JPS6196065A - 耐候性表面被覆鋼の製造方法 - Google Patents
耐候性表面被覆鋼の製造方法Info
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- JPS6196065A JPS6196065A JP21606584A JP21606584A JPS6196065A JP S6196065 A JPS6196065 A JP S6196065A JP 21606584 A JP21606584 A JP 21606584A JP 21606584 A JP21606584 A JP 21606584A JP S6196065 A JPS6196065 A JP S6196065A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C26/00—Coating not provided for in groups C23C2/00 - C23C24/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C28/00—Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
橋梁、建築、および鉄塔などに使用する耐候性鋼のi!
ll造方法についてこの明細書で述べる技術内容は、耐
候性に優れまたさらに溶接性の良好な鋼材を被覆形成の
手法によって得ることにある。
ll造方法についてこの明細書で述べる技術内容は、耐
候性に優れまたさらに溶接性の良好な鋼材を被覆形成の
手法によって得ることにある。
一般に橋梁、建築、および鉄塔などの溶接構造用材とし
ては、Cu −Or −Ni糸ノJIS SMA 41
。
ては、Cu −Or −Ni糸ノJIS SMA 41
。
50および58@Iが使用されているが、高温多湿な地
域では耐食の観点から塗装を施して使用せざるを得ず、
この場合も必ずしも満足な耐候性が得られているわけで
はない。
域では耐食の観点から塗装を施して使用せざるを得ず、
この場合も必ずしも満足な耐候性が得られているわけで
はない。
マタP−Cu−Or糸のJISSPANは、無塗装で使
用が可能な高耐候性材であるが、P苫有景が高いために
溶接割れおよび゛溶接部のしん性が間頚となり、溶接a
遺物への適用は困難であった。とくに長大橋の如き構造
物では、鋼材自体にも低温じん性と強度とが厳しく要求
されるために、現状ではJIS SMA鋼または8M鋼
に塗装を施して用いている。
用が可能な高耐候性材であるが、P苫有景が高いために
溶接割れおよび゛溶接部のしん性が間頚となり、溶接a
遺物への適用は困難であった。とくに長大橋の如き構造
物では、鋼材自体にも低温じん性と強度とが厳しく要求
されるために、現状ではJIS SMA鋼または8M鋼
に塗装を施して用いている。
、なおP 、 Ou + Ni 、 Orなどを含有す
る耐候性れている。しかしP 、Ou + crなどは
溶接性を粗害する合金元素であって溶接構造用材には不
向きとなるため、耐候性鋼の防錆を目的とする場合には
鋼材全体に添加する必要はなく表面層のみで十分である
。つまり鋼表面層のみを耐食性に優れた金属あるいは合
金などで被覆すればよく、この方法としてはメッキ、溶
射、クラッドなどが知られているが、いずれも高価なた
めに橋梁、建築などの構造物へ大規模に使用されるに至
っていない。
る耐候性れている。しかしP 、Ou + crなどは
溶接性を粗害する合金元素であって溶接構造用材には不
向きとなるため、耐候性鋼の防錆を目的とする場合には
鋼材全体に添加する必要はなく表面層のみで十分である
。つまり鋼表面層のみを耐食性に優れた金属あるいは合
金などで被覆すればよく、この方法としてはメッキ、溶
射、クラッドなどが知られているが、いずれも高価なた
めに橋梁、建築などの構造物へ大規模に使用されるに至
っていない。
(従来の技術)
特開昭50−188134号公報には、スラブ表面に被
覆した合金層から拡散によって耐食性のある表面層を形
成する方法が提案されているが、合金層およびその界面
の酸化防止を高融点酸化物の溶射で行う場合にはコスト
高になる上に、合金層と界面との密着性が悪いと均一な
拡散層が得られず、ときには界面で酸化スケールが生じ
ることもある。さらにNi−cr −No合金層では、
