JPS6189246A - 射出成形用複合材料 - Google Patents
射出成形用複合材料Info
- Publication number
- JPS6189246A JPS6189246A JP21236484A JP21236484A JPS6189246A JP S6189246 A JPS6189246 A JP S6189246A JP 21236484 A JP21236484 A JP 21236484A JP 21236484 A JP21236484 A JP 21236484A JP S6189246 A JPS6189246 A JP S6189246A
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- Japan
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- composite material
- lubricant
- parts
- injection molding
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
且五豆亙
本発明は、磁気テープ等の材料であるポリエステルフィ
ルムに対し秀れた潤滑性を有していると共に導電性も有
していて、磁気テープ走行系の部材の精密射出成形材料
として好適な射出成形用複合材料に関するものである。
ルムに対し秀れた潤滑性を有していると共に導電性も有
していて、磁気テープ走行系の部材の精密射出成形材料
として好適な射出成形用複合材料に関するものである。
l呈且盃
ポリエステルフィルムは、その秀れた強靭性及び耐熱性
により多分野に亘り応用されているが、中でも磁気テー
プ材料としての使用量は膨大である。そして、最近の軽
薄短小化の傾向の中でビデオデツキの小型化例えば8鶴
ビデオ等への縮小化が2.であり、これに伴い磁気テー
プの更なる薄t12化と各種部材の合成樹脂化が進行し
つつある。しかしながら、磁気テープが1tll化すれ
ばするほど、走行系に対する機能上の要求も大きくなる
ため、既存の素材では対応しにくくなっているのが現状
である0wpち、磁気テープ走行系を構成する各部材は
長期に亘る磁気テープの走行接触に耐えて走行性を維持
すると共に画像を鮮明に維持する機能が要求されるため
、従来は加工費が高くとも切削研摩による金属製の各種
テープ走行案内部材が用いられてきた。ところが、磁気
テープの薄膜化が進むにつれ磁気テープが走行案内部材
の表面精度の影響をより受は易くなるため、その精度要
求が厳しくなり、その結果加工費が大幅に増加するとい
う欠点があつた。
により多分野に亘り応用されているが、中でも磁気テー
プ材料としての使用量は膨大である。そして、最近の軽
薄短小化の傾向の中でビデオデツキの小型化例えば8鶴
ビデオ等への縮小化が2.であり、これに伴い磁気テー
プの更なる薄t12化と各種部材の合成樹脂化が進行し
つつある。しかしながら、磁気テープが1tll化すれ
ばするほど、走行系に対する機能上の要求も大きくなる
ため、既存の素材では対応しにくくなっているのが現状
である0wpち、磁気テープ走行系を構成する各部材は
長期に亘る磁気テープの走行接触に耐えて走行性を維持
すると共に画像を鮮明に維持する機能が要求されるため
、従来は加工費が高くとも切削研摩による金属製の各種
テープ走行案内部材が用いられてきた。ところが、磁気
テープの薄膜化が進むにつれ磁気テープが走行案内部材
の表面精度の影響をより受は易くなるため、その精度要
求が厳しくなり、その結果加工費が大幅に増加するとい
う欠点があつた。
一方、同種用途に関し、合成樹脂製のテープ走行案内部
材の導入も検討され、一部合成樹脂化が進展しつつある
が、合成樹脂の本来持っている欠点である帯電性や摩擦
特性の環境依存性等から実用に限界があった。即ち、磁
気テープ走行案内部材に必要な機能は、想定されるあら
ゆる環境下において一定のテープ走行性を維持すること
であり、磁気テープにかかる張力の増大とか磁気テープ
の擦り傷の発生とか摩耗粉の発生があってはならないの
であるが、走行案内部材の帯電や摩擦特性の変化がこれ
らの問題を惹起せしめていた。既に、帯電防止材の入っ
た合成樹脂や永久帯電防止型のカーボン系導電材を複合
した合成樹脂が存在しているが、前者は環境依存性が強
いし、後者は潤滑性能が劣るため、使用には限界があっ
た。又、潤滑性能を特別向上させる目的で種々の潤滑剤
を含有させたものとか、潤滑油を高濃度に加えたいわゆ
る含油合成樹脂もあるが、これらも又油のしみ出しや摩
擦係数の環境依存性があって使用には限界があった。
材の導入も検討され、一部合成樹脂化が進展しつつある
が、合成樹脂の本来持っている欠点である帯電性や摩擦
特性の環境依存性等から実用に限界があった。即ち、磁
気テープ走行案内部材に必要な機能は、想定されるあら
ゆる環境下において一定のテープ走行性を維持すること
であり、磁気テープにかかる張力の増大とか磁気テープ
の擦り傷の発生とか摩耗粉の発生があってはならないの
であるが、走行案内部材の帯電や摩擦特性の変化がこれ
らの問題を惹起せしめていた。既に、帯電防止材の入っ
