JPS6193120A - 播種性血管内凝固症候群の予防及び治療剤 - Google Patents
播種性血管内凝固症候群の予防及び治療剤Info
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- JPS6193120A JPS6193120A JP13223784A JP13223784A JPS6193120A JP S6193120 A JPS6193120 A JP S6193120A JP 13223784 A JP13223784 A JP 13223784A JP 13223784 A JP13223784 A JP 13223784A JP S6193120 A JPS6193120 A JP S6193120A
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- preventive
- camp
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- effect
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は播種住血管内凝固症候群の予防及び治療剤に関
する。
する。
播種住血管内凝固症候群(以下。
DIGと記す)とは何らかの原因で、
全身の、主に微小血管内に血栓が多発
する病的状態で、いったん凝固系が活
性化されると凝固亢進、線溶亢進状態
となり、消費性凝固障害をおこし、著
しい出血傾向が現われる。
この原因としては、1)内因性凝血機
序活性化、または血管内膜障害による
もの、2)外因性凝血機序、または、
さらに短いバイパスを通じての凝固活
性化によるもの、3)内栓多発による
防御載量の障害によるもの、などが考
えられている。
[従来の技術]
DICに対して今迄抗凝固剤としてヘパリン、トラネキ
サム酸、抗線溶剤としてアプロチニンなどが使用されて
来たが、充分な効果を期待することが出来ず、殊に DICの予防を目的とする治療は全く不充分であった。
サム酸、抗線溶剤としてアプロチニンなどが使用されて
来たが、充分な効果を期待することが出来ず、殊に DICの予防を目的とする治療は全く不充分であった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明者はDICの治療特に予防に有効な薬剤について
種々検討した結果本発明に到達した。即も本発明者はD
rCの予防と治療には、過度に活性化された、凝固・線
溶系の機能を抑制する事が必要で、そのためには、先づ
凝固抑制および血小板凝集抑制の二つの作用を有する薬
剤が見出せれば極めて有利であると云う考えに基き、ア
デノシン−3=、5′−環状リン酸(以下。
種々検討した結果本発明に到達した。即も本発明者はD
rCの予防と治療には、過度に活性化された、凝固・線
溶系の機能を抑制する事が必要で、そのためには、先づ
凝固抑制および血小板凝集抑制の二つの作用を有する薬
剤が見出せれば極めて有利であると云う考えに基き、ア
デノシン−3=、5′−環状リン酸(以下。
CAMPと記す)の誘導体204種を合成し、その中よ
り、1n−VitrOの研究で7種の化合物をスクリー
ニングし、更に1n−v’+voの研究でエンドトキシ
ンによるDIC病態モデルを用いて、それらのDrC予
防効果をスクリーニングし、現在、実際にDJCの治療
剤として用いられているヘパリン、トラネキサム酸、ア
プロチニンなどより強力な2種の化合物を見出し、本発
明を完成した。
り、1n−VitrOの研究で7種の化合物をスクリー
ニングし、更に1n−v’+voの研究でエンドトキシ
ンによるDIC病態モデルを用いて、それらのDrC予
防効果をスクリーニングし、現在、実際にDJCの治療
剤として用いられているヘパリン、トラネキサム酸、ア
プロチニンなどより強力な2種の化合物を見出し、本発
明を完成した。
[問題点を解決するための手段]
従って、本発明は一般式(1)
(式中、Xは塩素又は臭素である)で表わされる2−置
換アデノシン−3”、5′−環状リン酸(以下、2−C
I −cAMPおよび2−Br−CAMPと記す)又は
その製剤上許容しうる塩を含有するDfCの予防及び治
療に関する。
換アデノシン−3”、5′−環状リン酸(以下、2−C
I −cAMPおよび2−Br−CAMPと記す)又は
その製剤上許容しうる塩を含有するDfCの予防及び治
療に関する。
本発明に用いられる式(1)の化合物は当業者に良く知
られた方法で製造することが出来る。その方法としては
種々の方法があるが、例えば2−クロロ又はプロモーア
デノシン−5′−リン酸を直接脱水してそのリン酸部分
を3′、5−一環状化する(DQ水剤として例えばジシ
クロへキシルカルボジイミド、シクロヘキシルイソシア
ナートを用いる)か又は2−クロロ又はプロモーアデノ
シン−5′リン酸をそのホスホノ基における活性エステ
ル体に導ぎ、これを塩基で処理して説エステル化するこ
とにより得ることが出来る。
られた方法で製造することが出来る。その方法としては
種々の方法があるが、例えば2−クロロ又はプロモーア
デノシン−5′−リン酸を直接脱水してそのリン酸部分
を3′、5−一環状化する(DQ水剤として例えばジシ
クロへキシルカルボジイミド、シクロヘキシルイソシア
ナートを用いる)か又は2−クロロ又はプロモーアデノ
シン−5′リン酸をそのホスホノ基における活性エステ
ル体に導ぎ、これを塩基で処理して説エステル化するこ
とにより得ることが出来る。
本発明に用いられる式(1)の化合物は次の理化学的性
質を有する。
質を有する。
(1) 2−CI −cAMP (2) 2
−Br−cAMP性状 白色粉末状
白色粉末状分子団 333.9
378.1”1N”’(lEXlo”> 26
4.511μ(14,Q) 265.0(14,31
紫外線吸収 λ□、8 スペクトル ”N−Na0H(εx10’) 26
4.5eμ(+5.9) 265,5(15,9)λ ax 融点(’C) 197〜199
195〜197元素分析値: CnHuCINsOg
Pi、5l−lzo CnHuBrNsO@P・0.
