JPS618326A - 配向の均一なタテ方向強化ポリエステル二軸延伸フイルム - Google Patents
配向の均一なタテ方向強化ポリエステル二軸延伸フイルムInfo
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- JPS618326A JPS618326A JP12926584A JP12926584A JPS618326A JP S618326 A JPS618326 A JP S618326A JP 12926584 A JP12926584 A JP 12926584A JP 12926584 A JP12926584 A JP 12926584A JP S618326 A JPS618326 A JP S618326A
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- JP
- Japan
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- film
- orientation
- main axis
- width
- longitudinally
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C55/00—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
- B29C55/02—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets
- B29C55/10—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial
- B29C55/12—Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor of plates or sheets multiaxial biaxial
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2067/00—Use of polyesters or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、食中にわたってタテ方向の配向主軸のずれが
極めて少Tいタテ方向強化ポリエステルフィルムに関し
、磁気テープの基本として特に適した加工性に優れたフ
ィルムに関する。
極めて少Tいタテ方向強化ポリエステルフィルムに関し
、磁気テープの基本として特に適した加工性に優れたフ
ィルムに関する。
従来の技術
従来、タテ・ヨコ両方向の物性がバランスした、いわゆ
るノ々ランスポリエステルフィルムの分野では配向主軸
のずれが少ない膜が公知である(特開昭58−2153
18号)。しかしながら一方向に強化されだフィルムい
わゆるテンシライズドフィルムは、その製法が「タテ延
伸→ヨコ嬌伸→再タテ延伸→熱処理」法をとるため、ヨ
コ延伸の時及び熱処理の時に配向歪みが発生することを
防ぐことができなかった。この現象Firz−インク現
象」として知られている。このダーイング現象は熱処理
工程でかなり修正されるが完全ではない。
るノ々ランスポリエステルフィルムの分野では配向主軸
のずれが少ない膜が公知である(特開昭58−2153
18号)。しかしながら一方向に強化されだフィルムい
わゆるテンシライズドフィルムは、その製法が「タテ延
伸→ヨコ嬌伸→再タテ延伸→熱処理」法をとるため、ヨ
コ延伸の時及び熱処理の時に配向歪みが発生することを
防ぐことができなかった。この現象Firz−インク現
象」として知られている。このダーイング現象は熱処理
工程でかなり修正されるが完全ではない。
本発明者らは、これらの従来技術に鑑み種々研究を重ね
た結果配向主軸が捲取全巾(フィルム走行方向に対して
直角の方向すなわちフィルム巾方向)にわたってタテ方
向(フィルムの走行方向・機械方向)に対して±1°(
度)の範囲にあるタテ方向強力化フィルム(テンシライ
ズドフィルム)を見い出し本発明に至った。
た結果配向主軸が捲取全巾(フィルム走行方向に対して
直角の方向すなわちフィルム巾方向)にわたってタテ方
向(フィルムの走行方向・機械方向)に対して±1°(
度)の範囲にあるタテ方向強力化フィルム(テンシライ
ズドフィルム)を見い出し本発明に至った。
問題点を解決するための手段
すなわち本発明は、フィルム面内の配向主軸が捲取全巾
にわたってタテ方向に対して±1°の範囲にあシ、密度
が1.395以上であることを特徴とするタテ方向強化
プリエステルフィルムである。
にわたってタテ方向に対して±1°の範囲にあシ、密度
が1.395以上であることを特徴とするタテ方向強化
プリエステルフィルムである。
作用
密度を1.395以上に高くすることはテンシライズド
フィルムの加熱歳いは熱寸法安定性を向上させるために
大きな意味を持つ。
