JPS62115671A - 燃料電池発電システム - Google Patents
燃料電池発電システムInfo
- Publication number
- JPS62115671A JPS62115671A JP60254933A JP25493385A JPS62115671A JP S62115671 A JPS62115671 A JP S62115671A JP 60254933 A JP60254933 A JP 60254933A JP 25493385 A JP25493385 A JP 25493385A JP S62115671 A JPS62115671 A JP S62115671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- flow rate
- electrode
- line
- fuel cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04298—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
- H01M8/04313—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by the detection or assessment of variables; characterised by the detection or assessment of failure or abnormal function
- H01M8/0438—Pressure; Ambient pressure; Flow
- H01M8/04388—Pressure; Ambient pressure; Flow of anode reactants at the inlet or inside the fuel cell
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
- H01M8/04097—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with recycling of the reactants
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04298—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
- H01M8/04313—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by the detection or assessment of variables; characterised by the detection or assessment of failure or abnormal function
- H01M8/04537—Electric variables
- H01M8/04574—Current
- H01M8/04589—Current of fuel cell stacks
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04298—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
- H01M8/04694—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by variables to be controlled
- H01M8/04746—Pressure; Flow
- H01M8/04753—Pressure; Flow of fuel cell reactants
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04298—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems
- H01M8/04694—Processes for controlling fuel cells or fuel cell systems characterised by variables to be controlled
- H01M8/04746—Pressure; Flow
- H01M8/04761—Pressure; Flow of fuel cell exhausts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04007—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids related to heat exchange
- H01M8/04014—Heat exchange using gaseous fluids; Heat exchange by combustion of reactants
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M8/00—Fuel cells; Manufacture thereof
- H01M8/04—Auxiliary arrangements, e.g. for control of pressure or for circulation of fluids
- H01M8/04082—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration
- H01M8/04089—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants
- H01M8/04119—Arrangements for control of reactant parameters, e.g. pressure or concentration of gaseous reactants with simultaneous supply or evacuation of electrolyte; Humidifying or dehumidifying
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の技術分野]
本発明は燃料電池発電システムに係り、特にシステム全
体のエネルギー効率の向上を図り得るよう(ニジた燃料
電池発電システムに関する。 [発明の技術的背景とその問題点コ 従来、燃料の有しているエネルギーを直接!気的エネル
ギーに変換するものとして燃料電池が知られている。こ
の燃料電池は通常、電解質層を迭んで燃料極および酸化
剤極の一対の多孔質電極を配置すると共に、燃料極の背
面≦二水素等の燃料を接触させ、また酸化剤極の背面に
空気等の酸化剤を接触させ、このとき起こる電気化学的
反応を利用して上記一対の電極間から電気エネルギーを
取り出丁よう1ニジたものであり、上記燃料と酸化剤が
供給されている限り高い変換効率で電気エネルギーを取
出すことができるものである。 ところでこの種の燃料電池は、燃料電池で発電に使用す
る酸化剤としての空気を得るための空気処理装置と、同
じく燃料電池で発電C二使用する燃料としての水素を得
るための燃料改質装置とを備えて2日料電池発電システ
ムを構成していることが多い、第3図)よ、この梅の代
表的な燃料電池発電システムの基本的構成例を示したも
のである。 図において、天然ガスまたは石炭ガス等の化石燃料より
なる原燃料1とスチーム供給器2からのスチームが、夫
々原燃料制御弁3とスチーム制御弁4とにより、スチー
ムとカーボンの混合モル比が3〜5程度となるようC二
制御されて燃料改質装置5I713の改質触媒チューブ
6(ユ導入される。ここで、スチームと原燃料1は50
0〜600℃8度まで加熱されて改質反応を行ない、次
C二変成器7を経て水素含有率の賃い改質燃料となる。 この水素含有率が高くなった改質燃料は、燃料ガス気水
分離器8に送られて改質で余剰であったスチームな除却
した後、補助バーナ9へは補助バーナ燃料制御弁10に
より、また燃料電池1]の燃料極11Aへは改質燃料制
御弁12i二より、夫々その流量が制御されて送られる
。 燃料電池11の燃料極11Aへ流入した改質燃料は、酸
化剤極11Bに流入している空気と触媒反応を行ない、
その結果燃料の一部が消費されて電気エネルギーと反応
生成水とが得られる。この燃料電池1】内で生成した反
応生成水の一部を含んで燃料極11Aを出た燃料排気ガ
スは、前述の燃料改質装w5のメインバーナ13の燃料
として送られるが、この途中C;おいてガス中水分の回
収を行なうたぬ気水分離器16を通過する。そして、メ
