JPS6210740Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6210740Y2 JPS6210740Y2 JP1979116985U JP11698579U JPS6210740Y2 JP S6210740 Y2 JPS6210740 Y2 JP S6210740Y2 JP 1979116985 U JP1979116985 U JP 1979116985U JP 11698579 U JP11698579 U JP 11698579U JP S6210740 Y2 JPS6210740 Y2 JP S6210740Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- blade
- aperture
- lever
- pin
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 claims 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、2枚のシヤツタ羽根が略その姿勢を
変えずに、すなわち回転運動をおこなうことなく
作動し、アパーチユアの開閉をおこなうようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、その開閉行程の作
動が完了したときのシヨツクによるシヤツタ羽根
のバウンドを防止するようにした、バウンド防止
機構に関するものである。
変えずに、すなわち回転運動をおこなうことなく
作動し、アパーチユアの開閉をおこなうようにし
たカメラ用シヤツタにおいて、その開閉行程の作
動が完了したときのシヨツクによるシヤツタ羽根
のバウンドを防止するようにした、バウンド防止
機構に関するものである。
従来、2枚のシヤツタ羽根でアパーチユアを開
閉するシヤツタの多くは、例えばバリオタイプの
シヤツタの類のごとく、2枚のシヤツタ羽根のそ
れぞれを固定支点で枢支し、また両者に交叉する
ナガミゾを形成し、そのナガミゾの交点に両者の
シヤツタ羽根に共通する駆動ピンを貫挿し、この
1本の駆動ピンが作動することによつて両者の羽
根が略左右対称に作動するものであつた。
閉するシヤツタの多くは、例えばバリオタイプの
シヤツタの類のごとく、2枚のシヤツタ羽根のそ
れぞれを固定支点で枢支し、また両者に交叉する
ナガミゾを形成し、そのナガミゾの交点に両者の
シヤツタ羽根に共通する駆動ピンを貫挿し、この
1本の駆動ピンが作動することによつて両者の羽
根が略左右対称に作動するものであつた。
このようなタイプのシヤツタは、支点の位置か
ら駆動ピンまでの距離がアパーチユアまでよりも
小さく、したがつて駆動ピンは小さい距離を作動
するだけで、シヤツタ羽根のアパーチユア開閉部
分に大きな作動を与えることができる。
ら駆動ピンまでの距離がアパーチユアまでよりも
小さく、したがつて駆動ピンは小さい距離を作動
するだけで、シヤツタ羽根のアパーチユア開閉部
分に大きな作動を与えることができる。
上記したようなタイプのシヤツタにおいて、絞
り口径の制御と露光時間の制御とを、アパーチユ
ア開閉部分と略等しい作業量をおこなう位置でシ
ヤツタ羽根の作動を制止するようにして、一組の
シヤツタ羽根で行うようにすることがあり、この
場合、絞り決定時のシヨツクによつてバウンドが
生じて露光不足となるため、2枚のシヤツタ羽根
のうち、一方のみを絞り決定部材によつて開き作
動を制止し、これによつて一方のシヤツタ羽根だ
けにバウンドを生じさせ、他方のシヤツタ羽根に
はなんら制止を加えないようにし、駆動ピンを介
して両者の作動が拮抗してバウンドを消去するよ
うにしていた。
り口径の制御と露光時間の制御とを、アパーチユ
ア開閉部分と略等しい作業量をおこなう位置でシ
ヤツタ羽根の作動を制止するようにして、一組の
シヤツタ羽根で行うようにすることがあり、この
場合、絞り決定時のシヨツクによつてバウンドが
生じて露光不足となるため、2枚のシヤツタ羽根
のうち、一方のみを絞り決定部材によつて開き作
動を制止し、これによつて一方のシヤツタ羽根だ
けにバウンドを生じさせ、他方のシヤツタ羽根に
はなんら制止を加えないようにし、駆動ピンを介
して両者の作動が拮抗してバウンドを消去するよ
うにしていた。
ところで、上記したタイプの2枚羽根のシヤツ
タは、前述したように、シヤツタ羽根の支点と駆
