JPS6210618B2 - - Google Patents
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- JPS6210618B2 JPS6210618B2 JP15205778A JP15205778A JPS6210618B2 JP S6210618 B2 JPS6210618 B2 JP S6210618B2 JP 15205778 A JP15205778 A JP 15205778A JP 15205778 A JP15205778 A JP 15205778A JP S6210618 B2 JPS6210618 B2 JP S6210618B2
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- 235000013339 cereals Nutrition 0.000 description 10
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Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は穀物、特に米を貯蔵する貯蔵庫の自動
換気装置に関するものである。
換気装置に関するものである。
穀物、特に米はその保存環境を適切に調整しな
ければ、その品質を保持し、保存中変化を最小限
にとどめることはできない。この保存環境のうち
最も重要なものは、湿度と温度である。そこで、
従来は貯蔵庫を断熱構造とし、この貯蔵庫内に空
調機を設置し、これにより庫内の湿度と温度を管
理するようにしていた。ところが、これによると
設備費が嵩むという欠点があつた。また、安価な
ものとしては、貯蔵庫に外気と連通する吸気口と
排気口を設け、自然換気を利用して庫内の環境を
調整しようとしたものがある。これは庫内と外気
を単に連通し、通気性を考慮しただけのものであ
り、湿度と温度の管理という点では疑問があつ
た。
ければ、その品質を保持し、保存中変化を最小限
にとどめることはできない。この保存環境のうち
最も重要なものは、湿度と温度である。そこで、
従来は貯蔵庫を断熱構造とし、この貯蔵庫内に空
調機を設置し、これにより庫内の湿度と温度を管
理するようにしていた。ところが、これによると
設備費が嵩むという欠点があつた。また、安価な
ものとしては、貯蔵庫に外気と連通する吸気口と
排気口を設け、自然換気を利用して庫内の環境を
調整しようとしたものがある。これは庫内と外気
を単に連通し、通気性を考慮しただけのものであ
り、湿度と温度の管理という点では疑問があつ
た。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであ
り、夜間の外気は昼間のそれよりも穀物の保存環
境により適していることに着目し、安価で、より
適切な保存環境に穀物貯蔵庫内を調整でき、しか
も運転効率の良好な穀物貯蔵庫の自動換気装置を
得ることを目的とする。
り、夜間の外気は昼間のそれよりも穀物の保存環
境により適していることに着目し、安価で、より
適切な保存環境に穀物貯蔵庫内を調整でき、しか
も運転効率の良好な穀物貯蔵庫の自動換気装置を
得ることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の特徴とす
るところは、断熱構造の穀物貯蔵庫に換気装置を
設け、外気が設定湿度以下であることによつて信
号を発生する外気湿度検出器と、外気が設定温度
以下であることによつて信号を発生する外気温度
検出器と、前記穀物貯蔵庫内部の温度が前記外気
温度検出器の設定温度よりも低い設定温度以上で
あることによつて信号を発生する内部温度検出器
と、動作時間帯を夜間に設定した24時間タイマ
と、前記各検出器が信号を発生し、しかも前記24
時間タイヤが動作中であることによつて前記換気
装置を運転制御する換気運転制御手段とを具備し
て成る穀物貯蔵庫の自動換気装置にある。
るところは、断熱構造の穀物貯蔵庫に換気装置を
設け、外気が設定湿度以下であることによつて信
号を発生する外気湿度検出器と、外気が設定温度
以下であることによつて信号を発生する外気温度
検出器と、前記穀物貯蔵庫内部の温度が前記外気
温度検出器の設定温度よりも低い設定温度以上で
あることによつて信号を発生する内部温度検出器
と、動作時間帯を夜間に設定した24時間タイマ
と、前記各検出器が信号を発生し、しかも前記24
時間タイヤが動作中であることによつて前記換気
装置を運転制御する換気運転制御手段とを具備し
て成る穀物貯蔵庫の自動換気装置にある。
以下、第1図に示す本発明の一実施例について
説明する。1は穀物貯蔵庫であり、この貯蔵庫1
は断熱材2により断熱構造としてある。3は貯蔵
庫1に設けた外気を吸い込む吸気口、4は排気口
である。6は吸気口3に取り付けた吸気用の通風
ダクト、7は排気口4に取り付けた排気用の通風
ダクトである。吸気用の通風ダクト6の一端は外
気中に開放し、他端は貯蔵庫1内で開放する。排
気用の通風ダクト7の一端は貯蔵庫1内で開放
し、他端は外気中に開放する。通風ダクト6,7
の内部には換気扇8,9とダンパ10,11とで
構成した換気装置を設置する。換気扇8は外気を
貯蔵庫1内部に吸い込む吸気用の換気扇であり、
換気扇9は貯蔵庫1内の空気を外気中に排出する
排気用の換気扇である。ダンパ10,11は換気
扇8,9の駆動と連動して開く開閉手段であれ
ば、換気扇8,9の風圧で開くものであつてもよ
いが、実施例の場合は電動のものを採用してお
り、10M,11Mはダンパ開閉用の電動機であ
る。なお、8M,9Mは換気扇8,9の電動機で
ある。12,13は通風ダクト6,7の外気中の
開放側に設けた防虫用の網である。このように構
成し、ダンパ10,11を開き換気扇8,9を駆
動すると、外気は換気扇8の作用により通風ダク
ト6を通つて貯蔵1内部に流入し、貯蔵庫1内部
の空気は換気扇10の作用により通風ダクト7を
通つて外部に排出され、貯蔵庫1内部は換気され
る。実線で示した矢印はこの場合の空気の流れを
示してある。また、通風ダクト6の貯蔵庫1の内
部に位置する側の下部にダンパ14を設け、この
ダンパ14を開き、ダンパ10,11を閉じた状
態で換気扇8のみを駆動すれば、貯蔵庫1内部の
空気は貯蔵庫1内部で破線矢印に示すように循環
し、内部の温度を全体的に均一化でき、換気扇8
をいわゆるサーキユレータとして利用することが
できる。なお、このダンパ14は手動、電動のい
ずれであつてもよいが、実施例の場合は手動操作
のものを採用している。
説明する。1は穀物貯蔵庫であり、この貯蔵庫1
は断熱材2により断熱構造としてある。3は貯蔵
