JPS6178536A - 中子のばり取り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ業主の利用分野） この発明は穴部若しくは穴部の一部に切込部を４１する
ＶＪ造用中子のばり取り機に関する。

（従来の技術） 従来、自動車用のエンジンのシリンダブロックの鋳造時
に用いられるウォータジセケット中子のボアー内周面の
ばり取り態には、例えば特開昭５６−１２２５４３号又
は特開昭５７−１０６５６４号に示されているように、
釣り針のような形をしたスプリングカッタを、ボアー内
に入れて回転させ、ボアー内周面のばりをスプリングカ
ッタによりこすり取っていた。

上記従来のよう４１方法では、中子の司法のばらつき、
中子をセラ１〜する中子ばつ取り磯の中子受は治與の位
置決め誤差及・びスプリングカッタの取付ム１差と作動
時のスプリングカッタの振れ等があることにより、ばつ
が確実に取れぬまま残り、あるいは中子に傷がつくとい
う問題があった。

特に、中子の寸法のばらつきは、主としＣ中子を製作す
る金型キャビティーの寸法精度や、中子造型時の金型温
度の変化による型の歪等により発生している。そして、
生産量の少ないエンジンの場合においても、１面の中子
造型金型に２〜４個の中子を込めて作ることになる。こ
の場合、１つの金苧にＪ３いてもＶ（なるキャビティー
で造型さ札た中子の間では、その寸法差が必らず生じた
。しか乙、生産♂の多いエンジンでは、多数の中子造蒙
匹と中子造型金型とを使用して中子を造型するため、造
型された中子の寸法のばらつきは、型面数が増加した分
だけさらに増加した。しかしながら中子造型別や金型の
精Ｉｆを向上さぜる事−よコストの上から限界がある。

その上、複数の中子造型層と金型（キャビティー）で造
型された中子にス４するぼり取りでは！２！１理能力の
大きいばり取り機が、ＬＪ　ｉＪ　１台で対応できるた
め、１台のばり取り殿には、異なるキャビティーで造型
された中子が、多数１±１卦けられる。このため、ある
キャビティーで造型された中子に対しばり取りａのカッ
ターや中子受は軸を調整しても、別のキャビティーで造
型された中子に対しては、ばつの取り残りや中子の川つ
きが生じた。そして、全ての中子に対して、ばつ号正確
に取り、中子を旧つけないように、ばつ取り機のカッタ
ーや受は冶具を調整づる＄は非常にむずかしく、又：Ｊ
４整に手間が掛かる。仮にうまく調整できても、スプリ
ングカッタ等は曲がり易く、摩耗し速い。そして、中子
の砂で受は冶具も摩耗し、ばつ取り機のばり取り性能は
すぐに低下し、長期的に性能を維持できるような信頼性
がなく、ぼり残り笠の不良が発生した。

エンジンブロック組材を製造する上で、中子のばり取り
は、品質上重要Ｉ≧工程であり、ぼり残りはエンジンの
圧洩れ等の原因となり、市場のクレーム発生の要因とな
る。またスプリングカッタを回転させる方式では、非真
円（カット・ボアー）タイプの中子のばり取りをするこ
とができないという問題がある。

（発明が解決しようとする問題点） そこで、この発明では、穴部を有する中子の寸法にばら
つきがあり、又中子を受けて位置決めする治具に誤差が
あり、ざらに穴部のばり取りカッタの位置決め治具に対
する取付誤差等がある場合においても、これ等の誤差等
に関係なく中子を四つけずに、ばりのみを正確に取るこ
とができ、従って中子のばり取り分目動的に行なうこと
のでさる中子Ｉまり取り間の間係を目的とするものであ
る。

（問題点を解決するための手段） この発明の手段は、中子のばり取り四において外周面に
刃部を協え下部がテーパした円筒状のローラカッターと
、このローラカッター〇軸穴に遊嵌されて同カッターを
その半径方向に移動可能に支テしてブラケットに取りつ
けられたカッター軸と、このカッター軸と河１れた位：
ａ＋、：おいて前記ブラケットに取つつ４プられ、ばつ
取り困に固定された中の前記ボアー内に挿入されたブラ
ケットを回転させて遠心力によりローラカッタ−３ボア
ー内周面に圧ｊｆｌさせる回転軸とを設けたものである
。

（作　用） 中子ばつ取り医に固定された中子のボアー内にブラケッ
［−を挿入して回転軸を回転さぜると、ブラケットが回
転して、このブラケットに取りつけられたカッター軸が
回転軸に対して陥心回転する。

そして、このカッター１１伯にＴｉ嵌されたローラカッ
ターがｊ心力によりカッター軸の半径方向へ移動さゼら
れてボアー内周面に押圧されるとともにボアー内周面に
沿って回転してボアー内周面のばりをかきとるものであ
る。

