JPS62104201A - 誘電体フイルタ - Google Patents

誘電体フイルタ

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JPS62104201A
JPS62104201A JP24172585A JP24172585A JPS62104201A JP S62104201 A JPS62104201 A JP S62104201A JP 24172585 A JP24172585 A JP 24172585A JP 24172585 A JP24172585 A JP 24172585A JP S62104201 A JPS62104201 A JP S62104201A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 ・概要 ・産業上の利用分野 ・従来の技術(第16図) ・発明が解決しようとする問題点 ・問題点を解決するための手段 ・作用 ・実施例(第1.2,3,4,5.6,7,8,9.1
0.11.12.13゜14 、15図) ・発明の効果 〔概 要〕 誘電体ブロックに複数の共振用穴を形成し、かつこれら
共振用穴の間に電磁界結合調整穴を形成し、この共振用
穴の軸線と直交する少くとも一表面における共振用穴の
開口を含む部°分を前記一表面から段差を有する凹所と
して形成し、前記共振用穴の開口を含む前記凹所の底面
を電磁界の解放面として形成することによって、解放面
からの放射電波を抑制し、小型軽量化、シールド構造の
簡易化、電磁界結合調整の容易化等を可能とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は誘電体フィルタに関し、特に共振素子を誘電体
ブロック内に一体的に形成した誘電体フィルタの構造に
関するものである。
無線装置においては、使用周波数に応じてVHF帯、U
HF帯あるいはマイクロ波帯用のフィルタが用いられて
いる。車載無線あるいは携帯無線等の移動無線装置に用
いられるフィルタは使用性及び搭載スペースの点から電
気的及び機械的に安定でかつ小形軽量であることが要求
される。このようなフィルタとして誘電体フィルタが開
発されている。この種の誘電体フィルタは、一般に、高
誘電率を有する誘電体ブロックに内面をメタライズした
(導体膜を形成した)複数の共振用穴を設は多段フィル
タとして構成される。誘電体フィルタは、内導体を共振
棒とし外導体同士を共通にし、共振棒を多段に電磁界結
合して通常の空気層を介した同軸型多段フィルタに比べ
て、例えば、誘電体の比誘電率が40であるとすると、
共振素子の長さをl/Koの長さにすることができるの
で小形化を図ることができる。しかし、このような誘電
体フィルタであっても、移動無線装置に使用される場合
、さらに一層の小形軽量化、経済化等が要望されている
〔従来の技術〕
第16図は従来の誘電体フィルタを概略的に示す図であ
る。同図において、直方体状の誘電体ブロック1に所定
間隔で長平方向に配列する複数の共振用穴2,3.4が
貫通形成される。共振用穴2.3.4の内面にメタライ
ズされた内部導体膜2a 、 3a 、 4aが形成さ
れ、かつ共振用穴2.3.4の開口を含むブロックlの
上面1aを除く他の全表面にメタライズされた外部導体
膜(図中、斜線に示す)lbが形成され、これにより共
振用穴2゜3.4が共振素子として構成される。ブロッ
ク1の上面1aはメタライズされないので開放面として
形成される。共振用穴2,3.4の内部導体膜2a 、
 3a 、 4aは、その一端側(上端側)がブロック
1の上面1aで開放され、その他端側(下端側)がブロ
ック1の下面の外部導体膜1bに短絡されている。共振
用2.3.4は、その長さく内部導体膜を有する部分の
長さ)、すなわちこの場合はブロック1の高さH7を、
例えば、使用周波数(通過周波数)の1/4波長(λ/
4)と同じ寸法に設定することによって、使用周波数で
共振する共振素子として形成される。下方に開口を有す
