JPS62105810A - 固形物の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薬品１食品等の錠剤及びカプセルあるいは抵抗
器、コンデンサ、ヒユーズ、半導体チップ等の各種電子
部品等の固形物を搬送する固形物の搬送装置に関するも
のである。

〔従来技術〕

一般に薬品５食品等の錠剤及びカプセル等の固形物は表
面に傷がつきやすく破損しやすいので、それらの搬送に
は格別の配慮が必要であり、本出願人は先に上記錠剤及
びカプセル等を効果的に搬送することのできる装置を発
明し、これを「錠剤およびカプセル等の搬送機」　（特
公昭５６−３２９１号）として出願している。

上記先願は、円筒形中空管よりなる搬送管の内部に、そ
の全長にわたって内壁に密着し搬送管に固定されたヘリ
カル・コイルを挿入し、さらに搬送管の内部には、外径
がヘリカル・コイルと略等しい回転ブラシを回転可能に
配置すると共に、前記搬送管の片端の下部には錠剤およ
びカプセル等の固形物を排出するための排出口を設けて
構成されるものである。

上記のように構成された先願の［錠剤およびカプセル等
の搬送機」において、前記受入口より搬送管内に投入さ
れた錠剤およびカプセル等の固形物は、回転ブラシによ
って回転方向の力を与えられヘリカル・コイル側面に密
着する。一方ヘリカル・コイルは回転ブラシの回転方向
に対して傾き角をもっているから錠剤およびカプセルは
ヘリカル・コイルの側面を滑って搬送管の軸線方向へ移
動する。この移動は連続して行われるから、受入口から
投入された錠剤およびカプセル等の固形物は搬送管の全
長を通過して排出口から排出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

先願に係る「錠剤およびカプセル等の搬送機」は以Ｅの
ようなものであり、実施の結果、錠剤やカプセル等のよ
うに表面に丸味を帯びた固形物の搬送には予想どおりの
効果が認められる。しかしながら上記先願の「錠剤およ
びカプセル等の搬送機」を用いて第３図（ａ）、（ｂ）
に示すように。

固形物１の一部に細いリード線２あるいは薄い端子板３
等を有する抵抗器、コンデンサー、ヒユーズ、半導体チ
ップ等の電子部品を搬送しようとする場合、一部分の電
子部品のリード線２あるいは端子板３が前記搬送管とヘ
リカル・コイルの密着固定部に第３図（ｅ）に示すよう
に引掛って搬送できないという欠点がある。なお第３図
（ｅ）は固形物１の一部として形成されたリード線２、
端子板３が搬送管４をヘリカル・コイル５の間に引掛っ
た状態を示す部分断面図である。この欠点は通常ヘリカ
ル・コイル４が円断面を有する材料で形成されるため、
該ヘリカル・コイル４と搬送管３の密着固定部６の両側
に図示のように隙間が除々に狭ばまっていく部分ができ
、この部分に前記リード線２、端子板３が喰込むことに
よって抜けにくくなるためである。

本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり。

前記電子部品等のように固形物の一部にリード線、端子
板等を有する固形物をも１錠剤、カプセル等の固形物と
同様に搬送することのできる固形物の搬送機を提供する
ことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る固形物の搬送装置は、円筒形中空管の全長
にわたりその内壁に沿って巻き進むヘリカル・コイルを
設けてなる搬送管の一端に受入れ口及び他端に吐出口を
設け、更に搬送管の内部にヘリカル・コイル全長に沿っ
てその内側表面に軽く接して回転する回転ブラシを配置
すると共に、前記ヘリカル・コイルとしてその断面のピ
ッチ方向横幅寸法が、搬送管内面近傍が大きく、内面か
ら離れるに従って次第に小さくなるような形状に構成し
た。

〔作用〕

ヘリカル・コイルの断面が上記のように構成された固形
物の搬送機は２搬送管の内壁とヘリカル・コイルの密着
固定部にリード線および端子板等が喰込みやすい形状の
隙間が形成されないので、受入口より供給された前記電
子部品等は回転ブラシによって周方向の力を得ながら、
ヘリカル・コイルに案内されて搬送管軸方向に移動し、
搬送管内に引掛かることなく吐出口まで効率よく搬送さ
れる。

