JP2787414B2 - 折り重ね延伸テープヤーンの製造方法および製造装置 - Google Patents
折り重ね延伸テープヤーンの製造方法および製造装置Info
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- JP2787414B2 JP2787414B2 JP6989994A JP6989994A JP2787414B2 JP 2787414 B2 JP2787414 B2 JP 2787414B2 JP 6989994 A JP6989994 A JP 6989994A JP 6989994 A JP6989994 A JP 6989994A JP 2787414 B2 JP2787414 B2 JP 2787414B2
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- stretched
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撚糸、若しくは紐、若
しくはロープ、若しくは組紐、若しくは土木用法面流失
防護ネット等に用いる編物、若しくは輸送袋、土のう
袋、遮光天幕、水のろ過布、工業材料や農産物の被覆シ
ート、細幅固定用バンド、細幅吊りベルト等の各種織布
に用いる折り重ね延伸テープヤーンを製造する方法およ
び装置に関する。
しくはロープ、若しくは組紐、若しくは土木用法面流失
防護ネット等に用いる編物、若しくは輸送袋、土のう
袋、遮光天幕、水のろ過布、工業材料や農産物の被覆シ
ート、細幅固定用バンド、細幅吊りベルト等の各種織布
に用いる折り重ね延伸テープヤーンを製造する方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、密度の粗い柔軟性を有する編物、
織物等を製作するには、一般にポリエチレンからなるフ
ラットな延伸テープヤーンを用いている。このフラット
延伸テープヤーンは、ワインダーでボビンに巻いたり、
整径機で編機等のビームに巻く場合にも、当然フラット
の状態に保たれている。
織物等を製作するには、一般にポリエチレンからなるフ
ラットな延伸テープヤーンを用いている。このフラット
延伸テープヤーンは、ワインダーでボビンに巻いたり、
整径機で編機等のビームに巻く場合にも、当然フラット
の状態に保たれている。
【0003】一方、耐熱強度や耐摩耗性が要求される
紐、編物、織物等を製作するには、一般にポリプロピレ
ンからなる延伸テープヤーンを用いている。そして、織
物等の強度を増すため、延伸テープヤーンを両側長手縁
に沿って同じ側に折り返し、両側長手縁の端面を突き合
わせ、若しくは接近させ、若しくは折り返し部同士の端
縁部が重なるように折り重ねて細くし(図1(c)参
照)、打込本数を増やす。
紐、編物、織物等を製作するには、一般にポリプロピレ
ンからなる延伸テープヤーンを用いている。そして、織
物等の強度を増すため、延伸テープヤーンを両側長手縁
に沿って同じ側に折り返し、両側長手縁の端面を突き合
わせ、若しくは接近させ、若しくは折り返し部同士の端
縁部が重なるように折り重ねて細くし(図1(c)参
照)、打込本数を増やす。
【0004】上記折り重ね延伸テープヤーンを製作する
には、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの融点の低い
フラット延伸テープヤーンを加熱することなく、常温に
おいてテンションを加えた状態でワインダーのトラバー
スガイドに通し、フラット延伸テープヤーンの両側部を
上記のように同じ側に折り返し、ボビンに巻き取ってい
た。
には、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの融点の低い
フラット延伸テープヤーンを加熱することなく、常温に
おいてテンションを加えた状態でワインダーのトラバー
スガイドに通し、フラット延伸テープヤーンの両側部を
上記のように同じ側に折り返し、ボビンに巻き取ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワイン
ダーの巻き取りスピードは、一般に毎分100m〜40
0mの高速であり、しかも、フラット延伸テープヤーン
の両側部を強制的に中央部上に重なるように折り返すた
め、摩擦熱が発生して材質の劣化が生じ、引張強度の高
い折り重ね延伸テープヤーンを得ることができない。ま
た、トラバースガイドを左右に綾振りするので、そのタ
ーンの際に延伸テープヤーンに加わるテンションが不安
定となるため、折り曲げが難しい。しかも、延伸テープ
ヤーンにテンションを加えると材質が劣化する。更に、
フラット延伸テープヤーンの両側部を折り返す際にトラ
バースガイドで強く押圧し過ぎると、折り返した角部が
割れてしまう。この割れを防止するため、押圧力を弱く
すると、折り重ね延伸テープヤーンをボビンから繰り出
したり、織機等で製品を製作する際に折り重ね延伸テー
プヤーンの両側の折り曲げ部が中央部に対して開いてし
まう。
ダーの巻き取りスピードは、一般に毎分100m〜40
0mの高速であり、しかも、フラット延伸テープヤーン
の両側部を強制的に中央部上に重なるように折り返すた
め、摩擦熱が発生して材質の劣化が生じ、引張強度の高
い折り重ね延伸テープヤーンを得ることができない。ま
た、トラバースガイドを左右に綾振りするので、そのタ
ーンの際に延伸テープヤーンに加わるテンションが不安
定となるため、折り曲げが難しい。しかも、延伸テープ
ヤーンにテンションを加えると材質が劣化する。更に、
フラット延伸テープヤーンの両側部を折り返す際にトラ
バースガイドで強く押圧し過ぎると、折り返した角部が
割れてしまう。この割れを防止するため、押圧力を弱く
すると、折り重ね延伸テープヤーンをボビンから繰り出
したり、織機等で製品を製作する際に折り重ね延伸テー
プヤーンの両側の折り曲げ部が中央部に対して開いてし
まう。
【0006】ところで、延伸テープヤーンをボビンから
解いて繰り出す場合には、一ワインド解くごとに一回の
撚りが加わり、延伸テープヤーンの撚れた部分が編機、
織機、整径機等の針、ガイド、リード、ヘルド等により
延伸テープヤーンの張力に変化を与える。特に高速の機
械ほど、緩んだ延伸テープヤーンや緊張した延伸テープ
ヤーンが生じて多くの経糸本数が不揃いとなったり、緯
糸が経糸に絡んだり、切れたりするなどのトラブルが発
生する一原因となる。また、撚りの入った部分により製
品の表面に凹凸が生じ、品質において劣る。
解いて繰り出す場合には、一ワインド解くごとに一回の
撚りが加わり、延伸テープヤーンの撚れた部分が編機、
織機、整径機等の針、ガイド、リード、ヘルド等により
延伸テープヤーンの張力に変化を与える。特に高速の機
械ほど、緩んだ延伸テープヤーンや緊張した延伸テープ
ヤーンが生じて多くの経糸本数が不揃いとなったり、緯
糸が経糸に絡んだり、切れたりするなどのトラブルが発
生する一原因となる。また、撚りの入った部分により製
品の表面に凹凸が生じ、品質において劣る。