る金属製の箱形状シールドカバー(図中、一点fA線で
示す)7がブロックlの上面1aに上面全体を被う形態
で配置固設される。この場合、ブロック上面1aから天
井板7aの下面までのカバー7の空間高さはH2に設定
されている。両端の共振用穴2.4はコンデンサ(図示
なし)等を介して外部回路と接続される。この従来例は
上述の如く3個の共振用穴(2,3,4)を有する3段
構成のバンド・パス・フィルタ(BPF)として形成さ
れたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来例においては、誘電体ブロック1の上面1aが
全面にもわたって開放されているのでこの上面1aから
放射する電波をシールドするためのシールドカバー7の
空間高さH2を比較的太き目に設定する必要があり、こ
のためフィルタ全体の高さくHI  +Hz)が大とな
り、フィルタが大形化されるという問題がある。また、
シールドカバー7を下面に開口を有する箱形状に形成す
る必要があるため、シールド構造が複雑であり、さらに
外部から振動、衝撃等によってシールドカバー7の天井
板7aが振動すると、ブロック1の開放面である上面1
aと天井板?a(シールド面)との間隔寸法が変動して
フィルタ特性を変動させることになるのでシールドカバ
ー7を充分堅固に形成する必要があり、このため経済性
に欠けるという問題がある。また、複数の誘電体フィル
タを接合して分波機能等を有するフィルタを構成する場
合には、フィルタ相互間の電磁干渉を避けるため、フィ
ルタ相互間にシールド板を介在配置する必要があり、や
はりシールド構造が複雑化されるという問題がある。ま
た、電磁界がブロックl内に集中するため、共振周波数
の結合調整が困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題点にかんがみて創作されたも
ので、小形化、シールド構造の簡易化、電磁界の結合調
整の容易化等が可能な誘電体フィルタを提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための手段として、本発明では、
直方体状の誘電体ブロック11 、11−1〜11−7
に所定間隔で複数の共振用穴12 、13 、14 ;
 12−1 。
13−1 、14−1を並列形成し、かつ前記各共振用
穴の間に電磁界結合調整穴15 、16 、15−1 
、16−1を形成し、 前記ブロックの共振用穴の軸線と直交する少くとも一表
面11aにおける前記共振用穴の開口を含む部分を、前
記一表面から所定の段差H1を有する凹所17 、17
−1として形成し、前記共振用穴の開口を含む前記凹所
の底面17a及び前記結合調整穴の内面を少くとも除く
前記ブロックの他表面、及び前記共振用穴の内面に導体
膜11b及び12a 、 13a 、 14aをそれぞ
れ形成し、前記共振用穴の長さHIに基づく共振周波数
の共振素子を構成したことを特徴とする誘電体フィルタ
を提供する。
また本発明では、直方体状の誘電体ブロック11゜11
−1〜11−7に所定間隔で複数の共振用穴12 、1
3 。
14 ; 12−1 、13−1 、14−1を並列形
成し、かつ前記共振用穴の間に電磁界結合調整穴15 
、16 、15−1 。
16−1を形成し、 前記ブロックの共振用穴の軸線と直交する少くとも一表
面11aにおける前記共振用穴の開口を含む部分を、前
記一表面から所定の段差H3を有する凹所17 、17
−1として形成し、前記共振用穴の開口を含む前記凹所
の底面17a及び前記結合調整穴の内面を少くとも除く
前記ブロックの他表面、及び前記共振用穴の内面に導体
膜11b及び12a 、 13a 、 14aをそれぞ
れ形成し、前記共振用穴の長さHlに基づく共振周波数
の共振素子を構成し、 共振周波数の異なる前記ブロック11 、116 、1
1−7を、それぞれの共振用穴の軸線と平行な側面で前
記導体膜を形成するための導電性厚膜ペーストを介して
直接的に突合せて焼成接合し、分波機能を有する一体形
のフィルタに形成したことを特徴とする誘電体フィルタ
