JPS6173304A - 貼り合わせ電磁鋼板およびその製造方法 - Google Patents

貼り合わせ電磁鋼板およびその製造方法

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JPS6173304A
JPS6173304A JP19385184A JP19385184A JPS6173304A JP S6173304 A JPS6173304 A JP S6173304A JP 19385184 A JP19385184 A JP 19385184A JP 19385184 A JP19385184 A JP 19385184A JP S6173304 A JPS6173304 A JP S6173304A
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JP
Japan
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steel plate
adhesive
adhesion
bonded
sodium silicate
Prior art date
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Pending
Application number
JP19385184A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sakaguchi
雅之 坂口
Michiro Komatsubara
道郎 小松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS6173304A publication Critical patent/JPS6173304A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 砧り合わせ電磁51板およびその製造方法に関して、こ
の明細書に述べる技術内容は、とくにSi:4.5重量
%以下を含有する一方向性けいWm板の積層に当って、
単板同志の接着についての開発研究の成果により鉄損特
性の有利な改善を図ると共に積層鉄心の実機組立てにお
ける工程の簡略化を図ろうとするところにある。
トランス、モーターコアなどの′aL気滞器の鉄芯材料
として使用される一方向性けい素鋼板は、一般的にその
成品板厚は0.2陥〜0.35mm程度の薄板とされる
が、このように成品板厚を非常に薄くする理由は、その
磁気特性とくに鉄損特性に由来している。
周知のとおり鉄損は鉄芯材料を交番磁場で磁化した時に
無駄に消費されるエネルギーであって、これは熱として
外部に放散される。鉄損の多くの部分を占める渦電流損
は磁化過程において鉄芯材料自身の内部に生じる渦電流
に基くジュール熱であり、これを小さくするには鉄芯材
料自身の電気抵抗を大きくすることが有効であってけい
素鋼の名に示すとおり漠に添加されるSlは材料の固有
抵抗を高めるためのものである。
また上述のように成品板厚を極めて薄く加工するのも電
気抵抗を高くするためである。
そしてかかる一方向性けい素鋼板を鉄芯材料として使用
に供するときに(ま表面に絶縁処理な施して実機組み立
ての空の鉄損の劣化号防止している。
ところで近年エネルギー危機を契機として電気慢器の低
ロス化への要望が高まり、鉄損をさらに少なくする種々
の対策が構じられて来た。上述したように成品板厚をよ
り薄くすることも鉄損を下げる有効な一手段であること
から、最近でGま、その製品板厚が0.20朋以下の一
方向性けい嚢鋼も−gで製造され始めている。
しかし前述したとおり一方向性けい糞酒板は鉄芯材料と
して使用する場合とくに大型トランスのような場合には
多数の積層による組み立てが必要となってくるため、そ
の成品板厚が薄くなると切断加工工数および積層組み工
数が増加してトランス製造コストの著しい増加をもたら
丁原因となる。
この点、予め、複数の両板B接着しておくことができれ
ば、上記製造コスト増加か有利に回避されるわけである
が、通常の有機質の接着剤を用いた場合には、一般的に
鉄損は著しく劣化Tる。
(従来の技術) これに対して接着剤としてガラスフリットを用いる手法
が特開昭59−41808号公報によって提案されてい
る。これは熱膨張係数i 8.5 X10−6/”C以
下に抑えた、ガラスフリットを用いることにより鋼板に
圧縮応力か付加されるのを防ぎ、有機質糸の接着剤で認
められたような鉄損劣化号回避する手法である。しかし
なからこの手法においては、接着させた貼り合わせ電磁
鋼板の曲げ密着性が悪く鋼板を実機に使用する際の加工
工程において、はく離したり、絶縁性が劣化するなどの