〔実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明に係る固形物の搬送装置
の実施例を示す図で、第１図（ａ）は搬送管に直管を用
いた直線搬送装置の一部切断側面図、第１図（ｂ）は第
１図（ａ）のＡ部拡大図である。

上記図において、ホッパー２１は抵抗器、コンデンサー
、ヒユーズ、半導体チップ等の搬送固形物を一時収納す
るもので、該ホッパー２１の底部には供給調節板２２を
挟んで受入口２３が設けられ、該受入口２３の下方は略
円筒形中空管より成る搬送管２４の一端に接続される。

搬送管２４の他端には下方に向けて吐出口２５が設けら
れている。搬送管２４の内部にはその全長に亘って該搬
送管２４の内壁に密着し、搬送管２４に固定されたヘリ
カル・コイル２６が挿入される。さらに搬送管２４の内
部には回転ブラシ２７が回転可能に挿入される。該回転
ブラシ２７は回転軸２８と該回転軸２８の周りに植設さ
れたブラシ２９より構成され、その外径は前記ヘリカル
・コイル２６の内径と略等しい。前記回転軸２８には該
回転軸２８を搬送管２４に対して回転するためのモータ
ー３ｏが連結される。前記ヘリカル・コイル２６の断面
は、第１図（ｂ）に示すように、搬送管２４の内面に密
接するピッチ方向が平坦であって、ピッチ方向の幅が搬
送管２４の内面近傍において太きく、内面から雛れるに
つれて次第に小さくなるように形成される。また、ヘリ
カル・コイル２（３の外径面は搬送管２４の内面に実質
的に隙間なく密接するような曲線で形成されている。

以にのように構成された固形物の搬送装置は、ヘリカル
・コイル２６と搬送管２４の密着固定部のどの部分にも
前記リード線や端子板が喰い込む隙間がないので、ホッ
パー２１を経て受入口２３より供給された前記電子部品
は回転ブラシ２７によって周方向の力を得ながら、ヘリ
カル・コイル２６の側面に案内されて効率よく吐出口２
５に向けて搬送される。なお、上記搬送管２４は樹脂材
で形成することもでき、ヘリカル・コイル２Ｇは前記搬
送管２４に用いた樹脂材よりも硬度の高い樹脂材で形成
することができる。

第２図（、）〜（ａ）はヘリカル・コイルの他の実施例
を示す部分断面図であり、図面を見た方向は前記第１図
（ｂ）と同じである。第２図（ａ）において７へリカル
・コイル２６ａは搬送管２４ａと金属材料あるいは樹脂
材で一体的に成形される。このようにヘリカル・コイル
２６ａと搬送管２４ａを一体成形したものは両者の間に
全く隙間がないことから、極細のリード線、極薄の端子
板等を具備した電子部品等の搬送に適している。

第２図（ｂ）は搬送管２４ｂをロール成形等により、螺
旋に沿って内方に突出させ、この内方に向けて突出した
突出部をヘリカル・コイル２６ｂとしたものである。本
実施例のものはヘリカル・コイル２６ｂのピッチを適宜
に小さくし、上記突出高さを適当に高く形成することに
より搬送管に可撓性を持たせ得ることも可能である。

第２図（Ｃ）は搬送管２４とヘリカル・コイル２６ｃを
別体とし、ヘリカル・コイル２６ｃは。

金属製の心材２６ｄの周囲を樹脂材で被覆して構成され
る。本実施例によれば、金属製心材２６ｄの有する強い
スプリング拡張力で搬送管２４の内面に堅固にヘリカル
・コイル２６ｃを密着固定させ得ると共に、精密電子部
品等を損傷させることのない被覆樹脂材を自由に選定す
ることができる。

第２図（ｄ）は前記同様ヘリカル・コイル２６Ｃと搬送
管２４を別体とし５ヘリカル・コイル２６ｅは金）′ｙ
Ｌ製等のチューブ２６ｆの周囲を樹脂材等で被覆して構
成されたもので、本実施例によれば、チューブ２６ｆの
内部空間２６ｇ内に加熱用電線または加熱用の熱媒体を
通すことができる。

