JPS6176401A - 殺菌消毒剤および殺菌消毒法 - Google Patents

殺菌消毒剤および殺菌消毒法

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JPS6176401A
JPS6176401A JP19707284A JP19707284A JPS6176401A JP S6176401 A JPS6176401 A JP S6176401A JP 19707284 A JP19707284 A JP 19707284A JP 19707284 A JP19707284 A JP 19707284A JP S6176401 A JPS6176401 A JP S6176401A
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JP
Japan
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disinfectant
salt
germicidal
concentration
disinfection
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JP19707284A
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English (en)
Inventor
Eiji Higashide
東出 栄治
Kumiko Kino
城野 久美子
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はドデシル・ジメチp・ベンジルアンモニウムま
たはその塩を約80重量96以上を含有せしめてなる殺
菌消毒剤およびこれを用いる殺菌消毒法に関する。
従来の技術 アルキル・ジメチ〃・ベンジルアンモニウムの、たとえ
ば塩化物はベンザルコニウムクロフィト(以後nzKと
略称することがある)または逆性面けんと称され、無色
、無臭の水溶性殺菌消毒剤として、医療用等をはじめと
して広く用いられている。
ところで、第10改正日本薬局方によればBZK液中の
BZKの側鎖アルキル基はc8  HI3 e cl。
H、’C”H、CH、CH、CH の混合物であり、主としてC’HおよびCH29〃−ら
逐るとされ、両者の割合については特に規定されていな
い。一方、市□販BZK液の種々の試料について、各1
111I鎖を有するBZの含量について高速液体クロマ
トグラフィー汰(’ R、C、Meyer :J、 P
har’m、 Sci、 69 、1148−1150
 、’19’80)によ)測定するとCHBzx59−
6396.cL4H2,BZに29−34* 、C,、
H33B広6.8−7.2%であった。
殺菌消毒剤□の一般的性質として有機物、たとえば血液
などの有機物の混入により殺菌力の低゛下が起こシ、B
ZKもこの例外でなく、10%の高濃度の馬血清がB’
7に液中に存在すると殺菌力が2〜Hに低下すると報告
されている( Heinema、n * P。
G : J、 Amer、 Pharm、、 As5o
c、  26+ 711 +1937)。
殺菌消毒剤の場合、抗生物質と異なり、短時間で殺菌力
を発揮するため、耐性菌の出現は容易ではない。殊にB
ZKの場合、殺菌に要する時間が非常に短時間であるた
め、他殺菌′剤に比し耐性菌の出現はほとんど認められ
ない。しかし、現在市販BZKを主成分とする製品の場
合、製造工程などが不備の場合、まれにアルカリゲネス
(Alcaligenes)、アクロモバクタ−(Ac
hromo −シazt−Ly )属などの微生物がそ
の溶液中に発育し、汚染される可能性がある(日本細菌
学雑誌、15゜1271.1960)。
発明が解決しようとする問題点 BZKi、現在、広く用いられている殺菌消毒剤ではあ
るが、従来の組成量には前述の知見にもみられるように
さらに改良すべき点がある。
その一つけ、従来の組成量は有機物の混入により殺菌力
が低下することから、医療用や手指の殺菌消宙のように
