JPS6181781A - 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法 - Google Patents

人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法

Info

Publication number
JPS6181781A
JPS6181781A JP59201944A JP20194484A JPS6181781A JP S6181781 A JPS6181781 A JP S6181781A JP 59201944 A JP59201944 A JP 59201944A JP 20194484 A JP20194484 A JP 20194484A JP S6181781 A JPS6181781 A JP S6181781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
medium
cells
differentiation
serum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59201944A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumimaro Takaku
高久 史麿
Tetsuo Okabe
哲郎 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morinaga Milk Industry Co Ltd filed Critical Morinaga Milk Industry Co Ltd
Priority to JP59201944A priority Critical patent/JPS6181781A/ja
Publication of JPS6181781A publication Critical patent/JPS6181781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人1粒球減少症の治療に使用しうる人顆粒球
系前駆細胞の分化・増殖因子(ColonyStimu
lating Factor ;以下1” C5F J
ということもある)を産生ずる新規な細胞および人顆粒
球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法に関する。
〔技術の背景および従来技術の説明〕
C5Fが頒粒球系前駆@胞を、顆粒球、卓球またはマク
ロファージに分化・増殖させることは、1n vttr
oにおける前駆細胞からのコロニーの形成によって広く
知られている。顆粒球の産生は、健康人では、骨髄中で
絶えず行なわれており、顆粒球が末梢血に放出されてか
らの寿命は、約1.5日といわれている。しかしながら
ガンの治療に採用される化学R法や放射@療法は、骨髄
の機能を抑制し、禰粒球の減少を生起する。このような
顆粒球の減少を防止するための治療薬として、C5Fの
有用性が期待され〔高久史歴;医学のあゆみ第95巻、
第2号、@41〜50頁(1975年)〕、さらにC3
Fは、骨髄性白血病患者の予後の検査試薬として最近注
目されている。
C5Fは多種多様な組織および株化細胞から分泌され、
人尿にもその活性が認められている(浅野茂隆;細胞工
学第2巻、第1401〜1410頁(1983年)〕。
これらのうち、ヒトの株化細胞、 によるC5Fの産生
は、csp活性を有する培養液を安定、かつ大量に供給
することができるので、この方法はC5Fの多畷生産に
有望である。しかしながらこれまでのこれらの細胞を培
養するのに、血清を必須成分として培地に添加しており
、血清としてヒトの血清を使用する場合は、その製造コ
ストが高くなるという問題があり、また血清として牛血
清を使用する場合は、培地に添加された牛血溝の蛋白質
に起因する副作用の問題があった。
Lus i sらはhairy cell leuke
miaに由来するM 細胞を20%牛血清含有α−@@
4こおいて培養し、m宿を増殖させた後、α−培龜を血
清を含まない培地と交換し、史に7日間培谷し、その上
澄を3FIUiAのカラムに通液して精製した結果、得
らしt、= C5F ノ比活性カ3.5 X 106U
 /# ffl白!、およびその収率が31%(重上)
であったと報告している( B1ood+第57巻、1
3〜21頁、1981年)。Wuらは、ヒトの膵臓がん
細胞から分離した細胞を、lO%牛血清および2.5%
馬血清を加えたダルベコ改変培1i1 (Dulbac
eo sa+odified mediu++ )  
(In Vitro、 第6巻、第89〜108頁、(
1970年)〕において増殖させ、細j121が培養面
に満ちた後、細胞を3回塩溶液で洗浄し、無血清のダル
ベコ改変培咄で細胞を培養した。
培谷孜を2種類のカラムで3回l′i′!J製し、電気
泳動で車−バンドを得、MII8!度が1000倍、回
収率が11%C屯”n ) 、比活性が7−OX 10
  σ/1rLgm白賞であったと報告している( J
ournal ofBiological Chemi
stry、 254巻、6226〜6228頁、197
9年)。また、Dtpersioらは、OCT細胞(m
alignant histiocytomaからのも
の)を10%牛血清含有マツコイ5Aj3a’??増殖
さセ、0.01%(重′@)ポリエチレングリコールを
含むマツコイ5A培地でC5Fを含む@養上澄を回収し
、3種のカラムを用いてN製した段階で(いくつかの精
製方法を用いているが)、M製度300倍、収率32%
(重量)、比活性3XIOU/mg蛋白質であったと述
べている( Blood、56巻、717〜7271.