インバーナ13へ送られた燃料排気ガスは燃料改質装置
5内で燃焼し、改質触媒チューブ6を加熱した後に高温
排ガス17として排出される。さらに、燃料電池11の
酸化剤極11Bから送られる空気排気ガスと合流した後
、混合器18へ送られてターボコンプレッサー19の駆
動用エネルギーの一部として使われる。一方、補助バー
ナ9へ送られた改質燃料は補助バーナ9内で燃焼し、そ
の燃焼ガスが混合器18を通過してターボコンプレッサ
ー19のタービン19Aを駆動する。 一方、上記タービン19A l:、連結して駆動される
コンプレッサー19Bの吐出空気は、補助バーナ9、メ
インバーナ13へ夫々補助バーナ空気制御弁20、メイ
ンバーナ空気制御弁21i二より空燃比を制御して送ら
れると共1:、空気制御弁22により燃料電池1】の酸
化剤極11Bへ送られ、余剰分はターボコンプレッサー
19の駆動用エネルギーの一部として混合器18へ送ら
れる。酸化剤極11B l二送られた空気の一部は、上
記燃料極11Aの水素と反応して消費された後、酸化極
11B内で生成した水分を含んで排出される。この排出
され之空気排気ガスは、上記燃料排気ガスと同様に空気
排気ガス気水分離器25+二より、空気排気ガス中のス
チーム分を一部復水した後1:上記燃料改質装置5から
の高温排ガス17と合流する。 燃料電池11は上述し念ようζユ、燃料極11A内の水
素と酸化剤極11B内の酸素との触媒反応(:よって酸
化剤極11Bが正極(アノード)、燃料極11Aが負極
(カソード)となるようC二電気エネルギーを発生し、
その両電極11A、118間に接続された電気負荷26
に轟該電気エネルギーを供給する3この際、電気負荷2
6により吸収された電流値に略比例して、両電極11A
、IIB人口に供給された水素と酸素が反応して反応生
成水が得られ、このスチーム分を含んだ未反応ガス分が
両電極11A、IIB出口より排出されること(:なる
。 一方、上記燃料極11Aの出口側には再循環ライン(以
下、リサイクルラインと称する)14が設けられ、出口
側ラインを介して排出される燃料排気ガスの一部を分岐
しりサイクルブロワ15を経て燃料極11人の入口側ラ
インへリサイクルさせるようl二構成されている。また
同様f二、酸化剤極11Bの出口側にもリサイクルライ
ンおが設けられ、出口側ラインを介して排出される空気
排気ガスの一部を分岐しりサイクルブロワ24を経て酸
化剤極11Bの入口側ラインへリサイクルさせるよう(
:構成されている。この場合、両電極11A、11Bの
りサイクルライン14 、23は燃料電池11での反応
後の未反応ガスを循環して再利用する目的で設けられ、
燃料および空気を有効的:;利用するという効果を有す
るものである。 しかしながら、第3図(:示されるようなリサイクルラ
イン構成をとる燃料電池発電システムにおいては、次の
ような問題がある。すなわち、燃料極11Aから排出さ
れる燃料排気ガス中には燃料電池11内での電極反応で
生成した水分の一部を含んでいる。従って、この燃料排
気ガスの一部をリサイクルライン14に導入し、その1
まリサイクルブロワ15を経て燃料極11Aの入口側ラ
インへリサイクルさせると、水分を多く含んだ燃料が燃
料電池111:与えられること1;なり、燃料極11A
の出口では水分を多く含んだ多湿の燃料排気ガスが得ら
れる几め、かかるリサイクルな繰返下ことにより結果的
Cユ燃料極11A入ロ側の燃料中の湿分が高くなる。改
質燃料ガスを燃料電池入口に供給する手前のラインでは
、気水分離器8から燃料が排出される段階においである
一定の低い水蒸気圧を保つように制御し、燃料極11A
入口側(ユニる燃料中の湿分を調整しているのが一般的
であり、その目的は燃料極11A内部での電解質水蒸気
圧分布を均−l二保ちつつ電解質の飛散を防止すること
(ユある。従って、もし上記のような水分を必要以上に
多く含んだ多湿の燃料が燃料極11A C与えられた場
合には、電解質に悪影響を与えてしまい良好な燃料電池
出力特性が得られなくなる。 そこで、このような不都合を解決するため(:従来では
、改質燃料制御弁12を通して得られる湿度の低い燃料
の流量に対し、これ61合流するリサイクルライン14
の燃料流量を極めて少ない比率として定め、燃料極11
A入口側の燃料中の水分量を小さく抑えるようにシステ
ムを構成することが行なわれている。しかしながら、改
質燃料の消費量をできるだけ抑え、かつ改質燃料を得る
ためCユ必要な燃料改質装置5の熱エネルギーを節約で
きれば、燃料電池発電システム全体のエネルギー効率を
高めることができるため、改質燃料をできる限り有効的
(:利用することを目的としてリサイクルライン14に
分岐するリサイクルガス量を多量に確保することが好ま
しく、この±めには上述のような問題点を解決すること
が必要である。 [発明の目的] 本発明は上記のような問題を解消するために成されたも
ので、その目的は燃料電池の燃料極大口側から導入され
る燃料中の水蒸気圧を高めることなくリサイクル燃料量
を多量に確保Tることができ、結果としてシステム全体
のエネルギー効率)向上を図ることが可能な燃料電池発
電システムを提供することC′″−ある。 [発明の概要] 上記目的を達成するために本発明では、電解質層を挾ん
で燃料極および酸化剤極の一対の電極を配#すると共
体のエネルギー効率の向上を図り得るよう(ニジた燃料
電池発電システムに関する。 [発明の技術的背景とその問題点コ 従来、燃料の有しているエネルギーを直接!気的エネル
ギーに変換するものとして燃料電池が知られている。こ
の燃料電池は通常、電解質層を迭んで燃料極および酸化
剤極の一対の多孔質電極を配置すると共に、燃料極の背
面≦二水素等の燃料を接触させ、また酸化剤極の背面に
空気等の酸化剤を接触させ、このとき起こる電気化学的
反応を利用して上記一対の電極間から電気エネルギーを
取り出丁よう1ニジたものであり、上記燃料と酸化剤が
供給されている限り高い変換効率で電気エネルギーを取
出すことができるものである。 ところでこの種の燃料電池は、燃料電池で発電に使用す
る酸化剤としての空気を得るための空気処理装置と、同
じく燃料電池で発電C二使用する燃料としての水素を得
るための燃料改質装置とを備えて2日料電池発電システ
ムを構成していることが多い、第3図)よ、この梅の代
表的な燃料電池発電システムの基本的構成例を示したも
のである。 図において、天然ガスまたは石炭ガス等の化石燃料より
なる原燃料1とスチーム供給器2からのスチームが、夫
々原燃料制御弁3とスチーム制御弁4とにより、スチー
ムとカーボンの混合モル比が3〜5程度となるようC二
制御されて燃料改質装置5I713の改質触媒チューブ
6(ユ導入される。ここで、スチームと原燃料1は50
0〜600℃8度まで加熱されて改質反応を行ない、次
C二変成器7を経て水素含有率の賃い改質燃料となる。 この水素含有率が高くなった改質燃料は、燃料ガス気水
分離器8に送られて改質で余剰であったスチームな除却
した後、補助バーナ9へは補助バーナ燃料制御弁10に
より、また燃料電池1]の燃料極11Aへは改質燃料制
御弁12i二より、夫々その流量が制御されて送られる
。 燃料電池11の燃料極11Aへ流入した改質燃料は、酸
化剤極11Bに流入している空気と触媒反応を行ない、
その結果燃料の一部が消費されて電気エネルギーと反応
生成水とが得られる。この燃料電池1】内で生成した反
応生成水の一部を含んで燃料極11Aを出た燃料排気ガ
スは、前述の燃料改質装w5のメインバーナ13の燃料
として送られるが、この途中C;おいてガス中水分の回
収を行なうたぬ気水分離器16を通過する。そして、メ
インバーナ13へ送られた燃料排気ガスは燃料改質装置
5内で燃焼し、改質触媒チューブ6を加熱した後に高温
排ガス17として排出される。さらに、燃料電池11の
酸化剤極11Bから送られる空気排気ガスと合流した後
、混合器18へ送られてターボコンプレッサー19の駆
動用エネルギーの一部として使われる。一方、補助バー
ナ9へ送られた改質燃料は補助バーナ9内で燃焼し、そ
の燃焼ガスが混合器18を通過してターボコンプレッサ
ー19のタービン19Aを駆動する。 一方、上記タービン19A l:、連結して駆動される
コンプレッサー19Bの吐出空気は、補助バーナ9、メ
インバーナ13へ夫々補助バーナ空気制御弁20、メイ
ンバーナ空気制御弁21i二より空燃比を制御して送ら
れると共1:、空気制御弁22により燃料電池1】の酸
化剤極11Bへ送られ、余剰分はターボコンプレッサー
19の駆動用エネルギーの一部として混合器18へ送ら
れる。酸化剤極11B l二送られた空気の一部は、上
記燃料極11Aの水素と反応して消費された後、酸化極
11B内で生成した水分を含んで排出される。この排出
され之空気排気ガスは、上記燃料排気ガスと同様に空気
排気ガス気水分離器25+二より、空気排気ガス中のス
