JPS62107792A - 微生物によるメタクリルアミド結晶の製造法 - Google Patents

微生物によるメタクリルアミド結晶の製造法

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JPS62107792A
JPS62107792A JP24709885A JP24709885A JPS62107792A JP S62107792 A JPS62107792 A JP S62107792A JP 24709885 A JP24709885 A JP 24709885A JP 24709885 A JP24709885 A JP 24709885A JP S62107792 A JPS62107792 A JP S62107792A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、メタクリロニトリルを微生物の作用により水
和し、生成し次メタクリルアミド結晶を反GKから分離
取得するメタクリルアミドの製造法に関する。メタクリ
ルアミドは、適度な親水、親油性、耐熱性、架橋性など
の特長を生かして、塗料、接着剤、光架橋性化合物、繊
維改良、紙力増強、樹脂加工などく利用されていると共
に、さらに新たな用途への利用が期待されている。本発
明によれば、メタクリルアミド結晶を工業的に有利に製
造することができる。
(従来の技術) メタクリルアミドの製造法としては、アセトンシアンヒ
ドリンを硫酸と反るさせ、生成し次メタクリルアミド硫
酸塩を中和し製造する方法、およびメタクリロニトリル
を還元状態のjIglに触媒として水和し製造する方法
が公知であるが、生成アミドの分離、精表工程が複雑で
ある。特に触媒法においては、触媒の再生が困難であり
、新規で工業的に有利な人造方法の開発が望まれてい友
−万、最近、微生物を用い几メタクリロニトリルからメ
タクリルアミドの製造法がいくつか提案されている。た
とえば、バチルス(Bacillus )属、バクテリ
ジュー ム(Bacteridium )属、ミクロコ
ツカス(Micrococcus )属、ブレビバクテ
リウム(Brevibacterium )属を用いる
方法(特開昭51−86186号)、コリ洋バクテリウ
ム(Corynebacterium )属、ノカルジ
ア(Nocardia)属を用いる方法(t¥j公昭5
6−17918号、特公昭56−38118号、特公昭
513−35077号)、シュードモナス(Pseud
omonas )属音用いる方法<*公昭59−379
51号)等であり、本発明者らも、先に(特願昭60−
119761号)ロドコッカス属を用いる方法を見出し
ている。
(発明が解決しようとする問題点) アセトンシアンヒドリンを用い足中和法では、副生ずる
重硫安量が美大であシ、その精製処理コストが大きい。
ま九、メタクリロニトリルを用い九銅触媒法も、触媒の
寿命が短かい上に、反応を70〜140Cの高温で行な
う定め、メタクリル酸および高沸点の副生物が数俤以上
生成し易く、その除去のため処理装置を必要とし、革新
的プIJセスの開発が望まれていた。
一方、微生物を用txgメタクリロニトリルからメタク
リルアミドの製造法については、特公昭56−5131
18号公報によると、反応温度を7)′点から15Gの
範囲に限定することにより、生ね・、メタクリルアミド
の到達蓄積濃度が大巾に向上し。
高濃度水溶液を得ることが可能になるとあるが、高濃度
とはいえ未飽和水溶液である友め、メタクリルアミドを
結晶として取得するには、水分を減圧濃縮等により除去
する必要があり、こうした操作によるメタクリルアミド
の1合等による変質が懸念されると共に、そのためのエ
ネルギーコストも、決して少ないものではなかつ皮。−
1之、特公昭58−35077号公報によると、メタク
リロニトリルを水性媒体中で連続的に菌体に接触、反応
させ、その際1反応液の一部分循環させ、この循環液で
メタクリロニトリルと水を希釈する方法全提案している
が、この場合にも、得られるものは、やはり未飽和のメ
タクリルアミドの水溶液であり、前記特公昭56−38
118号公報と同様な問題点が残されていた。
(問題点を解決する念めの手段) 本発明者らは、このようなメタクリルアミドを高M1度
かつ低エネルギーで裏遺し難い工業的な問題点の解決を
目標にして、メタクリロニトリルからメタクリルアミド
ラ製造する方法について鋭意研究を行なった結果、メタ
