JPS6210774Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は金融機関等に於て、各種手形と固定タ
イトル及び変動タイトルを組合せて各種伝票をコ
ピーするようにした伝票作製装置に用いる変動タ
イトル用の表示シート収納具に関するもので、そ
の目的とするところは片手で簡単に収納でき、収
納時印刷面がこすれたり汚れたりせず、収納後は
脱落し難く、外す時は簡単に外れるようにせんと
するにある。

前記伝票作製装置は変動タイトルを表示した表
示シート１を第１図に示す如くタイトル変更ユニ
ツト２の挿入口２ａより挿入し、その下面所定位
置に表示部を水平に位置させ、その下に僅の間隔
をおいて第２図の如くエンドレスフイルム３の透
明部３ａをその横に固定タイトル部３ｂを位置さ
せ両者を重合コピーするので、全体を自由に湾曲
できる弾性体とし、しかも表示シート１がエンド
レスフイルム３に接触しないように磁力で定位置
に保持する必要があるので表示シート１全体をゴ
ム磁石で構成している。そして更に表示シート１
を定位置に停止させるために上端に鉄板４を貼着
し、表示シート１を挿入し易くすると同時に鉄板
４の両側所定位置にストツプピン５を突設し、該
ストツプピン５を挿入口２ａに係止するようにし
てある。

第３図乃至第８図は本考案の第１の実施例を示
すもので、ブツク状に綴じた各シート１０には表
示シート１が嵌合する長方形の孔が複数個上下横
方向に穿設され、その孔の中間部にステンレス等
の磁性板１１を固着して上下に扁平凹部１２を形
成し、その一端近傍両側にふくらみや切欠部１３
を形成し、該ふくらみ切欠部１３より先端迄、両
側に溝１４を形成してある。

収納する時は第７図に示す如く、表示シート１
の鉄板４を下にして斜上方より磁性板１１に当接
し、そのまま先端に向つて滑らせストツプピン５
をふくらみ切欠部１３より溝１４に挿入係止し、
ゴム磁石からなる本体を磁性板１１に吸着固定す
る。鉄板４の部分は磁力がないので磁性板１１上
をスムーズに滑らせることができ、鉄板４の部分
を溝１４に係止するので収納后シート１０を回動
しても脱落することがない。外す時は第８図に示
す如く表示シート１上端と扁平凹部１２の上端と
の間の半円状の隙間１２ａに指を入れて表示シー
ト１に上端を上に持ち上げ、ストツプピン５を溝
１４から引き出して外す。

第９図は本考案の第２の実施例で、シート２０
には表示シート１が嵌合する長方形の孔が穿設さ
れ、その孔の中間部にステンレス等の磁性板２１
を固着した上下に扁平凹部２２を形成し、その一
端近傍両側にふくらみ切欠部２３を形成し、端部
には袋状の係止部２４が形成されている。

収納する時は表示シート１の端部を係止部２４
に挿入係止し、ストツプピン５をふくらみ切欠部
２３に嵌入する。第１０図は本考案の第３の実施
例で、シート３０には表示シート１が嵌合する長
方形の孔が穿設され、その孔の中間部にステンレ
ス等の磁性板３１を固着した上下に扁平凹部３２
を形成し、その一端近傍両側にふくらみ切欠部３
３を形成し、端部には透明ポリエチレンフイルム
３４を扁平凹部３２の端部の上に所定長さかぶる
ように熱溶着し、袋状の係止部３５を形成し、上
部に形成した袋３６には氏名、口座番号、通し番
号等を表示したプレート３７を挿入してある。

なお、上記各実施例はブツク状に綴じた各シー
トの表裏両面に表示シートを収納するようになつ
ているが、片面のみに収納してもよく、又ブツク
状にせず１枚のシートに収納したり、各シートを
重合したりしてもよい。

本考案によれば、扁平長方形のゴム磁石からな
る表示シートが嵌合する長方形の孔をシートに形
成し、該シート一端近傍両側に表示シート一側に
突設したストツプピンを嵌入するふくらみ切欠部
を形成し、底部に磁性板を固定し長方形の孔他端
には磁性板に吸着した表示シートを取り外し得る
隙間を形成し、表示シート一端の剛性及びストツ
プピンを係止する溝又は表示シート一端剛性部を
係止する袋状係止部を形成したので片手で簡単に
表示シートを収納でき、収納后はシートから脱落
することがなく、外す時も簡単に外れ、着脱の際
表示シートが扁平凹部にこすられないので、表示
シートの印刷面がこすれたり汚れたりすることが
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案表示シート収納具の表示シート
の使用時斜視図、第２図は第１図のタイトル変更
ユニツト内のエンドレスフイルムの平面部分図、
第３図は本考案の第１実施例全体の斜視図、第４
図は第３図のＡ−Ａ正断面図、第５図は第３図の
一部平面図、第６図は第５図のＢ−Ｂ側断面図、
第７図は収納する時の斜視図、第８図は収納后の
平面部分図、第９図は本考案の第２の実施例要部
斜視図、第１０図は本考案の第３の実施例の要部
斜視図である。 １０，２０，３０……シート、１１，２１，３
１……磁性板、１４……溝、２４，３５……袋状
の係止部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扁平長方形のゴム磁石からなる表示シートが嵌
   合する長方形の孔をシートに形成し、該シート一
   端近傍両側に表示シート一側に突設したストツプ
   ピンを嵌入するふくらみ切欠部を形成し、底部に
   磁性板を固定し長方形の孔他端には磁性板に吸着
   した表示シートを取り外し得る隙間を形成し、表
   示シート一端の剛性部及びストツプピンを係止す
   る溝又は表示シート一端剛性部を係止する袋状係
   止部を形成してなる表示シート収納具。