庫1に設けた外気を吸い込む吸気口、4は排気口
である。6は吸気口3に取り付けた吸気用の通風
ダクト、7は排気口4に取り付けた排気用の通風
ダクトである。吸気用の通風ダクト6の一端は外
気中に開放し、他端は貯蔵庫1内で開放する。排
気用の通風ダクト7の一端は貯蔵庫1内で開放
し、他端は外気中に開放する。通風ダクト6,7
の内部には換気扇8,9とダンパ10,11とで
構成した換気装置を設置する。換気扇8は外気を
貯蔵庫1内部に吸い込む吸気用の換気扇であり、
換気扇9は貯蔵庫1内の空気を外気中に排出する
排気用の換気扇である。ダンパ10,11は換気
扇8,9の駆動と連動して開く開閉手段であれ
ば、換気扇8,9の風圧で開くものであつてもよ
いが、実施例の場合は電動のものを採用してお
り、10M,11Mはダンパ開閉用の電動機であ
る。なお、8M,9Mは換気扇8,9の電動機で
ある。12,13は通風ダクト6,7の外気中の
開放側に設けた防虫用の網である。このように構
成し、ダンパ10,11を開き換気扇8,9を駆
動すると、外気は換気扇8の作用により通風ダク
ト6を通つて貯蔵1内部に流入し、貯蔵庫1内部
の空気は換気扇10の作用により通風ダクト7を
通つて外部に排出され、貯蔵庫1内部は換気され
る。実線で示した矢印はこの場合の空気の流れを
示してある。また、通風ダクト6の貯蔵庫1の内
部に位置する側の下部にダンパ14を設け、この
ダンパ14を開き、ダンパ10,11を閉じた状
態で換気扇8のみを駆動すれば、貯蔵庫1内部の
空気は貯蔵庫1内部で破線矢印に示すように循環
し、内部の温度を全体的に均一化でき、換気扇8
をいわゆるサーキユレータとして利用することが
できる。なお、このダンパ14は手動、電動のい
ずれであつてもよいが、実施例の場合は手動操作
のものを採用している。
HUは外気の湿度を検出するため外気に設置し
た外気湿度検出器であり、外気の湿度が予め定め
た設定湿度以下であることにより信号を出力す
る。THOは外気の温度を検出するため外気中に
設置した外気温度検出器であり、外気の温度が予
め定めた設定温度以下であることにより信号を出
力する。THIは貯蔵庫1内部の温度を検出するた
め貯蔵庫1内部に設置した内部温度検出器であ
り、貯蔵庫1内部の温度が、前記外部温度検出器
THOの設定温度よりも低い予め定めた設定温度
以上であることによつて信号を出力する。TAは
24時間タイマであり、その動作時間帯を夜間に設
定してあり、この設定時間内で信号を出力する。
CONは外気湿度検出器HU、外気温度検出器
THO、内部温度検出器THIおよび24時間タイマ
TAの信号を入力し、各検出器HU、THO、THI
が信号を出力し、しかもこれが24時間タイマTA
の動作時間帯であることによつて、ダンパ10,
11を開き、換気扇8,9を駆動し、換気運転を
行なう換気制御手段である。
た外気湿度検出器であり、外気の湿度が予め定め
た設定湿度以下であることにより信号を出力す
る。THOは外気の温度を検出するため外気中に
設置した外気温度検出器であり、外気の温度が予
め定めた設定温度以下であることにより信号を出
力する。THIは貯蔵庫1内部の温度を検出するた
め貯蔵庫1内部に設置した内部温度検出器であ
り、貯蔵庫1内部の温度が、前記外部温度検出器
THOの設定温度よりも低い予め定めた設定温度
以上であることによつて信号を出力する。TAは
24時間タイマであり、その動作時間帯を夜間に設
定してあり、この設定時間内で信号を出力する。
CONは外気湿度検出器HU、外気温度検出器
THO、内部温度検出器THIおよび24時間タイマ
TAの信号を入力し、各検出器HU、THO、THI
が信号を出力し、しかもこれが24時間タイマTA
の動作時間帯であることによつて、ダンパ10,
11を開き、換気扇8,9を駆動し、換気運転を
行なう換気制御手段である。
第2図、第3図、第4図は換気制御手段の一例
を示したものであり、手動での換気運転、サーキ
ユレート運転をもできる場合について示してあ
る。これらの図は吸気用の換気扇8とダンパ10
との組み合せを2組、排気用の換気扇9とダンパ
11との組み合せを2組備えた場合について示し
てある。すなわち、8a,8bは吸気用の換気
扇、8Ma,8Mbはその電動機、9a,9bは排
気用の換気扇、9Ma,9Mbはその電動機であ
る。10a,10b,11a,11bは換気扇8
a,8b,9a,9bと対に設けたダンパ、10
Ma,10Mb,11Ma,11Mbはこのダンパの
作動用の電動機である。第2図は主回路であり、
RSTは交流電源母線で、電動機8Maは継電器の
常開接点F1と遮断器MCB1を介して交流電源母線
RSTに、電動機8Mbは継電器の常開接点G1と遮
断器MCB1を介して交流電源母線RSTに接続す
る。電動機9Maは継電器の常開接点H1と遮断器
MCB2を介して交流電源母線RSTに、電動機9
Mbは継電器の常開接点I1と遮断器MCB2を介して
交流電源母線RSTに接続する。また、交流電源
母線RSTは遮断器MCB3を介して制御電源母線
RC,SCに接続する。
を示したものであり、手動での換気運転、サーキ
ユレート運転をもできる場合について示してあ
る。これらの図は吸気用の換気扇8とダンパ10
との組み合せを2組、排気用の換気扇9とダンパ
11との組み合せを2組備えた場合について示し
てある。すなわち、8a,8bは吸気用の換気
扇、8Ma,8Mbはその電動機、9a,9bは排
気用の換気扇、9Ma,9Mbはその電動機であ
る。10a,10b,11a,11bは換気扇8
a,8b,9a,9bと対に設けたダンパ、10
Ma,10Mb,11Ma,11Mbはこのダンパの
作動用の電動機である。第2図は主回路であり、
RSTは交流電源母線で、電動機8Maは継電器の
常開接点F1と遮断器MCB1を介して交流電源母線
RSTに、電動機8Mbは継電器の常開接点G1と遮
断器MCB1を介して交流電源母線RSTに接続す
る。電動機9Maは継電器の常開接点H1と遮断器
MCB2を介して交流電源母線RSTに、電動機9
Mbは継電器の常開接点I1と遮断器MCB2を介して
交流電源母線RSTに接続する。また、交流電源
母線RSTは遮断器MCB3を介して制御電源母線
RC,SCに接続する。
第3図において、RC,SCは前記した制御電源
母線である。SW1は自動、手動の切換スイツチで
あり、AT側には自動運転指令用の継電器Aを接
続し、切換スイツチSW1をAT側に倒すとこの継
電器Aが励磁されるようにする。MU側に倒す
と、これは手動運転となるようにし、MU側は更
に切換スイツチSW2を介して、この切換スイツチ
SW2のSL側には手動サーキユレート運転指令用
の継電器Sを、VL側には手動換気運転指令用の
