JPS6175346A - 染料拡散転写法において使用するための有機化合物およびそれを混入した写真材料 - Google Patents

染料拡散転写法において使用するための有機化合物およびそれを混入した写真材料

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JPS6175346A
JPS6175346A JP60173082A JP17308285A JPS6175346A JP S6175346 A JPS6175346 A JP S6175346A JP 60173082 A JP60173082 A JP 60173082A JP 17308285 A JP17308285 A JP 17308285A JP S6175346 A JPS6175346 A JP S6175346A
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クリスチヤン・シヤルル・ヴアン・ド・サンド
アルマン・マリ・ヴアン・ダン・ベルグ
ウイルエルミユ・ジヤンサン
ハンス・フエツター
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/02Photosensitive materials characterised by the image-forming section
    • G03C8/08Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of organic compounds
    • G03C8/10Photosensitive materials characterised by the image-forming section the substances transferred by diffusion consisting of organic compounds of dyes or their precursors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は染料拡散転写法に使用する有機化合物およびそ
れを組入れた写真材料に関する。
重要な従来とは異なる多色再現法は、染料拡散転写処理
を基にしている。これらの方法は処理の簡単なことおよ
びカラー像への迅速性のため特に価値のあるものである
染料拡散転写像形成は多くの方法で実施できるが、それ
ぞれの方法は同じ原理に基いている、即ち写X銀像の現
像によって制御された染料の溶解度の変化に基いている
普通に知られている染料拡散転写法においては、染料像
生成化合物が、(A)始めアルカリ性媒体中で可動性で
あり、処理中iこ不動性化されるようになる、あるいは
(B)それらは始め不動性であり、処理中に可溶化され
るようになる。
かかる方法の概括は、アンゲヴアンテ・ヘミー1国際英
語版第22巻(1983年)第191頁〜1193頁に
クリスチャン・シー・ヴアン・ド・サンプによって与え
られている。
染料拡散転写法に使用する既知の化合物lこは、例えば
トリフェニルメタン、キサンチン、アゾ、アゾメチン、
アンスラキノン、アリザリン、メロシアニン、キノリン
またはシアニン染料構造を含む。特にしばしば使用され
るものに、モノアゾ染料基がある(例えば米国特許第3
725062号参照)。
レドックス制御染料放出性化合物が市場に導入され、種
々知られている。
酸化後節水分解によって染料部分を放出する酸化性染料
放出性化合物は、例えばドイツ特許第2242762号
、第2406664号、第2505246号、第261
3005号および第2645556号、およびリサーチ
・ディスクロジャー・パブリケーション、ム15157
(1976年11月)、16654(1977年4月)
および17738(1979年1月)から知られている
これらの文献において、染料放出性化合物は、染料部分
がスルホンアミド基を介して酸化性キヤリャ一部に最も
しばしば結合されるように記載されている。かかる化合
物から放出された染料はスルファモイル基を含有する。
酸化された形で分子内置換反応によって染料部分を放出
する酸化性染料放出性化合物は例えば米国特許第344
3940号に記載されている。これらの化合物から放出
された染料はスルフィネート基を含有する。
染料放出性化合物を用いて操作することは染料拡散転写
に当って特に重要であり、そこからの染料放出はネガ作
用ハロゲン化銀乳剤層の現像に対して逆比例であり、こ
れによってポジ染料像は受容体材料中で形成できる。
酸化された形では安定であるが、還元された形では除去
反応によって染料部分を放出する酸化性染料放出性化合
物はドイツ特許第2823159号および第28549
46号に記載されている。
未露光ハロゲン化銀乳剤材料において還元された形で使
用されるとき、この種の化合物は、IHO化合物と称さ
れる、IHOは「酸化によって阻止された加水分解」の
頭字語である。酸化された形で使用するときこれらの化
合物はIHR化合物と称され、IHRは「還元により増
大した加水分解」の頭字語である。
還元後、分子内親核性置換反応で染料放出を受けること
のできる還元性キノノイドERR化合物はドイツ特許第
2809716号に記載されている。この中でこれらの
化合物はBEND化合物と称されている、BENDは「
嵩高電子受容性親核性置換」を表わす。
還元後除去反応によって染料放出を受けることのできる
還元性IHR化合物は公告されたヨーロッパ特許出願第
0004399号および米国特許第4371604号に
記載されている。
還元後染料を放出しうる他の群の化合物はドイツ特許第
3008588号および第3014669号に記載され
ている。
特に有用なのは一般式 %式% (式中BALは親水性コロイド層中で染料放出性化合物