（実施例） つぎに、この発明を図面に示す実施例に塁づいて説明す
る。

第１図、第２図において、中子ばつ取り区１の下部フレ
ーム２は；の数の脚ｇｌＫ３により床面Ｆ上において水
平に支持されでいる。下部７１ノーム２の上方には、そ
の上部に取りつけられた４木のガイド＠４の上端部に取
りつけられた上部フレーム５がある。このようにして′
暇りつけら机た上部フレーム５は下部フレーム２に対し
て平行になっている。

上部フレーム５の中央上部には、昇降シリンダ６が取り
つけられており、上部フレーム５の下方へ突出するシリ
ンダ６の＠６ａの下端には移動フレーム７の上板７ａが
取りつけられている。この移動フレーム７は、その中板
７ｂの四隅に設けられたガイドブツシュ８〜８を介して
、ガイド軸４〜４に取りつけられて、上・下動可能にな
っている。中板７ｂは、第２間に示すように、その横方
向の中央部に長穴９が開けられている。そして、長穴９
の上部を蓋する形で中板７ｂの上面に取りつけられたモ
ータ支持板１０の上面には、エアーモータ１１が４個直
列に取りつけられており、各エアーモータ１１の回転軸
１１ａは中板７ｂの下方へ伸びている。

中板７ｂの下部には、四転＠１１ａｆ！！：挟む形で回
転軸１１ａに平１１に、押え板ガイド軸１２が適数取り
つ（プられている。そして、この押え板ガイド軸１２に
は、ガイドブツシュ１４を介して中子押え板１３が中ｆ
ｆ１７ｂに灼して平行に取り付けられており、中子押え
板１３（ユ押え板ガイド軸１２に対して上・下動可能に
なっている。ここで、エアー七−夕１１の回転軸１１ａ
は、中子押え板１３の横穴１３ａを目通して下方へ伸び
ている。又、中子押え仮１３の下面に【Ｊ、後述する中
子ａの上面を押さえる中子押え治具１５が、横穴１３ａ
に治って設けられている。

各部え磯ガイド軸１２の下端部には固定部材１６がそれ
ぞれ設けられており、この固定部材１６を介して枠体１
７が各部え板ガイド軸１２の下端に取りつけられている
。枠体１７には中子ａを挿通する穴１７ａがあり、この
穴１７ａより外側の下部には、押え板１８．１８で上・
下面をはさまれたばり取り板１９が、適数のボルト２０
により取りつけられている。

エアーモータ１１の回転軸１１ａの下端には、中子ａの
ボアーｂの切込部ｂ’　、ｂ’　間の距１１１より短い
長板状のブラケット２１があり、このブラケット２１は
その中心部の穴２１ａにより回転軸１１ａにｌ＆ｌされ
ている（第４図参照）。ブラケット２１の両端にはその
長手方向に長孔２１ａが一対開けられており（第３図参
照）、この各長孔２１ａにはその下方からカッター軸２
２がそれぞれ挿入されている。そして、カッター軸２２
はブラケット２１の上方へ突出した一部にねじ込まれた
ナツト２３とカッター軸２２の鍔部２２ａとによりブラ
ケット２１に固定されている。カッター軸２２は長孔２
１ａ内においてブラケッ１−２１の長手方向に移動可能
であるため、ナツト２３によりブラケット２１に固定す
る際、その位置を微調整して固定される。カッター＠２
２はその鍔部２２ａよりＦ方に、円筒状をして刃部２４
ｂを有するばり取り用のローラカッター２４が軸穴２４
ａを介して嵌挿されており、このローラカッター２４１
、！カッター軸２２の下端に取りつけられた受は仮２５
によって支持されている。ここで、カッター軸２２の（
Ｙはローラカッター２４の軸穴２４ａの内径より第３図
に示すように、成る６度細くなっているため、カッター
軸２２に対して、ローラカッター２４はその半径方向に
移動可能になっている。ローラカッター２４の下部には
テーパ部２４Ｃが形成されている。

下部フレーム２の上面に１ｉ、この下部フレーム２上に
セットされる中子ａの位′ｔ！決めをする位置決め冶４
２６が取りつけられている。

なＪ３、下部フレーム２の両側には、横ブラケット２７
．２７が一対設けられている。この横ブラケット２７の
上面２７ａは、下部フレーム２の上面２ａと同じ位置に
なっており、この上面２７ａにはエアーシリンダ２８が
取りっｔ）られている。

そして、エアーシリンダ２８のロッド２８″ａの先端に
はエアドリル２９が取りつりられて′おり、このエアド
リル２９のチャック３０には、中子ａのガス抜き穴等の
穴を開けたり、中子ａのばつを取るためのドリル３１が
取りつけられている。

