JPS6211161Y2 - - Google Patents

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JPS6211161Y2
JPS6211161Y2 JP1979137004U JP13700479U JPS6211161Y2 JP S6211161 Y2 JPS6211161 Y2 JP S6211161Y2 JP 1979137004 U JP1979137004 U JP 1979137004U JP 13700479 U JP13700479 U JP 13700479U JP S6211161 Y2 JPS6211161 Y2 JP S6211161Y2
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zero
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ground
output
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、架線用変成器を用いて電線路の対地
電圧を測定して零相電圧のレベル判定を行う零相
電圧判定装置に関するものである。
通常、高圧配電線路等の3相電線路の任意の位
置で活線状態のまま着脱して対地電圧を測定し、
その対地電圧から零相電圧を演算して零相電圧の
レベルを判定する装置として、第1図に示すよう
に構成された装置が用いられている。同図におい
て、1は例えば第2図に示すような活線状態の各
相の架線にはさみこんで対地電圧を測定する架線
用変成器、2は零相電圧演算回路、3は演算回路
2の出力電圧Epを整流する整流回路、4は基準
電圧設定回路、5は整流回路3の出力電圧(以
下、零相電圧信号Ep1という)と基準電圧設定回
路4の出力電圧(以下、基準電圧Erという)と
を入力として両者を比較し零相電圧信号Ep1が基
準電圧Erで設定された一定のレベルに達したと
きに比較信号nを端子6に出力する比較回路であ
る。架線用変成器1は第3図の原理図に示すよう
に例えばA相の被測定架線Aの外周を囲むように
2分割された円筒状の導体で構成された対地電圧
検出電極11a,11bおよびさらにその外周に
2分割された同心円筒導体で構成された接地電極
12a,12bをそれぞれ絶縁性樹脂でモールド
すると共に各電極からリード線11lおよび12
lが引出されている。このモールド部分13aお
よび13bには第2図に示すごとく、被測定架線
Aがはさみこまれる凹部14aおよび14bが形
成されるとともに、これらのモールド部13aお
よび13bは、それぞれ内筒15aおよびその内
筒が挿入される外筒15bに結合されており、内
筒15aは外筒15bに対し摺動自在になつてい
る。モールド部分の凹部14aと14bとの間に
架線Aを挿入した後に内筒15aを下方に引きよ
せて凹部14aと架線Aと凹部14bとを密着さ
せると第4図に示すような等価回路が得られる。
すなわち、架線Aと対地電圧検出電極11との間
に静電容量C1のコンデンサが形成され、さらに
その対地電圧検出電極11と接地電極12との間
に静電容量C2のコンデンサが形成される。した
がつて、被測定架線(A相)の対地電圧をVa
すれば、対地電圧検出電極11と接地電極12と
の間で検出される電圧値EaはC1Va/(C1+C2
である。同様にしてB相およびC相の対地電圧を
それぞれVbおよびVcとした場合の電極11と電
極12との間で検出される電圧EbおよびEcはそ
れぞれC1Vb/(C1+C2)およびC1Vc/(C1
C2)である。これらの各相の対地電圧に相当する
変成器1の出力電圧Ea,EbおよびEcは、零相
電圧演算回路2に入力されてベクトル加算され零
相電圧に相当する電圧Ep=(Ea+Eb+Ec)/
3が得られ、この電圧Epは整流回路3によつて
整流される。その整流電圧Ep1は基準電圧設定回
路4で設定された基準電圧Erとともに比較回路
5に入力され、例えばその比n=Ep1/Erに相
当する信号が出力端子6に出力される。
ところが、晴天時においては、対地電圧検出電
極11と被測定架線と接地電極12との間で形成
されるコンデンサの静電容量が、前述のようにそ
れぞれC1およびC2であつても、雨天時などの変
成器のモールド部分と架線との間に水滴が付着し
た場合には、上述した被測定架線Aと対地電圧検
出電極11との間の静電容量C1が変化して変成
器1の出力電圧が変化してしまう。すなわち晴天
時の静電容量C1が雨天時にC′1に変したとすれ
ば、各相の対地電圧に相当する変成器1の出力電
圧E′a,E′bおよびE′cはそれぞれC′1Va/(C′1
C2),C′1Vb(C′1+C2)およびC′1Vc(C′1+C2)と
なる。ここでC′1/(C′1+C2)とC1/(C1+C2
との比をk1とすればE′a=k1Ea,E′b=k1Ebおよび
E′c=k1Ecで表わされる。したがつて、雨天時の
変成器の出力電圧が入力された零相電圧演算回路
2の出力電圧E′pは(E′a+E′b+E′c)/3すなわ
ちk1Epとなり、その整流回路3の出力電圧E′p1
k1Ep1であるので、比較回路5の出力信号n′は
E′p1/Er=k1Ep1/Er=k1nとなつて、雨天時に
は、晴天時のk1倍の出力信号が生じることになる
ので、雨天時には、零相電圧のレベル判定に誤り
を生じる欠点があつた。
本考案は、従来の欠点を改善し、被測定架線の
対地電圧が一定である限り、天候に左右されるこ
とがなく一定の出力信号が得られる零相電圧判定
装置を提供することにある。
以下、本考案の実施例について第5図を参照し
て説明する。同図において、1は架線用変成器、
2は零相電圧演算回路、3は整流回路、5は比較
回路であり、6は出力端子であつて、これらは第
1図の従来例と同じ機能を有している。7は、架