を提供する。
〔作 用〕
電磁界の開放面として形成された凹所(17,17−1
)の底面(17a)はその面積が従来よりも小さく形成
されるのでこの底面からの電波放射量が従来よりも低減
化される。また、底面(17a)の周囲が部分的又は全
体的に側面(17b)によって取り囲まれているので底
面から放射する電波は側面(17b)によって抑制され
てさらに放射量が低減化される。このため、開放面とシ
ールド面との間隔、つまり従来技術におけるシールドカ
バーの空間高さに対応している凹所(17,17−1)
の段差(H3)を縮少化することができる。この結果、
小形軽量化、シールド構造の簡易化等を図ることができ
る。また、各共振用穴(12、13、14、12−1、
13−1、14−1)の間に結合調整穴(15、16、
15−1、16−1)を設けることにより、共振周波数
の結合調整を容易化することができる。
〔実施例〕
第1図から第15図は本発明の詳細な説明するための図
である。尚、これらの図において同一部分又は相当部分
は同一符号を付して示されている。
第1図は第1実施例を示す図であって、(イ)は分解斜
視図、(o)は(イ)の誘電体ブロック(11)のA矢
視平面図、(I→は(イ)の誘電体ブロック(11)の
B矢視端面断面図、(に)は(イ)のC矢視側面部分断
面図、け)は(イ)の組立外観図である。同図において
、高誘電率を有するセラミック材等から成る直方体状の
誘電体ブロック11に所定間隔で長手方向に配列する複
数の共振用穴12,13.14が貫通形成され、これら
各共振用穴12 、13 、14の間に電磁界結合調整
穴15 、16が貫通形成される。ブロック11の共振
用穴の軸線と直交する上面11aにおける共振用穴12
.13.14の開口を含む部分が上面11aから所定の
段差(H3)を有する長溝(凹所)17として形成され
る。共振用穴12 、13 、14の内面にメタライズ
された内部導体膜12a 、 13a 、 14aが形
成され(結合調整穴15 、16の内面にはメタライズ
されない)、かつ長117における少くとも共振用穴1
2゜13 、14の開口を含む表面、すなわちこの場合
は長溝17の底面17aを除くブロック11の他表面に
メタライズされた外部導体膜(図中、斜線にて示す)1
1bが形成され、これにより共振用穴12 、13 。
14が共振素子として構成される。尚、長溝17の両側
面17bは、本例の場合、メタライズされていないが、
これにメタライズしてもよく、メタライズするとさらに
好ましい結果が得られる。また、長溝17の両側面17
bは、本例の場合、垂直面に形成されているが、これを
テーパ状又は勾配状等の傾斜面に形成してもよい。本例
の場合は長溝17の底面17aがメタライズされていな
いので、この底面17aが電磁界の開放面として形成さ
れる。
共振用穴12(13,14)の内部導体膜12 a (
13a、 14a)は、(、%)、に)図に明示するよ
うに、その一端側(上端側)が長溝17の底面17aで
開放され、その他端側(下端側)がブロック11の下面
の外部導体膜11bに短絡されている。従って、共振用
穴12゜13、14は、その長さく内部導体膜を有する
部分の長さ)、すなわち、本例の場合はブロック11の
下面から長溝17の底面17aまでの高さHlを、例え
ば、使用周波数の174波長λ/4、λは波畏)と同一
寸法に設定することによって、使用周波数で共振する共
振素子に構成される。本例は、H1=λ/4とし1.3
個の共振用穴(12,13,14)を有する174波長
のバンド・パス・フィルタ(BPF)として形成される
。ブロック両端の共振用穴12(14)は、仁)図に示
すように、金属棒体18−1が挿入固着され、この金属
棒体にコンデンサ18−2が接着され、このコンデンサ
18−2に接続された接Vt導線18−3によって外部
回路に接続される。尚、外部回路との接続方法は他の公
知の種々の接続方法を用いてもよい。
ブロックlの上面1aに、(ホ)図に示すように、金浦
単板から成るシールド板19が固設される。本例は上述