【0007】上記のような従来の方法により製造した折
り重ね延伸テープヤーンは、確実な折り重ね状態に保た
れていないため、緩んだり、緊張したり、撚りが加わる
際に簡単に開いてしまい、特に、上記のようなトラブル
や品質の劣化を生じやすい。また、折り重ね延伸テープ
ヤーンが製品の製造時に開くと、割れたり、スリットさ
れた端縁がフィブリル化されてささくれたりし、極細い
繊維がむしり取られて機械の各部に飛散し、綿ぼこりに
なったり、製品を汚したりし、摺動部や軸受に入り込む
と、油切れなどにより故障する。
り重ね延伸テープヤーンは、確実な折り重ね状態に保た
れていないため、緩んだり、緊張したり、撚りが加わる
際に簡単に開いてしまい、特に、上記のようなトラブル
や品質の劣化を生じやすい。また、折り重ね延伸テープ
ヤーンが製品の製造時に開くと、割れたり、スリットさ
れた端縁がフィブリル化されてささくれたりし、極細い
繊維がむしり取られて機械の各部に飛散し、綿ぼこりに
なったり、製品を汚したりし、摺動部や軸受に入り込む
と、油切れなどにより故障する。
【0008】上記のように従来の折り重ね延伸テープヤ
ーンは製品の製造時に開くと問題があるため、織物等の
製品の強度を増すため、折り重ねることなく、フラット
延伸テープヤーンの肉厚を増すことも考えられる。しか
しながら、このような肉厚のフラット延伸テープヤーン
では、硬く、柔軟性に劣り、フィルムからテープ状に切
断する際の断面が大きくなり、フィブリル状の繊維が増
大し、加熱状態で延伸してもフィブリル状に残り、上記
と同様の問題がある。しかも、フィルムを切断刃でテー
プ状に切断する際に発生する熱が高くなり、切断刃の耐
久性に劣るなどの問題もある。
ーンは製品の製造時に開くと問題があるため、織物等の
製品の強度を増すため、折り重ねることなく、フラット
延伸テープヤーンの肉厚を増すことも考えられる。しか
しながら、このような肉厚のフラット延伸テープヤーン
では、硬く、柔軟性に劣り、フィルムからテープ状に切
断する際の断面が大きくなり、フィブリル状の繊維が増
大し、加熱状態で延伸してもフィブリル状に残り、上記
と同様の問題がある。しかも、フィルムを切断刃でテー
プ状に切断する際に発生する熱が高くなり、切断刃の耐
久性に劣るなどの問題もある。
【0009】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、材質の劣化や折り返し部の割れを生じ
ることなく、確実に折り重ね状態に保つことができ、し
たがって、製品の製造トラブルや品質の劣化を防止する
ことができるとともに、製品の強度を向上させることが
できるようにした折り重ね延伸テープヤーンを製造する
方法および製造する装置を提供することを目的とするも
のである。
するものであり、材質の劣化や折り返し部の割れを生じ
ることなく、確実に折り重ね状態に保つことができ、し
たがって、製品の製造トラブルや品質の劣化を防止する
ことができるとともに、製品の強度を向上させることが
できるようにした折り重ね延伸テープヤーンを製造する
方法および製造する装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の折り重ね延伸テープヤーンの製造方法は、未
延伸処理の細長い合成樹脂製のフィルム状テープを曲げ
用ガイドに通して長手縁に沿って曲げた状態で延伸処理
することにより、曲げ部をヒートセットして折り重ねる
ようにしたものである。
の本発明の折り重ね延伸テープヤーンの製造方法は、未
延伸処理の細長い合成樹脂製のフィルム状テープを曲げ
用ガイドに通して長手縁に沿って曲げた状態で延伸処理
することにより、曲げ部をヒートセットして折り重ねる
ようにしたものである。
【0011】上記目的を達成するための本発明の折り重
ね延伸テープヤーンの他の製造方法は、細長い合成樹脂
製の延伸処理後の延伸テープを曲げ用ガイドに通して長
手縁に沿って曲げた状態で延伸温度と同等以上の温度で
ヒートセットして折り重ねるようにしたものである。
ね延伸テープヤーンの他の製造方法は、細長い合成樹脂
製の延伸処理後の延伸テープを曲げ用ガイドに通して長
手縁に沿って曲げた状態で延伸温度と同等以上の温度で
ヒートセットして折り重ねるようにしたものである。
【0012】そして、上記各製造方法において、テープ
を複数枚重ねた状態で折り重ねることができ、複数枚の
テープは同じ合成樹脂からなるものでもよく、または柔
軟性、耐摩耗性等の性質を異にする合成樹脂からなるも
のでもよい。
を複数枚重ねた状態で折り重ねることができ、複数枚の
テープは同じ合成樹脂からなるものでもよく、または柔
軟性、耐摩耗性等の性質を異にする合成樹脂からなるも
のでもよい。
【0013】上記目的を達成するための本発明の折り重
ね延伸テープヤーンの製造装置は、未延伸処理の細長い
合成樹脂製のフィルム状テープを送るための低速で回転
する低速ロールと、この低速ロールで送られるフィルム
状テープを長手縁に沿って曲げる曲げ用ガイドと、この
曲げ用ガイドで曲げられるフィルム状テープを上記低速
ロールとの周速度の差により引き延ばすための高速で回
転する高速ロールと、上記曲げ用ガイドと上記高速ロー
ルとの間で低速で回転し、曲げられた状態で送られるフ
ィルム状テープの曲げ部を延伸処理することにより、曲
げ部をヒートセットして折り重ねる低速熱ロールとを備
えたものである。
ね延伸テープヤーンの製造装置は、未延伸処理の細長い
合成樹脂製のフィルム状テープを送るための低速で回転
する低速ロールと、この低速ロールで送られるフィルム
状テープを長手縁に沿って曲げる曲げ用ガイドと、この
曲げ用ガイドで曲げられるフィルム状テープを上記低速
ロールとの周速度の差により引き延ばすための高速で回
転する高速ロールと、上記曲げ用ガイドと上記高速ロー
ルとの間で低速で回転し、曲げられた状態で送られるフ
ィルム状テープの曲げ部を延伸処理することにより、曲
げ部をヒートセットして折り重ねる低速熱ロールとを備
えたものである。
【0014】上記目的を達成するための本発明の折り重
ね延伸テープヤーンの他の製造装置は、細長い合成樹脂
製の延伸処理後の延伸テープを長手縁に沿って折り曲げ
る曲げ用ガイドと、この曲げ用ガイドで曲げられた延伸
テープの曲げ部をヒートセットして折り重ねる熱ロール
とを備えたものである。
ね延伸テープヤーンの他の製造装置は、細長い合成樹脂
製の延伸処理後の延伸テープを長手縁に沿って折り曲げ
る曲げ用ガイドと、この曲げ用ガイドで曲げられた延伸
テープの曲げ部をヒートセットして折り重ねる熱ロール
とを備えたものである。
【0015】そして、上記各製造装置において、テープ
を複数枚重ねた状態で用いることができ、複数枚のテー
プは同じ合成樹脂からなるものでもよく、または柔軟
性、耐摩耗性等の性質を異にする合成樹脂からなるもの
でもよい。
を複数枚重ねた状態で用いることができ、複数枚のテー
プは同じ合成樹脂からなるものでもよく、または柔軟
性、耐摩耗性等の性質を異にする合成樹脂からなるもの
でもよい。
