JPS6168728A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS6168728A
JPS6168728A JP19105084A JP19105084A JPS6168728A JP S6168728 A JPS6168728 A JP S6168728A JP 19105084 A JP19105084 A JP 19105084A JP 19105084 A JP19105084 A JP 19105084A JP S6168728 A JPS6168728 A JP S6168728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coat layer
powder
back coat
magnetic
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19105084A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Morioka
章 森岡
Takeshi Matsuura
松浦 武志
Yoshiyuki Takahira
高平 義之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP19105084A priority Critical patent/JPS6168728A/ja
Publication of JPS6168728A publication Critical patent/JPS6168728A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 この発明は主面に磁性層を設けたベースフィルムの背面
にバックコート層を設けてなる磁気テープなどの磁気記
録媒体に関する。
〔従来の技術〕
一般に、磁気テープなどの磁気記録媒体では、走行安定
性や帯電防止を図る目的で主面に磁性層を設けたベース
フィルムの背面に適宜の非磁性粉を含ませたバックコー
ト層を設けている。上記非li荘性粉としては種々のも
のが用いられているが、そのひとつとしてモース硬度が
約9.5の高い硬度を有するカーボランダム、つまり六
方晶形のα−SiCからなる炭化けい素粉を用いること
が提案されている(特公昭50−3927号公報、特開
昭57−169929号公報)。
上記提案のカーボランダム(α−SiC粉)は、バック
コート層に良好な耐摩耗性を付与できるという利点を有
し、またその入手の容易さからいっても、バックコート
層用の非磁性粉として非常にすぐれたものといえる。と
ころが、この発明者らの実験検討によると、この種の非
磁性粉を用いたバックコート層は走行中にテープガイド
などの対接吻を摩耗しやすいという問題を有しているこ
とが判った。このような対接吻の摩耗は所期の目的とす
る走行安定性に好結果を与えない場合があったりあるい
は摩耗粉などに起因した電磁変換特性の低下をきたす原
因ともなるものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明の目的は、上記提案のカーボランダム(α−5
iC)にみられる如き問題点を解決して、耐摩耗性にす
ぐれるとともにテープガイドなどの対接吻の摩耗をおこ
しにくいバックコート層を存する磁気記録媒体を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するための研究の中
で、前記提案の六方晶形のカーボランダム(α−SiC
)とは結晶構造の異なる立方晶形のβ−5iCに着目し
て検討したところ、このβ−5iC粉をバックコート層
に含ませるとこのバックコート層の耐摩耗性をα−5i
C扮を含むバックコート層に比し一層向上できるととも
に、テープガイドなどの対接吻の摩耗を大きく低減でき
ることを見出し、この発明をなすに至った。すなわち、
この発明は、主面に磁性層を設けたベースフィルムの背
面にβ−SiC粉を含ませたバックコート層を形成した
ことを特徴とする磁気記録媒体に係るものである。
〔発明の構成・作用〕
この発明において用いるβ−SiC粉は、α−SiC粉
と同様にモース硬度が約9.5程度の硬度を有している
一方、その結晶構造が立方晶系であり、六方晶形のα−
5iC扮とは結晶構造が興なっている。このような結晶
構造の相違が製法の相違と相まってこれらの粒子形状の
相違としても表れており、つまりα−SiC粒子は板状
あるいはくさび状をした鋭い角のある粒子が多く含まれ
