JPS6193132A - 1価アルコールまたは水を含有するジオール系溶媒中で行なうエチレンオリゴ重合法 - Google Patents

1価アルコールまたは水を含有するジオール系溶媒中で行なうエチレンオリゴ重合法

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JPS6193132A
JPS6193132A JP60223436A JP22343685A JPS6193132A JP S6193132 A JPS6193132 A JP S6193132A JP 60223436 A JP60223436 A JP 60223436A JP 22343685 A JP22343685 A JP 22343685A JP S6193132 A JPS6193132 A JP S6193132A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、極性ジオール系溶媒中でニッケルと二座配位
子とのキレートである触媒の存在下に高温高圧下にてエ
チレンを反応させるエチレンの直鎖状α−オレフィンオ
リゴマーの製造方法に関するものである。
直鎮状モノオレフィンは種々の用途において確立された
有用性を有する化合物である。例えば、1分子当り約8
〜20個の炭素原子を有する直鎖状モノオレフィンは、
たとえばスルホン酸オレフィン及びアルコールエトキシ
レートを包含する表面活性剤、あるいは潤滑剤及び可塑
剤の製造におCブる中間体として特に有用であることが
知られている。
従来技術において、高温高圧下にて触媒ニッケル錯体を
含有寸る極性反応溶媒中でエチレンをオリゴ重合させる
ことにより直鎖状モノオレフィンを!ll造することは
公知である。この用途に対する触媒として特に有用なも
のは、オレフィン性ニッケル化合物と二座配位子との反
応生成物として調製された錯体である。オレフィン性ニ
ッケル化合物は好適には還元ニッケル化合物またはπ−
アリルニッケル化合物である。従来技術によれば、2価
アルコール溶媒のこの方法においては特に1分子当り2
〜7個の炭素原子を有する脂肪族ジオールを反応触媒と
して使用するのが好適であるとされている。ニッケル錯
体触媒と極性溶媒とを用いる代表的なエチレンオリゴ重
合法は、米国特許第3、676、523号、第3,68
6,351号、第3.737.475号、第3.644
□564号、第3,647,914号、第3.647.
915号、第3,825,615号、第4,020,1
21号及び第4,260.844号各公報に記載されて
いる。
本発明はジオール系溶媒のこの種のオリゴ重合法を使用
することを目的とするものであり、前記ジオール系溶媒
は1価アルコール成分と2価アルコール成分との特定の
組み合せから成り、或いは限定岳の水を反応促進剤とし
て含む。上記各米国特許公報には、この方法における溶
媒として各種の1価アルコールを使用することが開示さ
れている。しかしながら、11iIIiアルコールの使
用は、例えばエチレンオリゴ重合の速度の観点から2価
アルコールの性能と比較すると、この種の方法において
は不利であると考えられている。この用途には本質的に
2価アルコールよりなる反応溶媒を使用するのが明らか
に好適である。ざらにオリゴ重合法はほぼ無水条件下で
実施されている。少量の水が一般に触媒または補給溶媒
と共に反応系中へ導入されるが、常にジオール系溶媒の
水含有量をジオールに対し計算して約0.2重量%以下
のレベルに保つべく努力が払われている。
従って本発明は、高温高圧下にてエチレンを極性ジオー
ル系溶媒中でニッケルと二座配位子とのキレートである
触媒の存在化に反応させることによるエチレンの直鎖状
α−オレフィンオリゴマーの製造方法において、一般式
: %式%(1) U式中、Rは低級アルキル基を示すJ の化合物を含有するジオール系溶媒を使用し、かつ反応
を少なくとも56.2バールのエチレン分圧下にて40
〜82重量%の1種もしくはそれ以上の低級脂肪族2価
アルコールと18〜60重針%の1種もしくはそれ以上
の低級脂肪族1価アルコールとからなる溶媒混合物中で
行なうか(前記重量%は溶媒混合物における1種もしく
はそれ以上の低級脂肪族2価アルコールと低級脂肪族1
価アルコールとの全重量に基ずいて計算したものである
)、或いは一般式■におけるRが水素原子を示しかつ反
応をジオールに対しi′l算して0.5〜4重量%の範
囲の水を含有するジオール系溶媒中で行なうことを特徴
とするエチレンの直鎖状α−オレフィンオリゴマーの製
造方法を提供する。
本発明者等は、この主の反応溶媒混合物の使用がエチレ
ンオリゴ重合の速度を向上させかつ/または生成オリゴ
マー混合物の炭素数分布を変化させること、並びにこれ
に関する望ましい結果は前記反応条件に顕著に依存する
ことを見い出した。
溶媒が特定重量範囲外の割合の1価アルコール成分と2
価アルコール成分とを含有するか、またはエチレン分圧
が56.2バ一ル未満であるオリゴ重合法においては、