使用頻度が高く蛋白質等の有機物で汚染される機会の多
い使用目的では殺菌力が低゛ 下し、殺菌剤としての実
用上の問題がある。また、従来組成量はアルカリ土類金
属、アクロモバクタ−属などの微生物が時によって発育
することがあシ、これまで以上に広範な微生物に対しよ
り効果的に殺菌力を示すよう改良することも実用上極め
て重要なことズある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、上記のような状況に鑑み、BZKけ種々
の側鎖アμキμ基を有することに着目し、種々検討の結
果、ドデシル・ジメチル・ベンジルアンモニウムまたは
その塩を特定量以上含有せしめることによシ、従来のB
ZK組成品が有する欠点が解消できることを見出し、さ
らに検討して本発明を完成した。
すなわち、本発明はアルキ!・ジメチμ・ベンジルアン
モニウムまたはその塩としてドデシル・ジメチル・ベン
ジルアンモニウムまたはその塩を約80重′#、%以上
含有せしめてなる殺菌消毒剤およびドデシ〃・ジメチμ
・ベンジルアンモ二つふま′fcはその塩の約0.5−
104(重:l/容量)崎液を適用することを特徴とす
る殺菌消痺法である。
本発明の殺菌消廼剤において、ドデシμ・ジメチp・ベ
ンジルアイモニウムまたはその塩は常法で得たものが用
いられ、特にドデシp・ジメチ〃・ニウムクロフィトが
有利に使用で きる。水剤の特徴はアルキ〃・ジメチル・ベンジルアン
モニウムまたはその塩としてドデシμ・ジメチμ・ベン
ジルアンモニウムまfcはその塩の含量を約80重量%
以上にする点にあるが、約85重量%以上含有せしめる
ことにょシさらに好ましい効果が発揮される。ドデシル
体以外のアルキμ・ジメチル・ベンジルアンモニウムま
′1′cけその塩としては、その側鎖アルキμ基がc8
■、ワ、C工。H2,。
C14■291 Cよ。■33あるいはq8■37のも
のがあげられ、これらは1種または2種以上が含有され
ていてもよい。
本殺菌消毒剤の剤型は、特に限定されず、たとえば従来
公知の方法によシ粉剤、液剤等にtli製すればよい。
液剤の場合は、水、アルコール等を溶媒として用いるこ
とができる。
次に、本殺菌消毒剤を使用するに際しては、ドデシ〃・
ジメチル・ベンジルアイモニウムマタハその塩の濃度が
約0.5〜1(1(重量/容量)となるような溶液状頓
で殺菌消毒の対象物に接触せしめればよい。このときの
溶媒としては、水、アルコ−/I/(例、エタノ−/L
’)、アルコール水溶液等を用いることができ、殺菌消
毒の対象物の種類を考慮し適宜に選択すればよい。アル
コールを用いる場合は、アルコール濃度が約3(1(容
量こともできる。
殺菌消毎対象物への接触方法は、従来公知の方法を採用
することができ、たとえば浸漬、スプレー、ふ)かけ、
洗浄などKよシ実施すればよい。
また、手指などの殺菌消毒については0.15!f以上
好ましくけ0.5*ないし596の末剤溶液の3〜10
1/を掌にとり手指をよくもみ洗いすることによシ手指
の汚染菌を殺菌することができる。接触時間t、tW菌
対象物あるいけ本殺菌消毒剤の使用濃度等を考慮して選
択されるが、通常約10秒以上、好ましくは1分間以上
である。
本殺菌消毒剤は、微生物の汚染を排除する目的で各種用
途に幅広く適用できる。たとえば、人体、動物の患部あ
るいけ各種医療器具・施設などの医療用、手指の消毒、
理容・美容院、学校等の公共施設、家屋、乗物、食器、
食品製造工場あるいはその製造設備等の殺菌消毒に用い
ることができる。
本則は後述の実験例に示されているとお)、有機物の混
入下であっても充分に収繭消毒力を示すので、特に医療
用など頻繁に用いられる場合、または蛋白質等有機物に
よる汚染の著しい手指の消毒にはよシ好ましく適用でき
る。
マウスを用いた皮下注射によるLD5oは市販BZKを
主成分とする製品よシも本殺菌消毒剤は約50%高く、
毒性はよシ低い。
突施例 以下に、実験例および冥施例をあげて本発明をさらに具
体的に説明する。
実験例1 種々の試験菌に対する殺菌力の比較: 表1に示した種々の試験菌の1白金耳をSCD培地(六