ているのに対し、β−SiC粒子は通常角の少ない球状
に近い粒子形状を有している。
この相違により、β−SiC粉をバックコート層中に含
ませたときにはその分散性がα−SiC粉に較べて向上
し、その結果バックコート層の耐摩耗性が一層改善され
るとともに表面平滑性などにもより好結果が得られ、し
かもこの良好な分散性とさらに上記特異な粒子形状とに
よってテープガイドなどの対接吻の摩耗がおこりにくく
なるものと思われる。
β−5iC粉の製造としては、たとえばシリコンを鉄、
アルミニウムなどの溶媒金属と混合し、黒鉛ルツボの中
に入れて加熱し炭素を溶解させて結晶を成長させる方法
などがある。
この発明に用いる上記SiC粉としては、平均粒子径が
0.05〜2.0μm程度のものが好ましい。
この平均粒子径が小さすぎるとバックコート層の耐摩耗
性が不充分となり好ましくな(、また大きすぎるとバッ
クコート層の表面平滑性が損なわれ、これが磁性層表面
に悪影響を与えてSN比などの電磁変換特性が低下する
ため好ましくない。
この発明に使用されるβ−SiC粉の具体例としては、
揖斐用電気工業社製のβ−SiCスタンダード、ウルト
ラファインなどが挙げられる。
β−SiC粉の使用量としては通常バックコート層の結
合剤成分100重量部に対して30〜70重量部の範囲
とするのがよい。この使用量が少なすぎるとバックコー
ト層の耐摩耗性が不充分となり好ましくなく、また多す
ぎると走行中にβ−SiC粉が脱落して電磁変換特性の
低下を招くおそれがあり好ましくない。
この発明においては非磁性粉として上記β−SiC粉を
単独で用いてもよいし、また従来公知の他の非磁性粉た
とえばCaCO3粉、B a S O4粉、ZnO粉、
Ct−FezO,、粉、T i O,粉、/M!203
粉や、その他バックコート層の光透過率や帯電性を低減
するためのカーボンブラックなどを併用することもでき
る。他の非磁性粉を併用する場合のβ−SiC粉の占め
る割合としては、非磁性粉の合計量中β−SiC粉が通
常1重量%以上である。かかる併用系にあってもα−3
i C粉を用いた場合に比し前記特性の改善効果が得ら
れるものである。
この発明の磁気記録媒体を製造するには、常法に従って
行えばよく、たとえば結合剤成分とβ−SiC粉を少な
くとも含む非磁性粉とを混合分散させてなるバックコー
ト層用塗料を主面に磁性層が設けられたポリエステルフ
ィルムなどのベースフィルムの背面にロールコータ−な
どの任意の塗布手段によって塗布し乾燥してバックコー
ト層を設ければよい。このバックコート層の厚みは通常
0.5〜2μm程度とされる。
上記の結合剤成分としては従来より磁気記録媒体用とし
て知られているものが広く使用され、たとえば繊維素系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ゴム系樹脂、イソシアネート化合物など
が挙げられる。
なお、上記のバックコート層用塗料には通常使用される
各種添加剤、たとえば脂肪酸、脂肪酸エステル、シリコ
ン系潤滑剤、フッ素系潤滑剤などの各種潤滑剤、分散剤
などを必要に応じて配合してもよい。
〔発明の効果〕
この発明においては、バックコート層の形成に当たって
前記提案のカーボランダム(α−SiC)の代わりに結
晶構造の異なる、つまり角の少ない球状に近い粒子形状
を有するβ−5iC粉を用いているから、α−SiC粉
を含むバックコート層に比べて耐摩耗性の一層の向上を
図れまた表面平滑性の面でも好結果が得られるとともに
、テープガイドなどの対接吻を摩耗するおそれが少ない
バックコート層を形成できる。したがって、所期の目的
とする走行安定性やさらにt磁変換特性にすぐれる磁気
記録媒体を提供することができる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載する。なお、以下にお
いて部とあるのは重量部を示す。
実施例1 厚さ13μmの表面平滑性の良好なポリエステルフィル
ムの主面に、下記の成分を含む厚みが約5μmの磁性層
を形成し、カレンダ処理を施した。
カーボンブラック          4部粒状α−)
’e2Q3粉        5部Ct’ z 03粉
         0.5部ステアリン酸亜鉛    
     0.5部硝化綿             
  9部ポリウレタン樹脂          8部ス
テアリン酸n−ブチル       1部ミリスチン酸
            2部三官能性低分子量イソシ
アネート   4部つぎに、上記の主面に磁性層を形成
したポリエステルフィルムの背面に、平均粒子径が0.
