JPS61686A - 継ぎ合わせシ−トの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、シートの片を継ぎ合わせて形成される継ぎ合
わせシートの製造方法に関するものである。

［背景技術］ 人工皮革は天然皮革の代替品として登場してきたもので
あるが、人工皮革の製造技術の向上とともに高級化が望
まれるようになってきた。そしてこのように高級志向が
高まるとそれに応じて製造過程が複雑となり、この結果
として不良反の発生確率も高まっているというのが現状
である。このように発生する不良反は不良の発生度合に
応じてランク分けされるが、不良の発生度合の小さいも
のは価格が下がり、不良の発生度合の大きいものは廃棄
されることになり、いずれも人工皮革の製造コストを割
ってしまうものであり、不良反を商品価値高く再生する
ことが望まれているところである。このことは人工皮革
に限らず、繊布、不織布、樹脂シートなどにおいてもい
えることである。そこで本発明者等は、例えば上記人工
皮革を商品価値高く再生するために人工皮革の反から得
られる矩形状や帯状のシート片を縫い合わせて継ぐこと
によって、多数片の人工皮革のシート片を一枚物となっ
た継ぎ合わせシートとして再生させることを検討した。

しかしこの場合、一般的な方法を採用するとすれば、ま
ず人工皮革の原反がらシート片を裁断し、このシート片
を多数枚並べて隣合うシート片の端部間を縫着すること
によって継ぎ合わせシートの作成をおこなうことになる
が、このようにすることは多数枚のシート片を並べるこ
とに多大の手間を要し、また正確にシート片を並べるこ
とは難しくて各シート片の並べがたが少しずつ狂うとこ
の多数枚のシート片が集合した継ぎ合わせシート全体で
は大きく寸法が狂ってしまうということになる。またシ
ート片を縦横に配列してＲ着することにより継ぎ合わせ
シートを作成する場合、各シート片の色を種々組み合わ
せることによってカー７フルな色模様の継ぎ合わせシー
トを得ることができるが、上記のようにシート片を並べ
て縫い合わせるようにしていたのでは各シート片の色の
配置を再現して同じ色模様の継ぎ合わせシートを作成す
ることはきわめて困難であり、しがも各シート片の縫い
合わせは縦横複雑におこなわなければならず、ミシンな
どによる機械縫いが困難になっていきおい手縫いに頼ら
ざるを得す、この結果量産性に欠けることになる。

［発明の目的１４ 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、第１
の目的は、手間少なくしかも寸法正確に製造をおこなう
ことのできる継ぎ合わせシートの製造方法を提供するこ
とにあり、第２の目的は、上記に加えて色模様の再現性
良くしかも機械縫いをおこなうことができ、量産性に優
れた継ぎ合わせシートの製造方法を提供することにある
。

［発明の開示Ｊ しかして本発明は、シート１が巻き取られたロール２を
軸と垂直な面で切断することによってシート１が帯状に
切断された複数のロール片３．３・・・を作成し、複数
のロール片３，３・・・から帯状シー）４．４・・・を
繰り出しつつ各帯状シート４．４・・・を並列させて隣
合う帯状シート４，４の端部間を縫着することを特徴と
する継ぎ合わせシートの製造方法を特定発明とし、また
、シート１が巻き取られたけ−ル２を軸と垂直な而で切
断する、二とに、しってシート１が帯状に切断された複
数のロール片３，３・・・を作成し、次いで複数のロｉ
ル片３．３・・・がら帯状シート４，４・・・を繰り出
しつつ各帯状シート４．４・・・を並列させて隣合う帯
状シート４゜４の端部間を縫着することにより継ぎ合わ
せシートＡを作成し、この帯状シー）４．４川が複数本
継ぎ合わされた継ぎ合わせシートＡをロール状に巻き取
ってこのロール５を帯状シート４の長手方向と垂直な面
で切断することによって継ぎ合わせシー）Ａを帯状に切
断し、この切断した帯状継ぎ合わせシート６．６・・・
を複数並列させて隣合う帯状継ぎ合わせシート６．６の
端部間を縫着することを特徴とする継ぎ合わせシートの
製造方法を併合発明とするものであり、このような方法
によって継ぎ合わせシートを製造するようにして上記各
１］的を達成するようにしたものであり、以下本発明を
冥施例により詳述する。