継電器Vを接続する。すなわち、切換スイツチ
SW1をMU側に倒した状態で、切換スイツチSW2
をSL側に倒せば継電器Sが励磁され、VL側に倒
せば継電器Vが励磁されるようにする。24時間タ
イマTAは前記したように1日24時間のうち、そ
の動作時間帯が予め設定可能で、この設定時間帯
内においてはその常開接点TA1を閉じる。この種
のタイマは何ら特殊なものでなく市販されている
ものであり、また設定も変えることができるもの
である。この動作時間帯の設定は外気の温度が低
下する夜間とし、例えば次のようにして定める。
すなわち、一日のうち、温度は昼間が高く、夜間
は低くなり、一例を示せば外気温度は第5図に実
線で示すように変化する。この図において、横軸
は一日の時間、縦軸THは温度である。そこで、
所望の温度をTHSとし、外気温度がこの温度
THS以下となる時間ONと、外気温度が一日のう
ち最低となる時間OFFを予め定め、この時間ON
から時間OFFまでの時間帯を動作時間帯TMとし
て24時間タイマTAに設定する。A1は継電器Aの
常開接点である。HUは前記した湿度検出器であ
り、外気の湿度が設定湿度以下か否かによつて、
それに対応した接点信号を出力する。すなわち、
外気の湿度が設定湿度以下で、その接点HU1を閉
じ、その他の場合にはその接点HU1を開くように
する。THOは前記した外気温度検出器であり、
外気の温度が設定温度以下か否かによつて、それ
に対応した接点信号を出力する。すなわち、外気
の温度が設定温度以下で、その接点TH1を閉じ、
その他の場合には、その接点TH1を開くようにす
る。THIは前記した内部温度検出器であり、貯蔵
庫1内部の温度が設定温度以上が否かによつて、
それに対応した接点信号を出力する。すなわち、
貯蔵庫1内部の温度が設定温度以上で、その接点
TH2を閉じ、その他の場合にはその接点TH2を開
くようにする。一般に、米の保存湿度は80%以下
と言われている。そこで、外気湿度検出器HUに
は設定湿度として例えばこの湿度80%を設定す
る。また、米の保存温度はある温度範囲を有し、
第5図において、その最高温度を温度THSと
し、最低温度を温度THDとすると、外気温度検
出器THOには温度THSを設定し、内部温度検出
器THIには温度THDを設定する。一般的に、温
度THSは温度20℃と言われ、温度THDは温度15
℃と言われている。接点TA1,TH1,HU1,TH2
はすべて直列に接続し、判定回路JUを構成す
る。この判定回路JUは一端を接点A1を介して、
また他端を継電器Eを介して制御電源母線RC,
SC間に接続する。TBはタイマであり、これは自
動換気運転中に貯蔵庫1内の温度が設定温度
THDを境にして上下に短時間の間に変動した場
合、これに追従して換気扇8a,8b,9a,9
bが起動、停止を繰り返さないようにするため、
換気扇8a,8b,9a,9bの最小運転時間を
設定するものであり、励磁されてから予め設定し
た時間後にその常閉接点TB1を開き、励磁の解除
により、その常閉接点TB1を閉じる。このタイマ
TBは継電器Eの常開接点E1を介して制御電源母
線RC,SC間に接続する。接点TB1と継電器Eの
常開接点E2とは直列に接続し、この直列回路は
接点TH2と並列に接続する。Dは手動運転指令用
の継電器であり、この継電器Dは、継電器Sの接
点S1と継電器Vの接点V1との並列回路と、常閉
接点で構成した停止用押ボタンスイツチBST
と、常開接点で構成した始動用押ボタンスイツチ
BSとの直列回路を介して制御電源母線RC,SC
間に接続する。そして、継電器Dの常開接点D1
を始動用押ボタンスイツチBSと並列に接続し、
自己保持回路を構成する。
母線である。SW1は自動、手動の切換スイツチで
あり、AT側には自動運転指令用の継電器Aを接
続し、切換スイツチSW1をAT側に倒すとこの継
電器Aが励磁されるようにする。MU側に倒す
と、これは手動運転となるようにし、MU側は更
に切換スイツチSW2を介して、この切換スイツチ
SW2のSL側には手動サーキユレート運転指令用
の継電器Sを、VL側には手動換気運転指令用の
継電器Vを接続する。すなわち、切換スイツチ
SW1をMU側に倒した状態で、切換スイツチSW2
をSL側に倒せば継電器Sが励磁され、VL側に倒
せば継電器Vが励磁されるようにする。24時間タ
イマTAは前記したように1日24時間のうち、そ
の動作時間帯が予め設定可能で、この設定時間帯
内においてはその常開接点TA1を閉じる。この種
のタイマは何ら特殊なものでなく市販されている
ものであり、また設定も変えることができるもの
である。この動作時間帯の設定は外気の温度が低
下する夜間とし、例えば次のようにして定める。
すなわち、一日のうち、温度は昼間が高く、夜間
は低くなり、一例を示せば外気温度は第5図に実
線で示すように変化する。この図において、横軸
は一日の時間、縦軸THは温度である。そこで、
所望の温度をTHSとし、外気温度がこの温度
THS以下となる時間ONと、外気温度が一日のう
ち最低となる時間OFFを予め定め、この時間ON
から時間OFFまでの時間帯を動作時間帯TMとし
て24時間タイマTAに設定する。A1は継電器Aの
常開接点である。HUは前記した湿度検出器であ
り、外気の湿度が設定湿度以下か否かによつて、
それに対応した接点信号を出力する。すなわち、
外気の湿度が設定湿度以下で、その接点HU1を閉
じ、その他の場合にはその接点HU1を開くように
する。THOは前記した外気温度検出器であり、
外気の温度が設定温度以下か否かによつて、それ
に対応した接点信号を出力する。すなわち、外気
の温度が設定温度以下で、その接点TH1を閉じ、
その他の場合には、その接点TH1を開くようにす
る。THIは前記した内部温度検出器であり、貯蔵
庫1内部の温度が設定温度以上が否かによつて、
それに対応した接点信号を出力する。すなわち、
貯蔵庫1内部の温度が設定温度以上で、その接点
TH2を閉じ、その他の場合にはその接点TH2を開
くようにする。一般に、米の保存湿度は80%以下
と言われている。そこで、外気湿度検出器HUに
は設定湿度として例えばこの湿度80%を設定す
る。また、米の保存温度はある温度範囲を有し、
第5図において、その最高温度を温度THSと
し、最低温度を温度THDとすると、外気温度検
出器THOには温度THSを設定し、内部温度検出
器THIには温度THDを設定する。一般的に、温
度THSは温度20℃と言われ、温度THDは温度15
℃と言われている。接点TA1,TH1,HU1,TH2
はすべて直列に接続し、判定回路JUを構成す
る。この判定回路JUは一端を接点A1を介して、
また他端を継電器Eを介して制御電源母線RC,
