JPS62116475A - 給糸装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は糸巻から引出した糸を靴下その他の各種編機
あるいはミシンなどに供給するさいに用いる給糸装置に
関するものである。

〔従来の技術〕

糸巻から引出した糸を靴下編機やミシンに供給する場合
、編機やミシンの運転速度が余り速くない場合は固定的
な糸ガイドを経て編機やミシンに給糸しても問題はなか
った。

しかし、編機やミシンが高速化してくると、固定的な糸
ガイドで糸を案内する方式では円滑な給糸が困難になっ
てきた。

このため、糸の経路の途中に適宜の動力により駆動され
ているローラを設け、糸をこのローラに巻きｆ寸けて、
糸の走行を助ける装置が提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のようにローラにより糸の走行を助けると、編機や
ミシンの運転速度が速くなっても糸は円滑に供給される
。しかし、ローラが高速度で回転し、その外側に糸が巻
き付きながら走行すると、静電気が発生する。

上記のようにローシムこ静電気が発生した状態で、ロー
ラが高速固転している状態で、［Ｊｌａやミシンが突然
停止したとき、ローラの回転がそのまま続いていると、
ローラに巻き付いた状態で停止した糸がローラに密着し
、ローラに巻込まれて糸切れを生ずる。従って編機やミ
シンが停止した瞬間にローラも停止するようにすればよ
いが、このような作用を行なうには、＆Ｉ機などが停止
すると同時にローラを瞬間的に停止させるｌｌｌ１１回
路や、ローラの惰力回転を阻止する制ａｍ構などが必要
となって複雑な装置となる。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するためにこの発明はローラの外側
をローラと同芯の固定外筒で囲み、この固定外筒の一端
周囲に複数の空気入口を適当間隔で設け、同じく固定外
筒の他端には外筒内の空気を排気する排風機を設けてこ
の排風機の回転羽根とローラを直結とし、外筒の内周と
ローラの外周の間には、外筒内に流入した気流を外筒の
外周に接触させたのち、これを外向きの気流として外方
へ吹出す複数の吹出孔を有する導風筒を設けたものであ
る。

〔作用〕

この発明は、上記構成であり、固定外筒の糸入口から挿
入した糸をその内部のローラの外周に数回巻き付けたの
ち糸出口から引出して編機などに導く。

この状態で編機などを運転すると同時にローラを回転さ
セるとローラの外周に巻き付けた糸がローラとの摩擦で
強制的に送り出される。このとき、ローラとともに送風
機の回転羽根が回転して外筒の空気入口から外筒内に空
気を吸込み、この吸込んだ空気は排風機のケーシングへ
流入し、ケーシングの吹出し口から外部に吹出す。

上記のように外筒内を流れる気流の流れは最初、ローラ
の外周に沿い、ついで導風筒によりローラの外周から外
方に向かう。従って編機などの運転中で糸に張力が働い
ている間は糸がローラの外周に接触して回転しているが
、編機などの運転が停止して、糸に張力がなくなると気
流によりローラの外周の糸が浮いてローラから離れるの
で、ローラを連続運転させながら、編機などの運転と停
止を繰返しても糸切れを生じない。

〔実施例〕

添付図面に示す実施例において、１は細長い中空箱形の
機箱で、図示省略しであるフレームにより比較的高い位
置に水平に固定しである。

上記機箱１の下面一端附近と中央部の下面にはベース２
をそれぞれ固定し、このベース２の下面に円筒状の外筒
３を固定する。第３図などの４はローラで外筒３と同芯
であり、その軸がベース２に設けた軸受により回動自在
に支承されている。

また、外筒３の上部周囲には複数の空気人口５を設けで
ある。

外筒３の下部の開口には排風機６のケーシング７を固定
し、このケーシング７内に固定した支持板８には通気口
９を設け、この支持板８の中央には軸受１０を固定して
この軸受１０に前記外筒３およびケーシング７と同芯の
回転軸１１を支承させ、その下端に複数の回転羽ｌ１１
２を放射状に取付け、この回転軸１１の上端をローラ４
の軸に連結する。

１４は前記軸受１０上に一体に設けた導風筒で、前記ロ
ーラ４の下半部を囲むローラ４と同芯の円筒状で、上部
は開放され底部は閉鎖されている。

また、この導風筒１４の周囲には複数の縦長の吹出孔１
５が設けてあり、上縁一部には糸の引出用切欠１６を設
ける。

１７はケーシング７内に設けた仕切板で、その中央が吸
込口１８となり、ケーシング７の周壁一部には排気口１
９を設ける。

第４図の２１は軸受上に突出したローラ４の軸に固定し
た溝車、２２は機箱１の下面に固定したモータ、２３は
このモータ２２の軸に固定した溝車である。

２４は機箱１の両端に位置する溝車２Ｌ　２３に両端の
折返し部を係合させた無端伝動ヘルドで、その一部を機
箱１内の一部に取付けた回転自在の溝車２５により屈曲
させて中間の溝車２１にも接触させて、左右の溝車２１
を同速で同方向に回転せしめる。

