JPS62108892A - 新規白金錯体 - Google Patents

新規白金錯体

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JPS62108892A
JPS62108892A JP24877985A JP24877985A JPS62108892A JP S62108892 A JPS62108892 A JP S62108892A JP 24877985 A JP24877985 A JP 24877985A JP 24877985 A JP24877985 A JP 24877985A JP S62108892 A JPS62108892 A JP S62108892A
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JP
Japan
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formula
platinum
water
compound
cis
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Pending
Application number
JP24877985A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Noto
裕義 埜渡
Hiroshi Hayamizu
宏 速水
Yasuo Kuroda
泰男 黒田
Sumio Yoda
依田 澄雄
Katsutoshi Takahashi
克俊 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗腫瘍作用を有する白金錯体に関する。
〔従来の技術〕
抗腫瘍作用を示す白金錯体としては、シスプラチンが市
販されており、顕著な効果により多くの症例に対し適用
されている。曲にも抗腫瘍作用を示す白金錯体について
℃・(つかの報告がなされて(・るが、そのうちジアミ
ンおよび酸素原子が配位した白金錯体については(例え
ば特開昭49−48621、特開昭57−156.41
6)、し・ずれも 一般式 で表わすことができ、いずれも−級アミン−あるいはア
ンモニアが、白金原子に配位した錯体である。
〔式中、rt、r<は水素原子または低級アルキル基を
示すか、または+−t、rgが結合して白金原子を含む
環を形成することを示す。
0\l o/Aは酸素原子で配位する二部配位子を示す。〕〔発
明が解決しようとする問題点〕 前述のとおり、白金錯体制癌剤として、シスプラチンが
市販されているが、シスプラチンは腎臓毒性が強く、投
与制限因子となっている。
この為、投与前、投与中に大量の水を投与し、利尿剤を
併用しながら、長時間かけて投与しなければならな(・
という欠点を有している。またシスプラチンは水に対す
る溶解度が低(、溶解速度も遅いため、極めて低濃度溶
液で供給されて(・る。上記の理由により、水に対する
溶解度が高く、腎毒性の低い抗腫瘍性白金錯体を見出す
ための研究が数多くなされてきているが、現在までに実
用に至るものは見出されていない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、配位子として、一般式 〔式中、R+ + R2r & r R4r ’は後述
の一般式(I)と同じ〕 を有する白金錯体について種々合成し、これらの錯体が
、抗腫瘍効果を有すること、および−シスプラチンに比
し、腎臓毒性が著しく低いものであることを見出した。
本発明は、これらの知見をもとに完成されたものである
即ち本発明は、一般式 〔式中、R+ 、 R2、R3、R4ばそれぞれ低級鎖
状アルキル基または水素原子を示し、R+ 、R2、R
3、Fi、<のすべてが同時に水素原子であることはな
℃゛ものとする。また、nは2あるいは3である。
一〇)Aは・ を示す。(mは1又は2を示し、Rs、Lはそれぞれ水
素原子又は低級アルキル基、例えばメチル基、エチル基
、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イ
ンブチル基、5ec−ブチル基、terl−ブチル基、
を示す。)〕で表わされる白金ジアミン錯体、に関する
ものである。
上記一般式(T)で示される一般式において、ltl+