つぎに、この実施例の作用について説明する。

このばり取りぼ１によりばり取りされる中子ａは自動車
用エンジンブロックＶ！物の製造工程で使用されるつ芹
−タジセヶ、ット中子であり、第４図に示すように、そ
のボアーｂの内周面は頁内でなく、各ボアーｂとボアー
ｂとの間の部分で、直線部ｂ′がある。又中子ａのボア
ーｂの児切り線Ａに６けるばりは中子ａの内周面の強度
より弱くなっている。この中子ａをばり取り別１の下部
フレーム２の位置決め冶具２６にセットするが、この時
移動フレーム７は胃降シリンダ６により、位置決め治・
具２６の上方に位置させられており、又中子押え板１３
は下降してその各ガイドブツシュ１４の下面は固定部材
１６の上面に当接している。

そして、位胃決め冶具２６にセットされた中子ａはその
各ボアーｂが移動フレーム７の各ブラケット２１の下方
に位置している。

中子ａのセットが終了すると、制ａｎ　ｉ器（図示せず
）よりの指令により昇降シリンダ６に圧縮空気が送られ
て、シリンダ軸６ａが下降し、このシリンダ軸６ａに取
りつけられた移動フレーム７がそのガイドブツシュ８〜
８をガイド軸４〜４にガイドされつつ下降する。移動フ
レーム７の下降中に、中子押え板１３の固定部材１５が
中子ａの上面に当接俳ると、中子押え板１３の下降は止
められる。その１（、ざらに移動フレーム７が下降する
と、中子押え治具１５、中子押え板１３及び各ガイドブ
ツシュ１４が停止した状態で、各部え板ガイド軸１２は
それぞれガイドブツシュ１４にガイドされて下降し、固
定部材１６はガイドブツシュ１４から離れる。この時、
中子ａにより支承された中子押え板１３Ｉま移動フレー
ム７に対して浮いた状態になり、中子押え板１３、ガイ
ドブツシュ１４及び中子押え治具１５のｆｎｆｆ’ｌで
中子ａの上面を押えてそのｌ＆　ｎが変化しないように
固定する。。

さらに、移動フレーム７が下降すると、中子押え治具１
５に押えられた中子ａの外周児すリばりＢに、下降して
いくばり取り板１９の先端が当ってばつを取る。

なお、移動フレーム７の下Ｖ１時に、Ｏ−ラカッタ−２
４が中子ａのボアーｂ外周方向へ突出していても、中子
ａの上面にそのテーパ部２４Ｃが当ると、ローラカッタ
ー２７１はその軸穴２４ａとカッター軸２２との間に隙
間があるので、ブラケット２１０回転中心方向へ押し戻
されて中子ａの旧つきを防止する。

移動フレーム７が下降端に達すると、検出器（図示せず
）でその下降端を検出し１１ｉ述のん１１郊瀘器により
各エアーモータ１１、エアーシリンダ２８及びエアドリ
ル２９に圧おδ空気が送られる。そして、エアーモータ
１１に圧Ｍ空気が送られると、回転軸１１ａ下端のブラ
ケット２１及びカッター＠２２が回転する。ブラケット
２１が回転することにＪ二り、ローラカッター２４は遠
心力を受けて中子ａのボアー内で振り回され、ボアーｂ
の兄切りぼりＡを折りながらその内周面にそって回転す
る。そして、ブラケット２１が第４図に２点鎖線で示１
位胃にあって、中子ａのボアーｂの真内部に後していた
ローラカッター２４．２４は、ブラケット２１がボアー
ｂの直線部ｂ’　、ｂ’の位置に来ると、この直線部ｂ
′によりそれぞれのカッター＠２２方向（ボアーｂの軸
心方向ンへ押し戻され、打線部ｂ′に沿って回転してぼ
り取りをする。

ローラカッター２４が回転したことを検出器（図示せず
）により確認すると、エアーセータ１１に対する圧縮空
気の供給が停止されるので、回転軸１１ａの回転が止ま
る。モの後、制御Ｒ器（図示ぜず）によりエアドリル２
９に圧縮？２気か送られるので、チ１シック３０とドリ
ル３１とが回転りるとともに、エアーシリンダ２８に対
して圧縮空気が供給されるので、そのロッド２８ａが前
進覆る。これにより、ドリル３１は回転しながら前進し
、中子ａの側部に穴（図示せず）を聞【ノたり、ばつが
あれば、ぼり取りをりる。、１アーシリンダ２８のロツ
Ｆ　２８　ａが前進端まで進むと、１ＩＩＩ＋御世器−
まエアーシリンダ２８に対する圧縮！気の供給を、Ｏラ
ド２８が後退りる方向に切り替える。