【0016】本発明による製造する折り重ね延伸テープ
ヤーンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン等、各種
のポリオレフィン系樹脂や、ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレート等の各種の合成樹脂を用いることができ
る。そして、一般的な用途としては、未延伸のフィルム
状テープは、デニールが約3500〜65000d(厚
さが約0.06〜0.40mm、幅が約7〜20mm)
のものを用い、低速ロールに対する高速ロールの周速度
比が約5〜10倍で、約5〜10倍に延伸することによ
り、デニールが約500〜6000d(厚さが約0.0
25〜0.11mm、幅が約2.3〜7.5mm)、折
り重ねた状態の厚さが約0.05〜0.25mm、幅が
約1mm〜3.6mmとなるように形成することができ
る。また、延伸時には100℃〜150℃で加熱するの
が好ましい。
ヤーンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン等、各種
のポリオレフィン系樹脂や、ナイロン、ポリエチレンテ
レフタレート等の各種の合成樹脂を用いることができ
る。そして、一般的な用途としては、未延伸のフィルム
状テープは、デニールが約3500〜65000d(厚
さが約0.06〜0.40mm、幅が約7〜20mm)
のものを用い、低速ロールに対する高速ロールの周速度
比が約5〜10倍で、約5〜10倍に延伸することによ
り、デニールが約500〜6000d(厚さが約0.0
25〜0.11mm、幅が約2.3〜7.5mm)、折
り重ねた状態の厚さが約0.05〜0.25mm、幅が
約1mm〜3.6mmとなるように形成することができ
る。また、延伸時には100℃〜150℃で加熱するの
が好ましい。
【0017】
【作用】本発明によれば、未延伸処理のフィルム状テー
プを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げながら延
伸処理すると同時に、曲げ部をヒットセットして折り重
ね、若しくは延伸処理後の延伸テープを曲げ用ガイドに
通して長手縁に沿って曲げながら延伸温度と同等以上の
温度でヒートセットして折り重ねるので、従来のように
ボビンワインダーのトラバースガイドで折り曲げる場合
のような材質の劣化や折り曲げ部の割れを生じることな
く、折り重ねた両側部が開くおそれもなく、確実に折り
重ね状態に保つことができる。
プを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げながら延
伸処理すると同時に、曲げ部をヒットセットして折り重
ね、若しくは延伸処理後の延伸テープを曲げ用ガイドに
通して長手縁に沿って曲げながら延伸温度と同等以上の
温度でヒートセットして折り重ねるので、従来のように
ボビンワインダーのトラバースガイドで折り曲げる場合
のような材質の劣化や折り曲げ部の割れを生じることな
く、折り重ねた両側部が開くおそれもなく、確実に折り
重ね状態に保つことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1(a)ないし(c)は本発
明の第1の実施例における折り重ね延伸テープヤーンの
製造方法を示す説明図、図2は本発明の第1の実施例に
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造装置を示す全体
の概略側面図である。
参照しながら説明する。図1(a)ないし(c)は本発
明の第1の実施例における折り重ね延伸テープヤーンの
製造方法を示す説明図、図2は本発明の第1の実施例に
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造装置を示す全体
の概略側面図である。
【0019】まず、折り重ね延伸テープヤーンの製造装
置について説明する。図2に示すように、押出機1はポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
を溶融して押し出す。ダイス2は押出機1から供給され
る溶融状態のポリオレフィン系樹脂により円筒状のフィ
ルム3を成形する。冷却リング4はダイス2から送り出
される円筒状のフィルム3に冷却空気を噴射して冷却す
る。冷却された円筒状フィルム3は互いに逆方向に回転
される一対の送り出しロール5、6により二重の扁平状
態にされて送り出される。その後、二重に重ねられた状
態のフィムルは図示しないカッターにより切り開かれ、
展開装置により一枚のフィルム3に展開される。この一
枚に展開されたフィルム3は複数のガイドロール7に走
行を案内される。カッター10はガイドロール7の幅方
向に沿って複数箇所に設置され、ガイドロール7に案内
されて走行するフィルム3を延伸用の低速ロール8と押
さえロール9との間に送る前に所望の幅でテープ状に切
断する。これらの複数条の未延伸処理のフィルム状テー
プ11(図1(a)参照)は低速ロール8と押さえロー
ル9により送り出され、互いに逆方向に回転される延伸
用の高速ロール12と押さえロール13との間に送られ
る。
置について説明する。図2に示すように、押出機1はポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂
を溶融して押し出す。ダイス2は押出機1から供給され
る溶融状態のポリオレフィン系樹脂により円筒状のフィ
ルム3を成形する。冷却リング4はダイス2から送り出
される円筒状のフィルム3に冷却空気を噴射して冷却す
る。冷却された円筒状フィルム3は互いに逆方向に回転
される一対の送り出しロール5、6により二重の扁平状
態にされて送り出される。その後、二重に重ねられた状
態のフィムルは図示しないカッターにより切り開かれ、
展開装置により一枚のフィルム3に展開される。この一
枚に展開されたフィルム3は複数のガイドロール7に走
行を案内される。カッター10はガイドロール7の幅方
向に沿って複数箇所に設置され、ガイドロール7に案内
されて走行するフィルム3を延伸用の低速ロール8と押
さえロール9との間に送る前に所望の幅でテープ状に切
断する。これらの複数条の未延伸処理のフィルム状テー
プ11(図1(a)参照)は低速ロール8と押さえロー
ル9により送り出され、互いに逆方向に回転される延伸
用の高速ロール12と押さえロール13との間に送られ
る。
【0020】低速ロール8と高速ロール12との間には
曲げ用ガイド14と延伸用の低速熱ロール15が配置さ
れている。低速ロール8と高速ロール12とは所望の周
速比に設定され、低速熱ロール15は低速ロール8と同
じか、あるいは低速ロール8よりやや速い周速で回転駆
動される。したがって、低速ロール8および押さえロー
ル9から送り出された未延伸処理のフィルム状テープ1
1は低速ロール8と高速ロール12との周速度差により
延伸されながら低速熱ローラ15上で100℃〜150
℃に加熱されて急激に延伸処理される。