動ピンとのあいだの距離が、アパーチユア開閉部
分までよりもきわめて小さく、したがつてシヤツ
タ羽根に対する支点や駆動ピンとの結合部分にお
ける円滑な作動のために必要な隙間によるアソビ
が、アパーチユア開閉部分において拡大される。
タは、前述したように、シヤツタ羽根の支点と駆
動ピンとのあいだの距離が、アパーチユア開閉部
分までよりもきわめて小さく、したがつてシヤツ
タ羽根に対する支点や駆動ピンとの結合部分にお
ける円滑な作動のために必要な隙間によるアソビ
が、アパーチユア開閉部分において拡大される。
従来のバリオタイプの2枚羽根シヤツタは、以
上のようにアパーチユア開閉部分におけるアソビ
量が、支点と駆動ピンとの隙間が拡大されて生じ
るものであつたため、バウンド防止のために一方
のシヤツタ羽根と他方のシヤツタ羽根とを、絞り
決定時に逆方向に作動させる余裕をとることが、
特にアソビ量を設定しなくても、自ずと生じるア
ソビ量の範囲内で得ることができたものである。
上のようにアパーチユア開閉部分におけるアソビ
量が、支点と駆動ピンとの隙間が拡大されて生じ
るものであつたため、バウンド防止のために一方
のシヤツタ羽根と他方のシヤツタ羽根とを、絞り
決定時に逆方向に作動させる余裕をとることが、
特にアソビ量を設定しなくても、自ずと生じるア
ソビ量の範囲内で得ることができたものである。
しかるに、このようなバウンド防止の手段は、
他のタイプの2枚羽根シヤツタにおいては用いる
ことができない。
他のタイプの2枚羽根シヤツタにおいては用いる
ことができない。
すなわち、2枚のシヤツタ羽根のそれぞれが、
駆動部材のことなる駆動ピンに結合され、アパー
チユアの開閉を回転運動によつておこなうもので
はなく、略直線的な作動によりおこなうものであ
る場合、シヤツタ羽根の駆動ピンとの結合部分と
アパーチユア開閉部分との作動量は略等しいか
ら、結合部分における隙間はアパーチユア開閉部
分においても拡大されない。
駆動部材のことなる駆動ピンに結合され、アパー
チユアの開閉を回転運動によつておこなうもので
はなく、略直線的な作動によりおこなうものであ
る場合、シヤツタ羽根の駆動ピンとの結合部分と
アパーチユア開閉部分との作動量は略等しいか
ら、結合部分における隙間はアパーチユア開閉部
分においても拡大されない。
質量と速度とが等しく、運動の方向が逆である
物体を衝突させることによつて両者を制動しよう
とする前記のバウンド防止手段において、一方が
バウンドをしてから、他方が一定量以上行き過ぎ
てから上記衝突をさせる必要があり、これが小さ
すぎると共鳴してバウンドがより大きくなること
もある。
物体を衝突させることによつて両者を制動しよう
とする前記のバウンド防止手段において、一方が
バウンドをしてから、他方が一定量以上行き過ぎ
てから上記衝突をさせる必要があり、これが小さ
すぎると共鳴してバウンドがより大きくなること
もある。
したがつて、駆動部分との結合の隙間がアパー
チユア開閉部分で拡大されないシヤツタ羽根を用
いるタイプのシヤツタでは、従来、バリオタイプ
のシヤツタで用いられていたバウンド消去の手段
をそのまま用いることが、以上のようにアソビが
小さいため、適用できなかつた。
チユア開閉部分で拡大されないシヤツタ羽根を用
いるタイプのシヤツタでは、従来、バリオタイプ
のシヤツタで用いられていたバウンド消去の手段
をそのまま用いることが、以上のようにアソビが
小さいため、適用できなかつた。
本考案は、以上にかんがみて2枚のシヤツタ羽
根で露光開閉をおこない、この2枚のシヤツタ羽
根がそれぞれことなる駆動ピンによつて駆動さ
れ、この駆動ピンの作動量とアパーチユア開閉部
分の作動量とが略等しいタイプのシヤツタにおい
て、一方のシヤツタ羽根を絞り等の露出決定部材
にその開放作動を承支せしめ、他方のシヤツタ羽
根に対してアソビとしての可動部分を構成し、こ
れによつて可動部分を適正な値に設定でき、安定
した作動が得られるようにしたバウンド防止機構
を有する2枚羽根シヤツタを提供する。
根で露光開閉をおこない、この2枚のシヤツタ羽
根がそれぞれことなる駆動ピンによつて駆動さ
れ、この駆動ピンの作動量とアパーチユア開閉部
分の作動量とが略等しいタイプのシヤツタにおい
て、一方のシヤツタ羽根を絞り等の露出決定部材
にその開放作動を承支せしめ、他方のシヤツタ羽
根に対してアソビとしての可動部分を構成し、こ
れによつて可動部分を適正な値に設定でき、安定