これにより、ロッド２８は後退するが、この時ドリル３
］は回転しながら後追する。そして、ロッド２８が後退
端まで戻ると、エアーシリンダ２８及びエアドリル２９
に対する圧縮空気の供給が停止される。

ローラカッター２４の５回転が停止したことと、エアー
シリンダ２８のロッド２８ａが後退端に遅したことがυ
制御機器により確認されると、昇降シリンダ６に対して
圧縮空気が送給されるので、シリンダ＠６ａは上ｉする
。シリンダＭ６ａの上昇にとしない移動フレーム７はそ
の各ガイドブツシュ８がそれぞれのガイド軸４によりガ
イドされつつ上昇する。

移動フレーム７の上昇中にばり取り仮１９は中子ａの外
周見切りばりＢに再び当たり、この外周児切りぼりＢを
落す。移ｆＪＪフレーム２３が更に上？？スると、６押
え板ガイド軸１２の下端の固定部（Ａ１６が、それぞれ
のガイド１仙［二１■挿されｌこガイドブツシュ１４の
下端に当ＩＢ　Ｌｋ後、ガイドブツシュ１４を待ち上げ
るので、中子押え板１３と中子押え治具１５が持ら上げ
られる。これにより、中子ａｉ、：対する中子押え板１
３と中子押え治具１５による押えと（Ｃ／　内法めが解
除される。

そして、移動フレーム７が上昇端まで上昇すると、ｖＩ
降シリンダ６に対する圧１１ｉ！空気の供給は停止する
。移りＪフレーム７が上昇端に達すると、そのト秤の枠
体１７（ま中子ａの上方に位置するので、１、ｒ　１′
）取ｒ）の完了した中子ａが位置決め冶具２６から取り
外されて、次のばり取りされる中子が再び＋１７首？大
めｌＲＲ２Ｏ３ビットさねた後、同じようにぼり取りが
行４ｃわれる。

なＪ′３、この実施１列においでｔよ、ローラカッター
の数を一つのブラケットに２個取りつりることにしたが
、−Ｕａであってしよく、又ブラケットを十字状にして
３〜４個取りつけることにしてもよい。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、この発明によると、エ
ンジンブロック用ウォータジャケット中子のばり取り作
業において、円筒状のローラカッターに作用する遠心力
により中子ボア内周面に押圧されるとともに内周面に沿
ってローラカッターが回転しつつばり取りを行なうので
、次のような効果がある。

０〉　ウ片−タジせケラト中子のボア内周面が真円でな
いものでも、ばり取りが可能であるため、ばつ取りの自
動化ができた。

ロ　中子を位置決めする冶具の位置と、ローラカッター
の位ｚｒｓｕｉｔとが正確でなく、又中子の製造方法に
ばらつきがあっても、ローラカッターが中子の表面形状
にならうため、従来よりばり取り精度が非常に鳥く、ば
つの取り残しがなく又中子に傷をつけることがない。

（〜　ロの理由により、中子位置決め治具とばつ取り用
カッタとの位ご調整が従来より格段に容易となり、また
ばり取り中においてカッタに無理なカかかがらぬため、
中子１１７首決め冶具やカッタ簀のＩＱ化によるぼり取
り性能の低下が少なく、ばり取り機の保全性や信頼性を
大幅レニ向上することができる。

【図面の簡単な説明】

図は口の発明の−・実施例を示し、第１図はばり取り礪
の作動前のｉＥ面図、第２図はぼり取り磯にセットされ
ｌこ中子のボｔ’　−＋’８に位ｌするばり取り用ロー
ラカッター８含む゛枝部のＩｆＬ人断面断面図３図ＩＪ
第２閣のローラカッタ一部の拡大断面図、第４図【、Ｌ
中子のボアー内にＡ３けるローラカッターの１′［用説
明図（平面図）である。 １・・・ぼり取り口 ４・−・ガイド軸 １１・・１／／−せ−タ １１ａ・・・回１■ｌ、情 ２２・・・カッター→仙 ２４・・・ローラカッター ２４ａ・・・軸穴 ２４ａ・・・刃部 ａ・・・中子 ｂ・・・ボアー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状のボアーを備えた中子のばり取り機であつて、外
   周面に刃部を備え下部がテーパした円筒状のローラカッ
   ターと、このローラカッターの軸穴に遊嵌されてローラ
   カッターをその半径方向に移動可能に支承してブラケッ
   トに取りつけられたカッター軸と、このカッター軸と離
   れた位置において前記ブラケットに取りつけられ、ばり
   取り機に固定された中子の前記ボアー内に挿入されたブ
   ラケットを回転させて遠心力によりローラカッターをボ
   アー内周面に圧接させることを特徴とする中子のばり取
   り機。