SC間に接続する。TBはタイマであり、これは自
動換気運転中に貯蔵庫1内の温度が設定温度
THDを境にして上下に短時間の間に変動した場
合、これに追従して換気扇8a,8b,9a,9
bが起動、停止を繰り返さないようにするため、
換気扇8a,8b,9a,9bの最小運転時間を
設定するものであり、励磁されてから予め設定し
た時間後にその常閉接点TB1を開き、励磁の解除
により、その常閉接点TB1を閉じる。このタイマ
TBは継電器Eの常開接点E1を介して制御電源母
線RC,SC間に接続する。接点TB1と継電器Eの
常開接点E2とは直列に接続し、この直列回路は
接点TH2と並列に接続する。Dは手動運転指令用
の継電器であり、この継電器Dは、継電器Sの接
点S1と継電器Vの接点V1との並列回路と、常閉
接点で構成した停止用押ボタンスイツチBST
と、常開接点で構成した始動用押ボタンスイツチ
BSとの直列回路を介して制御電源母線RC,SC
間に接続する。そして、継電器Dの常開接点D1
を始動用押ボタンスイツチBSと並列に接続し、
自己保持回路を構成する。
Fは換気扇8aを始動、停止制御する継電器で
あり、第2図に示した接点F1はこの継電器Fの
接点である。継電器Fは継電器Dの常開接点D2
と継電器Sの常開接点S2との直列回路を介して制
御電源母線RC,SC間に接続する。接点S2と並列
に、継電器Vの常開接点V2と常開接点K1との直
列回路を接続し、接点V2と接点K1との共通接点
を、継電器Eの常開接点E3を介して制御電源母
線RCに接続する。Gは換気扇8bを始動、停止
制御する継電器であり、第2図に示した接点G1
はこの継電器Gの接点である。継電器Gは継電器
Dの常開接点D3と継電器Sの常開接点S3との直
列回路を介して制御電源母線RC,SC間に接続す
る。接点S3と並列に、継電器Vの常開接点V3と
常開接点L1との直列回路を接続し、接点V3と接
点L1との共通接続点を、継電器Eの常開接点E4
を介して制御電源母線RCに接続する。Hは換気
扇9aを始動、停止制御する継電器であり、第2
図に示した接点H1はこの継電器Hの接点であ
る。Iは換気扇9bを始動、停止制御する継電器
であり、第2図に示した接点I1はこの継電器Iの
接点である。継電器Hは継電器Dの常開接点D4
と継電器Vの常開接点V4と常開接点M1との直列
回路を介して制御電源母線RC,SC間に接続す
る。継電器Iは継電器Eの常開接点E5と常開接
点N1との直列回路を介して制御電源母線RC,SC
間に接続する。そして、接点V4と接点M1との共
通接続点と、接点E5と接点N1との共通接続点と
は相互に接続する。Jはダンパ10a,10b,
11a,11bの開閉制御用の継電器であり、こ
の継電器Jは継電器Dの常開接点D5と継電器V
の常開接点V5との直列回路を介して制御電源母
線RC,SC間に接続し、接点D5と接点V5との直列
回路と並列に継電器Eの常開接点E6を接続す
る。
あり、第2図に示した接点F1はこの継電器Fの
接点である。継電器Fは継電器Dの常開接点D2
と継電器Sの常開接点S2との直列回路を介して制
御電源母線RC,SC間に接続する。接点S2と並列
に、継電器Vの常開接点V2と常開接点K1との直
列回路を接続し、接点V2と接点K1との共通接点
を、継電器Eの常開接点E3を介して制御電源母
線RCに接続する。Gは換気扇8bを始動、停止
制御する継電器であり、第2図に示した接点G1
はこの継電器Gの接点である。継電器Gは継電器
Dの常開接点D3と継電器Sの常開接点S3との直
列回路を介して制御電源母線RC,SC間に接続す
る。接点S3と並列に、継電器Vの常開接点V3と
常開接点L1との直列回路を接続し、接点V3と接
点L1との共通接続点を、継電器Eの常開接点E4
を介して制御電源母線RCに接続する。Hは換気
扇9aを始動、停止制御する継電器であり、第2
図に示した接点H1はこの継電器Hの接点であ
る。Iは換気扇9bを始動、停止制御する継電器
であり、第2図に示した接点I1はこの継電器Iの
接点である。継電器Hは継電器Dの常開接点D4
と継電器Vの常開接点V4と常開接点M1との直列
回路を介して制御電源母線RC,SC間に接続す
る。継電器Iは継電器Eの常開接点E5と常開接
点N1との直列回路を介して制御電源母線RC,SC
間に接続する。そして、接点V4と接点M1との共
通接続点と、接点E5と接点N1との共通接続点と
は相互に接続する。Jはダンパ10a,10b,
11a,11bの開閉制御用の継電器であり、こ
の継電器Jは継電器Dの常開接点D5と継電器V
の常開接点V5との直列回路を介して制御電源母
線RC,SC間に接続し、接点D5と接点V5との直列
回路と並列に継電器Eの常開接点E6を接続す
る。
第4図はダンパ10a,10b,11a,11
bの操作回路であり、DM1,DM2,DM3,DM4は
各ダンパ10a,10b,11a,11bの操作
装置で、これらはすべて同一構成であるため、操
作装置DM1のみを詳細に示し、他の装置DM2,
DM3,DM4は省略して示してある。第6図はダン
パの操作機構を簡略化して示したものであり、以
下この図について説明する。通風ダクト6内に配
置したダンパ10aの回転軸101にはこれと直
角方向に受動アーム102がその一端を固定して
取り付けてあり、この受動アーム102には長孔
103が設けてある。104は操作アームであ
り、その一端は電動機10Maの回転軸105に
固定してあり、他端には長孔103内で摺動する
摺動子106を取り付けてある。なお、電動機1
0Maは減速機付のものである。図はダンパ10
aを閉じた状態を示してあり、この状態で電動機
10Maを駆動し、操作アーム104を時計方向
に回転すると、受動アーム102は長孔103と
摺動子106との作用により、反時計方向に回転
する。そして、受動アーム102が破線の位置ま
で回転すると、ダンパ10aは破線で示す位置と
なり、ダンパ10aは全開状態となる。さらに、
電動機10Maを回転し、操作アーム102を時
計方向に回転すると、次に受動アーム102は破
線の位置から時計方向に回転し、図示の位置まで
来るとダンパ10aは再び全閉状態となる。SW3
は補助スイツチであり、ダンパ10aが開いた状
態で閉路するよう例えば電動機10Maの回転軸
105、あるいは各アーム102,104に対応
させてある。SW4はダンパ10aが閉状態でa側
に倒れ、開状態でb側に倒れるよう、前記補助ス
イツチSW3と同様、例えば電動機10Maの回転
軸105、あるいは各アーム102,104に対
応させた回転制限スイツチである。そして、これ
らは第4図に示すように接続してある。すなわ
ち、この種の装置DM1はその電動機10Maの容