曲げ用ガイド14と延伸用の低速熱ロール15が配置さ
れている。低速ロール8と高速ロール12とは所望の周
速比に設定され、低速熱ロール15は低速ロール8と同
じか、あるいは低速ロール8よりやや速い周速で回転駆
動される。したがって、低速ロール8および押さえロー
ル9から送り出された未延伸処理のフィルム状テープ1
1は低速ロール8と高速ロール12との周速度差により
延伸されながら低速熱ローラ15上で100℃〜150
℃に加熱されて急激に延伸処理される。
【0021】曲げ用ガイド14はセラミック製であり、
図1(b)から明らかなように、低速ロール8側から低
速熱ロール15側に至るに従い、次第に径が縮小する断
面円形の筒状に形成され、低速ロール8および低速熱ロ
ール15の幅方向に沿って複数箇所に設置され、低速ロ
ール8および押さえロール9により送り出され、未延伸
処理ではあるが、延伸されつつ低速で走行するフィルム
状テープ11の長手方向の両側部を長手縁に沿って湾曲
状態に曲げることができる。このとき、曲げ用ガイド1
4は上記のように低速ロール8側から低速熱ロール15
側に至るに従い、次第に径が縮小するので、フィルム状
テープ11の進行に伴い、次第に大きく(深く)湾曲さ
せることができ、湾曲作業を円滑に行うことができる。
図1(b)から明らかなように、低速ロール8側から低
速熱ロール15側に至るに従い、次第に径が縮小する断
面円形の筒状に形成され、低速ロール8および低速熱ロ
ール15の幅方向に沿って複数箇所に設置され、低速ロ
ール8および押さえロール9により送り出され、未延伸
処理ではあるが、延伸されつつ低速で走行するフィルム
状テープ11の長手方向の両側部を長手縁に沿って湾曲
状態に曲げることができる。このとき、曲げ用ガイド1
4は上記のように低速ロール8側から低速熱ロール15
側に至るに従い、次第に径が縮小するので、フィルム状
テープ11の進行に伴い、次第に大きく(深く)湾曲さ
せることができ、湾曲作業を円滑に行うことができる。
【0022】低速熱ロール15は曲げ用ガイド14から
曲げられた状態で排出されるフィルム状テープ11を扁
平な折り重ねた状態で反転するように案内するので、上
記のようにフィルム状テープ11の延伸処理を行うこと
により、それと同時に、折り重ねた状態にヒートセット
することができる。このとき、折り曲げられた両側部の
長手縁の端面が中央部で突き合わされ、若しくは接近さ
れるような状態で折り重ねられる(図1(c)参照)。
曲げられた状態で排出されるフィルム状テープ11を扁
平な折り重ねた状態で反転するように案内するので、上
記のようにフィルム状テープ11の延伸処理を行うこと
により、それと同時に、折り重ねた状態にヒートセット
することができる。このとき、折り曲げられた両側部の
長手縁の端面が中央部で突き合わされ、若しくは接近さ
れるような状態で折り重ねられる(図1(c)参照)。
【0023】延伸処理されることにより、それと同時
に、曲げ部がヒートセットされて折り重ねられた折り重
ね延伸テープヤーン16は、複数のアニーリングロール
17を介して互いに逆方向に回転駆動される一対の送り
出しロール18、19間に送られ、この間、アニーリン
グロール17により急冷される。
に、曲げ部がヒートセットされて折り重ねられた折り重
ね延伸テープヤーン16は、複数のアニーリングロール
17を介して互いに逆方向に回転駆動される一対の送り
出しロール18、19間に送られ、この間、アニーリン
グロール17により急冷される。
【0024】冷却された折り重ね延伸テープヤーン16
は、送り出しロール18、19により送り出され、巻取
装置20において、トラバースガイド21を介してボビ
ン22に巻き取られる。
は、送り出しロール18、19により送り出され、巻取
装置20において、トラバースガイド21を介してボビ
ン22に巻き取られる。
【0025】次に、本発明の第1の実施例における折り
重ね延伸テープヤーンの製造方法について、図1(a)
〜(c)および図2を参照しながら上記折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置の動作と共に説明する。
重ね延伸テープヤーンの製造方法について、図1(a)
〜(c)および図2を参照しながら上記折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置の動作と共に説明する。
【0026】まず、図2に示すように、押出機1からポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、若しくはナイロン、若しくはポリエチレンテレフタ
レート等の合成樹脂を溶融して押し出す。続いて、ダイ
ス2により押出機1から供給された溶融状態の合成樹脂
により円筒状のフィルム3を成形する。続いて、冷却リ
ング4によりダイス2から送り出される円筒状フィルム
3に冷却空気を噴射して冷却し、冷却された円筒状フィ
ルム3を送り出しロール5、6により送り出す。この二
重に重ねられた状態のフィルム3をカッターにより切り
開き、展開装置により一枚の状態に展開し、ガイドロー
ル7を経て走行する途中でカッター10により所望の幅
で図1(a)に示すようにテープ状に切断する。
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、若しくはナイロン、若しくはポリエチレンテレフタ
レート等の合成樹脂を溶融して押し出す。続いて、ダイ
ス2により押出機1から供給された溶融状態の合成樹脂
により円筒状のフィルム3を成形する。続いて、冷却リ
ング4によりダイス2から送り出される円筒状フィルム
3に冷却空気を噴射して冷却し、冷却された円筒状フィ
ルム3を送り出しロール5、6により送り出す。この二
重に重ねられた状態のフィルム3をカッターにより切り
開き、展開装置により一枚の状態に展開し、ガイドロー
ル7を経て走行する途中でカッター10により所望の幅
で図1(a)に示すようにテープ状に切断する。
【0027】続いて、上記未延伸処理のフィルム状テー
プ11を低速ロール8と押さえロール9により曲げ用ガ
イド14と低速熱ロール15を介して高速ロール12と
押さえロール13との間に送り出す。そして、毎分7m
〜50mの低速で走行し、低速ロール8と高速ロール1
2との周速度差により延伸されつつあるフィルム状テー
プ(加熱されていないので、延伸処理はされていな
い。)11の長手方向の両側部を図1(b)に示すよう
に、曲げ用ガイド14により長手縁に沿って湾曲状態に
曲げ、低速ロール8と高速ロール12との周速度差によ
り延伸させ、低速熱ロール15上に反転状態に押し付け
た状態で走行させながら、100℃〜150℃の加熱状
態で延伸処理することにより、それと同時に、両側部を
同じ側で中央部側へ扁平に折り返し、図1(c)に示す
ように、両側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若し
くは突き合わせるように接近させた折り重ね状態(若し