直♂圧延ロールが当ると高温変形能が低いために合金層
が分断されて均一な表面が得られない。この問題は重ね
圧延法をとれば解決しつるが、スラブ組立て溶接の如き
を必要としてコスト高を招く。
覆した合金層から拡散によって耐食性のある表面層を形
成する方法が提案されているが、合金層およびその界面
の酸化防止を高融点酸化物の溶射で行う場合にはコスト
高になる上に、合金層と界面との密着性が悪いと均一な
拡散層が得られず、ときには界面で酸化スケールが生じ
ることもある。さらにNi−cr −No合金層では、
直♂圧延ロールが当ると高温変形能が低いために合金層
が分断されて均一な表面が得られない。この問題は重ね
圧延法をとれば解決しつるが、スラブ組立て溶接の如き
を必要としてコスト高を招く。
(発明が解決しようとする問題点)
鋸の表面層のみを安価なP糸被膜にして溶接が粗害され
ない耐候性鋼を低コストで胆道する方法の提供を、この
発明の目的とする。
ない耐候性鋼を低コストで胆道する方法の提供を、この
発明の目的とする。
(問題点を解決するための手段)
まず第1発明は、鋼の表面にりん化合物″il;tさ0
.05〜10謂の層状に載置し、この層の表面に厚さ0
−1〜10 +hm 、融点600〜1200℃のスラ
グを積層する段階、この段階を経た@rr、900〜1
300”Cで1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階
の結合からなることを特徴とする耐候性表面被覆鋼の製
造方法であり、 第2発明は、鋼の表面にりん化合物とcr・Ni +M
O、Quのうちから選ばれる1種以上の金^粉との混合
物を厚さ0.05〜lO話の層状に載置し、この層の表
面に厚さ0.1〜10門、融点600〜1200℃のス
ラグを積層する段階、この段階を経た@4i9oo〜1
800℃で1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階の
結合からなることを特徴とする耐候性表面被覆鋼の製造
方法である。
.05〜10謂の層状に載置し、この層の表面に厚さ0
−1〜10 +hm 、融点600〜1200℃のスラ
グを積層する段階、この段階を経た@rr、900〜1
300”Cで1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階
の結合からなることを特徴とする耐候性表面被覆鋼の製
造方法であり、 第2発明は、鋼の表面にりん化合物とcr・Ni +M
O、Quのうちから選ばれる1種以上の金^粉との混合
物を厚さ0.05〜lO話の層状に載置し、この層の表
面に厚さ0.1〜10門、融点600〜1200℃のス
ラグを積層する段階、この段階を経た@4i9oo〜1
800℃で1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階の
結合からなることを特徴とする耐候性表面被覆鋼の製造
方法である。
ここで鋼の組成としては、cr 、 Ni、 Noおよ
びCuなどを含有していると耐候性に対して有効である
が、添加量がU、5 wt%を超えると溶接性の劣化や
鋼材コストの上昇を招くため、添加量には限度がある。
びCuなどを含有していると耐候性に対して有効である
が、添加量がU、5 wt%を超えると溶接性の劣化や
鋼材コストの上昇を招くため、添加量には限度がある。
またりん化合物あるいはりん化合物と金鵡扮との混合物
の峻1表向への載置手段としては、散布や溶射などを用
いればよい。
の峻1表向への載置手段としては、散布や溶射などを用
いればよい。
さて第1図に第1発明に従う実施の態様を示すように、
鋼板スラブlの側周邪に流れ止め4を取付けた後、鋼材
スラブlの表面にりん化合物2を厚さ0.05〜10U
で載置した後、さらに上に融点が600〜1200 ”
Cの低融点のスラグ3を散布して積層し、900℃以上
1800℃以、下の温度で加熱する1゜ なおりん化合物としては、融点か1051J“CのFe
3P 、同様に、8.80℃ノN18Pなどの他に、安
価なりん鉱石(例:P2O,34,4wt%、CaO4
9,3wt%、CO□3.12 wt%、F 3.s
wt%)やりん酪肥料(例:過りん酸石灰0a(H2P
O,)2+ 0aSO,、または重過りん酸石灰CaH
,(PO,)2等〕なども利用できる。