チーム分を一部復水した後1:上記燃料改質装置5から
の高温排ガス17と合流する。 燃料電池11は上述し念ようζユ、燃料極11A内の水
素と酸化剤極11B内の酸素との触媒反応(:よって酸
化剤極11Bが正極(アノード)、燃料極11Aが負極
(カソード)となるようC二電気エネルギーを発生し、
その両電極11A、118間に接続された電気負荷26
に轟該電気エネルギーを供給する3この際、電気負荷2
6により吸収された電流値に略比例して、両電極11A
、IIB人口に供給された水素と酸素が反応して反応生
成水が得られ、このスチーム分を含んだ未反応ガス分が
両電極11A、IIB出口より排出されること(:なる
。 一方、上記燃料極11Aの出口側には再循環ライン(以
下、リサイクルラインと称する)14が設けられ、出口
側ラインを介して排出される燃料排気ガスの一部を分岐
しりサイクルブロワ15を経て燃料極11人の入口側ラ
インへリサイクルさせるようl二構成されている。また
同様f二、酸化剤極11Bの出口側にもリサイクルライ
ンおが設けられ、出口側ラインを介して排出される空気
排気ガスの一部を分岐しりサイクルブロワ24を経て酸
化剤極11Bの入口側ラインへリサイクルさせるよう(
:構成されている。この場合、両電極11A、11Bの
りサイクルライン14 、23は燃料電池11での反応
後の未反応ガスを循環して再利用する目的で設けられ、
燃料および空気を有効的:;利用するという効果を有す
るものである。 しかしながら、第3図(:示されるようなリサイクルラ
イン構成をとる燃料電池発電システムにおいては、次の
ような問題がある。すなわち、燃料極11Aから排出さ
れる燃料排気ガス中には燃料電池11内での電極反応で
生成した水分の一部を含んでいる。従って、この燃料排
気ガスの一部をリサイクルライン14に導入し、その1
まリサイクルブロワ15を経て燃料極11Aの入口側ラ
インへリサイクルさせると、水分を多く含んだ燃料が燃
料電池111:与えられること1;なり、燃料極11A
の出口では水分を多く含んだ多湿の燃料排気ガスが得ら
れる几め、かかるリサイクルな繰返下ことにより結果的
Cユ燃料極11A入ロ側の燃料中の湿分が高くなる。改
質燃料ガスを燃料電池入口に供給する手前のラインでは
、気水分離器8から燃料が排出される段階においである
一定の低い水蒸気圧を保つように制御し、燃料極11A
入口側(ユニる燃料中の湿分を調整しているのが一般的
であり、その目的は燃料極11A内部での電解質水蒸気
圧分布を均−l二保ちつつ電解質の飛散を防止すること
(ユある。従って、もし上記のような水分を必要以上に
多く含んだ多湿の燃料が燃料極11A C与えられた場
合には、電解質に悪影響を与えてしまい良好な燃料電池
出力特性が得られなくなる。 そこで、このような不都合を解決するため(:従来では
、改質燃料制御弁12を通して得られる湿度の低い燃料
の流量に対し、これ61合流するリサイクルライン14
の燃料流量を極めて少ない比率として定め、燃料極11
A入口側の燃料中の水分量を小さく抑えるようにシステ
ムを構成することが行なわれている。しかしながら、改
質燃料の消費量をできるだけ抑え、かつ改質燃料を得る
ためCユ必要な燃料改質装置5の熱エネルギーを節約で
きれば、燃料電池発電システム全体のエネルギー効率を
高めることができるため、改質燃料をできる限り有効的
(:利用することを目的としてリサイクルライン14に
分岐するリサイクルガス量を多量に確保することが好ま
しく、この±めには上述のような問題点を解決すること
が必要である。 [発明の目的] 本発明は上記のような問題を解消するために成されたも
ので、その目的は燃料電池の燃料極大口側から導入され
る燃料中の水蒸気圧を高めることなくリサイクル燃料量
を多量に確保Tることができ、結果としてシステム全体
のエネルギー効率)向上を図ることが可能な燃料電池発
電システムを提供することC′″−ある。 [発明の概要] 上記目的を達成するために本発明では、電解質層を挾ん
で燃料極および酸化剤極の一対の電極を配#すると共
【
ユ、前記燃料極(ユ燃料を供給しまた前記酸化剤極C二
酸化剤を供給して、このとき起こる電気化学的反応によ
り前記両電極間から電気エネルギーを取り出す燃料電池
と、この燃料電池の燃料極出口側ラインを介して排出さ
れる排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワを介して前記
燃料極の入口側ラインへ再循環させるようC二構成され
た再循環ラインと、前記燃料極の入口側ライン上に股け
られ冷却媒体により冷却された燃料からその中の水分を
分離して排出する気水分離器と、前記冷却媒体を供給す
るライン上に設けられ当該ラインを通過する冷却媒体全
を調節する制御弁と、前記気水分離器を流通する燃料の
温度を検出する温度検出器と、この温度検出器により検
出された温度を設定温度値と比較しかつこの比較結果1
−基づいて前記制御弁の弁開度を制御する第1の制御装
置とから成る燃料電池発電システムにおいて、前記燃料
極の入ロ側ライン上C二股けられ当該ラインを流れる燃
料の流量を検出する流量検出器と、この流量検出器によ
り検出された流量値信号と前記燃料電池の電気負荷レベ
ルに対応する負荷信号とを用いて関数演算を行ない、か
つこの演算信号を前記第1の制御装置に対してその設定
温度値を表わす信号として与える第2の制御装置とを備
えることにより、燃料電池の燃料極−人口側での実際の
燃料中の水分濃度を適切な濃度C二保つよう(ニジ念こ
とを特徴とする。 [発明の実施例コ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本発明I:よる燃料電池発電システムの
構成例をブロック的に示し元もので、第3図と同一部分
(ユは同一符号を付して示している。なお第1図では、
燃料改質装置、空気処理装置等Iユついてはその図示を
省略している。 第1図5−おいて、11は電解質層を挾んで燃料極11
人および酸化剤極11Bの一対の電極を配置するととも
に1上記燃料極11人電−燃料を供給しまた上記酸化剤
極1113 C二酸化剤を供給して、このとき起こる電
気化学的反応により上記両電極間から電気エネルギーを
取り出T燃料電池、14はこの燃料電池11の燃料極1
1Aの出口側に設けられ、かつ燃料極11Aの出口側ラ
インを介して排出される排気燃料の一部を分岐しりサイ
クルブロワ15を介して上記燃料極11Aの入口側ライ
ンへリサイクルさせるように構成されたリサイクルライ
ン、3oは上記燃料極11Aの入口側ライン上に設けら
れ尚該ラインを流れる燃料を冷却媒体である冷却水40
により冷却する冷却器、8は上記燃料極11Aの入口側
ライン上の冷却器30の下流側に設けられ上記冷却器3
0で冷却された燃料からその中の水分を分離して排出す
る気水分離器、34はそのドレン弁、39は上記冷却器
30C;冷却水40を供給するライン上に設けられ当該
ラインを通過する冷却水量を調節する制御弁である。ま
念、32は上記気水分離器8の出口側に設けられこれを
流通する燃料の温度を検出する温度検出器、31はこの
温度検出器32により検出された検出温度信号33を、
設定温度値信号35と比較し、かつこの比較結果である
偏差信号36を調節器37に入力しこれC;基づいて上
記制御弁39の弁開度を制御する弁開度制御量信号38
を出力するように構成された第1の制御装置である。 さらCユ、51は上記燃料極11Aの入ロ側ライン上に
設けられ当該ラインを流れる燃料の流量を検出する流量
検出器、50は上記燃料電池の出力電流レベルを検出す
るためζ二設けられ′fI−電流検出器であり、52は
前記流量検出器51−より検出された検出流量値信号f
と前記電流検出器50により検出された検出電流値信号
iとを演算器53に入力して関数演算を行ない、かつこ
の演算信号tを上記第1の制御装置31に対してその設
定温度値信号35として与えるように構成され几第2の
制御装置である。 なお、上記で調節器37としてはPID調節器や、不感
帯をもつリミッタ−等により構成することができる。ま
た演算器53としては、あらかじめ設定しである関数形
式に従って入力信号を用いた関数演算を行ない演算結果
に応じた出力信号を得る方式の関数演算器や、あらかじ
め記憶しである数値表を検索することにより入力信号(
ユ対応し比出力信号を得る方式の関数演算器等、および
これらとPID調節器や不感帯をもつリミッタ−とを組
合せた形で構成することができる。 次に、かかる如く構成した2つの制御装置を備えて成る
燃料電池発電システムの作用について述べる。 今、燃料電池発電システムの運転状態C;おいて、第1
の制御装置31においては調節器37の調節機能を適切
C二股定することにより、温度検出器32にて検出され
た検出温度信号33の値が設定温度値信号35の値にで