これにより搬送管２４内を搬送する固形物を加熱するこ
とができる一方、前記第２１Ｅ（ｃ）に示し。

だのと同様の作用、効果を奏させることができる。

第２図（ｅ）は金属材等で形成されたＸ−Ｓ字状内側部
材２６ｈと、該内側部材２６１１の外表面を覆い、且つ
その開口部分を被覆するように内側部材２６の内表面側
に折返された樹脂、ゴｌ、等から成る外側部材２６　ｉ
が複合してヘリカル・コイル２６ｊを構成した実施例を
示すもので、本実施例によれば、外側部材２６ｉに適宜
な弾性体を用いることにより、真円精度の粗悪な搬送管
等の場合に生じがちなヘリカル・コイルと搬送管どの間
の隙間を完全に塞ぐことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る固形物の搬送装置は
、円筒形中空管の全長にわたりその内壁に沿って巻み進
むヘリカル・コイルを設けて成る搬送管の一端に受入口
および他端に吐出口を設け、さらに搬送管の内部にヘリ
カル・コイル全長に沿ってその内側面に軽く接して回転
する回転ブラシを配置した構造の固形物の搬送装置にお
いて、前記ヘリカル・コイルとしてその断面のピッチ方
向幅寸法が搬送管の内面近傍では大きく、内面から離れ
るに従って次第に小さくなるような形状のものを用いた
ので、リード線や端子板を有する電子部品等の固形物を
も錠剤やカプセル等と同様に搬送できるという優れた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の実施例を示す図で、第
１図（ａ）は搬送管に直管を用いた直線搬送装置の一部
切断側面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）のＡ部拡大図
である。 第２図（ａ、）　、　　（ｂ）　、　　（ｃ）　、　　
（ｃｌ）　、　　（ｅ）はヘリカルコイルの他の実施例
を示す部分断面図、第３図（ａ）、（ｂ）は本発明に係
る固形物の搬送装置が搬送しようとするリード線、端子
板を有する電子部品の説明図である。 第３図（ｃ）は前記先願に係る「錠剤およびカプセル等
の搬送機」の欠点を説明する部分断面図である。 ２１・・・ホッパー、２２・・・供給調節板、２３・・
・受入口、２４，２４　ａ、２４　ｂ−搬送管、２５”
％吐出し口、２６，２６ａ、２６ｂ、２６ｃ＊２６ｅ、
２６ｊ・・・ヘリカル・コイル、２６ｄ・・・心材、２
６ｆ・・・チューブ、２６ｇ・・・心材、２７・・・回
転ブラシ、２８・・・回転軸、２９・・・ブラシ。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒形中空管の全長にわたりその内壁に沿って巻
   き進むヘリカル・コイルを設けてなる搬送管の一端に受
   入口および他端に吐出口を設け、更に搬送管の内部にヘ
   リカル・コイル全長に沿ってその内側表面に軽く接して
   回転する回転ブラシを配置した構造の固形物の搬送装置
   において、前記ヘリカル・コイルとしてその断面のピッ
   チ方向横幅寸法が搬送管の内面近傍が大きく、内面から
   離れるにしたがって次第に小さくなるような形状のもの
   を用いたことを特徴とする固形物の搬送装置。
2. （２）上記搬送管とヘリカル・コイルは別体とし、ヘリ
   カル・コイルの搬送管内面に接する外形面はピッチ方向
   に平坦でかつ搬送管に密接するような曲率を有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の固形物の
   搬送装置。
3. （３）上記搬送管とヘリカル・コイルは金属材あるいは
   樹脂材で一体成形されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項記載の固形物の搬送装置。
4. （４）上記ヘリカル・コイルは硬質樹脂材で形成される
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の固形
   物の搬送装置。
5. （５）上記ヘリカル・コイルは心材が金属からなりその
   周囲を樹脂材で被覆したことを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）項記載の固形物の搬送装置。