を不動化するための嵩高残基を有する部分を表わし、R
EDOXはレドックス活性基、即ちアルカリ性ハロゲン
化銀現像の状況下酸化性または還元性であり、酸化され
た状態または還元された状態によって、除去反応、親核
性置換反応、加水分解または分解反応によって染料放出
を生せしめる基を表わし、DYFiは拡散性染料部また
はそのプリカーサ−を表わす)によるレドックス制御染
料放出性化合物である。
写真像を形成する染料は可視光に対し充分な安定性を有
することが要件である。アゾ染料は、その点で有利な安
定性を有する染料の群であるが、なお改良が望まれてい
る。
アゾ染料の光に対する安定性は、例えば米国特許第42
07104号および第4357412号に記載されてい
る如く金属イオンで錯化合物を形成することによって改
良された。金属イオンは受像層自体中tこまたはそれζ
こ隣接するE41こ存在させることができる、あるいは
受像層を染料の拡散が生起した後浴中の金属イオンと接
触させることができる。個々のアゾ染料と錯化するのに
好適な金属イオンは多価金属イオン例えば@(ロ)、亜
鉛(n)、ニッケル(II)、コバルト(11)、白金
(II)およびパラジウム(n)である。上記イオンの
使用は傷形成法の原価に加わり、それを生態学的に魅力
の少ないものにしている。
本発明の目的の一つは写真染料拡散転写法に使用するた
めの新規な化合物を提供することにあり、上記化合物は
錯化多価金属イオンを必要とせずに光に対する改良され
た安定性を有する染料を生成する。
更に特別の本発明の一つの目的は、アルカリ性東件下ハ
ロゲン化銀乳剤層の現像中生起するレドックス反応の機
能として拡散性モノアゾ染料を放出することができ、特
殊な非発色固有機基を放出性染料部分中に存在させるこ
とによって光に対する改良された安定性を有する新規化
合物を提供することにある。
本発明の別の目的は、染料拡散転写法で拡散性モノアゾ
染料の像に従った放出のため、嵩高にされた即ち非拡散
性状態で上記化合物を混入した写真ハロゲン化銀乳剤材
料を提供することにある。
本発明によれば、キャリヤー部分から拡散性モノアゾ染
料またはその染料プリカーサ−を放出できる嵩高にされ
た非拡散性化合物を提供する、しかしてこの化合物は下
記一般式 %式% 〔式中CARは湿潤アルカリ性条件下親水性コロイド媒
体中で上記化合物を非拡散性にする嵩高キャリヤー部分
、例えばハイドロキノン系またはキノン系残基(この例
えは後述する)を表わし、Lはアルカリ性条件下ハロゲ
ン化銀乳剤層の現像中生起するレドックス反応または銀
分解反応の機能としてキャリヤー部分から分解または放
出しうる化学基を表わし、Gは同素環式または複素環式
芳香族核からなる群から選択した少なくとも3個の芳香
族核、好ましくは3または4個の芳香族核を含有する2
個有機基を表わす、ただし、Lは−の端核に結合し、D
は上記2個有機基の他の端核に結合上でおり、上記結合
は直接化学結合−こよってまたは2価単原子または多原
子基によってなされており、Dは上記最後の、例えばG
の第三芳香族核に結合したアゾ染料部分である〕に相当
する。
上記一般式の化合物は、基G中に2価同素環式芳香族基
として例えば置換された形を含む3個のフェニレン基を
含有する。
2価複素環式芳香族基の例にはピリミニレン基、ピリミ
ジニレン基、ベンズイミダシリレン基およびトリアシリ
レン基がある。
特に本発明による耐光堅牢性モノアゾ染料化合物は下記
一般式 〔式中CAR,LおよびDは前述した意義を有し、好ま
しくはLは−8−1−so、−1−NH302−または
−N+ RL R1−であり、R1およびR2の各々は
同じであっても異なってもよく、アルキル基、置換アル
キル基、アリール基または置換アリール基であり、G1
% 7およびぴは同じでも異なってもよく、化学結合ま
たは2何語合原子または基であり、例えば−〇−1−s
−1−8O,−1−C4−1−CF!、C)I2−1−
NR3−1−0CH,C鳴〇−1−0CH,C馬−1−
CONH2−1−8O,NR3−1−NR3C0−1−
NR”5O2−でア&)、R”は水素、アルキル基、置
換アルキル基、アリール基または置換アリール基であり
、R1,RjおよびRkは同じであっても異なってもよ
く、水素または1個以上の置換基、例えばハロゲン、ア
ルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、アルキルチ
オ基、 N R11R12基(R11および1<+2は
同じであっても異なってもよく、アルキル基または一緒
になって窒素含有複素環式環を閉環するのに必要な原子
を表わす)、R4C0NH−基またはR45O□NH−
基(R4はアルキル基、置換アルキル基、アリール基ま
たは置換アリール基である)である〕の範囲内にある。
酸化された形で、染料部分を分裂する基りを含むキャリ
ヤー部分即ち(CAR−L−)の例を以下に示す。
H O内の基は染料部分(図示せず)と共に放出され、染料
部と共に拡散促進性基として残る。
上記染料放出性化合物において、染料放出はハロゲン化
銀の現像において使用する現像剤の酸化生成物の形成速
度に正比例して進行する。
従って上記化合物は、ネガ作用性ハロゲン化銀乳剤層の
露光部分に対応してそれらが染料放出を受けることでネ
ガ作用性である。ポジ画の製造のためには、直接ポジハ
ロゲン化銀を含有するポジ作用層の使用を基にするか、
あるいは例えば公告されたヨーロッパ特許出願第000
3376号に記載されている如く適切な層組合せを選択
することによって銀錯塩拡散転写法に基いた像反転が必
要である。
基Gを含むキャリヤー部分、即ち還元された状態で染料
部分を放出できる( CAR−L −)の銀分解によっ
て染料を放出しうるキャリヤーの例は前述したアンゲヴ