まずｔＩＳ１図（ａ）のように長尺に製造されたシート
１を紙管なと切断が容易になされる材料で形成された軸
パイプ９に巻き付けてロール２を作成する。ここでシー
ト］としては、上記した人工皮革の不良度を用いること
ができる他、天然皮革、織布、不織布、樹脂シートなど
を用いることができ、場合によっては良度の人工皮革よ
り得られるものを用いることもできる。要するに糸によ
って縫着できるシート状のものであれば何でも使用する
ことができるものである。このようにロール２を作成し
たのち、軸パイプ９へのシート１の巻き付けが緩まない
ようにロール２の外周に粘着テープなどテープ１０を巻
き付け、この状態で第１図（ｂ）のようにロール２の釉
バイブ９に回転軸１１を挿着して、回転軸１１によって
ロール２を回しつつ回転駆動されるスリッター１２によ
って軸パイプ９ごとロール２をその軸方向と垂直に切断
する。

ここで回転軸１１は鉄などｌｋ属の芯材に紙や不織布、
樹脂材などを被覆して形成してあり、スリッター１２の
刃先が傷イリかないようにしである。このようにロール
２を切断して第２図のような円盤状にロール２がスライ
スされたロール片３を得る。

このロール片３においてはシート１が帯状（テープ状）
に切断された状態すなわち帯状シート４として巻き付け
られていることになる。スリッター１２によるロール２
の切断は等間隔でおこなうようにしても不等間隔でおこ
なうようにしてもよい。

従ってロール１を等間隔で切断すると等しい幅の帯状シ
ート４を得ることができ、不等間隔で切断すると幅の種
々異なる帯状シート４を得ることができることになる。

またこのロール片３は種々の異なる色のシート］がら複
数種作成される。次ぎに上記のようにして１４た複数の
ロール片３，３の軸バイブ９に軸棒１３を通し、第１図
（ｃ）のように各ロール片３がら帯状シート４をそれぞ
れ繰り出しつつ各帯状シート４をその側端面同士突き合
わせるように対向させ、この突き合わせ端部間に跨がる
ようにミシン縫いして帯状シート４，４を継ぎ合わせる
。このとき多数のロール片３，３・・・を軸棒１３に取
り伺け、この多数のロール片３゜３・・・から同時に帯
状シート４，４・・・を繰り出すようにし、多数の帯状
シート４，４・・・を並列させて各隣合う帯状シート４
，４の端部間の縫着を同時におこなうようにして、多数
の帯状シート４，４・・・が集合した第３図のような継
ぎ合わせシートＡを得ることができる。もちろん、二本
など少数本のロール片３から帯状シート４を繰り出して
少数本の帯状シート４を縫着し、これを複数組み合わせ
てさらに縫着することによっても、多数本の帯状シート
４．４・・・が集合された第３図のような継ぎ合わせシ
ー）Ａを得ることができることになるものである。