1980年)。
以上のように従来高力価のC5Fを得るためには、細胞
をまず血清を含む培地で増殖させた後、回収用培地に換
えて、上澄を4縮、精製する方法が採用されていたので
ある。しかし、従来の方法では培地交換の前に#i]]
胞を充分に洗浄しても、培地中の血清が残存する場合が
多く、アルブミン等の混在によりraa!度が低くなり
、比活性を増加すれば、C5Fの収率が低下するという
欠点があった。
一方、無血清培地で増殖する株化細胞は、多数知られて
いる( David Barnes及びcoraon 
5ato ;Analytical Biochemi
stry、 第102巻、第255〜270頁(198
0年)〕が、従来これらの@胞を培地で培養する場合、
補助的占白質としてホルモン等の成長因子を必要とする
ことが多い。
以上のように無l′lTln5無成長因子及び煎蛋白質
培地で増殖し、かつ高力価のC5Fを項生ずるヒトの株
化細胞は従来全く知られていなかった。
本発明者らは、開力111ftのC3Fを得ることおよ
びきょう雑物の少ない培養物を得ることを企図して研究
を改ね、その研完において、血清および2白臀を含まな
い組織培養用培地で増殖しうる@胞を得ることができ、
この細胞から高活性のC5Fを産生する細胞を分離する
ことに成功して、本発明に到達した。
〔発明の目的および発明の要約〕
本発明の目的は、血清および蛋白質を含まない培地にお
いて増殖しうる人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産
生細胞を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は、**aが容易で、人tm粒
球減少症の治療に1史用しうる高活性の人願粒球系前駆
細胞の分化・増殖因子の製造法を提供することにあるっ 本発明は、人の組織から分離された細胞のクローンであ
って、血清および蛋白質を含まない組織培養用培地で増
殖し、かつ人顆粒球系前駆III胞の分化・増殖促進物
質を項生しうることを特徴とする人顆粒球系前駆細胞の
分化・増殖因子産生細【であり、そして、この細胞を、
血清および蛋白質を含まない組織培養用培地で培養し、
培地中にへ輌粒球系前駆4吃の分化・増殖因子を産生せ
しめ、培養物から人頼数球系前駆細胞の分化・増殖因子
を採取することを特徴とする人頼数球系前駆細胞の分化
・増殖因子の製偕法である。
〔発明の詳細な説明〕
本明細書における「単位」は、次の方法により測定され
る生物活性である。
20%(容量、特にことわらない限り、以下同じ)の牛
胎児血清、0.3%(@@)の寒天および1×10 個
のC57BI / 6Jマウス骨髄細胞を含むマツコイ
5A培地(Mceoy s 5 A mediu+n 
)  1 mlに、被験各fi O,1rrbllを加
えて、径35龍のプラスチックシャーレに入れ、7.5
%のCOの通気の下で、37℃において7日間培養し、
倒置顕微鏡によって観察し、50個以上の@略からなる
集塊をコロニーとしてttj則し、1個のコロニーを形
成させる被倹溶液の生物活性を1単位と定める。
(K、 Motoyoshiら; Blood、 第6
0巻、第1378〜1386頁(1982年)〕 人顆粒球前駆細胞に対する活性は、10〜14日間lo
]様に培養してi′を側することができる。
人の骨髄@胞を用いて計測した単位数は、マウスの骨@
@胞を用いてit測した単位数の約1.5倍であり、両
者の間に強い相関関係が認められたので、不明[7では
、マウスの骨@4@を用いて計測された測定結果を使用
している。以下の記述において、この「小位」をrUJ
と略記する。
本発明の人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子(C5F
)を産生ずる細胞は、以下のようにして得ることができ
る。
人の組織から得たC5Fを産生ずる細胞を組織培産する
ときに、血f?I儂度および蛋白質濃度を少しずつ低下
させた1′111iXIl培養用培地を頓次、使用して
、長期間継代培養を行ない、血nおよび出口質を含まな
い培地に馴化した細胞を得るつその後、希釈方法を用い
て、血清および出口質を含まない培地において良好に増
殖し、かつ高力価のC5Fを産生ずる細胞のクローニン
グを行なう。
人の組織から得たC3Fを産生する細胞としては、C5