R2、R3、R4で表わされる低級鎖状アルキル基とと
しては、メチル基、エチル基、0−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、5ec−ブチ
ル基、tert−ブチル基などがあげられる。
上記一般式CI)で表わされる化合物のうち代表的なも
のを、次に例としてあげるが、これらの例は本発明を限
定するものではない。
1、シス−オキザラ−)−N−メチルエチレンジアミン
白金2、シス−ジメチルマロナート−N、N−ジメチル
エチレンジアミン白金 3、シス−4−オキサシクロヘキサン−1,1−ジカル
ボキシラード−N、N−ジメチルエチレンジアミン白金
5、シス−オキザラート−N、N−ジメチルエチレンジ
アミン白金 6 シスーマロナー)−N、N−ジメチルエチレンジア
ミン白金 7、 シス−オキザラ−)−N、N−ジメチルエチレン
ジアミン白金 8、シス−オキザラ−1−−N−エチルエチレンジアミ
ン白金9、シス−シクロブタン−1,1−ジカルボキシ
ラー)−N−エチルエチレンジアミン白金 10、シス−シクロブタン−1,1−ジカルボキシラー
トーヘーインプロビルエチレンジアミン白金 11、シス−オキザラ−)−N−メチル−1,3−プロ
パンジアミン白金 12、シス−オキザラート−N、N−ジメチル−1,3
−プロンくンジアミン白金 13、シス−オキザラート−N、N−ジエチル−1,3
−プロンくンジアミン白金 14、シス−オキザラート−N−イソプロピル−1,3
−プロンくンジアミン白金 15、シス−オキザラート−N、N、N’−トリメチル
エチレンジアミン白金 本発明の化合物は、公知の方法例えば、インディアンジ
ャーナルオプケミストリー[■ndiaロJ、Chem
、、8.193(1970年)〕に記載されている方法
を応用することによって得ることができる。例えば、カ
ルボキシラード錯体は 〔式中、Mは1価のカチオンとなりつる基、例えばに、
Naを示し、Halは・〜ロゲン原子を示しRI、 R
2、R3,1%4は前記のものを示す。〕の反応式で示
されるように、水中にて、テトラハロゲナート白金塩と
アミンを好ましくは室温〜90°Cで反応させ、(EV
)で表わされるジノ10ゲナートーアミン白金を得る。
次に(■)を次の式で示すように、 水中で硝酸銀と好ましくは室温〜90℃で反応させジア
コ錯体水溶液を得る。この水溶液に、ジカルボン酸塩を
好ましくは室温〜90℃で反応させ化合物U)を得るこ
とができる。
(′vI) スルフエイト錯体は、化合物<N)に硝酸銀の代りに硫
酸銀を好ましくは室温〜90℃で反応させスルフエイト
錯体を得ることができる。
また、上記において、 [(1 H2C−へ−R2 fも。
を用いる場合も、全(同様の方法で本発明の白金ジアミ
ン錯体を製造することができる。
本発明の化合物(1)は、元素分析、赤外線吸収スペク
トル高速原子衝撃質量分析法(FAB−MS。
Pt=194)等で構造を確認した。
〔実施例〕
以下に実施例を示して本発明の態様を明らかにする。
実施例1.(化合物1’lhl、1 シス−オキザラ−1・−N−メチルエチレンジアミン白
金 塩化第一白金酸カリウム1gを水20m1にf8flG
し、これにヨウ化カリウム1.6gを水3 mlに溶解
して攪拌しながら滴下する。これを40℃、10分間攪
拌するとヨウ化第−白金酸カリウムの黒色溶液が得られ
る。この溶液に、N−メチルエチレンジアミン179T
[1gを水10m1に溶解して滴下し60℃、5分間攪
拌する。析出した黄色結晶を戸数し、水洗、エタノール
で洗浄、エーテルで洗浄した後、真空下で乾燥して、シ
ス−ショート−N−メチルエチレンジアミン白金の結晶
1.12g(収率89.0%)を得る。
このシス−ショート−N〜メチルエチレンジアミン白金
1gを20m+の水に懸濁し、637■の硝酸銀を5 
mlの水に溶解して加え、60゛Cl2O分間攪拌下に
反応させる。溶液を室温に冷却した後屏過し、生成した
ヨウ化銀を分離、水洗する。P液と洗液を併わせ、これ
に704■のシュウ酸カリウムー水塩〔(C00■02
・H20〕を5mlの水に溶して加え、70°C12時
間攪拌する。@敵を5…1に濃縮した後、0℃に冷却し
て生成した白色結晶を加数し、0℃に冷却した少量の水
で洗浄し、エタノールで洗浄した後、真空下で乾燥して
、化合物1を得る。
収   量  355■ 元素分析 計算値(%):C,16,81;)1.2.