5l−1z。
−Br−cAMP性状 白色粉末状
白色粉末状分子団 333.9
378.1”1N”’(lEXlo”> 26
4.511μ(14,Q) 265.0(14,31
紫外線吸収 λ□、8 スペクトル ”N−Na0H(εx10’) 26
4.5eμ(+5.9) 265,5(15,9)λ ax 融点(’C) 197〜199
195〜197元素分析値: CnHuCINsOg
Pi、5l−lzo CnHuBrNsO@P・0.
5l−1z。
Ca1c、 C3L4j ll 3.41 N 1
8.35 Ca1c、 028.78 H2,88
N 1619FaIIIII、Q31.72H3,33
N、+8.38「oum、Q21118H3,O+N+
7.+1:)本発明においては式(1)の化合物のみな
らずその製剤上許容しうる塩、例えば塩酸塩、臭化水素
酸塩、くえん酸塩、酒石酸塩なども用いることが出来る
。
8.35 Ca1c、 028.78 H2,88
N 1619FaIIIII、Q31.72H3,33
N、+8.38「oum、Q21118H3,O+N+
7.+1:)本発明においては式(1)の化合物のみな
らずその製剤上許容しうる塩、例えば塩酸塩、臭化水素
酸塩、くえん酸塩、酒石酸塩なども用いることが出来る
。
本発明薬剤は経口又は非経口で投与可能である。その形
は錠剤、カプセル、散剤、顆粒剤、トローチ、層剤、等
で可能であり、注射剤、懸濁注射剤等の剤形でも使用し
うる。
は錠剤、カプセル、散剤、顆粒剤、トローチ、層剤、等
で可能であり、注射剤、懸濁注射剤等の剤形でも使用し
うる。
有効母は式(1)の化合物又はその製剤上許容しうる塩
の相対的有効性、治療される疾患の程度及び患者の重囲
などに依存する。′A(発明の薬剤の単位投与物は有効
成分を1〜100m(]そしてより普通には2〜50m
g含む。投与は1日6回より普通には1日2〜4回行わ
れ1日当りの投与量は70kgの成人に対して5〜40
0 +noである。
の相対的有効性、治療される疾患の程度及び患者の重囲
などに依存する。′A(発明の薬剤の単位投与物は有効
成分を1〜100m(]そしてより普通には2〜50m
g含む。投与は1日6回より普通には1日2〜4回行わ
れ1日当りの投与量は70kgの成人に対して5〜40
0 +noである。
本発明の薬剤に用いられる式(1)の
化合物又はその製剤上許容しうる塩の毒性は極めて低い
。例えば急性毒性はマウス(fcR系、!5週令)を用
い L 1tchficld −W 1lcoxon法で算
出したLD は両化合物とも550+11!+/k(
+であった。
。例えば急性毒性はマウス(fcR系、!5週令)を用
い L 1tchficld −W 1lcoxon法で算
出したLD は両化合物とも550+11!+/k(
+であった。
[本発明の効果]
本発明の薬剤の有効成分である2−2−C1−CA及び
2−2−8r−cAに関する薬理効果を次に説明する。
2−2−8r−cAに関する薬理効果を次に説明する。
1、DIC病態改迫作用の薬理学的パラメーター
1)血小板凝集
ラットの血小板過剰プラズマ(以下。
PPPと記ず)におけるコラーゲン、ADP、トロンビ
ン、カルシウムイオンフォアA−の各凝集に対する検討
で はコラーゲン、トロンビン凝集に対して強い抑制作用を
示した。(実施例1参照)2)放出反応 ラッ1〜PPPにおいて、コラーゲン及びトロンビン1
FJFiによる放出反応の検討では両凝集による放出反
応に対して強い抑制効果を示した。(実施例2参照) 3)マロンジアルデヒド ウサギPPPにおいて、アラキドン酸カスケードの最終
産物であるマロンジアルデヒド〈以下、MDAと記す)
生成に対する影響の検討では、凝集放出を抑制し、脂質
の代謝のみを起すといわれているN−エチルマレイミド
(以下、NEMと記す〉及びコラーゲンによるMDAの
生成に対し強い抑制作用を示した。(実施例3参照) 4)プロトロンビン時間 ラットのクエン酸加血よりPRPを分 取後、残有の遠心後の上清(以下、クエン酸相血漿と記
す)を用いたプロトロンビン時間(以下、PTと記す)
