JPS6210619Y2 - - Google Patents

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JPS6210619Y2
JPS6210619Y2 JP10558682U JP10558682U JPS6210619Y2 JP S6210619 Y2 JPS6210619 Y2 JP S6210619Y2 JP 10558682 U JP10558682 U JP 10558682U JP 10558682 U JP10558682 U JP 10558682U JP S6210619 Y2 JPS6210619 Y2 JP S6210619Y2
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JP
Japan
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fin
hollow part
pipe member
fin member
temperature medium
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JP10558682U
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JPS5913876U (ja
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱交換器の改良に関し、さらに詳しく
は従来の熱交換器におけるフイン効率(40〜50
%)に対してこれを高めるとともに、小型になり
省資源化を促進する熱交換器を提供することを目
的とする。
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
にしたがつて説明すると、1は垂直方向に延びる
パイプ部材であり、該パイプ部材1に対して略漏
斗形状を呈するフイン部材2が、凹面を上向きに
して、外挿固着されている。該フイン部材2の内
部には、第2図に示すように、環状を呈する中空
部3が設けられ、該中空部3内に若干量の液体4
が封入されている。
上記フイン構造を有する熱交換器は、前記パイ
プ部材1の内側と外側を各各別の媒体が互いに交
わることなく流れ、内側に高温媒体A、外側に低
温媒体Bが矢示のごとく斜め方向に流れるもの
で、一般産業用の熱交換器、自動車用ラヂエタ
ー、家庭用冷房・冷凍機等に使用することがで
き、下記のような特有の作用効果を生じる。すな
わち、非加熱時において前記中空部3の内周寄り
底部に溜まつていた液体4は、パイプ部材1内を
流れる高温媒体Aによつて次第に加熱され、蒸発
して、中空部3内を外周寄り先端部に上昇する
が、該フイン部材2が低温媒体Bに接しているた
めに再び冷却され、凝縮(液化)する。この凝縮
の際に周囲の低温媒体Bに対して放熱し、以後、
加熱蒸発、放熱凝縮を繰り返す。このとき前記中
空部3内に、気化する液体4にて飽和状態となつ
ており、このため中空部3内が全体にわたつて略
同温に保持される。したがつてフイン部材2全体
がフイン根元温度に近い状態にあり、高値のフイ
ン効率を得ることができる。また、該フイン効率
に応じて当該フイン部材2およびパイプ部材1の
表面積は小さくてすみ、小型化および材料の省資
源化に貢献する。フイン部材2とパイプ部材1
は、良好な熱伝導を得るために溶接もしくはブレ
ージングすると良い。
つぎに第3図および第4図は本考案の第2実施
例を示し、上記第1実施例と反対に、パイプ部材
1内を低温媒体Bが、外側を高温媒体Aが流れる
場合の構成を示すもので、垂直方向に延びるパイ
プ部材1に対して略漏斗形状を呈するフイン部材
2が、凹面を下向きにして、外挿固着されてい
る。該フイン部材2の内部には、第4図に示すよ
うに、環状を呈する中空部3が設けられ、該中空
部3内に若干量の液体4が封入されている。
しかして上記フイン構造を有する熱交換器にお
いて、非加熱時に前記中空部3の外周寄り底部
(フイン先端部)に溜まつていた液体4は、フイ
ン部材2に接して流れる高温媒体Aによつて加熱
され、蒸発して、内周寄り基部に向けて上昇する
が、該基部がパイプ部材1内を流れる低温媒体B
に近いために再び冷却され、凝縮(液化)する。
この凝縮の際にパイプ部材1内の低温媒体Bに対
して放熱し、以後、加熱蒸発、放熱凝縮を繰り返
す。このとき前記中空部3内は、気化する液体4
にて飽和状態となつており、このため中空部3内
の温度が全体にわたつて略同温に保持される。し
たがつて前記パイプ部材1内の低温媒体Bに対し
て放熱する中空部3の内周寄り基部の温度は常に
高温に保持され、高値のフイン効率を得ることが
できる。また該フイン効率に応じて当該フイン部
材2およびパイプ部材1の表面積は小さくてす
み、小型化および材料の省資源化に貢献する。フ
イン部材2とパイプ部材1は、良好な熱伝導を得
るために溶接もしくはブレージングすると良い。
本考案は以上説明したように、上下方向に延び
るパイプ部材に対して略漏斗形状を呈するフイン
部材を外挿固着し、前記フイン部材の内部に気密
的な中空部を形成するとともに、該中空部内に若
干量の液体を封入してなる熱交換器を提供し、高
フイン効率を得ることが可能となる外、装置の小
型化を図り、材料の省資源化に貢献することがで
き、本考案の実用的効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
第1実施例に係る放熱フインの一部切欠した斜視
図、第2図は同断面図、第3図は第2実施例に係
る放熱フインの一部切欠した斜視図、第4図は同
断面図である。 1……パイプ、2……フイン部材、3……中空
部、4……液体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に延びるパイプ部材に対して略漏斗形
    状を呈するフイン部材を外挿固着し、前記フイン
    部材の内部に気密的な中空部を形成するととも
    に、該中空部内に若干量の液体を封入してなるこ
    とを特徴とする熱交換器。
JP10558682U 1982-07-14 1982-07-14 熱交換器 Granted JPS5913876U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10558682U JPS5913876U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10558682U JPS5913876U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5913876U JPS5913876U (ja) 1984-01-27
JPS6210619Y2 true JPS6210619Y2 (ja) 1987-03-12

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ID=30247419

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JP10558682U Granted JPS5913876U (ja) 1982-07-14 1982-07-14 熱交換器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011092A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Takasago Thermal Eng Co Lts 伝熱器およびこれを利用した蓄熱装置並びに熱捕集装置
JPS61228292A (ja) * 1985-03-30 1986-10-11 Agency Of Ind Science & Technol ヒ−トパイプ内蔵フインを設けた伝熱管

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5913876U (ja) 1984-01-27

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