アンテ・ヘミ−・国際英語版第22巻(1983年)第
207頁に記載されている。かかるキャリヤーの代表例
には例えば次のものがある。
H 宜 0内の基は染料部分(図示せず)と共に開裂される官能
基である。これらの官能基は、染料の吸収性に影響を有
しない結合部員によって染料の発色団基から分離するこ
とができる。しかしながら場合によっては上記結合部員
と共に、この官能基は拡散移動性および/または放出さ
れた染料の媒染される能力を決定する重要なものである
ことがある。有用な結合部員には例えばアルキレン基お
よびアリーレン基がある。
拡散抵抗を与える嵩高残基(バラスト)は、本発明によ
る化合物を、写真材料に通常使用される親水性コロイド
中で非拡散性の形で混入できるようにする残基である。
この目的のため、一般に大部分が8〜20個の炭素原子
を有する同素環式または複素環式または芳香族基および
直鎖もしくは分枝鎖脂肪族基を有する有機残基が好まし
い。これらの残基は直接または間接に、例えば−NHC
O−1−NHSO,−1−NR−(Rは水素またはアル
キル基を表わす)、−〇−1−S −または−SO,−
の群の一つを介して分子の残りに結合する。拡散抵抗を
与える残基は、更に水中での溶解性を与える基例えばス
ルホ基またはカルボキシル基を有していてもよい、これ
らはまたアニオン性の形で存在することもできる。拡散
性は全般的に化合物の分子の大きさによって決るから、
ある場合、例えば分子全体が充分に大であるときには、
拡散に対する抵抗を与える基として一つ以上の短鎖基を
使用すると充分である。
ネガ作用ハロゲン化銀乳剤を用いポジ染料偉生成のため
の好ましい例において、上記基りは、拡散性染料部分が
還元および加水分解によって放出される前述した染料放
出性キノノイドIHR化合物の部分を形成する。
上記キノノイドIHR化合物から染料部分の放出に当っ
て作用する反応は下記式によって示される二段階(A)
および(B)で進行する。
上記式中、バラストは湿潤アルカリ性条件下で収水性コ
ロイド媒体中で化合物を非拡散性にする嵩高基を表わす
本発明(こおいて「拡散性」なる語は、アルカリ性液体
媒体中で写真材料のコロイド層を通って有効に拡散する
性質を有する材料を表す。「可動性」は同じ意味を有す
る。「非拡散性」なる語は反対の意味を有する。
特に好適なキャリヤー基(CAR)は表1に示した下記
構造式に相当する。
表  1 これらの基の例は公告されたヨーロッパ特許出願第00
04399号、第0038092号、公開ドイツ特許比
BM2645656号、米国特許第4273855号お
よび公告されたヨーロッパ特許出願第0109701号
に記載されている。
特に好適な染料部分りは表2iこ示した下記構造式に相
当する。
表  2 SO,C亀 しハ かかる基りを含有する化合物の合成については、例えば
米国特許第3929760号、第3954476号、第
4225708号、第4256831号およびヨーロッ
パ特許第4399号を参照されたい。
一般式(n)の範囲内にあり、本発明により使用するモ
ノアゾ染料化合物の例を下表3に示す。
R1Rk 化合物24は化合物22と同じ構造を有するが、基Rj
が4′−N−モルホリニル基であることが異なる。
化合物25は化合物21と同じ構造を有するが、基Rk
が4′−モルホリニル基であることが異なる。化合物2
6は化合物23と同じ構造を有するが、RjおよびRk
がそれぞれ4/ −N−モルホリニル基および4“−N
−モルホリニル基であることが異なる。
それぞれR1、RjおよびRkで置換された芳香族核中
へのジアルキルアミノ基またはモルホリニル基の導入は
、ジメチルアミノ置換基についての下記反応式と同様に
行なうことができる。
下記製造例は本発明によるIHR化合物の合成を示す。
他の化合物は適切なキャリヤー部分および染料部分中間
体を用いて同様にして作ることができる。
表3の化合物20製造を製造例Aにおいて下記反応式に
より示す。
工程基 (I)         (II) ■ 0H (X[V)=化合物2 Ac、O=無水酢酸、KOAC=酢酸、Cat w n
 −C,、−製造例 人 工程 1 1、8 KgのP−アニシジン(I)を1.8/の酢酸
中で攪拌した。攪拌中50℃以下に保ちつつ、懸濁液に
1.81の無水酢酸を滴加した。添加後温度を50℃で
保ち、透明溶液を得るまで攪拌を続けた。反応の完了は
、溶離剤としてメチレンクロライドおよびエチルアセテ
−1−(9515容t)の混合物を用い薄層クロマトグ
ラフィ(TLC)で検査した。
反応混合物を最後に9 Kgの砕氷中に注入した。
生成物を始め油として分離し、−夜で固化させた。化合
物(n)を吸引濾過して集め、水洗し乾燥した。収fl
: 2125 F。融点129℃。
工程 2 500 mlのクロルスルホンR(約7.5モル)中に
、247.5F(1,5モル)の化合物(II)を少し
ずつ加えた。反応混合物を氷水で外部冷却し、これによ
って反応温度を45〜50℃に保った。
化合物(II)の添加は約30分かかった、そして反応
の完了は溶離剤としてメチレンクロライドとエチルアセ
テ−) (90/10容量)の混合物を用いてTLCで
検査した。
反応混合物を砕氷4 Kg中に注入し、得られた沈澱を
吸引濾過して集めた。20℃で沈澱を10jのメチレン
クロライド中に注入し、水は傾瀉により除去した。無水
硫酸ナトリウムの存在下乾燥した後、減圧上溶媒を除去
して生成物を濃縮した。収量250 yo 工程 3 攪拌しつつ、ts7.5F(1モル)のアミノナフトー
ル(95%)を20℃で11のアセトンおよび100−
の水に溶解した。精製のため、溶液に15fの脱色炭お
よび15Fの一過助剤を加え、濾過し、フィルターケー
キを100mのアセトンで2回洗浄後炉液をそのまま使
用した。
炉液に攪拌しつつ150−のピリジンを加えた。氷水で