きる限り近づくように調節弁39の弁開度制御量信号あ
を定めることにより、冷却器30を通過する燃料の温度
を調節することができる。すなわちこれは、気水分離器
8中の燃料温度をある設定温度値に近づけることシーな
るため、この設定温度値Cユ応じた燃料中の水蒸気分圧
が得られ、その結果として気水分離器8より排出されて
燃料極11人(ユ導入される燃料中の水分濃度は、燃料
の流量とは無関係(ユある一定の値(ユ調節されること
になる。なお、気水分離器8で分離された凝縮水はドレ
ン弁別を介して外部へ排出される。また、もしリサイク
ルブロワ15が停止していてリサイクルライン14から
の非燃料の環流がなければ、上記の状態で燃料極11A
−二導入される燃料中の水分濃度な略一定Cユ保つこと
ができ、以上の燃料中水分濃度の調節方法は従来より一
般に行なわれている方法である。 次C;第2の制御装置52(ユおいては、演算器53の
関数形式を適切に設定することにより、流量検出器51
にて検出された検出流量値信号fと電流検出器50にて
検出された検出電流値信号iとをパラメータとして、気
水分離器8を流通する燃料の目標とすべき温度レベルを
算出することができる。その理由は次のとおりである。 すなわち、燃料電池1]の燃料極11Aの入口側におけ
る燃料流量と出口側における排気燃料渡世及びこれらに
含まれる水分濃度の関係は、燃料極での消費水素ガス量
(これは負荷電流レベル1:比例する)、電池反応生成
水のうち燃料極側への排出水分量(やはり負荷電流レベ
ルに比例する)、燃料極排気燃料のうちリサイクルライ
ンL4に分岐されるリサイクル燃料流量、気水分離器8
より供給される燃料流せ及びそれC二含まれる水分濃度
(前述のようC二これは気水分離器8を流通する燃料の
温度に対応して定まる)によって一意的Cユ決めらねる
としてよい。このことを集約するならば、燃料極11A
入口側の燃料中水分濃度は、負荷電流レベルと、リサイ
クル燃料流量と、気水分離器8より供給される燃料流量
と、 気水分離器8を流通する燃料の温度とをパラメータとし
て決めることができる。すなわちこれらのパラメータは
ある関係C′−ある。さらCユ言い換えれば、ある電池
運転状態C二おける負荷電流レベルと、リサイクル燃料
流量と、そのときの気水分離器8より供給される燃料流
量とを知って、特定の関数C;従い適切な温度値を選び
その値に気水分離器8を流通する燃料の温度を調節する
ことができれば、リサイクル燃料が合流し友後の燃料極
11A入口側の燃料中水分濃度をある一定の低いレベル
に常時保つことが可能となる。 一般(;リサイクル燃料流量を常時一定値とするか、あ
るいは負荷電流レベルの関数として設定しておくことが
行なわれる。このことを考蕉すれば、入力パラメータと
しては電池負荷電流レベル(検出電流値信号i)及び気
水分離器8より供給される燃料流量レベル(検出燃料流
量信号f)の2つだけを選び、ある定められ念関数Cユ
従った演算を行なうことで、目標と丁べき気水分離器8
を流通する燃料の温度レベル(演算信号t)を得ること
ができる。 上記演算信号tは第1の制御装置31に対しその設定温
度信号35として与えられるので、先述した第1の制御
装置3】の作用のとおり、これに従って調節器37の機
能により調節弁39の弁開度制御を行なうことができ、
この結果冷却器30の温度llI節が行なわれる゛。例
えば、電池負荷電流レベルがかなり大きくリサイクル燃
料中C二多散の水分を含むことで燃料極11A入口の燃
料中の水分1li11度が許容されたレベルよりもかな
り高くなった場合を想定すると、検出電流値信号iと検
出燃料流量信号fとを入力とした関数演算の結果第2の
制御装置41から出力される設定温度信号は低下し、第
1の制御装置31(ユおける冷却器30の温度調節レベ
ルを低下させる方向に作用すること1二なる。その結果
、気水分離器8を通過する燃料温度が低下し、水蒸気分
圧もこの温度Cユ応じて低下する。さらCユこの結果、
リサイクル燃料が合流し念後の燃料極11A入口の燃料
中の水分濃度は抑制されて、許容され九低いレベルの水
分機度値(:近づくことC;なる。 従ってこのような作用により、燃料電池11の燃料極1
1Aに導入される燃料中の水分濃度を、燃料極11Aの
入口側ライン上流の気水分離器8から供給される燃料流
量(ユよらず、ま之電池電気負荷景1:よらず、許容さ
れた低レベルの水分濃度値Cユ制御することが可能とな
る。このことにより、燃料極11A内部での電解質水蒸
気分布を定常的に均一に保ちつつ、電解質の過剰な飛散
を防止することができるので、良好な電池特性を維持す
ることが可能である。またこれにより、燃料極11Aへ
導入される燃料流量のうちリサイクルライン14から合
流される流量の比率を比較的大きくとることが可能とな
るので、同一電池出力レペルCユ対して必要となる改質
燃料量を節約することが可能となる。 その結果、改質燃料の消費量を節約してこれに必要な燃
料改質装置の熱エネルギーを節約することで、燃料電池
発電システム全体のエネルギー効率を高めることができ
る。 [効果] 上述したように本実施例(:よる燃料電池発電システム
は、電解質層な挾んで燃料極11Aおよび酸化剤極11
Bの一対のtfjを配置すると共に、上記燃料極11A
に燃料を供給しまた上記酸化剤極11Bに酸化剤を供給
して、このとき起こる電気化学的反応により前記両′w
t極間から電気エネルギーを取り出す燃料電池11と、
この燃料電池11の燃料極11A出口側ラインを介して
排出される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワ15を
介して前記燃料極11Aの入口側ラインへ再循環させる
ように構成された再循環ライン14と、上記燃料極11
Aの入口側ライン上に設けられ冷却媒体である冷却水4
0により冷却された燃料からその中の水分を分割して排
出する気水分離器8と、上記冷却水40を供給するライ
ン上に設けられ当該ラインを通過する冷却水雲を調節す
る制御弁39と、上記気水分離器8を流通する燃料の温
度を検出する温度検出器32と、この温度検出器32に
より検出された温度を設定温度値35と比較しかつこの
比較結果に基づいて上記制御弁3ソの弁開度を制御する
弁開度制御清信号38を出力する第1の制御装置31と
からなる燃料電池発電システムにおいて、上記燃料極1
1Aの入口側ライン上(:設けられ当該ラインを流れる
燃料の流量を検出する流量検出器51と、この流量検出
器51により検出された流量値信号fと上記燃料電池の
電気出力回路C二股けられて負荷電流を測定する電流検
出器50より得られる電流値信号iとを演算器53に入
力して関数演算を行ない、かつこの演算信号tを上記第
1の制御装置31に対してその設定温度値35を表わす
信号として与える第2の制御装f!152とから構成す
るようにしたものである。 従って、電池負荷量によらず燃料電池1]の燃料極11
A入口側から導入される排気燃料中の水蒸気圧を高める
ことなくリサイクル燃料排気ガス量を多tに確保するこ
とができ、その結果としてシステム全体のエネルギー効
率の向上を□□□ることが可能となり、極めて信頼性の
高い燃料電池発電システムを得ることができる。 [他の実施例] 尚、本発明は上記実施例C二限定されるものではなく、
次のようCユしても実施することができるものである。 第2図は1本発明の他の実施例1:よる燃料電池発電シ
ステム5二おける燃料電池およびその周辺の構成例をブ
ロッ的に示し念もので、第1図と同一部分Cユは同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異な□る部分l
二ついてのみ述べる。 つまり第2図1−おいて第1図と異なる点は、リサイク
ルライン14上C;当該ラインを流れるリサイクル燃料
排気流量を検出するための第2の流量検出器54を設け
、これで検出された第2の検出流量値信号f、を入力信
号として演算器53に加えるようC二構成し、さらC;
演算器53における関数演算機能としては、流量検出器
51(以下第1の流量検出器と称す)からの検出流量値
信号(以下第1の検出流量信号flと称す)と検出流量
信号轟と第2の検出流量値信号f2とを入力パラメータ
として関数演算を行ない、目標とすべき気水分離器8を
流通する燃料の温度レベル(演算信号t)を得るように
していることC″−ある。 かかる構成の燃料電池発電システム!=おいて、その作
用は第1図の場合と略同様I:なる。 すなわち第2の制御装置52においては、演算器53の
関数形式を適切に設定することにより、第1の流量検出
器51にで検出された第1の検出流量値信号f1と第2
の流量検出器54にて検出された第2の検出流量値信号
f3と電流検出器50(ユて検出さEた検出電流値信号
1とをパラメータとして、気水分離器8を流通する燃料