クリルアミドの水に対する石屑度が低い(例えば、20
Cでは約18.4車量チ一度で飽和する)という特性を
利用し、反応時、メタクリルアミドを結晶として析出さ
せ、結晶を分離し九反応液全反応器に大部分または全量
循環させる方法が、設備的にも簡素化され、エネルギー
消費も少ない極めて有効な方法であることを見出し、本
発BAt完成するに至つ友。
すなわち、本発明は、メタクリロニトリル全水和してメ
タクリルアミドを生成する能力を有する微生物を利用し
てメタクリルアミド1−製造する方法におhて、該微生
物の菌体まtは酵素を固定化し、これにメタクリロニト
リル全水性媒体中で接触反也させる際1反応器中の反応
温度を氷点から20Cの範囲とし、かつ生成するメタク
リルアミド結晶を分離し次反応液を反応器に循環させ、
この循環液のメタクリルアミド濃度を次の一般式%式%
(1) (式中、Cはメタクリルアミド重量係、Tは温度C,a
、b、cは定数であり、a = 0.01〜0.02、
b =+ 0.15〜0.05、c = 12.2〜1
5.4である)1r:満足する飽和濃度以上となる反応
を行ない、生成するメタクリルアミド結晶を反応液から
分離取得すること全特徴とする微生物によるメタクリル
アミド結晶の製造法である。
ここで、メタクリルアミド濃度Cなる反応液を反応器に
循環させることの利点は、循環液がその反応液でのメタ
クリルアミド飽和濃度であり、反応に供したメタクリロ
ニトリルは、速やかにメタクリルアミドとして晶析する
ため、この晶析体と分離するだけでよく、特別に蒸留a
mする必要がなく、装置が極めて効率よく利用されるこ
とになる。また、結晶分離後のF液の大部分または全量
循環させることにより、メタクリルアミド回収率がほぼ
100%となるのく対し、一部のみ循環させ友場合は、
メタクリルアミドの回収重金上げるためには、残つ友循
壊させない反応液を減圧濃縮し晶析させるなどの方法を
とらなければならず、余分なエネルギーを必要とする。
循環液のメタクリルアミド飽和a度を示す一般式 C=
 aT”十bT十Cの定数のa、b、cは、使用する反
る液の種類および含有塩濃度などで異なり、a=0.0
1〜002    b=−015〜 005    c
=122 〜16.4の範囲であるが、より好ましめ範
囲は、a= 0.0 1 5〜0.0 1 8、 b=
−o、oa〜−0,01、c = 12.6〜13.2
であり、たとえば、食塩、リン酸第−カリウム、硫安な
どの含有塩濃度が低く水に近h#度の反応水溶液を用い
るほど、含有無機イオンを含み難く、高純度のメタクリ
ルアミドを生成させることができる。そして、この04
度値は循環液中のメタクリルアミドの飽和濃度である。
ところで、特公昭58−55077号公報には、循環液
のメタクリルアミド濃度は、その実施例で示されるよう
に、10Cで10儂という未飽和液で循環する几め、触
媒酵素活性全長時間安定させ、菌体からの溶出不純物が
製品中に混入し難い利点はあるものの、蒸留操作を行わ
なけ7″Lばメタクリルアミド結晶を直接得ることはで
きない欠点があつ几。
本発明に用いる微生物は、メタクリロニトリルを水和し
、メタクリルアミドを生成する能力を有するものであれ
ば、微生物の分類学的位置つけに関係なくいずれを本利
用することができ1例えは、前記特公昭56−3811
8号公報記載のコリネバクテリウム属およびノカルジア
属、特願昭60−119761号記載のロドコッカス属
等より選定される。好適な微生物としては1例えば、特
願昭60−119761号記載のロドコッカス属AK−
52a株(微工研菌寄第8269号)およびkK−55
m株(微工研菌寄第8270号) すどを挙げることが
できる。
これらの微生物1次は該微生物由来の酵素は。
反応の連続化、微生物ま之は酵素の繰り返し使用および
(#農工程の簡素化などを考えて、本発明においては、
固定化して使用するものであり、その固定化には、従来
より公知のいずれの方法をも採用できるが、好ましくは
アルギン酸カルシウムゲルやポリアクリルアミドゲルな
どによる包括固定化法をあげることができる。しかし、
この分野の技術常識からすれば、微生物または酵素全固
定化した場合には、メタクリルアミドが結晶として析出
し始めると、固定化担体の細孔などを結晶が塞さぎ、活
性が低下すると予想されたが、意外なことに、活性が安
定に維持されるという結果が得られた。その理由は定か
ではないが、几とえば、本メタクリロニトリルの水和反
