JPS6176170A - 低周波治療器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は低周波治療器に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、低周波治療器は、低周波治療に適合した通電期
間と休止期間とが交互に周期的に繰返されるものであっ
て、たとえば筋肉を治療対象とする場合、必要な通電期
間は、通電による電気的刺激が治療に必要なレベル〈筋
肉が収縮するレベル）の刺激に達するまでに要する時間
によって決められ、また必要な休止期間は、通電により
収縮した筋肉が弛緩して元の状態に戻るまでに要する時
間によって決められるものであり、通電期間の波形が方
形波の場合の従来例を第５図イに示し、また通電期間の
波形がのこぎり波の場合の従来例を第６図イに示す。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、このような従来のものは、通電期間の波
形がどのような種類のものであっても、通電期間の開始
時から終了時までの間通型状態が途中で中断されること
なくずっと接続されるため、被治療者には通電期間中絶
え間なく電気的刺激が加えられることとなり、そのため
使用後に疲労感が残って治療効果を減殺してしまう等の
問題点があった。

この発明は上記従来のもののもつ問題点を解決して、被
治療者に対する電気的刺激を和らげて、使用後の疲労感
を軽減させることのできる低周波治療器を提供すること
を目的とするものである。

［問題点を解決するための手段」 この発明は上記目的を達成するため、低周波治療に適合
した通電期間と休止期間とが交互に周期的に繰返される
低周波治療器において、低周波治療に適合した周波数の
上限を上まわる周波数のパルス複数個からなるパルス群
によって、前記各通電期間を構成したものである。

［作　用］ この発明は上記手段を採用したことにより、被治療者に
対して、パルス群の個々のパルスが被治療者にとって実
質的刺激とならない微小な電気的刺激を加えては解放し
、加えては解放することを繰返すことによって電気的刺
激を断続的に加え、それにより微小な刺激が徐々に蓄積
されて通電期間の終期には治療に必要なレベルの刺激に
達することとなる。

［実施例］ 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

第１，２図はこの発明の一実施例を示し、１は低周波治
療に適合した周波数範囲（１〜数１００Ｈ２）内で調整
可能となった周波数が所望の値に設定された方形パルス
ａを発生する発振回路、２は方形パルスａの調整可能と
なったパルス持続時間を所望の値に設定する単安定マル
チバイブレータ、３は低周波治療に適合した周波数の上
限（約１０００ＨＺ　）を上まわる周波数（たとえば２
０ｋＨｚまたはそれ以上）のパルスＣを発生するパルス
発生回路、４は単安定マルチバイブレータ２の出力すと
パルス発生回路３の出力ＣとのＡＮＤをとって、パルス
ｂの持続時間の間だけパルスＣを出力させる論理回路、
５は論理回路４の調整可能となつだ出力ｄのレベルを所
望の電流レベルまたは電圧レベルに設定する出力回路で
ある。

この低周波治療器はつぎのように動作する。

治療対象その他治療すべき条件に応じて、発振回路１の
周波数、単安定マルチバイブレータ２の時定数、および
出力回路５のレベルを設定すると、単安定マルチバイブ
レータ２からは所望の周波数および所望のパルス持続時
間を有するパルスｂが出力され、一方パルス発生回路３
からは低周波治療に適合した周波数の上限を上まわって
そのため個々のパルスは被治療者に実質的刺激を及ぼさ
ない周波数のパルスＣが発生され、論理回路４からはパ
ルスｂの持続時間がパルスＣのパルス群ｆによって構成
された出力ｄが発生されたうえ、その出力ｄに所望の電
流レベルまたは電圧レベルを付与された出力ｅが出力回
路５から発生される。そのため、出力回路５の出力ｅを
たとえば筋肉に通電すると、パルス群ｆの個々のパルス
が被治療者にとって実質的刺激とならない微小な電気的
刺激を加えては解放し、加えては解放することを繰返す
ことによって電気的刺激を断続的に加え、それにより微
小な刺激が徐々に蓄積されて、パルス群ｆによる通電期
間の終期には治療に必要なレベルの刺激に達して筋肉咳
収縮し、つぎにパルス群ｆとパルス群ｆとの間に形成さ
れた休止期間９によって筋肉は弛緩して元の状態に戻り
、これが繰返されて筋肉はたとえば機能回復訓練等の治
療が施されることとなる。そして通電期間において、そ
の開始時から終了時までの間、被治療者にとって個々に
は実質的刺激とならない微小な電気的刺激が断続的に加
えられるため、被治療者に対する電気的刺激は従来のも
のに比べて和らげられ、使用後の疲労感は軽減されるこ
ととなる。

