JPS62119833A - 電子管用ヒ−タの製造方法 - Google Patents

電子管用ヒ−タの製造方法

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Publication number
JPS62119833A
JPS62119833A JP25770685A JP25770685A JPS62119833A JP S62119833 A JPS62119833 A JP S62119833A JP 25770685 A JP25770685 A JP 25770685A JP 25770685 A JP25770685 A JP 25770685A JP S62119833 A JPS62119833 A JP S62119833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
insulating material
heater
heater core
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP25770685A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Sugawara
菅原 一典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25770685A priority Critical patent/JPS62119833A/ja
Publication of JPS62119833A publication Critical patent/JPS62119833A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電子管用ヒータの製造方法に係り、特に所定形
状に成形されたヒータ芯線に多孔質な絶縁物層を形成し
得る電子管用ヒータの製造方法に関するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
電子管、例えばカラーブラウン管の重要な特性の一つと
して出画時間の早いものが要求されている。
この出画時間を早くするには、ヒータに被覆されたアル
ミナなどの絶縁物の塗布重量を少なくすることが考えら
れる。しかし、単に塗布重量を少なくすると絶縁物の厚
さが薄くなり、ヒータとこのヒータを挿入するカソード
間の耐圧(HK耐圧)が低下し、カラー受像管などの特
性を損なうことになる。
また、絶縁物の塗布厚さを厚くすると絶縁物の塗布重量
が多くなり、出画時間を遅くすることになる。
次に、従来の電子管用ヒータの製造方法の一例を説明す
る。
先ず、所定形状に成形されたヒータ芯線の脚部を治具に
より保持する。
次にアルミナ粒子40重量%、酢酸ブチルアルコール5
9重量%、ニトロセルローズ1重量%の組成からなるア
ルミナ粒子を含むミクスチヤをスプレーガンにより噴霧
してヒータ芯線に所定の厚さと重量を有するように塗布
した後、温度1700℃のつエツト水素雰囲気の炉によ
り5乃至10分間処理し、アルミナ粒子を焼結させる。
しかし、アルミナ粒子を含むミクスチヤの一回の噴霧で
は多孔質性が期待できないため、通常はスプレーガンと
ヒータ芯線との距離を長くして噴霧回数を増し、ヒータ
芯線に所定の厚さと重量に被覆したのち、焼結させる方
法が取られている。
しかし、このようにして作成された第4図に示すような
電子管用ヒータ■はヒータ芯線■に付着しているアルミ
ナ粒子に)の焼結状態を見ると多孔質と云うよりも、若
干の隙間がある程度となっている。
また、塗布厚さ及び塗布重量もそれぞれ第5図(a)の
分布範囲■及び第5図(b)の分布範囲(10)に示す
ようにばらつきが大きくなり、安定したヒータの絶縁物
層が得られなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した諸問題点に鑑みてなされたものであり
、絶縁物の塗布重量、塗布厚さのばらつきを少なくし、
また安定した多孔質性の絶縁物層にすることにより、ヒ
ータとカソード間の耐圧を維持し、かつ出画時間を早く
することが可能な電子管用ヒータの製造方法を提供する
ことを目的としている。
〔発明の概要〕
即ち1本発明はヒータ芯線に焼結し得る絶縁物粒子を含
むミクスチヤの噴霧中に有機樹脂粒子を混入させた絶縁
層形成材を塗布し、絶縁物粒子の焼結温度で加熱するこ
とを特徴としており、ミクスチヤに面接合ませることが
不可能な有機樹脂粒子をミクスチヤの噴霧中に混入させ
て塗布し、絶縁物粒子の焼結時有機樹脂粒子を分解除去
することにより多孔質性がすぐれ、かつ塗布重量、塗布
厚さのばらつきの少ない電子管用ヒータを製造する方法