した作動が得られるようにしたバウンド防止機構
を有する2枚羽根シヤツタを提供する。
以下、本考案を図示した実施例によつて説明す
る。
る。
第1図において、1はアパーチユア1aを形成
してなるベースプレート、2は軸3によつてベー
スプレート1に枢着され、カム部2aを形成し、
図示してない制御装置によつてその姿勢を制御さ
れる絞りカム、4は軸5によつてベースプレート
1に枢着され、バネ6によつて左旋性を与えら
れ、アーム4aを有する開きレリーズレバー、7
は軸8によつてベースプレート1に枢着され、開
き駆動バネ9によつて右旋性を与えられ、アーム
7a,7b、絞りカム2のカム部2aと当接する
検出ピン7c、アーム4aと係接するステツプ7
d、チヤージピン7eを有し、前記した駆動部材
としての機能を有する第1羽根レバー、10は前
記した軸8によつてベースプレート1に枢着さ
れ、第1羽根レバー7のアーム7a,7bに係接
するマゲ10a,10bを有し、バネ11によつ
てこの第1羽根レバー7に対する左旋性を与えら
れ、前記した駆動部材としての機能を有する第2
羽根レバー、12はベースプレート1に植立され
るガイドピン13,14とピン−スロツト結合す
るガイドミゾ12a,12b、アパーチユア1a
と重なることによつて露光をおこなうためのアナ
12cを有し、前記した駆動ピンとしての機能を
有する軸15によつて第1羽根レバー7に支承さ
れる第1シヤツタ羽根、16は前記したガイドピ
ン14とピン−スロツト結合するガイドミゾ16
a、露光のためのアナ16bを有し、前記したこ
となる駆動ピンとしての機能を有する軸17によ
つて第2羽根レバー10に支承される第2シヤツ
タ羽根、18は前記した軸5によつてベースプレ
ート1に枢着され、バネ19によつて右旋性を与
えられ、マゲ18aを有し、図示してない公知の
制御手段によつて作動せしめられる閉じレリーズ
レバー、20は前記した軸8によつてベースプレ
ート1に枢着され、閉じ駆動バネ21によつて左
旋性を与えられ、第1羽根レバー7のチヤージピ
ン7eおよび閉じレリーズレバー18のマゲ18
aと係接する閉じ駆動レバーである。
してなるベースプレート、2は軸3によつてベー
スプレート1に枢着され、カム部2aを形成し、
図示してない制御装置によつてその姿勢を制御さ
れる絞りカム、4は軸5によつてベースプレート
1に枢着され、バネ6によつて左旋性を与えら
れ、アーム4aを有する開きレリーズレバー、7
は軸8によつてベースプレート1に枢着され、開
き駆動バネ9によつて右旋性を与えられ、アーム
7a,7b、絞りカム2のカム部2aと当接する
検出ピン7c、アーム4aと係接するステツプ7
d、チヤージピン7eを有し、前記した駆動部材
としての機能を有する第1羽根レバー、10は前
記した軸8によつてベースプレート1に枢着さ
れ、第1羽根レバー7のアーム7a,7bに係接
するマゲ10a,10bを有し、バネ11によつ
てこの第1羽根レバー7に対する左旋性を与えら
れ、前記した駆動部材としての機能を有する第2
羽根レバー、12はベースプレート1に植立され
るガイドピン13,14とピン−スロツト結合す
るガイドミゾ12a,12b、アパーチユア1a
と重なることによつて露光をおこなうためのアナ
12cを有し、前記した駆動ピンとしての機能を
有する軸15によつて第1羽根レバー7に支承さ
れる第1シヤツタ羽根、16は前記したガイドピ
ン14とピン−スロツト結合するガイドミゾ16
a、露光のためのアナ16bを有し、前記したこ
となる駆動ピンとしての機能を有する軸17によ
つて第2羽根レバー10に支承される第2シヤツ
タ羽根、18は前記した軸5によつてベースプレ
ート1に枢着され、バネ19によつて右旋性を与
えられ、マゲ18aを有し、図示してない公知の
制御手段によつて作動せしめられる閉じレリーズ
レバー、20は前記した軸8によつてベースプレ
ート1に枢着され、閉じ駆動バネ21によつて左
旋性を与えられ、第1羽根レバー7のチヤージピ
ン7eおよび閉じレリーズレバー18のマゲ18
aと係接する閉じ駆動レバーである。
つぎに作動の説明をする。
第1図はシヤツタのチヤージ状態を示してい
る。
る。
この状態において、開きレリーズレバー4をカ
メラのレリーズ操作によつて右旋せしめ、アーム
4aをステツプ7dからはずすことによつてシヤ
ツタが始動する。
メラのレリーズ操作によつて右旋せしめ、アーム
