JPS6173544A - 導体棒のゆるみ診断方法とその装置 - Google Patents

導体棒のゆるみ診断方法とその装置

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JPS6173544A
JPS6173544A JP59194007A JP19400784A JPS6173544A JP S6173544 A JPS6173544 A JP S6173544A JP 59194007 A JP59194007 A JP 59194007A JP 19400784 A JP19400784 A JP 19400784A JP S6173544 A JPS6173544 A JP S6173544A
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JP
Japan
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conductor rod
end ring
vibration
frequency
looseness
Prior art date
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Pending
Application number
JP59194007A
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English (en)
Inventor
Shunzo Watanabe
渡辺 俊三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS6173544A publication Critical patent/JPS6173544A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は回転電機のかご形回転子の鉄心スロット内にお
ける導体棒のゆるみ具合を、定量的に評価するゆるみ診
断方法とその装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
最近の省エネルギ指向の影響によって、電動機の始動頻
度が増加傾向[6す、このため例えば、かご形誘導電動
機の場合、始動時のラッシュ電流による強大な電磁振動
力が回転子の導体棒に働゛〈機会が多くなる。従って、
この電磁振動のために新製時には良好な密着状襲であっ
た回転子の鉄心のスロットと導体棒との間にギャップが
発生し始める。このギャップをそのまま放置すると、導
体棒は電磁振動で振動して、ますますギャップが拡大し
、導体棒には繰返し疲労によるクラックが発生し、さら
に進展した場合には導体棒が折損してこの折損した導体
棒の端部が半径方向に拡がシ、固定子コイルに当って、
このコイルを損傷する等の大事故に発展することがらる
そこで導体棒においては、始動頻度の多いものにあって
は、総始動回数5000から10000回位を目安とし
て、導体棒のゆるみの有無を点検することが励行されて
いるが、この導体棒のゆるみの有無の点検は、従来はま
ず回転子を固定子から引出し導体棒に接触できる状態と
した後、熟練した作業者がハフマーで導体棒を軽く打ち
、その時の打音や指の感触によって、ゆるみ具合の良否
を判定する方法が採用されていた。しかし乍ら、この方
法では、回転子を固定子の内径側から引き出すという犬
がかりな作業を必要とすることや、作業者の長年の経験
と勘を必要とすること、さらに作業者間に個人差がある
こと、定量的な評価方法でないため、計画的な保修が行
ないづらいということ等。
の問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は固定子から回転子を引抜くことなく、かつ定量
的に評価することが可能な、導体棒のゆるみ診断方法と
その装置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明においては、その診断方法としては、一方の端絡
環に所定の大きさの高周波振動を与え、他方の端絡環へ
伝搬した振動の大きざを検出し、予じめ設定したしきい
値と比較して、ゆるみの程度を診断するようにし、また
、診断装置としては一方の端絡環に当接して所定の大き
ざの高周波振動を与える高周波加振器と、この加振器を
駆動するための高周波発振器と、他方の端絡@に当接し
て導体棒を伝搬してきた伝搬振動を検出するセンサと、
検出振動を予じめ設定したしきい値設定装置のしきい値
と比較して表示する表示器とを具備することにより固定
子から回転子を引抜くことなく、かつ定量的に導体棒の
ゆるみを診断できるようにするものでめる。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例について、第1図ないし第3図を
参照して説明する。
第1図は回転子の断面図にゆるみ診断装置を取付けた説
明図である。第2図および第3図はゆるみ診断装置の加
振装置および検出装置を示すブロック図でるる。
第1図において、(1)は例えばピエゾエレクトリック
加振器のような所定の大きさの高周波の加振器でろ9、
かご形回転子の一方の端絡環(2a)に当接させる。手
で押付けてもよいし、接着剤で取付けても構わない。(
3)は導体棒でろって、両端に端絡環(2a)、(2b
)を接続させる。他方の端絡環(2b)には、撮勤倹出
用のセンサ(4)として、例えば圧電素子形の加速度セ
ンサが取付けられている。これも手で押付けてもよいし
、接着剤を用いて取付けてもよい。(5)は回転子細で
あり、リブ(6)を介して積層鉄心(7)が取付けられ
ており、この鉄心(力は内側間隔片(8)および外側間
隔片(9)等によって相互に間隔を保ち、押え板αωに
よって軸方向に押えられている。また鉄心(7) Kは
図示しない複数個のスロットがらり、このスロットに導
体棒(3)が挿通されて込る。端絡環(2a)、(2b
)の外周側vcは保持環(1υが嵌着されている。
高周波加振装置は第2図にも示すように、高周波発振器
a2の信号を増幅器a3で増幅した電気信号によって、
高周波加振器(1)を所定の大きさで運動させる。振動
