JPS62117147A - トラツキング制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はトラッキング制御装置に関するものであり、特
に光学式のコンパクトディスク（　ＣＤ）プレーヤ，ビ
デオディスクプレーヤなどにおいて、ディスク上の信号
トラックを忠実に追跡するためのトラッキング制御装置
に関するものである。

〔発明の背景〕

光学的ディスクの信号トランクを忠実に追跡する方法と
して、例えば、特開昭５６−４１５３８号公報に示され
るように、トランクからの反射光量を光電変換する１対
の光電変換器と、これら光電変換器の出力信号からそれ
ぞれ記録情報の周波数成分のみを通過させる１対の帯域
アンプと、この帯域アンプの出力信号波形のそれぞれの
包絡線を検出する１対の包絡線検出器を備え、これら包
絡線検出器の出力を比較することによりトランクずれ量
に応じた誤差信号を得、この誤差信号により光学式読み
取り装置のトラック追跡動作を行うようにした方法が知
られている０ この従来の方法は、ディスクに記録されている信号成分
だけを帯域制限アンプなどによって通過させ、それ以外
のディスクの傷などによるトラッキング（こ有害な信号
成分、或いは光学式読み取り装置で発生する直流成分な
どはカットしてしまうため、このような有害な信号成分
の影響を受けることなくディスク上の信号トラックの追
跡動作を正確に行なうことができる。

しかし、この従来のトラック追跡方法を６スポツト方式
の光学式読み取り装置に適用した場合、ディスクの伝達
特性およびトラック走査方向の前後に位置する２つの光
電変換素子出力の時間差に起因するトラッキング用アク
チュエータ騒音の発生について配慮されていなかった。

〔発明の目的〕

本発明は前述の欠点を除去するためになされたものであ
り、その目的は３スポット方式の光学的読み取り装置に
おいて、ディスクの伝達特性に起因するトラッキング用
アクチュエータ騒音が発生することなく、ディスクの情
報記録トラックの追跡動作を正確に行なうことができる
トラック追跡制御装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

前記の目的を達成するために、本発明は、トラック走査
方向に対して前方に位置するスポットからの反射光量に
もとづく光電変換器出力を遅延回路−こよって、トラッ
ク走査方向に対シテ後方に位置するスポットからの反射
光量にもとづく光電変換器出力と同位相とし、その後に
１対の帯域アンプを通し、その帯域アンプの出方信号の
それぞれの包絡線を検出する１対の包絡線検出器の出力
信号を比較することによす、トラッキング誤差信号を得
るようにした点に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例によるトラッキング制御装置
のブロック図を示したものであり、図において、１は光
学式のディスク、２はディスク１を回転駆動するディス
クモータ、３は光学式のピックアップ、４はピックアッ
プ５で受光したディスク１上のスポット１５〜１７がら
の反射光量を光−電流変換するための受光索子５−１〜
５−３からなる受光部５および該受光素子５−１．５−
２の出力電流を電圧に変換する１対の電流−電圧変換器
６，７より成る光電変換器、８は電流−電圧変換器６の
出力を遅延する遅延回路、９および１０は１対の帯域ア
ンプ、１１および１２は１対の包絡線検出器、１３は包
絡線検出器１１および１２の出力信号を比較する比較器
。

１４ハ比較器１３の出力を受けて、光学式ピックアップ
３をディスク１の信号トラックに追尾して駆動させるた
めのトラッキング用アクチュエータを示す。

６スポツト方式のトラッキング検出用光ビームは、一般
的には第２図に示すように、トラック走査方向に対しあ
る距離だけ離れており、光電変換器６および７の出力は
、光ピツクアップ３がトラックを追従している場合は、
第６図に示すように時間差Ｔ′を生じる。その時間差を
キャンセルするのが遅延回路８である。

遅延回路８を挿入してもトラックを横断するときに生じ
るトラック誤差信号は従来と何ら変化しないものでちり
、本実施例にょるトラック誤差信号の得られることはこ
こでは割愛する０つぎに本発明の有効性９重要性を明確
にするため、従来と特に異なる遅延回路を設置したこと
によるトラッキング用アクチュエータ騒音の減少につい
て以下説明する０ ディジタルオーディオディスクでは、ディスクの記録情
報信号は５Ｔ〜１１Ｔ（Ｔは伝送ビットレイト４．３２
１８ＭＨｚ　）で、周波数に置きかえれば約２００　Ｋ
Ｈｚ〜７２０ＫＨｚである。この内音楽信号としての情
報成分は３Ｔ〜１０Ｔで、１１Ｔ成分はディスクＣＬＶ
（一定線速度）回転制御用の同期信号として用いられ、
この信号は５８８Ｔ　（７，３５ＫＨｚ）の等間隔で記
録されている。