方栄養化学■)に接種して35℃、20時間培養した。
市販塩化ベンザルコニウム、市販クロルヘキシジン・グ
ルコネートおよび塩化ベンザ7y=xニウムのアルキi
′vIIll鎖がC8HI3 tC1oH21’C12
H21・C14H2O・C16H33およびC比■37
のものについて殺菌力を測定した。すなわち、各濃度の
試験液に対し、・前記培養の各試験菌の生菌数が10 
 CFU/g/になる様に接種して、25℃において1
0分間接触した後、これらの液10μlをaWtf)s
cDLP培地(六方栄☆化学KK)に移して、35℃、
72時間培養し、菌の発育が認められない各殺菌消毒剤
の濃度を最少殺菌濃度とした。その結果、表1に示した
様にCl211f2.B Z Kけ市販BZKに比し、
ぶどう球菌に対する殺菌力のみがや覧弱いが、他の試験
菌に対しては同等またけ強い殺菌力を示すことが認めら
れた。その他のBZKの各成分の殺菌力について比較す
ると、ぶどう球菌に対してC工、H29BZK、C工。
H33BZK、C工。H37B Z Kが強い作用を示
すこと以外はCよ、■21BZKの殺菌力は同等ないし
ょ9強い殺菌力を示すことが認められた。一方、市販り
口μへキシジン・グルコネートはBZKに比し弱い殺菌
力を示した。
実験例2 有機物の殺菌力に及ぼす影響: 試験菌としてスタフィロコッカス アウレウス(5ta
pbylococua  aureus) F D A
 209の1白金耳18cD培地(大豆栄養化学U)に
接種して35°C,1夜培養した。市販BZK液および
側鎖Cl2H21BZKを全BZKの83+90*。
9596含有のBZK液をそれぞれ1000μg/yx
l 。
800μg/li! 、 500μg/ml 、 40
0μg/at。
200μg/glとした被検液を調整し、これに生酵母
(オリエンタル酵母#製)を596づつ懸濁して30分
間反応させた。その後、試験菌を10 0FU/Mlに
なる様に各被検液に注入して30分間反応させた。これ
らの混合液を5CDLP培地(大力栄誉化学KK)で1
0倍稀釈して、各殺菌消毒剤を不活性化した後、スパイ
ラル・プレーター(スパイヲ〃・システム・インスツρ
メント会社・米国)によシ5CDLP寒天平板上に塗抹
し、35°Cで42時間培養した。培養後、出現した生
菌数(コロニー数)を測定して各薬剤の殺菌力を検した
。その結果、市販BZKの場合、800μg/agで生
菌数は0.500μg/g/で0.01%の生菌数が認
められた。一方、Cl2H2,BZKを83%。
9096および9596含有のBZK液では500μg
/llで完全に殺菌(生菌数:0)され、400μgl
Ha液の場合0.01*の生菌数が認められた。すなわ
ち、C,2H2□B Z Kを8096以上含有するB
ZK液は有機物が混在している状態では市販B2に液よ
シ強い殺菌力を示すことが認められた。
実験例3 種々の試験菌(表2参照)の1白金耳をSCD培地に接
種して、35℃、20時間培養した。市Qiヘンザμコ
ニウムクロフィト(オスパン■)およびベンザルコニウ
ムクロライドの側鎖アμキp基力ゝC12■21・C1
4■29・C16H33のものの種′の濃度の試瞼液を
調製し、その各々に対し乾燥酵母(局方乾燥酵母、朝日
麦酒■製造)を2.5*fになる様に添加した後、前記
培養の各試験菌をIQ  CFU/Mlとなる様に接種
した。接触温度は25°Cとし、接触時間は10秒、3
0秒および1分間として、接触時間後直ちにその0.5
wlを8CDLP培地に移植した。各時間および濃度の
殺菌消毒剤を不活性化した後、スパイラル・ブレーター
により5CI)I、P寒天平板上に塗抹し、35°Cで
24時間培養した。培養後、出現した生菌数を測定し、
生菌数が0となった濃度を最少殺菌濃度とした。
その結果、表2に示した様にC12■2□BZKは1分
間接触によりすべての菌株の106CFU/Mlの生菌
数は511fl / weの濃度で0となることが認め
られた。一方、市販ベンザルコニウムクロライドおよび
C14H28B Z K 、 016 H33B Z 
Kのスタフイロコッ力ヌ アウレウヌ、スタフイロコッ