の延長の検討では顕著な凝固時間の延長が認められ、外
因性凝固系の抑制作用のあることが確認された。(実施
例4参照) 5)活性化部分トロンボプラスチン時間ラットのクエン
酸相血漿を用いた活性 化部分トロンボプラスチン時間(L′1.下、aPTT
と記す)の延長の検討では強い延長が認められ内因性凝
固系の抑制作用のあることが確認された。(実施例5参
照) 2、DIC病態モデルに対する予防効果2−CI−cA
MP又は2−Br−c AMPをSD系雌雄ラット尾静脈より投与し、その1時
間後、エンドトキシン (以下、LPSと記す)を尾静脈より注射して4時間後
に得たD■c病態モデルの心臓より採血したPPPを用
いた凝血学的パラメーター(血小板数、面小板凝集能、
P−r、aPTT、フィブリン分解物濃度(以下、FD
Pと記す))の検討では血小板数、PT、aPTT、F
bg。
ン、カルシウムイオンフォアA−の各凝集に対する検討
で はコラーゲン、トロンビン凝集に対して強い抑制作用を
示した。(実施例1参照)2)放出反応 ラッ1〜PPPにおいて、コラーゲン及びトロンビン1
FJFiによる放出反応の検討では両凝集による放出反
応に対して強い抑制効果を示した。(実施例2参照) 3)マロンジアルデヒド ウサギPPPにおいて、アラキドン酸カスケードの最終
産物であるマロンジアルデヒド〈以下、MDAと記す)
生成に対する影響の検討では、凝集放出を抑制し、脂質
の代謝のみを起すといわれているN−エチルマレイミド
(以下、NEMと記す〉及びコラーゲンによるMDAの
生成に対し強い抑制作用を示した。(実施例3参照) 4)プロトロンビン時間 ラットのクエン酸加血よりPRPを分 取後、残有の遠心後の上清(以下、クエン酸相血漿と記
す)を用いたプロトロンビン時間(以下、PTと記す)
の延長の検討では顕著な凝固時間の延長が認められ、外
因性凝固系の抑制作用のあることが確認された。(実施
例4参照) 5)活性化部分トロンボプラスチン時間ラットのクエン
酸相血漿を用いた活性 化部分トロンボプラスチン時間(L′1.下、aPTT
と記す)の延長の検討では強い延長が認められ内因性凝
固系の抑制作用のあることが確認された。(実施例5参
照) 2、DIC病態モデルに対する予防効果2−CI−cA
MP又は2−Br−c AMPをSD系雌雄ラット尾静脈より投与し、その1時
間後、エンドトキシン (以下、LPSと記す)を尾静脈より注射して4時間後
に得たD■c病態モデルの心臓より採血したPPPを用
いた凝血学的パラメーター(血小板数、面小板凝集能、
P−r、aPTT、フィブリン分解物濃度(以下、FD
Pと記す))の検討では血小板数、PT、aPTT、F
bg。
FDPは正常値に近づき顕著な予防効果が認められた。
また、本発明の化合物投与によって、
どれだけ正常値に近づくかという予防効果判定から第7
表に示ず顕著な予防効果を示す結果が得られた。(実施
例6参照)3. DEC病態モデルに対する市販同効
治療剤、抗血小板剤の予防効果 前記2.と同一条件での市販同効治療 剤(ヘパリン、トラネキサム酸、アプロチン)並びに抗
血小板剤(プロスタグランディンE1、ジビリダモール
、インドメタシン、ジルチアゼム)との予防効果の比較
検討では、第10表に示寸ごとく、ヘパリンはPTにわ
ずかな予防効果しか認められなかった。
表に示ず顕著な予防効果を示す結果が得られた。(実施
例6参照)3. DEC病態モデルに対する市販同効
治療剤、抗血小板剤の予防効果 前記2.と同一条件での市販同効治療 剤(ヘパリン、トラネキサム酸、アプロチン)並びに抗
血小板剤(プロスタグランディンE1、ジビリダモール
、インドメタシン、ジルチアゼム)との予防効果の比較
検討では、第10表に示寸ごとく、ヘパリンはPTにわ
ずかな予防効果しか認められなかった。
トラテキサム駿については予防効果は
FDPだけであって他のパラメーターには予防効果がな
かった。
かった。
アプロチニンではFbQについてのみ
若干の効果が認められた。
プロスタグランディンE 1ジビリダモール、インドメ
タシンについては血小板数、Fbc+、aPTTに予防