くは折り返し部同士の端縁部が重なる折り重ね状態)で
ヒートセットする。
プ11を低速ロール8と押さえロール9により曲げ用ガ
イド14と低速熱ロール15を介して高速ロール12と
押さえロール13との間に送り出す。そして、毎分7m
〜50mの低速で走行し、低速ロール8と高速ロール1
2との周速度差により延伸されつつあるフィルム状テー
プ(加熱されていないので、延伸処理はされていな
い。)11の長手方向の両側部を図1(b)に示すよう
に、曲げ用ガイド14により長手縁に沿って湾曲状態に
曲げ、低速ロール8と高速ロール12との周速度差によ
り延伸させ、低速熱ロール15上に反転状態に押し付け
た状態で走行させながら、100℃〜150℃の加熱状
態で延伸処理することにより、それと同時に、両側部を
同じ側で中央部側へ扁平に折り返し、図1(c)に示す
ように、両側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若し
くは突き合わせるように接近させた折り重ね状態(若し
くは折り返し部同士の端縁部が重なる折り重ね状態)で
ヒートセットする。
【0028】上記のように延伸処理されて折り重ね状態
にヒートセットされたテープヤーン16を送り出しロー
ル18、19により毎分49m〜350mの走行スピー
ドで送り出して引き延ばし、この間、折り重ね延伸テー
プヤーン16をアニーリングロール17で冷却する。そ
して、冷却後の折り重ね延伸テープヤーン16を巻取装
置20において、トラバースガイド21を介してボビン
22に巻き取る。このとき、上記のように延伸処理後の
折り重ね延伸テープヤーン16を引き伸ばしているの
で、折り重ね延伸テープヤーン16をリラックスさせて
冷却後の収縮を防止することができる。
にヒートセットされたテープヤーン16を送り出しロー
ル18、19により毎分49m〜350mの走行スピー
ドで送り出して引き延ばし、この間、折り重ね延伸テー
プヤーン16をアニーリングロール17で冷却する。そ
して、冷却後の折り重ね延伸テープヤーン16を巻取装
置20において、トラバースガイド21を介してボビン
22に巻き取る。このとき、上記のように延伸処理後の
折り重ね延伸テープヤーン16を引き伸ばしているの
で、折り重ね延伸テープヤーン16をリラックスさせて
冷却後の収縮を防止することができる。
【0029】各種のポリプロピレン、ポリエチレンの未
延伸処理フィルム状テープを用い、両側部を曲げた後、
各種の倍率で延伸して得た折り重ね延伸テープヤーン1
6の例を下表に示す。
延伸処理フィルム状テープを用い、両側部を曲げた後、
各種の倍率で延伸して得た折り重ね延伸テープヤーン1
6の例を下表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】そして、上記のようにして折り重ねられた
状態で150℃以下で加熱されて製造された折り重ね延
伸テープヤーン16は、折り曲げ部が容易に展開するこ
とはなく、確実な折り重ね状態に保つことができる。ま
た、折り重ね部の熱融着のおそれがないので、柔軟性を
失うおそれはなく、曲げやすくなり、しかも、折り曲げ
部の割れや材質の劣化を生じるおそれもない。
状態で150℃以下で加熱されて製造された折り重ね延
伸テープヤーン16は、折り曲げ部が容易に展開するこ
とはなく、確実な折り重ね状態に保つことができる。ま
た、折り重ね部の熱融着のおそれがないので、柔軟性を
失うおそれはなく、曲げやすくなり、しかも、折り曲げ
部の割れや材質の劣化を生じるおそれもない。
【0032】上記のように折り重ね延伸テープヤーン1
6は従来における同等の強度を有する延伸テープヤーン
に比べて細くなっているので、整径機や織機のガイドや
編機の針等に引っ掛かるおそれが少ない。また、上記の
ように折り重ねテープヤーン16は折り重ね部が容易に
開くおそれがなく、したがって、摩擦抵抗が少ないの
で、巻いたり、編んだり、織ったり、組んだりする作業
を高速で行うことができる。また、折り重ね部が容易に
開くおそれがないので、端縁がフィブリル化してささく
れるのを防止し、綿ぼこりが発生しないので、製品の汚
損や油切れなどを防止することができる。更に、フィル
ム状テープ11を曲げながら延伸処理することにより、
両側長手縁がネックインにより厚くなるのを防止するこ
とができ、したがって、延伸倍率を高めて引張強度を向
上させることができる。
6は従来における同等の強度を有する延伸テープヤーン
に比べて細くなっているので、整径機や織機のガイドや
編機の針等に引っ掛かるおそれが少ない。また、上記の
ように折り重ねテープヤーン16は折り重ね部が容易に
開くおそれがなく、したがって、摩擦抵抗が少ないの
で、巻いたり、編んだり、織ったり、組んだりする作業
を高速で行うことができる。また、折り重ね部が容易に
開くおそれがないので、端縁がフィブリル化してささく
れるのを防止し、綿ぼこりが発生しないので、製品の汚
損や油切れなどを防止することができる。更に、フィル
ム状テープ11を曲げながら延伸処理することにより、
両側長手縁がネックインにより厚くなるのを防止するこ
とができ、したがって、延伸倍率を高めて引張強度を向
上させることができる。
【0033】そして、例えば、フレキシブルコンテナの
胴部における吊り手段縫着用の帯状増強部を構成するに
際し、この帯状増強部の縦方向の糸として、帯状増強部
以外の縦方向の糸および各横方向の糸と同じ材質からな
る上記折り重ねテープヤーンを用いることにより、打込
本数を増やして増強することができ、しかも、各縦方向
の糸のテンションが揃うことにより、胴部の表面が滑ら
かになる。また、同材質のフィルムによりラミネートし
て防水性を図ることもできる。また、上記折り重ねテー
プヤーン16は、撚糸、組紐等の加工に際し、図5に示
すように、突き合わせ部である中央部の長手方向に沿っ
て簡単に折れ曲がりやすく、幅が狭くなる。これにより
キンクが生じにくくなり、撚糸、組紐等を構成する際、
それらの表面が滑らかに仕上げることができる。
胴部における吊り手段縫着用の帯状増強部を構成するに
際し、この帯状増強部の縦方向の糸として、帯状増強部
以外の縦方向の糸および各横方向の糸と同じ材質からな
る上記折り重ねテープヤーンを用いることにより、打込
本数を増やして増強することができ、しかも、各縦方向
の糸のテンションが揃うことにより、胴部の表面が滑ら
かになる。また、同材質のフィルムによりラミネートし
て防水性を図ることもできる。また、上記折り重ねテー
プヤーン16は、撚糸、組紐等の加工に際し、図5に示
すように、突き合わせ部である中央部の長手方向に沿っ
て簡単に折れ曲がりやすく、幅が狭くなる。これにより
キンクが生じにくくなり、撚糸、組紐等を構成する際、
それらの表面が滑らかに仕上げることができる。
【0034】上記実施例のように未延伸処理の細長い合
成樹脂製のフィムル状テープ11を曲げ用ガイド14に
通して長手縁に沿って曲げた状態で延伸処理することに
より、曲げ部をヒートセットして折り重ねるようにすれ
ば、延伸処理とヒートセットを同時に行うので、簡単に