フィルムの加熱歳いは熱寸法安定性を向上させるために
大きな意味を持つ。
密度が1.395未満の場合は、ゼーイング現象が比較
的発生しにくいがテンシライズドフィルムとして物性上
問題となり、磁気テープ等の用途に用いることは好まし
くない。
的発生しにくいがテンシライズドフィルムとして物性上
問題となり、磁気テープ等の用途に用いることは好まし
くない。
本発明の密度はn−へブタン−四塩化炭素の密度勾配管
を使用し25℃で測定したものである。
を使用し25℃で測定したものである。
本発明の配向主軸、のずれの規定Fi軍4)である。
本発明のフィルムは捲取食中(巾方向)にわたりタテ方
向に対して±10の範囲になければならない。
向に対して±10の範囲になければならない。
配向主軸のずれはタテ延伸によシタテ方向にそろえられ
た配向軸にその後のヨコ延伸により歪が発生することに
より生ずる。さらに熱処理工程において、熱処理ゾーン
よシも低い温度で加熱される部分が存在する場合に高温
の熱処理ゾーンの近傍で拘束力が加えられている両側縁
部から最とも遠いフィルム中央部に遅れが生じ弓形に変
形する。
た配向軸にその後のヨコ延伸により歪が発生することに
より生ずる。さらに熱処理工程において、熱処理ゾーン
よシも低い温度で加熱される部分が存在する場合に高温
の熱処理ゾーンの近傍で拘束力が加えられている両側縁
部から最とも遠いフィルム中央部に遅れが生じ弓形に変
形する。
このため配向軸がずれることになる。本発明者らはとの
配向主軸が捲取食中にわたシタテ方向に対して全1°の
範囲にあるとき磁気テープ等の用途における塗布、乾燥
時の走行性、フィルムの収率などの物性が顕著に優れる
ことを克い出した。さらに±0.5°の範囲にあるとき
は走行安定性の改良に特に好ましい。
配向主軸が捲取食中にわたシタテ方向に対して全1°の
範囲にあるとき磁気テープ等の用途における塗布、乾燥
時の走行性、フィルムの収率などの物性が顕著に優れる
ことを克い出した。さらに±0.5°の範囲にあるとき
は走行安定性の改良に特に好ましい。
本発明の配向主軸のずれはフィルムの一方の側縁端から
フィルムの巾方向へ所定距離離れた各位置における配向
主軸の基準値からのずれを偏光顕微鏡で測定したもので
ある。但し基準の配向主軸は縦方向であり、配向主軸の
ずれは、フィルムの走行方向に向ってフィルムの上方か
ら見て縦方向よシ左回り方向へずれる場合を土方向、右
回シ方向へずれる場合を一方向とした。配向主軸のずれ
の測定法については高分子実験学講座4[高分子の物性
Ill (第4刷共立出版(株)昭和36年8月20日
発行)の第81頁〜第91貞に詳細に記述されている方
法によった。大略を記すと偏光顕微鏡の載物台に乗せた
正確にタテ方向に切シ出し九サンプルを上下の偏光板を
直交させた状態で回転し視野(明度の変化)を測定し、
その回転角で主軸のずれを測定するものである。
フィルムの巾方向へ所定距離離れた各位置における配向
主軸の基準値からのずれを偏光顕微鏡で測定したもので
ある。但し基準の配向主軸は縦方向であり、配向主軸の
ずれは、フィルムの走行方向に向ってフィルムの上方か
ら見て縦方向よシ左回り方向へずれる場合を土方向、右
回シ方向へずれる場合を一方向とした。配向主軸のずれ
の測定法については高分子実験学講座4[高分子の物性
Ill (第4刷共立出版(株)昭和36年8月20日
発行)の第81頁〜第91貞に詳細に記述されている方
法によった。大略を記すと偏光顕微鏡の載物台に乗せた
正確にタテ方向に切シ出し九サンプルを上下の偏光板を
直交させた状態で回転し視野(明度の変化)を測定し、
その回転角で主軸のずれを測定するものである。
本発明のポリエステルはポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−2,6−す7タレート、ポリテトラメチ
レンテレフタレート等であり、特にエチレンテレフタレ
ート単位を85%以上含有するポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。
ポリエチレン−2,6−す7タレート、ポリテトラメチ
レンテレフタレート等であり、特にエチレンテレフタレ
ート単位を85%以上含有するポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。
本発明のフィルムの厚さは用途により広くとシ得るが通
常1〜300μである。またフィルム巾は5000w以
下、好ましくは3000W+以下である。
常1〜300μである。またフィルム巾は5000w以
下、好ましくは3000W+以下である。
本発明のフィルムは次の製造方法によって好ましく製造
し得る。すなわち、実質的に無定形のポリエステル薄膜
をヨコ延伸し次いでタテ延伸することによシタテ方向へ
強力化されたフィルムとしこれを次いでテンター熱処理
して得られる。ここでいう無定形とは未延伸でX線的に
無定形の率味、で好ましくは密$ 1.33i 〜1.