た合成樹脂や永久帯電防止型のカーボン系導電材を複合
した合成樹脂が存在しているが、前者は環境依存性が強
いし、後者は潤滑性能が劣るため、使用には限界があっ
た。又、潤滑性能を特別向上させる目的で種々の潤滑剤
を含有させたものとか、潤滑油を高濃度に加えたいわゆ
る含油合成樹脂もあるが、これらも又油のしみ出しや摩
擦係数の環境依存性があって使用には限界があった。
亘−豊
本発明は、上記問題点に鑑み、金属製の各種テープ走行
案内部材と同等の機能即ち種々の環境下において一定の
テープ走行性を維持する機能を有するテープ走行案内部
材を形成し得ると共にそれを大量生産し得る射出成形用
複合材料を提供せんとするものである。
案内部材と同等の機能即ち種々の環境下において一定の
テープ走行性を維持する機能を有するテープ走行案内部
材を形成し得ると共にそれを大量生産し得る射出成形用
複合材料を提供せんとするものである。
互−1
本発明による射出成形用複合材料は、ポリアセクール1
00重量部に対し、導電性カーボンブラックを単独で或
いはカーボン繊維又は金属微粉末等の導電性フィラーと
併用して総量で5.0〜10.0重量部と、常温で液状
であり且つ界面活性能を有する潤滑剤を単独で或いは公
知の潤滑性付与剤と併用して総量0.5〜5.0重量部
を加えて成ることにより、導電性を有し且つポリエステ
ルフィルムに対して高潤滑性を示すものである。
00重量部に対し、導電性カーボンブラックを単独で或
いはカーボン繊維又は金属微粉末等の導電性フィラーと
併用して総量で5.0〜10.0重量部と、常温で液状
であり且つ界面活性能を有する潤滑剤を単独で或いは公
知の潤滑性付与剤と併用して総量0.5〜5.0重量部
を加えて成ることにより、導電性を有し且つポリエステ
ルフィルムに対して高潤滑性を示すものである。
従って、この材料から得られる射出成形品は、基本的に
導電性を有しているため帯電付着現象がなく、その結果
摺動部を有する部材として安定した走行性を示すと共に
、添加されている潤滑剤の潤滑作用及び界面活性作用に
より導電性付与剤の均一分散がなされるため、均質でし
かも潤滑性に秀れたものとなる。こうした特性は磁気テ
ープ走行案内部材としては極めて好ましいものと言える
。
導電性を有しているため帯電付着現象がなく、その結果
摺動部を有する部材として安定した走行性を示すと共に
、添加されている潤滑剤の潤滑作用及び界面活性作用に
より導電性付与剤の均一分散がなされるため、均質でし
かも潤滑性に秀れたものとなる。こうした特性は磁気テ
ープ走行案内部材としては極めて好ましいものと言える
。
尚、本発明射出成形用複合材料に用いるポリアセタール
は、コポリマ1ホモポリマのいずれでも良い、又、カー
ボンブラックは、導電性に秀れたものであれば何でもよ
いが、少量充填で効果を出す上ではケッチェンブラック
或いはアセチレンブラックが好ましい、又、併用され得
るカーボン繊維としては、ピッチ系でもPAN系でも良
いが、製品のサイズ等を考慮するとアスペクト比はl。
は、コポリマ1ホモポリマのいずれでも良い、又、カー
ボンブラックは、導電性に秀れたものであれば何でもよ
いが、少量充填で効果を出す上ではケッチェンブラック
或いはアセチレンブラックが好ましい、又、併用され得
るカーボン繊維としては、ピッチ系でもPAN系でも良
いが、製品のサイズ等を考慮するとアスペクト比はl。
〜400好ましくは15〜180が望ましい。
又、導電性フィラーとしては、銅、真鍮、鉛、亜鉛、ス
テンレス等のいわゆる金属微粉末であれば何でも良いが
、その大きさは1μm以下が好ましく形状は球状であれ
ばなお良いが、用途に応じこの範囲に限定されるもので
はない。
テンレス等のいわゆる金属微粉末であれば何でも良いが
、その大きさは1μm以下が好ましく形状は球状であれ
ばなお良いが、用途に応じこの範囲に限定されるもので
はない。
又、常温で液状であり且つ界面活性能を有する潤滑剤と
しては、種々の変性シリコンオイル好ましくはポリエー
テル変性シリコンオイル、脂肪酸変性シリコンオイル、
フッ素変性シリコンオイルが望ましいが、これに限定さ
れるものではない。
しては、種々の変性シリコンオイル好ましくはポリエー
テル変性シリコンオイル、脂肪酸変性シリコンオイル、
フッ素変性シリコンオイルが望ましいが、これに限定さ
れるものではない。
他に、脂肪酸と多価アルコールのエステルで少なくとも
一個の水酸基を有する液状物もこれに相当する0例とし
ては、グリセリルモノオレート、ソルビットテトラオレ
ート、ジイソステアリン酸トジメチロールプロパン。ポ
リエチレングリコールモノステアレート等の多価アルコ
ール類の部分エステル化物が挙げられる。又、併用し得
る潤滑付与剤としては、公知の固定潤滑剤例えばグラフ
1イト、二硫化モリブデン、窒化はう素、ポリ四フフ化
エチレン3ステアリン酸系エステル等のを機首滑剤が包
含される。
一個の水酸基を有する液状物もこれに相当する0例とし
ては、グリセリルモノオレート、ソルビットテトラオレ
ート、ジイソステアリン酸トジメチロールプロパン。ポ
リエチレングリコールモノステアレート等の多価アルコ
ール類の部分エステル化物が挙げられる。又、併用し得