82;N、 7.84 ; PI、 54.61実測値
(%):C,16,70;)1.3.07;N、 7.
45 ; Pt、 56.1FAB−MS :  (M
+H)=357実施例2.(化合物置2) シスージメチルマローj−−ト−N、N−ジメチルエチ
レンジアミン白金 実施例1で、ヘーメチルエチレンジアミンの代11;I
KN、N−ジメチルエチレンジアミン212呵を使用し
、黄色のシス−ショート−N、N−ジメチルエチレンジ
アミン白金の結晶1.17g(収率90.2%)を得る
この結晶1gを20m1の水に懸濁し、硝酸銀620m
gを5 mlの水に溶解して加え、60℃20分間攪拌
する。室温に冷却した後、濾過し生成したヨウ化銀を分
離し、水洗する。炉液と仇敵を併わせ、シスージアコー
N、N−ジメチルエチレンジアミン白金水溶液を得る。
このジアコ水溶散にジメチルマロン酸492mgを1m
ol/、f?の水酸化ナトリウム水溶液7.45 m」
に溶解して加え、60’C2時間攪拌する。溶液を5 
mlに濃縮した後O′Cに冷却して生成した白色結晶を
炉取し、0℃に冷却した少量の水で洗浄し、エタノール
で洗浄する。
得られた結晶を真空下で乾燥して化合物2を得る。
収   量  347ff1g 元素分析 計算値(%):C,2615;H,4,39
;N、 6.78;Pl、 47.20 実測値(%):(:’、  25.91;H,4゜21
;N、 7.02;Pl、 46.5 FAB−MS : (M 十H)+= 413実施例3
.(化合物%3) シス−4−オキサシクロヘキサン−1,1−ジカルボキ
シラード−N、N−ジメチルエチレンジアミ/白金 実施例2において、ジメチルマロン酸の代りに4−オキ
サシクロヘキサン−1,1−ジカルボン酸649Qを使
用し、他は同様にして化合物3を得る。
収   量  276■ 元素分析  計算値(%):C,29,01;H,4,
43;N、 6.15 ; Pt、 42.84実測値
(%):C,29,22;H,416;N、 6.51
 ; Pi、 43.0FAB−MS  :  (M+
H)”=455実施例4 (化合物置4) シス−スルフエイト−N、N−ジメチルエチレンジアミ
ン白金−水塩 実施例1でN−メチルエチレンジアミンの代りにN、N
−ジメチルエチレンジアミン212IT1gを使用し、
黄色のンスージョードーN、\−ジメチルエチレンジア
ミン白金の結晶1. t 7 g(収率90.2%)を
得ろ。
この結晶1gを80…Jの水に1゛嶽濁し、硫:酸銀5
69■を加え60°C20分間債拌する。室温に冷却し
た後、生成したヨウ化銀に濾過により分離し、p孜暑凍
結乾(支)して黄白色の化合物4ビ得ろ。
収   量   706mg 元 水素分析 計算値(%):C,L2.09;比355;
へ、7.05;Pf、49.LO 実測値(%VC,L L、87;H,:3.77:N、
  6.81; Pt、  48.7FAB−MS  
:  (M 十H)+−379実施例5.(化合物%5
) ンスーオキザラートN、N−ジメチルエチレンジアミン
白金 実施例2においてジメチルマロン酸k 1 mol/4
3水酸化ナトリウム水mWに溶解して用いる代りにシー
ウ酸カリウムー水塩686mgY5mlの水に溶解して
使用し、他は同様にして化合物5?得る。
収   量   389■ 元素分析 計算値(%):C,19,41;比3.26
;へ、7.55;PL、52.55 実+HII値(%):C,19,80;比 3゜41;
N、7.L4;PL、51゜7 FAB−MS  :  (M+H)+=371実施例6
.(化合物Nn6) シスーマロf−1−N、N−ジメチルエチレンジアミン
白金 実施例2同様にシス〜ショートーN、N−ジメチルエチ
レンジアミン白金を得る。この結晶1gを20 mlの
水に懸濁し、硝酸銀620■を5 mlの水に溶解して
加え、60°C20分間攪拌する。室温に冷却した後、
濾過し、生成したヨウ化銀を分離し、水洗する。fjE
fiと洗液を併わせ、マロン酸388■を水5 mlに
溶解して加え、さらにl mol/石の水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えてI)Hを5〜6に調節する。60℃2
