JPS6196890A - シンチレ−シヨンカメラシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は放射線像を撮影する医療診断用の画像装置に係
り、特に核医学診断のためのシンチレーションカメラシ
ステムに関する。

〔発明の背景〕

シンチレーションカメラシステムは、通常、専用のデー
タ処理装置と構成される。これまでの、アナログ方式の
電子回路を主体にしたシンチレーションカメラは、その
性能向上を狙ってディジタル方式に置換するのを機会に
、従来、データ処理装置が内蔵している中央演算処理装
置、主記憶装置、入出力と共用したシンチレーションカ
メラ・データ処理装置一体化方式が工業化されている。

この一体化方式は、本来、シンチレーションカメラの像
データ収集機能とデータ処理装置の像データ処理および
解析の機能が同時かつ同一像データに対して使用される
機会が通常の場合５０％以下と小さく設備利用に関して
不経済になっていることが知られている。

〔発明の目的〕

本発明の目的は前記の背景と動機により従来の問題点を
解決することにあり、その主眼点は、シンチレーション
カメラに像データの収集に見合う規模の中央演算処理装
置、記憶装置、入出力装置を専用の機能として設けて、
従来のデータ処理装置から独立した像データ収集機能を
もつシンチレーションカメラとデータ処理装置を組合せ
たシンチレーションカメラ・システムを提供することに
ある。

〔発明の概要〕

近年、／ンチレーションの電子回路は、その基本的な性
能である感度の均一性その他の項目を改善する目的で、
従来のアナログ方式の電子回路から上記の目的を達成す
るに好都合なディジタル方式に置換されようとしている
。ディジタル方式では種々の演算処理をする多機能化を
容易にすべく、通常、中央演算処理装置、記憶装置、入
出力装置を必要とする。

また、シンチレーションカメラと組合せて利用する装置
に専用のデータ処理装置があるが、この装置は、像デー
タの処理および解析を機能させる目的でミニ・コンビー
ータまたはマイコンをベースにした中央演算処理装置、
記憶装置、入出力装置を具備している。前記のディジタ
ル方式に置換されようとしているシンチカメラの比較的
小規模の中央演算処理装置、記憶装置、入出力装置と専
用のデータ処理装置が具備している比較的中規模の中央
演算処理装置、記憶装置、入出力装置全共用したシンチ
カメラシステムが工業化されている。

第２図はその例を示す。本装置は、検出器１、位置計算
回路２、記憶装置３、検出器、駆動機構４、中央演算処
理装置５、入出力装置６で構成され記憶装置３、中央演
算処理装置５、入出力装置６が共用化されている。

この場合、シンチレーションカメラと専用のデータ処理
装置の中央演算装置その他を共用化した装置は、表面的
には共用化により合理性をもつかに見えるが、その運用
面では装置の利用効率を低下させて不経済であることが
判明している。すなわち、像データの収集を主目的とす
るシンチレーションカメラとオフラインまたはオンライ
ンで像データの解析を主目的とする専用データ処理装置
は、現在のところ、同時性が低いことにある。通常の場
合、これらの両装置を同時に使用するひん度ば５０Ｘ以
下であり、どちらか一方の装置を利用する場合、片方が
利用で＠ない不合理性をもっている。

本発明は、現在、工業化されているディジタル方式のシ
ンチカメラシステムが前記の非現実性と不経済性をもつ
ことに着目して、これを解決すべく、ンンチレー７ヨン
カメラに像データ収集その他の機能に見合う比較的小規
模の中央演算処理装置、記憶部、入出力装置を具備させ
てノンチレーションカメラシステムの利用効率の大巾な
向上を計ることにある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

第１図はブロック構成を示す。本構成は、検出器１、位
置計算回路２、検出器駆動機構４、記憶装置７、中央演
算処理装置８および入出力装置９をもつシンチレーショ
ンカメラ１０　　と前記とことなる記憶装置１１、中央
演算処理装置１２、入出力装置１３ヲもつデータ処理装
置１４からなる。