の目標とすべき温度レベルを算出することができる。そ
の理由は前述のとおりである。すなわち、燃料極11A
入口側の燃料中水分濃度は、負荷電流レベルと、リサイ
クル燃料流量と、気水分離器8より供給される燃料流量
と、気水分離器8を流通する燃料の温度とをパラメータ
として決めることができる。すなわちこれらのパラメー
タはある関数関係C二ある。さらに言い換えれば、ある
電池運転状態(:おける負荷電流レベルと、リサイクル
燃料流量と、そのときの気水分離器8より供給される燃
料流量とを知ユ)て、特定の関数(ユ従い適切な温度値
を選びその値I:気水分離器8を流通する燃料の温度を
調節することができれば、リサイクル燃料が合流した後
の燃料極11A入口側の燃料中水分濃度をある一定の低
いレベルに常時保つことが可能となる。 第1図の例においては、リサイクル燃料流量を常時一定
値とするか、あるいは負荷電流レベルの関数として設定
しておくことを前提としたが、特殊な運転条件のもとで
はリサイクル流量を時間的(ユ変化させる必要があるこ
とも想定される。従ってこの場合は、電池負荷電流レベ
ル(検出電流値信号i)の関数としてリサイクル流量を
表現できないため、リサイクル流量の検出流量信号(第
2の検出流量信号) fsをあらためて入力パラメータ
のひとつとして演算器53(ユ加えるよう(ニしておく
のが良い。この演算器53より出力される演算信号tは
第1の制御装置31 に対しその設定温度値信号35と
して与えられるので、第1図の場合に説明した第1の制
御装置31の作用のとおり、これCユ従って調節器37
の機能により調節弁39の弁開度制御を行なうことがで
き、この結果冷却器30の温度調節が行なわれる。例え
は、リサイクル燃料流量がかなり大きく、燃料極11A
入口の燃料中の水分0度が許容されたレベルよりもかな
り高くなった場合を想定すると、演算器53による関数
演算の結果第2の制御装[41から出力される設定温度
信号は低下し、調節弁39の開度な増加させる方向C二
作用することになるので、冷却器30を通過する燃料温
度は低下し気水分離器8中の水蒸気分圧レベルも燃料温
度に応じて低下する。この結果、気水分離器8から排出
される燃料の水蒸気分圧は低くなるので、リサイクル燃
料が合流しt後に燃料極11A入口の燃料中の水分濃度
は抑制されて、許容された低いレベルの水分濃度値に近
づくことζユなる。従ってこのような作用により、上述
した第1図の場合と同様の効果が得られるものである。 局、上記各冥施例Iニおいては演算器53の入力パラメ
ータとして検出電流値信号Iを用いているが、このかわ
り(ユ目標負荷レベル(ユ応じて設定される設定電流値
信号を用いるよう(ユしても同様の効果を得ることがで
きる。この場合は電流検出器5oは不要である。 また、上記各実施例においては冷却用の媒体として冷却
水を用いたが、これに限らずその他の冷却媒体を適用す
るようにしてもよい。 さらf二、上記各実施例においては気水分離器8の温度
調節方法として、冷却器30を前段に設けその冷却水導
入量を調節弁39によりv!4wJする場合を述べたが
、必ずしもこれシー限定されるものではなく例えば第1
の制御装置31の制御対象として気水分離器8の温度調
節を行なういかなる方法を設定しても、同様に本発明を
適用することができるものである。 その他、本発明はその要旨をKWしない範囲で、種々に
変形して実施することができるものである。 [発明の効果コ 以上説明したようC;本発明(:よれば、電解質層を挾
んで燃料極および酸化剤極の一対の電極を配置すると共
≦:、前記燃料極1;燃料を供給しまた前記酸化剤極C
二酸化剤を供給して、このとき起こる電気化学的反応に
より前記両電極間から電気エネルギーを取り出す燃料電
池と、この燃料電池の燃料極出口側ラインを介して排出
される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワを介して前
記燃料極の入口側ラインへ再循環させるように構成され
た再循環ラインと、前記燃料極の入口側ライン上に設け
られ冷却媒体により冷却された燃料からその中の水分を
分離して排出する気水分離器と、前記冷却媒体を供給す
るライン上に設けられ当該ラインを通過する冷却媒体量
を調節する制御弁と、前記気水分離器を流通する燃料の
温度を検出する温度検出器と、この温度検出器:ユより
検出された温度を設定温度値と比較しかつこの比較結果
に基づいて前記制御弁の弁開度を制(IXITる第1の
制御装置とからなる燃料電池発電システム(ユおいて、
前記燃料極の入口側ライン上に設けられ尚該ラインを流
れる燃料の流量を検出する流量検出器と、この流量検出
器I:より検出されたit値傷信号前記燃料電池の電気
負荷レベルに対応する負荷信号とを用いて関数演算を行
ない、かつこの演算信号を前記第1の制御装置ζ二対し
てその設定温度値を表わす信号として与える第2の制御
装置とを備えて構成する工うCユしたので、燃料電池の
燃料極大口側から導入される燃料中の水蒸気圧を高める
ことなくリサイクル燃料量を長目に確保することができ
、結果としてシステム全体のエネルギー効率の向上を図
ることが可能な極めて信頼性の高い燃料電池発電システ
ムが提供できる。
ユ、前記燃料極(ユ燃料を供給しまた前記酸化剤極C二
酸化剤を供給して、このとき起こる電気化学的反応によ
り前記両電極間から電気エネルギーを取り出す燃料電池
と、この燃料電池の燃料極出口側ラインを介して排出さ
れる排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワを介して前記
燃料極の入口側ラインへ再循環させるようC二構成され
た再循環ラインと、前記燃料極の入口側ライン上に股け
られ冷却媒体により冷却された燃料からその中の水分を
分離して排出する気水分離器と、前記冷却媒体を供給す
るライン上に設けられ当該ラインを通過する冷却媒体全
を調節する制御弁と、前記気水分離器を流通する燃料の
温度を検出する温度検出器と、この温度検出器により検
出された温度を設定温度値と比較しかつこの比較結果1
−基づいて前記制御弁の弁開度を制御する第1の制御装
置とから成る燃料電池発電システムにおいて、前記燃料
極の入ロ側ライン上C二股けられ当該ラインを流れる燃
料の流量を検出する流量検出器と、この流量検出器によ
り検出された流量値信号と前記燃料電池の電気負荷レベ
ルに対応する負荷信号とを用いて関数演算を行ない、か
つこの演算信号を前記第1の制御装置に対してその設定
温度値を表わす信号として与える第2の制御装置とを備
えることにより、燃料電池の燃料極−人口側での実際の
燃料中の水分濃度を適切な濃度C二保つよう(ニジ念こ
とを特徴とする。 [発明の実施例コ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第1図は、本発明I:よる燃料電池発電システムの
構成例をブロック的に示し元もので、第3図と同一部分
(ユは同一符号を付して示している。なお第1図では、
燃料改質装置、空気処理装置等Iユついてはその図示を
省略している。 第1図5−おいて、11は電解質層を挾んで燃料極11
人および酸化剤極11Bの一対の電極を配置するととも
に1上記燃料極11人電−燃料を供給しまた上記酸化剤
極1113 C二酸化剤を供給して、このとき起こる電
気化学的反応により上記両電極間から電気エネルギーを
取り出T燃料電池、14はこの燃料電池11の燃料極1
1Aの出口側に設けられ、かつ燃料極11Aの出口側ラ
インを介して排出される排気燃料の一部を分岐しりサイ
クルブロワ15を介して上記燃料極11Aの入口側ライ
ンへリサイクルさせるように構成されたリサイクルライ
ン、3oは上記燃料極11Aの入口側ライン上に設けら
れ尚該ラインを流れる燃料を冷却媒体である冷却水40
により冷却する冷却器、8は上記燃料極11Aの入口側
ライン上の冷却器30の下流側に設けられ上記冷却器3
0で冷却された燃料からその中の水分を分離して排出す
る気水分離器、34はそのドレン弁、39は上記冷却器
30C;冷却水40を供給するライン上に設けられ当該
ラインを通過する冷却水量を調節する制御弁である。ま
念、32は上記気水分離器8の出口側に設けられこれを
流通する燃料の温度を検出する温度検出器、31はこの
温度検出器32により検出された検出温度信号33を、
設定温度値信号35と比較し、かつこの比較結果である
偏差信号36を調節器37に入力しこれC;基づいて上
記制御弁39の弁開度を制御する弁開度制御量信号38
を出力するように構成された第1の制御装置である。 さらCユ、51は上記燃料極11Aの入ロ側ライン上に
設けられ当該ラインを流れる燃料の流量を検出する流量
検出器、50は上記燃料電池の出力電流レベルを検出す
るためζ二設けられ′fI−電流検出器であり、52は
前記流量検出器51−より検出された検出流量値信号f