時間攪拌した後、溶面を3mlに1縮し、これにエタノ
ール70m1を加工て生成する黄白色の化合物5の粗結
晶を濾過して得る。
この粗結晶を95%エタノール水溶液を用いて再結晶を
2回繰り返し白色の化合物6を得る。
収   量  161■ 元素分析 計算値(%):C,21,82;H,3,6
6;へ、 7.27;Pi、 50.63 実d11[値(%):C,21,66;H,3,81;
へ、 7.58;Pi、 49.3 FAB−MS  :  (M十H)”=385実施例7
.(化合物N[L7) シス−オキザラ−)−N、N’−ジメチルエチレンジア
ミン白金 実施例1においてへ一メチルエチレンジアミンの代9に
N、に−ジメチルエチレンジアミン2121T1g¥使
用し、シーウ酸カリウムー水塩686■を使用して、他
は同様にして、化合物7を得る。
収   量   393■ 元 7に索分析  計算値(匂:C,19,41;H,3,
26;へ、7.55;Pt、52.55 実測値(%CC,19,62;l七 3.43;N、 
 7.21 ; Pi、  52.9FAB MS  
’  (M刊−1)”=371実施例8 (化合物賽8
) シス−オキザラート−N−エチルエチレンジアミン白金 実施例1にお(・てN−メチルエチレンジアミンの代り
にN−エチルエチレンジアミン212mgを用い、ンユ
ウ酸カリウムー水塩6s6mgt使用して、他は同様に
して化合物8を得る。
収量360 mg 元素分析 計算値(%J:C,19,=11 ;H,3
,26;N、 7.55 ; Pj、 52.55実測
値(%VC,19,02;)1.2.9・1;N、 7
.31 ; Pt、 52.0FAB−MS  :  
(M + Hf = 371実施例9 (化合物克9) ンスージクロフ゛タンー1,1−ジカルボキシラード−
へ−エチルエチレンジアミン白金 実癩例1でN−メチルエチレンジアミ7の(t’)に、
ヘーエチルエチレンジアミン212IT1gr使mし、
ノユウ酸カリウムー水塩の代りにシクロブタン−1,1
−ジカルボン酸537■を1mol/#の水酸化ナトリ
ウム水溶W 7.45 mlに溶解して使用し他は同様
にして化合物9の白色結晶を得る。
収    量   626mg 元素分析 計算値(%):C,28,24;比4.27
;N、 6.59 ; PC,45,86実測値(物:
 C,28,61;H,4,51;N、 6.31 ;
 Pl、 46.0L”Al3−MS   :   (
M 十H)” −425実施例10.(化合物%10) ンス〜シクロブタン−1,1−ジヵルボキシラー)−N
−イソプロピルエチレンジアミン白金実施例1において
、N−メチルエチレンジアミンの代りに、N−イングロ
ビルエチレンジアミン246■を用い、シーウ酸カリウ
ムー水塩の代りにシクロブタン−1,1−ジカルボン酸
523■を1mol/、e水酸化ナトリウム水溶g!i
、7.26 mlに溶解して使用し、他は同様にして化
合物10を得る。
収   蛋  309+ng 元素分析  計算値(%):C,30,07;l七 4
.59;N、6.38;Pt、44.40 実測値(%):C,30,46;比 433;N、  
6.11 ; Pt、  43.8FAB−MS  :
  (M−1−H)=439実施例1■、(化合物%1
1) シス−オキザラート−N−メチル−1,3−プロパンジ
アミン白金 実施例1においてN−メチルエチレンジアミンの代りに
、N−メチル−1,3−プロノくンジアミン212mg
を使用し、シュウ酸カリウムー水塩は69omg’i使
用し、他は同様にして化合物■1の白色結晶を得る。
収   量  556■ 元素分析 計算値(%) : C,19,41;H,3
,26;N、 7.55 ; Pt、 52.55実d
111値(%):C,19,56;H,3,44;N、
 7.36 ; Pi、 51.31FAB−MS  
:  (M十H)=371実111例12.  (化合
物Na 12 )シス−オキザラート−N、N−ジメチ
ル−1,3−プロパンジアミン白金 実施例1にお(・て、ヘーメチルエチレンジアミンの代
りに、N、N−ジメチル−1,3−プロノくンジアミン
246mgを用い、ンユウ酸カリウムー水塩559mg
を使用し、他は同様にして化合物12ケ得る。
