JPS62112563A - インスリン微量注入ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、医療分野特に糖尿病を対象とするインスリン
微量注入ポンプに関する。

〔従来の技術〕

糖尿病疾患に対するインスリン療法としては、インスリ
ン自己注射、インスリン微量注入ポンプによるインスリ
ン持続皮下注入（以下Ｃ３ｌＩと言う：　Ｃｏｎｔｉｎ
ｕｏｕｓＳｕｂｃｕｔａｎｅｏｕｓ　Ｉｎ５ｕｌｉｎ　
Ｉｎｆｕｓｉｏｎ）あるいは人工膵臓などがあげられる
。本発明はインスリン微量注入ポンプによるインスリン
持続皮下注入に関するものである。

一般にインスリン依存型糖尿病疾患では血糖値は不安定
で、インスリン自己注射によるコントロールは困難なも
のとされてきたが、Ｃ３ｌＩ療法が考案され長期間の血
糖コントロールが可能になるケースが増えつつある。す
てにＣ３ｌＩに使用するいくつかのインスリン微量注入
ポンプが市販され利用されている。これらは携帯型であ
り、身体に装着して使用されることが多い。使用に当た
っては、患者は医師の指示に従いインスリン基礎注入量
（以下Ｂ　ａｓａｌ量と言う）および追加注入量（以下
Ｂｏｌｕｓ量と言う）を決め、インスリン微量注入ポン
プを操作するのが普通である。通常上記の操作だけの場
合は操作の回数も少なく比較的簡単であり操作ミスは少
ない。

しかし、実際にはＢａ５ａｌｉは昼間と夜間で違い、ま
たＢｏｌｕｓ量も食事ごとに違うのが普通である。この
際、　Ｂａ５ａｌＩｋの変更を患者が手動で行なうのは
、変更忘れ、面倒さもあって好ましくなく、自動的に変
更することが要求される。そうなると、患者は昼間のＢ
ａ５ａｌ量はいくらで、夜間のＢａ５ａｌ量はいくらか
、またその自動切替は何時にするのかと言ったことをイ
ンスリン微量注入ポンプの操作スイッチ操作して入力し
なければならない。また、Ｂｏｌｕｓ量は、通常食事時
には血糖値が高くなるので、必要量だけインスリンを追
加注入してやるためであり、追加注入するための操作が
必要である。さらに、インスリン切れ、チューブ閉塞と
言った警報あるいは予定量終了報知などが発生すれば、
それは何の警報・報知であるか表示器を見て判断しなけ
ればならない。

このような操作になると操作もやや複雑となり、操作ミ
スも起こりやすい６操作ミスの大きな原因のひとつは、
インスリン微量注入ポンプが操作しにくいことまたミス
をしやすいことにある。それは従来から表示器あるいは
操作スイッチの名称が難かしい和文字であったり、英文
字であったり、あるいは略号であったりするため見誤っ
たり、操作を間違ったり、勘違いしたりすることにある
。

さらに悪いことに、糖尿病患者の場合、視力が不十分で
あることも多い、失明している場合は別として、そのた
めに文字（インスリン微量注入ポンプは普通小型であり
、文字が小さい）が読みにくい、あるいは読めないケー
スもあって、操作ミスにつながる場合がある。

〔発明が解決しようとする間Ｚ点〕

以上のことから、患者がインスリン微量注入ポンプを操
作するに当たって、表示器の見間違いあるいは操作スイ
ッチの操作ミスをなくすことが非常に重要な間厘となっ
ている。何故ならインスリンの誤注入は、場合によって
いは人身事故につながる恐れがあるからである。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明者らは鋭意検討を重ね本発明に到達したも
のである。

即ち本発明は、患者が表示器を見間違う、あるいは操作
スイッチの操作を間違う、あるいは勘違いする一因は、
表示器あるいは操作スイッチの機能を表わす文字にある
ことに着目し、絵によって機能を表わすいわば、絵文字
によって表示器または／および操作スイッチの機能を表
示することによって勘違いをなくそうとするものである
。

絵文字としては、その機能を表わす絵を使用するのが分
りよい。たとえば、昼間は「人間が起きているＪ絵、夜
は人間が「寝ている」絵、また食事は「スプーンまたは
／およびフォークｊなどを使用すれば分りやすい。変っ
たところでは、入力禁止状態は「鍵」の絵などがある。