冷却し、攪拌しつつ反応混合物の温度を15〜20℃に
保ちつつ15〜30分で290F(1,1モル)のm−
アセチルアミノ−P−メトキシ−ベンゼンスルホニルク
ロライドを少しずつ加えた。
攪拌を30分続け、反応の完了はTLCで検査□した。
(場合によっては更にスルホニルクロライドを加えた)
反応混合物を21!の水中に注入し、固化するまで攪拌
した。沈澱を吸引濾過で分離し、ピリジンを除去するた
め11!の水中で2回攪拌し、2回吸引濾過して分離し
た。50cで乾燥後、350yの化合物(5)を得た。
融点約250”C0工程 4 攪拌中、386F(1モル)の化合物(5)を1.75
1のエタノール中に入れた。次に5o。
−の濃塩酸(約5モル)を加え、混合物を還流が得られ
るまで加熱した。加水分解の完了をTLCで検査し、約
4〜6時間続けた。反応混合物を61の氷水中に注入し
、この中で884P(6,5モル)の酢酸ナトリウム・
3水塩を溶解した。
攪拌中生成物は固体になり、吸引濾過して分離した。収
量は化合物(V)340P0 工程 5 攪拌しつつ344P(1モル)の化合物(V)を1.2
1のアセトン中に入れた。次いで100 mlの杢およ
び150d(約1.875モル)のピリジンを加えた。
形成された懸濁液に20’Cで290F(1,1モル)
のスルホニルクロライド化合物(至)を少しずつ加えた
。室温で30分攪拌した後、反応の完了をTLCで検査
した。(場合によって更にスルホニルクロライドを加え
た)。
反応混合物を3.251の水中に注入した。沈澱を吸引
濾過によって分離し、31の水中で攪拌して2回洗った
更に精製するため、沈澱を1.251!のアセトンに溶
解した。溶解後、17.5Pの脱色炭を加え、攪拌後、
−紙パルプ(15y)上で吸引して沖遇した。炉液およ
び洗浄液(100−のアセトン2回)を−緒にし、51
の水中に注入し、沈澱が固体になるまで攪拌した。吸引
濾過で分離し、乾燥した後、532Pの化合物■(融点
約190℃)を得た。
工程 6 攪拌しつつ571p(1モル)の化合物■を1、757
のエタノール中に導入した。次いで600−の濃塩酸(
約6モル)を加え、混合物を還流するまで加熱した。加
水分解が完了するまで攪拌しつつ還流を続けた(約6時
間)、反応完了は溶離剤としてメチレンクロライドとメ
タノール(90/10容量)の混合物を用いてTLCで
検査した。
反応混合物を61の水中に注入し、その中で1020p
(7,5モル)の酢酸ナトリウム・3水塩を溶解した。
吸引−過によって容易に分離できる沈澱が得られた。濾
過によって分離した後、沈澱を3回、各回11の水で洗
浄した。31の水中で攪拌して最後の洗浄後、吸引濾過
し生成物(ロ)を50’Cで乾燥した。収量s 20 
y。
融点170〜190”C0 化合物(至)の合成 1.51(D酢rl!中1C171拌(、ッツ262 
f (0,5モル)のカルビノール化合物 (これは公告されたヨーロッパ特許出H第010970
1号lこ記載されている如くして作った)および1o2
2のP−アミノベンゼンスルフィン酸(至)を加えた。
30分攪拌した後、100−の水中の60−の濃硫酸の
混合物を加えた。50℃で3時間攪拌を続けた。次いで
800−のメチレンクロライドおよU 800 atの
水中に溶解した300yの塩化鉄(至)・6水塩(1,
1モル)を加え、攪拌を還流下2時間続けた。反応混合
物を冷却し、5oo−の水を加えた。有機相を分離し、
水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
蒸発させて濃縮した。
残査を11の熱酢酸中に溶解した。得られた溶液を15
℃に冷却し、1時間15℃で保った。
形成された沈澱を吸引濾過して分離し、酢酸で洗った。
乾燥した後、下記構造式を有する化合物(X)220 
Pを得た。
ジアゾ化 132.2 F (0,2モル)の化合物(3)を、1
.2−の酢酸および100−の濃塩酸の混合物中で攪拌
した。混合物を10℃に冷却し、その温度で30 ml
の水中に溶解した14.52の亜硝酸ナトリウムを滴加
した。攪拌しっつジアゾ化反応を30分間続けた。
1.5m/ノei+[中に、96 f (1,5モル)
 (y)So。
ガスを導入した。13.69の塩化銅(n)・2水塩を
加え、完全溶解するまで攪拌を続けた。次いテ300,
1/のトルエンを加え、反応混合物の温度を30℃に上
昇させた。
上記酢酸溶液に30℃で前述した如く作ったジアゾニウ
ム塩溶塩を加え、反応混合物を50℃に加熱し、攪拌し
つつこの温度で30分保持した。
塩化ナトリウムの10重景%溶液1.51を加えた。有
機相を分離し、水性相を2回500 mlのトルエンで
洗った。
一緒にしたトルエン抽出物を含有する有機相を無水硫酸
す) IJウムで乾燥した。次いでトルエンを蒸発させ
、残渣を1.4/のベンジン中で攪拌した。沈澱を吸引
沖過して分離し、ベンジンで再洗浄し、乾燥した。収量
:化合物(イ)1112゜融点115℃。
工程 7 600−の無水アセトン中の26.45 y (0,0
5モル)の化合物(ロ)、44.6 P (0,06モ
ル)の化合物(至)、35yの重炭酸ナトリウムの混合
物を還流下沸とうさせて3時間攪拌した。 。
反応の完了は次の溶離剤:メチレンクロライドとメタノ
ール(90/10容flc)およびメチレンクロライド
とエチルアセテート(98/2容量)を用いて’rLC
で検査した。反応混合物を沖過し、炉液から31!の水
を加えて粗製化合物(2)を沈澱させた。
吸引沖過によって分離し、乾燥した後、622の粗製化
合物(6)を得た。生成物は、固定相(吸着剤)として
シリカゲルを用い、溶離剤としてメチレンクロライドと
エチルアセテート(85/15容量)の混合物を使用し
て分取カラムクロマトグラフィで精製した。収−1に2
