JPS62118928A - 金属製多層無端ベルトの矯正方法 - Google Patents

金属製多層無端ベルトの矯正方法

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JPS62118928A
JPS62118928A JP25950485A JP25950485A JPS62118928A JP S62118928 A JPS62118928 A JP S62118928A JP 25950485 A JP25950485 A JP 25950485A JP 25950485 A JP25950485 A JP 25950485A JP S62118928 A JPS62118928 A JP S62118928A
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JP
Japan
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rollers
belt
tension
roller
auxiliary
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Application number
JP25950485A
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English (en)
Inventor
Tatsu Ataka
安宅 龍
Teruyuki Takahara
高原 輝行
Masakazu Nakao
中尾 正和
Hironaga Tsutsumi
堤 汪永
Tomiharu Matsushita
富春 松下
Koji Hosomi
細見 広次
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等の動力伝達用に用いられる金属製多
層無端ベルトの周長を矯正する方法に関する。
(従来の技術) 金属製無端ベルトは、例えば、リング圧延法(特開昭4
8−69756号公報)、スピニング加工法、あるいは
溶接法等の公知の製造方法によって製造される。このよ
うにして製造された金属製無端ベルトを複数枚重ねて、
動力伝達用多層無端ベルトとして用いる場合、各ベルト
の周長精度は、周長に対して0.002%以下の精度が
要求される。
しかし、上記製造方法のみではこのような高精度の周長
を得ることができないので、加工後、熱間拡管矯正法(
特開昭57−163750号公報)、冷間割型拡管矯正
法、ローラストレッチング法(特公昭5B−41930
号公報)等の公知の周長矯正法により、その周長が矯正
される。
しかし、上記公知°の周長矯正法はいずれも金属製無端
ベルト1本(単層)の周長を個々に矯正するものであり
、複数本のベルトを重ねた多層のベルトを同時に矯正す
るものでない。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の周長矯正法を多層ベルトに適用した場合、そ
の層間周長差はマイナスになり、目的とする精度に矯正
することができない。
すなわち、例えば、第4図に示すローラストレッチング
法において、一対の引張ローラ40,40間に金属製多
層無端ベルト41を掛けわたし、両ローラ40.40を
回転させつつ互いに離反する方向に移動させてその周長
を矯正すると、第5図に示すように内層のベルトはど矯
正率が大きくなり、従って、第6図に示すように眉間周
長はマイナスになる。
従って、従来の単層ベルトの周長矯正法を多層ベルトに
そのまま適用することができなかった。
尚、第5図中の符号Eはベルトのヤング率、hはベルト
板厚、L (+1 は1番内側のベルトの内周長、しい
、は内側からn層目の内周長、δ、はベルトの降伏応力
、δ、はベルトの引張応力を示している。
そこで、本発明は、金属製多層無端ベルトの各層の周長
を同時に高精度に矯正することができる矯正方法を提供
することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた
。すなわち、本発明の特徴とする処は、金属製多層無端
ベルトを2つ以上の引張りローラ間に循環回走自在に掛
け渡し、該引張りローラを同方向に回転させつつ、1つ
以上の補助ローラを前記ベルトの外周面に押し葺てると
共に、前記引張りローラを相互に離反する方向に移動さ
せるが又は補助ローラを移動させるがして所定の張力を
ベルトに付与しつつ前記引張りローラによる正の曲げ曲
率と、補助ローラによる負の曲げ曲率を前記ベルトに付
与することにより、該ベルトを目的とする周長に矯正す
る点にある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図に示すものは、本発明の実施に使用する装置であ
