JPS6173400A - 電波吸収ガスケツト - Google Patents

電波吸収ガスケツト

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JPS6173400A
JPS6173400A JP59193943A JP19394384A JPS6173400A JP S6173400 A JPS6173400 A JP S6173400A JP 59193943 A JP59193943 A JP 59193943A JP 19394384 A JP19394384 A JP 19394384A JP S6173400 A JPS6173400 A JP S6173400A
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ghz
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wave absorbing
ferrite
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    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/76Prevention of microwave leakage, e.g. door sealings
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電子レンジ用電波吸収ガスケットに関し、特に
10GHz以上のマイクロ波エネルギーに対する吸収性
の高いガスケットに関する。
〔従来技術〕
マイクロ波電波エネルギーを用いた電子レンジは広く用
いられている。この種の電子レンジは一般には245G
Hzのマイクロ波を発生するマグネトロンを用いている
が、この波長の゛tH波エネルギーは人体に対して有害
な作用を有する。従って、この対策として電子レンジの
周部を金ねS板や金#li!で囲み、さらに電子レンジ
の本体とドアの対向面の隙間の電波漏洩通路となる個所
にチョークや電波吸収材をWHすることが一般に行われ
ている。
電波吸収材とし5ては高透磁率のフェライト粉末をゴム
またはプラスチックに混合した複合フェライトより成る
ガスケットが広く使用されている。
このようなガスケットは主として2.45GHzとそれ
に近い周波数の電波を吸収するように設計されており、
その高調波、特に10GHz以上の成分に対しては吸収
・減衰の必要性は検討されていないし、またかかる成分
を抑制できるガスケットは開発されていない。しかしな
がら、例えばヨーロッパその他の地域などのようにjO
GHz以上、例えば12GHzを用いた放送あるいは通
信事業があり、電子レンジからかかる高周波電波が漏洩
すると電波障害を生じるので望ましくない。
現在用いられているゴムまたはプラスチックフェライト
ガスケツトの一例にはMn−Zn系のフェライト粉末を
用いるものがあり、このフェライトはモル比で表わして
Mn028〜24%、23012〜16%、F e10
352〜56% から成っている。このガスケットは第
1図に示したように2〜12 GHzの範囲で透過減衰
量20 dB/I’l1以上を有する。しかし、この特
性は10GHz以上においてすぐれた減衰ないし吸収特
性を有することを何ら意味せず、約2.45GHz〜第
4高調波(9,8GHz)に対して有効なことを意味す
るものに過ぎない。
何故なら、ガスケットは金属板及びチョークと組合わさ
れてその効果を発揮するが、1[]G)LZ以上では十
分な効果が得られないからである。
従って、本発明者等は、電子レンジの構造の改善には限
界があり、ガスケットそのものの特性を改善しなければ
問題の解決にならないことをt’Jし、鋭意研究を行っ
て本発明を行うに至った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は10GHz以上の電波を十分に減衰でき
るゴムまたはプラスチックフェライトガスケットを提供
することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明はフェライト粉末をゴムまたはプラスチックと混
合して成る電子レンジのための電波吸収ガスケットにお
いて、フェライトをMnO4〜22mol%、ZnO1
0〜18mol%及びF @120166〜78mol
%より構成したことを特徴とする。
本発明のガスケットは10GHz以上の周波数を有する
電波に対して大きい吸収作用を有し、これにより電子レ
ンジ等の隙間より漏洩して来る電波を十分に減衰させる
ことができる。
〔発明の具体的構成〕
本発明者は第1図に示される特性のガスケットにおいて
、フェライトの組成をずらすことにより特性の変化を観
察した。それによると、飽和磁束密度(4πIs)  
が増大すると吸収特性は向上することもあるし、低下す
ることもあって一定せず、特に10GHz以上での改善
は見るべきものがなかった。そこで、本発明者は従来ガ
スケット材料として最良と考えられていたMn−Zn系
フェライトの上記組成範囲ないしその近傍での改良努力
を断念し、改めてM n −Z n系フェライト全体の
見直しを行い本発明をなすに至った。
すなわち、本発明者は従来のM n −Z n系フェラ
イトにおけるよりも大幅に鉄成分を増大し、マンガン成