79゜工程 8 ジアゾ化 5、61 (0,026モル)の4−ニトロ−2−メチ
ルスルホニル−アニリンを36ゴの酢酸中で攪拌し、2
0℃で得られた溶液に44の濃硫酸を滴加した。更に冷
却して15℃で、濃硫酸中のニトロシルfA酸の40重
量%の溶液4.3 mlを滴加した。15℃で反応混合
物を15分攪拌し、得られたジアゾニウム塩をそのまま
使用した。
アゾカップリング 26.5gI(0,0214モル)の化合物(ロ)を1
30rntのメタノールおよび130 mlのエチルア
セテートの混合物に溶解し、5℃に冷却した。
前述した如く作ったジアゾニウム塩溶液を5〜8℃で加
え、反応混合物を更に5〜10℃で4時間撹拌した。反
応混合物を一夜保持し、次いで形成した沈澱を吸引沖過
によって分離し、メタノールで2回洗浄した。乾燥後2
2.5Fの粗製化合物()a′v)を得た。
精製は吸着剤としてシリカゲルを用い、溶離剤としてメ
チレンクロライドとエチルアセテ−1−(80/20容
11−)の混合物を用いて分取カラムクロマトグラフィ
で行なった。収量:橙黄色生成物4,82゜ 他のキャリヤー部分および/または染料部分単位を有す
る本発明による他の化合物は、同様にして、または適切
な薬品を用いて出発して既知の方法で作ることができる
本発明による化合物は、染料拡散転写法に用いられる、
この目的のため、感光性ハロゲン化銀乳剤層、好ましく
はネガ作用型、即ち露光部域で銀像を得る型のハロゲン
化銀乳剤層と作用的に組合せて使用する。
単色染料像製造のためには、本発明曇こよる写真ハロゲ
ン化銀乳剤材料は、上記化合物の一つを作用的に組合せ
て有する少なくとも一つのアルカリ透過性ハロゲン化銀
親水性コロイド乳剤層を担持する支持体からなる。
「作用的に組合せる」ことは、化合物からの拡散性染料
部分、即ちアゾ染料の放出が、ハロゲン化銀乳剤層の現
像によって進行できること解する。従って、染料放出性
化合物はハロゲン化銀乳剤層中に存在することは必ずし
も必要でなく、これと水透過性関係にある別の層中に含
有されていてもよい。
多色像を作るための具体例においては、本発明は、(1
)アルカリ透過性コロイド媒体中で始めは不動性であり
、そこからハロゲン化銀現像剤の還元作用およびアルカ
リ度によってシアン染料を拡散性状態で分裂する上記染
料放出性化合物と作用的に組合せて有する赤色感光性ハ
ロゲン化銀乳剤層、(2)マゼンタ染料を拡散性状態で
分裂する点で異なる(1)の上記化合物と作用的に組合
せて有する緑色感光性ハロゲン化銀乳剤層、および(3
)黄色染料を拡散性状態で分裂する点で異なる(1)の
上記化合物と作用的に組合せて有する青色感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層を担持する支持体からなる写真材料に関す
る。本発明のカラー供与性化合物において、染料基はシ
フトされた染料を形成する置換基と組合せてもよい。
例えば米国特許第3260597号における如く、上述
した如きシフトされた染料は、発色団共鳴構造に影響を
与え、発色団系の原子に結合した加水分解性アシル基の
如き基の除去、または化合物のpKaの変化の如き異な
る状況を受けたとき浅色的にまたは深色的(こ光吸特性
がシフトされる化合物を含む。シフトされた染料はハロ
ゲン化銀乳剤層中に直接混入でき、あるいは記録に使用
される光の実質的な吸収なしにその露光側上にさえ混入
できる。露光後染料は例えば上記アシル基の加水分解除
去によって適切な色にシフトする。
少なくとも2種がそれぞれ電子供与体と称される化合物
(ED化合物)および電子移動剤と称される化合物(E
TA化合物)である還元剤の混合物と組合せて本発明の
着色IHRキノノイド化合物を用いカラー拡散転写法を
実施するのが好ましい。
ED化合物は、それぞれ異なる非拡散性着色IHRキノ
ノイド化合物を含有する各ハロゲン化銀乳剤層中に非拡
散性状態で存在させるのが好ましい。かかるED化合物
の例にはアスコルビルパルミテートおよび2,5−ビス
(1/、 l/、 3/、 3/−テトラメチルブチル
)−ハイドロキノンがある。
他のED化合物は米国特許第4139379号および公
告されたドイツ特許出願第2947425号に記載され
ている。BD化合物の代りに、例えば公告されたドイツ
特許出願第2809716号および米国特許第4278
750号に記載されている如く、電子供与体プリカーサ
−(EDP)化合物を使用できる。本発明のIHR化合
物と組合せて特に有用なりDプリカーサ−化合物は公告
されたヨーロッパ特許出願第0124915号および公
告されたドイツ特許出願g3006268号に記載され
ており、後者の場合下記一般式に相当する。
式中RLIは炭素環式または複素環式芳香族環を表わし
、R12、R13およびRI4の各々は同じであっても
異なってもよく、水素、アルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アミノ基を
表わし、あるいは隣接環例えば炭素環式環を一緒になっ
て表わす、R11、R12、HL3およびR14の少な
くとも一つは炭素原子数10〜22の嵩高基を表わす。
E’rA化合物は拡散性状態で現像剤として使用するの
が好ましく、例えば可動性の形で、一つ以上のハロゲン
化銀乳剤層に隣接する親水性コロイド層中に混入するか
、あるいは染料拡散転写のための処理液から付与する。
代表的なETA化合物′は、例えば米国特許第4139
379号に定義されてル)る如き3−ピラゾリジノン化
合物例えIf 1−アリール−3−ピラゾリジノン、フ
ェニレンジアミン、カテコール化合物、アミノフェノー
ル化合物、ハイドロキノン化合物を含む。
米国特許第3039889号に記載されている如く異な
るPTA化合物の組合せも同様に使用できる。かかる現
像剤は液体処理組成物中で使用できる、あるいは少なく