オリゴマー生成速度または生成オリゴマーの炭素数分布
に関し顕著な反応変化は見られない。さらに、2価アル
コール及び1価アルコールの反応溶媒混合物を使用して
充分な利点を得るには、他の幾つかの反応条件も影守す
ることが観察されている。
さらに、溶媒に対し特定割合の水を存在させれば、エチ
レンオリゴ重合反応の速度が著しく増大することも判明
した。例えば反応速度は、好適操作条件下において30
〜50%程度増大する。
所望の速度増大を達成するには極く少ta、[!0らジ
オールに対し0.5〜4.0重量%の水が必要充分量で
ある。それより少目もしくは多聞の水はこの目的に適し
ていない。特定量において水はジオール系溶媒に対し易
溶性であり、かつオリゴ重合系における他の成分に対し
相溶性となる。
さらに本発明者等は、水を存在させることにより各種エ
チレンオリゴマー生成物における分布の欠点を伴なうこ
となく、所望の速度向上を達成し得ることを突き止めた
。実施上一般に、特定の少量の水の存在は、所定の炭素
分布を有するオリゴマーを製造することが望まれるとい
う点で重大な欠点となることが判明している。しかしな
がら、本発明の成る好適具体例では、触媒ニッケル及び
配位子成分に対する量的制限の下で生成物オリゴマー分
布を殆んど損うことな〈実施し得ることが判明した。
本発明の方法は、ジオール反応溶媒とニッケル錯体触媒
とを使用する任意のエチレンオリゴ重合法に幅広く応用
することができる。
オリゴマーは2個もしくはそれ以上のモノマ一単位(こ
の場合2個もしくはそれ以上のエチレン単位)を含有す
る付加生成物であるが、ポリマーと呼ばれる比較的高分
子量の付加生成物はど多くの単位をもたない。本発明は
、2〜約20個の七ツマ一単位(すなわち1分子当り4
〜約40個の炭素原子)を有するエチレンの直鎮状モノ
オレフィンオリゴマーの製造につき特に適している。
本発明に使用するのに適した触媒はニッケルの錯体であ
って、二部キレート配位子とキレート化したニッケルの
原子を含む。この種の触媒は典型的には、適当な二部配
位子をエチレンの存在下かつ適当な極性有機溶媒中にて
、例えばビス(シクロオクタジエン)ニッケル(0)も
しくはπ−アリルニッケル化合物のようなオレフィン性
ニッケル化合物と反応させるか、或いはより好ましくは
単純な2価ニッケル塩及び還元剤(例えば水素化ホウ素
)と反応させることにより製造される。前者の種類の触
媒の製造及び使用は、米国特許第3゜644、564号
、第3,647,914号及び第3,647,415号
各公報報に記載されている。また後者の種類の触媒の製
造及び使用は、米国特許第3.676、523号、第3
.686,351号、第3,737,475号及び第3
,825,615号各公報に記載されている。
ニッケルと二部配位子とのキレートにより触媒されるこ
の種のエチレンオリゴ重合法の顕著な特徴は、数種のオ
リゴマーが特徴的な炭素数分布を右するような混合物が
生成することにある。例えば、上記米国特許公報は、得
られる全ての生成物における個々のオレフィン性オリゴ
マーに対する分布パターンを記載しており、これは配置
形状で与えられ、尊術式: (式中n=4.6.8・・・) に従う「生成物分布常数」または「K−ファクター」と
呼ばれる単一の常数により概算することができる。約0
10” C20の炭素数範囲におけるオレフィンの製造
を最大化するには、例えば約0.75〜0.85程度の
比較的高いに一ファクターが望ましい場合が多い。この
生成物分布常数は、二部配位子の種類、溶媒中の触媒濃
度、反応溶液におけるエチレン飽和度、反応溶媒の種類
及び温度や圧力の反応条件を含む多数のパラメータによ
り影響され得ることが知られている。
この種の触媒に好適な二部キレート配位子は、3級有機
燐部分を有しこの有機燐部分の燐原子に直接結合されて
いるもの、あるいはこの燐原子から2個以下の炭素原子
により分離された炭素原子において適当な官能基が置換
されているものを包含することが知られている。この秒
の代表的な配位子は式: [式中R(それぞれの場合側々に)は1価の有機基を示
し、R’  (それぞれの場合側々に)は1価のヒドロ
カルビル基を示し、Xはカルボキシメチルもしくはカル
ボキシエチルであり、Aは水素または10個までの適当
な炭素原子を有する1価の有機基(好ましくは芳香族基
)であり、Mは水素またはアルカリ金属(好ましくはナ
トリウムもしくはカリウム)であり、かつX及びy(個
々に)はそれぞれ0.1または2でありかつXとyとの
合計は2であり、但しXが2であると場合はR阜は燐原
子と共にそれぞれの環に5〜7個の炭素原子を有する単
環式もしくは2環式の複素環式ホスフィンを形成するこ
とかできる] を有する化合物である。特に好適な鏡体は、米国特許第
3,676.523号公報に記載されたものであり、こ
の場合配位子はO−ジヒドロカルビルホスフィノ安、息
香酸またはそのアルカリ金属塩であり、最も好ましくは
0−ジフェニルホスフィノ安息香酸である。米国特許第
3,825,615号公報に記載された他の好適な錯体
