JPS6176400A

JPS6176400A - 発光性の模擬宝石

Info

Publication number: JPS6176400A
Application number: JP19780884A
Authority: JP
Inventors: 岩片　忠行; 渋谷　正志
Original assignee: Ohkura Electric Co Ltd
Current assignee: Ohkura Electric Co Ltd
Priority date: 1984-09-22
Filing date: 1984-09-22
Publication date: 1986-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、光源を内蔵する模擬宝石に関し、とくに指輪
その他の装飾に使われる模擬宝石であって発光性を有す
るものに関する。

従来の技術宝石の装飾性は、その表面の切削研摩により洗練された
美しい色彩と光輝の強い光沢によるところが大きい。こ
のため、宝石は、一般に透明度が高く、内部反射が強く
、硬度の大きいことが要求され、これらの要求を満たす
資源には限度がある。さらに、装飾用宝石の切削研摩に
は、高度の熟練が要求され、加工段階のコストも大きく
。

製品としては高価とならざるを得ない。

資源が少ない天然宝石の代りに人造宝石も使用されるが
、上記の物理的特性を賦与し高度の加工を施すため、人
造宝石といえども相当に高価である。

また、従来の宝石の光輝は反射光に依存するので、その
装飾性が光学的環境にかなり左右される問題点がある。

例えば、夜間において照明が不足する場合には十分な光
輝が発揮できないうらみがある。

さらに、色彩について、天然宝石では採掘されたものの
中から選択して使用するのみであって所望の色彩を積極
的に口］出することは殆ど不可能であり、人造宝石の場
合にも所望色彩のものを経済的にしかも簡便に創出する
ことは必ずしも容易ではない。

発明が解決しようとする問題点従って、本発明が解決しようとする問題点は、従来の天
然又は人造宝石において、装飾性が反射光に左右される
こと、所望色彩の創出が容易でないこと、及び高価であ
ることにある。

問題点を解決するための手段り記問題点を解決するため、本発明による模擬宝石は、
第１図に示される様に、宝石様のカット面１ａを有する
透明な本体１に発光性半導体素子２を埋込み、駆動回路
３によりこの半導体素子を間欠的に付勢し、本体１の内
部から発光させる。

好ましくは、透明な本体１をガラス又はモールド樹脂に
よって構成し、その宝石様のカット面１ａを夕゛イヤモ
ンドのプリリャント争力・ント面とし、発光性半導体素
子２を集積回路（ＩＣ）からなる駆動回路３により間欠
的に駆動される発光ダイオード（以下、ＬＥＤという。

）とする。

作用本発明の模擬宝石は、透明な本体１に埋込まれたＬＥＤ
等の発光性半導体素子２を駆動回路３により間欠的に付
勢して発光させるので、本体１の内部から積極的にキラ
キラと発光する全く新規な装飾性を提供する。従って、
本発明模擬宝石の装飾性は、本体１内部からの発光によ
るものであって、カット面１ａにおける環境光の反射光
によって支配されることはない。また、透明本体１は。

ガラス又はモールド樹脂などによって構成されるから、
任意の色彩のものを簡便にしかも経済的に創出すること
ができる。さらに、本発明による模擬宝石は、量産可能
な部品のみによって構成されるから、天然宝石及び従来
の人造宝石に比し安価である。

実施例以下、添付図に示される指輪に組込んだ実施例を参照し
て本発明を説明するが、本発明の用途は指輪に限定され
るものではなく、本発明の模擬宝石はイヤリング、ブロ
ーチ、プレースレットその他の各種装飾品に利用するこ
とができる。

第１図において、透明な本体１はガラス又はモールド樹
脂などからなり、宝石様のカット面１ａを有する。カッ
ト面１ａの一例は、ダイヤモンドのプリリャント・カッ
ト面である。本発明の重要な特徴は、好ましくはＬＥＤ
からなる発光性半導体素子２が透明な本体１の中に１個
以上埋込まれており、それらの発光性半導体素子２を間
欠的に付勢するところの好ましくはＩＣからなる駆動回
路３が設けられている点にある。発光性半導体素子２は
、ＬＥＤに限定されるものではなく、フォトトランジス
タなどであってもよい。