効果がわずかに認められたが、PT、FDPには効果が
認められなかった。
タシンについては血小板数、Fbc+、aPTTに予防
効果がわずかに認められたが、PT、FDPには効果が
認められなかった。
ジルチアゼムには全く効果が認められなかった。(実施
例7参照) 上述から明らかな様に本発明薬剤の有効成分である2−
CI−cAMP及び2−Br−cAMPはDICに対し
て従来の薬剤に比べ遥かに優れた効果を有する。
例7参照) 上述から明らかな様に本発明薬剤の有効成分である2−
CI−cAMP及び2−Br−cAMPはDICに対し
て従来の薬剤に比べ遥かに優れた効果を有する。
次に実施例を示す。
実施例1. 血小板凝集
SD系誰ラットの心臓血より調製したPPPに2−CI
−cAMP及び2Br−cAMPを添加してインキュベ
イトし、次に凝集惹起物質(コラーゲン、ADP、トロ
ンビン、カルシウムイオノフオアA−23187)を添
加し、NKKへ7トレーサーを用い透過率を測定した。
−cAMP及び2Br−cAMPを添加してインキュベ
イトし、次に凝集惹起物質(コラーゲン、ADP、トロ
ンビン、カルシウムイオノフオアA−23187)を添
加し、NKKへ7トレーサーを用い透過率を測定した。
この値を凝集能とし、次式により閉害率を求めた。
2−CI−l−0A及び2−Br−cAMPはコラーゲ
ン凝集、トロンビン凝集に対し強い抑制作用を示したが
、その他の凝集惹起物質の凝集にはほとんど抑制作用を
示さなかった。第1表はその阻害率を示したものである
。
ン凝集、トロンビン凝集に対し強い抑制作用を示したが
、その他の凝集惹起物質の凝集にはほとんど抑制作用を
示さなかった。第1表はその阻害率を示したものである
。
実施例2. 放出反応
SD系j1ラットの心臓血より調製したPPPに3H−
セロトニン(以下、 3H−5HTと記ず)をインキュベイトして得られた標
識PRPに2−CI − cAMP又は2−2−Br−0Aを添加して37℃で1
時間インキュベイトし、次に凝集惹起物質を添加し、再
び、37℃で15分間インキュベイトした。反応を終え
た反応液を遠心分離し、その上清をトリトン−トルエン
シンチレータ−で38−5HT量を測定し、次式により
阻害率を求めた。
セロトニン(以下、 3H−5HTと記ず)をインキュベイトして得られた標
識PRPに2−CI − cAMP又は2−2−Br−0Aを添加して37℃で1
時間インキュベイトし、次に凝集惹起物質を添加し、再
び、37℃で15分間インキュベイトした。反応を終え
た反応液を遠心分離し、その上清をトリトン−トルエン
シンチレータ−で38−5HT量を測定し、次式により
阻害率を求めた。
2−CI−cAMPJ′3よび2−2−Br−0Aはコ
ラーゲン凝集、トロンビン凝集による放出反応に対して
強い抑制効果を示した。第2表はその阻害率を示したも
のである。
ラーゲン凝集、トロンビン凝集による放出反応に対して
強い抑制効果を示した。第2表はその阻害率を示したも
のである。
実施例3. MDA
ウサギの心麿血より調製したPPPに2−CI−CAM
P又は2−2−Br−0Aを加えて37℃で1時間イン
キュベイトし、次に凝集惹起物質(コラーゲン、ADP
、トロンビン、アラキドン酸、カルシウムイオノフオア
A−23187、N−エチルマレイミド)を添加し、3
7℃で60分間インキュベイ1−後、2%トリクロル酢
酸を加えて反応を止めた。その上清液に2%チオバルビ
ッール酸を加え、沸とう水浴中で15分間加温し、放冷
後、○D532nmでMD△を定石し、次式により阻害
率を求めた。
P又は2−2−Br−0Aを加えて37℃で1時間イン
キュベイトし、次に凝集惹起物質(コラーゲン、ADP
、トロンビン、アラキドン酸、カルシウムイオノフオア
A−23187、N−エチルマレイミド)を添加し、3
7℃で60分間インキュベイ1−後、2%トリクロル酢
酸を加えて反応を止めた。その上清液に2%チオバルビ
ッール酸を加え、沸とう水浴中で15分間加温し、放冷
後、○D532nmでMD△を定石し、次式により阻害
率を求めた。