線用変成器1の各相の対地電圧に相当する電圧を
入力として線間電圧を演算する線間電圧演算回路
であり、8は演算回路7の少なくとも一つの出力
電圧を整流する整流回路である。被測定架線と架
線用変成器1の対地電圧検出電極11との間の晴
天時における静電容量をC1、雨天時における静
電容量をC′1とし、また対地電圧検出電極11と
接地電極12との静電容量を晴天時も雨天時も変
化がないのでC2とし、各相の対地電圧をVa,Vb
およびVcとすれば、架線用変成器1の出力電圧
は、従来例と同様に晴天時にはEa=C1Va/(C1
+C2),Eb=C1Vb/(C1+C2)およびEc
C1Vc/(C1+C2)であり、雨天時にはE′a
C′1Va/(C′1+C2),E′b=C′1Vb/(C′1+C2)お
よびE′c=C1Vc/(C′1+C2)であり、C′1/(C′1
+C2)とC1/(C1+C2)との比をk1とすれば、零
相電圧の整流回路3の出力電圧は晴天時にはEp1
であり、雨天時にはk1Ep1となる。他方、線間電
圧演算回路7の各相ごとの出力電圧は、晴天時に
はEab=Ea−Eb,Ebc=Eb−EcおよびEca=E
c−Eaであり、雨天時にはE′ab=E′a−E′b
k1Eab,E′bc=E′b−E′c=k1EbcおよびE′ca=E′c
E′a=k1Ecaとなる。演算回路7の各出力電圧のう
ち少なくとも一つを入力信号とする整流回路8の
出力信号は、晴天時の場合をEnとすれば雨天時
の場合はk1Enとなる。したがつて、比較回路5
には、晴天時には整流回路3の出力信号Ep1と整
流回路8の出力信号Enとが入力され、その比Ep
/En=mに相当する信号が出力端子6に出力さ
れ、他方、雨天時には、整流回路3の出力信号
k1Ep1と整流回路8の出力信号k1Enとが入力さ
れ、その比k1Ep1/k1En=m′=mに相当する零相
電圧レベル信号が出力端子6に出力される。この
ように、零相電圧判定装置の出力端子6には従来
の装置によれば、晴天時においてはEp1/Er
nで、雨天時においてはkEp1/Er=k1nであつて
両者が異つていたのに対して、本考案の装置によ
れば、晴天時においてはEp1/En=mで、雨天
時においてはk1Ep1/k1En=m′=mであつて両者
は同じになる。
なお、出力端子6に供給された比較回路5の出
力信号は、そのままアナログ表示器、表示灯、警
報器その他の保護継電器に供給してもよいし、そ
の出力信号をA/D変換して記憶回路を通してデ
イジタル表示器、プリンター、デイスプレイ等に
供給してもよい。また、実施例では、架線用変成
器で測定した対地電圧に相当する信号をアナログ
信号のまま加算、減算等の演算をさせたが、測定
した各相の信号を絶対値を示す信号と位相を示す
信号とに分解し、A/D変換して記憶回路に記憶
し、これらの記憶回路から出力したデイジタル信
号を零相電圧演算回路および線間電圧演算回路に
供給して演算したデイジタル信号を出力端子に供
給するようにしてもよい。
以上のように、本考案の装置によれば、活線状
態で電線路に着脱可能な架線用変成器を用いて
も、実際の電線路の対地電圧値が同一であれば、
晴天時と雨天時とは同一出力信号を生じるので、
晴天時と雨天時とで零相電圧のレベルの判定に誤
りを生じることがなく、効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の零相電圧判定装置のブロツク
図、第2図は架線用変成器の斜視図、第3図は同
変成器の原理図、第4図は同変成器の等価回路、
第5図は本考案の零相電圧判定装置のブロツク図
を示す。 1……架線用変成器、2……零相電圧演算回
路、5……比較回路、7……線間電圧演算回路、
11……対地電圧検出電極、12……接地電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定架線を取囲むように配置された対地電圧
    検出電極と接地電極とを備えた架線用変成器と、
    前記架線用変成器によつて測定した各相の対地電
    圧から零相電圧を演算する零相電圧演算回路と、
    前記架線用変成器によつて測定した各相の対地電
    圧から各線間電圧を演算する線間電圧演算回路
    と、前記零相電圧演算回路の出力信号と前記線間
    電圧演算回路の出力信号とを入力とする比較回路
    とからなる零相電圧の大小を判定する零相電圧判
    定装置。
JP1979137004U 1979-10-02 1979-10-02 Expired JPS6211161Y2 (ja)

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JP1979137004U JPS6211161Y2 (ja) 1979-10-02 1979-10-02

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JP1979137004U JPS6211161Y2 (ja) 1979-10-02 1979-10-02

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JPS5654842U JPS5654842U (ja) 1981-05-13
JPS6211161Y2 true JPS6211161Y2 (ja) 1987-03-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5069631U (ja) * 1973-10-30 1975-06-20

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JPS5654842U (ja) 1981-05-13

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