JPS62110713A - 液体の濾過方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体中の粒子や物質を、その大きさに基づい
て分画する、液体の濾過方法および装置に関するもので
ある。

〔発明の概要〕

本発明は、濾過フィルターに沿った液流によって、前記
フィルターの目づまりを防止する濾過方法に関し、前記
水流を気泡によって生じせしめたことを特徴とするもの
であり、濾過フィルターの目づまりを防止できるととも
に、上記水流の流速と、濾過圧を、別個に制御できるこ
とを特徴とするものである。

〔従来技術〕

従来、濾過フィルターに沿った沿流によって、フィルタ
ーの目づまりを防止した濾過方法には、二つの方法があ
り、その一方は、主として濾過フィルターにて構成され
た流路中に、原液をポンプによって流し、流路外に浸出
した濾液を取得する方法であり、他の一方は、平面状フ
ィルターの原液側表面に隣接して、撹拌子を回転させ、
渦巻状液流を形成し、濾過フィルター表面の目づまりを
防止しながら、反対面へ透過した濾液を取得する方法で
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら流路中に、原液をポンプによって流す方法
においては、大量の原液を処理できる長所がある反面、
ある種のバクテリアや動物細胞のように著しい粘着性を
有す粒子が原液中に含まれている場合、濾過フィルター
に沿った流動によって、その付着を防止しても、目づま
りを軽減するが、ある程度の付着は避は難く、これら粘
着物の除去のためには、機械的な摩擦による洗浄以外に
　、は濾過フィルターの性能を回復し得ないことがある
。この方法では、濾過フィルターの、原液に接する面が
流路の内面であるため、洗浄が不可能であった。また、
濾過の速度をコントロールするために、濾過圧力を高め
るとき、原液の流速も同時に変化してしまう欠点があっ
た。

一方平面状の濾過フィルターを用いる方法は、機械的な
摩擦を加えながら、洗浄することが可能であるが、反面
濾過面積を大きくとることが困難であり、大容量の原液
の濾過には適さない。

〔問題点を解決するための手段〕

主として濾過フィルターよりなる隔壁によって、原液室
と濾液室に分けられた容器と、前記原液室に前記濾過フ
ィルターの表面に沿って気泡が移動する位置に気泡吹き
出し口を設け、また原液室に圧力調節弁を設けることに
より、気泡の移動に伴う液流をもって、前記フィルター
の目づまりを防止し、ガス圧によって濾過圧を調節した
濾過を行う。

〔作用〕

前記手段において、原液は、濾過フィルターを透過でき
ない成分を、濾過フィルターの原液室側表面に残して、
濾液として透過するが、このとき濾過フィルターの原液
側表面に残った残渣が、そのままフィルターの表面に付
着して、目づまりの原因となるのを防止するのが、濾過
フィルターの原液側表面に沿って移動する気泡に伴う液
流であり、その液流は、残渣を押し流すことによって残
渣の付着に起因するフィルターの目づまりを防止する。

前記液流の速度は、気泡に働く浮力に起因するものであ
り、高さ方向に減衰することはない。

この点が攪拌子を回転する方法と異なり、特別な動力を
必要とせず、装置のスケールアップを容易にしている。

また圧力調節弁を調節することにより、気泡が原液上に
抜けた後、原液室から出ていく排気に一定の抵抗を与え
、原液室を、濾液室に対し陽圧に保ち、濾過圧を制御で
きるが、この圧力は、気泡の量を変化させても、別個に
圧力調節弁によって調節することができる。この点が主
としてフィルターによって構成された流路に原液を流す
方法と比較して第１の優れた点であり、第２点としては
フィルターの原液側表面を機械的摩擦を加えながら洗浄
することが可能であることである。

〔実施例〕

本発明の効果があった実施例として、平板フィルター型
濾過装置、コーン型濾過装置、連続培養用濾過装置の３
例を、図面に沿って説明する。

第１図は、平板フィルター型濾過装置、第２図はコーン
型濾過装置、第３図は連続培養用濾過装置の、それぞれ
全体構成図である。

原液室（１）に、原液注入口（２）から原液を注入し、
主として濾過フィルターよりなる隔壁（３）によって濾
過を行うが、このとき気泡吹出し口（４）から原液中に
気泡を吹き出し、気泡が主として濾過フィルターよりな
る隔壁（３）の原液側表面に沿って上昇する運動に伴う
、原液の流動によって、濾過フィルターの目づまりを防
止すると同時に、前記気泡として吹き出された気体は、
原液室を加圧するが、その圧力を適正ならしめるために
、圧力調節弁（５）が付加された。

原液室で、濃縮された原液は、原液排出口から取り出し
、主として濾過フィルターよりなる隔壁（３）を透過し
た濾液は、濾液室（７）に保持され、濾液排出口（８）
から取り出す。

（発明の効果〕 本発明は、前記実施例に示したように、液体の濾過に関
し、処理すべき濾過原液の目づまり防止のために、気泡
の上昇運動を利用して、水流を生じさせるために、その
水流の速度を一定に保つことができ、また加圧濾過を同
時に付加することができる方法および装置を提供するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平板フィルター型濾過装置、第２図はコーン型
濾過装置、第３図は連続培養用濾過装置の、それぞれ全
体構成の斜視図であり、ｌは原液室、２は原液注入口、
３は主として濾過フィルターよりなる隔壁、４は、気泡
吹き出し口、５は圧力調節弁、６は原液排出口、７は濾
液室、８は濾液排出口である。 以上 ７浦１浪工 千載フィルｆ型濾、過装置の４升覗図 第　１　図 遠跣焙番用直通 第３ Ｌ【斜視図 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）濾過フィルターに沿った液流によって、前記フィ
   ルターの目づまりを防止した濾過方法において、前記水
   流を、気泡によって生じせしめたことを特徴とする液体
   の濾過方法。
2. （２）主として濾過フィルターよりなる隔壁によって、
   原液室と濾液室に分けられた容器と、該容器の少なくと
   も１ヵ所に設けられた、気泡を吹出すための気泡吹き出
   し口からなる液体濾過装置。
3. （３）前記気泡吹き出し口が、原液室側にある、特許請
   求の範囲第２項記載の液体濾過装置。
4. （４）原液室が圧力調節弁を有している特許請求の範囲
   第３項記載の液体濾過装置。