る潤滑付与剤としては、公知の固定潤滑剤例えばグラフ
1イト、二硫化モリブデン、窒化はう素、ポリ四フフ化
エチレン3ステアリン酸系エステル等のを機首滑剤が包
含される。
ll1
次に、下記実施例及び比較例とその実験結果を示す下記
表により本発明の効果について説明する。
表により本発明の効果について説明する。
実施例1
ポリアセタールとしてポリプラスチック社のジュラコン
M−270100重量部に導電性カーボンブラックとし
てライオンアクゾ社のケッチェンブランク10重量部と
潤滑剤として東芝ケミカル社の変性シリコンオイル2重
量部とを混合した後40鶴φ単軸押出機により混練して
成形ペレット(A)を製造した6次に、この材料を用い
て射出成形により、外周10mm、内周8龍、長さ2゜
鰭の円筒状試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは
1.5〜2μmであった。
M−270100重量部に導電性カーボンブラックとし
てライオンアクゾ社のケッチェンブランク10重量部と
潤滑剤として東芝ケミカル社の変性シリコンオイル2重
量部とを混合した後40鶴φ単軸押出機により混練して
成形ペレット(A)を製造した6次に、この材料を用い
て射出成形により、外周10mm、内周8龍、長さ2゜
鰭の円筒状試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは
1.5〜2μmであった。
実施例2
ポリアセクールとして上記シェラコンM−270100
1!11部に導電性カーボンブラックとしてデンカ社の
アセチレンブラック10重量部と潤滑剤として上記変性
シリコンオイル2重量部とを混合した後上記と同様に混
練して成形ペレット(B)を製造した0次に、この材料
を用いて射出成形により上記と同形状の試験片を得た。
1!11部に導電性カーボンブラックとしてデンカ社の
アセチレンブラック10重量部と潤滑剤として上記変性
シリコンオイル2重量部とを混合した後上記と同様に混
練して成形ペレット(B)を製造した0次に、この材料
を用いて射出成形により上記と同形状の試験片を得た。
得られた試験片の表面粗さは1.5〜2μmであった。
実施例3
ポリアセクールとして上記シェラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク5重量部とカーボン繊維として呉羽化学社のカ
ーボン繊維5重量部と潤滑剤として上記変性シリコンオ
イル3重量部とを混合した後上記と同様に混練して成形
ペレット(C)を製造した0次に、この材料を用いて射
出成形により上記と同形状の試験片を得た。得られた試
験片の表面粗さは2〜3μmであった。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク5重量部とカーボン繊維として呉羽化学社のカ
ーボン繊維5重量部と潤滑剤として上記変性シリコンオ
イル3重量部とを混合した後上記と同様に混練して成形
ペレット(C)を製造した0次に、この材料を用いて射
出成形により上記と同形状の試験片を得た。得られた試
験片の表面粗さは2〜3μmであった。
実施例4
ポリアセタールとして上記シェラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク1O重量部と潤滑剤として日光ケミカルズ社の
ジイソステアリン酸トリメチロールプロパン2重量部と
を混合した後上記と同様にfAtaシて成形ペレット(
I))を製造した。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク1O重量部と潤滑剤として日光ケミカルズ社の
ジイソステアリン酸トリメチロールプロパン2重量部と
を混合した後上記と同様にfAtaシて成形ペレット(
I))を製造した。
次に、この材料を用いて射出成形により上記と同形状の
試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは1.5〜2
.0 p mであった。
試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは1.5〜2
.0 p mであった。
実施例5
ポリアセクールとして上記シェラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケンチェン
ブランクBffi置部と潤滑剤として上記ジイソステア
リン酸トリメチロールプロパン2重量部と潤滑剤性付与
剤としてニチモリ社の二硫化モリブデン2重量部とを混
合した後上記と同様に混練して成形ペレ7)(E)を製
造した。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケンチェン
ブランクBffi置部と潤滑剤として上記ジイソステア
リン酸トリメチロールプロパン2重量部と潤滑剤性付与
剤としてニチモリ社の二硫化モリブデン2重量部とを混
合した後上記と同様に混練して成形ペレ7)(E)を製
造した。
次に、この材料を用いて射出成形により上記と同形状の
試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは2.0〜2