の如くブロック上面1aに長溝(凹所)17を設けかつ
共振用穴12 、13 、14の間に電磁界結合調整穴
15 、16を設けたことを主な特徴とするものである
。すなわち、ブロック1の開放面(長171¥17の底
面17a)は、図から明らかなように、その面積が前述
した従来例(第16図)の開放面(上面1a)よりも小
さいので、本例の開放面(底面17a)からの電波放射
量は従来例(第16図)の場合よりも少い。また、長溝
17の底面I7aはその両側が両側面17bによって囲
まれているので、底面17aからの放射電波は両側面1
7bによって抑制されてさらに放射量が低減される。こ
のため、開放面とシールド面との間隔を縮小化すること
ができるので、長溝17の段差(深さ) 83を小さく
設定することができる。この段差H3は、前述した従来
例(第16図)のシールドカバー7の空間高さH2に対
応するものであり、例えば、段差H3をこの空間高さH
2よりも大幅に小さく設定することができる。従って、
本例は、従来例と比べて、フィルタ全体の高さの縮小化
(小形化)を図ることができ、また、シールド板19を
間車構造に形成してシールド構造の筒易化、軽量化及び
経済化を図ることができ3 さらに開放面の面積を小さ
くすることによりシールド板19の開放面に対する間隔
変動を確実に防止して振動、衝撃等に対するフィルタ特
性の安定化を図ることができ、さらに結合調整穴15 
、16を設けることにより、電磁界の結合調整の容易化
を図ることができる。
第15図は第1図に示す第1実施例の一実蝕例を示す線
図であり、縦軸にフィルタの反射を置去L(αB)をと
り、横軸に長溝(凹所)17の段差H3の寸法を使用周
波数の波長λを基にしてとり、これら両者の関係を曲線
Qで示す線図である。この場合、反射損失しくαB)は
下記の(11弐で示される。
L = 1010g+o  (P’i  / P r)
   −(11但し、Pi はフィルタへの入力電力、
Prはフィルタからの反射電力である。
また、この実験例は、使用周波数(共振周波数)を80
0M11zとし、第1図における誘電体ブロック(11
)の高さH,を14重1、幅を10.51m、長溝(1
7)の幅を5 、7 am、比誘電率εrをεr#40
とした場合の線図である。従って、この線図では、(1
,1式から明らかなように、Lの数値が大きくなるに従
ってフィルタの反射損失が小さくなるように表示されて
いる。この場合同図において曲線Qが立ち上り始める点
、例えばH3がλ/15程度であればフィルタの反射損
失りが25dB程度であり、フィルタの実用上問題ない
ので、H3をλ/15に設定することができる。このf
(、−λ/15は前述の従来例(第16図)における空
間高さH3よりも大幅に小さい寸法である。
第2図は第2実施例を示す図である。本例は前出の第1
実施例(第1図)と基本的には同様に構成されたもので
あるが、シールドFi19−1が第1実施例のシールド
板19と異なる構造に形成されている。すなわち、シー
ルド板19−1は長手方向両端中央部に突片部19aが
一体状に設けられている。
突片部19aは長溝17の両端部の断面空間部を閉鎖す
るために設けられたものである。本例はこの突片部19
aによって前出の第1実施例よりもシールド効果を高め
られるという利点があり、他の作用効果は第1実施例と
同様である。
第3図は第3実施例を示す図である。本例は前出の第1
実施例(第1図)における誘電体ブロック11の長溝1
7の代りに各共振用穴12 、13 、14の開口部に
座ぐり穴17−1を設けかつ座くり穴17−1の底面1
7aを開放面とした点が第1実施例と異なり、その他は
第1実施例と同じ要領で構成される。
本例は、座ぐり穴17−1の底面17aが開放面として
形成されたものであり、座くり穴17−1の側面17b
が底面(開放面)17aの全外周を取り囲んでいるので
、第1実施例の長溝17よりも放射電波の抑制効果を若
干高められるという利点があり、池の作用効果は第1実
施例と同様である。尚、本例の場合、座ぐり穴17−1
