JPS6198776A - 剥離剤組成物 - Google Patents

剥離剤組成物

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JPS6198776A
JPS6198776A JP21859384A JP21859384A JPS6198776A JP S6198776 A JPS6198776 A JP S6198776A JP 21859384 A JP21859384 A JP 21859384A JP 21859384 A JP21859384 A JP 21859384A JP S6198776 A JPS6198776 A JP S6198776A
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JP
Japan
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methylene chloride
vinyl acetate
acetate resin
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ketone
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JP21859384A
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Ikuo Ishida
石田 郁雄
Showa Ishii
石井 将和
Reiji Saito
斉藤 玲司
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、美装の目的で塗料塗膜などが施′された、主
として建物あるいはコンクリート壁面の様な構造物など
の改装補修に際して、旧塗膜を除去するために使用する
に適した剥離剤組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、ガソリンスタンドの壁面などに使用されている塗
料は耐候性、耐薬品性、塗膜の光沢の良さから塩化ビニ
ル系およびアクリル系塗料などの溶液型塗料が主である
これら溶液型塗料は単に塗料中の溶剤の揮発のみによっ
て連続塗膜を形成するので通常の溶剤に触れると再び溶
解する。従ってこれら溶液型塗料の旧塗膜の除去は、一
般に剥離剤中の溶剤によって旧塗膜を溶解させ、高圧水
噴射などによって洗い流す方法が採用されている。しか
しながらこの方法では剥離剤の成分(溶剤、増粘剤、界
面活性剤、ワックス類など)が水とともに排出されるの
で、この処理に多大な費用と人手と時間を費しており、
又、しばしば排水処理が不十分なため田畑に流れ込み、
作物を枯らすなどの事態を招いている。
〔発明が解決しようとする問題] 本発明者らは、建物あるいはコンクリート壁面の様な構
造物に施された塩化ビニル系、アクリル系等の溶液型塗
料塗膜を、溶解することなく剥離でき、しかも水洗不要
で作業性、後処理の容易な剥離剤組成物を得んと鋭意研
究した結果、本発明を完成した。
(ロ)発明の構成 〔問題を解決するための手段〕 本発明は塩化メチレン、低沸点ケトン、i湊常温で液体
の脂肪族炭化水素(その代表例は後述のごとく石油留分
であり、以下この成分を単に石油留分と称する)および
酢酸ビニル系樹脂からなる剥離剤組成物に関するもので
ある。
〔作用〕
本発明組成物において塩化メチレンおよび低沸点ケトン
は塗料塗膜中に浸透し、塗膜を溶解膨潤させる作用を有
し、かつ酢酸ビニル系樹脂を溶解させる働きを有する。
石油留分は塗料塗膜の溶解を防ぎ、旧塗料塗膜の内側へ
浸透して、下地との接着力を弱める働きをするものと思
われる。
酢酸ビニル系樹脂は塩化メチレン、低沸点ケトンおよび
石油留分からなる混合溶液(以下塩化メチレン混合溶液
ともい5)を増粘させ、壁面への塗布性能の向上および
塩化メチレン混合溶液の蒸発抑制効果あるいは作業後の
片づけ易さ等を与えるものである。
〔塩化メチレン混合溶液〕
塩化メチレンの配合割合は、塩化メチレン混合溶液中好
ましくは40〜75重ft%、さらに好ましくは50〜
60重量%である。75重量%を越えると、溶液型塗料
塗膜を溶解させる恐れがあり、 □4040重量%では
浸透性が悪くなる可能性がある。
低沸点ケトンは低沸点、好ましくは沸点150℃以下、
更に好ましくは120℃以下のケトンであれば特に制限
を受けることなく好適に使用できる。具体的には例えば
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン等があり、メチルエチルケトンは沸点および引火点な
どから本発明において最も好ましく用いられる。
低沸点ケトンの配合割合は、塩化メチレン混合溶液中好
ましくは10〜35重t%、さらに好ましくは20〜2
5重量%である。35重量%を越えると剥離性能が低下
し、且つ引火性となる恐れがあり、10重量%未満では
酢酸ビニル系樹脂の溶解性が悪くなる可能性がある。
本発明にいう石油留分は種々あり、本発明ではそれらの
いずれを用いてもよく、又、2種以上の混合物を用いる
こともできる。好ましい石油留分としては常圧における
沸点が軽油の沸点以下のものであり、具体的には例えば
ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂肪族炭化水素、
工業用ガソリン、石油スピリット、灯油、軽油などの石
油留分が挙げられる。これらの中でもコスト、引火性な
どの点から灯油が最も好ましい。
ベンゼン、トルエン、キシレンナトの常温−C−i体の
芳香族炭化水素は、塗料塗膜を溶解させる傾向を示すの
で、これのみの使用は適当ではないが、石油留分に混入
していることは差し支えない。
石油留分の配合割合は、塩化メチレン混合溶液液中好ま
しくは5〜30重量%、さらに好ましくは20〜25重
量%である。30重量%を越えると酢酸ビニル系樹脂分
が溶解しなくなる恐れがあり、5重i%未満では塗料塗
膜が溶解する可能性がある。
〔酢酸ビニル系樹脂〕
酢酸ビニル系樹脂としては、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニ
ル−塩化ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重
合樹脂、酢酸ビニル−塩化ビニル−エチレン共重合樹脂