では、配位子はジシクOへキシルホスフィノプロピオン
酸またはそのアルカリ金属塩である。
何等かの特定の理論によるものではないが、触媒分子は
オリゴ車台反応の過程で恐らく配位及び/又はニッケル
部分に対するエチレンの結合を含む化学変化を受けると
思われる。しかしながら、二部キレート配位子は明らか
にオリゴ重合反応の過程で錯体状態に留まりかつ/また
はニッケル部分に化学結合された状態を保ち、このニッ
ケルとキレート化配位子との鏡体は、かくしてオリゴ重
合法の効果的な触媒物となる。いずれにせよ、例えば燐
含有キレート化配位子のような二部配位子は触媒の必須
成分であると考えられ、ニッケル触媒が所要の二部配位
子を含有すればこのニッケル触媒は各種の他の有機錯化
配位子と錯体化することができる。
この種のニッケルキレート触媒を用いる従来技術の場合
と同様に、触媒製造に使用されるニッケル対二部配位子
のモル比は好ましくは少なくとも1:1であり、すなわ
ちニッケルは等モル聞またはモル過剰で存在する。ニッ
ケル塩と配位子と還元剤とから触媒錯体を製造する場4
合、ニッケル塩対配位子のモル比は一般式■におけるR
が低級アルキル基を示1゛場合は0□8:1〜5:1の
範囲、好ましくは1.0:1〜3:1、ざらに約1:1
が特に好ましい。一般式■におけるRが水素原子を示す
場合は1:1〜5:1、好ましくは1.5:1〜3:1
、特に好ましくは約2;1である。これらの製造におい
ては、例えば水素化ホウ素のような還元剤をニッケル塩
に対し等モルωまたはモル過剰で存在させることが好ま
しい。経済的理由からは還元剤/ニッケルの比は約15
=1を超えないことが好ましい。より好ましくは、この
比は約1;1〜約10:1であり、約1.5:1が特に
好適であると考えられる。1:1より若干低い比も適し
ている。
ニッケル錯体触媒は、触媒前駆体をエチレンの存在下で
還元剤(水素化ホウ素)に対し、比較的非反応性であり
これにより還元されない適当な極性有機希釈剤もしくは
溶媒中で接触させることにより予備形成される。米国特
許第3,676.523号、第3.686.351号、
第3.737.475号及び第3.825.615号各
公報に詳細に記載された好適な触媒錯体を製造するため
の好適な方法においては、溶媒とニッケル塩と配位子と
を還元剤の添加前にエチレンの存在下で接触させる。こ
の種の触媒組成物はエチレンの存在下で製造することが
必須である。触媒の製造温度は約0〜50℃が適してお
り、はぼ室温たとえば10°〜30℃が好適である。エ
チレンの圧力及び接触条件は、触媒溶液をほぼ飽和する
のに充分なものとすべきである。例えば、エチレンの圧
力は1.7〜104.4バールもしくはそれ以上の範囲
とすることができる。例えば28.6〜104.4バー
ルの範囲の相当高いエチレン圧力が好適である。
好ましくは、低級脂肪族2価アルコール(「ジオール」
)はC−C7の脂肪族ジオール及びその混合物よりなる
群から選択されるものである。
これらの適するジオールは例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、2−メチル−1,2−プロパン
ジオール、1.2−ブタンジオール及び2.3−ブタン
ジオールのような隣位のアルカンジオール類並びに例え
ば1,3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオール
、1.5−ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオー
ル及び1,7−へブタンジオールのようなα、ω−アル
カンジオール類の両者を包含する。1分子当り4〜6個
の炭素原子を有するα、ω−アルカンジオール類が好適
溶媒であり、1.4−ブタンジオールが特に好適である
。これらジオールの混合物は、本発明の目的で反応溶媒
の脂肪族2価アルコール成分として使用するのに極めて
適している。
溶媒はグリコール系であるが、成る意味においてエチレ
ン反応体及び触媒の溶媒として作用するような他の物質
を少量含有することも適している。
この種の伯の溶媒物質は、例えば市販のジオール溶媒(
実質的に無水)またはニッケルキレート触媒製品に一般
的に存在する不純物、並びに水以外の反応改質剤を包含
する。オリゴ重合が進行するにつれて、溶媒は勿論相当
最のエチレン並びにオリゴ重合生成物及び副生物を含有
する。
アルカノール成分は低級アルカノールが適しており、好
ましくは02〜C7の脂肪族1価アルコール及びその混
合物よりなる群から選択されるものである。好ましくは
、アルカノールは1級もしくは2級であり、溶媒混合物
中に3級アルカノールが存在しても反応速度の増大には
関与しないことが判明しているが、ただし生成物のに一
ファクターを改変するには有用である。適するアルカノ
ールの例はエチルアルコール、n−プロピルアルコール
、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルゴール、イ