って、■は架台で、該架台1上に固定軸受2が移動不能
に固定され、該固定軸受2に対して所定距離をおいて可
動軸受3が摺動自在に取付けられている。
上記固定軸受2にモータ駆動される軸4が回転自在に支
持され、該駆動軸4に引張りローラ5が固定されている
。一方、可動軸受3には前記駆動軸4と平行な軸心を有
する従動軸6が駆動軸4と同一高さに可回動に支持され
、該従動軸6に引張りローラ7が固定されている。尚、
駆動軸4及び従動軸6の両ローラ5,7の半径は共に同
一寸法のR6とされている。
上記可動軸受3は[1ツド8を介して架台1上に固定さ
れた油圧シリンダ9に連結されている。この油圧シリン
ダ9の伸縮動作により、可動軸受3は、両ローラ5,7
の軸心の平行関係を保持して、互いに両ローラ5,7が
接離する方向に移動する。
10は補助ローラスタンドであり、該スタンド10は固
定軸受2と可動軸受3間の中間位置で、架台1に固定さ
れている。この補助ローラスタンド10に上下一対の固
定軸受11.11が設けられ、該軸受11.11に補助
ローラ12.12が可回動に軸支されている。これら上
下一対の補助ローラ12.12は、前記駆動軸4と従動
軸6の軸心を結ぶ直線に対して上下対称位置に設けられ
ている。両補助ローラ12゜12の対向面間距離は、前
記引張りローラ5,7の直径寸法より短かい。この両補
助ローラ12.12の半径は共に等しく、・その寸法は
R8とされている。
上記装置を用いて金属製多層無端ベルトの周長を矯正す
るには、まず左右一対の引張りローラ5゜7の周囲に金
属製多層無端ベルト13を循環回走自在に掛け渡す。こ
の状態において上下一対の補助ローラ12.12が多層
無端ベルH3の外周面に当接している。次に、駆動軸4
をモータにより回転させて引張りローラ5を図示の矢印
方向に回転させつつ、油圧シリンダ9を介して可動軸受
3を図示矢印方向に移動させる。すなわち、可動軸受3
の移動により両引張りローラ5,7を相互に離反させる
。この可動軸受3の移動により多層無端ベルト13に張
力が付与される。
上記張力のもと金属製多層無端ベルト13は引張りロー
ラ5,7による正の曲げ変形と補助ローラ12゜12に
よる負の曲げ変形とを受ける。
上記の如く、引張りローラ7を離隔する如く移動させつ
つ補助ローラ12.12を用いてベルト13を逆方向に
曲げ、ベルト13に対してO01〜2χの塑性変形量を
与えることにより、各層のベルトを目標精度内におさめ
る。
尚、上記実施例では引張りローラ7を移動させたが、補
助ローラ12,12を移動させ、引張りローラ5,7を
固定しても同様の効果が得られる。
また塑性変形量を0.1〜2χに限定したのは、0゜1
%以下では目標周長精度を達成することが困難であり、
一方、2χを越えると疲労寿命が低下するためである。
次に、本発明を材料力学の理論面から説明する。
例としてローラ径が比較的大きい場合について説明する
。引張り曲げが加わるベルトに生じる応力(δ)及び歪
み(ε)は、軸荷重の加わる曲がり梁の理論から次式で
示される。ここでベルトは弾性塑性体を仮定し、変形に
際して断面は平面を保つとする。
C≦y≦h; δ=δ、      −■−h≦y≦C
;  δ=E(y+8)/(R−B)    −■−h
≦y≦h ;  ε−(y+8)/(R−8)    
−■除荷した場合の残留応力及び塑性歪は、C≦y≦h
; δ−δ、−δ、−E −y/(R−B)−■−h≦
y≦C; δ=−δt+E−R/(R−8)  −■ε
、 =8/(R−8)−δL/E  −@但し、I/R
+ = 1/R2−1/R1−〇〇 = (R−B) 
 δV、/E−B(−h < c < h)−■^1=
(E+δ、)”/E         −[相]Az 
” −4h 6 t−26,(1?、−h)−2Rδy
 ” / E −2h E −@A:+=4hδt R
+(E、h−R,δ、)2/E   −@ここで、yの
関係は第3図を参照のこと。
δア;降伏応力、δL:引張応力、E;ヤング率、2h
; ベルト板厚、B:引張によるヘルドの板厚中心から
の曲率中心のズレ、R1;引張り曲げ前のベルトの曲率
半径、R2;引張り曲げ時のベルトの板厚中心とローラ
中心との距離。
上記各式は単層のベルトに対するものであるが、多層ベ
ルトにおいても同様である。この場合、各層のヘルド周
長と、層間周長差は次式で与えられる。
Lz+−+  =(1+ εpztn+  )  X 
 Lfnl      @Sz  (II)    −
Lz  (111−Lz  (n−11−4π h  
         −。
ここで、しい、;矯正前のn層目の内周長Lffi(n
l ;矯正後のn層目の内周長S2い、;矯正後の眉間
周長差 εp2(nl ;歪(0式に相当) 上記式をもとにして、5層から成るベルトに対して引張