はその側面17bが垂直状に形成されているが、これを
外方に拡開するテーパ状等の傾斜面に形成してもよい。
第4図は第4実施例を示す図である。本例は前出の第1
実施例(第1図)と基本的には同様に構成されたもので
あるが、誘電体ブロック11−1の上下面に長溝17を
それぞれ設けかつ上・下面にシールド板I9を配設し、
さらにH,・λ/2とした点が第1実施例と異なり、l
/2波長フイルタに構成したものである。従って、本例
の作用効果は第1実施例と同様である。  ゛ 第5図は第5実施例の要部を示す図であって、(イ)は
誘電体ブロック11−2の斜視図、(olは(イ)のブ
ロック11−2の下面図である。本例は、ブロック11
〜2の下面に段付凹部11cを設けたことが前出の第1
実施例と異なる点で、その他は第1実施例と同様に構成
される。共振用穴12.13.14は同一寸法に形成さ
れても両端の穴12 、14と中間の穴13とでは共振
周波数が異なるのが一般的である。すなわち、両端の穴
12 、14は片側の穴13のみから影響をうけ、中間
の穴13は両側の穴12 、14から影響をうけること
や、各穴相互間の距離が必ずしも均一でないこと等の理
由により、両端の共振用穴12.14と中間の共振用1
3との共振周波数に相違が生ずる。そこで各共振用穴1
2 、13 、14はフィルタ組立後最終的に共振周波
数が同一になるように調整される。この調整は主として
共振用穴の開口部にねじ等を近づけたり、開口部を削除
して、共振用穴12 、1.(、14の実質的長さく深
さ)を調整することによって行なわれる。従って、段付
凹部11Cを設けて共振用穴12 、14と13の長さ
を予め補正しておけば最終調整を容易化できるという利
点が得られる。本例は、このように共振周波数の最終調
整を容易化できるという利点を有するものであり、その
他の作用効果は第1実施例と同様である。
第6図は第6実施例の要部を示す図である。本例は前出
の第5実施例(第5図)と同一の趣旨で誘電体ブロック
11−1の下面に段付凸部11clを設け、その他は前
出の第1実施例と同様に構成される。
従って、本例は、第5実施例と同様な利点を有し、かつ
他の作用効果は第1実施例と同様である。
第7図は第7実施例を示す図であって、(イ)は斜視図
、(o)は(イ)の誘電体ブロック11−4の平面図で
ある。本例は、ブロック11−4に共振周波数の異なる
第1グループの共振用穴12 、13 、14と第2グ
ループの共振用穴12−1 、13−1 、14−1を
一体状に設けて送受分波機能を有するフィルタに形成し
たものであり、その他に関しては前出の第1実施例と同
様に構成される。本例は、例えば、共振用穴14゜12
−1がアンテナ側に(又は合成回路を経由してアンテナ
側に)、そして共振用穴12 、14−1が送・受信機
等の外部回路に接続される。そして、本例は、単一のブ
ロック11−4に第1と第2グループの共振用穴を一体
状に設けることによってコンパクトなフィルタを形成で
きるという利点があり、他の作用効果は第1実施例と同
様である。
第8図は、第8実施例を示す図である。本例は、共通の
シールド板19をはさんで共振周波数の異なる誘電体ブ
ロック11と11−5の長溝17を有する面(開放面を
有する面)を突合せて分波機能を有するフィルタに構成
したものであり、その他に関しては前出の第1実施例と
同様に構成される。
本例は、シールド板19を共用してブロック11と11
−5を組合せることによってコンパクトなフィルタを形
成できるという利点があり、他の作用効果は第1実施例
と同様である。
第9図は第9実施例を示す図である。本例は、取付板2
0上に共振周波数の異なる誘電体ブロック11と11−
5を横置き状態で互の端面同士を突合せて分波機能を有
するフィルタに構成したものであり、その他に関しては
前出の第1実施例と同様に構成される。本例はフィルタ
の高さを低く形成することができるという利点があり、
他の作用効果は第1実施例と同様である。
第10図は第10実施例を示す図である。本例は、取付
板20上に共振周波数の異なる誘電体ブロック11と1