鋼板スラブlの側周邪に流れ止め4を取付けた後、鋼材
スラブlの表面にりん化合物2を厚さ0.05〜10U
で載置した後、さらに上に融点が600〜1200 ”
Cの低融点のスラグ3を散布して積層し、900℃以上
1800℃以、下の温度で加熱する1゜ なおりん化合物としては、融点か1051J“CのFe
3P 、同様に、8.80℃ノN18Pなどの他に、安
価なりん鉱石(例:P2O,34,4wt%、CaO4
9,3wt%、CO□3.12 wt%、F 3.s
wt%)やりん酪肥料(例:過りん酸石灰0a(H2P
O,)2+ 0aSO,、または重過りん酸石灰CaH
,(PO,)2等〕なども利用できる。
さらに低融点のスラグとしては、鋼材とのぬれ性がよく
、かつPの吸収能の高いB2O3またはOaF、などを
含む組成のものが好ましいっ次に加熱された鋼材スラブ
に熱間圧延を類して、例えば鋼板の如き製品とする。上
記の加熱および熱間圧延の源におけるスラブの酸化防止
のためにスラグを用いると、圧延時においてロールの損
傷を招かずにすみ、残ったスラグは水をフラッシングす
れば除去できる。なお加熱炉から出した後、熱間圧延に
先立って溶融したスラグを除去するため、スラブを傾け
てもよい。
、かつPの吸収能の高いB2O3またはOaF、などを
含む組成のものが好ましいっ次に加熱された鋼材スラブ
に熱間圧延を類して、例えば鋼板の如き製品とする。上
記の加熱および熱間圧延の源におけるスラブの酸化防止
のためにスラグを用いると、圧延時においてロールの損
傷を招かずにすみ、残ったスラグは水をフラッシングす
れば除去できる。なお加熱炉から出した後、熱間圧延に
先立って溶融したスラグを除去するため、スラブを傾け
てもよい。
また第2発明では、第1発明の工程のう−ちシ表面にり
ん化合物′fr:載置する工程を、りん化合物とOr
、 Ni 、 MOおよびCuのうちから選ばれる1種
以上の金編粉との混合物を鋼表面に載置Tる工程に変更
する。
ん化合物′fr:載置する工程を、りん化合物とOr
、 Ni 、 MOおよびCuのうちから選ばれる1種
以上の金編粉との混合物を鋼表面に載置Tる工程に変更
する。
また上記金鴻粉を鋼の表面に予め溶射により付着してお
くのも有効である。とくに鋼材両面を耐候性皮膜で憶う
場合には、鋼材スラブ下面でこの手法を採ると、安定し
た合金化層が得られるとともに、鋼材スラブのハンドリ
ング作業時に有利である。
くのも有効である。とくに鋼材両面を耐候性皮膜で憶う
場合には、鋼材スラブ下面でこの手法を採ると、安定し
た合金化層が得られるとともに、鋼材スラブのハンドリ
ング作業時に有利である。
以上の工程により得られる耐候性鋼板の皮膜は、鋼材の
厚みに比べ極めて薄い層であり、溶接により鋼板を接合
する場合でも溶接金挑へのPの希釈が極めて少なく、溶
接継手部の性能を劣化させることはなく、ガス切断にお
いても通常の操作で十分である。
厚みに比べ極めて薄い層であり、溶接により鋼板を接合
する場合でも溶接金挑へのPの希釈が極めて少なく、溶
接継手部の性能を劣化させることはなく、ガス切断にお
いても通常の操作で十分である。
(作用)
鋼材スラブへの加熱温度がスラグの融点以上に達すると
、スラグが溶融を開始してりん化合物を覆い、−材スラ
ブの表面層の酸化ご防止し、また温度の上昇に伴ってス
ラグ中にPが拡散する。す、ん化合物と接触する鋼材ス
ラブ1界面では鋼材へのPの拡散が生じるが、りん化合
物と接触していない部分ではPの拡散が生じがたい。し
かしこの非接触部にはPを吸取して溶融したスラグが浸
みするため、この部分でもP拡散層が得られる。
、スラグが溶融を開始してりん化合物を覆い、−材スラ
ブの表面層の酸化ご防止し、また温度の上昇に伴ってス
ラグ中にPが拡散する。す、ん化合物と接触する鋼材ス
ラブ1界面では鋼材へのPの拡散が生じるが、りん化合
物と接触していない部分ではPの拡散が生じがたい。し
かしこの非接触部にはPを吸取して溶融したスラグが浸
みするため、この部分でもP拡散層が得られる。
この発明の製造方法において、まずりん化合物の厚みを
0005〜10闘としたのは、0.05七未満では均一
な拡散層とならないため耐食の効果が少な(、lQmを
超えると表面のりん濃度が高下ぎて溶接性号粗害するこ
とによる。
0005〜10闘としたのは、0.05七未満では均一
な拡散層とならないため耐食の効果が少な(、lQmを