などが挙げられる。
酢酸ビニル系樹脂の配合割合は、塩化メチレン混合溶液
と酢酸ビニル系樹脂の合計量に対し好ましくは1〜60
重量%、さらに好ましくは5〜20重量%である。この
割合が1重量%未満ではその効果はあまり期待できず、
又30重量%を越えると塩化メチレン混合溶液に溶解し
ない恐れがある。
〔製造方法〕
本発明組成物の製造に際しては、塩化メチレン、低沸点
ケトン、石油留分および酢酸ビニル系樹脂を混合すれば
よく、例えば塩化メチレン、低沸点ケトン、石油留分か
らなる塩化メチレン混合溶液に、該溶液を攪拌しつつ酢
酸ビニル系樹脂を添加し、つづいて攪拌下に該溶液を沸
月)させついで冷却する方法等が挙げられる。
酢酸ビニル系樹脂を塩化メチレン混合溶液に配合するに
あたっては、種々の形態の該樹脂を利用できるが、中で
も粉末状が好ましい。
〔その他の添加物〕
本発明組成物の作用効果を更に高めるために、パラフィ
ンワックス、低沸点アルコールを本発明組成物に添加す
ると剥離の作用効果が一段と高(なる。
パラフィンワックスは主として塩化メチレン混合溶液の
蒸発抑制に有効で、酢酸ビニル系樹脂と併用することに
より、相乗的に剥離効果を向上させるものである。
パラフィンワックスの添加割合は通常塩化メチレン混合
溶液と酢酸ビニル系樹脂の合計量100重量部に対して
好ましくは0.01〜2.5”if %部、さらに好ま
しくは0.1〜1.0重量部がよい。パラフィンワック
スが0.01重量部未満では効果があまり認められなく
なり、2.5重量部を越える場合は組成物中に溶解して
いる酢酸ビニル系樹脂が析出しやすくなる。
低沸点アルコールは塗料塗膜の溶解を防ぎ、重膜)藤の
内側へ浸透して下地との接着力を弱めるi、j9)きを
するもので、本発明組成物と併用することにより剥離効
果を一段と向上させるもので℃以下、更に好ましくは1
20℃以下であれば特に制限を受けることなくいずれも
好適に使用できる。具体的にはメタノール、エタノール
、グロパノール、インプロパツール、ブタノール、アミ
ルアルコールなどが挙げられ、特にメタノール、工、タ
ノール、インプロパツールが好マしく用いられる。低沸
点アルコールの添加割合は、塩化メチレン混合溶液およ
び酢酸ビニル系樹脂の合計量100重盆部に対して、好
ましくは0.01〜5重世部さらに好ましくは0.1〜
2.5重量部である。5京前部を越えると剥離剤中の酢
酸ビニル系樹脂分が溶解しなくなる恐れがあり、0.0
1重量部未満では効果がほとんど期待出来ない。
〔実施例及び比較例〕
実施例1〜6、比較例1〜6 第1表に掲げた各成分を混合し、各種剥離剤組成物を調
合し、これを市販の塩化ビニル系塗料、アクリル系塗料
を塗布した鉄板面(30cm×60α)に対して室温(
20℃)で塗布しく塗布量0.5〜0.8 kg 7 
m )、塗布15分後の塗料塗膜の表面状態及び剥離性
を検討(−た。
その結果を第1表に示す。
実施例7〜10 比較例7〜8 前記市販の塩化ビニル系塗料をモルタル仕上げしたブロ
ック壁面に塗布しく塗布量約0.7 ′Kg/m′)、
約1ケ月間放置乾燥してテスト壁面とした。
第2表に掲げた各成分を混合し、各拙剥離剤組成物とし
て直射日光下のブロック壁面(60工X30cmの箇所
)に対して塗布しく塗布量0.6〜0.8 ky/ゴ)
、塗布15分後の塗料塗膜の表面状態および剥離性を検
討した。
その結果を第2表に示す。
(ハ)発明の効果 本発明組成物の特長は、従来の剥離剤に見られる酸、ア
ルカリ、フェノールの如き毒性の高い物質を含んでおら
ず、又、塩化ビニル系塗料、アクリル系塗料のように溶
剤に溶は易い塗膜を溶解せずに剥離できる事である。さ
らに塗布後の剥離剤は重膜料塗膜の上に皮膜となって残
り、旧塗膜と一緒に剥離されるため、水洗などの後処理
は全く必要ないので剥離作業が簡素化され、コストを低
減することができる。
また水洗の必要がないので剥離剤成分や溶解した塗料成
分による水質公害、環境汚染の心配も無い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化メチレン、低沸点ケトン、常温で液体の脂肪族
    炭化水素および酢酸ビニル系樹脂からなる剥離剤組成物
JP21859384A 1984-10-19 1984-10-19 剥離剤組成物 Granted JPS6198776A (ja)

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JP21859384A JPS6198776A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 剥離剤組成物

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JP21859384A JPS6198776A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 剥離剤組成物

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JPS6198776A true JPS6198776A (ja) 1986-05-17
JPH0236624B2 JPH0236624B2 (ja) 1990-08-20

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ID=16722386

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117892A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Eco Cosmo:Kk 塗膜剥離剤
JP2020176220A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 化研テック株式会社 塗膜剥離剤及び塗膜の剥離方法

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JPS59117567A (ja) * 1982-12-24 1984-07-06 Toagosei Chem Ind Co Ltd 剥離剤組成物

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