4aをステツプ7dからはずすことによつてシヤ
ツタが始動する。
上記によつて係止を解かれた第1羽根レバー7
は、開き駆動バネ9によつて右旋し、軸15によ
つて第1シヤツタ羽根12を伴つて右行せしめ
る。他方、そのアーム7aがバネ11によつてマ
ゲ10aと係接させられていることによつて、こ
れを押して第2羽根レバー10をも一体的に右旋
させ、軸17を介して第2シヤツタ羽根16をこ
れと一体的に左行させる。
は、開き駆動バネ9によつて右旋し、軸15によ
つて第1シヤツタ羽根12を伴つて右行せしめ
る。他方、そのアーム7aがバネ11によつてマ
ゲ10aと係接させられていることによつて、こ
れを押して第2羽根レバー10をも一体的に右旋
させ、軸17を介して第2シヤツタ羽根16をこ
れと一体的に左行させる。
以後、第1、第2羽根レバー7,10は一体的
に右旋して、自動的に或は手動操作によつてその
姿勢を制御される絞りカム2のカム部2aに検出
ピン7cが衝突することによつてその右旋を抑止
され、つぎに図示してない公知の制御手段によつ
て適切なタイミングで閉じレリーズレバー18を
左旋せしめ、マゲ18aによる閉じ駆動レバー2
0の係止を解く。閉じ駆動レバー20はこれによ
つて閉じ駆動バネ21によつて左旋し、チヤージ
ピン7eと係接して開き駆動バネ9に抗して第1
羽根レバー7を左旋させ、シヤツタを閉じ、開き
レリーズレバー4のアーム4aにステツプ7dを
係合させる。以後閉じ駆動レバー20をその閉じ
駆動バネ21に抗して右旋させ、マゲ18aに係
合させることによつてチヤージがおこなわれ、図
示の状態に復帰する。
に右旋して、自動的に或は手動操作によつてその
姿勢を制御される絞りカム2のカム部2aに検出
ピン7cが衝突することによつてその右旋を抑止
され、つぎに図示してない公知の制御手段によつ
て適切なタイミングで閉じレリーズレバー18を
左旋せしめ、マゲ18aによる閉じ駆動レバー2
0の係止を解く。閉じ駆動レバー20はこれによ
つて閉じ駆動バネ21によつて左旋し、チヤージ
ピン7eと係接して開き駆動バネ9に抗して第1
羽根レバー7を左旋させ、シヤツタを閉じ、開き
レリーズレバー4のアーム4aにステツプ7dを
係合させる。以後閉じ駆動レバー20をその閉じ
駆動バネ21に抗して右旋させ、マゲ18aに係
合させることによつてチヤージがおこなわれ、図
示の状態に復帰する。
上記したシヤツタの開閉作動において、検出ピ
ン7cがカム部2aに衝突したときの作動につい
てさらに詳細に説明すると、検出ピン7cは衝突
時反撥されて、第1羽根レバー7、第1シヤツタ
羽根12とともに逆方向へ復帰作動する。一方、
第2羽根レバー10は、それまでマゲ10aをア
ーム7aに押されて右旋していたものが、上記に
よつて第1羽根レバー7が左旋しはじめたので、
そのまま慣性で右旋し、その結果アーム7bとマ
ゲ10bとが衝突する。第1羽根レバー7および
これと一体的に作動する第1シヤツタ羽根12
は、第2羽根レバー10およびこれと一体に作動
する第2シヤツタ羽根16に対しほぼ等しい質量
であるので、前記したアーム7bとマゲ10bと
が衝突したとき、両者の作動は相互に打ち消され
る。したがつて、検出ピン7cと絞りカム2のカ
ム部2aとが衝突したとき、これによつておこな
われる検出ピン7cの反撥作動はほとんど直ちに
打ち消され、第1、第2各シヤツタ羽根12,1
6が開口時にバウンドを生じることが防止され
る。
ン7cがカム部2aに衝突したときの作動につい
てさらに詳細に説明すると、検出ピン7cは衝突
時反撥されて、第1羽根レバー7、第1シヤツタ
羽根12とともに逆方向へ復帰作動する。一方、
第2羽根レバー10は、それまでマゲ10aをア
ーム7aに押されて右旋していたものが、上記に
よつて第1羽根レバー7が左旋しはじめたので、
そのまま慣性で右旋し、その結果アーム7bとマ
ゲ10bとが衝突する。第1羽根レバー7および
これと一体的に作動する第1シヤツタ羽根12
は、第2羽根レバー10およびこれと一体に作動
する第2シヤツタ羽根16に対しほぼ等しい質量
であるので、前記したアーム7bとマゲ10bと
が衝突したとき、両者の作動は相互に打ち消され
る。したがつて、検出ピン7cと絞りカム2のカ
ム部2aとが衝突したとき、これによつておこな
われる検出ピン7cの反撥作動はほとんど直ちに
打ち消され、第1、第2各シヤツタ羽根12,1
6が開口時にバウンドを生じることが防止され