折り重ね延伸テープヤーン16を製造することができ、
しかも、製造装置を簡素化することができ、折り重ね延
伸テープヤーンを安価に提供することができる。
成樹脂製のフィムル状テープ11を曲げ用ガイド14に
通して長手縁に沿って曲げた状態で延伸処理することに
より、曲げ部をヒートセットして折り重ねるようにすれ
ば、延伸処理とヒートセットを同時に行うので、簡単に
折り重ね延伸テープヤーン16を製造することができ、
しかも、製造装置を簡素化することができ、折り重ね延
伸テープヤーンを安価に提供することができる。
【0035】以下、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図3(a)ないし(c)は本
発明の第2の実施例における折り重ね延伸テープヤーン
の製造方法を示す説明図、図4は本発明の第2の実施例
における折り重ね延伸テープヤーンの製造装置を示す一
部の概略側面図である。本実施例においては、上記第1
の実施例と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略し、主として異なる構成について説明する。
を参照しながら説明する。図3(a)ないし(c)は本
発明の第2の実施例における折り重ね延伸テープヤーン
の製造方法を示す説明図、図4は本発明の第2の実施例
における折り重ね延伸テープヤーンの製造装置を示す一
部の概略側面図である。本実施例においては、上記第1
の実施例と同一部分については同一符号を付してその説
明を省略し、主として異なる構成について説明する。
【0036】まず、本実施例の製造装置について説明す
るが、その特徴とするところは、図4に示すように、高
速ロール12とアニーリングロール17との間に高速熱
ロール23、送り出しロール24、25(送り出しロー
ル24、25はなくてもよい。)が配置されるととも
に、曲げ用ガイド14が低速ロール8と低速熱ロール1
5との間に替えて高速ロール12と高速熱ロール23と
の間に配置され、延伸処理後のテープヤーン26の両側
部が曲げ用ガイド14により曲げられた後、高速熱ロー
ル23上において、延伸温度と同等以上の温度、すなわ
ち100〜150℃以上の温度で折り重ね状態にヒート
セットされるように構成された点にある。
るが、その特徴とするところは、図4に示すように、高
速ロール12とアニーリングロール17との間に高速熱
ロール23、送り出しロール24、25(送り出しロー
ル24、25はなくてもよい。)が配置されるととも
に、曲げ用ガイド14が低速ロール8と低速熱ロール1
5との間に替えて高速ロール12と高速熱ロール23と
の間に配置され、延伸処理後のテープヤーン26の両側
部が曲げ用ガイド14により曲げられた後、高速熱ロー
ル23上において、延伸温度と同等以上の温度、すなわ
ち100〜150℃以上の温度で折り重ね状態にヒート
セットされるように構成された点にある。
【0037】次に、本発明の第2の実施例における折り
重ね延伸テープヤーンの製造方法について、図3(a)
〜(c)および図4を参照しながら上記折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置の動作と共に説明する。
重ね延伸テープヤーンの製造方法について、図3(a)
〜(c)および図4を参照しながら上記折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置の動作と共に説明する。
【0038】図4に示すように、上記第1の実施例と同
様にして得た未延伸処理のフィルム状テープ11を低速
ロール8と高速ロール12との周速度差により低速熱ロ
ール15上において、100〜150℃で延伸処理し、
図3(a)に示すように延伸テープ26を得る。続い
て、延伸テープ26の両側部を図3(b)に示すよう
に、曲げ用ガイド14により長手縁に沿って湾曲状態に
曲げる。続いて、曲げられた延伸テープ26を高速熱ロ
ール23上に押し付けた状態で走行させながら延伸テー
プヤーン26の両側部を中央部側へ扁平に折り返し、両
側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若しくは接近さ
せた折り重ね状態(若しくは折り返し部同士の端縁部が
重なる折り重ね状態)で、100〜150℃の延伸温度
と同等以上の温度で図3(c)に示すようにヒートセッ
トする。ヒートセットされた折り重ね延伸テープヤーン
16は、上記第1の実施例と同様に急冷した後、巻取装
置のボビンに巻き取ることができる。
様にして得た未延伸処理のフィルム状テープ11を低速
ロール8と高速ロール12との周速度差により低速熱ロ
ール15上において、100〜150℃で延伸処理し、
図3(a)に示すように延伸テープ26を得る。続い
て、延伸テープ26の両側部を図3(b)に示すよう
に、曲げ用ガイド14により長手縁に沿って湾曲状態に
曲げる。続いて、曲げられた延伸テープ26を高速熱ロ
ール23上に押し付けた状態で走行させながら延伸テー
プヤーン26の両側部を中央部側へ扁平に折り返し、両
側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若しくは接近さ
せた折り重ね状態(若しくは折り返し部同士の端縁部が
重なる折り重ね状態)で、100〜150℃の延伸温度
と同等以上の温度で図3(c)に示すようにヒートセッ
トする。ヒートセットされた折り重ね延伸テープヤーン
16は、上記第1の実施例と同様に急冷した後、巻取装
置のボビンに巻き取ることができる。
【0039】上記各実施例では、テープヤーン11、2
6の両側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若しくは
接近させ、若しくは折り返し部同士の端縁部が重なるよ
うにして折り重ねる場合について説明したが、曲げ用ガ
イド14の径および形状等を適宜変更することにより、
図6に示すように、長手方向に沿う一側を折り返し、長
手方向に沿う他側を上記折り返し部上に重ねるように折
り返すこともできる。
6の両側長手縁の端面を中央部で突き合わせ、若しくは
接近させ、若しくは折り返し部同士の端縁部が重なるよ
うにして折り重ねる場合について説明したが、曲げ用ガ
イド14の径および形状等を適宜変更することにより、
図6に示すように、長手方向に沿う一側を折り返し、長
手方向に沿う他側を上記折り返し部上に重ねるように折
り返すこともできる。
【0040】また、上記各実施例では、単層に構成した
場合について説明したが、このほか、例えば、図7に示
すように、二枚重ねの状態で、長手方向の両側部を同じ
側に折り返して両側長手縁の端面を突き合わせ、若しく
は突き合わせるように接近させるなどの折り返し状態に
構成することができる。または図8に示すように、二枚
重ねの状態で、長手方向に沿う一側を折り返し、長手方
向に沿う他側を上記折り返し部上に重ねるように折り返
すこともできる。または図9に示すように、三枚重ね以
上の複層に構成することもできる。