応は、18.6 Kcal/−の発熱反応であり、反応
が開始されれば常に固定化菌体ま九は酵素の内部温度は
、反応液温度より高かために、生成し之メタクリルアミ
ドは、固定化菌体または酵素から反応液中に溶出し、冷
却されてはじめて結晶化するのであり、固定化菌体また
Fi酵素の内部では結晶化しなめf?:、めではないか
と思われる。
反応器に関しては、その操作方式は、回分式、流通式お
よび半回分式のbずれの方式を採用することもできる。
一方、その構造形式は、固定71−1流動層、移動層お
よび攪拌槽等が使用できるが、いずれの形式におめても
、予め反応器の内部構造を固定化菌体または酵素と生成
するメタクリルアミド結晶とが分離し易す構造としてお
くことが肝要であり、こうしておくことにより、反応晶
析により生じ之メタクリルアミド結晶は、遠心分離また
は濾過等により容易に取得することができる。
反応温度は、氷点から20Cの温度範囲であtLばいず
れの温度を用いることもできるが、氷点に近づくほど、
反応液中、飽和メタクリルアミド濃度が低下するため、
微生物または酵素に対する生物毒性が弱まり、酵素活性
の寿命が長くなる。一方、20Cに近づくほど、酵素反
応速度金高めることができ、単位時間当りの収量を上げ
ることができる。したがって、最適には反応温度は、こ
れらを考慮し′fc経済性からおのずと設定されるもの
である。また、反応pHは6〜10、好ましくは7〜9
の範囲であるが、これは、メタクリロニトリルの水和反
応活性を充分に発揮させる上で有効な条件である。
かくして、副生物の少ない高純度のメタクリルアミドを
生成することができる。この場合、副生物とはメタクリ
ル酸のことであり、その生成量は反応条件により異なる
が、50重量PPM以下とすることが可能である。さら
に純度を上げるためには、樹脂、活性炭等の処理が有効
である。
得られたメタクリルアミド結晶中に未反応メタクリロニ
トリルが存在する場合は、結晶を冷水洗浄するか、もし
くは一旦溶解し、そのま1再結晶するか、またはメタク
リロニトリルを放散等により除去後、再結晶することに
より精製することができる。その際、回収されるメタク
リロニトリルは、水と共に反応器に戻すことが可能であ
る。
反応液中に残存する少量のメタクリロニトリルの反応を
完結させるための反応器を使用することは可能であるが
、通常は1基あれば十分であり、生成するメタクリルア
ミド結晶を分離し九反応液は、全量止定る反応器に循環
される。
(発明の効果) 本発明にしたがえば、メタクリルアミドが結晶として生
成するため、反応液全濃縮し晶析させン・友めの余分な
エネルギーを必要としないで、反応液から直接結晶を取
や出すことができる。特に反応溶媒に水を使用し友場合
は、反応晶析により得られた結晶を回収し乾燥させるだ
けで、純度の高い製品を得ることができる。ま九、設備
に関し又も、いわゆる濃縮装置、精製装置等全必要とし
ない極めて簡素なプロセスを構築することが可能である
。このように、本発明は、工業的に極めて有利な、メタ
クリルアミドの製造法を提供するものである。
(実施例) 次に、本発明を実施例によシ、さらに詳細に説明するが
、本発明の範囲は実施例に限定されるものではない。
実施例1 グルコース1%、肉エキス1%、ヘフトン1%、インブ
チロニトリル0.25%、食塩0.1チ、リン酸第−カ
リウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05チ、硫cl
Rg−鉄0.005 %、硫酸’77ガ70.005チ
、硫酸アンモニウム0.1%、硝酸カリウム0.1俤を
含む培地(p H7,0)により好気的に培養して調製
したAK−52m株の洗浄菌体(乾燥菌体濃度5%)4
0部、アルギン酸ナトリウム2部、水5・8部を混合し
て均一なI@濁液とした後、この液を大加剰2%塩化カ
ルシウム水溶液中に滴々添加し、2〜5 IIφの球状
のアルギン酸カルシウムゲル固定化菌体90部を得九〇 この固定化菌体50ff、二重管ジャケット付200−
フラスコ反応槽の内部を上下層に二分し几金網の上層に
充填し、いきなシ2重量%以上濃度のメタクリロニトリ
ルに菌が接触すると失活する恐れがあるので、温度17
Cにて純水(p H7)150を中で、メタクリロニト
リルを少しずつ20分毎に32の割合で流下させ、上層
をゆるやかに攪拌させ友。反応開始後2時間40分経過
し友時点で、メタクリルアミドの結晶が析出し始め、さ