Fを産生ずる性質を有する限り、人めいかなる組織から
得られたものであってもよいが、このような@胞として
は、人の甲状腺ガン細胞に由来するT3M5細胞が知ら
れており(0Kabeら薯JNCI+第69巻、第12
35〜1243頁(1978年)〕、このT3M5細胞
を使用するのが好ましい。
本発明において、へ顆82球系前駆紹胞の分化・増殖因
子(C5F )を製造するには、1)υ述のクローニン
グにおいて得られた血清および蛋白質を含まない@池に
おいて良好に増殖し、かつ高力価のC5Fを産生する株
化細胞(r、csF産生株化細胞」という)を、組織培
養用培地において、培地の表面にfill 1121が
a5集するまで、増殖し、増殖したC5F産生株化1t
lllδを回収し、これを別の培a器の培地に植え継ぎ
、培地を交換しながらS%co  の下で培養を読ける
。回収した培′a液はcsFを含んでおり、これを集め
て、醐過または遠心分離によって細胞片または他の浮遊
物を除去した後、真空m縮あるいは限外濾過などによっ
てnl媚し、C3F活性の高い濃縮液を得る。この濃縮
液を、塩析−1吸着−1逆相−、ゲル濾過−1または高
速−などのクロマトグラフィーあるいは4気泳唾などの
常法によって精製し、C5F活性の高い精製C5F溶液
を得る。得られたcsp 溶液の活性を正確に測定した
後、血清アルブミンまたはマンニトールなどの安定剤を
醪解し、凍結乾燥して、試薬あるいは医桑品を得る。
C5F産生株化細胞の培養に使用する培地は、それぞれ
のnoが増殖する培地であれば、いかなる培地であって
も、これを(受用することができるが、C5F産生株化
細胞の4類によって適宜選択される。
たとえば、前記のT3M5@胞から馴化された細胞を培
養する場合、ダルベコ改変培地とハムFIO培Qll 
(Ham s FIOmedium)  (Exper
imentalCall  Re5earch  ; 
第29巻 第515〜5261′i(1963年)〕の
2対1〜1対2 (特に好ましくは1対1)の混合培地
、ロスウェル・パーク・メモリアル・インスティチュー
ト培M (RoswellPark Memorial
 In5titute media)  (中井準之助
ら編;組織培養、第12頁、朝食書店(1978年)〕
またはマツコイ5A培地(McCoy s 5A me
dium )(H,J、 Morton ; In V
itro+ Wr 6巻筒89頁(1970年)〕を使
用することができる。
培養に使用する培養器は、通常の培養に使用されるもの
であれば、いかなるものであっても、これを使用するこ
とができるが、フラスコ、ローラーボトルまたはマイク
ロキャリアーを使用するのが好ましい。ローラーボトル
またはマイクロキャリアーを使用する場合は、密閉系と
し、必ずしもCOの送入を要しない。
以下において、本発明の実施の一例を示す参考例および
実施例を説明するが、本発明は必ずしも、これらの例に
限定されるものではない。
参考例1 人の甲状腺ガン@胞から得たT3M5細胞(4,0ka
be et al ;JNCI+第69巻、$ 123
5〜1243頁(1978年)〕の@養において、血清
濃度および蛋白質4度を少しずつ低下しながら6ケ月継
代培養して、血清および蛋白質を含まない培地において
生育しうるT3M5細胞(「馴化T3M5細咽」という
)を得た。
この511化r3M5[IJlをトリプシンおよびED
TAで処理した後、ダルベコ改変培地とハムPlOr3
曲のl対lの混合培地に、細胞4度が5個/nLlにな
るように浮遊したつ得られた細胞浮遊液を、96穴培界
プレートの各穴に、細胞が平均1藺/穴ずつ入るように
、0.2aeずつ分注した。37℃において8日111
1L合養した後、@立顕微鏡により倹唖し、各穴の培養
上澄のC5F活性を測定し、そのうちC5F生産能が高
く、生育の良好な!+1化T3M5細抱を選抜した。選
抜された馴化13M5細胞について同様のクローニング
を2回行ない、これによりT 3 N+ 5細胞と同等
のC3F(500〜5000 u/ml!、)を産生ず
るクローン(r Blanche −−1jという)を
得た。
このBlanche−1は以下の特徴を何していた。
a)細胞は上皮様形態を何し、その増殖は接着依存性で
ある。IIB胞は単層を形成して増殖するが、培養面に
密につまるまで増殖した後は、培#細胞上に細胞の塊を
形成し、上方にも増殖する。