る。
第1図で示した本考案の第1の実旋例によれ
ば、第1シヤツタ羽根12と第2シヤツタ羽根1
6とのあいだに可動部分を設け、この可動部分に
よつて、絞り口径形成時、すなわち検出ピン7c
が絞りカム2のカム部2aに衝突したとき、第1
シヤツタ羽根12と第2シヤツタ羽根16とのあ
いだに作動のずれを生じさせ、この作動のずれに
よつて前記衝突時における反動を中和させる。し
たがつて、本考案は前記した第1の実施例以外の
実施形態、例えば第1羽根レバー7と第2羽根レ
バー10とを一体の羽根レバーとし、この一体の
羽根レバーに対して第2シヤツタ羽根が一定の可
動分を以つて結合させることができる。
ば、第1シヤツタ羽根12と第2シヤツタ羽根1
6とのあいだに可動部分を設け、この可動部分に
よつて、絞り口径形成時、すなわち検出ピン7c
が絞りカム2のカム部2aに衝突したとき、第1
シヤツタ羽根12と第2シヤツタ羽根16とのあ
いだに作動のずれを生じさせ、この作動のずれに
よつて前記衝突時における反動を中和させる。し
たがつて、本考案は前記した第1の実施例以外の
実施形態、例えば第1羽根レバー7と第2羽根レ
バー10とを一体の羽根レバーとし、この一体の
羽根レバーに対して第2シヤツタ羽根が一定の可
動分を以つて結合させることができる。
以下、第2図によつて上記した第1の実施例と
はことなる実施形態を、本考案の第2の実施例と
して説明する。
はことなる実施形態を、本考案の第2の実施例と
して説明する。
第2図の説明を、第1図の説明と重複する部分
については省略するようにして説明すると、第2
シヤツタ羽根116にはナガミゾ116cが形成
され、前記した駆動部材としての機能を有する羽
根レバー107に植立した、前記した駆動ピンと
しての機能を有するピン107fが滑動しうるよ
うに挿入され、かつバネ111によつて開き作動
方向とは反対方向にこのピン107fに対して付
勢されている。したがつて、レリーズ操作によつ
てシヤツタが開き作動を始めるときには、ピン1
07fが、既にバネ111で押し付けられている
第2シヤツタ羽根116のナガミゾ116cの端
部を押し、絞り口径決定時、すなわち検出ピン1
07cが絞りカム2のカム部2aと衝突し、第1
シヤツタ羽根12がそのシヨツクで羽根レバー1
07とともにバウンドしたとき、第2シヤツタ羽
根116は慣性で引き続きシヤツタ開き作動を続
け、ピン107fはこれに逆行作動してナガミゾ
116cの反対側の端部で衝突する。この衝突に
よつて均衡されて第1シヤツタ羽根12のバウン
ドがきわめて小さいうちに消去される。
については省略するようにして説明すると、第2
シヤツタ羽根116にはナガミゾ116cが形成
され、前記した駆動部材としての機能を有する羽
根レバー107に植立した、前記した駆動ピンと
しての機能を有するピン107fが滑動しうるよ
うに挿入され、かつバネ111によつて開き作動
方向とは反対方向にこのピン107fに対して付
勢されている。したがつて、レリーズ操作によつ
てシヤツタが開き作動を始めるときには、ピン1
07fが、既にバネ111で押し付けられている
第2シヤツタ羽根116のナガミゾ116cの端
部を押し、絞り口径決定時、すなわち検出ピン1
07cが絞りカム2のカム部2aと衝突し、第1
シヤツタ羽根12がそのシヨツクで羽根レバー1
07とともにバウンドしたとき、第2シヤツタ羽
根116は慣性で引き続きシヤツタ開き作動を続
け、ピン107fはこれに逆行作動してナガミゾ
116cの反対側の端部で衝突する。この衝突に
よつて均衡されて第1シヤツタ羽根12のバウン
ドがきわめて小さいうちに消去される。
本考案によれば、以上のごとく2枚のシヤツタ
羽根によつてアパーチユアの開閉をおこない、か
つ同時に絞り口径の制御をおこない、この2枚の
シヤツタ羽根はそれぞれことなる駆動ピンによつ
て駆動部材と結合され、アパーチユア開閉部分と
駆動ピン結合部分との作動量が略等しいタイプの
2枚羽根シヤツタにおいて、バウンド消去のため
にもつとも適切であるように可動部分の設定をす
ることができ、安定した作動が得られる効果があ
る。
羽根によつてアパーチユアの開閉をおこない、か
つ同時に絞り口径の制御をおこない、この2枚の
シヤツタ羽根はそれぞれことなる駆動ピンによつ
て駆動部材と結合され、アパーチユア開閉部分と
駆動ピン結合部分との作動量が略等しいタイプの
2枚羽根シヤツタにおいて、バウンド消去のため