らに1時間同様操作で反応を継続させ友後、下層のスラ
リー液を657抜き出し、素早く濾過し次。P液は、一
般式(1)のaが0.018、bが−0,03、Cが1
2.9であって、飽和状態のメタクリルアミド濃度金1
7.6重蓋チ含有しており、これを反応槽へ循壊し、さ
らにメタクリロニトリルを20分毎に5fの割合で流下
させ、1時間反応させた後、再度スラリー液を657抜
き出し、前記と同様の操作を繰り返した。この時のP液
はpH7で、1回目と同様メタクリルアミド飽和濃度で
あった。こうして得られ几結晶を乾燥し、秤量したとこ
ろ、25.6 yであつ几。この結晶は、カスクロマト
グラフにより分析したところ、メタクリルアミドである
ことが確認され之。
実施例2 実施例1と同様の方法で培養し、得られ九AK−33菌
株の1511:浄菌体(乾燥画体濃度5チ)30部、ア
クリルアミド9部、N、N’−メチレンビスアクリルア
ミド11%をよび生理食塩水48部全混合して均一な憇
濁液とした。これに5%β−ジメチルアミンプロピオニ
トリル水浴液6部、および2.5チペルオクソニ硫酸力
リウム水浴g6部を加え、50Cに60分間保って重合
させた。かくして得られた塊状の菌体含有ゲルを6〜5
 sum角に成形し、生理大塩水にて十分洗浄し、固定
化d体100部金得た。
この固定化菌体50ftを純水でよく洸浄し几後、実施
例1と同一のフラスコ反応槽上I―に充填し、温度5C
にて純水(+)H7) 1soy中で、メタクリロニト
リルを40分毎に31の割合で流下させ、上層をゆるや
かに攪拌させた。反也開始後4時間経過した時点で結晶
が析出し始め、さらに2時間反もを継続させt後、下層
のスジ!J−ifflを651抜き出し、素早く濾過し
友。P液は、一般式(1)のaが0.018、bが−0
,01、Cが15.1であって、飽和状態のメタクリル
アミド濃度を15.5重量係含有しており、これを反応
槽へ循環し、さらに40分毎にメタクリロニトリルを3
7、水を1fの割合で流下させ、2時間反応させ之後、
再度スラリー液を651抜き出し、前記と同様の操作を
8回繰り返した。こうして得られた結晶を乾燥し、秤量
したところ、メタクリルアミドの結晶がi o 4.8
 ?得られた。
この結晶をイオンクロマトグラフおよびガスクロマトグ
ラフを用lth、純度分析を行なったところ、無機イオ
ンおよび他の不純物はほとんどトレースであった。
比較例1 実施例2と同様の方法で得られたAK−13菌株の固定
化菌体50y′を純水でよく洗浄し、た後、実施例1と
同一のフラスコ反応槽上層に充填し、温度10Cにて、
4.8重量%硫安水溶液(pH7)150r中で、メタ
クリロニトリルを60分毎に37の割合で流下させ、上
;Δをゆるやかに攪拌させた。反応開始後4時間経過し
た時点で結晶が析出し始め、さらに6時間反応を継続さ
、+!:た後。
下層のスジ1)−e、全801抜き出し、素早く濾過し
た。Pmは、一般式(11のaが0.007、bが−0
,20,cが10.6であって、剖和状伏のメタクリル
アミド濃j屹を9.3血−チ含有していた。一方、得ら
7″Lf′c結晶金乾燥し、秤量したところ、メタクリ
ルアミドの結晶が11.87得らf′L′fc0この結
晶全実施例2の方法で純度分析を行なったところ、硫安
全豹1亜量チ含有してbた。
実施t:]5 実施例1と同様の方法で得られたAK−32菌株の固定
化菌体507を、実施例1と同一のフラスコ反応槽上層
に充填し、温度20[にて、0.05 Mリン酸バッフ
ァー(pH7) 150S’中で、メタノIJ −二)
リルt−20分毎に3?の割合で流下させ、上層をゆる
やかに攪拌させた。反応開始後5時間経過した時点で結
晶が析出し始め、さらに40分間反応を継続させた後、
下層のスラリー液を702抜き出し、素早く濾過した。
D液は、一般式(11のaが0.018、bが−0,0
2、Cが13.0であって、飽和状態のメタクリルアミ
ド濃度を19.8重量係含有しており、これを反応槽へ
循環し、さらにメタクリロニトリルを20分毎に32の
割合で流下させ、40分間反応させた後、再度スラリー
液を70″?抜き出し、前記と同様の操作を繰り返した
。こうして得られた結晶を乾燥し、秤量したところ、メ
タクリルアミドの結晶が16.2 ?得られた。
実施例4 実施例2と同様の方法で固定化し、得られたAK−32
菌株の固定化菌体502を、実施例1と同一のフラスコ
に充填し、反応温度10Cにて、純水(pH7)150