ここで、上記帯状シート４の縫着は例えば千鳥縫いミシ
ンによって第８図のように千鳥縫いでおこなわれるもの
で、ミシン縫いする際に、上糸１４ａは帯状シート４の
一方の片面より下糸１４ｂは帯状シート４の他方の片面
より帯状シート４に縫い込まれることになるが、このと
き上糸１４ａと下糸３４．ｂとが丸結びによる結び目１
５によって結び合わされるようにしである。すなわち、
第９図（、）に示すように上糸１４ａのミシンの針の往
のコー程によって帯状シート４に下向きに突き通される
Ａ部分がボビンから供給される下糸１４ｂの上向きのＢ
部分に引っ掛けられ、またミシンの針の復の工程によっ
て上向に引き上げられる上糸１４ＵのＣ部分が下糸１４
ｂの下向きのＤ部分にさらに引っ掛けられるように上糸
１４ａと下糸１４ｂとがそれぞれ供給され、そしてミシ
ンの送り８！構で帯状シー）４が送られることによって
上糸１４ａとド糸１４１】とに引張力が加わることによ
ってこの引っ掛けられた部分において上糸１４ａと一ド
糸１４ｂとが第９図（ｂ）のように丸結びの結び目１４
で結ばれることになるものである。そして第８図（、）
で示すように結び目１５は千鳥縫いの一直線部分すなわ
ち一ストロークＳ当たり三箇所においてなされるように
しである。このようにミシン縫いで上糸１４ａと下糸１
４ｂとで帯状シート４．４を縫着するにあたって、上糸
１４ａと下糸１４ｂとが結び目１５によって結合される
ようにしておくことによって、継ぎ合わせシー）Ａを裁
断したり洗濯をおこなったりして上糸１４ａや下糸１４
ｂ７！ｌｆ切断されても、」二糸１４ａと下糸１４ｂと
のほつれは結び目１５の箇所で止まってこれ以上はつれ
力ｆ進行することがな（、上糸１４ａと下糸１４ｂとの
ほつれによって帯状シート４，４の縫着が外れて帯状シ
ート４がばらばらになるようなことを防止できるもので
ある。ここで第１図（ａ）に示すように結び目１５が−
ストロークＳに三箇所設けられていれば事大上上糸１４
ａと下糸１４ｂのほつれは発生しないものであり、結び
目１５の箇所がこれより少なくても効果は得られ、−ス
トロークＳに一箇所以上あれば十分である。尚、上糸１
４ａ、下糸１４ｂとして帯状シート４より強度の大きい
もの、例えばテトロン糸に石油系強化樹脂を塗布して強
度を２．５倍程度向上させたものを用いるようにすれば
、帯状シー）４け破れても縫い糸は切れず強靭な継ぎ合
わせシートＡとすることができることになり、また上糸
１４ａや下糸１４ｂを細いものに形成して使用すること
がで外ることになる。

このようにして得られる継ぎ合わせシー）Ａにあって、
各？ｔシ状シート４として種々異なる色のものを用いる
ことによって、編柄のデザインにすることができる。ま
た各帯状シート４として幅の異なるものを組み合わせて
継ぎ合わせシートＡの作成をおこなうこともできる。こ
の帯状シート４゜４・・・を縫着して形成した継ぎ合わ
せシー）Ａ１．ｔｔ終製品とじ−Ｃ衣料用などとして用
いることができるが、この継ぎ合わせシー）Ａを中間生
成物としてさらに異なる継ぎ合わせシー）Ｂの製造をお
こなうこともできる。

すなわち、第１図に示す工程によって得られた継ぎ合わ
せシー）Ａを上記したと同様な紬パイプ９に第４図（ａ
）のように巻き付けてロール５を作成する。このとき継
ぎ合わせシー）Ａは帯状シート４が紬バイブつと平行に
なるように巻き伺けられる。このようにロール５を作成
したのち、軸バイブ９への継ぎ合わせシー）Ａの巻き付
けが緩まないようにロール５の外周に粘着テープなどテ
ープ１０を巻き付け、この状態で第４図（ｂ）のように
ロール５の軸パイプ９に回転軸１１を挿着して、回転軸
１１によってロール５を回しつつ回転駆動されるスリッ
ター１２によって軸パイプ９ごとロール５をその軸方向
と垂直な面すなわち継ぎ合わせシー）Ａの帯状シート４
の長手方向と垂直な面で切断する。このようにロール５
を切断して第５図のような円盤状にロール５がスライス
されたロール片１６を得る。このロール片１６において
は継ぎ合わせシー）Ａが帯状（テープ状）に切断された
状態すなわち帯状継ぎ合わせシート６として巻き付けら
れていることになる。この帯状継ぎ合わせシート６は第
５図に示すように帯状シート４が切断されることにより
形成されるシート片１７゜１７・・・が糸１４ａ、　　
ｉ　４ｂで長尺に継ぎあわされたものとして形ｒ＆され
ている。ここでスリンター１２によるロール５の切断は
等間隔でおこなうようにしても不等間隔でおこなうよう
にしてもよい。