2−CI−l−0A及び2−Br−cAMPは、NEM
やコラーゲンによるMDA生成に対し強い抑制作用を示
した。第3表はその阻害率を示したものである。
やコラーゲンによるMDA生成に対し強い抑制作用を示
した。第3表はその阻害率を示したものである。
第 3 表 (% I nhibition
)実施例4. PT ラットのクエン酸相血漿に2−CI−CAMP又は2−
2−8r−cA及びトロンボプラスチンC(以下、TP
−Cと記ず)を強く吹き込み、NKKへマドレーサーを
用い、凝固するまでの時間を測定した。
)実施例4. PT ラットのクエン酸相血漿に2−CI−CAMP又は2−
2−8r−cA及びトロンボプラスチンC(以下、TP
−Cと記ず)を強く吹き込み、NKKへマドレーサーを
用い、凝固するまでの時間を測定した。
2−CI−cAMP及び2−2−Br−0Aには顕著な
凝固時間の延長が認められ、外因性凝固系の抑制作用が
示唆された。第4表はその凝固時間の延長を示したもの
である。
凝固時間の延長が認められ、外因性凝固系の抑制作用が
示唆された。第4表はその凝固時間の延長を示したもの
である。
実施例5. aPTT
ラットのクエン酸相血漿に2−CI−cAMP又は2−
B r−cAMP並び、A、ctinを添加し、37℃
で2分間インキュベイトし、塩化カルシウム溶液を強(
吹き込み、NKKへマドレーサーを用い、凝固するまで
の時間を測定した。2−CI −cAMP及び2−B
r−cAMPには強い凝固時間の延長が認められた。第
5表はその凝固時間の延長を示したものである。
B r−cAMP並び、A、ctinを添加し、37℃
で2分間インキュベイトし、塩化カルシウム溶液を強(
吹き込み、NKKへマドレーサーを用い、凝固するまで
の時間を測定した。2−CI −cAMP及び2−B
r−cAMPには強い凝固時間の延長が認められた。第
5表はその凝固時間の延長を示したものである。
実施例6. ラットDEC病態モデルに対する予防効果
SD系雄ラットに2−CI−cAMP又は2−Br−c
AMPを投与し、その1rJ′¥間後にLPSを尾静脈
より注射し、4時間後に心臓より採血したPPPを用い
凝血学的検査(血小板数、血小板凝集能、PT、aPT
T1フィブリン分解産物濃度(以下、FDPと記す))
を行なった。
AMPを投与し、その1rJ′¥間後にLPSを尾静脈
より注射し、4時間後に心臓より採血したPPPを用い
凝血学的検査(血小板数、血小板凝集能、PT、aPT
T1フィブリン分解産物濃度(以下、FDPと記す))
を行なった。
2−CI−cAMP及び2−Br−cAMPはラットD
IG病態モデルに対して、顕著な予防効果が認められた
。第6表は凝血学的検査結果を示したものである。
IG病態モデルに対して、顕著な予防効果が認められた
。第6表は凝血学的検査結果を示したものである。
また、これらの凝血学的検査値がら、2−C1−CAM
P又は2−2−Br−0Aの投与によって、どれだけ正
常値に近づくがという予防率を次式により締出し、→−
9−印にて、第7表に示した。
P又は2−2−Br−0Aの投与によって、どれだけ正
常値に近づくがという予防率を次式により締出し、→−
9−印にて、第7表に示した。
予防率(96) ””””” x 10100no
r lの値 2−CI−cAMP及び2−Br−cAMPは顕著イr
予防効果を示している。
r lの値 2−CI−cAMP及び2−Br−cAMPは顕著イr
予防効果を示している。
第7表
次に予防効果の発現と2−CI−l−0A又は2−2−
13r−cAの投与時間の関係を確認づ゛るため、LP
S投与2時間前、1時間前、同時、1時間後、2時間後
ならびに3時間後の凝血学的検査値から予防効果の発現
と投与時間の関連性を前述と同様な方法で検討した。第
8表に示すごと<LPS投与前に2−CI−l−0A又
は2−2−Br−0Aを投与しておくと顕著な予防効果
を示し、2−CI −cAMP及び2−Br−CAMP
は治療効果より予防効果の優れていることが確認された
。
13r−cAの投与時間の関係を確認づ゛るため、LP
S投与2時間前、1時間前、同時、1時間後、2時間後