超えると表面のりん濃度が高下ぎて溶接性号粗害するこ
とによる。
また低融点のスラグの厚みをU、1〜10闘としたのは
、Q、l龍未満では酸化防止の効果がなく、10mを超
えると多量のスラグが生成して製造工程での障害となる
上、酸化防止もl0m5以下で十分なためであるうさら
にスラグの融点を600〜1200℃に限定したのは、
鋼の酸化が600°C以上で始まり、1200℃を超え
ると酸化防止の役目を果さずかつ均一なP拡散層が得ら
れないためである。
、Q、l龍未満では酸化防止の効果がなく、10mを超
えると多量のスラグが生成して製造工程での障害となる
上、酸化防止もl0m5以下で十分なためであるうさら
にスラグの融点を600〜1200℃に限定したのは、
鋼の酸化が600°C以上で始まり、1200℃を超え
ると酸化防止の役目を果さずかつ均一なP拡散層が得ら
れないためである。
スラグ加熱温度を900〜1800℃、保持時間を1〜
20hとしたのは、りん化合物中のPを鋼材表面から拡
散して耐候性を有するFe−P合金化層を形成させたい
ためであり、900℃未満、1h未満では耐候性に心安
なPの拡散層が得られず、逆に1300℃、20hを超
えると酸化スクールが生成し、経済的にも不利となるこ
とによる。
20hとしたのは、りん化合物中のPを鋼材表面から拡
散して耐候性を有するFe−P合金化層を形成させたい
ためであり、900℃未満、1h未満では耐候性に心安
なPの拡散層が得られず、逆に1300℃、20hを超
えると酸化スクールが生成し、経済的にも不利となるこ
とによる。
第2図は、120メツシユ以下の細カいFe、P粉末を
鋼板上に厚さ1間で散布後、さらに融点800℃の42
wt%5in2−20 wt%OaO−20wt%N
a2O−6wt%に20 12 wt%B20.ガラス
粉で厚さ5酎に覆って加熱炉に入れ、Pの拡散層厚みと
加熱温度および保持時間の関係を調べた結果である。な
おPの拡散層厚みは鋼板表面から内部へEPMA分析を
行ったときのPm、度が0.04%以上の領域として求
めた。
鋼板上に厚さ1間で散布後、さらに融点800℃の42
wt%5in2−20 wt%OaO−20wt%N
a2O−6wt%に20 12 wt%B20.ガラス
粉で厚さ5酎に覆って加熱炉に入れ、Pの拡散層厚みと
加熱温度および保持時間の関係を調べた結果である。な
おPの拡散層厚みは鋼板表面から内部へEPMA分析を
行ったときのPm、度が0.04%以上の領域として求
めた。
第2図から、耐候性を有する拡散層厚みを20μm以上
とするには、900℃、lh以上加熱する必要があるこ
とがわかる。スラブ加熱温度が高い程拡散層も厚くなる
が、炉の券命や鋼材の材質上から上限は1800℃であ
る。また加熱時間は温度が低い稈長時間を必要とするが
、経済上から20hが上限である。
とするには、900℃、lh以上加熱する必要があるこ
とがわかる。スラブ加熱温度が高い程拡散層も厚くなる
が、炉の券命や鋼材の材質上から上限は1800℃であ
る。また加熱時間は温度が低い稈長時間を必要とするが
、経済上から20hが上限である。
(実施例)
実施例1
第1表に示す化学組成および寸法の供試スラブの表面を
グラインダで研磨した後、第2表に示すりん化合物を用
いて下地層を形成し、さらにこの外層を第3表に示す組
成のスラグ粉末(粒度60メツシユ以下)で覆った後、
第4表に示す組み合わせで片面の耐候性表面被覆鋼板を
製造した。なお第4表にりん化合物の厚みおよび形成方
法並ひにスラブの厚みを合わせて示した。そして第4表
に示す製品を、1irlloO鰭、長さ200話、厚さ
5朋の小片にして工場地帯の大気中に暴露し、その後2
年間の腐食減ff’tを5M41w4との相対的な値と
して第4表に示した。
グラインダで研磨した後、第2表に示すりん化合物を用
いて下地層を形成し、さらにこの外層を第3表に示す組
成のスラグ粉末(粒度60メツシユ以下)で覆った後、
第4表に示す組み合わせで片面の耐候性表面被覆鋼板を
製造した。なお第4表にりん化合物の厚みおよび形成方
法並ひにスラブの厚みを合わせて示した。そして第4表
に示す製品を、1irlloO鰭、長さ200話、厚さ
5朋の小片にして工場地帯の大気中に暴露し、その後2
年間の腐食減ff’tを5M41w4との相対的な値と
して第4表に示した。
第4表において、番号1〜8.10〜h゜18〜17.
