑オイルを受容してこれをオイル滴下許容位
置まで誘導するガード部材を設ける。
(2) 作用 前記構成によれば、伝動ケースの軸受部と動力
取出軸間より漏出した潤滑オイルはガード部材に
より滴下許容位置まで確実に誘導される。
(3) 実施例 以下、図面により本考案を自動車に実施した場
合の実施例について説明する。
第1図において、車両に横置きされるF,Fエ
ンジン1(クランク軸が車両の進行方向と直交)
には、発進クラツチ2、変速機3、前輪駆動用差
動装置4、および二、四駆切換用トランスフア機
構5よりなる伝動系が配設される。
エンジン1の駆動力は、発進クラツチ2、およ
び変速機3の出力軸3を介して前記差動装置4
に伝達される。この差動装置4からの駆動力は駆
動軸6,7、等速ジヨイント8,9、前車軸1
0,11および等速ジヨイント12,13を介し
て左、右前車輪14,15に伝達され、また別に
変速機3からの駆動力は、差動装置4の歯車箱4
aを介してトランスフア機構5に伝達され、この
トランスフア機構5が四駆側に切換えられたと
き、駆動および被動傘歯車16,17を介して最
終出力軸18に伝達され、さらに該最終出力軸1
8よりユニバーサルジヨイント19、プロペラ軸
20、等速ジヨイント21を介して後輪駆動用差
動装置22に伝達され、そこより駆動軸23,2
4、等速ジヨイント25,26、後車軸27,2
8および等速ジヨイント29,30を介して左、
右後輪31,32に伝達される。
次に前記トランスフア機構5について説明する
と、その動力取出軸34には、動力取出歯車35
が回転自在に支承され、この動力取出歯車35
は、前記前輪駆動用差動装置4と一体の減速歯車
33を介して前記変速機3の出力軸3に連動さ
れ、動力取出軸34にはこの出力軸の回転が減速
されて伝達される。
前記動力取出軸34と動力取出歯車35間に
は、前二輪と前、後四輪との駆動切換機構、すな
わちクラツチ36が設けられる。このクラツチ3
6は、前記動力取出歯車35と一体の駆動歯車3
7、前記動力取出軸34と一体の被動歯車38お
よび前記被動歯車38にスライド可能に噛合さ
れ、かつ前記駆動歯車37に噛脱可能のスリーブ
39とより構成される。
前記スリーブ39の外周に形成される周溝39
には、軸支点40周りに揺動可能なシフトレバ
ー41の一端が係合され、またシフトレバー41
の他端はロツド42を介して復動式負圧アクチユ
エータ43に連結される。
第1図、実線で示すようにトランスフア機構5
が二駆側にあるときは、そのスリーブ39が左
側、すなわち「断」位置にあつて、エンジン1に
連動される動力取出歯車35は動力取出軸34上
を空転して該動力取出軸34は駆動されない。し
たがつてエンジン1の駆動力は差動装置4を介し
て左、右前車輪14,15にのみ伝達される。
次に第1図鎖線に示すように負圧アクチユエー
タ43の作動によりクラツチ36のスリーブ39
が右側、すなわち「接」位置に切換えられると、
トランスフア機構5は四駆側にあり、前記スリー
ブ39は被動歯車38と駆動歯車37とに跨つて
噛合されるに至り、エンジン1に連動される動力
取出歯車35の回転はクラツチ36を介して動力
取出軸34に伝達される。動力取出軸34の駆動
力は駆動および被動傘歯車16,17を介して最
終出力軸18に伝達され、プロペラ軸20、後輪
駆動用差動装置22および後車軸27,28を介
して左、右後輪31,32を駆動する。したがつ
て車両は四輪駆動状態になる。
トランスフア機構5の最終出力軸18、および
これに連結されるプロペラ軸20は車両の縦中心
軸線L−Lに沿つて縦走している。
第2図に示すように後輪31,32に連動され
る、前記最終出力軸18はトランスフア機構5の
伝動ケース44の後部にころがり軸受45を介し
て回転自在に支承されており前記伝動ケース44
の開口端と最終出力軸18間にはオイルシール4
6が介装され、潤滑オイルの収容される伝動ケー
ス44内と、外部とを油密に封緘する。最終出力
軸18の、伝動ケース44外に突出する端部には
連結フランジ47がスプライン結合されており、
この連結フランジ47は、プロペラ軸20に連な
る前記ユニバーサルジヨイント19に連結され
る。
伝動ケース44の後端面には、ガード部材48
が複数のボルト50により固着される。このガー
ド部材48は、第4図に示すように半円状取付フ
ランジ片48の内周に、同じく円弧状のオイル
受け48を軸方向外方に一体に突設して構成さ
れる。このガード部材48は第3図に示すように
伝動ケース44の後端面に伝動ケース44の後端
面の一側より下側に亘つて固着され、前記円弧状
オイル受け48は最終出力軸18の一側(第3
図左側)より該軸18の直下を横切つてその他側
(第3図右側)にまで及んでいる。また前記最終
出力軸18と一体の連結フランジ47の軸部外周
には環状のオイル切りフランジ49がかしめ結合
され、このフランジ49の外周端は断面L字状を
なして前記円弧状オイル受け48内に臨んでい
る。
第3図に示すようにエンジン1に連なる排気管
Eは伝動ケース44の下方において車両の縦中心
線L−Lに沿つて縦走して、前記最終出力軸18
の略直下に位置しており、しかも該最終出力軸1
8に近接配置されている。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
前述のよううにトランスフア機構5のクラツチ
36の二駆(第1図左側)あるいは四駆の切換操
作によつて車両は前二輪、あるいは前、後四輪駆
動される。
ところで前記伝動ケース44の後部開口端と最
終出力軸18間を油密に封緘しているオイルシー
ル46の、長期使用等に起因する劣化により、そ
のシール機能が多少とも低下すると、伝動ケース
44内の潤滑オイルが前記オイルシール46より
外部に漏出し、これがオイル切りフランジ49に
よつて外部に飛散されるが、最終出力軸18の一
側よりその下方を横切つて他側へと円弧状をなし
てのびるオイル受け48は前記オイル切りフラ
ンジ49より飛散して前記排気管Eに附着しよう
とする飛散オイルを受け止め、第3図鎖線に示す
ように排気管Eを避けて側方に滴下させることが