ソブチルアルコール、sec 、−ブチルアルコール、
tert、−ブチルアルコール、n−ペンチルアルコー
ル、イソペンチルアルコール、tert、−ペンチルア
ルコール、アミルアルコール、2−メヂルー2−ブタノ
ール、3−メチル−2−ブタノール、n−ヘキサノール
、4−メチル−1−ペンタノール及び2−エチル−1−
ヘキサノール等を包含する。C−05の1級アルカノー
ルが本発明に使用するのに最も好適であると考えられ、
特にn−プロパノ−、ル、n−ブタノール及びn−ペン
タノールが適している。
アルカノール溶媒成分は適当なジオールに対し易溶性で
あり、かつ得られる混合物はオリゴ重合工程混合物の他
の成分に対し相溶性である。
広義においては、本発明はアルカノールとジオール溶媒
との混合系により与えられる工程の性能の改変を目的と
するものである。オリゴ重合溶媒中の低級アルカノール
と低級ジ°オールとは、相対的性質の臨界範囲にわたり
工程の性能に対し相乗作用を有することが観察される(
反応速度及び/又は生成物のに一ファクターを増大する
ことによる)。適する割合は、mW中のアルカノールの
濃度として示すことが便利であり、この濃度は溶媒中に
存在する特定のアルカノール及びジオール成分の全重但
に対し計算して18〜60重工%であり、ジオールが残
部の40〜82重量%を占める。それより少量または多
ωのアルカノール、即ち18〜60重量%の範囲より低
いまたは高い温度を使用すると、溶媒としてアルカノー
ルまたはジオールを生砂で使用した場合の性能と比較し
て、反応速度またはに一ファクターの顕著な増大を与え
ない。一般に、アルカノールとジオールとの合計に対し
20〜45重量%のアルカノールを含有する溶媒がオリ
ゴ重合反応速度を増大させる観点から好適であり、また
20〜40重量%のアルカノール濃度がこの目的に対し
より好適である。それより高い濃度例えば35〜60重
量%、特に40〜55重量%のアルカノールは、一般に
反応速度の有意な増大を与えないが、生成物に一ファク
ターを増大させる性能の観点からは好適である。総合す
ると、約20〜35重け%の範囲のアルカノール濃度が
、反応速度の最大増加(例えば10〜20%もしくはそ
れ以上ンとに−)?フタ−の中庸な増加(例えば5〜1
0%)とを両立するために、アルカノールまたはジオー
ルを、単独で溶媒として使用する方法の性能と比較して
作用が特に好適であると思われる。
アルカノールとジオールとの混合物は全オリゴ重合溶媒
の多聞部分、好ましくは主要部分例えば80重ti%も
しくはそれ以上を占め、残部がエチレン反応体及び触媒
に対して成る意味で溶媒として作用する他の物質で構成
されるのが適している。
本質的に特定のアルカノール及びジオール成分よりなる
反応溶媒が最も好適であると思われる。エチレン反応体
を工程中に導入しかつオリゴ重合反応が進行する際、溶
媒も勿論著量のエチレンとオリゴ重合生成物と副生物と
を含有するであろう。
アルカノールとジオールとの混合溶媒の使用及び工程圧
力において観察される臨界性を除き、本発明の方法は例
えば前記米国特許公報に記載されたような従来技術で周
知の方法及び条件に従って実施することができる。触媒
と溶媒との混合物を作成し、これをオートクレーブなど
の圧力反応器へ装填するのが極めて適している。触媒は
典型的には溶媒中で製造され、この溶媒はジオール溶媒
または本発明の目的で特定したようなアルカノールとジ
オールとの混合物のいずれかであることが好ましい。エ
チレンと溶媒とを導入し、そして反応混合物を撹拌しな
がら所望の反応温度及び圧力に維持する。
工程圧力は、本発明において臨界的であることが判明し
た。アルカノール及びジオールの溶媒混合物による改良
は、56.2バ一ル以上のエチレン分圧で操作した時の
み実現される。それより低い圧力では、特定のアルカノ
ール及びジオールの溶媒混合物はオリゴ重合反応速度ま
たはオリゴマー生成物分布のいずれに対しても有意な作
用をもたらさない。一般に、本発明の実施により実現さ
れる効果の程度は、エチレン反応体の分圧を増大させる
につれて増大する。エチレン分圧が63.0〜138゜
9バールの範囲であるような工程が好適であると云える
が、70.0〜125バールのainの実施がより好適
であり、77〜104バールの範囲の実施が特に好適で
あると思われる。
工程温度は本発明の目的に対し臨界的でないが、アルカ
ノール/ジオール混合溶媒がオリゴ重合反応速度及び/
又はに−ファクターを改変させる程度は反応温度に依存
する。全体として最も良好な結果を得るには、好ましく
は工程温度は少なくとも80℃、より好ましくは少なく
とも85℃(特に85〜100℃)であり、特に好まし
くは少なくとも90℃(特に90〜105℃)である。
さらに広義には本発明は、オリゴ重合溶媒中に水を存在
させて得られる工程性能の改善を目的とし、ジオール系
溶媒中の水の最は本発明において臨界的なものである。
反応速度向上の観点から、良好な結果を得るには溶媒の
水含有量はジオールの重役に対し計算して0,5〜4.