また、ディスク記録音楽信号を見た場合、曲中の信号成
分ＨＡＴ〜１０Ｔランダムｌこ分布しているが、曲間で
は比較的高い（３Ｔ成分に近い）情報成分が支配的とな
っているのが一般的であるＯ この様子を示したのが即述の第６図である０従来装置で
は、第４図に横軸を周波ａ（ＭｌｉＺ）。

縦軸を振幅（ｄＢ　）として示すディスクの伝達特性に
より明らかなように、周波数が低い同期成分７−３５　
Ｋ　）Ｉｚの振＠は大きく、高周波な信号成分の振幅は
小さなものとなる。

この振幅差およびトラック検出用ザブスポットのトラッ
ク走査方向に対しての距離差に応じた信号検出時間差に
より、両者を包絡線検出して比較したトラッキング款差
信号には、検出信号の振幅が急変する同期信号７．３５
　Ｋ　Ｈｚ周期のノイズが発生し、アクチュエータがこ
れｌこよって駆動されて騒音を生じてしまう。

しかるに、本発明によれば、上記の騒音が低減されるこ
とが容易に推測される。すなわち、２つのサブスポット
の信号検出時間差を、先行スポット１５の光電変換器出
力を遅延回路８を介して遅延し、後行スポット１７の光
電変換器出力と同位相となるようしたものである。

これにより、上記両党電変換器の出力信号の包絡線を検
出（−で比較したトラッキング誤差信号には、従来のよ
うな同期信号周期に依存したノイズの発生を抑圧するこ
とができるＯなお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば遅延回路を帯域アンプの後に設置す
るなど、本発明の要旨を変えない範囲で種々の変形が可
能なことはもちろんである０〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように本発明Ｉこよれば、ディ
スクの傷に対するトランクずれの防止という特長場損う
ことなく、トラッキング誤差信号の７．５５　Ｋ　Ｈｚ
の同期信号ノイズを抑圧できるので、トラッキング用ア
クチュエータの騒音が少なく、しかも情報記録トランク
の追跡制御を安定、かつ正確に行うことができる光学式
ピックアップのトラッキング制御装置が提供できるとい
う効果が達成される。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例によるトラッキング制御装置を
示すブロック図、第２図はトランク検出用サブスポット
の配置を示すス、第５図はトラック検出用光電変換器の
動作説明図、第４図はディジタルオーディオディスクの
伝達特性を示す図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）信号読み出し用光スポットに相関する複数のトラ
   ッキングスポットを用いて、光学的トラッキングサーボ
   を行いながらディスクの記録信号を再生するトラッキン
   グ制御装置において、前記ディスク上のトラックの左右
   および該トラックの走査方向にずれて位置する１対のス
   ポットからの反射光量を受光する１対の受光素子と、こ
   れら受光素子の出力をそれぞれ光電変換する１対の光電
   変換器と、トラック走査方向に対して前に位置する前記
   スポットからの反射光量にもとづく前記一方の光電変換
   器出力を該トラック走査方向に対して後に位置する前記
   スポットからの反射光量にもとづく前記他方の光電変換
   器出力と同位相とする遅延回路と、前記それぞれの光電
   変換器出力のうち前記ディスクの記録情報の周波数領域
   信号を通過させる１対の帯域アンプと、これら１対の帯
   域アンプの出力信号のそれぞれの包絡線を検出する１対
   の包絡線検出器と、これら１対の包絡線検出器の出力を
   比較して前記ディスク再生装置のトラック追跡動作を行
   うトラッキング誤差信号を得る比較器と、を備えたこと
   を特徴とするトラッキング制御装置。
2. （２）遅延回路を帯域アンプの入力側に接続したことを
   特徴とする前記特許請求の範囲第（１）項記載のトラッ
   キング制御装置。
3. （３）遅延回路を帯域アンプの出力側に接続したことを
   特徴とする前記特許請求の範囲第（１）項記載のトラッ
   キング制御装置。