1−5の長/1S17を有する面(開放面を有する面)
を接合し、かつブロック11と11−5の端面同士を突
合せて分波機能を有するフ、fルタに構成したものであ
り、その他に関しては前出の第1実施例と同様に構成さ
れる。本例は、取付板20がシールド板の役割も兼有す
る構造にしたものでコンパクトなフィルタを形成できる
という利点があり、他の作用効果は第1実施例と同様で
ある。
第11図は第11実施例を示す図である。本例は、共振
用穴(12〜14 、12−1〜14−1)の軸線方向
の高さくl14.Is)の異なる(共振周波数の異なる
)誘電体ブロック11と11−6それぞれの側面同士を
外部導体膜ubを形成するための導電性厚膜ペーストを
介して直接的に突合せて焼成接合し、分波機能を有する
一体形のフィルタに構成したものであり、その他に関し
ては前出の第1実施例(第1図)と同様に構成される。
本例は、高さH4のブロック11と、H4よりも小さい
高さH6のブロック11−6とをそれぞれの側面を直接
的に接合することによってコンバクFな一体形のフィル
タを形成できるという利点があり、他の作用効果は第1
実施例と同様である。尚、本例において、シールド板1
9の代りに第2実施例(第2図)に示す如き突片部19
aを備えたシールド板19−1を用いてフィルタを構成
することも勿論可能である。
第12図は第12実施例を示す図である。本例は、前出
の第11実施例(第11図)の一種の変形例であって、
取付板21上に高さの異なる誘電体ブロック11と11
−6の長溝17を有する而(開放面を有する面)を接合
し、かつブロック11 、11−6同士は前出の第11
実施例と同じ要領で側面を直接的に接合して分波機能を
有する一体形のフィルタに構成したものであり、その他
に関しては前出の第1実施例(第1図)と同様に構成さ
れる。本例は、取付vi21がシールド板の役割も兼有
しているのでコンパクトなフィルタを形成できるという
利点があり、他の作用効果は第11実施例と同様である
第13図は第13実施例を示す図である。本例は、前出
の第12実施例(第12・図)における取付板21の代
りに、長溝17の両端部に、F3シjる断面空間部を閉
鎖するための突片部2+aを一体状己こ備えた取付板2
1−1を用いて分波機能を存するフィルタを構成したも
ので、その他に関しては前記第12実施例と同様に構成
される。本例は、この突片部21aによって前出の第1
2実施例よりもシールド効果を高められるという利点が
あり、他の作用効果は第12実施例と同様である。
第14図は第14実施例を示す図(但し、シールド板を
省略して示す)である。本例は、前出の第11実施例(
第11図)の一種の変形例であって、共振周波数の異な
る誘電体ブロック(フィルタ)11と11−7の接合側
面のいずれか一方に保合凸部heを設け、他方に係合凹
部Iffを設け、これら両者を嵌合させて分波機能を有
する一体形のフィルタを形成したものでその他に関して
は第11実施例と同じ要領で構成される。本例は、係合
凸部lieと係合凹部11fを設けることにより、フィ
ルタ製造過程におけるブロック11と11−7の相互位
置決めの容易化及びR械的接合強度の向上化を図ること
ができるという利点があり、他の作用効果は第11実施
例と同様である。
尚、凸部lieと凹部11fの断面形状は図示の如き四
角形のみに限定されるものではなく、三角形、台形、半
円形等の任意の形状に選定してもよく、また配設個数も
必要に応して任意に選定してよい。
〔発明の効果〕 以上説明してきたように、本発明によれば、誘電体ブロ
ックの共振用穴の軸線と直交する少くとも一表面におけ
る共振用穴の開口を含む部分を上記一表面から所定の段
差を有する凹所(実施例における長溝17及び座ぐり穴
17−1)として形成し、少くともこの凹所における共
振用穴の開口を含む表面(底面)を電磁界の開放面(非
メタライズ面)として形成しかつ前記各共振用穴の間に
電磁界結合穴を形成することにより、また誘電体ブロッ
ク同士をその側面において直接的に接合することにより