20〜24はこの発明の適用例であり、良好な表面状態
でかつ耐候性も良好で工業製品として実用化できるもの
であった。対して番号9は低温加熱のために圧延不可能
となって製品が得られず、番号12は製品を得ることは
できたが、・加熱時間不足のために板厚中央部の衝撃特
性が劣るものだった。番号18.19はh外層スヲグの
融点が高すぎるために下地のりん化層が酸化され、鋼板
表面に安定な高りん化層が得られず、耐候性の改善効果
を達成、できなかった。
20〜24はこの発明の適用例であり、良好な表面状態
でかつ耐候性も良好で工業製品として実用化できるもの
であった。対して番号9は低温加熱のために圧延不可能
となって製品が得られず、番号12は製品を得ることは
できたが、・加熱時間不足のために板厚中央部の衝撃特
性が劣るものだった。番号18.19はh外層スヲグの
融点が高すぎるために下地のりん化層が酸化され、鋼板
表面に安定な高りん化層が得られず、耐候性の改善効果
を達成、できなかった。
また番号3・令および20〜22では、P−Cu。
P −OrあるいはP−Ni −MO系の表面層が7%
られるため、耐候性改冑の効果はきわめて高い。
られるため、耐候性改冑の効果はきわめて高い。
番号28.24ではプラズマ溶射法を用いることにより
、下地のりん化合物が緻密になり、非常に薄い層でも耐
候性の改善効果が高いことシ示している。
、下地のりん化合物が緻密になり、非常に薄い層でも耐
候性の改善効果が高いことシ示している。
実施例2
実施例1と同様に第1・2.3表の材料を夫々用いて第
5表に示す種々の条件、方法により表面被覆鋼板を製造
し、その特性を第5表に示した。
5表に示す種々の条件、方法により表面被覆鋼板を製造
し、その特性を第5表に示した。
番号2 ft 、27および30.31は、この発明方
法によるものであり、良好な結果が得られている。対し
て番号25では、下地のりん化合物の厚みが薄く均一な
Pの拡散層が得られず耐候性も劣る。また番号26は、
りん化合物の厚みが厚過ぎるために皮膜はがれをおこし
、局部的に不良な部分が生じているっ番号29では、最
外層スラグが薄く下地が酸化したため、局部腐食をおこ
した。
法によるものであり、良好な結果が得られている。対し
て番号25では、下地のりん化合物の厚みが薄く均一な
Pの拡散層が得られず耐候性も劣る。また番号26は、
りん化合物の厚みが厚過ぎるために皮膜はがれをおこし
、局部的に不良な部分が生じているっ番号29では、最
外層スラグが薄く下地が酸化したため、局部腐食をおこ
した。
実施例8
第4表の番号15の条件で製造した板厚25閂の鋼板お
よび従来の高P糸耐候性鋼板[00,12wt% 、
S土 リ−28wt% + In 1.2 0
wt% 、Po、15(Jvt%、 S O,006w
t%I Ou O,2wt%、 Or 0.25wt%
、 AlO,030wt%、板厚25朋〕を、第6表の
溶接条件および第8図に示す開先形状によって1パス溶
接を行い、断面マクロ検査により割れ jの有無を調
べた。割れ検査の結果と溶接金属の化学組成を、第7表
に示す。
よび従来の高P糸耐候性鋼板[00,12wt% 、
S土 リ−28wt% + In 1.2 0
wt% 、Po、15(Jvt%、 S O,006w
t%I Ou O,2wt%、 Or 0.25wt%
、 AlO,030wt%、板厚25朋〕を、第6表の
溶接条件および第8図に示す開先形状によって1パス溶
接を行い、断面マクロ検査により割れ jの有無を調
べた。割れ検査の結果と溶接金属の化学組成を、第7表
に示す。
第6表 サブマージアーク溶接条件
第7表 割れ検査結果
この発明の適用例であるmMでは割れも発生せず通常の
溶接施工を行い得るが、高P糸w4Nでは溶接金属の中
央部に凝固割れを生じる。この割れの原因は、高P澗の
溶込みにより溶接金属のP苫有摂が0.095%と高く
なり、Fe−P低融点化合物が生成されたことによる。
溶接施工を行い得るが、高P糸w4Nでは溶接金属の中
央部に凝固割れを生じる。この割れの原因は、高P澗の
溶込みにより溶接金属のP苫有摂が0.095%と高く
なり、Fe−P低融点化合物が生成されたことによる。
このようにこの発明の適用鋼では、高能率のサブマージ
アーク溶接を適用でき工業的価値は高い。
アーク溶接を適用でき工業的価値は高い。
(効果)
以上のように第1発明によれば、スラブから鋼材までの
製造工程において、スラブ表面にりん化合物と低融点ス
ラグを載置する工程を付加するだけであり、現状の製造
工程をほとんど変更することなく、安価に耐候性表面皮
