JPS617702A - フィルタ接続回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、マイクロ波帯域通過フィルタとマイクロ波帯
域阻止フィルタを接続したマイクロ波フィルタ回路に関
するものである。

〔従来技術の概要〕

従来マイクロ波帯域通過フィルタとマイクロ波帯域阻止
フィルタとを接続したフィルタ接続回路は、互いに影響
を避けるだめに、帯域通過フィルタと帯域阻止フィルタ
との間にアイソレータが接続されていた。しか°しアイ
ソレータは高価であると共に装置を大きくする欠点があ
るので、このアイソレータを取シ除き、その代シに、線
路長が帯域阻止フィルタあるいは帯域通過フィルタの中
心周波数又はそれらの中間の周波数に対応する波長の１
／４の長さであり、かつ線路インピーダンスが規格化イ
ンピーダンスであるよう々接続線路を加える技術が提案
されている。しかしあとに詳しく説明するが、この方式
では伝送特性が劣化する欠点が生じるので、特性が重要
視される場合は用いられなかった。

〔発明の目的〕

したがって本発明の目的は、前記のような接続線路を用
いながら而も伝送特性の劣化を来さないフィルタ接続回
路を得ようとするものである。

〔発明の構成〕

本発明は帯域阻止フィルタに用いる結合線路のインピー
ダンスを従来とは異らせて前記の目的を達成するように
したものである。

すなわち本発明によれば、複数個の共振器及びこれらの
共振器間を接続する結合線路７を有する帯域通過フィル
タと、所望の形式の伝送特性を有する複数個の共振器及
びこれらの共振器間を接続する結合線路ノを有する帯域
阻止フィルタとが。

規格化インピーダンスの接続線路で接続されるフィルタ
接続回路において、前記帯域阻止フィルタの結合線路の
インピーダンスを、前記所望の形式の伝送特性に適合す
る様設計された値よりも約２％ないし８％小さく設定し
たことを特徴とするフィルタ接続回路を得ることができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、従来アイソレータを用いなければ伝送
特性の劣化なしには接続できなかったマイクロ波帯域通
過フィルタとマイクロ波阻止フィルタとを、伝送特性を
劣化させることなしに接続し得るようにしたものである
。

〔従来技術の具体例〕

第１図は従来のアイソレータを用いたフィルタ接続回路
の一例をあられす図であり　、　（ａ）は回路構成を示
すブロック図、（ｂ）は等何回路をあられす図。

（ｃ）は・ぐラメータを示す図である。図において１は
帯域通過フィルタ、２はアイル−タ、３は帯域阻止フィ
ルタをあられし、又（Ｚｏｅ）　　は奇インビＪ −タンス、（ＺｏＯ）ハ偶インヒータンス、Ｚ１〜Ｊ ｚ１５　（ｚ１３は欠）は線路インピーダンス、ｔ１〜
ｔ１５　（ｔ１３は欠）は線路長をそれぞれ示している
。

第２図は従来のアイソレータの代９に接続抵抗を用いた
フィルタ接続回路の一例を示した図であシ、　（ａ）　
、　（ｂ）　、　（ｃ）の区別は第１図と同じであり、
また各記号もほぼ同じである。ただ第１図の例と異るの
は、アイソレータ２の代シに接続抵抗４（インピーダン
ス符号Ｚ１３．長さ符号ｔ１３）を接続した点にある。

第３図は上記の第人図と第２図の場合の伝送特性を示し
た図であシ、ＡとＢは第１図の従来の場合における通過
損失および反射減衰量をそれぞれ示し、ＣとＤ（いずれ
も破線）は第２図の従来の場合における通過損失量およ
び反射減衰量をそれぞれ示している。曲線ＢとＤを比較
すればよく分るように、第２図の接続抵抗を入れた場合
における反射減衰曲線りが第１図のアイソレータを用い
た場合における曲線Ｂよシ相当劣化している。なお通過
損失ＡとＣを比較すれば接続抵抗を入れた第２図の場合
の方がむしろ良いわけであるが、これは与えるマイクロ
波の強度をわずか増大すれば解消することができるので
あまり問題にならない。

これに対し先に述べた反射減衰特性の劣化は救済するこ
とができ々い。

第４図は本発明の一実施例をあられした図であシ、　（
ａ）　、　（ｂ）　、　（ｅ）の区別は第１，２図の場
合と同じである。この第４図（ａ）において、マイクロ
波帯域阻止フィルタの結合線路ｚ１５のインピーダンス
を。