と前記電流検出器50により検出された検出電流値信号
iとを演算器53に入力して関数演算を行ない、かつこ
の演算信号tを上記第1の制御装置31に対してその設
定温度値信号35として与えるように構成され几第2の
制御装置である。 なお、上記で調節器37としてはPID調節器や、不感
帯をもつリミッタ−等により構成することができる。ま
た演算器53としては、あらかじめ設定しである関数形
式に従って入力信号を用いた関数演算を行ない演算結果
に応じた出力信号を得る方式の関数演算器や、あらかじ
め記憶しである数値表を検索することにより入力信号(
ユ対応し比出力信号を得る方式の関数演算器等、および
これらとPID調節器や不感帯をもつリミッタ−とを組
合せた形で構成することができる。 次に、かかる如く構成した2つの制御装置を備えて成る
燃料電池発電システムの作用について述べる。 今、燃料電池発電システムの運転状態C;おいて、第1
の制御装置31においては調節器37の調節機能を適切
C二股定することにより、温度検出器32にて検出され
た検出温度信号33の値が設定温度値信号35の値にで
きる限り近づくように調節弁39の弁開度制御量信号あ
を定めることにより、冷却器30を通過する燃料の温度
を調節することができる。すなわちこれは、気水分離器
8中の燃料温度をある設定温度値に近づけることシーな
るため、この設定温度値Cユ応じた燃料中の水蒸気分圧
が得られ、その結果として気水分離器8より排出されて
燃料極11人(ユ導入される燃料中の水分濃度は、燃料
の流量とは無関係(ユある一定の値(ユ調節されること
になる。なお、気水分離器8で分離された凝縮水はドレ
ン弁別を介して外部へ排出される。また、もしリサイク
ルブロワ15が停止していてリサイクルライン14から
の非燃料の環流がなければ、上記の状態で燃料極11A
−二導入される燃料中の水分濃度な略一定Cユ保つこと
ができ、以上の燃料中水分濃度の調節方法は従来より一
般に行なわれている方法である。 次C;第2の制御装置52(ユおいては、演算器53の
関数形式を適切に設定することにより、流量検出器51
にて検出された検出流量値信号fと電流検出器50にて
検出された検出電流値信号iとをパラメータとして、気
水分離器8を流通する燃料の目標とすべき温度レベルを
算出することができる。その理由は次のとおりである。 すなわち、燃料電池1]の燃料極11Aの入口側におけ
る燃料流量と出口側における排気燃料渡世及びこれらに
含まれる水分濃度の関係は、燃料極での消費水素ガス量
(これは負荷電流レベル1:比例する)、電池反応生成
水のうち燃料極側への排出水分量(やはり負荷電流レベ
ルに比例する)、燃料極排気燃料のうちリサイクルライ
ンL4に分岐されるリサイクル燃料流量、気水分離器8
より供給される燃料流せ及びそれC二含まれる水分濃度
(前述のようC二これは気水分離器8を流通する燃料の
温度に対応して定まる)によって一意的Cユ決めらねる
としてよい。このことを集約するならば、燃料極11A
入口側の燃料中水分濃度は、負荷電流レベルと、リサイ
クル燃料流量と、気水分離器8より供給される燃料流量
と、 気水分離器8を流通する燃料の温度とをパラメータとし
て決めることができる。すなわちこれらのパラメータは
ある関係C′−ある。さらCユ言い換えれば、ある電池
運転状態C二おける負荷電流レベルと、リサイクル燃料
流量と、そのときの気水分離器8より供給される燃料流
量とを知って、特定の関数C;従い適切な温度値を選び
その値に気水分離器8を流通する燃料の温度を調節する
ことができれば、リサイクル燃料が合流し友後の燃料極
11A入口側の燃料中水分濃度をある一定の低いレベル
に常時保つことが可能となる。 一般(;リサイクル燃料流量を常時一定値とするか、あ
るいは負荷電流レベルの関数として設定しておくことが
行なわれる。このことを考蕉すれば、入力パラメータと
しては電池負荷電流レベル(検出電流値信号i)及び気
水分離器8より供給される燃料流量レベル(検出燃料流
量信号f)の2つだけを選び、ある定められ念関数Cユ
従った演算を行なうことで、目標と丁べき気水分離器8
を流通する燃料の温度レベル(演算信号t)を得ること
ができる。 上記演算信号tは第1の制御装置31に対しその設定温
度信号35として与えられるので、先述した第1の制御
装置3】の作用のとおり、これに従って調節器37の機
能により調節弁39の弁開度制御を行なうことができ、
この結果冷却器30の温度llI節が行なわれる゛。例
えば、電池負荷電流レベルがかなり大きくリサイクル燃
料中C二多散の水分を含むことで燃料極11A入口の燃
料中の水分1li11度が許容されたレベルよりもかな
り高くなった場合を想定すると、検出電流値信号iと検
出燃料流量信号fとを入力とした関数演算の結果第2の
制御装置41から出力される設定温度信号は低下し、第
1の制御装置31(ユおける冷却器30の温度調節レベ
ルを低下させる方向に作用すること1二なる。その結果
、気水分離器8を通過する燃料温度が低下し、水蒸気分
圧もこの温度Cユ応じて低下する。さらCユこの結果、
リサイクル燃料が合流し念後の燃料極11A入口の燃料
中の水分濃度は抑制されて、許容され九低いレベルの水
分機度値(:近づくことC;なる。 従ってこのような作用により、燃料電池11の燃料極1
1Aに導入される燃料中の水分濃度を、燃料極11Aの
入口側ライン上流の気水分離器8から供給される燃料流
量(ユよらず、ま之電池電気負荷景1:よらず、許容さ
れた低レベルの水分濃度値Cユ制御することが可能とな
る。このことにより、燃料極11A内部での電解質水蒸
気分布を定常的に均一に保ちつつ、電解質の過剰な飛散
を防止することができるので、良好な電池特性を維持す
ることが可能である。またこれにより、燃料極11Aへ
導入される燃料流量のうちリサイクルライン14から合
流される流量の比率を比較的大きくとることが可能とな
るので、同一電池出力レペルCユ対して必要となる改質
燃料量を節約することが可能となる。 その結果、改質燃料の消費量を節約してこれに必要な燃
料改質装置の熱エネルギーを節約することで、燃料電池
発電システム全体のエネルギー効率を高めることができ
る。 [効果] 上述したように本実施例(:よる燃料電池発電システム
は、電解質層な挾んで燃料極11Aおよび酸化剤極11
Bの一対のtfjを配置すると共に、上記燃料極11A
に燃料を供給しまた上記酸化剤極11Bに酸化剤を供給
して、このとき起こる電気化学的反応により前記両′w
t極間から電気エネルギーを取り出す燃料電池11と、
この燃料電池11の燃料極11A出口側ラインを介して
排出される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワ15を
介して前記燃料極11Aの入口側ラインへ再循環させる
ように構成された再循環ライン14と、上記燃料極11
Aの入口側ライン上に設けられ冷却媒体である冷却水4
0により冷却された燃料からその中の水分を分割して排
出する気水分離器8と、上記冷却水40を供給するライ
ン上に設けられ当該ラインを通過する冷却水雲を調節す
る制御弁39と、上記気水分離器8を流通する燃料の温
度を検出する温度検出器32と、この温度検出器32に
より検出された温度を設定温度値35と比較しかつこの
比較結果に基づいて上記制御弁3ソの弁開度を制御する
弁開度制御清信号38を出力する第1の制御装置31と
からなる燃料電池発電システムにおいて、上記燃料極1
1Aの入口側ライン上(:設けられ当該ラインを流れる
燃料の流量を検出する流量検出器51と、この流量検出
器51により検出された流量値信号fと上記燃料電池の
電気出力回路C二股けられて負荷電流を測定する電流検
出器50より得られる電流値信号iとを演算器53に入
力して関数演算を行ない、かつこの演算信号tを上記第
1の制御装置31に対してその設定温度値35を表わす
信号として与える第2の制御装f!152とから構成す
るようにしたものである。 従って、電池負荷量によらず燃料電池1]の燃料極11
A入口側から導入される排気燃料中の水蒸気圧を高める
ことなくリサイクル燃料排気ガス量を多tに確保するこ
とができ、その結果としてシステム全体のエネルギー効
率の向上を□□□ることが可能となり、極めて信頼性の
高い燃料電池発電システムを得ることができる。 [他の実施例] 尚、本発明は上記実施例C二限定されるものではなく、
次のようCユしても実施することができるものである。 第2図は1本発明の他の実施例1:よる燃料電池発電シ
ステム5二おける燃料電池およびその周辺の構成例をブ
ロッ的に示し念もので、第1図と同一部分Cユは同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異な□る部分l