分を大幅に減少させたところ、10GHz以上ですぐれ
た電波吸収特性を有するガスケットが提供できることを
発見した。フェライトの電波吸収特性その他の特性は周
波数依存性が強く、2.45GI(Zでのテスト結果か
らloGHz以上の特性を予測することは不可能である
。事実、2.45GHzについてはM n −Z n系
フェライトにおいて上に述べた組成が最良とされていた
のであるが、10GHz以上では本発明の組成範囲を用
いなければならない。
本発明のM n −Z n系フェライトの組成は酸化物
を基準に表わしたときMn04〜22 mol%、Zn
O10〜11Lniol %及びFezO366〜78
 mo 1%より成る。ZnOはこの範囲にあるとき4
πIsが大きく、好ましい電波吸収材となる。しかし、
4πIaが大きいだけでは不十分であることはすでに検
討した通りである。M n Oが22mol%よりも大
きくなると10GHz以上での電波吸収特性が低下する
。同様にF J 03が66mol%以下になると10
GHz以上での電波吸収特性が低下する。また、M n
 Oが4mol%以下になっても同様でありさらにFe
zOHが78%以上になっても同様である。それに、F
 el 03が多くなると磁気特性を安定に保つには製
造技術的に難しくなる。
本発明で用いるゴムまたはプラスチックは従来から用い
られているもので良く、例えばクロロプレンゴム、その
他の合成ゴム、ポリプロピレン、ポリアミド、その他の
熱可塑性または硬化性プラスチックなどである。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例 t′目立を変えて)、i n −Z n系フェライトを
辺遺し、粉砕して約2〜5μ程度の平均粒径を有するフ
ェライト粉末を得た。これをクロロブレンゴムにゴム対
フェライトの重へ比が1:5となるようにして混合し、
二本ロールにより約10分間練って厚さ約3rrLm 
 のシ三伶〜列1で所定のガスケット試験片に切出して
プレス加机した。次いで4πIs及び重過減衰量をジi
定した。
第2図は12 GHzの透過減衰量をプロットした三元
図であり、座標は酸化物のモル比で表わしである。また
12GHzにおける減衰量が30dB/c!n以上にな
るFlを線で囲って示した。
圧粉体試料作製方法 フェライト粉末20!!を所定の金型に入れ50ky/
cInのプレス圧で成型しφ2 Q in X 10 
mm  の円筒状圧粉体試料を作製し、圧粉体の4π工
3を測定した。
測定方法 この世は2.45GHzにおいてはWRJ−2導波管、
8〜12 GHzにおいてはWRJ −10′2s波管
を使用し測定を行なった。その中間の周波数においては
これらの間の導波管を用いた。電子レンジ本体と扉のす
き間の電波漏洩通路に似せるために導波管の内部にその
すき間を狭めるべく、また系の前後でインピーダンスが
変化しない杵なテーパー状あるいはステップ状の治具を
挿入し、そのすき間に試料を置いたときと置かないとき
の測定値からガスケットの長さ10あたりの減衰量に換
算して求めた。
この結果を第3図に示し、また同時に第1図に一部示し
たことは前述の通りである。
〔作用効果〕
第3図の結果を第1図の従来例と比較すれば明らかなよ
うに、本発明のガスケットは従来のガスケットとは全く
異った吸収特性を示し、特に10GHz  以上におい
て減衰量が非常に大きくなっている。12GHzにおけ
る減衰量は第2図から分るように本発明の組成範囲では
大きく、その俊秀性は明らかである。尚、本発明のガス
ケットでは、2.45GHzにおいて電波吸収性が従来
例よりも低いが、すでに述べたように電子レンジの構造
を工夫することでこの点に対処することは十分に可能で
ある。一方、10GHz以上においては対策がなかった
電波漏洩防止が本発明では十二分に解決されるのである
第1図は従来のゴム・プラスチックフェライトによるガ
スケットの電波吸収特性を示すグラフ、第2図は本発明
のM n −Z n系フェライトを用いたガスケットの
三元図、及び第6図は本発明のガスケットの電波吸収特
性を示すグラフである。
手続補正書 昭和60年1月 9日 特許庁長官 志 賀   学 殿 事件の表示 昭和59年特 願第195945号発明ノ
名称 電波吸収ガスケット 補正をする者

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、MnO4〜22mol%、ZnO10〜18mol
    %及びFe_2O_366〜78mol%より成るMn
    −Znフェライトの粉末をゴムまたはプラスチックと均
    一に混合した電波吸収ガスケット。 2、圧粉体(プレス圧力1ton/cm^2)の飽和磁
    束密度(4πIs)が3800G以上である前記第1項
    記載のガスケット。 3、ゴム、又は樹脂と混合した場合の飽和磁束密度(4
    πIs)が2900G以上である前記第1項記載の電波
    吸収ガスケット。 4、単位長当りの透過減衰量が10〜14GHz付近に
    最大値をもつ前記第1項記載の電波吸収ガスケット。
JP59193943A 1984-09-18 1984-09-18 電波吸収ガスケツト Granted JPS6173400A (ja)

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