従ってロール５を等間隔で切断すると等しい幅の帯状継
ぎ合わせシート６を得ることができ、不等間隔で切断す
ると幅の種々異なる帯状継ぎ合わせシート６を得ること
ができることになる。また継ぎ合わせシー）Ａとして帯
状シート４の幅の異なる種々のものを用いるようにして
、この継ぎ合わせシー）Ａのロール５を等間隔乃至不等
間隔で切断することにより、長手方向と幅方向における
シート片１７の寸法を違えた種々の帯状継ぎ合わせシー
）６を得ることができる。次ぎに上記のようにして得た
複数のロール片１６．１６の軸パイプ９に軸棒１３を通
し、第４図（ｃ）のように各ロール片１６から帯状継ぎ
合わせシー：・６をそれぞれ繰り出しつつ各帯状継ぎ合
わせシート６をその側端面同士突き合わせるように対向
させ、この突き合わせ端部間に鰐がるようにミシン縫い
して帯状継ぎ合わせシート６．６を継ぎ合わせる。この
とき多数のロール片１６．１６・・・を軸棒１３に取り
付け、この多数のロール片１６．１６・・・から同時に
帯状継ぎ合わせシート６，６・・・を繰り出すようにし
、多数の帯状継ぎ合わせシート６．６・・・を並列させ
て各隣合う帯状継ぎ合わせシート６．６の端部間の縫着
を同時におこなうようにして、多数の帯状継ぎ合わせシ
ート６．６・・・が集合した第７図のような継ぎ合わせ
シートＢを得ることができる。もちろん、二本など少数
本のロール片１６から帯状継ぎ合わせシート６を繰り出
して少数本の帯状継ぎ合わせシート６を縫着し、これを
複数組み合わせてさらに縫着することによっても、多数
本の帯状継ぎ合わせシー）６．６・・・が集合された第
７図のような継ぎ合わせシート八を得ることができるこ
とになる。ここで、帯状継ぎ合わせシート６．６を縫着
するにあたっても上記したと同様に第８図及び第９図の
ような結び目１５で結び合わされた上糸１４ａと下糸１
４ｂによるミシン縫いがおこなわれる。第７図のように
示される継ぎ合わせシートＢは、複数条の帯状継ぎ合わ
せシート６．６・・・が幅方向に縫着されて形成される
が、各帯状継ぎ合わせシート６としてシート片１７の幅
方向や長手方向の寸法の異なるものを用いるようにする
と、縦方向でシート片１７　、１．７・・・がランダム
に配列された状態の継ぎ合わせシー）Ｂを得ることがで
トることになる。また各帯状継ぎ合わせシート６として
シート片１’／、１７・・・の幅方向や長手方向の寸法
が同じものを用いるようにすれば、シート片１７を縦横
に行と列を揃えて配列するようにすることができ、この
場合には例えばシート片１７．１７・・・を二種類の色
に色分けし、異なる色のシート片１７が隣合うようにシ
ート片１７の配列をおこなうようにすれば、市松模様の
シートに仕］二げることができる。上記のようにして多
数枚のシート片１７．１７・・・が縦横に配列された継
ぎ合わせシー）Ｂを得ることができ、このものでは色違
いのシート片１７の組み合わせによりてカラフルな色ｒ
ｆＡ揉に仕上げることができることになるが、第１図（
ａ）（ｂ）（ｃ）及び第４図（ａ）（ｂ）（ｃ）の手順
を同じように繰り返すようにすることによって各シート
片１７の配列を同じようにすることができ、継ぎ合わせ
シートＢの色模様を同じものに再現することができるこ
とになる。尚、第４図においては継ぎ合わせシー）Ａを
帯状シート４が軸パイプ９と平行になるように巻き付け
てロール５を作成するようにし、このロール５を軸パイ
プ９と垂直な面で切断するようにしたが、第６図（ａ）
に示すように帯状シート４が軸パイプ９と垂直になるよ
うに軸バイブ９に巻き付けるようにしてロール５を作成
するようにしてもよく、この場合には第６図（ｂ）のよ
うにロール５の切断を紬パイプ９と平行にスリッター１
２によっておこなうようにし、帯状シート４の長手方向
と垂直に継ぎ合わせシー）Ａの切断がおこなわれるよう
にするものである。そしてこのようにロール５を切断す
ることによって得られる多数本の帯状継ぎ合わせシート
６．６・・・縫着して継ぎ合わせることによって、１ａ
７図と同様な継ぎ合わせシー）Ｂを得ることができるこ
とになる。

