JPS6211803Y2

JPS6211803Y2 -

Info

Publication number: JPS6211803Y2
Application number: JP677680U
Authority: JP
Priority date: 1980-01-23
Filing date: 1980-01-23
Publication date: 1987-03-20
Also published as: JPS56109970U

Description

【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案はパウダ吹付け容器に係る。

「従来の技術と考案が解決しようとする問題点」従来、液体や練状物を収容して、その容器体
を、付帯させたエアポンプにて供給される圧搾空
気により外側から加圧し、この圧力でその液体や
練状物を噴霧或いはは噴出させ、又は、押出しを
得るものがある。

しかし、これをそのままパウダ吹付に利用しよ
うとしても不可能である。つまり、パウダに加圧
するだけではパウダを押出すのみに止まり、吹付
けが得られない。

そこで、本案は、同様の容器においてパウダ吹
付けを可能にしようとするものである。

「問題点を解決するための手段」本案は、図面に示すように、パウダを気密に収容するパウダ容器Ａと、上記パウダ容器Ａに付設して該パウダ容器内
パウダ中へ圧搾空気を供給するエアポンプＢ
と、上記パウダ容器Ａの適所に設けたバルブＣ
と、上記バルブＣに連係して該バルブＣを介して
パウダ容器Ａ内へ連通する噴射頭Ｄと、から成る。

「作用」如上の構成であるから、パウダ容器Ａ内にパウ
ダを収容し、エアポンプＢを働かせてパウダ容器
Ａ内のパウダ中へ圧搾空気を供給し、バルブＣを
開くと、パウダ容器内のパウダが圧搾空気と共に
噴射頭Ｄから噴出し、パウダの吹付けが得られ
る。

「実施例」以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、パウダを気密に収容するパウダ
容器Ａと、該パウダ容器Ａに付設して、該容器内
下部へ圧搾空気を供給するエアポンプＢと、上記
パウダ容器Ａの適所に設けたバルブＣと、該バル
ブＣを介してパウダ容器Ａ内へ連通する噴射頭Ｄ
とから成る合成樹脂製のパウダ吹付け容器であ
る。

而して、パウダ容器Ａは、筒体１の上部内周に
テーパ状の底２を設けると共に、該底２の中央に
下記吐出弁１２を設け、筒体１の上端に蓋体３を
着脱自在に且つ気密に螺着して形成している。

エアポンプＢは、筒体１におけるパウダ容器Ａ
部分以下をいわゆるシリンダとして用いて、該シ
リンダ４内にピストン５を摺動自在に内装し、筒
体１の下端に回転盤６を回転自在に係合してお
り、該回転盤６の回転によりピストン５を昇降す
べく、ピストン５の下面中央から雄螺筒７を垂設
すると共に、回転盤６の上面中央から雄螺筒８を
起立して、互いに螺合させ、且つピストン５の昇
降に回転盤６との共回りが生じないようシリンダ
４内下部に縦溝９，９を設け、ピストン５の下端
にその縦溝９，９と係合の突子１０，１０を設け
て、互いに係合させている。また、ピストン５の
中央を雄螺筒７と開通させて、該部に吸込弁１１
を設け、上記パウダ容器Ａの底２中央に吸出弁１
２を設け、回転盤６中央に通気孔１３を穿設して
おり、吸込弁１１及び吐出弁１２は、弁孔ａ内に
横一字状に弁座片ｂを架設し、該弁座片ｂの上に
ゴム板、軟質合成樹脂板等から成る弁体ｃを載置
して、該弁体ｃの周縁を弁孔ａ周辺に気密に支持
し、且つ、弁体ｃの弁座片ｂ上中央に該弁座片に
沿つて切込みｄを入れたものであり、常閉のもの
である。図中、１４は気密性を得るためのＯリン
グである。

バルブＣは、上記蓋体３の中央に設けており、
上方へ突出したパイプ１５を、内装の弾性材（図
示せず）に抗して押下げることにより該パイプ１
５とパウダ容器Ａ内が開通するようにして成る常
閉のそして既存のものである。

噴射頭Ｄは、バルブＣにおける上記パイプ１５
の先端に嵌着して、該パイプ１５に連通させてお
り、前面にノズル１６を形成している。

図中、Ｅは、キヤツプである。

如上の構成であるから、パウダ容器Ａ内にパウ
ダを収容しておいて、回転盤６を左右に回転する
と、ピストン５が昇降動し、且つ、吸込弁１１及
び吐出弁１２が働いて、通気孔１３から外気が吸
入されてパウダ容器Ａ内へと加圧供給され、パウ
ダ容器Ａの内圧が増大する。

この状態において、噴射頭Ｄを押下げると、バ
ルブＣが開き、パウダ容器内のパウダが高い内圧
により噴射頭Ｄのノズル１６から自動的に噴出す
る。

その際、吸込弁１１及び吐出弁１２は、下方の
圧力が高くなると、弁座片ｂと弁体ｃの切込みｄ
において離間し、開となる。

「考案の効果」本案によれば、予め、パウダ容器Ａ内にパウダ
を収容し、エアポンプＢを働かせてパウダ容器Ａ
の内圧を増大しておけば、バルブＣを開くだけで
噴射頭Ｄからパウダの噴出が得られ、従つて、ワ
ンタツチでパウダの吹付けができ、ベビーパウダ
その他のパウダに使用して頗る便利重宝であり、
また、ガスボンベを用いていないからガスによる
人体への害も一切生じない。

構造簡単で安価に提供でき、実用上極めて有益
である。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、縦断面図、
第２図は、第１図−線要部の拡大断面図であ
る。Ａ……パウダ容器、Ｂ……エアポンプ、Ｃ……
バルブ、Ｄ……噴射頭。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】パウダを気密に収容するパウダ容器Ａと、上記パウダ容器Ａに付設して該パウダ容器内
パウダ中へ圧搾空気を供給するエアポンプＢ
と、上記パウダ容器Ａの適所に設けたバルブＣ
と、上記バルブＣに連係して該バルブＣを介して
パウダ容器Ａ内へ連通する噴射頭Ｄと、から成るパウダ吹付け容器。