S’中で、メタクリロニトリルを30分毎に3tの割合
で流下させ、上層をゆるやかに攪拌させながら反応させ
た。反応開始後5時間30分経過した時点で結晶が析出
し始め、さらに1時間反応を継続させた後、下層の結晶
スラリー液60?を抜き出し、素早く濾過した。P液は
、一般式11+のaが0.Oj 7、bが−0,01。
Cが13.0であって、飽和状態のメタクリルアミド濃
度を14.6重量係含有しており、これを反応槽へ循環
し、さらに50分毎にメタクリロニトリル32、水1y
の割合で流下させ、1時間反応させた後、再度スラリー
液を602抜き出し、前記と同様の操作を8回繰り返し
た。こうして得られた結晶を乾燥し、秤量したところ、
メタクリルアミドの結晶が68.Of得られた。この結
晶をイオンクロマトグラフおよびガスクロマトグラフを
用い、純度分析を行なったところ、無機イオンおよび他
の不純物はt’tとんどトレースであった。
比較例2 実施例4と同様にメタクリロニトリルの水利反応を開始
したところ、3時間60分経過した時点で結晶が析出し
始めた。さらに1時間反応を継続させた後、反応液を全
量抜き出し、素早く濾過し、1次結晶と共に、一般式1
11のaが0.017、bが−0,01、Cが12.8
であって、飽和状態のメタクリルアミドを14.4重量
係含有したP液167.4ノを得た。このP液を反応器
に循環させないで、減圧濃縮により水110?を除去し
た後、5cまで冷却し、濾過によ92次結晶を回収した
。1次結晶と2次結晶を合わせて乾燥させたところ、メ
タクリルアミド結晶が24.57得られたが、戸液中未
回収分のメタクリルアミドが7.42残存していた。
代理人  清  水     猛゛、・1、艮゛1−・
・、さり

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 メタクリロニトリルを水和してメタクリルアミドを生成
    する能力を有する微生物を利用してメタクリルアミドを
    製造する方法において、該微生物の菌体または酵素を固
    定化し、これにメタクリロニトリルを水性媒体中で接触
    反応さ せる際、反応器中の反応温度を氷点から20℃の範囲と
    し、かつ生成するメタクリルアミド結晶を分離した残り
    の反応液を該反応器に循環させ、この循環液のメタクリ
    ルアミド濃度を次の一般式C=aT^2+bT+c (式中、Cはメタクリルアミド重量%、Tは温度℃、a
    、b、cは定数であり、a=0.01〜0.02、b=
    −0.15〜0.05、c=12.2〜13.4である
    )を満足する飽和濃度とし、反応を行ない、生成するメ
    タクリルアミド結晶を反応液から分離することを特徴と
    する微生物によるメタクリルアミド結晶の製造法。
JP24709885A 1985-11-06 1985-11-06 微生物によるメタクリルアミド結晶の製造法 Granted JPS62107792A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0204555A2 (en) * 1985-06-04 1986-12-10 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Method of producing an amide utilizing a microorganism
JPH04353660A (ja) * 1991-05-30 1992-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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EP0204555A2 (en) * 1985-06-04 1986-12-10 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Method of producing an amide utilizing a microorganism
JPH04353660A (ja) * 1991-05-30 1992-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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