である。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の電子管用ヒータの製造方法の一実施例を
第1図乃至第3図により説明する。
即ち、所定形状に成形されたヒータ芯線(12)はその
脚部を治具(21)に固定させである。
一方、このヒータ芯線(12)に対設する位置にはスプ
レーガン(22)が設けられており1図示しない容器内
の例えば平均粒径10μmのアルミナ粒子40重量%、
酢酸ブチルアルコール59重量%、ニトロセルローズ1
重量%の組成からなるアルミナ粒子を含むミクスチヤを
矢印(23)方向から供給してヒータ芯線(12)に噴
霧すると同時にスプレーガン(22)の空気供給部(2
4)より供給する空気と共に平均粒径10μIのアクリ
ル樹脂粒子を1秒間に0.2gの供給量で矢印(25)
に示すようにミクスチヤの噴霧の中に混入させ、ヒータ
芯線(12)に塗布厚さ0.1mm及び塗布重量1.3
mgの絶縁物塗布層(13)を形成する。
この絶縁物塗布層(13)は第2図(b)に示すように
アルミナ粒子(14)の間にアクリル樹脂粒子(15)
が分散した状態となっている。
次に、300乃至1700℃の温度プロファイルをもっ
たウェット水素雰囲気の炉で連続して加熱しながらアク
リル樹脂粒子(15)の分解消失と共にアルミナ粒子(
14)の焼結を行なうと、第2図(c)に示すようにア
クリル樹脂粒子(15)が分解消失した部分が空洞とな
り、ヒータ芯線(12)にアルミナ粒子の焼結体(t4
x)が残り、電子管用ヒータとしての絶縁物層は多孔質
に形成される。
このようにして得られた多孔質な絶縁物層を有する電子
管用ヒータは第3図に示すような塗布厚さの分布範囲(
19)、塗布重量の分布範囲(20)のばらつきは小さ
く良好な品位となる。また、実施例と従来例により塗布
重量の等しい絶縁層を有する電子管用ヒータをカラー受
像管に組み込み出画時間を比較した結果、従来例による
ものが3.8秒であるのに対し実施例によるものは3.
4秒と約10%の向上が認められ、かつヒータとカソー
ドとの耐圧は同等の品位を維持出来ることがわかった。
これは、多孔質な絶縁物層を有する電子管用ヒータは塗
布厚さを一定にして塗布重量を軽くすることが出来るた
めである。
また、アルミナ粒子間が数珠状のつながりをもってヒー
タの絶縁物層を形成しているためアルミナの熱膨張によ
る電子管用ヒータの変形を緩和でき、寿命を長くするこ
とが可能である。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば次の様な効果がある。
第1に絶縁物質を多孔質にすることにより塗布厚さを一
定にして塗布重量を少なくすることができる。
第2に絶縁物粒子間が数球状になっており、電子管用ヒ
ータの変形を緩和でき、寿命を長くすることが可能であ
る。
第3に塗布厚さ及び塗布重量の分布範囲のばらつきを少
なくし特性の均一性の良い電子管用ヒータが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示す図であり、
第1図はヒータ芯線とスプレーガンとの関係を示す説明
図、第2図(a)は絶縁物塗布層を形成したヒータ芯線
を示す側面図、第2@Cb)は第2図(a)のA部拡大
図、第21!1(c)は焼結後の第2図(b)に示す部
分を示す拡大図、第3図(a)は塗布厚さの分布図、第
3図(b)は塗布重量の分布図。 第4図及び第5図は従来例を示す図であり、第4図(a
)は電子管用ヒータの側面図、第4図(b)は第4図(
a)のB部拡大図、第5図(a)は塗布厚さの分布図、
第5図(b)は塗布重量の分布図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 所定形状に成形されたヒータ芯線に焼結し得る絶縁物粒
    子を含むミクスチヤの噴霧中に有機樹脂粒子を混入させ
    た絶縁物層形成材を塗布する工程と、前記絶縁物粒子を
    焼結すると共に前記有機樹脂粒子を分解除去する温度で
    加熱する工程とを少なくとも具備することを特徴とする
    電子管用ヒータの製造方法。
JP25770685A 1985-11-19 1985-11-19 電子管用ヒ−タの製造方法 Pending JPS62119833A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131736A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 二酸化炭素ガス回収装置

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