り曲げ(正の曲げ曲率)後、逆方向に引張り曲げ(負の
曲げ曲率)を各1回与えた場合についての計算結果を第
1表および第2図に示す。
ここで、各1回とは、第1図においてベルト13をA点
からB点まで移動させることに相当する。
ただし、第1表においては、矯正前の一層目の内周長を
700■−とし、引張応力(δL)および板厚(t =
2h)は一定とし、矯正前の層間周長差をゼロとしてい
る。
また第1表における従来法とは、引張りローラのみによ
る正の引張り曲げのみを与える場合であり、本発明とは
、引張りローラと補助ローラにより正・負の曲げを与え
る場合である。
第1表 矯正による周長変化(計算値)単位能 [ E=19000 kgf/as”  2h=0.2m−
δy ・110kgf/u+”  δt =85 kg
f/+u+2上記第1表から補助ローラ12の半径(R
3)を変えることにより、層間周長を任意に調節できる
ことがわかる。また従来法ではローラ径にかかわりなく
眉間周長差は負になる。
第2図は、本発明において降伏応力(δy)、引張応力
(δL)、板厚(t =2h)の各種の組合せで層間周
長差をゼロにするための引張りローラ径(R9)と補助
ローラ径(R8)との関係を示している。この第2図か
ら、板W(t)が小さい程、また引張り力(δ、)で小
さい程、補助ローラ(R6)を大きくする必要があるこ
とがわかる。
次に、本発明の具体例について説明する。第3〜5表は
、170 kgf/龍2級マルエージング鋼(その成分
は第2表参照)を用いてリング圧延により製造した金属
製多層無端ベルト (板厚t =0.2 am、第1層
目の内周長L(11=7001111.10層重ね)を
矯正した結果である。この内、第3表は従来例(第4図
)を示し、該従来例では矯正前の層間周長差の和が正で
あるにもかかわらず、矯正後には負になっている。
これに対し、本発明による方法(第4.5表)によると
、補助ローラの径(R1)を変えることにより、層間周
長差の和は、正・負いずれの値にすることも可能である
第2表 分析値 (wtχ) 第3表 従来法による実施例 δt〜85 kgf/璽■2. R八・30n、矯正率
1χ、単位l璽第4表 本発明による実施例 δt 〜85kgf/關”、 RA=30n、RB=2
5mm、矯正率IL 単位龍第5表 本発明による実施
例 δ、〜85kgf/龍2.I?八=30鶴、RB=3(
h謹、矯正率1χ、単位尚、本発明は、上記実施例に限
定されるものではなく、引張りローラを固定して補助ロ
ーラを移動させるものであってもよく、各ローラの数は
この実施例に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明は、補助ローラを用いて逆方向に曲げることによ
り層間周長差を調節するものであり、ベルトの材質、板
厚等によりローラ径、引張力の最適条件を設定すること
により、多層ベルトを同時に目的とする周長に高精度に
矯正することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する装置を示す正面図、第
2図は層間周長差をゼロとする場合の引張ローラ径と補
助ローラ径の関係を計算で求めた結果を示すグラフ、第
3図はベルトの板厚を示す説明図、第4図は従来の矯正
装置を示す正面図、第5図は従来法による矯正率のグラ
フ、第6図は従来法による層間周長差のグラフである。 5.7−・−引張りローラ、12−補助ローラ、13−
金属製多層無端ベルト。 特 許 出 願 人  株式会社 神戸製鋼所′−−戸
一・1′−・。 第1図 第4図 第2図 10  20 30 40  mm 31方((2−ラ¥任(RA) 第3図 第6図 第5図 一コー】し干#’<mm)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属製多層無端ベルトを2つ以上の引張りローラ
    間に循環回走自在に掛け渡し、該引張りローラを同方向
    に回転させつつ、1つ以上の補助ローラを前記ベルトの
    外周面に押し当てると共に、前記引張りローラを相互に
    離反する方向に移動させるか又は補助ローラを移動させ
    るかして所定の張力をベルトに付与しつつ前記引張りロ
    ーラによる正の曲げ曲率と、補助ローラによる負の曲げ
    曲率を前記ベルトに付与することにより、該ベルトを目
    的とする周長に矯正することを特徴とする金属製多層無
    端ベルトの矯正方法。
JP25950485A 1985-11-19 1985-11-19 金属製多層無端ベルトの矯正方法 Pending JPS62118928A (ja)

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