b)継代培養は限界なく可能である。
c)10%のジメチルスルホキシドを含む組織培養用培
地に、106〜108個/ rrLilの割合で、浮遊
させると、液体窒素中において長期間保存することがで
きる。
d)ダルベコ改変培地とハムFIO培地の1対1の混合
五&地におけるm Illの倍加時間は18〜24時間
である。
第2図は、直径35朋のプラスチックシャーレにおいて
、1×10個の細胞を、血清および蛋白質を含まないダ
ルベコ改変培地とハムFIO培地のl対lの混合培地4
 mJに加え、37°Cにおいて、COの存在下に培養
したときの細胞の増殖細礫である。図中の欠口は培地の
交換を示す。8日間の培養において、wlI12I数は
40 X 10  個に増加し、細胞倍加時間は約19
時間であった。前記の0kabeらは、lO%牛血清を
含む培地において13M5細胞を培養したときの細胞倍
加時間を22時間と報告しているから、Blanche
 −1は、血清および蛋白質を含まない培地における培
養でも、その細胞倍加時間は13M5細胞より短い。
e)培養上澄中にC5F活性を有し、その活性は前記の
73M5細qとほぼ同等である。
第1図は、前記の13M5細胞を、1%牛脂児血清を含
むダルベコ改変培地とハムPLO培地の1対lの混合培
地において、培養面に細胞が密集するまで培養した後、
培地を、血清を含まないダルベコ改変培地とハムFIO
培地の1対1の混合培地と交換して、培養を行なったと
きに培養液中に産生するC5Fの経日変化(0−0)、
およびBlanche  lを、血清を含まないダルベ
コ改変培地とハムFIO培旭の1対1の混合培地におい
て、前記と同様に培養を行なったときに培養液中Gこ産
生するC5Fの経日変化(・−・)を示す。
第1図の結果によると、l:1lanche −1のC
5F活性は、T3λI5細胞のそれに比べて、1日目、
3日目および5日目において1.やや低い値を示すが、
7日目において高い値を示す。C5Fの製造では、7日
以上細胞の培養を続けるので、Blanche−1は、
73M5細胞と比較して、はとんど変らない高力価のC
3Fを産生ずる。
実施例1 ダルベコ改変培地(Flow Laboratorie
s社製)とハムFIO培地(Flow Laborat
ories社製)の1対1の混合培地2!に炭酸水素ナ
トリウムを添加するため7%(重ff1)注射用液(万
有製薬社)をll当り35〜加え、ストレプトマイシン
(明治製菓社)を1100rrL/iペニシリンGカリ
ウム(万有製藁社)を100000 Ik位/lのそれ
ぞれの割合で加えた。この混合培地にBlanche 
−1を接種し、175cItプラスチツクフラスコ (
Fa 1con社製)に密集するまで増殖培養し、トリ
プシン0.25%(屯:11)−EDT八混へ危(Gi
bco社製)を用いて約1×lO7個のBLanche
 −tを回収し、約6oocJスクウエアデイツシユ(
Nunc社製)に前記混合培地200 rnfiと、と
もに加え、37°CN5%CO↓音養器で培養した。3
日目に培地を交換し、7日目に細胞がシャーレ−面に広
がったので、(に培地を交換し、前記と同一条件で更に
6日間培養し、培養液を回収した。前記と同様の操作を
5枚の約600cJスクウエアデイツシユについて行な
い、培養液約27!を得た。培養液を遠心分離(200
0G 、 20分)して浮遊物を除き、NaN  を0
.02%(重電)、トウイーン20を0.02%(重電
)の割合で加え、限外?慮過膜Y%+ 10  (Am
lcon社製)を用いてl0alに濃縮した。この時の
比活性は、5XlOU/TLg蛋白質であった。前記濃
縮液10rrLgをo、 I M Tris −HCI
 44ti(pH7)llに対してl IN 4°Cで
透析し、同一の緩衝液で平台化したDEA[E−セルロ
ースカラム(2XlO0cm)にかけ、0〜1.ONa
clの0度勾配を有する0、I M Tris −HC
I  (pH7) 緩amfPiにより40rrLl 
/ hrのl痛速で1谷出し、6 rnlづつ分1収し
て合@f 1400 ntllの溶出αをfυた。活性
を有する分画18ffLJ!を4rrL71!にθコ縮
し、TSK −Gel 3000 sv(21,5關X
600+u+)  (東洋曹達社製)カラムを装着した
高速液体クロマトグラフィーにかけた。
0.01%(重量)ポリエチレングリコールを含む0.