問題点かあった。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した貼り合わせN、am板の曲げ密着性不良の欠点
のない、しかも鉄損改善に有効な貼り合わせ也磁泪板、
ひいてはその製造方法を与えることがこの発明の目的で
ある。
(問題点を解決するための手段) 発明者らは上記曲げ密着性の劣化の原因が鋼板表面の絶
縁被膜とガラスフリットによる接着剤層との多層構造に
あることご突きとめこれを回避するのに有効な無機系の
接着剤を見圧した。
この知見に従い上記目的は、次の各事項を骨子として有
利に成就される。
sl: 4.5重究%(以下単に%で示す)以下を含有
する組成になり表面に絶縁被膜を有する一方向性けい素
鋼板を2枚以上重ね合わせた積層材であって該調板間に
厚み10μm以下の主としてけい酸ナトリウムもしくは
けい酸カリウムを含む酸化物系接着層をそなえて成る貼
り合わせ電磁鋼板(第1発明)。
sl: 15%以下を含有する組成になり表面に絶縁被
膜?有する一方向性けい素鋼板を、けい醒す) IJウ
ム又はけい酸カリウムを含む酸化物系接着剤の介在のも
とに恵ね合わせ600°C以上の温度で焼付は接着させ
ることからなる貼り合わせ電磁鋼板の製造方法(第2発
明)。
この発明においては含りl讃デ材を熱間圧延し、ついで
1回の冷m1圧延または中r9H焼鈍を挾む2回以上の
冷間圧延によって最終板厚としたのち、脱炭−次回結晶
焼鈍、ついで9終仕上げ焼鈍、ときにはさらに平たん化
焼鈍を施す一連の工程によって製造される一方向性けい
素鋼板につき、最終仕上焼鈍後の表面に7オルステライ
ト披膜ご有するM板もしくは、ざらにその上に、上塗コ
ーテイング膜2被成させた鋼板を貼り合わせの原板に用
いる。
この発明においてけい酸ナトリウム、又はけい酸カリウ
ムを含む酸化物系接着剤は接着時における収縮率か小さ
く、また電気絶縁性に富むか、e(sに貼り合せ後の3
1板の密着性が良好な点に特徴かある。
ここで貼り合せ鋼板の曲げ合着性とは貼り合わせ鋼板P
丸棒のまわりに沿って180°曲げた時、に盲板接合部
がはく離しない最小の径(直径)でもって評価する。
けい醇ナトリウム又はけい酸カリウムを含む酸化物系接
着剤を使用した場合原板間で鋼板表面の絶縁被膜との多
層構造を成すにもかかわらず、世(めで、優れた曲げ密
着性を示す。
コh it m 板表面の絶縁被膜であるフォルステラ
イト被膜、もしくは上塗りコーティング股がけい酸ナト
リウム又はけい酸カリウムによって一部溶けて変成し、
これによって接着剤層との強固な結合を可能にし、かつ
、絶縁被膜の強化にもなっていることが解明された。つ
まり、絶縁被膜の一部が接着剤によって溶けて変成する
ことにより、銅板間の接合部が多層構造であるにもかか
わらず、きわめて一体物に近い強固な結合状態を呈する
結果、貼り合わせ鋼板の曲げ密着性を改善するものと思
われる。
けい酸す) IJウム又はけい酸カリウムは、酸化物系
接着剤中に20%以上より好ましくは25〜90%の範
囲で含有することか必要である。20%に満たない場合
は絶縁被膜の上記変成か光分てなく所期の効果を達し得
ない。
酸化物系接着剤の主剤としては上記のけい酸ナトリウム
やけい酸カリウムなどを用いるか、ffT fi’y性
、絶縁性をより高めるためには0asis3゜Mg25
iO,、At208. Sin□、 Zr02flどノ
酸化物を使用して良く、また、上掲特開昭59−418
08号公報に開示したガラスフリットも上掲の弊害を伴
わない猷的限度内で併用しても良い。
酸化物粉末を主剤とする場合に、けい酸ナトリウムやけ
い酸カリウムの配合によって接着剤の粘性が上がり、鋼
表面への塗布付着性が改善ざtする。
もちろん不充分な場合は若干の分散蒼IIを添加しても
良いが、ここに有機系の分散剤(ま貼り合わせ自板の鉄
損を劣化させるので5%以下に抑えるもσ)とする。
絶縁被膜を有する鋼板表面に塗布された接着剤は微量の
水を含んだ状態で軽い粘着性を有するため、乾燥条件を
調節した後、貼り合せることがその後の鋼板の取扱いの
上で好適である。
塗布方法は、水スラリーとした接着剤層ロールコータ−
などで塗布する方法、若干の水分は含むけれどもほぼ乾
燥状態に近い接着剤粉末をf#電塗装によって塗布する
方法、またさらにはスプレーで吹付ける方法など従来公
知の丁べての手法が適用できるのはいうまでもない。
(作用) ここに貼り合わせ7iL磁鋼板間の接着層の厚みが10
μme超えると占積率の劣化を招く不利があるので、該
接着層の厚みはlOμ口以下に限定した。なお接着層の
厚みが0.05μmに満たないと絶縁性不良となるきら
いがあるので、0.05μm以上とすることが好ましい
接着剤の塗布介在の下に重ね合わせた鋼板は600°C