とも一部を、ハロゲン化銀乳剤層、染料像供与性材料層
、中間層、受像層等の如き写真材料またはフィルム単位
の任意の層中に含有させてもよい。適訳した個々のET
Aは勿論この方法で使用する個々の電子供与体およびキ
ノメイド化合物および個々の写真材料の処理条件によっ
て決まる。
写真材料中のED化合物またはEDプリカーサ−化合物
の濃度は広い範囲で変えることができる、しかし例えば
キノノイド化合物に対して1:1〜8:1のモル範囲で
ある。PTA化合物は現像工程で使用するアルカリ性水
性液中に存在させるとよい、しかし少なくとも一つのハ
ロゲン化銀乳剤層に隣接する非感光性親水性コロイド層
中に拡散性の形で使用するのが好ましい。
例えばETA化合物として作用する酸化されていない現
像剤の移行は、像に従って進行せず、ネガ作用乳剤層の
露光部域で余分な現像剤が酸化されずに残っているとき
正しい色供与に悪影響を有する。従って本発明の好まし
い実施態様によれば、影響を受けてない現像剤(ETA
化合物)が用いられたED化合物を介してまたは直接的
1こキノメイド化合物と反応するため決してもはや利用
されないよう、露光部域で移行された現像剤を中和する
(即ち物理現像によって酸化する)のを助けるため、錯
化された形で非露光ハロゲン化銀を可動させるため、ハ
ロゲン化銀溶剤例えばチオサルフェートを使用する。こ
のために使用するハロゲン化溶剤の使用は公告されたヨ
ーロッパ特許出願第0049002号tこ記載されてい
る。
良好な演色性を得るため、酸化されたETA化合物をさ
えぎること、モしてFtD化合物の望ましからぬ酸化を
生ぜしめつる隣接像形成層への移行を阻止することも有
利である。上記阻止のため、いわゆるスカベンジャーを
使用する、これは非拡散性状態で写真材料中、例えば像
形成層間の中間層中に混入する。このために好適なスカ
ベンジャーは例えば米国特許第4205987号および
公告されたヨーロッパ特許出願第0029546号に記
載されている。
本発明の染料放出性化合物および所望によって使用する
EDまたはEDP化合物は、例えば写真ハロゲノ化銀乳
剤材料中に発色剤を混入するため知られている通常の方
法で写真材料°の屓の被覆液に加えることにより写真材
料中に混入できる。
1ポについて被覆する染料放出性化合物の量は、広い範
囲で変えることができ、所望の最高色密度tこよって決
まる。
写真材料は異なってスペクトル的正こ感光性のハロゲン
化蜂乳剤層の正しいスペクトル露光を改良するためフィ
ルタ一層を含有するとよい、例えば青色光のみに感光性
のハロゲン化銀乳剤層の下の黄色(コロイド銀)層およ
び下にある赤色増感されたハロゲン化銀乳剤層がある程
度に感光しうる緑色光を吸収する緑色感光性ハロゲン化
銀乳剤層の下のマゼンタフィルタ一層を含有してもよい
。このために好適なマゼンタ染料はバイオレット・キイ
ンドRV 5911 (VioletQuindo R
V 6911 ) (カラーインデックスC,I。
46500、ピグメント・バイオレット19)である。
本発明の写真材料の支持体は、それがフィルム単位の写
真的性質に有害な影響がなく、寸法的に安定である限り
、任意の材料でよい。代表的な可撓性シート材料は、例
えば−側または両側をσ−オレフィン重合体例えばポリ
エチレンで被覆した紙支持体である、それらには硝酸セ
ルロースフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリ(ビ
ニルアセタール)フィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リ(エチレンテレフタレート)フィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、ポリ−グーオレフィン例えばポリエチレ
ンおよびポリプロピレンフィルムおよび関連フィルムま
たは樹脂材料を含む。支持体は通常的0.05〜0.1
5顛の厚さである。
受像層は別の受像材料の一部を形成でき、あるいは写真
材料の感光性層と組合せて体的に形成できる。
感光性材料の処理後、受像層がハロゲン化銀乳剤層と組
合せたままでいる場合、例えば白色顔料粒子を含有する
アルカリ透過性遮光層を受像層とハロゲン化銀乳剤層の
間に付与する。
染料拡薮転写写真において使用するため、拡散した染料
を媒染もしくは固定する所望の機能が得られる限り、受
像層として任意の材料が使用できる。選択する個々の材
料は勿論媒染される染料によって決まる。酸性染料が媒
染されるとき、受像層は、米国特許第2882156号
lこ記載されている如きビニルメチルケトンのアミノ−
グアニジノ誘導体の重合体の如き塩基性重合体媒染剤、
米国特許第2484430号に記載されている塩基性重
合体媒染剤および誘導体、例えばポリ−4−ビニルピリ
ジン、2−ビニルピリジンのメト−p−トルエンスルホ
ネートおよび類似化合物、公告されたドイツ特許出願第
2200063号に記載された化合物からなるか、それ
らを含有するとよい。好適な媒染性結合剤には例えば公
告されたドイツ特許出願第2009498号に記載され
ている如きアシルスチレン重合体のグアニルヒドラゾン
誘導体を含む。しかし一般には最後に述べた媒染性結合
剤に他の結合剤例えばゼラチンを加える。有効な媒染性
組成物には、米国特許第3271147号および第32
71148号に記載されている如き長鎖四級アンモニウ
ムまたはホスホニウム化合物または三級スルホニウム化
合物、およびセチルトリメチルアンモニウムブロマイド
がある。酸性染料と僅かに可溶性の化合物を形成する一
定の金属塩およびそれらの水酸化物も使用できる。染料
媒染剤は受像層中の通常の親水性結合剤の一つ、例えば
ゼラチン、ポリビニルピロリドン、または部分的にもし
くは完全に加水分解されたセルロースエステル中に分散