2Mリン酸塩緩衝液(pit 7.0 )を6 rrL
J / winの流速で通液し、6alづつ分取し、比
活性1.2×10U/igi白質のC5F活性分画約2
4 nLe jE−得た。
実施例2 ダルベコ改変培地とハムFIO培地の2対lの混合培地
20Aに炭酸水素ナトリウム粉末を2.86jj/l 
、ストレプトマイシンをtoomg//!、ペニシリン
Gカリウムを1ooooo m位/lおよびファンギゾ
ン(三共株式会社)を1.5 rnfi / lのそれ
ぞれの割合で加えた。実施例1と同一条件で回収したB
lanche −1細胞l×10個と混合培地200 
rallを+10 X 285 menローラーボトル
(Wheaton社製)に入れ、回転数3drpm、3
7℃で培養し、3日目に前記と同一培地と交換し、7日
目でほぼ細胞が密集したので、更に培地を交換し、前記
と同一条件で更に7日間培養を行ない培養液を回収した
。次に新しい培地200 rrLJを入れ、同様の操作
をくりかえし、合tt5回の回収を行ない、ローラーボ
トル1本当り約12の培養液を得た。前記操作を同時に
20本のローラーボトルで行ない、合計的201の回収
液を得た。この回収液をガラス繊錐濾紙Ac too 
 (東洋科学産業社a!iりを用いて吸引直過し、Na
N  とトウイーン20をそれぞれ0.02%(重量)
の割合で加え、限外濾過ホロファイバー5IP−101
3(旭化成社製)及びYM 10を用いて約30m、l
に+IB縮した。濃縮液は価白質含4600 mg、総
活性3 X 107U 、比活性は6×lOU/叫蛋白
質であった。前記濃縮液約30n2を1%(重量)グリ
シン溶液21に対して1晩透析した後2回に分けて調製
用等電点電気泳動を行なった。 LKB社製フラットベ
ッド泳動装置を用い、アンフオライン(LKB社製) 
 pH3,5−5とpH4−6のものを70rILlゲ
ル当りそれぞれ2.5rILgづつ加えた。4°Cで3
0時間泳動し、泳動電圧が1300 Vに上昇したとこ
ろで泳動を停止し、ただちにステンレスのフレームを差
し込み、No、 15〜20の活性分画のゲルを0.0
1 M Tris −HCI(pH7)緩衝)夜にて抽
出した。2回の泳動の活性区分を集め、1OiJにt濃
縮し、01OI MTris −HCI  (pH7)
 till衝液IJに対して透析し、セファデックスG
  100  (6X45cm)カラムにかけた。0.