検出用のセンサ(4)は検出した振動を第3図にも示す
ように、検出装置α4に入力して表示させるようにする
次に、検出装置へ4)vr:、ついて第3図を参照して
説明する。第3図において、センサ(4)の出力を振動
計(イ)で増幅させ、この出力はケーブル(図示せず〕
のゆれや、その他の外乱信号を除去する目的のバイパス
フィルタ(21Jを通させ、ピーク値検出回路(23へ
導き、検出されたピーク値はメータ(至)によって、そ
の大きさを表示させる一方、コンパレータC4)へ導く
。一方、(−きい値設定装置(ハ)で予じめしきい値を
設定してコンパレータに入力し、ピーク値との大小関係
を比較して、その結果を表示器(イ)へ表示させるよう
にする。
次に作用について説明する。
第4図(a)、ら)K示すように、高周波加振器(1)
により、一方の端絡環(2a)を加振し、他方の端絡環
(2b)に取付けたセンサ(4)によシ、伝搬加速度の
振幅A、又はA2を検出する。第4図中の矢印は波動の
伝わる方向を示す。第4図(alは導体棒(3)のゆる
みが少ない場合であって、波動a9は鉄心(力を介して
外部へ逸散する波rJb(16)のため、そのエネルギ
を減少して振幅がA1となり、第5図(′b)の伝搬加
速度の振幅A1となる。第4図(1))は導体棒(3)
のゆるみが多い場合であって、波動0!19から鉄心(
力を介して外部へ逸散する波動が少なく、エネルギを減
少することが少ないから、第4図(1))および第5図
(c)のように伝搬加速度の振幅はA2となり、4>A
tとなる。第5図((社)の加振力の振幅F1は所望の
値に設定し、しきい値設定装置(ハ)の出力と共に一定
の値に保ち、伝搬加速度の振幅A1又はA、と比較させ
る。
伝搬加速度振幅A、又はA2はセンサ(4)の出力を振
動計のαで増幅し、バイパスフィルタ(21)を通して
、ピーク値検出回路021でピーク値を検出し、メータ
困(よって、その大きさを表示させる一方、コンパレー
タ24)vCで前記したように、しきい値と比較し、し
きい値より大である場合はゆるみ量が、所望値よシ犬に
なったと判定し、表示D (26) VCその旨を定量
的に表示させる。
従って、ゆるみ量が予じめ設定した値以上でらると検出
された時ll′I:導体棒(3)のゆるみ除去作業とし
て、カシメ等を行なえばよく、保守管理上に極めて有効
となる。ざらにこのゆるみ診断装置を用いる場合、端絡
環C2a)、C2b)への加振器(1)、センサ(41
の取付けは、回転子端部を覆う保護カバー(図示せず)
を取外すだけで可能であシ、回転子を固定子内径側から
引出すという大がかシな作業を必要としない利点がらる
第6図は他の実施例の検出装置を示すものでらって、こ
の場合は前記実施例の第3図の中のど−ク値検出回路(
2つの代りに、振動の大きさを実効値で求める実効値検
出回路(5)が入っているだけで他は全く同一の構成で
ある。
従って、作用効果も第1図ないし第3図に示した実施例
と同様である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、高周波加振器によ
り導体棒の一方端の端絡環に高周波振動を与え、この振
動の伝搬量を他方の端絡環に配設したセ/すで検出し、
この振動の大きさで導体棒のゆるみ度合を定量的に、且
つ回転子を固定子から引出す作業を必要とせず、容易に
把握加能となり、機器の保守および安全運転に著しく貢
献することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の導体棒のゆるみ診断装置の一実施例を
示す断面説明図、第2図は第1図の加振装置を示すブロ
ック図、第3図は@1図の検出装置を示すブロック図、
第4図fatおよびら)はそれぞれ異なる状態の伝搬波
動を示す説明図、第5図(a)ないしくc)は加振力お
よび伝搬加速度の振幅を示す波形図、第6図は他の実施
例を示す要部ブロック図である。 l・・・高周波加振器  2a、2b・・端絡環3・・
導体棒     4・・センサ 7・・・鉄心     12・・高周波発振器14・・
検出装置   20・・・振動計21 ・・バイパスフ
ィルタ 22・・ピーク検出回路23・・メータ   
  24・・コンパレータ25 ・・し、きい値設定装
置 26・・・表示器27・・実効値検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄心のスロットに挿通した導体棒の両端を端絡環
    に接続したかご形回転子の導体棒のゆるみ診断方法にお
    いて、一方の端絡環に所定の大きさの高周波振動を与え
    、他方の端絡環へ伝搬した振動の大きさを検出し、予じ
    め設定したしきい値と比較して、ゆるみの程度を診断す
    ることを特徴とする導体棒のゆるみ診断方法。
  2. (2)鉄心のスロットに挿通した導体棒の両端を端絡環
    に接続したかご形回転子の導体棒のゆるみ診断装置にお
    いて、一方の端絡環に当接して所定の大きさの高周波振
    動を与える高周波加振器と、この加振器を駆動するため
    の高周波発振器と、他方の端絡環に当接して導体棒を伝
    搬してきた伝搬振動を検出するセンチと、検出振動を予
    じめ設定したしきい値設定装置のしきい値と比較して表
    示する表示器とを具備したことを特徴とする導体棒のゆ
    るみ診断装置。
  3. (3)高周波加振器はピエゾエレクトリック加振器を用
    い、高周波発振器と加振器との間に増幅器を設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の導体棒のゆる
    み診断装置。
  4. (4)振動検出センサは圧電素子形の加速度センサとし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第2項または第3項
    記載の導体棒のゆるみ診断装置。
JP59194007A 1984-09-18 1984-09-18 導体棒のゆるみ診断方法とその装置 Pending JPS6173544A (ja)

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