JPS62116809A - 流動層ボイラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は流動層ボイラに係り、複数種の燃料特に固体又
はスラッジ燃料に加え、液体燃料及び又は気体燃料を燃
焼させるに好適な流動層ボイラに関するものである。

〈従来の技術及びその問題点〉 流動層ボイラは、従来難燃性で燃料として使用が困難で
あった廃棄物等の物質をも燃料とすることのできる優れ
た特徴を有するが、従来燃料として使用されてきた重油
、プロセスガス等。

の液体又は気体燃料も使用することが要求される。

従来の流動層ボイラは石炭１石油コークス。

パルプスラッジ等の固体又はスラッジを燃料とするのが
主流で、重油又はプロセスガス等の燃料は従来型のバー
ナ燃焼法によるボイラにおいて使用されるか、流動層上
部空筒部２１に例えば第２図に示す様に重油バーナ４を
設置し液体又は気体燃料を燃焼する助燃として又は過熱
蒸気温度を上昇させる手段として採用されていた。

しかし、流動層燃焼とバーナ燃焼を併用して各々の燃料
を混燃した場合に流動層２０から飛散した流動媒体によ
るダストがバーナ４より発生する高温ガスに接触すると
溶融し、上部空筒部２１の壁面に溶融ダストが付着しタ
リン力トラブルが発生し又後流伝熱面７，８に付着して
ガス通路閉塞を生じボイラを停止することになる欠点を
有していた。この欠点を補うために液体又は気体燃料バ
ーナ４の容量を小さくしタリンカトラブルの低減を図る
か、又は流動層２０による燃焼か、バーナ４の燃焼のい
づれか一方を選択して使用し運転するといった制約され
た不便な運転方法がとられており、タリンカトラブルが
無く自由に流動層２０とバーナ４の燃焼比率を変化させ
ることのできるボイラが望まれてきた。又流動層ボイラ
の層内伝熱管１２は摩耗、腐食の悪条件下で使用される
ため噴破事故の発生し易い部位であるが、従来層内伝熱
管１２の事故が発生した場合にはボイラを停止させる必
要があり又バーナ４の燃焼によるバックアップも不可能
となる欠点があった。

〈発明の目的〉 本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、１
台のボイラにおいて固体又はスラッジの流動層燃焼及び
液体又は気体燃焼の比率を自由に選択することのでき、
更に層内伝熱管事故の場合においでも液体又）は気体燃
料によるバックアップができる流動層ボイラを提供する
にある。

〈手段の概要〉 要するにこの発明は、複数種の燃料を燃焼させる流動層
ボイラにおいて、該流動層ボイラの火炉に燃焼排ガスを
排出するように液体燃料及び又は気体燃料を燃焼する副
炉を接続した流動層ボイラである。

〈実施例１〉 本発明にか−る一実施例を第１図に示す。本実施例は重
油及び石炭又は石油コークスを燃料とした場合を示す。

石炭又は石油コークスは燃料供給機１７により流動層２
０に投入され燃焼用空気１６は空気分散板１３を介して
供給され燃焼される。燃焼ガスは上部空筒部２１におい
て完全燃焼され上昇する。

流動層２０の上部空筒部２１を水冷分割壁２により分割
し副炉１を構成する。副炉１に設けた重油バーナ４又は
ガスバーナ４ａより重油又はガスが燃焼され熱が発生す
る。バーナ４より発生した排ガスは水冷壁３，２により
熱吸収され冷却した後、前記流動層２０の排ガスと排ガ
ス合流点６において合流し後流側に位置された過熱器７
、エコノマイザ８を通り熱吸収が図られ排ガス出口１１
に排出される。

層内伝熱管１２には気水ドラム５から取出された缶水を
缶水循環ポンプ９により送られ、熱吸収を図られた後、
気水ドラム５へ送られる。層内伝熱管１２の出入口には
、仕切弁１０が取付けられ層内伝熱管１２がボイラの他
の部分と分離できるようにしている。

流動層燃焼ガスは層内伝熱管１２で冷却され、流動層２
０を形成する流動媒体の軟化温度以下に維持され、上部
空筒部２１へ排出されるガスと共に後部伝熱面ゾーンへ
流れる。流動層燃焼とバーナ燃焼を同時に燃焼した場合
、副炉１において燃焼したガス温度が流動層２０の燃焼
より発生したダストの軟化温度以上である場合にはダス
ト溶融により伝熱面に付着堆積するから、副炉１から出
て合流点６においてガス温度をダスト軟化温度以下を維
持することが重要である。排ガス合流点におけるガス湿
度が流動層燃焼とバーナ燃焼の燃焼比率全域にわたりダ
ストの軟化温度以下を維持するように、副炉１を形成す
る水冷壁の大きざを決定することによりダストの溶融に
よるタリンカトラブル発生を防止することができる。

石炭又は石油コークスを燃焼した場合のダストの軟化温
度は１０００〜１５００℃程度であり副炉１のガス出口
温度を１０００〜１５００℃以下に維持すれば良い。

燃料供給機１７を停止し、流動燃焼空気ダンパ１５を閉
とすれば流動層燃焼を停止することができるから層内伝
熱管１ｚが噴破事故を生じた場合上記操作により流動層
燃焼を停止すると同時に１ω内伝熱管１２の出入口に設
けた仕切弁１０を閉とすれば他ボイラ部分と分離するこ
とができるから副炉１におけるバーナ燃焼を維持しボイ
ラを停止することなく運転できる。

〈実施例２〉 第２図は第２の実施例を示すもので、２次過熱器２２を
上部空塔部２１に設けた場合で燃焼ガス湿度降下に貢献
させると共に２次過熱器出口の蒸気温度を所望の温度に
することができる。

〈発明の効果〉 以上のように流動層ボイラの一部を分割壁により分割し
副炉を購成し、排ガス合流点におけるガス温度を流動層
飛散ダストの軟化温度以下とすればタリンカトラブルが
発生することなく流動層燃焼及びバーナ燃焼の比率が自
由に選択することができる効果がある。

又、層内伝熱管事故の場合、ボイラを停止することなく
バーナ燃焼によるバックアップによリボイラを運転継続
することができる効果がある０

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す流動層ボイラの縦断
面図、第２図は他の実施例で過熱器を上部空塔部に設け
た流動層ボイラの縦断面図、第３図は従来の流動層ボイ
ラの縦断面図である。 １・・・・・・副炉 ２０・・・・・・流動層 ２２・・・・・・過熱器 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数種の燃料を燃焼させる流動層ボイラにおいて、
   液体燃料及び又は気体燃料を燃焼する副炉をその排ガス
   を前記流動層ボイラの火炉に排出するように接続したこ
   とを特徴とする流動層ボイラ。 ２、流動層ボイラを水管式流動層ボイラとし、その水管
   壁で囲まれる火炉の一部を水管壁で仕切りし、この仕切
   りした部分を副炉とすることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載。 の流動層ボイラ。