02 M NaC1を含む0.01 NI Tris 
−oCl(pH7)を20 we / hrの流速で通
液し、5、OiAづつ分取し、比活性7×10U/ig
i臼質のC5F活性分画約20m1を得た。
実施例3 実施例1に記載の混合培地を使用したウシリコンコーテ
ィングしたマイクロキャリアー用容器マブナフレックス
3β用(Wheaton社製)4個それぞれにベントレ
ゲル(Ventrex Biotechnology社
gJ)  tsom7HとBlanche−1を:lX
10 個、そして混合培地を17!加え、37°C,5
%CO培養器に1日静置後、さらに培1t!!2Jを加
え32とし、容器の撹拌を開始し、37℃にて細胞の増
殖を行なった。ここで接種したBlanche −1細
胞は、スフウェアディツシュ約600 crlt 5枚
に密集するまで培養したものをトVプシンーEDTA処
理で回収したものを使用したう培地は毎日1.5βづつ
交換し、撹拌開始後7日目にマイクロキャリアーの培養
表面に細胞が密集したので、1日22づつ培地の回収を
行ない、新しい培地と交換した。前記4個の容器から1
日約82の培養上澄を回収し、この操作をつづけること
で、約120 Aの培養上澄を回収した。得た回収液は
ガラスma濾紙を用いて吸引濾過い粗大浮遊物、沈殿物
を除き、NaN3とトウイーン20をそれぞれ0.02
%の割合で加え、ホロファイバーSIP −1013と
YMIOを用い、150 TLl ニtT’AI@bり
、総活性2X10U、ffl白質含t、la、tgであ
った。F1a液を0.01 M Tris−HCI緩衝
液(pH7,4)に1晩透析し、同様の緩衝液で洗浄し
であるDEAE −5epharose CL −6B
(60×75M)カラムに板葺させ、0〜0.2MNa
C1を含む0−01 M Tris −ICI 援J7
液による母度勾配溶出法により、吸イクし1こ蛋白質を
溶出せしめた。その流速は、60 rrLil / h
rとし、20rnl!、づつ分取した。そして、流出し
た活性分画160rIL/:をYM 10を用いてto
mgに濃縮した。これを0.01 M Tris −H
CI 4衝液(pH7,4)IAに対して1晩透析し、
同溶液で洗浄しであるセファデックスG−75カラム(
4X50Ci)にかけた。
0−15 M NaC1を含む0.01 M Tris
 −HCI  (pH7−4)!衝液を20 rrLJ
g / hrの流速で通液し、5rrLlづつ分取し、
比活性1.2X10  u/71L9?Ji白nのC3
F活性分画約25m/!を得た。
〔発明の効果〕
本発明によって奏せられる効果は次のとおりである。
H)血清および蛋白質を含まないs池で細胞を培養する
ので、得られるC5F含有培善液に人の組織から分屋さ
れた細胞由来の蛋白質以外のきよう雑出口質が少ない。
(2)培−a液からのC3Fのg唖が容易である。
(3)高力価のC5Fを得ることができるう(4)培養
液中のC5F活性が一定している(血清を用いる場合は
血清のロットによりC5F活性が変励する)っ (5)使用する培地に人にとって異種の蛋白質が含まれ
ていないので、医薬品として安全である。
(6)局側な血清または補助的蛋白質を使用しないので
、製造コストが安価である。
【図面の簡単な説明】
m1図は、T 3 %+ 5細胞及びBlanche 
−1の培養蔽中のC5F活性の経日変化を示す図表、お
よび第2図は、Blanche −1の細胞増殖曲線を
示す図表である。 出頭人 森永乳業株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)人の組織から分離された細胞のクローンであって
    血清および蛋白質を含まない組織培養用培地で増殖し、
    かつ人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖促進物質を産生す
    る性質を有することを特徴とする人顆粒球系前駆細胞の
    分化・増殖因子産生細胞。
  2. (2)人の組織から分離された細胞が人の甲状線の株化
    細胞であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞。
  3. (3)1×10^5個/cm^2の人の組織から分離さ
    れた細胞を血清および蛋白質を含まないダルベコ改変培
    地とハムF10培地とのほば1対1の混合培地にて37
    ℃で5%(容量)炭酸ガスの存在下で培養したとき、培
    地上澄1ml当り少なくとも500単位の人顆粒球系前
    駆細胞の分化・増殖因子産生能を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項又は第2項のいずれかに記載の
    人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞。
  4. (4)人の組織から分離された細胞のクローンであって
    血清および蛋白質を含まない培地で増殖し、かつ人顆粒
    球系前駆細胞の分化・増殖因子を産生する性質を有する
    細胞を、血清および蛋白質を含まない組織培養用培地で
    培養し、培地中に人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子
    を産生せしめ、培地から人顆粒球系前駆細胞の分化・増
    殖因子を採取することを特徴とする人顆粒球系前駆細胞
    の分化・増殖因子の製造法。
  5. (5)人の組織から分離された細胞が人の甲状腺の株化
    細胞であることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記
    載の人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法。
  6. (6)組織培養用培地が血清および蛋白質を含まないダ
    ルベコ改変培地とハムF10培地とのほぼ1対1の混合
    培地であることを特徴とする特許請求の範囲第4項又は
    第5項のいずれかに記載の人顆粒球系前駆細胞の分化・
    増殖因子の製造法。