0重石%の範囲である。それより少量または多昂の水含
有ωにおいては有意な速度向上は見られない。水は特定
範囲内の闇にてジオール溶媒相に対し易溶性である。
本発明のオリゴ重合法に対比して従来技術においては、
水の含有量が約0.2重問%以下、典型的には約0,1
重最%以下である実質的に無水のジオール溶媒を使用す
るのが通常である。オリゴマー製造に従来使用されてい
る市販の無水縁のジオールには約0.1fiffi%ま
での水が存在する。
好ましくは、本発明の方法におけるジオール系溶媒は約
0.7〜3.5重量%の水を含有するが、約1.0〜3
,0重8%の水含有量がより好適である。
特に好適には約1.0〜2.5重石%の範囲の聞の水で
あると考えられる。
本発明は何等かの理論または操作のメカニズムに依るも
のではないが、溶媒中に水が存在すると、従来技術にお
けるこの種のオリゴ重合法に特徴的である誘導期が実質
的に除去されるのであろうといえる。水の不存在下、あ
るいは撞く少量(例えば0.1〜0.2重り%)の水の
存在下では、バッチ反応の終了時近くまで最大のオリゴ
重合速度は得られない。使方、本発明の実施により最大
速度がバッチ反応過程の早期に生ずる。
さらに反応溶媒における多量割1合の水の使用、特にグ
リコール系−m媒以外の水溶性溶媒の使用は、オリゴマ
ーでなくエチレンポリマーが主体となるような生成物を
もたらすことが認められている。
本発明を実施する際、反応溶媒中における少量の水の存
在かに一ファクターに著しく影響を及ばずことが見い出
された。一般に、ジオール系溶媒における水の存在は、
はぼ無水の条件下で行なう方法の結果と対比して、■稈
に一ファクターの有意な変化を生起しないので好適であ
ると考えられる。
約08〜C20の中程度の炭素数範囲のオレフィンの生
成を最大化させかつ高炭素数のポリマー分子の生成を最
小化するためには、例えば約0,75〜0゜80の程度
の比較的高いに一ファクターが望ましいことが多い。し
かしながら、本発明の方法における溶媒中の水の存在は
、多くの場合に一ファクターの顕著な低下、例えば約5
%の減少をもたらす。
さらに本発明の重要な特徴は、ジオール系溶媒中におけ
る水の存在による反応速度の向上が生成物分布常数の有
意な変化なしに達成され得るという知見である。特にジ
オール系溶媒中のニッケル及び配位子の濃度に対する特
定の1tIII限下でこの方法を実施すれば、工程に一
ファクターの有意な変化なしに速度向上の利点が実現さ
れ得ることが見い出された。この点に関しては、配位子
濃度を溶媒の重石に対し計算して約700ppm、特に
600ppm(型開ppm )までの値に制限し、かつ
反応溶媒中のニッケルの配位子に対するモル比を約1.
8より大きい値に制限することが極めて望ましいもので
あることが判明した。さらに好ましくは、配位子濃度は
約500ppm未満であり、かつ溶媒中のニッケルの配
位子に対するモル比は少なくとも約2であり、約400
pp+n未満の配位子濃度及び少なくとも約仝 2.3ニツケルの配位子に対するモル比を用いて本発明
の方法を実施するのが最も好ましいと考えられる。
従来の例によれば、K−ファクターはバッチ反応におい
て初期に比較的高いが、反応が進行するにつれて低下す
る。本発明の実施においては、K−ファクターは乾燥溶
媒(例えば水の含量が約012重量%以下の溶!l1l
t)の場合よ−りも初期に低いが、バッチ工程全体を通
じてほぼ一定に留まる。
ジオール系溶媒における水の存在を除き、本発明の方法
は従来技術において公知の方法及び条件により実施する
ことができる。極めて好適には、触媒前駆体とジオール
系溶媒との混合物を作成し、これをオートクレーブ等圧
力反応器へ装填する。
触媒製造及び/又は触媒への添加の前、その間あるいは
その後のいずれかにジオール系溶媒中へ水を導入するの
が適している。エチレン及び次いで水素化ホウ素す1〜
リウムを導入して触媒生成を完結させ、反応混合物を撹
拌しなからオリゴ重合に対する所望の反応温度及び圧力
に維持する。反応温度は広範囲に変化し得、例えば25
〜150℃の範囲とすることができるが、好ましくは少
なくとも約70℃、特に約80〜110℃の範囲である
。圧力は少なくとも反応混合物を実質的に液相に維持す
るのに充分としなければならないが、過剰のエチレンも
気相として存在するであろう。一般に全圧力はエチレン
の分圧と比較して工程の性能に対し重要ではない。好適
な実施においては、エチレン分圧は約49.3〜173
バールの範囲、特に約70〜139バールの範囲である
。本発明による反応速度向上の最大利点を達成するには
、エチレン分圧を約71〜104バールの範囲とするこ
とが最も好ましい。
適する温度及び圧力の条件下で溶媒中にてエチレンと触
媒との接触を開始し、これを所望のオリゴ重合度が生ず
