JPS6210216A

JPS6210216A - 密閉型圧縮機用電磁鋼板の無酸化焼鈍処理装置

Info

Publication number: JPS6210216A
Application number: JP60148293A
Authority: JP
Inventors: Hirokazu Hashimoto; 橋本　広和
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1985-07-08
Filing date: 1985-07-08
Publication date: 1987-01-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、密閉型圧縮機用電磁鋼板の無酸化焼鈍装置に
係り、特に不活性ガスによる無酸化焼鈍処理装置に関す
る。

〔発明の背景〕

一般に密閉型圧縮機モードルの電磁鋼板を歪取焼鈍する
場合に、最も重要な点は、電磁鋼板の表面に施されてい
る絶縁皮膜を、酸素や水分などによる酸化を防ぐことに
ある。

従来の歪取焼鈍処理装置を第１図にて説明する。

炉体は、バーンオフ炉１、焼鈍炉２、徐冷炉３、ブルー
イング類４、空冷室５にて構成され、炉体の気密のため
、各々出入口には扉が設置されている。しかし製品の投
入取出時に炉内に酸素を巻込むため、従来の焼鈍雰囲気
は、ブタンなどの可燃性ガスから生成した変成ガスや、
アンモニアヲ分解し成分調整した還元性ガスで、侵入酸
素を脱酸していた。

また、変成ガスは、ブタンガス製造装置９とガス液化防
止用温水循環装置８並びに変成炉７、冷凍機等から構成
された設備にて生成され、地震・停電等に対処するため
に、非常用発電機１０、非常用窒素ガス製造装置１１が
設けである。

以上のように従来の歪取焼鈍装置は、作業環境の悪化を
はじめ、■可燃性ガス使用のため、火災爆発等の危険性
がある。■設備が複雑で、設備操作・保守管理に手間を
要す、■ステータコアの絶縁皮膜が劣化する、■雰囲気
ガス単価が高価である等の問題点があった。

この焼鈍処理に関連するものとして、例えば新日本製鉄
株式会社３５７年１２月発行製鉄研究３１０号別刷「新
日本製鉄における製鉄技術の進歩発展と今後の展望」が
あげられる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は火災、爆発などの危険性のない安全性が
高く操作性、保管管理が容易な密閉型圧縮機用電磁鋼板
の無酸化焼鈍処理装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

歪取焼鈍において、窒素ガスなどの不活性ガスを使用し
た場合に、製品を酸化させる主なものは酸素と水分であ
る。従って、炉内雰囲気に必要な残存酸素量と残存水分
量をクリアできる雰囲気ガスの製造装置、並びに炉内に
侵入する酸素を完全に遮断する機構を持つ連続複合炉を
開発することにした。

雰囲気ガスの製造装置は、従来の液体窒素ガスに代り、
カーボンモレキュラシーブを充填した、二基の吸着再生
塔を設置し、圧力変動式で、一定のサイクルで吸着脱着
することにより連続的に大気中から、安価な窒素ガスを
得ることのできる窒素ガス発生装置と、さらに窒素ガス
の純度アップのだあ、水素ガスを混合し、残存酸素と反
応させる脱酸装置と、脱酸後の窒素ガス露点を下げる脱
湿装置で構成され、炉内の残存酸素量、露点等を炉気必
要条件に設定できるようにした。

また、製品を酸化させる、■炉出入ロ開ロ部から侵入す
る酸素、■断熱材中の酸素、■製品等が持込む酸素、■
メツシュベルト等の酸化物か持込むもの等に対し、その
遮断機構を検討し、窒素ガス等の不活性ガス雰囲気でも
製品を酸化せずに、焼鈍処理でき、しかも、従来の変成
ガス雰囲気よりも経済的に有利な、無酸化焼鈍処理装置
を発明した。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図、第３図、第
４図により説明する。

本発明の雰囲気ガス製造装置は、空気圧縮機１２、エア
ドライヤ１３、吸着再生塔１４、再生用真空ポンプエ５
、中間製品槽１６、脱酸装置１７、脱湿装置１８から構
成され、残存酸素量１１）ｐｍ以下、残存水素ガス１，
０００　ｐｐｍ以下、露点マイナス２０〜３０℃の窒素
ガスか得られる。また、焼鈍炉は、バー７オフ炉１９、
焼鈍炉２ｏ、徐冷炉２２、空冷室２４で構成され、搬送
は、連続メツシュベルト２５にて搬送される。また、炉
開口部からの侵入する酸素遮断機構２６．２７、断熱材
中の酸素を急速に置換する機構２９、炉内雰囲気を完全
に遮断するバリア機構２１、脱油工程での酸素の遮断機
構２８を設置することにより、炉内雰囲気ガスを、残存
酸素量１０ｐｐｍ以下、露点マイナス８℃に保持できる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来の還元性雰囲気ガスの必要は無く
、窒素ガスなど不活性ガスによる無酸化焼鈍処理法を歪
取焼鈍装置炉への実用化が達成できたので、火災、爆発
などの危険性かなく、安全性が高く、設備の操作性、保
管管理か容易など、大幅に改善できた。また、製品性能
の面でも、変成ガスに比べ、本発明の無酸化焼鈍処理で
は、コア表面の絶縁皮膜を劣化することなく、ステッキ
ング現象は観られず、鉄損値も約１６％の低減化か図れ
た。

【図面の簡単な説明】

１・・・バーンオフ炉、２・・・焼鈍炉、３・・・徐冷
炉、４・・・ブルーイング炉、５・・・空冷室、６・・
・搬送装置、７・・・変成炉、８・・・−水循環装置、
９・・・ブタン製造装置、１０・・・発電機、１１・・
・液体窒素、１２・・・空気圧縮機、１３・・・エアド
ライヤ、１４・・・吸着再生塔、工５・・・真空ポンプ
、１６・・・製品槽、１７・・・脱酸装置、１８・・・
脱湿装置、１９・・・バーンオフ炉、２０・・・焼鈍炉
、２１・・・バリア、２２・・・徐冷炉、２３・・・バ
ブリング、２４・・・空冷室、２５・・・メツシュベル
ト、２６．２７・・・置換室。λＢ−軒赦糟沫。閂・・・１橡櫓侑、。代理人　弁理士　小　川　勝　男寥　１　図　　　　　　　′ｇ２１２１茎　　３　　の

Claims

【特許請求の範囲】

　カーボンモレキュラシーブを使い、圧力変動による酸
素と窒素との拡散速度の差を利用し、一定サイクルで吸
着脱着を繰返して連続的に窒素ガスを得る窒素ガス発生
手段と、窒素ガスの純度アップのため水素ガスを混合し
残存酸素と反応させる脱酸手段と、反応後水分を除去す
る脱湿手段と、炉開口部から侵入する酸素遮断機構、断
熱材中の酸素を急速に置換する手段と、脱油工程にて酸
素を遮断する機構を設けた連続メッシュベルト搬送式の
複合炉で、窒素ガスなど不活性ガスによる焼鈍処理する
手段とからなることを特徴とする、密閉型圧縮機用電磁
鋼板の無酸化雰囲気焼鈍処理装置。