カスエピデルミデスに対する殺菌力は(42H21BZ
Kと差を認めなかったが、他の試験菌に対してはCl2
H2□BZKは短時間でしかも低濃度で殺菌力を示すこ
とが認められた。
実施例I BZKll!ll鎖アμキμ基がC12H218496
* C14に無菌濾過した水道水を注入して稀釈し、B
ZKとして1(IW/V液、5*w、’v液、1*W/
ff液および0.54W/V液を11il製した。それ
ぞれノシュードモナス セパシy  TN  1943
(105CFU/yl)に対する10分間作用の殺菌力
を倹すると200μg/+wlの溶液で発育コロニを認
めなかった。
実施例2 BZK聞鎖アμキμ基がCl2H2□93%、C04に
無菌濾過した水道水を注入して稀釈し、BZKとしてi
 096 W / V液、596W/V液、1%W/V
液および0.5%W/V液を稠製した。それぞれの製剤
のシュードモナス セパンア TN  1943に対す
る10分間作用の殺菌力を検すると200μg/me溶
液で完全に殺菌することが認められた。
発明の効果 本発明の殺菌消毒剤は、従来の組成によるベンザルコニ
ウムクロライドに比較して、各種の微生物に対し幅広く
、短時間に殺菌力を示すという特徴を有する。従って、
種々の殺菌消毒の用途に実用的に有利に適用でき、とシ
わけ本殺菌消毒剤は有機物が混在している状態でも従来
の組成量よシもその効力が高いことから、医療用等の殺
菌消毒に好都合に使用できる。舊とえ1丁、手指の殺菌
消毒に際し、本液剤の少量1に掌上にと9もみ洗いする
ことによ)従来品に比し、よシ効果的な手指′の雑菌に
対する殺菌力が期待できる。
手 続 補 正 書(自船 昭和60年6月17日 ■、 事件の表示 昭和59年特許願第197072号 2、 発明の名称 殺菌消毒剤および殺菌消毒法 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  大阪市東区道修町2丁目27番地名称  (2
93)  武田薬品工業株式会社代表者  倉 林  
育 四 部 4、代理人 住所  大阪市淀用区十三本町2丁目17番85号] 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲および発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 1)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する。
2)明細書第2頁第11行のrBZJをrBZKJに補
正する。
3)明細書第2頁第7行、第8頁第10行、同頁第18
行、第9頁第5行、第12頁第3行、同頁第7行、同頁
第15行、第13頁第8行、同頁第16行、第15頁第
2行および同頁第13行の「Cl2Hffil」をそれ
ぞれrCIzl(sJに補正する。
以上 別紙 特許請求の範囲 I)アルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウムまたは
その塩としてドデシル・ジメチル・ベンジルアンモニウ
ムまたはその塩を約80重量%以上含有せしめてなる殺
菌消毒剤。
2)ドデシル・ジメチル・ベンジルアンモニウムまたは
その塩の約0.1−10%(重量/容量)溶液を適用す
ることを特徴とする段間消毒法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウムまたは
    その塩としてドデシル・ジメチル・ベンジルアンモニウ
    ムまたはその塩を約80重量%以上含有せしめてなる殺
    菌消毒剤。 2)ドデシル・ジメチル・ベンジルアンモニウムまたは
    その塩の約0.5〜10%(重量/容量)溶液を適用す
    ることを特徴とする殺菌消毒法。
JP19707284A 1984-09-19 1984-09-19 殺菌消毒剤および殺菌消毒法 Pending JPS6176401A (ja)

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