JPS6196979A

JPS6196979A - 連間隔調節装置

Info

Publication number: JPS6196979A
Application number: JP21737484A
Authority: JP
Inventors: 原田　吉美
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1984-10-18
Filing date: 1984-10-18
Publication date: 1986-05-15
Also published as: JPH0476666B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、乾燥室における被乾燥物を懸は吊した連の間
隔を調節する装置に関する。ここでいう「連」とは、達
識、針金、ステ、キ、ハンガーなどの吊具に、収穫した
たばこ葉若しくは幹、干瓢、うどん又はそげ等を懸は吊
した状態のものをいう。

これらの被乾燥物を乾燥する際、天候の変化や乾燥状態
の進行に連れて、６連の間隔を調節する必要が生じる。

本発明は、このような連間隔を極めて容易に調節できる
装置に関するが、以下説明の都合上、収穫したたばこ葉
又は幹を懸は吊した連、即ち葉たばこ連を例にとって説
明することとするが、勿論これに限るものではない。

（従来の技術）従来から葉たばこ連の間隔を狭めるだめの装置は種々提
案されている。その一つである発明「たばこ乾燥室にお
ける葉たばこ連寄す装置」（特公昭５６−１５２２２号
）は、「・乾燥室の対向側壁に一対の案内レールを装着
し、上記案内レールには伸縮移動調節可能の伸縮部材で
連結された一対の枠体を懸架せしめると共に、前記伸縮
部材上にはたばこ吊持具を懸架させるための受金具を複
数装着したことを特徴とする」ものである。

しかし、この連寄せ装置には、次の如き欠点が存する。

■吊シ込んだ葉たばこ連の荷重が伸縮部材にかかシ伸縮
部材の強度やたわみが問題となる。

■それを防ぐためた、吊持具を懸架させるための受金具
の下部に、案内杆を設けることを提案している（上記公
報特許請求の範囲第２項参照）が、この場合、案内杆と
案内レールとの間に摩擦が生じ、連寄せ操作に大きな力
を要することとなる。

■６葉たばこ連の間隔の広さを無段階に調節し、しかも
、６連の間を等間隔とすることができない。

（発明が解決しようとする問題点）本願発明は、これらの従来技術の欠点をなくすものであ
シ、乾燥室における連の間隔の操作に要する力を最小限
にするとともに、６連の間を等間隔とし、しかもその間
隔を無段階に調節できるようにした連間隔調節装置を提
供せんとするものである。

（問題点を解決するための手段）本願発明の連間隔調節装置の構成について、実施例を示
す図面をもって説明すれば、１は乾燥室内に設けた吊枠
であシ、その吊枠１の対向側面には一対のレール２を設
ける。

３は伸縮部材であり、つぎの如き構造を有する。

即ち、まず、二本の杆４．４′をＸ状に重ね合わせ、そ
の重合点を軸５によって軸着し、Ｘ状杆６を構成する。

つぎに、このＸ状杆６を複数個整列させ、相隣るＸ状杆
６の端部７．７′を重ね合わせ、その重合点を軸８．８
′によシ軸着し、伸縮部材３を構成する。

９は、レール２に載架されるローラでアシ、各ローラ９
は伸縮部材３に軸１０を介して、等間隔に取り付けられ
る。第２図及び第３図に示す実施例においては、各Ｘ状
杆６の上端部７の軸８と軸１０とは一体化しておシ、上
端部７の位置にロー２９が取り付けられている。この実
施例では、レール２の断面形状が円形でアシ、それに載
架されるローラ９は、その周囲１１を円弧状に〈シぬい
た形状となっている。

１２は、吊具係止具であシ、その上端は、軸８及び１０
と一体となって伸縮部材３に取り付けられ、下端は、乾
燥室１の中央に向けて曲折された曲折部１３となってお
シ、連線又は針金のような吊具１６の端部を掛は止めす
る構造に々りでいる。

また、吊具係止具１２＃ｉ、伸縮部材３の下端に取り付
けられたリング部１４により摺動自在に保持されている
。

吊枠１の両側の対向位置に設けた一対のレール２に、伸
縮部材３に取り付けたローラ９をそれぞれ載架し、吊具
係止具１２の曲折部１３に、葉た才）ヒばこ連１５の吊具１６の端部を≠け止めると、葉たばこ
連１５０重みで吊具係止具１２は、斜めになり、それに
つれて、ロー２９のレール２に対する当接位置がずれる
こととなるが、ローラ９の周面１１は、円弧状にくシぬ
かれているので、ローラ９の回転には何等支障がないだ
けでなく、ローラ９が、レール２から外れるおそれもな
い。この実施例の吊具係止具１２は、連線、針金などを
用いてたばこ葉又は幹などの被乾燥物を吊シ込むのに好
都合である。