量が小さいものであることから、操作電源は制御
電源母線RC,SC間の電圧をトランスTRで降圧
して作成する。RC1,SC1はこの操作電源母線で
ある。電動機10Maは回転制限スイツチSW4を
介して操作電源母線RC1,SC1間に接続し、継電
器Qを第2図に示した継電器Jの常開接点J1を介
して操作電源母線RC1,SC1間に接続する。そし
て、継電器Qの常開接点Q1を回転制限スイツチ
SW4の共通端子Cと端子Dとの間に接続し、常閉
接点Q2を回転制限スイツチSW4の共通端子Cと
端子aとの間に接続する。補助スイツチSW3は継
電器Kを介して操作電源母線RC1,SC1間に接続
する。前記した接点K1はこの継電器Kの接点で
ある。回転制限スイツチSW4は接点Q1,Q2との
組み合せにより、常時、電動機10Maへの電力
の供給を遮断し、ダンパ10aを閉状態に保つ。
継電器Jを励磁し、その接点J1を閉じると、継電
器Qが励磁され接点Q1が閉じ、接点Q2が開き、
電動機10Maへは操作電源母線RC1、電動機1
0Ma、切換スイツチSW4の端子a、切換スイツ
チSW4の端子C、接点Q1、操作電源母線SC1の経
路で電力が供給され、電動機10Maが回転し、
第6図の破線の状態となり、タンパ10aが開
く。タンパ10aが開くことによつて、切換スイ
ツチSW4は端子b側に倒れ、電動機10Maへの
電力供給路が遮断され、電動機10Maは停止
し、ダンパ10aは開いた状態で保持される。次
に、継電器Jの励磁を解除すると、接点J1が開
き、継電器Qの励磁が解除され、接点Q1が開
き、接点Q2が閉じる。これにより、再び電動機
10Maに、操作電源母線RC1、電動機10Ma、
接点Q2、切換スイツチSW4の端子C、切換スイ
ツチSW4の端子b、操作電源母線SC1の経路で電
力が供給され、電動機10Maが回転し、第6図
に示すようにダンパ10aが閉じる。ダンパ10
aが開くことによつて、切換スイツチSW4は端子
a側に倒れ、電動機10Maへの電力供給路を遮
断し、電動機10Maは停止し、ダンパ10aは
閉じた状態で保持される。なお、J2,J3,J4は接
点J1と対応する接点であり、継電器Jの接点を示
す。また、L,M,Nは継電器Kと対応する継電
器であり、前記した接点L1,M1,N1はこれらの
接点である。
bの操作回路であり、DM1,DM2,DM3,DM4は
各ダンパ10a,10b,11a,11bの操作
装置で、これらはすべて同一構成であるため、操
作装置DM1のみを詳細に示し、他の装置DM2,
DM3,DM4は省略して示してある。第6図はダン
パの操作機構を簡略化して示したものであり、以
下この図について説明する。通風ダクト6内に配
置したダンパ10aの回転軸101にはこれと直
角方向に受動アーム102がその一端を固定して
取り付けてあり、この受動アーム102には長孔
103が設けてある。104は操作アームであ
り、その一端は電動機10Maの回転軸105に
固定してあり、他端には長孔103内で摺動する
摺動子106を取り付けてある。なお、電動機1
0Maは減速機付のものである。図はダンパ10
aを閉じた状態を示してあり、この状態で電動機
10Maを駆動し、操作アーム104を時計方向
に回転すると、受動アーム102は長孔103と
摺動子106との作用により、反時計方向に回転
する。そして、受動アーム102が破線の位置ま
で回転すると、ダンパ10aは破線で示す位置と
なり、ダンパ10aは全開状態となる。さらに、
電動機10Maを回転し、操作アーム102を時
計方向に回転すると、次に受動アーム102は破
線の位置から時計方向に回転し、図示の位置まで
来るとダンパ10aは再び全閉状態となる。SW3
は補助スイツチであり、ダンパ10aが開いた状
態で閉路するよう例えば電動機10Maの回転軸
105、あるいは各アーム102,104に対応
させてある。SW4はダンパ10aが閉状態でa側
に倒れ、開状態でb側に倒れるよう、前記補助ス
イツチSW3と同様、例えば電動機10Maの回転
軸105、あるいは各アーム102,104に対
応させた回転制限スイツチである。そして、これ
らは第4図に示すように接続してある。すなわ
ち、この種の装置DM1はその電動機10Maの容
量が小さいものであることから、操作電源は制御
電源母線RC,SC間の電圧をトランスTRで降圧
して作成する。RC1,SC1はこの操作電源母線で
ある。電動機10Maは回転制限スイツチSW4を
介して操作電源母線RC1,SC1間に接続し、継電
器Qを第2図に示した継電器Jの常開接点J1を介
して操作電源母線RC1,SC1間に接続する。そし
て、継電器Qの常開接点Q1を回転制限スイツチ
SW4の共通端子Cと端子Dとの間に接続し、常閉
接点Q2を回転制限スイツチSW4の共通端子Cと
端子aとの間に接続する。補助スイツチSW3は継
電器Kを介して操作電源母線RC1,SC1間に接続
する。前記した接点K1はこの継電器Kの接点で
ある。回転制限スイツチSW4は接点Q1,Q2との
組み合せにより、常時、電動機10Maへの電力
の供給を遮断し、ダンパ10aを閉状態に保つ。
継電器Jを励磁し、その接点J1を閉じると、継電
器Qが励磁され接点Q1が閉じ、接点Q2が開き、
電動機10Maへは操作電源母線RC1、電動機1
0Ma、切換スイツチSW4の端子a、切換スイツ
チSW4の端子C、接点Q1、操作電源母線SC1の経
路で電力が供給され、電動機10Maが回転し、
第6図の破線の状態となり、タンパ10aが開
く。タンパ10aが開くことによつて、切換スイ
ツチSW4は端子b側に倒れ、電動機10Maへの
電力供給路が遮断され、電動機10Maは停止
し、ダンパ10aは開いた状態で保持される。次
に、継電器Jの励磁を解除すると、接点J1が開
き、継電器Qの励磁が解除され、接点Q1が開
き、接点Q2が閉じる。これにより、再び電動機
10Maに、操作電源母線RC1、電動機10Ma、
接点Q2、切換スイツチSW4の端子C、切換スイ
ツチSW4の端子b、操作電源母線SC1の経路で電
力が供給され、電動機10Maが回転し、第6図
に示すようにダンパ10aが閉じる。ダンパ10
aが開くことによつて、切換スイツチSW4は端子
a側に倒れ、電動機10Maへの電力供給路を遮
断し、電動機10Maは停止し、ダンパ10aは
閉じた状態で保持される。なお、J2,J3,J4は接
点J1と対応する接点であり、継電器Jの接点を示
す。また、L,M,Nは継電器Kと対応する継電
器であり、前記した接点L1,M1,N1はこれらの
接点である。
以下、第3図を参照して自動換気動作を説明す
る。自動換気運転の場合には、まず切換スイツチ
SW1をAT側に倒す。これにより、継電器Aが励