させる。
一般に良好な結果は、好ましくはアルカリ性溶液に対し
透過性である受像層が透明であり、厚さ約4〜約10μ
mであるとき得られる。この厚さは、所望される結果に
よって変性しうることは勿論である。受像層はまた褪色
から媒染された染料像を保Fj5するための紫外線吸収
材料、スチルベン、クマリン、トリアジン、オキサゾー
ルの如き増白剤、タロマノール、アルキルフェノールの
如き染料安定剤等も含有しうる。
染料受像材料中でPH低下剤の使用は通常転写された像
の安定性を増大する。一般にpH低下材料はインビビシ
ョ/後短時間で受像層のpHを約13または14から少
なくとも11へ、好ましくは5〜7へ低下させるのに有
効である。例えば米国特許g 3362819号に記載
されている如き重合体酸、または米国特許第25840
30号に記載されている如き固体酸または金属塩例えば
酢酸亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸マグネシウム等を良好な結果
で使用できる。かかるpH低下材料は現像を終らせるた
め現像後フィルム単位のpHを低下させ、そしてそれ以
上の染料転写を実質的に減少させ、従って染料層を安定
させる。
不活性調時層またはスペーサ一層をpH低下層上に使用
するとよい、これはアルカリが不活性スペーサ一層中を
拡散するときの速度によってpH低を調時もしくは制御
する。かかる調時層の例にはゼラチン、ポリビニルアル
コールまたは米国特許第3455686号に記載された
任意のコロイドを含む。調時層は広い温度範囲にわたり
種々の反応速度を均一化するのに有効であり、例えばイ
ンビビションを室温以上の温度例えば35〜37℃で行
なうとき早すぎるpH低下を防止する。調時層は通常厚
さ約2.5〜約18μmである。特に良好な結果は、調
時層が処理組成物によって徐々に加水分解される加水分
解性重合体またはかかる重合体の混合物からなるとき得
られる。かかる加水分解性重合体の例にはポリビニルア
セテート、ポリアミド、セルロースエステル等を含む。
本発明による染料像の製造に尚り使用するアルカリ性処
理組成物は、アルカリ性材料例えば水酸化ナトIJウム
、炭酸ナトリウムまたはアミン例えばジエチルアミンの
好ましくは11以上のpHを有する通常の水溶液でよい
一つの例によればアルカリ性処理液は、ハロゲン化銀の
還元を行なう拡散性現像剤、例えばアスコルビン酸、ま
たは3−ピラゾリジノン現像剤例えば1−フェニル−4
−メチル−3−ピラゾリジノンを含有する。
本発明において使用するアルカリ性処理組成物はまた、
写真材料を処理のためカメラから取り出した後更に露光
されないことを確実にするため、メチレンブルー、ニト
ロ置換複素環式化合物、4,4′−ビピリジニウム塩等
の如き減感剤を含有してもよい。
カメラ内処理のため、溶液はまた粘度増大化合物、例え
ば高分子量重合体、例えばヒドロキ’/ X チ/L/
 −t= /L/ロースまたはカルボキシメチルセルロ
ースナトリウムの如きカルボキシメチルセルロースのア
ルカリ金属塩も含有するのが好ましい。粘度増大化合物
の濃度は処理組成物の約1〜約5重景%が好ましい。そ
れは約100771Pa−B〜約200000mPa・
sの粘度をそれに与える。
既知の染料拡散転写法の共通の目的は受9層またはシー
ト中に染料像を製造することにあり、これによって放出
された染料が拡散転写によって感光性材料から除去され
るが、染料の残存像は、いわゆる「保留像」を形成し同
様に実際的な興味がある。後者の語は例えば1978年
9月のリサーチ・ディスクロジャー(ja17362)
で使用されており、それに関する染料拡散法は1983
年3月のリサーチ・ディスクロジャー(A22711)
に例示されている。
処理は、別の染料像受容材料との接触を、例えば写真材
料による処理液の充分な吸収が生起した後行なわれるよ
うな通常の銀錯塩拡散転写(DTR)装置に含まれてい
る如きトレー現像単位中で行なうとよい。上記目的のた
め好適な装置は、コピープルーフcp 38 (商標名
) D’rR現像装置である。コピープルーフはアグフ
ァ・ゲヴエルト社の商標名である。
受像層が感光性層と一体になっている具体例によれば、
処理液は破壊性コンテナーからまたは噴霧によって付与
する。
使用しうる破壊性コンテナーは、例えば米国特許第25
43181号、第2643886号、第2653732
号、第2723051号、第3056492号、第30
56491号、第3152515号に記載されている種
類のものである。一般にかかるコンテナーは、処理溶液
を含有させるキャビティを形成するため、縦および端マ
ージンに沿って相互に密封される二つの壁を形成するた
めそれ自体を縦方向に折り曲げた流体および空気不透過
性材料の四角形シートからなる。
以下の説明は本発明を更に示すものである。
他に特記せぬ限り全ての百分率および比は重量による。
量は1ゴについて示しである。
厚さ0.1flを有する下塗りしたポリエチレンテレフ
タレート支持体を下記の層で下記順序で被覆した。
(1)  ゼラチン           1.82A
gNO,として表わしたAgC1O・52表3のシアン
染料供与性化合物2   0.333yを含有するハロ
ゲン化銀乳剤層。
(2)  ゼラチン           62を含有
する保!i#。
表3に番号で示した他の染料放出性化合物を、同じモル
量を用い同じ方法で被覆した。
処理は1/について下記成分を含有する水性溶液をトレ
ー中に含有するコピープルーフ(登録商標)で42拡散
転写処理装置中で行なった。
水酸化ナトリウム       252オルトリン酸ナ
トリウム    25yシクロヘキサンジメタツール 
  80F臭化ナトリウム        22 チオ硫酸ナトリウム       2P水で     