34517cm”のものである。
し得る。すなわち、実質的に無定形のポリエステル薄膜
をヨコ延伸し次いでタテ延伸することによシタテ方向へ
強力化されたフィルムとしこれを次いでテンター熱処理
して得られる。ここでいう無定形とは未延伸でX線的に
無定形の率味、で好ましくは密$ 1.33i 〜1.
34517cm”のものである。
ヨコ延伸は延伸温度90〜105℃、好ましくは95〜
100℃、延伸倍率3.0〜4.0、好ましくは3.2
〜3.6% a伸速度200〜3000%/分で行なわ
れる。
100℃、延伸倍率3.0〜4.0、好ましくは3.2
〜3.6% a伸速度200〜3000%/分で行なわ
れる。
この第一段目のヨコ延伸はわずかにタテ方向延伸を含ん
でも良い。そのタテ延伸の程度はヨコ方向のみ延伸した
場合の複屈折のタテ延伸によって低下する量が0.00
5以下までである。特に好ましい一段目ヨコ延伸は、延
伸後のフィルムの複屈折(△n)と密度(d)が0.2
52Δn + 1.336≦d(0,343△n+ J
、362かつ0.04≦Δn≦0.lOを満足するよ
うに延伸する。
でも良い。そのタテ延伸の程度はヨコ方向のみ延伸した
場合の複屈折のタテ延伸によって低下する量が0.00
5以下までである。特に好ましい一段目ヨコ延伸は、延
伸後のフィルムの複屈折(△n)と密度(d)が0.2
52Δn + 1.336≦d(0,343△n+ J
、362かつ0.04≦Δn≦0.lOを満足するよ
うに延伸する。
ここ、で複屈折は日本光学工業(休)製NIKON−P
OH型偏光顕微鏡および光源としてナトリウムランプ(
光線波長589mμ)を用い、20℃でレターデーショ
ンを測定して求められる。
OH型偏光顕微鏡および光源としてナトリウムランプ(
光線波長589mμ)を用い、20℃でレターデーショ
ンを測定して求められる。
一段目ヨコ延伸フィルムをタテ延伸する前に熱処理して
も良い。この場合、熱処理温度は100℃〜200℃、
処理時間は0.2〜40秒であるが、この熱処理後のフ
ィルムがやはシ上述した複屈折(Δn)と密度(d)の
関係を満すように処理温度と時間を調整すべきである。
も良い。この場合、熱処理温度は100℃〜200℃、
処理時間は0.2〜40秒であるが、この熱処理後のフ
ィルムがやはシ上述した複屈折(Δn)と密度(d)の
関係を満すように処理温度と時間を調整すべきである。
二段目タテ延伸は高速で延伸することが好ましい。好ま
しい延伸速度は100.000%/分以上で返る。10
.000.000%/分よシ高くなると破断し易く好ま
しくない。
しい延伸速度は100.000%/分以上で返る。10
.000.000%/分よシ高くなると破断し易く好ま
しくない。
なお蝙伸速[(VS)はフィルム送り速度Vf(m7分
)、フィルム引取り速度Vd(m7分)、延伸倍率X、
延伸領域2(ホ)とするとき 二段目タテ延伸の延伸倍率は5.0〜6.25倍であり
、好ましくは5.5〜6.0倍である。二回以上の回数
に分けて行なっても良い。
)、フィルム引取り速度Vd(m7分)、延伸倍率X、
延伸領域2(ホ)とするとき 二段目タテ延伸の延伸倍率は5.0〜6.25倍であり
、好ましくは5.5〜6.0倍である。二回以上の回数
に分けて行なっても良い。
これらの延伸を実施するに当っては何ら特別の装置が必
要ではな〈従来公知形式のヨコ方向およびタテ方向に延
伸するように設計された装置でよい。
要ではな〈従来公知形式のヨコ方向およびタテ方向に延
伸するように設計された装置でよい。
本発明に好ましく用いられるテンター熱処理方法は、ヨ
コ・タテ二軸に延伸されたテンシライズドフィルムを両
端部を拘束して連続的に走行せしめながら行なう熱処理
でその重合体の二次転移温度(Tg)未満の温度から直
ちに熱処理すべき温度に導き、且つ該温度に至る昇温速
度が下記式を充す方法である。Y)2X+50(ここで
Yは被処理フィルムのTgから熱処理温度に昇温するま
での平均昇温速度(℃/秒)、Xは被処理フィルムの両
端縁部拘束間の距11111i(、n))。熱処理に先
だって被処理フィルムをその重合体のTg未滴にするた