JP59201944A 1984-09-28 1984-09-28 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法 Pending JPS6181781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59201944A JPS6181781A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59201944A JPS6181781A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6181781A true JPS6181781A (ja) 1986-04-25

Family

ID=16449361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59201944A Pending JPS6181781A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6181781A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174026A (ja) * 1985-10-04 1987-07-30 Chugai Pharmaceut Co Ltd 白血球減少症治療剤
JPS63146827A (ja) * 1986-07-18 1988-06-18 Chugai Pharmaceut Co Ltd 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
JPS63152326A (ja) * 1986-07-18 1988-06-24 Chugai Pharmaceut Co Ltd 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174026A (ja) * 1985-10-04 1987-07-30 Chugai Pharmaceut Co Ltd 白血球減少症治療剤
JPS63146827A (ja) * 1986-07-18 1988-06-18 Chugai Pharmaceut Co Ltd 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤
JPS63152326A (ja) * 1986-07-18 1988-06-24 Chugai Pharmaceut Co Ltd 安定な顆粒球コロニ−刺激因子含有製剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6306644B1 (en) Device for cultivating different mammal cells at the same time
FI81377B (fi) Foerfarande foer framstaellning av maenniskocellinje och dess anvaendning vid produktion av tpa och pro-tpa.
CN111484972B (zh) 一种从儿童包皮培养获得具备多向分化潜能和免疫调节功能间充质干细胞的方法
Hassan et al. Isolation of umbilical cord mesenchymal stem cells using human blood derivatives accompanied with explant method
CN113583952B (zh) 一种提高干细胞外泌体产量的培养液
Okabe et al. Production of erythropoietin‐like activity by human renal and hepatic carcinomas in cell culture
CN103484428B (zh) Cape在体外培养造血干/祖细胞中的用途
CN110846273A (zh) 一种脂肪组织来源的间充质干细胞培养及三系分化诱导方法
JPS6181781A (ja) 人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子産生細胞および人顆粒球系前駆細胞の分化・増殖因子の製造法
CN1357620A (zh) 一种新的造血干/祖细胞的富集方法及其体外定向诱导分化
Aalto et al. Liberation of a fibrogenic factor from human blood monocytes, ascites cells, cultured histiocytes and transformed mouse macrophages by treatment with SiO2
JP2023123105A (ja) 細胞外小胞の精製方法
JP7376887B2 (ja) 動物細胞の増殖促進方法、連続培養方法及び連続培養装置
US4189535A (en) Serum cell growth promoting materials
EP0295605B1 (en) Antibody production-stimulating factor derived from human B lymphoblastoid cell and process for producing antibody by using said stimulating factor
EP0148770B1 (en) Composition for cell cultivation, production and use thereof
Lewis et al. The isolation of erythropoiesis regulatory factors by an electrofractionation technique combined with selective membrane permeability
CN109837241A (zh) 脂肪干细胞的分离与培养方法
CA1215335A (en) Tissue culture medium
CN102643782B (zh) 一种人血及骨髓树突状细胞分离、纯化及培养的方法
CN116425857B (zh) 一种无糖基化修饰的il-15及制备方法
JPS63133982A (ja) 動物細胞増殖用組成物およびそれを用いる動物細胞の増殖方法
Vogel et al. Production of proteoglycans by human lung fibroblasts (IMR-90) maintained in a low concentration of serum
CN114908047A (zh) TAZ激动剂在hUC-MSCs培养中的应用
JPH0657157B2 (ja) B細胞分化因子の製造法