図示例では、透明な本体１を、指輪リング４と一体の宝
石台５に保持させ、好ましくはリチウム電池からなる電
源６と電源開閉用のスイッチ７を宝石台５に組込む。こ
の電源６は、スイッチ７を介して駆動回路３に接続され
る。スイッチ７の閉成時に、駆動回路３がこの場合ＬＥ
Ｄである発光性半導体素子２を電源６に対しランダムに
オン・オフしてキラキラと発光させる。駆動回路３を、
透明本体１に埋込む代りに、宝石台５へ着脱自在に取付
けてもよい。

第２図は、本発明の模擬宝石の電気回路の一例を示す。

スイッチ７を介して電源６に接続された駆動回路３は、
好ましくはクロック８、模擬ランダム雑音発生器９、及
びドライバ１０ａないし１０ｎ（ｎは１以上の自然数）
を有するＩＣとして形成される。第３図は模擬ランダム
雑音発生器の回路構成の一例を示す。

図示実施例の動作を説明するに、スイッチ７が閉成され
ると、電源６の電圧が駆動回路３に加えられ、模擬ラン
ダム雑音発生器９がクロック８からの信号に応じ、模擬
ランダム雑音を発生する。

この場合トランジスタであるドライバ１０ａないし１０
ｎがこの模擬ランダム雑音に応じて対応する発光性半導
体素子２を間欠的にしかも不規則的に付勢する。従って
、透明な本体１内の発光性半導体素子２がキラキラとい
った感じで発光する。このとき１本体１の宝石様のカッ
ト面１ａは、発光性半導体素子２からの光を屈折させ宝
石の反射光の如き視覚効果を与える。

こうして、本発明模擬宝石の透明な本体１は、周囲の光
学的環境の如何に拘らず発光して装飾性を発揮し、たと
え従来の宝石が反射光による光輝を示し得ない暗所など
においてもキラキラといった感覚の発光により優れた装
飾性を提示する。しかも、本発明による模擬宝石は、そ
の構成要素が全て量産に適するものであるから低コスト
で生産することができる。

第４図は、宝石台５に鏡１１を取付け、この鏡１１と本
体１との間に太陽電池１２を介在させることにより電源
６及びスイッチ７を省略した実施例を示す。

なお、本発明による模擬宝石の色彩は、本体１の色彩又
は発光性半導体素子２の発光色を選択することにより適
宜創出することができる。

さらに、発光性半導体素子２の発光態様を、模擬ランダ
ム雑音発生器９の交換又は駆動回路３の交換により変化
させることもできる。

発明の詳細な説明した如く１本発明による発光性の模擬宝石は、ガ
ラス又はモールド樹脂等からなる透明な本体に埋込んだ
発光性半導体素子及びこの素子を間欠的に付勢する駆動
回路を有するので、次の顕著な効果を奏する。

（イ）新規な発光性の模擬宝石が提供される。

（ロ）反射光に支配されない装飾効果が得られる。

（ハ）模擬宝石の色彩を創出することができる。

（ニ）模擬宝石の発光態様を創出することができる。

（ホ）模擬宝石が低コストで提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による発光性の模擬宝石の説明図、第２
図はその模擬宝石の電気回路の説明図、第３図は模擬ラ
ンダム雑音発生器の一例の構成を示す図、第４図は他の
実施例の説明図である。１・・・本体、１ａ・・・カット面、２・・・発光性半
導体素子、３・・・駆動回路、４・・・指輪リング、５
・・・宝石台、６・・・電源、７・・・スイッチ、８・
・・クロック、９・・・模擬ランダム雑音発生器、１０
ａ−１０ｎ・・・ドライバ、１１・・・鏡、１２・・・
太陽電池。特許出願人　　大倉電気株式会社特許出願代理人　弁理士　　市東禮次部第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

宝石様のカット面を有する透明な本体、前記本体内に埋
込まれた発光性半導体素子、及び前記半導体素子を間欠
的に付勢する駆動回路を備えてなる発光性の模擬宝石。