本構成において、データ処理装置１４　には別のシンチ
レーションカメラ１５　　と組合せることもできる。

次にその動作を説明する。図示していない被写体すなわ
ち放射線像全検出する検出器ｌの信号は位置計算回路２
により放射線像の座標全計算して像データを得てこれを
記憶装置７に入力する。また、中央演算処理装置８は像
データをつくる制御、得られた像データの種々の補正お
よび像データを記憶し、さらに、検出器を放射線像を得
るに好都合な位置に設定する機構を制御する。入出力装
置９は、制御の条件設定のためのデータを入力するキー
ボードスイッチ、入出力データおよび像データ全モニタ
するためのＩＴ装置、像データや他のデータを記憶媒体
（例えば磁気ディスクメモリ）に出力する磁気ディスク
装置などが含まれている。

この場合、これら記憶装置７、中央演算処理装置８、入
出力装置９は像データの収集と補正および記憶を主目的
にしているので比較的小規模となる。さらに、データ処
理装置１４　については、シンチレーションカメラ１０
　で得る多量の像データの解析と保管が主目的であり比
較的大規模の記憶装置１１、中央演算処理装置１２、入
出力装置が準備されている。また、シンチレーションカ
メラ１０の中央演算処理装置８とデータ処理装置１４　
の中央演算処理装置１２　とでデータ通信することによ
りシンチレーションカメラ１０の記憶装置７の像データ
をデータ処理装置１４　に転送することができる。

以上説明したように、本発明によれば、シンチレーショ
ンカメラ１０　　とデータ処理装置１４　のそれぞれに
その目的に合致した規模の記憶装置、中央演算処理装置
、入出力装置を分離して具備させることにより、シンチ
レーションカメラｌＯに像データ収集の機能を、データ
処理装置１４　には像データの解析の機能をそれぞれに
持たせる。このようにそれぞれの機能を独立させること
により、シンチレーションカメラ１０　　とデータ処理
装置１４は、同一像データの収集と解析の同時進行はか
りでなく、異なる像データの収集と解析も同時に進行さ
せることができる。たとえば、シンチレーションカメラ
１０　を像データの収集に使用しながら同時に、第２の
シンチレーションカメラ１５　の像データを解析するこ
とができる。このようにして装置の使用効率を従来の典
型的な施設で５０％以下であったものを８０％以上に改
善できる。

また、シンチレーションカメラ１０　　とデータ処理装
置１４　の機能を独立させたことにより故障によるシス
テムダウンを回避でき像データの収集または解析のどち
らかが機能することができることも本発明によるシステ
ムの特長となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、シンチレーションカメラとデータ処理
装置の機能を独立させたことによる装置の利用効率の向
上を実現でき、従来の典型的な利用施設で個々の装置の
利用効率が５０％以下であったものを概略８０％以上に
改善でき、その経済効果は太きい。

さらに、別の効果としては、機能を独立させたことによ
り、従来のどちらか一方の装置が故障した場合にシステ
ムダウンになる欠点を改善してどちらか一方は使用可能
にしたことは前記の経済性効果をさらに上げる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシンチレーションカメラシステムのブ
ロック構成図、第２図は従来のシンチレーションカメラ
システムのブロック構成図である。 符号の説明

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、板状シンチレータに光学的に結合した複数の光電子
   増倍管とシンチレータの発光位置を求める位置計算回路
   からなるシンチレーションカメラと、核シンチレーショ
   ンカメラから得る像データを処理および解析するデータ
   処理装置で主構成としたシンチカメラシステムにおいて
   、前記シンチレーションカメラおよびデータ処理装置の
   それぞれに像データの収集および処理ソフトデータのた
   めの記憶装置と、データ収集条件および処理・解析のた
   めの中央演算処理装置と、収集した像、データ収集制御
   データおよび処理・解析のためのデータを表示・出力す
   る単数または複数のＣＲＴ出力装置と、外部よりデータ
   入力するキーボードスイッチによるデータ入出力装置を
   設けてなることを特徴とするシンチレーションカメラシ
   ステム。 ２、シンチレーションカメラを像データの収集の目的に
   、データ処理装置を像データの処理と解析を目的に構成
   することを特徴とした特許請求の範囲第１項記載のシン
   チレーションカメラシステム。 ３、シンチレーションカメラとデータ処理装置の両装置
   の間を通信することによりシンチレーションカメラ側ま
   たはデータ処理装置側から相手装置を制御する制御部を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシ
   ンチレーションカメラシステム。