上記各実施例ではいずれも帯状シート４，４・・・やシ
ート片１７．１７・・・を端面同士突き合わせて継ぎ合
わせシー）　Ａ、Ｂが形成されるようにしたが、隣合う
帯状シート４，４の端面間やシート片１７．１７の端面
間に隙間が形成されるように対向させて配列して上糸１
４ａと下糸１４ｂとによる縫着がなされるようにしても
よい。このものでは隙間によって通気性が大きく得られ
ることになり、特に夏物衣料用に適することになる。ま
た隙間部分の糸１４ａ、１４ｂがメツシュのような外観
となって変化のあるデザインとなる。

上記のようにして得られる多数枚の帯状シート４．４・
・・が縫着された継ぎ合わせシー）Ａや、多数枚のシー
ト片１７，１７・・・が縫着された継ぎ合わせシー）Ｂ
は、帯状シート４，４やシート片１７．１７・・・が配
列されて形成されているため、各帯状シート４やシート
片１７を色違いに形成しておくことによって、種々の色
模様を有する継ぎ合わせシートＡ、Ｂに仕上げることが
でき、商品価値を高めることができるものであるが、そ
の他に種々の優れた特徴を有する。すなわち、各隣合う
帯状シート４やシート片１７は端面同士が対向されてい
るもので、縫着するにあたって重ね代を必要とせず重ね
代の寸法部ロスが発生するようなことがなく、むしろ対
向端面間に生じる隙間によって帯状シート４やシート片
１７の合計面積よりも大きなシートを得ることができる
ことになり、コストの上で有利になるものである。また
このように重ね代がないため、重ね代の重合で縫着部分
の厚みが厚くなるというようなことがなく、この部分で
ゴワゴワしたりすることなく帯状シート４やシー）片１
７の柔軟性を保持しておくことができることになる。さ
らに上記のように重ね代がなく帯状シート４，４やシー
ト片１７，１７は端面同士を対向されているために、縫
着部分によって継ぎ合わせシー）　Ａ、Ｈに裏表の区別
が生じないようにすることができる。この場合、帯状シ
ート４やシート片１７の表裏を異なる色や模様に形成し
ておけば、異なる色模様として継ぎ合わせシートＡ。

Ｂを表裏両面で使用することができる。加えて帯状シー
ト４，４やシート片１７，１．７は端面同士を対向させ
た状態で縫着されているために、上記したような帯状シ
ート４．４やシート片１７．１７間の隙間によって継ぎ
合わせシートＡ、Ｂに通気性を与えることができるもの
であり、帯状シート４はシート片１７が例えば人工皮革
のように通気性のないものである場合においても継ぎ合
わせシー）　Ａ、Ｈに通気性を付与することができるこ
とになる。そして継ぎ合わせシ・−）Ａ、Ｂは帯状シー
ト４，４・・・やシート片１７．１　？・・・が集合し
て形成されるものであるため、帯状シート４やシート片
１７の数の増減に応じて任意の大きさの継ぎ合わせシー
トＡ、Ｂを得ることができることになる。