めには、直接熱処理ゾーンへ導かず、一旦冷却ゾーンを
通すようにするのが工業的に好ましい。冷却ゾーンを設
ける時は、次の熱処理ゾーンで特定の昇温速度が得られ
るように注意深く冷却温度と冷却時間をコントロールし
過冷却とならないようにしなければならない。被処理フ
ィルムがTg庫塙に冷却され直ちに昇温されて熱処理さ
れることが好ましい。
コ・タテ二軸に延伸されたテンシライズドフィルムを両
端部を拘束して連続的に走行せしめながら行なう熱処理
でその重合体の二次転移温度(Tg)未満の温度から直
ちに熱処理すべき温度に導き、且つ該温度に至る昇温速
度が下記式を充す方法である。Y)2X+50(ここで
Yは被処理フィルムのTgから熱処理温度に昇温するま
での平均昇温速度(℃/秒)、Xは被処理フィルムの両
端縁部拘束間の距11111i(、n))。熱処理に先
だって被処理フィルムをその重合体のTg未滴にするた
めには、直接熱処理ゾーンへ導かず、一旦冷却ゾーンを
通すようにするのが工業的に好ましい。冷却ゾーンを設
ける時は、次の熱処理ゾーンで特定の昇温速度が得られ
るように注意深く冷却温度と冷却時間をコントロールし
過冷却とならないようにしなければならない。被処理フ
ィルムがTg庫塙に冷却され直ちに昇温されて熱処理さ
れることが好ましい。
用いられる冷却ゾーンとしては延伸ゾーンと熱処理ゾー
ンの間に冷風を吹き出すゾーンを設ける方法や熱処理ゾ
ーンの入口に遮断具を設ける方法等がある。遮断具を設
置する場合はフィルム面までの間隙を5fi以下にする
ことが好ましい。いずれにしても被処理フィルムのTg
未満までフィルム表面温度が下ることが必要である。
ンの間に冷風を吹き出すゾーンを設ける方法や熱処理ゾ
ーンの入口に遮断具を設ける方法等がある。遮断具を設
置する場合はフィルム面までの間隙を5fi以下にする
ことが好ましい。いずれにしても被処理フィルムのTg
未満までフィルム表面温度が下ることが必要である。
延伸ゾーンから連続的に熱処理ゾーンに導かれる場合は
Tg未満に冷却されるに充分な間隙を設けることも有効
である。特に好ましい条件は、被処理フィルムが重合体
のTg未満から、Tgより約30℃低い温度までに冷却
され、この温度が約o、oi秒から約1程度度続くよう
にコントロールして次の熱処理ゾーンへ導くことである
。
Tg未満に冷却されるに充分な間隙を設けることも有効
である。特に好ましい条件は、被処理フィルムが重合体
のTg未満から、Tgより約30℃低い温度までに冷却
され、この温度が約o、oi秒から約1程度度続くよう
にコントロールして次の熱処理ゾーンへ導くことである
。
I−イング現象を防止し配向主軸のずれを防止するため
には、このステップだけでは不充分であり、その後の熱
処理において特定の昇温速度で加熱することが必要であ
る。本発明者らの検討によれば、延伸ゾーンから被処理
フィルムをTg未満に冷却せずに直接本発明の昇温速度
で熱処理しても効果が得られない。
には、このステップだけでは不充分であり、その後の熱
処理において特定の昇温速度で加熱することが必要であ
る。本発明者らの検討によれば、延伸ゾーンから被処理
フィルムをTg未満に冷却せずに直接本発明の昇温速度
で熱処理しても効果が得られない。
本発明の昇温速度は被処理フィルムの巾の関数として表
わされる。すなわち、昇温速度(Y)℃/秒)はY>2
X+50を満足し、なけれはならない。
わされる。すなわち、昇温速度(Y)℃/秒)はY>2
X+50を満足し、なけれはならない。
ここでXは被処理フィルムの両端縁部拘束間の距* (
an)である。この式を満足しない昇温速度で熱処理を
行なった場合I−イング現象を防ぐことはできない。さ
らに好ましい昇温速度はY>2X+100を満足する。
an)である。この式を満足しない昇温速度で熱処理を
行なった場合I−イング現象を防ぐことはできない。さ
らに好ましい昇温速度はY>2X+100を満足する。
この式は昇温速度の下限がフィルム巾に応じて変化する
事実に基き見い出されたものである。すなわちフィルム
巾が狭いと両端クリップの拘束力がフィルムの中央まで
及ぶためゼーイング現象が起こりにくくなるのである。
