JPS6170269A - 芯金入りナイロン歯車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はナイロン歯車に関するものである。

〔従来の技術〕

噛み合っている歯車のうち、一方をナイ［１ン製歯車に
し、他方を鋼製歯車とすると、無潤滑運転ができ、しか
もｔＩ４製歯車同士の噛み合いより騒音が１１（下する
ことから、最近ナイロンのＩＪｊ　Ｖｌｉ歯巾が用いら
れている。

（発明が解決しようとづる問題点） しかし、ナイロン製とＳｆｌテ！ｌの歯中処１を人込む
トルクで運転するとナイロン製０Ｉ体爾ｊｌｊ　（、ｆ
、強度が低く撓みが大ぎいのでブイＬ１ン製ｒ１１体山
中の歯の噛み合い起点からピッチ点近傍にかけて５？、
　２δに１ｒ４′粍が多くなりそのため圧力角が大きく
変化した山形になる。

これは鋼！３１！歯車どノイロン製甲体西中が咽み合う
とナイロン製単体歯車の歯が人さく撓みＳＲ？’、Ｊ　
Ｃｆｐ車の方に回転遅れが生じ、後ｖｃ歯が噛み合い始
めるときに鋼製歯車の歯先稜がナイ［１ン製単体歯車の
歯元をえぐり取るような状態で接触するために起こる現
唖で、その防止法どしては鋼製歯車に山形修整を施ずこ
とが提案されＣいる。

しかし鋼ｆＡ両歯車歯形修整はナイロン製単体歯車の歯
形変化の防止に効果的であったが、この方法はナイロン
製単体歯車の運転条件が変わるたびにその都度鋼製歯車
の修整岱を変えなければならず煩わしいところもあった
。

また、炭Ｒ繊維やガラス繊維が混入したナイロンで歯車
を製作すれば歯は撓みにくくなるが、炭素繊維入りの歯
車は高価なものとなり、ガラス繊維入りの歯車は耐摩耗
性が悪く相手歯車を摩耗させる欠点があった。

そこで本発明は撓みの少ない歯耐摩耗性の優れたナイロ
ン歯車を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記の目的を達成するため、ナイロン製歯の芯
部にピッチ円直径以上長く鋼製の補強芯金を入れたこと
を特徴としている。

〔作　用〕

以上のように構成することにより、鋼製の歯車と噛み合
っても鋼製の補強芯金がナイロン製歯を補強し、かつ耐
摩耗性に優れた歯車となる。

〔実施例〕

以下図示の一実施例につい説明でる。

第１図及び第２図において、芯金入りナイロン歯車１は
、ｔ１４！ｌの補強芯金２とナイロン製歯３とから成る
ものである。

補強芯金２は、中央にキー溝２ａを形成した軸７Ｌ　２
　ｂを有する円板状の基５ｍ２ｃと１盤２ｃの円周状外
周端縁２ｄに放射状の突出した歯の芯部２ｅとからなる
もので、芯部２ｅは基１２ｃより若干薄く形成されてい
る。

ナイロン製歯車３は、前記芯部２ｅに被覆固着される歯
部３ａと基盤２Ｃの外周部側壁を周状に覆って固着され
多数の歯部３ａを一体的に結合する連結部３ｂとからな
り、芯部２ｅはピッチ円径ｄより長く歯部３ａに入って
おり、この芯部２ｅは歯先まで入るとより効果的である
。

次にこのナイロン歯車１の製造方法の一例について説明
すると、先ず第３図に示す如り、鋼によって中央にキー
溝２ａを形成した軸孔２ｂを有する円板上の１盤２ｃと
このＷ！８２ｃの外周端縁２ｄに円周状に等間隔に突出
した芯８８２ｅを設りた補強芯金２を製作する。

次いで、第４図に示す如く、容器４内の前記基５Ｊ２ｃ
より若干小径の載置リング５上に補強芯金２を水平にど
き、ざらにＷ１２ｃ上に載２リング５と同径のリング６
を同軸上に載せ、例えばε−カプロラクタム、触媒及び
開始剤からなる約１５０℃のナイロン旧材７を載置リン
グ５及びリング６の外周側に充填して鋳込み重合させる
。

重合は１５分位で完了するが、これを８器４から取り出
して３０分間位放置する。この間にナイロンは収縮し、
その力で芯部２ｅの鋼にナイロンが付着する（第５図）
。

そして、潟でアニーリングをした後旋削して歯切りを行
なって、第１図に示す如き製品とする。

（発明の効果） 次にナイロン単体の歯車と本発明の芯金入り歯車で、モ
ジュール５、圧力角２０°、歯数１７の歯車を作り、こ
れらの歯車の歯先に簡単をかけ、作用線方向の撓みを空
気マイクロメーターで測定した結果は、第６図に示すと
おりであった。即ち、芯金入りナイロン歯車Ａの撓みは
ナイロン単体歯車Ｂの撓みの１７２以下であることが判
った。

また、第１表の歯車仕様及び第２表の運転条件で、ナイ
ロン単体歯車と本発明の芯金入りナイロン歯車の総回転
数と歯車の摩耗及び破損の状態を調べた結果を第７図及
び第８図に示す。なお試験機は中心距離１３５ｇｍの動
力循環式歯車基Ｍ機を用い試験片は駆ｅ歯車とした。

第１表 第２表 第７図と第８図とを比較するとナイロン単体歯車に比し
、本発明の芯金入りナイロン歯車は摩耗ｍも少なく、１
０７回転においても無損傷で、運転続行できる歯面であ
った。一方ナイロン単体歯車は摩耗ｍも多く１０７回転
に達する前に全て破損した（第７図中符号Ｃは破損を示
す）。

本発明は以上の通り、ナイロン製歯の芯部に鋼製の補強
芯金を入れたので、ナイロン単体の歯車に比べ、撓みｍ
が少なく、耐摩耗性に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の芯金入りナイロン歯車の一実施例を示
す斜視図、第２図は第１図の要部を示すイロン歯車の製
作方法の一実施例を示すもので、第３図は補強芯金の斜
視図、第４図は補強芯金にナイ［１ンを鋳込んでいる状
態を示す断面図、第５図は補強芯金にナイロンを固着し
た状態を示す斜視図、第６図は芯金入りナイロン歯車と
ナイロン単体歯車との荷重と撓み山の関係を示す図、第
７図はナイロン単体歯車、第８図は芯金入すナイロン歯
車の夫々総回転数と摩耗酋の関係を示す図である。 １・・・芯金入りナイロン歯車　　２・・・［１の補強
芯金　　２Ｃ・・・基盤　　２ｅ・・・芯部　　３・・
・ナイロン製歯　　３ａ・・・歯部 特　許　出　願　人　日本ボリベンコ株式会社筋２図 最３因 ヱ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ナイロン製歯の芯部にピッチ円直径以上長く鋼製の
   補強芯金を入れたことを特徴とする芯金入りナイロン歯
   車。