〔作用〕

絵を使用することによって、患者は文字は一切記憶する
必要はなく、絵を見て操作すればよいので、間違いある
いは、勘違いはほとんどなくなり、安全にインスリン微
量注入ポンプを使用できる。

絵によって操作する場合、操作スイッチを押す順序即ち
操作手順も間違ったり、勘違いしたりすることがほとん
どなくなるという利点もある。特に糖尿病に多い視力の
弱い患者には文字を読まずに絵で判断できるので非常に
操作しやすく便利である。

〔実施例〕

第１図は１本発明に係わる絵文字を用いたインスリン微
量注入ポンプの実施例を示す。

絵文字の種類、定義の仕方また組み合わせによりいろい
ろの応用が可能であり、実施例はその一例である。本実
施例では、絵文字の表わす機能は次のとおりである。

絵文字　　　　　機　能 （１）　　　ζ　°°°°°゛昼　間 （２）　　　リー　・・・・・・夜　間（４）　　　　
Ｍ　　　・・・・・・インスリン濃度、インスリン切れ 蟲 （６）　　　Ｃ−■　・・・・・・入力禁止・解除（７
）　　　　↑　　・・・−・・設定値変更（８）　　　
　酬　　・・・・・・運転（注入）（９）１　　　・・
・・・・停　止 （１０）　　　）＞　　　・・・・・−・表示変更（１
１）　　　）−・・・・・・ブライミングなお、　Ｕ／
ＨはＵｎｉｔ／Ｈｏｕｒ、ＭＬはｍ１ｌｌｉ−１ｉｔｅ
ｒを表わす。

（７）〜（１１）は他の機器に使われているものと共通
で、使いやすくしである。

例Ｉ　昼間Ｂ　ａｓａｌ注入！４０．６Ｕ／Ｈの場合（
１）電源スィッチ（図示せず）をＯＮにすると、ポンプ
は停止の表示■と坏 および昼間の表示りが表示される。

（３）運転（注入）操作スイッチ日日に肘と、運転（注
入）が開始される。

（４）入力禁止操作スイ・対置を押せば、操作スイッチ
はロックされる。

例２　夜間Ｂａ５ａｌ注入量０．３Ｕ／Ｈの場合例１と
同じ要領で操作する。

例３　昼食時Ｂｏｌｕｓ量５Ｕ濠注入する場合（１）入
力解除操作スイッチノ町　を押し、入力禁止を解除する
。

（２）食事操作スイッチ１Ｆを押すと、表示器もＢｏｌ
ｕｓ注大の表示１１ｊが表示され、あらかじめ設定され
ているＢｏ−］、ｕｓ注入量だけ注入される。注入後は
元の表示（例１）に戻る。

（３）入力禁止操作スイッチ４日を押せば、操作スイッ
チはロックされる。

例４　例上の運転（注入）中、それまでのインスリン注
入積算量を確認する場 合 表示変更操作スイッチを押し、表示を順次変え、インス
リン積算量を表示する　−を表示させる。この時、単位
は　Ｕ　に変わりインスリン積算量が表示される。

（一定時間表示後、元の表示へ戻る） 例５　注入量が設定値に達した時（注入終了報知） あらかじめ設定された注入量に達すると、次の表示とな
りポンプは停止する。　（報知音で知らせる） 例６　インスリンが、なくなった時 インスリンがなくなった時、次の表示の警報が出て、ポ
ンプは停止する。　（警報音で知らせる） 上記の表示例では１表示装置を液晶、表示方式をセグメ
ント表示としているが、他の実施例としてＬＥＤによる
ドツトマトリクスなど、どのように組み合わせても自由
である。

〔発明の効果〕

従来の文字による表示を本発明に係わる絵文字で表示す
ることによって、表示器の見間違い、あるいは操作スイ
ッチの操作ミスをほとんどなくすことができ、安全にイ
ンスリン微量注入ポンプを操作することができる。

人身事故にもつながる恐れのあるＣ５Ｉ■療法において
は、安全性は何にもまして重要であることは言うまでも
なく、本発明の効果は非常に大きい。

本発明の精神を逸脱しない範囲において、種々応用でき
ることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係わる絵文字を用いたインスリン微
量注入ポンプの斜視図である。 Ｆｌにｒ、１ 手続補正書□ 昭和６１年　２月ｔｆ日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 表示器または／および操作スイッチの記 能を絵文字によって表示したことを特徴と するインスリン微量注入ポンプ。