［発明の効果］ 上述のように本発明の特定発明にあっては、シートが巻
き取られたロールを軸と垂直な面で切断することによっ
てシートが帯状に切断された複数のロール片を作成し、
複数のロール片から帯状シートを繰り出しつつ各、ｉｔ
＋ｆ状シートを並列させて隣合う帯状シートの端部間を
縫着するようにして継ぎ合わせシートの製造をおこなう
ようにしたので、シートを巻き取ったロールの切断によ
ってシートが長尺であっても簡単にしかも正確な寸法で
裁断をおこなうことができ、またロールの切断で得られ
るロール片から帯状シートを繰り出しつつ縫着すること
で継ぎ合わせシートの製造がおこなえ、いちいち帯状シ
ートを並べた後に縫着をおこなうというような手間を必
要としないものである。また、本発明の併合発明にあっ
ては、上記のようにして得た帯状シートが複数本継ぎ合
わされた継ぎ合わせシートをロール状に巻鰺取ってこの
ロールを帯状シートの長手方向と垂直な面で切断するこ
とによって継ぎ合わせシートを帯状に切断し、この切断
した複数の帯状継ぎ合わせシートを並列させて隣合う帯
状継ぎ合わせシートの端部間を縫着することによって、
シート片が縦横に配列された継ぎ合わせシートを製造す
るようにしたので、この継ぎ合わせシートを製造するに
あたって縫着は帯状シート及び帯状継ぎ合わせシートに
対して直線縫いでおこなうことができ、手作業によるこ
となくミシンなど機械縫いによっておこなうことができ
るものであり、しかもロールの切断及び帯状シートや帯
状継ぎ合わせシートの縫着という手順を同じようにおこ
なうことによって、シー１片の色違いによる色模様を再
現することができ、この結果量産性に優れるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂバＣ）は本発明の一実施例における各
工程を示す斜視図、第２図は同上のロール片の斜視図、
第３図は継ぎ合わせシートの一部の正面図、第４図（ａ
、）（ｂ）（ｃ）は同上の各工程を示す斜視図、第５図
は同上のロール片の斜視図、＃６図（ａ）（ｂ）は他の
実施例における工程を示す斜視図、第７図は継ぎ合わせ
シートの一部の正面図、第８図（ａ）（１））は同上の
縫着部分の拡大した一部の正面図と断面図、第９図（ａ
）（ｂ）は同上の結び目の形成状態を示す拡大した説明
図である。 １はシート、２はロール、３はロール片、４は帯状シー
ト、５はロール、６は帯状継ぎ合わせシート、Ａ、Ｂは
継ぎ合わせシートである。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）シートが巻き取られたロールを軸と垂直な面で切
   断することによってシートが帯状に切断された複数のロ
   ール片を作成し、複数のロール片から帯状シートを繰り
   出しつつ各帯状シートを並列させて隣合う帯状シートの
   端部間を縫着することを特徴とする継ぎ合わせシートの
   製造方法。
2. （２）シートは皮革であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の継ぎ合わせシートの製造方法。
3. （３）各隣合う帯状シートを側端面同士対向させて並列
   させるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載の継ぎ合わせシートの製造方法。
4. （４）シートが巻き取られたロールを軸と垂直な面で切
   断することによってシートが帯状に切断された複数のロ
   ール片を作成し、次いで複数のロール片から帯状シート
   を繰り出しつつ各帯状シートを並列させて隣合う帯状シ
   ートの端部間を縫着することにより継ぎ合わせシートを
   作成し、この帯状シートが複数本継ぎ合わされた継ぎ合
   わせシートをロール状に巻き取ってこのロールを帯状シ
   ートの長手方向と垂直な面で切断することによって継ぎ
   合わせシートを帯状に切断し、この切断した複数の帯状
   継ぎ合わせシートを並列させて隣合う帯状継ぎ合わせシ
   ートの端部間を縫着することを特徴とする継ぎ合わせシ
   ートの製造方法。
5. （５）シートは皮革であることを特徴とする特許請求の
   範囲第４項記載の継ぎ合わせシートの製造方法。
6. （６）各隣合う帯状シートを側端面同士対向させて並列
   させ、かつ各隣合う帯状継ぎ合わせシートを側端面同士
   対向させて並列させるようにしたことを特徴とする特許
   請求の範囲第４項又は第５項記載の継ぎ合わせシートの
   製造方法。