.5μmであった。
試験片を得た。得られた試験片の表面粗さは2.0〜2
.5μmであった。
実施例6
ポリアセタールとして上記ジュラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブラック1O重量部と亙滑剤として上記変性シリコンオ
イル5重量部とを混合した後上記と同様にfi練して成
形ペレフ) (F)を製造した0次に、この材料を世い
て射出成形により上記と同形状の試験片を得た。得られ
た試験片の表面粗さは1.5〜2.5μmであった。但
し、混練作業性(吐出速度)、製品外観(曇り)を考慮
すると、変性シリコンオイルの添加量は本配合程度が限
界と思われる。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブラック1O重量部と亙滑剤として上記変性シリコンオ
イル5重量部とを混合した後上記と同様にfi練して成
形ペレフ) (F)を製造した0次に、この材料を世い
て射出成形により上記と同形状の試験片を得た。得られ
た試験片の表面粗さは1.5〜2.5μmであった。但
し、混練作業性(吐出速度)、製品外観(曇り)を考慮
すると、変性シリコンオイルの添加量は本配合程度が限
界と思われる。
1実施例(7)〜実施例(I4)
上記成形ペレット(A)と上記シェラコンM−270と
をトライブレンドし、導電性フィラー含有率を段階的に
変化させた。得られた試験片の表面粗さは下記表に示す
通りである。
をトライブレンドし、導電性フィラー含有率を段階的に
変化させた。得られた試験片の表面粗さは下記表に示す
通りである。
そして、以上の各実施例は下記表に示した如く導電性を
有し且つポリエステルフィルムに対し低い摩擦係数を示
した。
有し且つポリエステルフィルムに対し低い摩擦係数を示
した。
比較例tl+
ポリアセタールとして上記シェラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク10重量部を混合した後上記と同様に混練して
成形ペレット(G)を得た。この場合、混合時のカーボ
ンブラックの飛散が激しく、作業環境が著しく悪化する
と共に、混純に際してはカーボン微粉末の濡れ不良によ
り過度のせん断力がポリアセクールに加わるためポリア
セクールの分解によるホルマリンの発生が激しく、而も
サージング(吐出ムラ)を起こすためストランド切れが
絶えず生じ、満足な形状のペレ。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク10重量部を混合した後上記と同様に混練して
成形ペレット(G)を得た。この場合、混合時のカーボ
ンブラックの飛散が激しく、作業環境が著しく悪化する
と共に、混純に際してはカーボン微粉末の濡れ不良によ
り過度のせん断力がポリアセクールに加わるためポリア
セクールの分解によるホルマリンの発生が激しく、而も
サージング(吐出ムラ)を起こすためストランド切れが
絶えず生じ、満足な形状のペレ。
トが得られなかった。この材料を用いて実施例fl+と
同一条件で成形して得られた同一形状の試験片は、表面
の光沢ムラが激しく、而も表面粗さも1゜5〜4.2μ
mと使用に耐えぬものであった。
同一条件で成形して得られた同一形状の試験片は、表面
の光沢ムラが激しく、而も表面粗さも1゜5〜4.2μ
mと使用に耐えぬものであった。
比較例(2)
ポリアセタールとして上記ジュラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク10重量部と潤滑剤として信越化学社のシリコ
ンオイル2重量部とを実施例111と同一の方法により
混合・混練して成形ペレット(H)を得たが、スクリュ
ーの滑りが激しく、而もサージングを起こし、均一サイ
ズのペレットとはならなかった。この材料を用いて射出
成形により得られた上記と同形状の試験片の表面粗さは
1.5〜3.0μmであった。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブランク10重量部と潤滑剤として信越化学社のシリコ
ンオイル2重量部とを実施例111と同一の方法により
混合・混練して成形ペレット(H)を得たが、スクリュ
ーの滑りが激しく、而もサージングを起こし、均一サイ
ズのペレットとはならなかった。この材料を用いて射出
成形により得られた上記と同形状の試験片の表面粗さは
1.5〜3.0μmであった。
比較例(3)
ポリアセタールとして上記シェラコンM−270100
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブラック10重量部と潤滑剤として上記シリコンオイル
5重量部とを実施例filと同一の方法により混合・混
練して成形ペレット(+)を得たが、スクリューの滑り
は更に激しく、長時間かけて得られたペレット(1)も
不均一サイズを示した。この材料を用いて射出成形によ
り得られた上記と同一形状の試験片の表面は油のしみ出
しによる曇を示し、使用に耐えぬものであった。
重量部に導電性カーボンブラックとして上記ケッチェン
ブラック10重量部と潤滑剤として上記シリコンオイル