磁され、その接点A1が閉じる。ここで、今、24
時間タイマTAの設定動作時間帯TM以外の時間
帯であるとすると、温度検出器HU、外気および
内部温度検出器THO,THIの接点HU1,TH1,
TH2の状態のいかんにかかわらず継電器Eは励磁
されない。したがつて、継電器F,G,H,Iも
励磁されず、換気扇8a,8b,9a,9bは停
止状態を保ち、また継電器Jも励磁されないこと
から、ダンパ10a,10b,11a,11bも
閉状態を保ち貯蔵庫1内の換気は行なわれない。
時間が経過し、第5図のON時点になつたとする
と、この時点ONは24時間タイマTAの設定動作
時間帯TMであるため、接点TAが閉じる。この
ON時点で、外気の湿度が80%以下であり、温度
がTHS以下であり、しかも貯蔵庫1の内部の温
度がTHD以上であつたとすると、接点HU1,
TH1,TH2がすべて閉じ、これによつて継電器E
が励磁され、その接点E1,E2,E3,…,E6が閉
じる。接点E6が閉じることによつて継電器Jが
励磁され、その接点J1,J2,J3,J4が閉じ、電動
機10Ma,10Mb,11Ma,11Mbが駆動さ
れ、ダンパ10a,10b,11a,11bを開
く。ダンパ10a,10b,11a,11bが開
くと、補助スイツチSW3が閉じ、継電器K,L,
M,Nを励磁し、その接点K1,L1,M1,N1を閉
じる。これにより、継電器F,G,H,Iが励磁
され、その接点F1,G1,H1,I1を閉じる。した
がつて、すべての換気扇8a,8b,9a,9b
は駆動され、換気扇8a,8b,は外気を貯蔵庫
1内部に吸い込み、換気扇9a,9bは貯蔵庫1
内部の空気を外部に排出し、貯蔵庫1内部の換気
を行なう。この換気運転は、外気の湿度が湿度80
%以下であり、外気の温度が温度THS以下で、
貯蔵庫1内部の温度が温度THD以上で、しかも
24時間タイマTAが動作中である場合には、その
間中連続して行なわれる。このようにして換気運
転が行なわれ、第5図に破線で示すように貯蔵庫
1内の温度が外気を取り入れ、除々に低下し、t1
時点で温度THD以下になつたとすると、接点
TH2が開き、継電器Eの励磁が解除される。接点
E1,E2,E3,…,E6が開き、継電器F,G,
H,Iの励磁が解除され、接点F1,G1,H1,I1
が開き、換気扇8a,8b,9a,9bを停止す
る。同時に、接点E6が開くことから継電器Jの
励磁が解除され、接点J1,J2,J3,J4が開き、ダ
ンパ10a,10b,11a,11bが閉じる。
これにより、貯蔵庫1内部は外気と遮断され、貯
蔵庫1は断熱構造であることから、この低温状態
をより長く保ち、日中であつても貯蔵庫1内部の
温度をより良好な湿度、温度に保つ。ここで、外
気の湿度が80%以下の状態で、外気の温度が温度
THD以下とならず、貯蔵庫1内の温度が温度
THD以下に下らない状態でOFF時点となると、
接点TA1が開き継電器Eの励磁が解除され、自動
換気運転は停止する。すなわち、24時間タイマ
TAを備えることにより、より簡単な構成で、外
気温度の最も低下する朝方に換気運転を停止する
ことができる。すなわち、換気条件が満たされて
いる間中、換気装置を運転したとすると、外気の
温度が上昇するにつれて、この外気を取り込み、
一担低下させた貯蔵庫1内部の温度を再び上昇さ
せてしまうことになる。24時間タイマTAはこれ
を有効に防止できるものである。このため、24時
間タイマTAの時間OFFは外気の最も低下する時
間に設定するのが望ましい。この時間は一般的に
は4時から5時程度とされている。また、24時間
タイマTAの時間ONは外気の温度が温度THS以
下になると思われる適当な時間、および換気装置
の換気能力等を考慮し、適当な時間に定めればよ
い。
る。自動換気運転の場合には、まず切換スイツチ
SW1をAT側に倒す。これにより、継電器Aが励
磁され、その接点A1が閉じる。ここで、今、24
時間タイマTAの設定動作時間帯TM以外の時間
帯であるとすると、温度検出器HU、外気および
内部温度検出器THO,THIの接点HU1,TH1,
TH2の状態のいかんにかかわらず継電器Eは励磁
されない。したがつて、継電器F,G,H,Iも
励磁されず、換気扇8a,8b,9a,9bは停
止状態を保ち、また継電器Jも励磁されないこと
から、ダンパ10a,10b,11a,11bも
閉状態を保ち貯蔵庫1内の換気は行なわれない。
時間が経過し、第5図のON時点になつたとする
と、この時点ONは24時間タイマTAの設定動作
時間帯TMであるため、接点TAが閉じる。この
ON時点で、外気の湿度が80%以下であり、温度
がTHS以下であり、しかも貯蔵庫1の内部の温
度がTHD以上であつたとすると、接点HU1,
TH1,TH2がすべて閉じ、これによつて継電器E
が励磁され、その接点E1,E2,E3,…,E6が閉
じる。接点E6が閉じることによつて継電器Jが
励磁され、その接点J1,J2,J3,J4が閉じ、電動
機10Ma,10Mb,11Ma,11Mbが駆動さ
れ、ダンパ10a,10b,11a,11bを開
く。ダンパ10a,10b,11a,11bが開
くと、補助スイツチSW3が閉じ、継電器K,L,
M,Nを励磁し、その接点K1,L1,M1,N1を閉
じる。これにより、継電器F,G,H,Iが励磁
され、その接点F1,G1,H1,I1を閉じる。した
がつて、すべての換気扇8a,8b,9a,9b
は駆動され、換気扇8a,8b,は外気を貯蔵庫
1内部に吸い込み、換気扇9a,9bは貯蔵庫1
内部の空気を外部に排出し、貯蔵庫1内部の換気
を行なう。この換気運転は、外気の湿度が湿度80
%以下であり、外気の温度が温度THS以下で、
貯蔵庫1内部の温度が温度THD以上で、しかも
24時間タイマTAが動作中である場合には、その
間中連続して行なわれる。このようにして換気運
転が行なわれ、第5図に破線で示すように貯蔵庫
1内の温度が外気を取り入れ、除々に低下し、t1
時点で温度THD以下になつたとすると、接点
TH2が開き、継電器Eの励磁が解除される。接点
E1,E2,E3,…,E6が開き、継電器F,G,
H,Iの励磁が解除され、接点F1,G1,H1,I1
が開き、換気扇8a,8b,9a,9bを停止す
る。同時に、接点E6が開くことから継電器Jの
励磁が解除され、接点J1,J2,J3,J4が開き、ダ
ンパ10a,10b,11a,11bが閉じる。
これにより、貯蔵庫1内部は外気と遮断され、貯
蔵庫1は断熱構造であることから、この低温状態
をより長く保ち、日中であつても貯蔵庫1内部の
温度をより良好な湿度、温度に保つ。ここで、外
気の湿度が80%以下の状態で、外気の温度が温度
THD以下とならず、貯蔵庫1内の温度が温度