第４図及び第５図は、本願発明の他の実施例をしめす。

この実施例においては、レール２の断面は、長方形であ
シ、それに一対のローラ９が載架付けられておシ、その
軸１０の両端には吊具係止具１２が取り付けられている
。この実施例において、吊具係止具１２の下端の曲折部
１３はレール２の走行方向に曲折しておシ、これに、ス
テッキ、ハンガーなどの吊具１６を掛は止めし、たばこ
葉又は幹などの被乾燥物を吊り込、むのである。

（作用）次に、本発明の作用について説明する。吊枠１の両側の
対向位置のレール２に、ロー２９を介して伸縮部材３を
取り付け、その伸縮部材３の吊具係止具１２に葉たばこ
連１５を、前述のようにして吊ル込む。６葉たばこ連１
５の間隔を調節するには、伸縮部材３の最外端の杆４．
４′を操作する。

即ち、最外端の杆４．４′を互いに引き離せば、６連１
５の間は等間隔で拡が少、逆に互いに引き寄せれば、等
間隔で狭まる。なお、最外端の杆４．４′はその長さを
延長すれば、テコの原理により伸縮部材３の伸縮操作を
よシ小さい力で行うようにすることができる。

一般的に、葉たばこ連１５を吊枠１に吊シ込んだ初期は
、各連の間隔を拡げておく必要があるが、乾燥の進行に
つれて吊υ込んだ葉たばこ等が収縮し、各連１５の間隔
を狭める必要が生じる。このように連１５の間隔を調節
する必要があるときに、前述のように簡単に最外端の杆
４．４′を操作するだけで可能である。しかも、本発明
の伸縮部材３は必ず各Ｘ状杆６の有効幅が等しい状態で
伸縮するので、吊シ込まれた葉たばこ連１５の間隔は、
必然的に等間隔であることが特長である。さらに、各連
１５の間隔は無段階に調節できるのである。

（発明の効果）要するに、本願発明は、吊具係止具に作用する葉たばこ
連の荷重が、直接ローラを介してレールにかかるのであ
って、殆ど伸縮部材にはかからない点に特長を有する。

したがって、伸縮部材を構成する杆の強度は、伸縮操作
を行うに足るものであれば充分であシ、装置の軽量化が
可能である。

また、伸縮部材の伸縮操作時における抵抗は、口。

−ラのレールに対するころがシ摩擦のみであって、その
ことが一層伸縮部材の強度の減少、軽量化につながるこ
とになるのである。

特に、在来種又はバーレ一種たばこの乾燥においては、
その時々の天候状態に応じて、葉たばこ連の間隔を調節
する必要が生じる。即ち、日照の強いときには、連の間
隔を狭めて、急速に乾燥するのを防止することが必要で
あシ、逆に曇天又は雨天のときは、連の間隔を広げて、
できるだけ乾“燥し易くする必要がある。このような連
の間隔を縮小又は増大させる調節を必要に応じて、最外
端の杆を操作するだけでできるので、労力がかからず有
効である。

しかも、６葉たばこ連の間隔は無段階にかつ等間隔に伸
縮が可能であり、乾燥進行につれて、どの段階において
も乾燥ムラを生じず、好適な葉たばこ吊シ込み密度を保
つことができるのである。

以上たばこ葉又は幹について述べた点から他の被乾燥物
についても同様の効果が得られることは、容易に理解さ
れるであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本願発明の連間隔調節装置の葉たばこ乾燥室
における使用状態を示す斜視図、第２図は、本願発明の
連間隔調節装置Ω一実施例を示す一部切シ欠き拡大側面
図、第３図は、第２図のＡ−Ａ線における拡大正断面図
、第４図は、本願見聞明の連湧隔調節装置の他の実施例を示す一部切シ欠き拡
大側面図、第５図は、第４図のＡ−Ａ線における拡大正
断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

吊枠の両側の対向位置に、一対のレールを設け、該レー
ルのそれぞれに複数個のローラを載架し、該ローラを、
二つの杆をＸ状に重ね合わせて軸着した多数のＸ状杆を
整列させて、その相隣る端部を重ね合わせて軸着した構
造の伸縮部材に等間隔に取り付け、さらに該ローラの軸
あるいは伸縮部材には吊具係止具を取り付けたことを特
徴とする連間隔調節装置。