以上の温度で熱処理することによって強固に接着するが
、この熱処理として、いわゆる平たん化焼鈍を利用して
も良い。
このような高温熱処理によって接着された鋼板は・常温
まで冷却されるとき鋼板と接着剤である酸化物との熱膨
張係数の差によって表面に張力が付加されることになる
。ちなみにこの点、有機系接着剤の場合は凝固時の収縮
率か大きいので、凝固に際して鋼板表面に圧縮力が加わ
り、このため鉄損特性の劣化B招く。
加えて酸化物系接着剤は経年変化かほとんどなく、また
積鉄芯としての使用中に温度の上昇かあったとしても変
質のおそれもない。
(実施例) 実施例1 常法によって製造されたsi 23.2%含有しん板表
面にフォルステライト被膜を有する。&厚0.15韮、
0.20朋の一方向性けい糞−(坂の片面にNa2O/
5iO2−b(7)けイflナトリウム80%、Mg0
15%、A12085%からなる接着剤を4り/llI
2塗布し、塗布面を向い合せて2枚を貼り合せた。
比較のため同一の鋼板の片面にZn050%、5iO3
0%、B20820%、Pb020%からなるガラスフ
リットを4り7m 塗布し、塗布面を向い合せて2枚ご
貼り合せた。これら重ね合せた供試鋼板を700°Cで
3分N2雰囲気下で焼鈍し、強固な接着を完了させた。
両者につき磁気特性と曲げ密着性、占積率の調査をした
結果3表1に示す。
なお接着剤層の厚さは両者とも3〜6μmであった〇 実施例2 常法によって製造された5iE2.95%含有し、鋼板
表面に7オルステライト被膜とさらに上塗りコーテイン
グ膜を有する板50.28 mの一方向性けい葉鋼板2
3枚次のように貼り合わせた。
一つは向い合う面の片側にのみに20/5iO3−%ノ
はイ’9カ’) fy A 25%トZnO: 60%
、B2O2:25%、5in2: 11%、At203
:4%であるガラスフリットを75%の割合で混合し、
69/m”塗布して接着し、残りのひとつは同様に向い
合う面の片側のみZnO: 60%、B20.=25%
、Sin:11%、Al2O,:4%であるガラスフリ
ットrr:6り7m 塗布し、接着させた。
これらは750°Cで6分Ar雰囲気下で熱処理し強固
な接着を完了させた後、磁気特性と曲げ密着へ占積率の
調査を各接着層にて2枚重ねとなった試料の性能を表2
にまとめて示す。
なお接着剤店の厚さは両者とも2〜5μmであった〇 (発明の効果) この発明に従い得られた貼り合わせN、磁鋼板は成品板
厚に比して実板厚がb以下と非常に薄いため、同板厚の
単板と較べてeh電流損が極めて少なく、従って鉄損特
性に優れているほか実板厚が等しい1枚電磁鋼板と比較
すると成品板厚は2倍以上も厚いので、積み工数および
打ち抜き工数を大幅に削減でき、とくにこの発明によっ
て鉄損の劣化を招くことなしに曲げ密着性を改善できる
ため、成品の打ち抜き工程、スリット工程、積み工程に
おける貼り合わせ部のはく離が生じることなく、加工後
の電気絶縁性は極めて良好であり、感性の劣化を招かな
い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Si:4.5重量%以下を含有する組成になり、表
    面に絶縁被膜を有する一方向性けい素鋼板を2枚以上重
    ね合せた積層鋼板であつて、該鋼板間にけい酸ナトリウ
    ム又はけい酸カリウムを含む厚み10μm以下の酸化物
    系接着層をそなえることを特徴とする貼り合わせ電磁鋼
    板。 2、Si:4.5重量%以下を含有する組成になり表面
    に絶縁被膜を有する一方向性けい素鋼板をけい酸ナトリ
    ウム又はけい酸カリウムを含む酸化物系接着剤の介在の
    もとに2枚以上重ね合せ、600℃以上の温度で焼付け
    接着させることを特徴とする貼り合わせ電磁鋼板の製造
    方法。
JP19385184A 1984-09-18 1984-09-18 貼り合わせ電磁鋼板およびその製造方法 Pending JPS6173304A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014045107A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Aisin Seiki Co Ltd コアの製造方法およびコア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014045107A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Aisin Seiki Co Ltd コアの製造方法およびコア

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