THD以下に下らない状態でOFF時点となると、
接点TA1が開き継電器Eの励磁が解除され、自動
換気運転は停止する。すなわち、24時間タイマ
TAを備えることにより、より簡単な構成で、外
気温度の最も低下する朝方に換気運転を停止する
ことができる。すなわち、換気条件が満たされて
いる間中、換気装置を運転したとすると、外気の
温度が上昇するにつれて、この外気を取り込み、
一担低下させた貯蔵庫1内部の温度を再び上昇さ
せてしまうことになる。24時間タイマTAはこれ
を有効に防止できるものである。このため、24時
間タイマTAの時間OFFは外気の最も低下する時
間に設定するのが望ましい。この時間は一般的に
は4時から5時程度とされている。また、24時間
タイマTAの時間ONは外気の温度が温度THS以
下になると思われる適当な時間、および換気装置
の換気能力等を考慮し、適当な時間に定めればよ
い。
自動換気運転により、貯蔵庫1内部の温度が低
下し、設定温度THDを境にして上下に短時間の
間に変動したりすると、これに追従して接点TH2
が開閉動作を繰り返し、前記の動作を経て換気装
置が運転、停止を短時間の間に繰り返してしま
う。ところが、継電器Eの接点E2とタイマTBの
接点TB1との直列回路を接点TH2に並列に接続し
てあるため、継電器Eは一度励磁されると、接点
E2によつて自己保持され、タイマTBの設定時間
内においては、接点TH2の状態のいかんにかかわ
らず、励磁状態が保たれる。すなわち、短時間に
接点TH2が開閉動作を繰り返しても、タイマTB
の設定時間内は連続して換気装置が運転され、短
時間の運転、停止の繰り返しによる電動機の発熱
を未然に防止することができる。
下し、設定温度THDを境にして上下に短時間の
間に変動したりすると、これに追従して接点TH2
が開閉動作を繰り返し、前記の動作を経て換気装
置が運転、停止を短時間の間に繰り返してしま
う。ところが、継電器Eの接点E2とタイマTBの
接点TB1との直列回路を接点TH2に並列に接続し
てあるため、継電器Eは一度励磁されると、接点
E2によつて自己保持され、タイマTBの設定時間
内においては、接点TH2の状態のいかんにかかわ
らず、励磁状態が保たれる。すなわち、短時間に
接点TH2が開閉動作を繰り返しても、タイマTB
の設定時間内は連続して換気装置が運転され、短
時間の運転、停止の繰り返しによる電動機の発熱
を未然に防止することができる。
次に手動のサーキユレート運転、換気運転は次
のようにして行なう。まず、サーキユレート運転
においてはダンパ14を開き、切換スイツチSW1
をMU側に倒し、切換スイツチSW2をSL側に倒
す。これにより、継電器SLが励磁され接点S1が
閉じる。次に始動用押ボタンスイツチBSを押す
と、継電器Dが励磁され、接点D1が閉じ自己保
持され、押ボタンスイツチBSの押圧を解除して
も継電器Dは励磁状態を保つ。継電器S,Dが励
磁されることから、継電器F,Gが励磁され、接
点F1,G1が閉じ換気扇8a,8bのみが運転さ
れる。すなわち、ダンパ10a,10b,11
a,11bは閉状態で、換気扇8a,8bのみが
運転され、第1図に破線矢印で示すように貯蔵庫
1内部の空気は循環し、内部の温度を均一化でき
る。停止用押ボタンスイツチBSTを押すと、継
電器Dの励磁が解除され、換気扇8a,8b,9
a,9bが停止し、サーキユレート運転が停止さ
れる。なお、ダンパ14は手動のものでなく、ダ
ンパ10a,10b,11a,11bと同様、電
動のものであつてもよい。
のようにして行なう。まず、サーキユレート運転
においてはダンパ14を開き、切換スイツチSW1
をMU側に倒し、切換スイツチSW2をSL側に倒
す。これにより、継電器SLが励磁され接点S1が
閉じる。次に始動用押ボタンスイツチBSを押す
と、継電器Dが励磁され、接点D1が閉じ自己保
持され、押ボタンスイツチBSの押圧を解除して
も継電器Dは励磁状態を保つ。継電器S,Dが励
磁されることから、継電器F,Gが励磁され、接
点F1,G1が閉じ換気扇8a,8bのみが運転さ
れる。すなわち、ダンパ10a,10b,11
a,11bは閉状態で、換気扇8a,8bのみが
運転され、第1図に破線矢印で示すように貯蔵庫
1内部の空気は循環し、内部の温度を均一化でき
る。停止用押ボタンスイツチBSTを押すと、継
電器Dの励磁が解除され、換気扇8a,8b,9
a,9bが停止し、サーキユレート運転が停止さ
れる。なお、ダンパ14は手動のものでなく、ダ
ンパ10a,10b,11a,11bと同様、電
動のものであつてもよい。
次に、手動の換気運転の場合には、切換スイツ
チSW1をMU側に倒した状態で切換スイツチSW2
をVL側に倒す。これにより、継電器Vが励磁さ
れ、接点V1,V2,V3,V4,V5が閉じ、始動用押
ボタンスイツチBSを押すと継電器Dが励磁さ
れ、接点D1,D2,D3,D4,D5が閉じる。したが
つて、継電器Jが励磁され、接点J1,J2,J3,J4
が閉じ、ダンパ10a,10b,11a,11b
が開き、補助スイツチSW3が閉じ、継電器K,
L,M,Nが励磁され、接点K1,L1,M1,N1が
閉じ、継電器F,G,H,Iが励磁されて換気扇
8a,8b,9a,9bが運転され、無条件に換
気運転が行なわれる。停止用押ボタンスイツチ
BSTを押すと、継電器Dの励磁が解除され、換
気扇8a,8b,9a,9bが停止し、ダンパ1
0a,10b,11a,11bが閉じ、換気運転
が停止される。
チSW1をMU側に倒した状態で切換スイツチSW2
をVL側に倒す。これにより、継電器Vが励磁さ
れ、接点V1,V2,V3,V4,V5が閉じ、始動用押
ボタンスイツチBSを押すと継電器Dが励磁さ
れ、接点D1,D2,D3,D4,D5が閉じる。したが
つて、継電器Jが励磁され、接点J1,J2,J3,J4
が閉じ、ダンパ10a,10b,11a,11b
が開き、補助スイツチSW3が閉じ、継電器K,
L,M,Nが励磁され、接点K1,L1,M1,N1が
閉じ、継電器F,G,H,Iが励磁されて換気扇
8a,8b,9a,9bが運転され、無条件に換
気運転が行なわれる。停止用押ボタンスイツチ
BSTを押すと、継電器Dの励磁が解除され、換
気扇8a,8b,9a,9bが停止し、ダンパ1
0a,10b,11a,11bが閉じ、換気運転
が停止される。
以上の実施例は米の貯蔵庫を例に取つて説明し
たが、本発明は米に限るものでなく、他の穀物に
も広く適用可能なものである。
たが、本発明は米に限るものでなく、他の穀物に
も広く適用可能なものである。
以上の説明から明らかなように、本発明は夜間
の外気が昼間のそれよりも穀物の保存環境により
適していることに着目し、この夜間の外気で貯蔵
庫内を換気して保存環境を調整するようにしてい