膜を有する鋼材を提供できる。
製造工程において、スラブ表面にりん化合物と低融点ス
ラグを載置する工程を付加するだけであり、現状の製造
工程をほとんど変更することなく、安価に耐候性表面皮
膜を有する鋼材を提供できる。
また第2発明では、耐候性に有効な作用をおよぼすcr
、Nl 1Mo l auのうちから選ばれる1種以
上の金用粉2りん化合物に混合することによO1鋼材表
向に安定した合金化層を形成できるため、
、Nl 1Mo l auのうちから選ばれる1種以
上の金用粉2りん化合物に混合することによO1鋼材表
向に安定した合金化層を形成できるため、
第1図は表面にりん化合物およびスラグを積層した銅材
スラブの斜視図、 第2図はP拡散層におよぼす加熱条件の影嘗を示すグラ
フ、 第8図は溶接の開先形状を示す説明図である。 l・・・鋼材スラブ 2・・・りん化合物 8・・・スラグ 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第3図 70″
スラブの斜視図、 第2図はP拡散層におよぼす加熱条件の影嘗を示すグラ
フ、 第8図は溶接の開先形状を示す説明図である。 l・・・鋼材スラブ 2・・・りん化合物 8・・・スラグ 特許出願人 川崎製鉄株式会社 第1図 第3図 70″
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、鋼の表面にりん化合物を厚さ0・05〜10mmの
層状に載置し、この層の表面に厚さ0.1〜10mm、
融点600〜1200℃のスラグを積層する段階、 この段階を経た鋼を900〜1300℃で 1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階、の結合から
なることを特徴とする耐候性表 面被覆鋼の製造方法。 2、鋼の表面にりん化合物とCr、Ni、Mo、Cuの
うちから選ばれる1種以上の金属粉との混合物を厚さ0
.05〜10mmの層状に載置し、この層の表面に厚さ
0.1〜10mm、融点600〜1200℃のスラグを
積層する段階、この段階を経た鋼を900〜1800℃
で 1〜20hの加熱を経て熱間圧延する段階、の結合から
なることを特徴とする耐候性表 面被覆鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21606584A JPS6196065A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 耐候性表面被覆鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21606584A JPS6196065A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 耐候性表面被覆鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6196065A true JPS6196065A (ja) | 1986-05-14 |
Family
ID=16682722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21606584A Pending JPS6196065A (ja) | 1984-10-17 | 1984-10-17 | 耐候性表面被覆鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6196065A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009277687A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | バルブ機構及び基板収納容器 |
-
1984
- 1984-10-17 JP JP21606584A patent/JPS6196065A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009277687A (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-26 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | バルブ機構及び基板収納容器 |
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