事実に基き見い出されたものである。すなわちフィルム
巾が狭いと両端クリップの拘束力がフィルムの中央まで
及ぶためゼーイング現象が起こりにくくなるのである。
このフィルム巾に応じた昇温速度の規定は本発明のフィ
ルムを得るために重要である。
ルムを得るために重要である。
昇温速度(ト)はフィルム面に熱電対を接触させて加熱
ゾーンの中を走らせ、これを温度一時間記録機で記録す
ることによシ測定される。
ゾーンの中を走らせ、これを温度一時間記録機で記録す
ることによシ測定される。
被処理フィルムの両端縁部拘束間の距離(3)は熱処理
における被処理フィルムの巾でありテンターのチャック
端から他端までを通常の測定手段を用いて測定される。
における被処理フィルムの巾でありテンターのチャック
端から他端までを通常の測定手段を用いて測定される。
本発明の昇温速度は被処理フィルムの走行速度、加熱温
度、加熱容量(エネルギー量)等を注意深くコントロー
ルすることによシ調整される。
度、加熱容量(エネルギー量)等を注意深くコントロー
ルすることによシ調整される。
本発明の熱処理方法は昇温速度を適宜調整可能な装置で
あれば使用することができる。例えば、熱風を用いる場
合は、熱風ブロワ−のファンの回転数を注意深くコント
ロールすることによって達成できるが5m/秒未満又は
30m/秒を越える吹きつけ風速は均−加熱等の観点か
ら好ましくない。
あれば使用することができる。例えば、熱風を用いる場
合は、熱風ブロワ−のファンの回転数を注意深くコント
ロールすることによって達成できるが5m/秒未満又は
30m/秒を越える吹きつけ風速は均−加熱等の観点か
ら好ましくない。
またさらく赤外線ヒーター(ミリユニットヒーター)を
用いて局部照射する方法も好適に用いられる。この場合
は、赤外線ヒーターをフィルム面に平行にかつ出来る限
シ近づけて設置し、電圧を変化させてフィルム走行速度
に応じて出力をコントロールすることによシ達成できる
。
用いて局部照射する方法も好適に用いられる。この場合
は、赤外線ヒーターをフィルム面に平行にかつ出来る限
シ近づけて設置し、電圧を変化させてフィルム走行速度
に応じて出力をコントロールすることによシ達成できる
。
本発明では複数の加熱手段を組み合せることも可能であ
る。例えば熱風ブロワ−と赤外線ヒーターを組み′合せ
ることが好ましい。
る。例えば熱風ブロワ−と赤外線ヒーターを組み′合せ
ることが好ましい。
実施例
実施例1
オルトクロルフェノール1%溶液の35℃にお−け易還
元粘度がO,’15dt/fのポリエチレンテレフタレ
ートを290℃でダイスより押し出し、70℃の冷却P
ラム上で冷却し、実質的に無定形な厚み150μの未延
伸原反を得た。この原反をテンター延伸機でヨコ方向に
90℃で3.5倍延伸した。
元粘度がO,’15dt/fのポリエチレンテレフタレ
ートを290℃でダイスより押し出し、70℃の冷却P
ラム上で冷却し、実質的に無定形な厚み150μの未延
伸原反を得た。この原反をテンター延伸機でヨコ方向に
90℃で3.5倍延伸した。
このときのフィルムの複屈折は0.061 、密度は]
、35217cm”であった。次いで低速ロールと高
速ロールからなるロール延伸機に導きタテ方向に90℃
で6倍延伸した。その後65℃に調温イに直ちにテンタ
ー熱処理機に導き230℃で15秒熱処理を行なったこ
のときの昇温速度は350℃/秒であった。得られたフ
ィルムの特性を表に示す。尚、熱風の温度は吹き付けら
れているフィルム面上で測定した値である。またフィル
ム中央部の遅れ(■)は熱処理前にフィルム面の巾方向
に直線を画いておき、熱処理後に変形(ぜ−イング現象
)の量を示すものとしてフィルムの山中央部の遅れを実
測したものである。
、35217cm”であった。次いで低速ロールと高
速ロールからなるロール延伸機に導きタテ方向に90℃
で6倍延伸した。その後65℃に調温イに直ちにテンタ
ー熱処理機に導き230℃で15秒熱処理を行なったこ
のときの昇温速度は350℃/秒であった。得られたフ
ィルムの特性を表に示す。尚、熱風の温度は吹き付けら