るまで継続する。次いで、液体生成物混合物を、典型的
にはジオール系溶媒層からのオリゴマー高含有液相の分
離、残留触媒を除去するためのオリゴマー高含有相の洗
浄、洗浄された液体の脱エタン化さらに各種の生成物フ
ラクションに分離するための脱エタン化生成物の後処理
を含む慣用の方法に従って処理するのが適している。上
記米国特許公報、並びに米国特許第4.229.607
号及び第4,284,837 @公報が本発明の目的に
使用1°るバッチ式または連続式の全体的オリゴ重合法
のいくつかの工程を実施する適当な方法を開示している
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに説明する
実施例1〜11及び比較例A−にのそれぞれについては
、エチレンの存在下で溶媒、N icp、2・6日20
.0−ジフェニルホスフィノ安息香酸、KOH及び水素
化ホウ素ナトリウムとを混合することにより、ニッケル
錯体触媒の溶液を作成した。
それぞれの場合について、窒素雰囲気下で500.vJ
撹拌丸底フラスコへ、約3019の溶*(低級アルカノ
ールすなわちn−プロパノールもしくはn−ブタノール
、或いは低級アルカンジオール即ち1゜4−ブタンジオ
ール(1,4−80)、或いはアルカノールとアルカン
ジオールとの混合物)と、約1.32gの1,4− B
 D中のNlCl  ・6ト120の溶液(溶液1g当
り0.0179のNi>と、約g、1igの1.4− 
B D中の0−ジフェニルホスフィノ安息香酸の溶液(
溶液1g当り0.0128gの配位子)と、約2.24
9の1.4− B D中のKOHの溶液(溶液1g当り
0.009059のKOH)とを添加した。得られた透
明な黄色混合物は67〜76ppmのニッケルと、32
8〜344ppmの配位子とを含有し、ざらにニッケル
の配位子に対するモル比は1.02〜1.18、水素化
ホウ素ナトリウムのニッケルに対するモル比は117〜
1,45、かつ水酸化カリウムの配位子に対するモル比
は0,98へ1.06であった。 混合物を1j!のオ
ートクレーブで35gのエチレンと共に加圧し、かつ3
0分間撹拌した。次いで、このオートクレーブへ0.4
00 gの1.4− B D及び0.4009の水中に
約0.0227gの水素化ホウ素ナトリウムを含有する
溶液を加え、さらに2.479のブタンジオールと87
.5gのエチレンとを加えた。
オートクレーブを所望温度(85℃または95℃)まで
急速に加熱してオリゴ重合反応を開始させ、この温度に
全反応期間にわたり維持した。エチレンを導入して所望
の圧力、例えば約92.0バール、約63.8バール、
あるいは約50.7バールに維持した。
反応混合物の試料を60g及び136gのエチレン吸収
後に採取し、K−ファクターを測定した。
実施例1−4 上記手順の後、1.4−ブタンジオールと低級第1フル
カノール(実施例1においてはn−プロパノール及び実
施例2〜4においてはn−ブタノール)との混合物を反
応溶媒として使用して、95℃にて4種の実施例を行な
った。オリゴ重合反応混合物は、ジオールとアルカノー
ルとの合計重量に対し計算して、約76重量%の1.4
−ブタンジオールと24重社%のアルカノールとを含有
していた。
実施例はそれぞれ約92,0バールの圧力下で行なった
K−ファクター及び反応速度としての結果を、5種の比
較例(A−E)の結果と共に第1表に示す。比較例は実
施例と同じ条件及び手順にて行なったが、ただし本発明
に依るものではない反応溶媒を使用した。示した反応速
度は反応期間中の最大値であり、触媒溶液111に対す
る時間当りのエチレン吸収び数として示す。
第  1  表 324Xvn−B 76XW1,4−BD 475 0
.820.784      24Xw  n−B  
    76χwl、4−Bロ      469  
     0.84    0.80劃臆 A   10100X、4−BD 378 0.730
.683  10100X、4−80360 0.71
0.67C・100χw1,4−BD 375 0.7
30.69D       14Xwn−B     
86Xw1,4−BD      316      
 0.72   0.66E100%葡−P    1
38 0.68上記の表において1)2)および3)は
次の意味を有する:1)n−Pはn−プロパノールを示
し、n−Bはn−ブタノールを示す。
2)60gのエチレン吸収後に測定。
3)136 (Jのエチレン吸収後に測定。
実施例5〜7 24重品%のn−ブタノール(n−B)と76重母%の
1.4−ブタンジオールとの混合物を溶媒として使用し
て上記の条件下で95℃において3種の実施例を行なっ
た。それぞれの場合、工程圧力は約63.8バールとし
た。実施例5〜7の結果を低級アルコールなしに 1.
