JPS62120832A

JPS62120832A - 水密型内視鏡

Info

Publication number: JPS62120832A
Application number: JP60263469A
Authority: JP
Inventors: 浩佐野; 宇佐美　準二
Original assignee: Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 1985-11-21
Filing date: 1985-11-21
Publication date: 1987-06-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、水密構造に構成され、生体腔内等の観察を
行なうために用いられる水密型内視鏡に関するもので、
特に、内視鏡本体の内部と外部とを連通させる連通路を
手動で開閉するようにした水密型内視鏡の改良に関する
ものである。

［従来の技術］内視鏡の一般的消毒方法としては、内視鏡本体を消毒液
中に浸漬する方法とエチレンオキサイドガス消毒による
方法とがある。

そして、消毒液に浸漬するためには内視鏡本体を水密構
造にして消毒液が内部に入らないようにしなければなら
ないのに対し、エチレンオキサイドガス消毒の消毒過程
では周囲が一時的に真空に近い状態になるので、内視鏡
本体が水密になっていると外皮チューブが膨らんで破裂
してしまう。

そこで水密型内視鏡は、エチレンオキサドガス消毒をす
る場合には内視鏡本体の内部と外部とを連通ずることが
できるようになっており、ベローズ等を用いて内視鏡本
体の内外が自動的に連通ずるようにしたもの（特開昭５
［（−１３２９３０号公報）は、水密状態にしておきた
い場合にも内視鏡本体の内外が自動的に連通してしまう
等、自由がきかない不都合があるので、手動のコックな
どにより内視鏡本体の内外を連通自在にしていた。

第６図及び第７図は従来の手動連通式の水密型内視鏡を
示しており、水密に構成された内視鏡本体ａの隔壁に形
成され、内視鏡本体ａの内部と外部とを連通ずる連通路
すに、回転コックＣ又はゴム栓ｄなどを配設して、上記
連通路すを開閉自在に構成していた（特開昭５５−４０
５３２号公報）。

［発明が解決しようとする問題点］上記の従来の水密型内視鏡は、回転コックＣが少しでも
回転していたり、ゴム栓ｄが少しでもゆるんでいると内
視鏡本体ａの内外が連通ずるので、消毒液に浸漬したと
きわずかな不注意により内視鏡本体ａ内部に液が侵入し
てしまう欠点があった。

この発明は、従来のこのような欠点を解消し、連通路が
確実に閉塞される水密型内視鏡を提供することを目的と
する。

［問題点を解決するための手段］上記目的を達成するための本発明の水密型内視鏡を実施
例に対応する第１図にもとづいて説明すると、水密に構成された内視鏡本体ｌの隔壁に内視鏡本体１の
内部と外部とを連通ずる連通路１１が形成され、内視鏡
本体１に進退自在に螺着された開閉手段１４がその進退
により上記連通路１１を開閉すると共に、その開閉手段
１４が内視鏡本体ｌと螺合状態にあるときは開閉手段１
４が連通路１１を閉塞していることを特徴とする。

［作用］開閉手段１４が内視鏡本体ｌと少しでも螺合していると
きは連通路１１は閉塞されており、ｌｌ１１合が完全に
解除された状態になって初めて連通路１１が開いて、内
視鏡本体１の内部と外部とが連通ずる。

［実施例］本発明の第１の実施例を第１図及び第２図にもとづいて
説明する。

第２図は本発明の水密型内視鏡の内視鏡本体ｌの全体斜
視図であり、生体腔内に挿入される挿入部可撓管２の先
端には照明用光学繊維束３の出射端部や対物光学系（図
示せず）が内蔵された先端構成部４が取着され、その挿
入部可撓管２の基端部は操作部５に連結されている。

６は挿入部可撓管２の先端側に形成された屈曲自在な湾
曲部であり、操作部５に回動自在に設けられた操作レバ
ー７を回動させることにより、上記湾曲部６を遠隔的に
屈曲させることができる。

８は接眼レンズが内蔵された接眼部である。

９は照明用光学繊維束３の入射端部が内蔵され光源装置
（図示せず）に接続されるコネクタを示し、そのコネク
タ９は連結用可撓管１０により上記操作部５に連結され
ている。

そして、この内視鏡本体１は各連結部位その他に防水シ
ール材が配設されて全体として水密に構成されると共に
、上記コネクタ９に内視鏡本体ｌの内部と外部とを連通
ずる連通路１１が形成されている。

第１図は上記コネクタ９の縦断面図であり、内視鏡本体
ｌの隔壁であるコネクタの本体筒体１２の側部に、連通
路ｊｌが形成された通気筒１３が突出して水密的に螺着
接合されている。上記連通路１１内には連通路１１を開
閉する開閉手段である栓体１４が進退自在に挿入されて
おり、その栓体１４は上記連通路１１の口元において通
気筒１３と螺合すると共に、０リング１５が取着された
栓体１４の先端側は連通路１１の奥部に嵌入され、その
０リング１５が周囲の壁面に密着して連通路１１を閉塞
している。そして、上記栓体１４と通気筒１３との螺合
長さくり、）が連通路１１への０リング１５の嵌入深さ
くり、）よりも短いように形成されている。

