JPS62115101A

JPS62115101A - 光ケ−ブル

Info

Publication number: JPS62115101A
Application number: JP60255362A
Authority: JP
Inventors: Hiromasa Ishiwatari; 石渡　裕政; Hiroshi Watabe; 宏渡部; Kazuhiro Kayashima; 一弘萱嶋; Kiyoko Ooshima; 希代子大嶋
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-11-14
Filing date: 1985-11-14
Publication date: 1987-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はレーザー光等を目的部位に導く光フアイバーケ
ーブルに関するものである。

従来の技術従来第４図に示す様なレーザーメス、レーザー加工機に
おいて、レーザー発振管を備えたレーザー発振装置１か
らレーザー光を目的部位に導くために操作性に優れた細
径の光フアイバーケーブル２を利用している。これを用
いたレーザーメスでは、細径で可焼性に優れている光フ
アイバーケーブル２のハンドピース部３を内視鏡や、硬
性鏡の内部に通して体内に挿入し、患部を開力せずに治
療することが注目されている。この光ファイバーは、パ
ワーレーザーを透過できる石英、　ｈｇｃｔ　。

ＴｔＢｒ　−ＴｔＩ　、　Ｃ８Ｂｒ等の拐料を用いたも
のが使用されつつある。

発明が解決しようとする問題点第６図の様な光フアイバーケーブル２を体内に挿入する
場合、出射端部４のレンズ又はウィンド６が体内液等で
汚れ、その状態でレーザー光を照射すると、レンズ、ウ
ィンド等が焼損し、透過率が悪化するため、十分な治療
が得られない。

そのため、第６図の様にレンズ、ウィンド６の−Ｌ部か
らアシストガス６や生理食塩水等を噴出し汚れを落とす
方法や、第７図の様に出射端部に膜７を貼りつけ、挿入
時はこの膜７で開口部を保護し、照射時にはレーザー光
で膜７を蒸散してから作業する方法等があるが、アシス
トガスの場合かなり強く噴出しないと汚れがとれず又生
理食塩水もかなりの量を流さなければならないことから
人体内部の例えば眼内のように圧カ一定条件が必要な場
所では、原基が制限されレンズ、ウィンドウ等の汚れを
十分に洗浄することはできない。又膜の方法では、挿入
時に体内の粘膜や、突起物に接触した時に破損の恐れが
あり、更に破損しない場合でも、レーザーで膜を蒸散さ
せるため、体内で蒸散させても良い物質で膜を形成しな
くてはならず難しい問題がある。

本発明はハンドピース出帽部に、レーザー光で制御可能
なシャッターを設け、ハンドピース挿入時などの際、レ
ンズ捷たはウィンドを保護すると共に、レーザー光を照
９、］シようとする時は、レーザー光によるシャッタ部
湿度の上列により、シャッタが開くように構成したもの
である。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、ハンドピ
ースのレーザ出射端部に形状記憶合金からなる細いワイ
ヤと、耐熱性の軟らかい膜とで構成されるシャッタを設
け、レーザ光または電流によって形状記憶合金からなる
ワイヤを熱し、このワイヤが記憶形状に戻ることに」＝
って、シャッタが開くような構成としたものである。

作用ハンドピース先端部を体内に刺人捷たは挿入する際、ハ
ンドピース先端部は、生体組織や、血液その他の体液に
接し、先端部附近に配設されているレンズまたはウィン
ドがそれらによって汚れる可能性がある。もしレンズま
たはウィンド（以後単にレンズとする）が汚れる場合に
は、ＣＯ２レーザ光を通した場合、レンズ表面の汚れに
よってレーザ光が吸収され湿度が上昇してレンズを損傷
する原因となると同時に、レーザ光が目的部位に照射さ
れない。本技術的手段によれば、ハンドピース先端挿入
時には、先端部のシャッタが閉じており、内部のレンズ
を保護する。挿入した後、ハンドピース先端部が、空洞
ないし空洞類似の部位に達して、レーザ光を照射しよう
とする直前に、弱いレーザ光を照射するか、またはシャ
ッタを構成する形状記憶合金から成るワイヤに電流を流
して。