4−ブタンジオール溶媒中で行なった4種の比較例(F
〜■)の結果と共に第2表に示す。
(以1・−余白) 第  2  表 第2表は、ブタンジオール溶媒のみを使用した比較例と
比較して、K−ファクターの増加はもたらすが反応速度
の増加は示さない圧力条件下における本発明の実施を示
している。
実施例8〜9 第3表は、85℃の温度及び66.1〜669バールの
範囲の圧力にて行なった2種の実施例及び1つの比較例
の結果を示している。これ等の反応における触媒の調製
に使用した水素化ホウ素ナトリウムのニッケルに対する
モル比は1.50〜1.58の範囲とした。
第  3  表 948%wn−B 52%w 1,4−BD 168 
0.880.77劃垣 J  14%wn−B 86Xw1,4−BO2330
,690,64本発明による実施例8.及び9はいずれ
もこれらの試験における温度(85℃)及び圧力(約6
6.5バール)において、反応速度の増大を示さなかっ
たが、生成物に一ファクターについては比較例Jよりも
顕箸な増大を示した。
1九11匁JJ 第4表は幾つかの実施例及び比較例の結果を要約したも
のであり、最大反応速度とに一フ?クターに対する工程
圧力の臨界効果を示している。特記しない限り、示した
反応速度及びに−ファクターの結果は数回の代表試験の
平均値である。この表は、約92.0バールの圧力にお
いては反応速度とに一ファクターとの両者゛は、1.4
−ブタンジオール溶媒のみを使用して行なった場合に比
較して、本発明による混合溶媒を用いることにより増大
することを示している。約63.8バールの圧力におい
ては、本発明による混合溶媒の使用は、1,4−ブタン
ジオール溶媒で得られる結果よりも高い反応速度は得ら
れないが、顕著に高いに一ファクターが得られた。本発
明の範囲ではない約50.7バールの比較的低い圧力に
おいては、アルカノール/ジオール混合溶媒の使用とジ
オール単独溶媒の使用との間には右息な差は生じなかっ
た。
第  4  表 24%wn−876%w1.4−BD 91.3−93
.1 470 0.83100%w 1.4−BD 6
3.8 370 0.6524%w n−876%w 
1.4−BD 63.8 301 0.7354)60
gのエチレン吸収後に測定したに一ファクター。
5)1実験の結果。
実施例10〜11 第5表は実施例10及び11の結果を比較例にの結果と
共に示したものであり、これら実験は全て95℃の温度
及び約62.O〜63.1バールの節回の圧力で行なっ
た。
実施例11は、アルカノール溶媒成分としてtert−
ブチルアルコール(t−B)の使用を示している。3種
の試験の結果を比較すると、tart、−ブチルアルコ
ールを含有する溶媒混合物を用いると1.4−ブタンジ
オールの単独使用に比較して反応速度は増大させないが
、K−ファクターは増大することが示されている。
第  5  表 1t    245Aw t−B   76Xw 1,
4−BD    237    0.70K   10
0%W 1.4−BD 389 0.63実施例12〜
14 一連の実施例12〜14(本発明に依る)と比較例し及
びM(本発明に依るものではない)とをバツヂ式で行な
った。
それぞれの場合について、先づ最初に撹拌ステンレス鋼
オートクレーブ反応器中へ、溶媒(ioo。
g)、N1Cj!  ・6H20(溶媒中の0.3モル
溶液500Idl) 、KOI−1(溶媒中の0.1モ
ル溶液499ヒ)及び配位子(溶媒中の0−ジフェニル
ホスフィノ安息香酸の0.1モル溶液502g>とを導
入することにより、ジオール系溶媒(95重量%の1゜
4−ブタンジオールと5車ω%のベンゼン)におけるニ
ッケル錯体触媒の溶液を室温下で調製した。
次いで、エチレンを35.5バールの圧力まで導入し、
次いでN a B H4還元剤(NaO80,8gを含
有するジグリム中の0.8モル溶液200g)を加え、
最後にさらにエチレンを加えて圧力を49.3バールと
した。
オリゴ重合反応を開始させるため、触媒溶液を所望温度
(65℃)まで加熱し、そしてざらにエチレンを添加し
て反応器内の圧力を76.9バールに調整しかつ維持し
た。250gのエチレンが反応により吸収された後、混
合物の試料を取り出して中間オリゴマー生成物のに一フ
ァクターを測定した。
500gのエチレンが吸収された後、反応器内の液体混
合物をIJI出し、溶媒相と最終Aリゴマー生成物相と
に分離した。中間生成物及び最終生成物のに一ファクタ
ーを気液クロマトグラフィー分析により測定した。
約0.1重量%だけの水を含有するジオール系溶媒にお
いて、2種の比較実験し及びMを行なってオリゴ重合反
応の速度を確定したくこの0.1重量%の水はブタンジ
オール中の不純物としての水、塩化ニッケル水和物にお
ける水及びKO)lの中和による水とに起因する)。実
施例12.13及び14(全て本発明による)は、それ
より多い量の水の存在(それぞれジオール系溶媒に対し
計算して06重量%、1.1重量%及び2.1重i%)
における速度増大を示すために行なった。
これらの結果(第6表に要約)は、オリゴ重合反応にお
いてジオール系溶媒中に0.6〜2.1重量%の水が存
在する実施例は最小限の水しか溶媒中に存在しない比較
例と比較して約30〜50%の速度増加を示すものであ
る。
第6表 a)実施例13においては、水はNaBH4水溶液(溶
液100 g中3189のNaBH4と0.40 gの
NaoH)を用いて触媒製造時に導入した。
夫3]引yヒじは さらに、一連の実施例15〜21と比較例N−Uとを次
のように行なって、生成物に一77クターの有意な変化
なしに反応速度向上が得られる本発明の好適実施を示し
た。
実施例15〜18及び比較例N−Uのそれぞれにおいて
、1.4−ブタンジオール溶媒における触媒溶液は第7
表に示した割合で溶媒、Nrcp  ・6N20.o−
ジフェニルホスフィノ安息香酸、KOH及び水素化ホウ
素ナトリウムとを混合することにより作成し、還元剤を
エチレンの存在下で加えた。それぞれの場合、500 
rdの撹拌丸底フラスコへ窒素雰囲気下で約3019の
無水1,4−ブタンジオール(1,4−B D ) 、
約1.32gの1.4− B D中のN1Cj!  ・
6H20の溶液(溶液1g当り0゜017gのN1)、
約8.119の1.4’−BD中のO−ジフェニルホス