できる。
C 考案の効果 以上の実施例により明らかなように、本考案に
よれば伝動ケースに回転自在に支承される最終出
力軸の、伝動ケース外突出端に、後輪に連なるプ
ロペラ軸を連結し、前記伝動ケースの端部に、該
伝動ケースと最終出力軸間より漏出する潤滑オイ
ルを受容してこれをオイル滴下許容位置まで誘導
するガード部材を設けたので、伝動ケースから漏
出する潤滑オイルを安全な場合まで誘導して滴下
させることができ、前記オイルが伝動ケース下の
排気管等に附着する心配がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は車両の四輪駆動伝動系を示す概略図、第2図は
本考案の要部横断平面図、第3図は第2図−
線断面図、第4図はガード部材の斜視図である。 10,11…前車軸、18…最終出力軸、20
…プロペラ軸、31,32…後輪、44…伝動ケ
ース、48…ガード部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前、後輪を共に駆動できるようにした車両用伝
    動装置において、伝動ケースに回転自在に支承さ
    れる最終出力軸の、前記伝動ケース外突出端に、
    後輪に連なるプロペラ軸を連結し、前記伝動ケー
    スの端部に、該伝動ケースと前記最終出力軸間よ
    り漏出する潤滑オイルを受容してこれをオイル滴
    下許容位置まで誘導するガード部材を設けたこと
    を特徴とする車両用伝動装置の漏出潤滑オイル誘
    導装置。
JP15084584U 1984-10-05 1984-10-05 Expired JPS6212130Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15084584U JPS6212130Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15084584U JPS6212130Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6166260U JPS6166260U (ja) 1986-05-07
JPS6212130Y2 true JPS6212130Y2 (ja) 1987-03-26

Family

ID=30708978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15084584U Expired JPS6212130Y2 (ja) 1984-10-05 1984-10-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6212130Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6166260U (ja) 1986-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4625584A (en) Split axle drive mechanism for part-time four-wheel drive vehicle
US5042610A (en) Four-wheel drive vehicle
US5692590A (en) Slidable freewheel clutch between axle shaft and wheel
US4726254A (en) Four wheel drive power transmission system with front universal joint of front propeller shaft located towards gearbox from engine
US4754659A (en) Quill shaft input cluster gear for manual transmission
US7115059B2 (en) Pinion housing with contaminant deflector
US4721011A (en) Four wheel drive power transmission system with front propeller shaft including no universal joints connecting transfer device to front differential
US20020081917A1 (en) Power train
JPS6212130Y2 (ja)
FR2566710A1 (fr) Essieu moteur non differentiel
EP0213959B1 (en) Four wheel drive power transmission system
JPH0451239Y2 (ja)
JPH0449376Y2 (ja)
GB2126178A (en) Four-wheel-drive for motor vehicles
US3985044A (en) Four speed manual transmission with concentric input and output shafts
JPS63235748A (ja) デフアレンシヤル装置
JPS63287632A (ja) 4輪駆動車の動力伝達装置
US4693333A (en) Power transmission apparatus for vehicles
US20060169515A1 (en) Dual-chain transfer case
JPS639795Y2 (ja)
JPH0341943Y2 (ja)
JP2572076B2 (ja) 4輪駆動車用動力伝達装置における入力ギヤマウントケース
JP2551599B2 (ja) 4輪駆動車用動力伝達装置におけるトランスファーギャ部の潤滑油給送装置
JP2938598B2 (ja) 車両のパワートレイン構造
JPH085411Y2 (ja) 自動車の動力伝達装置におけるブリーザ構造