二ついてのみ述べる。 つまり第2図1−おいて第1図と異なる点は、リサイク
ルライン14上C;当該ラインを流れるリサイクル燃料
排気流量を検出するための第2の流量検出器54を設け
、これで検出された第2の検出流量値信号f、を入力信
号として演算器53に加えるようC二構成し、さらC;
演算器53における関数演算機能としては、流量検出器
51(以下第1の流量検出器と称す)からの検出流量値
信号(以下第1の検出流量信号flと称す)と検出流量
信号轟と第2の検出流量値信号f2とを入力パラメータ
として関数演算を行ない、目標とすべき気水分離器8を
流通する燃料の温度レベル(演算信号t)を得るように
していることC″−ある。 かかる構成の燃料電池発電システム!=おいて、その作
用は第1図の場合と略同様I:なる。 すなわち第2の制御装置52においては、演算器53の
関数形式を適切に設定することにより、第1の流量検出
器51にで検出された第1の検出流量値信号f1と第2
の流量検出器54にて検出された第2の検出流量値信号
f3と電流検出器50(ユて検出さEた検出電流値信号
1とをパラメータとして、気水分離器8を流通する燃料
の目標とすべき温度レベルを算出することができる。そ
の理由は前述のとおりである。すなわち、燃料極11A
入口側の燃料中水分濃度は、負荷電流レベルと、リサイ
クル燃料流量と、気水分離器8より供給される燃料流量
と、気水分離器8を流通する燃料の温度とをパラメータ
として決めることができる。すなわちこれらのパラメー
タはある関数関係C二ある。さらに言い換えれば、ある
電池運転状態(:おける負荷電流レベルと、リサイクル
燃料流量と、そのときの気水分離器8より供給される燃
料流量とを知ユ)て、特定の関数(ユ従い適切な温度値
を選びその値I:気水分離器8を流通する燃料の温度を
調節することができれば、リサイクル燃料が合流した後
の燃料極11A入口側の燃料中水分濃度をある一定の低
いレベルに常時保つことが可能となる。 第1図の例においては、リサイクル燃料流量を常時一定
値とするか、あるいは負荷電流レベルの関数として設定
しておくことを前提としたが、特殊な運転条件のもとで
はリサイクル流量を時間的(ユ変化させる必要があるこ
とも想定される。従ってこの場合は、電池負荷電流レベ
ル(検出電流値信号i)の関数としてリサイクル流量を
表現できないため、リサイクル流量の検出流量信号(第
2の検出流量信号) fsをあらためて入力パラメータ
のひとつとして演算器53(ユ加えるよう(ニしておく
のが良い。この演算器53より出力される演算信号tは
第1の制御装置31 に対しその設定温度値信号35と
して与えられるので、第1図の場合に説明した第1の制
御装置31の作用のとおり、これCユ従って調節器37
の機能により調節弁39の弁開度制御を行なうことがで
き、この結果冷却器30の温度調節が行なわれる。例え
は、リサイクル燃料流量がかなり大きく、燃料極11A
入口の燃料中の水分0度が許容されたレベルよりもかな
り高くなった場合を想定すると、演算器53による関数
演算の結果第2の制御装[41から出力される設定温度
信号は低下し、調節弁39の開度な増加させる方向C二
作用することになるので、冷却器30を通過する燃料温
度は低下し気水分離器8中の水蒸気分圧レベルも燃料温
度に応じて低下する。この結果、気水分離器8から排出
される燃料の水蒸気分圧は低くなるので、リサイクル燃
料が合流しt後に燃料極11A入口の燃料中の水分濃度
は抑制されて、許容された低いレベルの水分濃度値に近
づくことζユなる。従ってこのような作用により、上述
した第1図の場合と同様の効果が得られるものである。 局、上記各冥施例Iニおいては演算器53の入力パラメ
ータとして検出電流値信号Iを用いているが、このかわ
り(ユ目標負荷レベル(ユ応じて設定される設定電流値
信号を用いるよう(ユしても同様の効果を得ることがで
きる。この場合は電流検出器5oは不要である。 また、上記各実施例においては冷却用の媒体として冷却
水を用いたが、これに限らずその他の冷却媒体を適用す
るようにしてもよい。 さらf二、上記各実施例においては気水分離器8の温度
調節方法として、冷却器30を前段に設けその冷却水導
入量を調節弁39によりv!4wJする場合を述べたが
、必ずしもこれシー限定されるものではなく例えば第1
の制御装置31の制御対象として気水分離器8の温度調
節を行なういかなる方法を設定しても、同様に本発明を
適用することができるものである。 その他、本発明はその要旨をKWしない範囲で、種々に
変形して実施することができるものである。 [発明の効果コ 以上説明したようC;本発明(:よれば、電解質層を挾
んで燃料極および酸化剤極の一対の電極を配置すると共
≦:、前記燃料極1;燃料を供給しまた前記酸化剤極C
二酸化剤を供給して、このとき起こる電気化学的反応に
より前記両電極間から電気エネルギーを取り出す燃料電
池と、この燃料電池の燃料極出口側ラインを介して排出
される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロワを介して前
記燃料極の入口側ラインへ再循環させるように構成され
た再循環ラインと、前記燃料極の入口側ライン上に設け
られ冷却媒体により冷却された燃料からその中の水分を
分離して排出する気水分離器と、前記冷却媒体を供給す
るライン上に設けられ当該ラインを通過する冷却媒体量
を調節する制御弁と、前記気水分離器を流通する燃料の
温度を検出する温度検出器と、この温度検出器:ユより
検出された温度を設定温度値と比較しかつこの比較結果
に基づいて前記制御弁の弁開度を制(IXITる第1の
制御装置とからなる燃料電池発電システム(ユおいて、
前記燃料極の入口側ライン上に設けられ尚該ラインを流
れる燃料の流量を検出する流量検出器と、この流量検出
器I:より検出されたit値傷信号前記燃料電池の電気
負荷レベルに対応する負荷信号とを用いて関数演算を行
ない、かつこの演算信号を前記第1の制御装置ζ二対し
てその設定温度値を表わす信号として与える第2の制御
装置とを備えて構成する工うCユしたので、燃料電池の
燃料極大口側から導入される燃料中の水蒸気圧を高める
ことなくリサイクル燃料量を長目に確保することができ
、結果としてシステム全体のエネルギー効率の向上を図
ることが可能な極めて信頼性の高い燃料電池発電システ
ムが提供できる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図、第2
図は本発明の他の実施例を示す構成ブロック図、第3図
は従来の燃料電池発電システムを示す構成ブロック図で
ある。 1・・・原燃料 2・・・スチーム供給器3・
・・原燃料制御弁 4・・・スチーム制御弁5・・・
燃料改質装@ 6・・・改質触媒チューブ7・・・変
成器 8・・・気水分離器9・・・補助バーナ
lO・・・補助バーナ燃料制御弁11・・・燃料電池
11A・・・燃料極11B・・・酸化剤8i1
2・・・改質燃料制御弁13・・・メインバーナ 1
4・・・リサイクルライン15・・・リサイクルブロワ
16・・・気水分離器17・・・高温排ガス 1
8・・・混合器19・・・ターボコンプレッサー L9
A・・・タービン19B・・・コンプレッサー 20・
・・空気制御弁21・・・空気制御弁 22・・・
空気制御弁詔・・・リサイクルライン24・・・リサイ
クルブロワ25・・・気水分離器 26・・・電気
負荷30・・・冷却器 31・・・制御装置3
2・・・温度検出器 34・・・ドレイン弁35・
・・目標温度信号 37・・・調節器39・・・調節
弁 40・・・冷却剤50・・・電流積、出器
51・・・流量検出器52・・・制御装置
53・・・演算器代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文
図は本発明の他の実施例を示す構成ブロック図、第3図
は従来の燃料電池発電システムを示す構成ブロック図で
ある。 1・・・原燃料 2・・・スチーム供給器3・
・・原燃料制御弁 4・・・スチーム制御弁5・・・
燃料改質装@ 6・・・改質触媒チューブ7・・・変
成器 8・・・気水分離器9・・・補助バーナ
lO・・・補助バーナ燃料制御弁11・・・燃料電池
11A・・・燃料極11B・・・酸化剤8i1
2・・・改質燃料制御弁13・・・メインバーナ 1
4・・・リサイクルライン15・・・リサイクルブロワ
16・・・気水分離器17・・・高温排ガス 1
8・・・混合器19・・・ターボコンプレッサー L9
A・・・タービン19B・・・コンプレッサー 20・
・・空気制御弁21・・・空気制御弁 22・・・
空気制御弁詔・・・リサイクルライン24・・・リサイ
クルブロワ25・・・気水分離器 26・・・電気
負荷30・・・冷却器 31・・・制御装置3
2・・・温度検出器 34・・・ドレイン弁35・
・・目標温度信号 37・・・調節器39・・・調節