5重量部とを実施例filと同一の方法により混合・混
練して成形ペレット(+)を得たが、スクリューの滑り
は更に激しく、長時間かけて得られたペレット(1)も
不均一サイズを示した。この材料を用いて射出成形によ
り得られた上記と同一形状の試験片の表面は油のしみ出
しによる曇を示し、使用に耐えぬものであった。
そして、以上の各比較例は下記表に示した如(ポリエス
テルフィルムに対して高い摩擦係数を示した。
テルフィルムに対して高い摩擦係数を示した。
遣」L凶JLL
上述の如く、本発明による射出成形用複合材料は、金属
製の各種テープ走行案内部材と同等の機能を有するテー
プ走行案内部材を形成し得ると共にそれを大量生産し得
るという実用上重要な利点を有している。
製の各種テープ走行案内部材と同等の機能を有するテー
プ走行案内部材を形成し得ると共にそれを大量生産し得
るという実用上重要な利点を有している。
Claims (5)
- (1)ポリアセタール100重量部に対し、導電性カー
ボンブラックを単独で或いはカーボン繊維又は金属微粉
末等の導電性フィラーと併用して総量で5.0〜10.
0重量部と、常温で液体であり且つ界面活性能を有する
潤滑剤を単独で或いは公知の潤滑性付与剤と併用して総
量で0.5〜5.0重量部を加えて成る射出成形用複合
材料。 - (2)潤滑剤がポリエーテル変性シリコンオイルである
ことを特徴とする特許請求の範囲(1)に記載の射出成
形用複合材料。 - (3)円滑剤が脂肪酸変性シリコンオイルであることを
特徴とする特許請求の範囲(1)に記載の射出成形用複
合材料。 - (4)潤滑剤がフッ素変性シリコンオイルであることを
特徴とする特許請求の範囲(1)に記載の射出成形用複
合材料。 - (5)潤滑剤が脂肪酸と多価アルコールのエステルで少
なくとも一個の水酸基を有する液状物であることを特徴
とする特許請求の範囲(1)に記載の射出成形用複合材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21236484A JPS6189246A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 射出成形用複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21236484A JPS6189246A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 射出成形用複合材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6189246A true JPS6189246A (ja) | 1986-05-07 |
Family
ID=16621325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21236484A Pending JPS6189246A (ja) | 1984-10-09 | 1984-10-09 | 射出成形用複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6189246A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01263145A (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-19 | Polyplastics Co | 摺動部材用ポリアセタール樹脂組成物並びにこれを用いたガイドローラー又はガイドポール |
JP2002020581A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-23 | Polyplastics Co | 導電性ポリアセタール樹脂組成物 |
JP2013241505A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Asahi Kasei Chemicals Corp | ポリアセタール樹脂組成物 |
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JPS5811542A (ja) * | 1981-07-11 | 1983-01-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 帯電防止性含油ポリアセタ−ル組成物 |
JPS6051749A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-23 | Taiho Kogyo Co Ltd | 導電性摺動樹脂材料 |
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-
1984
- 1984-10-09 JP JP21236484A patent/JPS6189246A/ja active Pending
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