るため、従来の空調機により貯蔵環境を調整する
ものに比べ安価な構成で貯蔵庫内の保在環境を調
整できる。また、貯蔵庫が断熱構造であることか
ら、この調整された環境はより良い状態で保持さ
れる。さらに、本発明によれば、内部温度検出器
の設定温度を外気温度検出器の設定温度よりも低
い値としてあるため、この両設定温度の範囲のよ
り適切な保存温度に貯蔵庫内を調整できる。ま
た、本発明は24時間タイマTAによつて定めた夜
間に単に換気運転を行なうというものではなく、
外気の湿度および温度と、貯蔵庫内の温度とを換
気運転の条件に加え、有効な場合にのみ換気運転
を行ない貯蔵庫内部の保存環境を調整するように
しているため、運転効率が良好である。
の外気が昼間のそれよりも穀物の保存環境により
適していることに着目し、この夜間の外気で貯蔵
庫内を換気して保存環境を調整するようにしてい
るため、従来の空調機により貯蔵環境を調整する
ものに比べ安価な構成で貯蔵庫内の保在環境を調
整できる。また、貯蔵庫が断熱構造であることか
ら、この調整された環境はより良い状態で保持さ
れる。さらに、本発明によれば、内部温度検出器
の設定温度を外気温度検出器の設定温度よりも低
い値としてあるため、この両設定温度の範囲のよ
り適切な保存温度に貯蔵庫内を調整できる。ま
た、本発明は24時間タイマTAによつて定めた夜
間に単に換気運転を行なうというものではなく、
外気の湿度および温度と、貯蔵庫内の温度とを換
気運転の条件に加え、有効な場合にのみ換気運転
を行ない貯蔵庫内部の保存環境を調整するように
しているため、運転効率が良好である。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図、第3図、第4図は換気運転制御手段の一例を
示す電気回路図、第5図、第6図は本発明を説明
するための説明図である。 1;貯蔵庫、2;断熱材、8,9;換気装置を
構成する換気扇、10,11;換気装置を構成す
るダンパ、HU;外気湿度検出器、THO;外気温
度検出器、THI;内部温度検出器、TA;24時間
タイマ、CON;換気運転制御手段。
図、第3図、第4図は換気運転制御手段の一例を
示す電気回路図、第5図、第6図は本発明を説明
するための説明図である。 1;貯蔵庫、2;断熱材、8,9;換気装置を
構成する換気扇、10,11;換気装置を構成す
るダンパ、HU;外気湿度検出器、THO;外気温
度検出器、THI;内部温度検出器、TA;24時間
タイマ、CON;換気運転制御手段。
Claims (1)
- 1 断熱構造の穀物貯蔵庫に換気装置を設け、外
気が設定湿度以下であることによつて信号を発生
する外気湿度検出器と、外気が設定温度以下であ
ることによつて信号を発生する外気温度検出器
と、前記穀物貯蔵庫内部の温度が前記外気温度検
出器の設定温度よりも低い設定温度以上であるこ
とによつて信号を発生する内部温度検出器と、動
作時間帯を夜間に設定した24時間タイマと、前記
各検出器が信号を発生し、しかも前記24時間タイ
マが動作中であることによつて前記換気装置を運
転制御する換気運転制御手段とを具備して成る穀
物貯蔵庫の自動換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15205778A JPS5581516A (en) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | Automatic ventilator for grains storage warehouse |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15205778A JPS5581516A (en) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | Automatic ventilator for grains storage warehouse |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5581516A JPS5581516A (en) | 1980-06-19 |
JPS6210618B2 true JPS6210618B2 (ja) | 1987-03-07 |
Family
ID=15532098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15205778A Granted JPS5581516A (en) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | Automatic ventilator for grains storage warehouse |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5581516A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5927632Y2 (ja) * | 1980-10-24 | 1984-08-10 | 株式会社東芝 | 屋外用筐体 |
JPS60114119A (ja) * | 1983-11-26 | 1985-06-20 | 大和ハウス工業株式会社 | 穀物貯蔵倉庫 |
JP2857224B2 (ja) * | 1990-05-17 | 1999-02-17 | 松下精工株式会社 | パイプ用ファン |
JP2616299B2 (ja) * | 1991-09-24 | 1997-06-04 | 三菱電機株式会社 | 空調換気装置の制御装置 |
JP2586878B2 (ja) * | 1994-01-24 | 1997-03-05 | 株式会社サンレイキ | 換気制御装置 |
JP6375101B2 (ja) * | 2013-08-13 | 2018-08-15 | 高砂熱学工業株式会社 | 倉庫の換気方法 |
JP7220019B2 (ja) * | 2017-09-12 | 2023-02-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 倉庫 |
-
1978
- 1978-12-11 JP JP15205778A patent/JPS5581516A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5581516A (en) | 1980-06-19 |
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