れているフィルム面上で測定した値である。またフィル
ム中央部の遅れ(■)は熱処理前にフィルム面の巾方向
に直線を画いておき、熱処理後に変形(ぜ−イング現象
)の量を示すものとしてフィルムの山中央部の遅れを実
測したものである。
また得られたフィルムはたるみに基づくタテ方向の実質
的な長さの差異がない。このたるみけフィルムのスリッ
ト加工性や塗工性に春影響を及1ヂすものであり、たる
みが実質的に丘いこと力;磁気テープ用途で必須となっ
ている。たるみはタテ方向に一定張力下で、ある寸法の
フィルムを切り出し、細い巾のテープ状に食中にわたっ
て切り出して放置した後の各細片の長さを測定してその
差異の大きさにより評価できる。
的な長さの差異がない。このたるみけフィルムのスリッ
ト加工性や塗工性に春影響を及1ヂすものであり、たる
みが実質的に丘いこと力;磁気テープ用途で必須となっ
ている。たるみはタテ方向に一定張力下で、ある寸法の
フィルムを切り出し、細い巾のテープ状に食中にわたっ
て切り出して放置した後の各細片の長さを測定してその
差異の大きさにより評価できる。
実施例2,3
延伸条件と熱処理条件を表に示すようにした以外は実施
例1と同様の条件で延伸−熱処理を行なった。得られた
フィルムの特性値を表に示す。これらのフィルムのたる
みは実質的に認められない。
例1と同様の条件で延伸−熱処理を行なった。得られた
フィルムの特性値を表に示す。これらのフィルムのたる
みは実質的に認められない。
比較例1一
実施例1で用いた未延伸原反を用いて、まず実施例1と
同じロールタテ延伸機にて85℃にて3.5倍延<tp
シ”た。ついで同じくテンター延伸機でヨコ方向に13
0℃で3.6倍延伸し−たん捲取った後、再度上記ロー
ルタテ延伸機にフィードしてタテ方向に160℃の温度
で1.25倍延伸した。その後60℃に調温後、直ちに
テンター熱処理機に導き、230℃で7.5秒間熱処理
を行った。このときの昇温速度は260 ′c/秒であ
った。得られたフィルムの特性を表に示す。このフィル
ムのゼーイング現象による中央部の遅れは1ONnと大
きく、また、配向主軸も両端部に近い部分では一1θ°
。
同じロールタテ延伸機にて85℃にて3.5倍延<tp
シ”た。ついで同じくテンター延伸機でヨコ方向に13
0℃で3.6倍延伸し−たん捲取った後、再度上記ロー
ルタテ延伸機にフィードしてタテ方向に160℃の温度
で1.25倍延伸した。その後60℃に調温後、直ちに
テンター熱処理機に導き、230℃で7.5秒間熱処理
を行った。このときの昇温速度は260 ′c/秒であ
った。得られたフィルムの特性を表に示す。このフィル
ムのゼーイング現象による中央部の遅れは1ONnと大
きく、また、配向主軸も両端部に近い部分では一1θ°
。
+7°とタフ方向からのズレが大きかった。またこのゼ
ーイングによってもたらされると与られるたるみも渋め
も耽る。
ーイングによってもたらされると与られるたるみも渋め
も耽る。
比較例2
熱処理条件を表に示す条件にする以外実施例1と同様の
方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性値を表
に示す。このフィルムにはたるみが実質的に′認められ
る。
方法でフィルムを得た。得られたフィルムの特性値を表
に示す。このフィルムにはたるみが実質的に′認められ
る。
以下余白
発明の効果
本発明のポリエステルフィルムは食中にわたってタテ方
向の配向主軸のずれが極めて少ないテンシライズドフィ
ルムなので中方向の均一性に極めて優れている。そして
寸法安定性(熱収縮率)や厚さ、密度など機械的特性に
関連する特性の幅方向におけるむらが極めて少ないため
に、後のコーティング、ラミネート、スリッティング、
印刷、製袋などの加工工程で支障の起こることがなく、
仕上った加工製品は優れたものとなる。従って本発明に
よれば高い精度が要求される用途、例えばコンピュータ
ー用フロッピディスク、ビデオ用やオーディオ用の磁気
テープ、航空写真用ベースフィルム、コンデンサーなど
の電気用途などに最適なフィルムが製造できる。しかも
品質の幅方向の均一性が優れているために、フィルムの