ワイヤの湿度を上昇させる。この結果ワイヤは記憶形状
に復帰し、シャックが開く。この時ワイヤの記憶形状は
あらかじめ、ハンドピース先端部チューブ周辺に沿うよ
うな円弧となるように処理されている。したがってワイ
へ１の湿度が上昇すると。

ワイヤはハンドピース先端開口部円周にＩＦ−ｉう形に
変形し、ワイヤの変形と共に、ワイヤと一体的に構成さ
れている軟らかい膜も変形し、シャッタはほぼ円形に開
く。このようにしてから、所定のパワーのレーザ光を目
的部位に向って照射すれば、レンズの汚れによるレーザ
光の吸収を防止し、したがってレンズの湿度士別を防止
できると同時に、目的部位に対して効果的にレーザ光を
照射することができる。

実施例第１図は本発明の一実施例のハンドピース部３の構成を
示す。光ファイバ８は保護チューブ９に挿入され、出射
端は、レンズまたはウィンド６を有する先端保護具１０
で保護されている。これらはパイプ１１に挿入され、パ
イプ１１の先端には、レンズまたはウィンド６を保護す
るための、シャッタ１２が設けられている。

ベー７第２図（ａ）は、シャッタの正面図で、説明の都合上、
シャッタ羽根は一枚だけが示されており、シャッタが閉
じている状態を示し、第２図（ｂ）は、同図（２Ｌ）の
シャッタが開いた状態を示す。パイプ１１の端部１３に
、形状記憶合金から成るワイヤ１４が、端部１３の２点
１６１Ｌ　、　１６ｂで固定されている。このワイヤ１
４の長さは、２点１６ａ。

１６ｂとパイプの端部１３の一部で形成される円弧の長
さとほぼ同じ長さとするため、第２図（ａ）に示す６ｎ
　＜　、直線状ではない。更に形状が容易に変形する膜
１６が、端部１３とワイヤ１４で形成される閉空間に設
けられており、この膜の一方の端部はパイプの端部１３
に接着剤などで接着され、他の一方は、形状記憶合金か
ら成るワイヤ１４に接着されて一体的になってシャッタ
１２を構成する一枚のシャッタ羽根を構成している。説
明の都合」−シャッタ羽根は一枚だけを示しているが、
通常は複数のシャッタ羽根で、一つのシャッタが構成さ
れ、第２図（ａ）は３枚のンヤソタ羽根で構成されるシ
ャッタのシャック羽根一枚を示している。

次にこれらの図によって使用例を説明する。第１図に示
すハンドピース部のシャッタ１２を閉じた状態にして、
生体内の目的部位に挿入する。この時、ハンドピース３
の先端部シャッタ１２およびその周辺には、血液または
その他の体液等が付着スルが、ハンドピース内部のレン
ズ、またはウィンド６は清潔に保たれたままである。ハ
ンドピース先端部とレーザを照射する目的部位との間に
はＣ０２レーザの場合、液体が存在しないように空気そ
の他のガスが満たされていなければならない。

一方ＹＡＧレーザの場合には、水での吸収が少ないから
、血液またはその他の体液あるいは水などが多少存在し
ていてもかまわない。ハンドピースが目的部位に挿入さ
れ、レーザを照射するための準備が完了したら５レ一ザ
発振器（図示せず）から比較的低いパワーのエネルギー
をシャック１２゛に向って照射する（以後これを予備照
射と呼ぶ）。

この時のエネルギー量は、シャッタ１２を構成する形状
記憶合金ワイヤ１４の湿度が、マルテンサイトから母相
の結晶構造へ変態し始める湿度（以９ペーノ後加熱変態ン晶度と呼ぶ）以上になるように選ばれる。