マキ７マリーフラノト又はチェビシェフあるいはその他
の伝送特性を示すように設定された設計値よりも若干（
約２％〜８％程度）低くしている。

本実施例では第４図（ｃ）のｚ１５に相当し、帯域阻止
フィルタとしての設計値はｚ１５＝１．０８ではあるが
。

このｚ１５をｚ１５＝１．０３と４．６３％低く設定し
たものである。

第５図は第４図のフィルタ回路の伝送特性を示す図であ
り、Ｅは通過損失、Ｆは反射減衰量をあられしている。

この場合上記の４６３チの違いによシ通過帯域フィルタ
の周波数帯において入出カイノビ−ダンスが著しく改善
されることが分る。

このように帯域阻止フィルタの共振器間の結合線路のイ
ンピーダンスを、初期の伝送特性を満たす設計値よりも
低くするととにより、帯域通過フィルタと帯域阻止フィ
ルタを結合線路で直接接続して、しかも入出力インピー
ダンスを劣化させないマイクロ波フィルタ回路が実現で
きる。

上記の帯域阻止フィルタの結合線路のインピーダンスを
どの程度低くさせるかは、帯域阻止フィルタと帯域通過
フィルタの中心周波数及びそれらのフィルタの段数、帯
域幅、伝送特性の形式などにより異なるが、基本的には
、帯域阻止フィルタの通過領域で、しかも帯域通過フィ
ルタの通過領域である共通の通過領域内に、帯域阻止フ
ィルタの反射減衰量極大点を含む様に決定される。第４
図の実施例の場合においては、　ｚ１５＝１．０３のと
き反射減衰量極大点は１１．９５　ＧＨｚにある。この
周波数は２通過フィルタの帯域幅１１．７−１２．２　
ＧＨｚの中心であシ、シかも帯域阻止フィルタの通過帯
域内である。

以上述べたように、帯域阻止フィルタの結合線路インピ
ーダンスを、望まれる伝送特性の計算値より低くシ、帯
域通過フィルタと帯域阻止フィルタとを１／４波長の接
続線路で接続すると、入出力インピーダンスの特性劣化
を防いだマイクロ波フィルタ回路が実現できる。

ここで更に従来の場合の第３図と本発明の場合の第５図
を比較する。本発明による入出力インピーダンスは２反
射減衰量２６　ｄＢとすると、帯域幅は１１，４　１２
．３６　ＧＨｚの０．９６　ＧＨｚである。従来の場合
の同条件の帯域幅は１１．４８　１１．９２ＧＨｚの０
．４４ＧＨｚである。又従来の場合でアイソレータを用
いた場合の同条件の帯域幅は、　１１．４２−１２．３
８　ＧＨｚの０、９６　ＧＨｚであシ２本発明の場合と
同じである。

〔発明の効果〕

このように２本発明によればアイソレータを用いないで
しかも同じ伝送特性を実現できる。以上は一実施例につ
いて説明したが、他の実施例においても同様な効果があ
るのは勿論であシ、共振器の段数、フィルタの形式は任
意でよいのは明らかである。更に以上は同軸形式のフィ
ルタ回路について説明したが、導波管その他の伝送線路
において帯域通過フィルタと帯域阻止フィルタを接続す
る場合にも同様の特性が実現されるのは式の誘導から見
て自明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のアイソレータを用いたフィルタ接続回路
の一例を示した図であって、（ａ）は回路構成をブロッ
クであられし、（ｂ）は等価回路を示し。 （ｃ）はパラメータをあられしており、第２図は従来の
接続抵抗を用いたフィルタ接続回路の一例を示す図であ
って（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）は第１図の場合と
同じであシ、第３図は第１図と第２図の回路の伝送特性
を示す図、第４図は本発明の一実施例を示す図であって
（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）は第１図の場合と同じ
であシ。 第５図は第４図の本発明による回路の伝送特性の一例を
示す図である。 記号の説明＝１は帯域通過フィルタ、２はアイソレータ
、３は帯域阻止フィルタ、４は接続線路。 （Ｚｏｅ）　　と（Ｚ　ｏ　ｏ　）　］　ａは奇インピ
ーダンスと偶インＪ ピーダンス、ｚｌ〜Ｚ１５　ハｔＪ路インピーダンス。 Ｌ１〜ｔ１’５は線路長をそれぞれあられしている。 （Ｃ） 第２図 反胴減表量（ｄＢ） 通過損失（ｄＢ）　　。 反射風狭量（ｄＢ、１ 通過損失（ｄＢ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数個の共振器及びこれらの共振器間を接続する結
   合線路を有する帯域通過フィルタと、所望の形式の伝送
   特性を有する複数個の共振器及びこれらの共振器間を接
   続する結合線路を有する帯域阻止フィルタとが、規格化
   インピーダンスの接続線路で接続されるフィルタ接続回
   路において、前記帯域阻止フィルタの結合線路のインピ
   ーダンスを、前記所望の形式の伝送特性に適合する様設
   計された値よりも約２％ないし８％小さく設定したこと
   を特徴とするフィルタ接続回路。