3μmのβ−SiC粉を含む下記の配合成分をボールミ
ル中で約60時間部合分散して調製したバックコート層
用塗料を乾燥後の厚みが約1.0μmとなるように傅布
し乾燥してバックコート層を形成し、その後1/2イン
チ幅に裁断して磁気テープを作製した。
ステアリン酸n−ブチル       1部ミリスチン
酸            2部シクロへキサノン  
      200部トルエン           
 200部実施例2〜6 実施例1のバックコート層用塗料における平均粒子径が
0.3μmのβ−5iC粉100部の代わりに下記の表
に示す非磁性粉を同表記載の割合で配合した以外は、実
施例1と同様にしてG1)気テープを作製した。
比較例1〜3 実施例1のバックコート層用塗料における平均粒子径が
0.3μmのβ−SiC粉100部の代わりに下記の表
に示す非磁性粉を同表記載の割合で配合した以外は、実
施例1と同様にして磁気テープを作製した。
上記の実施例1〜6および比較例1〜3で得られた磁気
テープについて、バックコート層の表面粗さと耐摩耗性
並びに走行安定性とテープガイドの摩耗を下記の方法で
測定して評価し、これらの結果を下記の表に示した。
くバックコート層の表面粗さ〉 触針式表面粗度計を用いてバックコート層の中心線粗さ
くRa)を測定した。
くバックコート層の耐摩耗性〉 VH3方式のVTRを用い50%グレー信号を記録した
磁気テープの走行試験を100回繰り返し、走行前のビ
デオSN比に対する走行後のビデオSN比の低下量を測
定するとともに、走行後の磁気テープのバックコート層
の傷の有無を目視により観察し、傷がほとんど認められ
ない場合を○、わずかに認められる場合を△、明らかに
多い場合を×と評価した。
く走行安定性〉 VH3方弐方式TRを用い磁気テープを1,000回走
行させ、その後テープの変形を目視により観察し、テー
プ変形が全く認められない場合をOlわずかに認められ
る場合を△、テープ変形が著しい場合を×とした。
くテープガイドの摩耗〉 VH5方式のVTRを用いて磁気テープを100回走行
させたのち、VHSカセット内の金属製テープガイド表
面を目視により観察し、摩耗が認められない場合をO,
認められる場合を×とした。
上表の結果から明らかなように、バックコート層にβ−
SiC粉を含むこの発明の磁気テープ(実施例1〜6)
は、バックコート層にα−5iC粉を含む磁気テープ(
比較例1〜3)に比べてテープガイドの摩耗は認められ
ず、しかもバックコート層の耐摩耗性が一層改善されて
おり、また表面平滑性にも好結果が得られていることが
判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主面に磁性層を設けたベースフィルムの背面にβ
    −SiC粉を含ませたバックコート層を形成したことを
    特徴とする磁気記録媒体。
JP19105084A 1984-09-12 1984-09-12 磁気記録媒体 Pending JPS6168728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19105084A JPS6168728A (ja) 1984-09-12 1984-09-12 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19105084A JPS6168728A (ja) 1984-09-12 1984-09-12 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6168728A true JPS6168728A (ja) 1986-04-09

Family

ID=16268055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19105084A Pending JPS6168728A (ja) 1984-09-12 1984-09-12 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6168728A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0243829A2 (de) * 1986-04-26 1987-11-04 BASF Aktiengesellschaft Magnetische Aufzeichnungsträger
US5607747A (en) * 1994-04-15 1997-03-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Magnetic recording media having a backside coating which includes multicomponent, nonmagnetic particles

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0243829A2 (de) * 1986-04-26 1987-11-04 BASF Aktiengesellschaft Magnetische Aufzeichnungsträger
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