ワイヤ１４はあらかじめ加熱変態温度以上において、第
２図（ｂ）に示すように、パイプの端部１３の周辺に沿
うような形になるよう形状記憶処理が施こされている。

したがって、前記レーザの予備照射によって、ワイヤ１
４の湿度が、加熱変態湿度以」二に達すると、該ワイヤ
は記憶形状に戻るため、第２図（ｂ）のようにパイプの
端部１３の周辺に沿う形状になる。この時、ワイヤには
、膜１６が貼っであるから、膜１６もワイヤ１４と共に
バイブ端部１３周辺に寄せられ、第２図（ｂ）の１６に
示すようになる。このようにして全てのシャッタ羽根が
、パイプ端部１３の周辺に沿うようになってシャッタ１
２が開き、治療照射のための準備が完了する。治療照射
中は、大部分のエネルギーが、ファイバ８からレンズま
たはウィンド６を透過して、目的部位に照射されるが、
一部はパイプ１１の端部１３近傍にも漏れて来るから、
ワイヤ１４の温度は適当に保たれる。第３図は３枚のシ
ャッタ羽根１４−１．１４−２．１４−３か１０、、、ら構成されるシャッタが閉じた状態を示すが、各シャッ
タ羽根は互いに少しづつオーバーラツプしている。

第１図、第２図、第３図に示したシャッタは。

閉じた状態で平面の膜状になるように構成されているが
、平面である必要はなく、ドーム状であっても良い。１
だ、シャッタを開くために、レーザの予備照射によって
ワイヤ１４の湿度を高めるようにしているが、ワイヤ１
４自身に電流を流して加熱しても良く、この時には、ハ
ンドピース内にそのための配線を施こすことが必要であ
る。

発明の効果以上のような構成によれば、生体内に光ファイバーから
なるケーブルを挿入する場合、簡単な構成で、レーザ出
射部であるレンズやウィンドの汚染を受けることなく体
内でのレーザ治療ができ。

工業的価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における光ケーブルのハンド
ピース部所面図、第２　［’−５４１（＆）は同ハンド
ピ１１、、。 −ス部先端に設けられるシャッタの閉じた状態を示す正
面図、第２図（ｂ）は同シャッタが開いた状態を示す図
、第３図は同３枚のシャッタ羽根からなるシャッタが閉
じた状態を示す図、第４図はレーザ照射装置の斜視図、
第６図、第６図、第７図は従来例における光ケーブルの
断側面図である。３・・・・・・ハンドピース、８・・・・・・光ファイ
バー、６・・・・・・レンズまたはウィンド、１１・・
・・・・パイプ、１２・・・・・・シャッタ、１４・・
・・・・形状記憶合金ワイヤ、１６・・・・・・膜。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名トー
　ハンドピースノ２−一−ンマγり第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）レーザー光を導く光ファイバーと、この光ファイ
バーを保護するため、この光ファイバーを内部に収容し
、端部近傍にレンズまたはウインドを有するチューブと
、前記レンズまたはウインドの外側にあって、前記チュ
ーブの端部に配設されている形状記憶合金からなるワイ
ヤーと、軟らかい膜とから構成されるシャッターとを備
えた光ケーブル。
（２）シャッターは複数のシャッター羽根から構成され
、各シャッター羽根は、それぞれ形状記憶合金からなる
ワイヤーと、軟らかい膜とから構成された特許請求の範
囲第１項記載の光ケーブル。
（３）軟らかい膜は形状記憶合金からなるワイヤーと、
チューブの端部周辺とで形成される閉空間に張られてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の光ケー
ブル。
（４）各シャッター羽根は、シャッターが閉じた状態に
おいて、各シャッター羽根の一部が互いに重なり合うよ
うに構成されており、レーザー光によってワイヤーが加
熱される時、前記ワイヤーが記憶形状に戻ることによっ
てシャッターが開くようにした特許請求の範囲第２項記
載の光ケーブル。