第３．４図はこの発明の他の実施例を示し、６は単安定
マルチバイブレータ２から出力された方形パルスｂをの
こぎり状パルスｈに波形整形する波形整形回路であり、
その他は第１．２図のものと同様であるので、同様の部
分に同一の符号をつけて示しである。

この低周波治療器の動作は、第１．２図のものの動作と
同様であるので、その説明を省略する。

なお、上記実施例では単安定マルチバイブレータ２の出
力ｂ（または波形整形回路６の出力ｈ）とパルス発生回
路３の出力ＣとのＡＮＤをとり、パルスｂ（またはパル
スｈ）の持続時間の間だけパルスＣを出力させてそのパ
ルス群ｆによって通電期間を構成したが、これに限定す
るものでなく、たとえばパルス発生回路３の出力パルス
Ｃまたはそれをフリップフロップ回路に導入して得られ
たパルス（被治療者に実質的刺激を及ぼさない周波数の
パルス）が何個まとまると治療に必要な刺激レベルに達
するかをあらかじめ知得してカウンタのカウント数を設
定しておき、発掘回路１の出力ａの立上りにともない、
カウンタで前記パルスのカウントを開始して設定数に達
するまでそのパルスを出力回路５に入力するようにして
もよい。また、各部の波形は図示のものに限定せず、パ
ルス群ｆの振幅はベースラインの反対側にも発生させる
ことができ、その他この発明は上記実施例の種々の変更
、修正が可能であることはいうまでもない。

［発明の効果］ この発明は上記のように構成したので、通電期間の開始
時から終了時までの間、低周波治療に適合した周波数の
上限を上まわってそのため個々のパルスは被治療者に実
質的刺激を及ぼさない周波数のパルス複数個からなるパ
ルス群によって被治療者に電気的刺激が断続的に加えら
れ、そのため被治療者に対する電気的刺激を和らげて、
使用後の疲労感を軽減させることができる等のすぐれた
効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
は第１図のもののタイミングチャート、第３図はこの発
明の他の実施例を示すブロック図、第４図は第３図のも
ののタイミングチャート、第５図は従来のものの一例イ
とこの発明の一実施例口とを対比する説明図、第６図は
従来のものの他の例イとこの発明の他の実施例口とを対
比する説明図である。 １・・・発掘回路、２・・・単安定マルチバイブレータ
、３・・・パルス発生回路、４・・・論理回路、５・・
・出力回路、６・・・波形整形回路、ｆ・・・パルス群
、Ｑ・・・休止　゛期間 出　願　人　　伊藤超短波株式会社 代　理　人　　　　芦　１）直　衛　外１゛名第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　低周波治療に適合した通電期間と休止期間とが交互
   に周期的に繰返される低周波治療器において、低周波治
   療に適合した周波数の上限を上まわる周波数のパルス複
   数個からなるパルス群によって、前記各通電期間を構成
   したことを特徴とする低周波治療器。 ２　前記通電期間および休止期間の繰返し周波数は１〜
   数１００Ｈｚからなる特許請求の範囲第１項記載の低周
   波治療器。 ３　前記通電期間と前記休止期間との比は調整可能とな
   つている特許請求の範囲第１項記載の低周波治療器。 ４　前記パルスの周波数は２０ｋＨｚ以上からなる特許
   請求の範囲第１項記載の低周波治療器。