フィノ安息香酸の溶液(溶液1g当り0.0128gの
配位子)及び約2.247の1.4−[3D中のKOH
の溶液(溶液1g当り0.009059のKO)l)と
を加えた。得られた透明な黄色混合物を35gのエチレ
ンと共にIIlのオートクレーブ中で加圧し、かつ30
分間撹拌した。このオートクレーブへ、次いでL4− 
B D O,400g及び水0.400q中に水素化ホ
ウ素ナトリウム約0.02279を含有する溶液を加え
、次いでさらに2.479のブタジンオールと87.5
 gのエチレンとを加えた。実施例19〜21及び比較
例T及びUにおいては、溶媒へNiCl2とKO)−1
とを添加し次いでエチレンとNaBH4と配位子とを添
加することにより触媒を生成させた以外は、同じ手順を
使用した。
これら数種の実施例において溶媒/触媒混合物に対し種
々異なる吊の水を添加した。比較例においては、8合物
は触媒製造時に各成分と共に導入された約0.2重品%
の水を含有した。
オートクレーブを95°Cまで急速に加熱してオリゴ重
合反応を開始させ、この温度に全反応期間にわたり維持
した。エチレンを導入して圧力を約927バールに維持
した。反応混合物の試料を60g及び136gのエチレ
ン吸収後に採取してに一ファクターを測定した。
実施例15〜21及び比較例N〜Uの結果を溶媒中の水
含有量の関数として第7表に示す。反応速度はエチレン
吸収g/触媒−ジオール溶液11・毎時の最大速度で示
す。
第  7  表

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンを極性ジオール系溶媒中でニッケルと二
    座配位子とのキレートである触媒の存在下で高温高圧下
    に反応させることから成るエチレンの直鎖状α−オレフ
    ィンオリゴマーの製造方法において、一般式: ROH( I ) [式中、Rは低級アルキル基を示す] の化合物を含有するジオール系溶媒を使用し、かつ反応
    を少なくとも56.2バールのエチレンの分圧下にて4
    0〜82重量%の1種もしくはそれ以上の低級脂肪族2
    価アルコールと18〜60重量%の1種もしくはそれ以
    上の低級脂肪族1価アルコールとからなる溶媒混合物中
    (前記重量%は溶媒混合物における1種もしくはそれ以
    上の低級脂肪族2価アルコールと低級脂肪族1価アルコ
    ールとの全重量に対して計算されたものである)で行な
    うか、或いは一般式 I におけるRが水素原子を示す場
    合、反応をジオールに対し計算して0.5〜4重量%の
    範囲の水を含有するジオール系溶媒中で行なうことを特
    徴とする、エチレンの直鎖状α−オレフィンオリゴマー
    の製造方法。
  2. (2)低級脂肪族2価アルコールが1分子当り2〜7個
    の炭素原子を有する特許請求の範囲第1項に記載の方法
  3. (3)2価アルコールが1分子当り4〜6個の炭素原子
    を有するα,ω−2価アルコールである特許請求の範囲
    第2項に記載の方法。
  4. (4)2価アルコールが1,4−ブタンジオールである
    特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  5. (5)低級脂肪族1価アルコールが1分子当り2〜7個
    の炭素原子を有する特許請求の範囲第1項乃至第4項の
    いずれかに記載の方法。
  6. (6)低級脂肪族1価アルコールが1級もしくは2級ア
    ルコールである特許請求の範囲第1項乃至第5項のいず
    れかに記載の方法。
  7. (7)低級脂肪族1価アルコールがn−プロパノール、
    n−ブタノール及びn−ペンタノールより成る群から選
    択される特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに
    記載の方法。
  8. (8)溶媒混合物が20〜45重量%の脂肪族1価アル
    コールと55〜80重量%の脂肪族2価アルコールとか
    ら成る特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記
    載の方法。
  9. (9)溶媒混合物が20〜35重量%の1価アルコール
    と65〜80重量%の脂肪族2価アルコールとから成る
    特許請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. (10)Rが低級アルキル基を示し、かつ80〜105
    ℃の温度範囲で行なう特許請求の範囲第1項乃至第9項
    のいずれかに記載の方法。
  11. (11)Rが低級アルキル基を示し、かつ63.0〜1
    38.9バールの範囲のエチレン分圧にて行なう特許請
    求の範囲第1項乃至第10項のいずれかに記載の方法。
  12. (12)Rが水素原子を示し、かつジオール系溶媒がジ
    オールに対し計算して0.7〜3.5重量%の範囲の水
    を含有する特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  13. (13)ジオール系溶媒がジオールに対し計算して1.
    0〜2.5重量%の範囲の水を含有する特許請求の範囲
    第12項に記載の方法。
  14. (14)Rが水素原子を示し、ジオール系溶媒が全溶媒
    に対し計算して700重量ppm未満の配位子を含有す
    る特許請求の範囲第1項、第12項及び第13項のいず
    れかに記載の方法。
  15. (15)ニッケルの配位子に対するモル比が少なくとも
    1である特許請求の範囲第1項乃至第14項のいずれか
    に記載の方法。
  16. (16)二座配位子がo−ジヒドロカルビルホスフィノ
    安息香酸またはそのアルカリ金属塩である特許請求の範
    囲第1項乃至第15項のいずれかに記載の方法。
  17. (17)二座配位子がo−ジフェニルホスフィノ安息香
    酸またはそのアルカリ金属塩である特許請求の範囲第1
    6項に記載の方法。
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