１４ａは栓体１４の頭部に形成されたつまみ部であり、
１６は栓体１４の紛失防止用に栓体１４の頭部と通気筒
１３の基部とを連結する可撓性の連結ゴムである。

１７は上記本体筒体１２の上端部にビス止めにより連結
された連結口金を示しており、その連結口金１７には上
記連結用可撓管１０の端部に設けられた口金１０ａが嵌
入されてビス止め固定されると共に、連結口金１７の外
周には連結用可撓管１０に座屈が生ずるのを防止するゴ
ム製の折れ止め１８の口金１８ａが螺着されている。１
９はその螺着が緩むのを防止するために折れ止めの口金
１８ａを本体筒体１２に固定する小ネジ、２０゜２０は
防水用の０リングである。

２１は光源装置に挿入接続されるｖｃ続管を示し、その
接続管２１は上記本体筒体１２の下端部に水密的に螺着
され、さらにナツト２２により締め付は固定されており
、その先端部には、耐熱性のカバーガラス２３が接合さ
れた先端キャップ２４が水密的に螺着接合されると共に
、その内側に照明用光学繊維束３の入射端部がビス止め
固定されている。２５は防水用のゴムシールである。

次に上記実施例の動作を第３図をも参照しつつ説明する
と、第１図に示されるように、栓体１４が通気筒１３の口元
部と完全に螺合している状態のときは、連通路１１は閉
塞されている。

そして、栓体１４頭部のつまみ部１４ａを回転させて通
気筒１３との螺合を緩めていくと、第３図のごとくその
螺合が解除される。しかし、上記のように栓体１４と通
気筒１３との螺合長さく　Ｌ、　）が連通路１１への０
リング１５の嵌入深ざ（Ｌ、　）よりも短い（即ちＬｌ
＜　Ｌｌ）ので、少なくとも第３図のごとく螺合が解除
される瞬間までは、依然としてＯリング１５が連通路ｌ
ｌ内にあって連通路１１を閉塞しており、栓体１４をさ
らに通気筒１３かも引き抜くことによって、０リング１
５が連通路１１から抜は出て内視鏡本体１の内部と外部
とが連通ずる。

このように上記実施例においては、栓体１４が通気筒１
３に少しでも螺合している間は０リング１５が連通路１
１を閉塞している。

第４図は本発明の第２の実施例を示すもので、栓体４４
が連通路４１の奥部で通気筒４３と螺合し、栓体４４に
設けられた０リング４５が連通路４１の口元で連通路４
１を閉塞するようにしたものである。この場合にも第１
の実施例と同様に、栓体４４と通気筒４３との螺合長さ
くＬｌ）が連通路４１へのＯリング４５の嵌入深さくり
、）よりも短くなっており、第１の実施例と同様の効果
が得られる。

第５図は本発明の第３の実施例を示しており、連通路５
１の開閉手段５４をキャップ状に形成して、本体筒体１
２に突出して設けられた通気筒５３の外周部に螺合及び
嵌合するようにすると共に、その通気筒５３の外周面に
Ｏリング５５を設けたものである。この場合にも、螺合
長さくり、）がキャップ状開閉手段５４への０リングの
嵌入深さく　Ｌ　）より短くなっており、第１の実施例
と同様の効果が得られる。

なお、上記各実施例において連通路はコネクタに形成し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、操作部
その池内視鏡本体のどの部分に形成してもよい。

［発明の効果］本発明の水密型内視鏡によれば、開閉手段が内視鏡本体
と少しでも螺合しているときは連通路が閉塞されている
ので、不注意により開閉手段の締め付けが不充分だった
場合にも内視鏡本体の内部と外部とは連通せず、従って
内視鏡を消毒液に浸漬したときの騙水其故を大幅に減少
させることができる６

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の水密型内視鏡のコネク
タの縦断面図、第２図はその水密型内視鏡の全体斜視図
、第３図は第１の実施例の栓体と通気筒との螺合を緩め
た状態の縦断面図、第４図は本発明の第２の実施例の連
通路周辺の縦断面図、第５図は本発明の第３の実施例の
連通路周辺の縦断面図、第６図及び第７図は各々従来の
水密型内視鏡の略示図である。ｌ・・・内視鏡本体、１１，４１．５１・・・連通路、
１２・・・本体筒体、１３　、４３　、５３・・・通気
筒。１４．４４・・・栓体、５４・・・開閉手段、１５．４
５．５５・・・０リング特許出願人　旭光学工業株式会社代　理　人　弁理士　三井和彦Ｚ第３図

Claims

【特許請求の範囲】１、水密に構成された内視鏡本体の隔壁に形成され内視
鏡本体の内部と外部とを連通する連通路と、内視鏡本体
に進退自在に螺着されその進退により上記連通路を開閉
する開閉手段とを具備し、その開閉手段が内視鏡本体と
螺合状態にあるときは上記開閉手段が連通路を閉塞して
いることを特徴とする水密型内視鏡。２、上記開閉手段が上記連通路の口元で内視鏡本体と螺
合し、その奥部において連通路を閉塞する特許請求の範
囲第１項記載の水密型内視鏡。３、上記開閉手段が上記連通路の奥部で内視鏡本体と螺
合し、その口元において連通路を閉塞する特許請求の範
囲第１項記載の水密型内視鏡。４、上記連通路が内視鏡本体の隔壁に突出形成され、上
記開閉手段がキャップ状に形成されてその突出部の外周
に螺合すると共に突出部の外周において連通路を閉塞す
る特許請求の範囲第１項記載の水密型内視鏡。