場合について説明したが、このほか、例えば、図7に示
すように、二枚重ねの状態で、長手方向の両側部を同じ
側に折り返して両側長手縁の端面を突き合わせ、若しく
は突き合わせるように接近させるなどの折り返し状態に
構成することができる。または図8に示すように、二枚
重ねの状態で、長手方向に沿う一側を折り返し、長手方
向に沿う他側を上記折り返し部上に重ねるように折り返
すこともできる。または図9に示すように、三枚重ね以
上の複層に構成することもできる。
【0041】そして、上記のように複層に構成した折り
重ね延伸テープヤーン、例えば、図7、図8のように二
層に構成した折り重ね延伸テープヤーン27によれば、
内層の第1の延伸テープヤーン28の外面が外層の第2
の延伸テープヤーン29により互いに接着されることな
く被覆され、図9のように三層に構成した折り重ね延伸
テープヤーン30によれば、内層の第1の延伸テープヤ
ーン31と中間層の第2の延伸テープヤーン32の外面
が外層の第3の延伸テープヤーン33により互いに接着
されることなく被覆されているので、撚糸機、編機、織
機等で撚糸、紐、組紐、織布等を構成する際、第1の延
伸テープヤーン28、若しくは第1と第2の延伸テープ
ヤーン31と32が摩擦されず、摩擦による劣化を抑制
して増強することができる。また、各層の延伸テープヤ
ーンは同じ材質のものを組み合わせてもよく、異なる材
質のものを組み合わせてもよく、材質の組合せによる特
性、例えば、摩耗性、耐候性等を得ることができ、した
がって、各種用途に適応させるこができる。
重ね延伸テープヤーン、例えば、図7、図8のように二
層に構成した折り重ね延伸テープヤーン27によれば、
内層の第1の延伸テープヤーン28の外面が外層の第2
の延伸テープヤーン29により互いに接着されることな
く被覆され、図9のように三層に構成した折り重ね延伸
テープヤーン30によれば、内層の第1の延伸テープヤ
ーン31と中間層の第2の延伸テープヤーン32の外面
が外層の第3の延伸テープヤーン33により互いに接着
されることなく被覆されているので、撚糸機、編機、織
機等で撚糸、紐、組紐、織布等を構成する際、第1の延
伸テープヤーン28、若しくは第1と第2の延伸テープ
ヤーン31と32が摩擦されず、摩擦による劣化を抑制
して増強することができる。また、各層の延伸テープヤ
ーンは同じ材質のものを組み合わせてもよく、異なる材
質のものを組み合わせてもよく、材質の組合せによる特
性、例えば、摩耗性、耐候性等を得ることができ、した
がって、各種用途に適応させるこができる。
【0042】また、上記各実施例では、折り重ね延伸テ
ープヤーンを一連の連続した製造工程により製造するよ
うにした場合について説明したが、別々の製造工程を組
み合わせて製造するようにしてもよい。また、二重に重
ねられた状態のフィルム3を先に一枚に切り開くことな
く、カッター10により所望の幅に切断した後、くし状
のガイドにより一枚ごとに分けるようにすることもでき
る。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱し
ない範囲で種々設計変更することができる
ープヤーンを一連の連続した製造工程により製造するよ
うにした場合について説明したが、別々の製造工程を組
み合わせて製造するようにしてもよい。また、二重に重
ねられた状態のフィルム3を先に一枚に切り開くことな
く、カッター10により所望の幅に切断した後、くし状
のガイドにより一枚ごとに分けるようにすることもでき
る。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱し
ない範囲で種々設計変更することができる
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、未
延伸処理のフィルム状テープを曲げ用ガイドに通して長
手縁に沿って曲げながら延伸処理すると同時に、曲げ部
をヒットセットして折り重ね、若しくは延伸処理後の延
伸テープを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げな
がら延伸処理温度と同等以上の温度でヒートセットして
折り重ねるので、従来のようにトラバースガイドで折り
曲げる場合のような材質の劣化や折り曲げた角部の割れ
を生じることなく、折り重ねた両側部が開くおそれもな
く、確実に折り重ね状態に保つことができる。したがっ
て、製品の製造トラブルや品質の劣化を防止することが
できるとともに、製品の強度を向上させることができる
ようにした折り重ね延伸テープヤーンを製造することが
できる。
延伸処理のフィルム状テープを曲げ用ガイドに通して長
手縁に沿って曲げながら延伸処理すると同時に、曲げ部
をヒットセットして折り重ね、若しくは延伸処理後の延
伸テープを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げな
がら延伸処理温度と同等以上の温度でヒートセットして
折り重ねるので、従来のようにトラバースガイドで折り
曲げる場合のような材質の劣化や折り曲げた角部の割れ
を生じることなく、折り重ねた両側部が開くおそれもな
く、確実に折り重ね状態に保つことができる。したがっ
て、製品の製造トラブルや品質の劣化を防止することが
できるとともに、製品の強度を向上させることができる
ようにした折り重ね延伸テープヤーンを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(c)は本発明の第1の実施例に
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造方法を示す説明
図である。
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造方法を示す説明
図である。
【図2】本発明の第1の実施例における折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置を示す全体の概略側面図である。
ープヤーンの製造装置を示す全体の概略側面図である。
【図3】(a)ないし(c)は本発明の第2の実施例に
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造方法を示す説明
図である。
おける折り重ね延伸テープヤーンの製造方法を示す説明
図である。
【図4】本発明の第2の実施例における折り重ね延伸テ
ープヤーンの製造装置を示す一部の概略側面図である。
ープヤーンの製造装置を示す一部の概略側面図である。
【図5】本発明実施例により製造した折り重ね複層延伸
テープヤーンにより撚糸、紐、組紐、織物等を構成する
ときの折り曲がり状態を示す一部拡大斜視図である。
テープヤーンにより撚糸、紐、組紐、織物等を構成する
ときの折り曲がり状態を示す一部拡大斜視図である。
【図6】本発明実施例により製造する折り重ね延伸テー
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