        11!にした。
上記溶液で室温(20℃)で湿潤させた後、染料の拡散
転写をするため、後述する受容体材料と露光した写真材
料を1分間接触させた。受容体材料から写真材料を分離
後、染料転写をスティタス・ニー・モダスで、マクベス
(MACBETH:商標名)濃度計で測定した。
コロナ処理したポリエチレン被覆支持体に、下記組成を
有する被覆を1−について付与した。
(1)ゼラチ7           1F(2)保護
ゼラチン層        0.8y光に対する安定性
を西ドイツ国ハナウのハナウ・クォーツランベンGmb
Hのキセノテスト(XENO’l’BST :商標名)
タイプ50装置で試験した、この場合、材料は8時間日
光および紫外線で露光した。転写された染料の最高濃度
における損失%を表4に示す(第2PA)。第3欄は、
受容体材料を染料転写につづいて、しかしキセノテスト
処理前に紫外線保護層で被覆したときの最高濃度におけ
る損失を与える。
参考化合物の構造式:参考1 これは公告されたヨーロッパ特許出願第0109701
号に記載された方法と同じ方法  ・で作った。
表  4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、キャリヤー部分から拡散性モノアゾ染料またはその
    染料プリカーサーを放出しうる嵩高非拡散性化合物であ
    つて、上記化合物が下記一般式 ( I )CAR−L−G−D (式中CARは湿アルカリ性条件下親水性コロイド媒体
    中で、上記化合物を非拡散性にする嵩高キャリヤー部分
    を表わし、Lはアルカリ性条件下ハロゲン化乳剤層の現
    像中生起するレドックス反応または銀分解反応の作用に
    よつてキャリヤー部分から分解もしくは放出しうる化学
    基を表わし、Gは同素環式または複素環式芳香族核から
    なる群から選択した少なくとも3個の芳香族核を導入す
    る2価有機基を表わす、ただし、Lは一の端核に結合し
    、Dは上記2価有機基の他の端核に結合し、上記結合は
    直接結合によるかあるいは2価単原子基または多原子基
    によるものとし、Dは上記Gの最後の芳香族核に結合し
    たアゾ染料部分である)に相当することを特徴とする嵩
    高非拡散性化合物。 2、基Gが3個のフェニレン基または置換された形での
    かかる基を含む特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3、下記一般式 (II)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中CAR、LおよびDは特許請求の範囲第1項に定
    義したのと同じ意義を有し、G^1、G^2およびG^
    3は同じであつても異なつてもよく、−O−、−S−、
    −SO_2−、−CH_2−、−CH_2CH_2−、
    −NR^3−、−OCH_2CH_2O−、−OCH_
    2CH_2−、−CONR^3−、−SO_2NR^3
    −−NR^3CO−、−NR^3SO_2−からなる群
    から選択した2価結合原子もしくは基、または化学結合
    であり、R^3は水素、アルキル基、置換アルキル基、
    アリール基または置換アリール基であり、Ri、Rjお
    よびRkは同じであつても異なつてもよく、水素または
    ハロゲン、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基
    、アルキルチオ基、−NR^1^1R^1^2R^4C
    ONH−基またはR^4SO_2NH−基からなる群か
    ら選択した一つ以上の置換基であり、R^1^1および
    R^1^2は同じであつても異なつてもよく、アルキル
    基または一緒になつて窒素含有複素環式環を閉環するの
    に必要な原子を表わし、R^4はアルキル基、置換アル
    キル基、アリール基または置換アリール基である)の範
    囲にある特許請求の範囲第1項または第2項記載の化合
    物。 4、Lが−S−、−SO_2−、−NHSO_2−、ま
    たは−N^+R^1R^2−基であり、R^1およびR
    ^2の各々は同じであつても異なつてもよく、アルキル
    基、置換アルキル基、アリール基または置換アリール基
    である特許請求の範囲第3項記載の化合物。 5、CARがハイドロキノンまたはキノン系残基である
    特許請求の範囲第1項〜第4項の何れか一つに記載の化
    合物。 6、少なくとも一つのアルカリ透過性ハロゲン化銀親水
    性コロイド乳剤層と作用的に組合せた特許請求の範囲第
    1項〜第5項の何れか一つに記載の化合物を含有するこ
    とを特徴とする写真ハロゲン化銀乳剤材料。 7、赤色、緑色および青色感光性ハロゲン化銀乳剤層を
    担持する支持体からなり、各々がそれと作用的に組合せ
    て、始めアルカリ透過性コロイド媒体中で不動性であり
    、ハロゲン化銀現像剤の作用およびアルカリ度によつて
    そこからシアン、マゼンタまたは黄色染料をそれぞれ拡
    散性状態で分裂しうる染料放出性化合物を有する特許請
    求の範囲第6項記載の写真材料。 8、写真材料がかかるハロゲン化銀乳剤層中に非拡散性
    電子供与体化合物または電子供与体プリカーサー化合物
    を含有する特許請求の範囲第6項または第7項記載の写
    真材料。 9、写真材料がネガ作用型ハロゲン化銀乳剤層を含有す
    る特許請求の範囲第6項〜第8項の何れか一つに記載の
    写真材料。
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