ならびに3時間後の凝血学的検査値から予防効果の発現
と投与時間の関連性を前述と同様な方法で検討した。第
8表に示すごと<LPS投与前に2−CI−l−0A又
は2−2−Br−0Aを投与しておくと顕著な予防効果
を示し、2−CI −cAMP及び2−Br−CAMP
は治療効果より予防効果の優れていることが確認された
。
実施例7. ラットDIC病態モデルに対する市販同効
治療剤、 抗血小板剤の予防効果 現在、市販されている同効治療剤であるヘパリン、トラ
ネキサム酸、アプロチニンならびに抗血小板剤であるプ
ロスタグランディンE11ジビリダモール、インドメタ
シンについて、実施例つと同様な方法で予防効果の比較
研究を行なった。
治療剤、 抗血小板剤の予防効果 現在、市販されている同効治療剤であるヘパリン、トラ
ネキサム酸、アプロチニンならびに抗血小板剤であるプ
ロスタグランディンE11ジビリダモール、インドメタ
シンについて、実施例つと同様な方法で予防効果の比較
研究を行なった。
ヘパリンはPT、aPTT、FDPにわずかな予防効果
しか認められなかった。1−ラネキサム酸、アプロチニ
ンについてはFDPだけに予防効果が認められたが、他
のパラメーターにはあまり予防効果はなかった。
しか認められなかった。1−ラネキサム酸、アプロチニ
ンについてはFDPだけに予防効果が認められたが、他
のパラメーターにはあまり予防効果はなかった。
また、プロスタグランディンEI、ジビリダモール、イ
ンドメタシンについては血小板数、Fbc+、aPTT
に予防効果が認められたが、PT、FDPには効果が認
められなかった。ジルチアゼムには全くその効果がなか
った。第9表はその凝血学的検査結果を示したものであ
る。
ンドメタシンについては血小板数、Fbc+、aPTT
に予防効果が認められたが、PT、FDPには効果が認
められなかった。ジルチアゼムには全くその効果がなか
った。第9表はその凝血学的検査結果を示したものであ
る。
第9表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xは塩素又は臭素である)で表わされる2−置換
アデノシン−3′,5′−環状リン酸又はその製剤上許
容しうる塩を含有する播種性血管内凝固症候群の予防及
び治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13223784A JPS6193120A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 播種性血管内凝固症候群の予防及び治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13223784A JPS6193120A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 播種性血管内凝固症候群の予防及び治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193120A true JPS6193120A (ja) | 1986-05-12 |
Family
ID=15076570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13223784A Pending JPS6193120A (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 播種性血管内凝固症候群の予防及び治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6193120A (ja) |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP13223784A patent/JPS6193120A/ja active Pending
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