にもつとも適切であるように可動部分の設定をす
ることができ、安定した作動が得られる効果があ
る。
第1図と第2図は夫々本考案の第1と第2の実
施例の正面図である。 1……ベースプレート、1a……アパーチユ
ア、2……絞りカム、4……開きレリーズレバ
ー、7……第1羽根レバー、9……開き駆動バ
ネ、10……第2羽根レバー、12……第1シヤ
ツタ羽根、16,116……第2シヤツタ羽根、
18……閉じレリーズレバー、20……閉じ駆動
レバー、21……閉じ駆動バネ、107……羽根
レバー。
施例の正面図である。 1……ベースプレート、1a……アパーチユ
ア、2……絞りカム、4……開きレリーズレバ
ー、7……第1羽根レバー、9……開き駆動バ
ネ、10……第2羽根レバー、12……第1シヤ
ツタ羽根、16,116……第2シヤツタ羽根、
18……閉じレリーズレバー、20……閉じ駆動
レバー、21……閉じ駆動バネ、107……羽根
レバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回動可能に支持されていると共に、2つの相対
する異なる方向に伸長され、夫々第1駆動ピン1
5および第2駆動ピン17,107fを備えた第
1腕部および第2腕部を有する駆動部材7,1
0,107と、 夫々一部が固定部に対して滑動可能に案内され
ていると共に、夫々他の部分が前記第1駆動ピン
15および第2駆動ピン17,107fに連結さ
れ、該ピン15およびピン17,107fの作動
に対して、アパーチユアの開閉をおこなう部分の
作動が略等しくされ、それぞれが相互に反対方向
に往復作動することによつて露光開閉をおこなう
第1シヤツタ羽根12および第2シヤツタ羽根1
6,116と、 前記第1シヤツタ羽根12のシヤツタ開き作動
を受け止めて制止する絞りカム2と、 前記第2シヤツタ羽根16,116を前記第1
シヤツタ羽根12に対して、常にシヤツタ閉じ方
向に付勢するバネ11,111と、 から成り、 前記第2シヤツタ羽根16,116は、前記バ
ネ11,111の付勢に抗して所定量シヤツタ開
き方向に変位できるようにされており、前記第1
シヤツタ羽根12が前記絞りカム2に制止された
時その変位作動を為すこと を特徴とするバウンド防止機構を有する2枚羽根
シヤツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979116985U JPS6210740Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979116985U JPS6210740Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5635622U JPS5635622U (ja) | 1981-04-06 |
JPS6210740Y2 true JPS6210740Y2 (ja) | 1987-03-13 |
Family
ID=29349199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979116985U Expired JPS6210740Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210740Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213326A (en) * | 1975-07-23 | 1977-02-01 | Nippon Seimitsu Kogyo Kk | Electromagnetic shutter |
-
1979
- 1979-08-25 JP JP1979116985U patent/JPS6210740Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213326A (en) * | 1975-07-23 | 1977-02-01 | Nippon Seimitsu Kogyo Kk | Electromagnetic shutter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5635622U (ja) | 1981-04-06 |
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