収   量   429mg 元素分析 計算値(%):C,21,82:比3.66
;N、 7.27 ; PI、 50.63実測値(%
):C,21,44;H,3,77;N、 7.55 
; Pt、 49.4FAB −MS  +  (M+
H) =385実施例13.(化合物13) シス−オキザラート−N、N−ジエチル−1,3−プロ
パンジアミン白金 実施例1において、N−メチルエチレンジアミンの代り
に、N、N−ジエチル−1,3−プロノくンジアミン3
14ff@を用い、シュウ酸カリウムー水塩6361T
Igを使用し、他は同様にして化合物13を得る。
収   量  387mg 元素分析 計算値(%):C,26,15;H,4,3
9;N、  6.78 ; Pc、  47.20実測
値(%):C,26,01;H,4,22;N、  6
.89 ; Pt、  47.7FAB−MS  : 
 (M十H)=413実施例14.(化合物N[L 1
4 )シス−オキザラート−N−イソプロピル−1,3
−プロパンジアミン白金 実施例1において、N−メチルエチレンジアミンの代り
に、N−イソプロピル−1,3−フロパンジアミン28
0rngを用い、シュウ酸カリウムー水塩は652ff
Qtを使用し、他は同様にして化合物14を得る。
収   量   468111g 元素分析 計算値(%):C,24,06;比4.04
;へ、 7.02;Pt、 48.85 実σ11]値(%):C,24,28;H,3,77;
N、 7.46 ; PL、 48.011i’AIJ
−MS  :  (M十H) =399実施例15.(
化合物置15) シス−オキザラート−N、N、N−トリメチルエチレン
ジアミン白金 実施例1にお(・てN−メチルエチレンジアミンの代り
に、N、N、N’−トリメチルエチレンジアミ7246
■を用い、シュウ酸カリウムー水塩は668■を使用し
、他は同様にして化合物15′f!::得る。
収   量  609111g 元素分析 計算値(%):C,21,82;l七3.6
6;N、 7.27 ; Pt、 50.63実測値(
%):C,21,63;I−1,3,−+7;へ、 7
.48 ; Pt、 51.0F’AL3−MS  :
  (M + H)=385本発明化合物及びシスプラ
チンの物理的特性2表1に示す。
表1 化合物Nlよ水に対する@解度   I It吸収スペ
クトルCcm)([lIg/ml )     N−H
C=0・ンスフラチン      1.24′1   
    〉 ・10     3230−3040  
1700−16502        >  20  
   3190−3000  1630−16003 
       >  20     3200  30
00  1680  16306        >1
00     3210−3080  1730−16
207      ’>  10   3200−31
20 1700−16408        >   
 5     3250−3130  1710−16
209      >  50   3230 312
0 1700 160011        >   
 5     3240  3150  1690−1
67012        )   10     3
230−3140  1710=167013    
   〉 10     3220−3140  17
20−167514       ’)  10   
  3270−3140  1710−167515 
      >  10     3250−3100
  1700−1630表1から明らかなように、本発
明化合物は水溶性に〜んでおり、また溶解速度も速(・
ことから注射剤として使用する場合にお(・ても、結晶
を使用時に適当な濃度に溶解して即時使用することがで
き好適である。
次に本発明化合物の抗1庫瘍効果について実験例をあげ
て説明する。
実験例1.LL210に対する抗腫瘍効果(試験方法) マウス白血病L1210細胞I X I 05個ケ6週
齢の雌性CD4i″、マウスの腹腔内に移植し、その翌
日から1日1回5日間薬物を5%グルコース水fgWに
溶解して腹腔内に投与した。薬物無処iu群は生理食塩