【図7】本発明実施例により製造する折り重ね延伸テー
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
【図8】本発明実施例により製造する折り重ね延伸テー
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
プヤーンの他の例を示す一部拡大斜視図である。
【図9】本発明実施例により製造する折り重ね延伸テー
プヤーンの更に他の例を示す一部拡大斜視図である。
プヤーンの更に他の例を示す一部拡大斜視図である。
1 押出機 2 ダイス 3 円筒状フィルム 4 冷却リング 8 低速ロール 10 カッター 11 未延伸処理のフィルム状テープ 12 高速ロール 14 曲げガイド 15 低速熱ロール 16 折り重ね延伸テープヤーン 17 アニーリングロール 20 巻取装置 23 高速熱ロール 26 延伸処理後のテープヤーン 27 複層の折り重ね延伸テープヤーン 30 複層の折り重ね延伸テープヤーン
Claims (10)
- 【請求項1】 未延伸処理の細長い合成樹脂製のフィル
ム状テープを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げ
た状態で延伸処理することにより、曲げ部をヒートセッ
トして折り重ねることを特徴とする折り重ね延伸テープ
ヤーンの製造方法。 - 【請求項2】 細長い合成樹脂製の延伸処理後の延伸テ
ープを曲げ用ガイドに通して長手縁に沿って曲げた状態
で延伸温度と同等以上の温度でヒートセットして折り重
ねることを特徴とする折り重ね延伸テープヤーンの製造
方法。 - 【請求項3】 テープを複数枚重ねた状態で折り重ねる
ことを特徴とする請求項1または2記載の折り重ね延伸
テープヤーンの製造方法。 - 【請求項4】 テープが同じ合成樹脂からなることを特
徴とする請求項3記載の折り重ね延伸テープヤーンの製
造方法。 - 【請求項5】 テープが柔軟性、耐摩耗性等の性質を異
にする合成樹脂からなることを特徴とする請求項3記載
の折り重ね延伸テープヤーンの製造方法。 - 【請求項6】 未延伸処理の細長い合成樹脂製のフィル
ム状テープを送るための低速で回転する低速ロールと、
この低速ロールで送られるフィルム状テープを長手縁に
沿って曲げる曲げ用ガイドと、この曲げ用ガイドで曲げ
られるフィルム状テープを上記低速ロールとの周速度の
差により引き延ばすための高速で回転する高速ロール
と、上記曲げ用ガイドと上記高速ロールとの間で低速で
回転し、曲げられた状態で送られるフィルム状テープの
曲げ部を延伸処理することにより、曲げ部をヒートセッ
トして折り重ねる低速熱ロールとを備えたことを特徴と
する折り重ね延伸テープヤーンの製造装置。 - 【請求項7】 細長い合成樹脂製の延伸処理後の延伸テ
ープを長手縁に沿って折り曲げる曲げ用ガイドと、この
曲げ用ガイドで曲げられた延伸テープの曲げ部をヒート
セットして折り重ねる熱ロールとを備えたことを特徴と
する折り重ね延伸テープヤーンの製造装置。 - 【請求項8】 テープが複数枚重ねられていることを特
徴とする請求項6または7記載の折り重ね延伸テープヤ
ーンの製造装置。 - 【請求項9】 テープが同じ合成樹脂からなることを特
徴とする請求項8記載の折り重ね延伸テープヤーンの製
造装置。 - 【請求項10】 テープが柔軟性、耐摩耗性等の性質を
異にする合成樹脂からなることを特徴とする請求項8記
載の折り重ね延伸テープヤーンの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6989994A JP2787414B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 折り重ね延伸テープヤーンの製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6989994A JP2787414B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 折り重ね延伸テープヤーンの製造方法および製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258933A JPH07258933A (ja) | 1995-10-09 |
JP2787414B2 true JP2787414B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=13416014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6989994A Expired - Lifetime JP2787414B2 (ja) | 1994-03-14 | 1994-03-14 | 折り重ね延伸テープヤーンの製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787414B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4797273B2 (ja) * | 2001-04-13 | 2011-10-19 | Jnc株式会社 | 積層体 |
JP4804061B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-10-26 | 日本ゴア株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン製のスリットヤーン |
JP5068381B2 (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-07 | 日本ゴア株式会社 | ポリテトラフルオロエチレン製のスリットヤーンの製造方法 |
CN102409483A (zh) * | 2011-08-31 | 2012-04-11 | 吴江源兴工艺鞋业有限公司 | 装饰带的制作方法及实现该方法的设备 |
KR101402266B1 (ko) * | 2012-10-26 | 2014-06-02 | 김상운 | 제직성이 향상된 복합형 필름접사 제조장치, 및 제조방법 |
CN106835489B (zh) * | 2017-03-08 | 2019-07-05 | 苍南正创塑编科技有限公司 | 一种l型编织带折角机 |
CN110983541A (zh) * | 2019-12-28 | 2020-04-10 | 常州市永明机械制造有限公司 | 塑料胚丝折叠机构 |
-
1994
- 1994-03-14 JP JP6989994A patent/JP2787414B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07258933A (ja) | 1995-10-09 |
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