、小形軽量化、シールド構造の簡易化、製造コストの低
減化、振動、衝?等に対するフィルタ特性の安定化及び
電磁界結合調整の容易化を図ることができるという好ま
しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1.2,3,4,5.6,7,8.9.10. II
、 12.13.14図は本発明の第1.2,3,4,
5,6,7,8,9.10.11 +2.13.14実
施例をそれぞれ示す図、 第15図は第1実施例(第1図)の実へ者例を示す線図
、 第16図は従来例を示す図である。 第1図から第14図において、 11 、111 、11−2 、11−3 、 114
 、11−5 、11−6 、 11−7は誘電体ブロ
ック、 11aは共振用穴の軸線と直交する上面、11bは外部
導体膜(メタライズ面)、11cは段付凹部、   l
idは段付凸部、11eは保合凸部、   11「は係
合凹部、12 、13 、14 、12−1 、13−
1 、14−1は共振用穴(共振子素子)、 12a 、 13a 、 14aは内部感体膜(メタラ
イズ面)、15 、16 、15−1 、16−1は電
磁界結合調整穴(非メタライズ穴)、 17は長溝(凹所)、 17aは長溝(凹所)の底面(電磁界の開放面;非メタ
ライズ面)、 17bは長4(凹所)の側面(段差部)、17−1は座
ぐり穴(凹所)、 18−1は金属棒対、  18−2はコンデンサ、18
−3は接続導線、  19 、19−1はシールド板、
19aは突片部、   20 、21 、21−1は取
付板、21aは突片部、 をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直方体状の誘電体ブロック(11、11−1〜11
    −7)に所定間隔で複数の共振用穴(12、13、14
    ;12−1、13−1、14−1)を並列形成し、かつ
    前記各共振用穴の間に電磁界結合調整穴(15、16、
    15−1、16−1)を形成し、 前記ブロックの共振用穴の軸線と直交する少くとも一表
    面(11a)における前記共振用穴の開口を含む部分を
    、前記一表面から所定の段差(H_3)を有する凹所(
    17、17−1)として形成し、前記共振用穴の開口を
    含む前記凹所の底面(17a)及び前記結合調整穴の内
    面を少くとも除く前記ブロックの他表面、及び前記共振
    用穴の内面に導体膜(11b及び12a、13a、14
    a)をそれぞれ形成し、 前記共振用穴の長さ(H_1)に基づく共振周波数の共
    振素子を構成したことを特徴とする誘電体フィルタ。 2、直方体状の誘電体ブロック(11、11−1〜11
    −7)に所定間隔で複数の共振用穴(12、13、14
    ;12−1、13−1、14−1)を並列形成し、かつ
    前記各共振用穴の間に電磁界結合調整穴(15、16、
    15−1、16−1)を形成し、 前記ブロックの共振用穴の軸線と直交する少くとも一表
    面(11a)における前記共振用穴の開口を含む部分を
    、前記一表面から所定の段差(H_3)を有する凹所(
    17、17−1)として形成し、前記共振用穴の開口を
    含む前記凹所の底面(17a)及び前記結合調整穴の内
    面を少くとも除く前記ブロックの他表面、及び前記共振
    用穴の内面に導体膜(11b及び12a、13a、14
    a)をそれぞれ形成し、 前記共振用穴の長さ(H_1)に基づく共振周波数の共
    振素子を構成し、 共振周波数の異なる前記ブロック(11、11−6、1
    1−7)を、それぞれの共振用穴の軸線と平行な側面で
    前記導体膜を形成するための導電性厚膜ペーストを介し
    て直接的に突合せて焼成接合し、分波機能を有する一体
    形のフィルタに形成したことを特徴とする誘電体フィル
    タ。
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