外筒３には糸入口２７と糸出口２８を設け、ベース２に
固定したアーム３Ｌ　３２には糸入口２７に入る糸を案
内するガイドリング３３と糸出口から出てきた糸の張力
を調整する張力調整器３４およびガイドリング３５を設
ける。

つぎに上記実施例の作用を説明すれば、図示省略しであ
る糸巻から引出した糸３６は第４図のようにガイドリン
グ３３を経て糸入口２７から外筒３内に導き、ローラ４
の外側に複数回巻付けたのち、導風筒１４の切欠１６を
経て糸出口２８から引き出し、張力調整器３４で張力を
調整したのち、ガイドリング３５を通して編機へ導く。

上記のようにローラ４に糸３６を巻付けてモータ２２に
よりローラ４を矢印方向に駆動するとともに編機を運転
する。

上記により糸３６は第５図、第６図のようにローラ４の
外周に巻きつきつつ、編機へと送り出されていくが、ロ
ーラ４とともに回転羽根１２が回転し、ケーシング７の
下部内の空気を高速回転させて排気口１９から排出する
。

ので外部の空気が空気人口５から外筒３内に流入し、外
筒３とローラ４間を流下して一部は導風筒１４とローラ
４間に流入したのち、気流の方向が外向きとなって各吹
出孔１５から外方へ流出し、外筒３の下部からケーシン
グ７内に流入し、通気口９を経て吸込口１８に吸い込ま
れる。

編機が運転中は糸３６が編機に引張られるので、糸３６
は第５図、第６図のようにローラ４の外周に接触してい
るから気流により糸３６がローラ４から浮き上がること
はないが、編機の運転停止により糸３６の走行が止ると
、ローラ４の外側の糸もに回転を続ける。

従って、気流の流れは糸３６の供給中と同じであるから
、ローラ４の外周から吹出孔１５へ向けて流れる気流に
よりローラ４の外周の糸が浮上り、第７図、第８図のよ
うにローラ４から離れる。

この状態で編機が運転を再開して糸３６に張力がかかる
と糸３６は回転中のローラ４の外側に直ちに接触して糸
の送り出しが開始される。

〔効果〕

この発明は上記のように糸を積極的に送り出すローラと
ともに回転する回転羽根を有する排風機の作用で空気入
口が固定外筒内に流入した気流が導風筒の作用によりロ
ーラの外周から外向きの気流となって導風筒の各吹出孔
から吹出す外向きの気流が生じている。従って何等かの
理由により供給対象である編機などが停止して糸の走行
が停止すると、ローラの外周の糸が気流により浮き上が
り、ローラから離れるのでローラをそのまま回転させて
おいても、糸がローラに接触してローラに巻き込まれて
切断するようなおそれがなくなる。

また、排風機の回転羽根とローラとを直結にしたから、
回転羽根の駆動が容易で、編機などの運転停止にかかわ
らず、ローラを連続回転しておけるのでローラの駆動手
段の制御が容易であるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明装置の正面図、第２図は同上の下面図
、第３図は同上要部の糸入口から糸出口に沿って横断し
た拡大横断下面図、第４図は同じく糸入口から糸出口に
沿って縦断した拡大縦断側面図、第５図は糸の供給時の
ローラの側面図、第６図は同上の下面図、第７図は糸の
供給停止時のローラの側面図、第８図は同上の下面図で
ある。 ３・・・・・・固定外筒、４・・・・・・ローラ、５・
・・・・・空気人口、６・・・・・・排風機、１２・・
・・・・回転羽根、１４・・・・・・導風筒、１５・・
・・・・吹出孔、３６・・・・・・糸。 特許出願人　　大　　竹　　皓　　− 同　代理人　　鎌　１）文　二 第３図 第４図 第５図 ＋７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 糸巻から引出した糸を適宜の駆動手段により駆動されて
   回転しているローラに巻付けたのち、所望部に送り出す
   ようにした給糸装置において、前記ローラの外側をロー
   ラと同芯の固定外筒で囲み、この固定外筒の一端周囲に
   複数の空気入口を適当間隔で設け、同じく固定外筒の他
   端には外筒内の空気を排気する排風機を設けてこの排風
   機の回転羽根とローラを直結とし、外筒の内周とローラ
   の外周の間には、外筒内に流入した気流を外筒の外周に
   接触させたのち、これを外向きの気流として外方へ吹出
   す複数の吹出孔を有する導風筒を設けたことを特徴とす
   る給糸装置。