水を同様に投与した。
薬物処置群および無処置群の平均生存日数から下記の式
によりT/Cを求めた。
さらに試験中に薬剤の急性毒性により死亡するマウスが
発生した場合には、50%致死量(LD、o)を定法に
より算出した。表2に実験例1の結果?示す。表中ma
x (T / C)は(’]’/C)の最大値、opt
doseはmax (’1.”/C)’(!’示す投与
量(最適投与量)k示す。
表2゜ 1    189     8   14.44   
 134     2    4.85    200
    16   24.06    137    
 2    −4.88    137     2 
   4.8L (l         l lI 6
        32       −11    1
46     8   2〆1012     ]、 
5.1    32    −] :]3   169
    611    −14    160    
1 に    55.6表2から明らかなように、本発
明化合物は、マウス白血病(L L 210.1.1(
III:包を接種したマウスに対する延命効果を有する
次に本発明化合物の腎臓毒性について夷暎例ケあげて説
明する。
実験例2.腎1藏毒性試験 (試、味方法) 6週齢の雄性CD I−、マウスに薬物を1回復腔内に
投与し、その4日後にm’を液を採取して皿中尿素窒素
A度(BUN)?求めた。
表:3に実1験例2の結果乞示す。表3中の体重比は薬
物投与日の体重にχ・了する投与後、18目の体重の比
である。投与量は抗腫1q効果試嵌のopLdoseの
4倍の投与量を投与した。
表3 生理食塩水          1.05    22
.7沼フラチン    16    0.72    
92.94       8    0.77    
27.75      64    1.01    
27.06      32    1.06    
23.48       8    1.01    
28.311      32    1.05   
 21.212     128    1.01  
  23.914      64    0.80 
   14.2表3から明らかなように、本発明化合物
は市販のンスブラチンに比し血中のBUN値が極めて低
(生理食塩水と同等となっている。このことから腎毒性
の極めて低いものであることがわかる。従って、本発明
化合物は腎毒性の極めて低い抗腫瘍剤となる。このよう
な特性および水溶性が高いことから考えて、注射剤とし
2て静脈投与を行う場合連続投与によらず、単時間投与
により行え好適である。
〔発明の効果〕
本発明の化合物は優れた抗腫瘍効果を有し、腎毒性が低
く、水に対する@解度が高く、優れた抗腫瘍剤として使
用できる。更に本発明の化合物は室温において、真空下
および空気中のいずれでも安定であり、特に低温保存を
必要とし5な−・。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_2、R_3、R_4はそれぞれ低
    級鎖状アルキル基または水素原子を示し、R_1、R_
    2、R_3、R_4のすべてが同時に水素原子であるこ
    とはないものとする。また、nは2あるいは3である。 ▲数式、化学式、表等があります▼は、▲数式、化学式
    、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ を示す。(mは1又は2を示し、R_5、R_6はそれ
    ぞれ水素原子又は低級アルキル基を示す。)〕で表わさ
    れる白金ジアミン錯体。
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JP2004250693A (ja) * 2003-01-29 2004-09-09 Sanyo Chem Ind Ltd ウレタン樹脂及びその粉体の製造方法
JP4607469B2 (ja) * 2003-01-29 2011-01-05 三洋化成工業株式会社 ウレタン樹脂及びその粉体の製造方法

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