全幅を有効に製品化できるので製品収率は高く、工業的
価値は極めて高い。
向の配向主軸のずれが極めて少ないテンシライズドフィ
ルムなので中方向の均一性に極めて優れている。そして
寸法安定性(熱収縮率)や厚さ、密度など機械的特性に
関連する特性の幅方向におけるむらが極めて少ないため
に、後のコーティング、ラミネート、スリッティング、
印刷、製袋などの加工工程で支障の起こることがなく、
仕上った加工製品は優れたものとなる。従って本発明に
よれば高い精度が要求される用途、例えばコンピュータ
ー用フロッピディスク、ビデオ用やオーディオ用の磁気
テープ、航空写真用ベースフィルム、コンデンサーなど
の電気用途などに最適なフィルムが製造できる。しかも
品質の幅方向の均一性が優れているために、フィルムの
全幅を有効に製品化できるので製品収率は高く、工業的
価値は極めて高い。
Claims (1)
- フィルム面内の配向主軸が捲取全巾にわたってタテ方向
に対して±1°(度)の範囲であり密度が1.395以
上であることを特徴とするタテ方向強化ポリエステル二
軸延伸フィルム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12926584A JPS618326A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 配向の均一なタテ方向強化ポリエステル二軸延伸フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12926584A JPS618326A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 配向の均一なタテ方向強化ポリエステル二軸延伸フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS618326A true JPS618326A (ja) | 1986-01-16 |
Family
ID=15005296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12926584A Pending JPS618326A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 配向の均一なタテ方向強化ポリエステル二軸延伸フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS618326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5411695A (en) * | 1989-10-16 | 1995-05-02 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin film and a method for producing the same |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP12926584A patent/JPS618326A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5411695A (en) * | 1989-10-16 | 1995-05-02 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin film and a method for producing the same |
US5574119A (en) * | 1989-10-16 | 1996-11-12 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Thermoplastic resin film and a method for producing the same |
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