弁 40・・・冷却剤50・・・電流積、出器
51・・・流量検出器52・・・制御装置
53・・・演算器代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 三俣弘文
Claims (3)
- (1)電解質層を挾んで燃料極および酸化剤極の一対の
電極を配置すると共に、前記燃料極に燃料を供給しまた
前記酸化剤極に酸化剤を供給して、このとき起こる電気
化学的反応により前記両電極間から電気エネルギーを取
り出す燃料電池と、この燃料電池の燃料極出口側ライン
を介して排出される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロ
ワを介して前記燃料極の入口側ラインへ再循環させるよ
うに構成された再循環ラインと、前記燃料極の入口側ラ
イン上に設けられ冷却媒体により冷却された燃料からそ
の中の水分を分離して排出する気水分離器と、前記冷却
媒体を供給するライン上に設けられ当該ラインを通過す
る冷却媒体量を調節する制御弁と、前記気水分離器を流
通する燃料の温度を検出する温度検出器と、この温度検
出器により検出された温度を設定温度値と比較しかつこ
の比較結果に基づいて前記制御弁の弁開度を制御する第
1の制御装置とからなる燃料電池発電システムにおいて
、前記燃料極の入口側ライン上に設けられ当該ラインを
流れる燃料の流量を検出する流量検出器と、この流量検
出器により検出された流量値信号と前記燃料電池の電気
負荷レベルに対応する負荷信号とを用いて関数演算を行
ない、かつこの演算信号を前記第1の制御装置に対して
その設定温度値を表わす信号として与える第2の制御装
置とを備えて構成するようにしたことを特徴とする燃料
電池発電システム。 - (2)電解質層を挾んで燃料極および酸化剤極の一対の
電極を配置すると共に、前記燃料極に燃料を供給しまた
前記酸化剤極に酸化剤を供給して、このとき起こる電気
化学的反応により前記両電極間から電気エネルギーを取
り出す燃料電池と、この燃料電池の燃料極出口側ライン
を介して排出される排気燃料の一部を分岐し再循環ブロ
ワを介して前記燃料極の入口側ラインへ再循環させるよ
うに構成された再循環ラインと、前記燃料極の入口側ラ
イン上に設けられ冷却媒体により冷却された燃料からそ
の中の水分を分離して排出する気水分離器と、前記冷却
媒体を供給するライン上に設けられ当該ラインを通過す
る冷却媒体量を調節する制御弁と、前記気水分離器を流
通する燃料の温度を検出する温度検出器と、この温度検
出器により検出された温度を設定温度値と比較しかつこ
の比較結果に基づいて前記制御弁の弁開度を制御する第
1の制御装置とからなる燃料電池発電システムにおいて
、前記燃料極の入口側ライン上に設けられ当該ラインを
流れる燃料の流量を検出する第1の流量検出器と、前記
再循環ライン上に設けられ当該ラインを流れる排気燃料
の流量を検出する第2の流量検出器と、上記第1および
第2の流量検出器により検出された流量信号と前記燃料
電池の電気負荷レベルに対応する負荷信号とを用いて関
数演算を行ない、かつこの演算信号を前記第1の制御装
置に対してその設定温度値を表わす信号として与える第
2の制御装置を備えて構成するようにしたことを特徴と
する燃料電池発電システム。 - (3)特許請求の範囲第1項および第2項に記載される
燃料電池発電システムにおいて、燃料電池の電気負荷レ
ベルに対応する負荷信号としては、電池の設定電流値信
号あるいは測定電流値信号を用いることを特徴とする燃
料電池発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254933A JPS62115671A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 燃料電池発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254933A JPS62115671A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 燃料電池発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62115671A true JPS62115671A (ja) | 1987-05-27 |
Family
ID=17271872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60254933A Pending JPS62115671A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 燃料電池発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62115671A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6541141B1 (en) * | 2000-06-13 | 2003-04-01 | Hydrogenics Corporation | Water recovery in the anode side of a proton exchange membrane fuel cell |
JP2007042363A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムとその運転方法および燃料電池 |
-
1985
- 1985-11-15 JP JP60254933A patent/JPS62115671A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6541141B1 (en) * | 2000-06-13 | 2003-04-01 | Hydrogenics Corporation | Water recovery in the anode side of a proton exchange membrane fuel cell |
JP2007042363A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムとその運転方法および燃料電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6855442B2 (en) | Fuel cell and method of operating same | |
JP2001143732A (ja) | 固体高分子型燃料電池発電システム及びその運転方法 | |
JPS6030062A (ja) | 燃料電池出力制御装置 | |
JP2007141744A (ja) | 燃料電池システム | |
JPS61277171A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JPS6229869B2 (ja) | ||
JPS60177565A (ja) | 燃料電池発電システムの運転方法 | |
JP6304366B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JPH10106607A (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池発電装置 | |
JPS62278764A (ja) | 燃料電池発電プラント | |
JPS62115671A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JPH0461464B2 (ja) | ||
JPS62222571A (ja) | 燃料電池発電プラント | |
JPS6229867B2 (ja) | ||
JPS6210873A (ja) | 燃料電池発電システム | |
CN112038667B (zh) | 一种用于氢氧燃料电池测试的气体循环加湿方法及装置 | |
JP3211505B2 (ja) | 溶融炭酸塩型燃料電池発電装置のアノード入口温度制御方法 | |
JPH0824054B2 (ja) | 燃料電池発電プラントとその制御方法 | |
JPH08255621A (ja) | 燃料電池発電装置 | |
JP2557336B2 (ja) | 燃料電池発電システム | |
JPS62119869A (ja) | 燃料電池発電プラントの制御システム | |
JPH0650639B2 (ja) | 燃料電池 | |
JPS62219472A (ja) | 燃料電池発電システム | |
JPS6220256A (ja) | 燃料電池発電プラント | |
JPS6180767A (ja) | 燃料電池発電プラントの燃料供給システム |