JPS6164813A - 鋼材用高温酸化防止塗料 - Google Patents
鋼材用高温酸化防止塗料Info
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- JPS6164813A JPS6164813A JP18383884A JP18383884A JPS6164813A JP S6164813 A JPS6164813 A JP S6164813A JP 18383884 A JP18383884 A JP 18383884A JP 18383884 A JP18383884 A JP 18383884A JP S6164813 A JPS6164813 A JP S6164813A
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- JP
- Japan
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- alumina
- weight
- paint
- ceramic
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/68—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment
- C21D1/70—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment while heating or quenching
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- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鋼材、特に鋼片スラブの表面に塗布して酸化
防止を図り、また加熱炉中の高温酸化雰囲気でのスケー
ル発生を防止せしめそして圧延前に容易に剥離でき、特
に連続式加熱炉の入口付近において鋼材と加熱空気との
温度差によね生ずる結露小滴による塗膜の損傷を防止す
る、鋼材用高温酸化防止塗料に関する。
防止を図り、また加熱炉中の高温酸化雰囲気でのスケー
ル発生を防止せしめそして圧延前に容易に剥離でき、特
に連続式加熱炉の入口付近において鋼材と加熱空気との
温度差によね生ずる結露小滴による塗膜の損傷を防止す
る、鋼材用高温酸化防止塗料に関する。
周知のごとく鋼片スラブは加熱炉又は均熱炉にて105
0〜1200℃の温度で加熱され、圧延されて製品とな
る。しかし加熱炉において普通鋼レベルの鋼材の場合に
はスケールの発生も少なく且つデスケーリングも比較的
容易であるが、高級鋼レベルの品質の場合には在炉時間
、温度の影響で酸化スケールが多く発生し、デスケーリ
ングも困難々ため歩留低下による生産性省資源並びに製
品仕上げの観点から問題となっている。
0〜1200℃の温度で加熱され、圧延されて製品とな
る。しかし加熱炉において普通鋼レベルの鋼材の場合に
はスケールの発生も少なく且つデスケーリングも比較的
容易であるが、高級鋼レベルの品質の場合には在炉時間
、温度の影響で酸化スケールが多く発生し、デスケーリ
ングも困難々ため歩留低下による生産性省資源並びに製
品仕上げの観点から問題となっている。
従来、高温のもとての鋼片スラブの酸化およびスケール
発生を防止する為に多くの高温酸化防止塗料が研究、開
発されている。多くの塗料は、シリカ系−、マグシア系
耐火物、低融点の金属又は無機塩を含有するものである
が、cu、Ni、Cr等の含有スラブの鋼種や連続式ま
たはパンチ式加熱炉という操業方法の差異により、酸化
−およびスケール発生防止並びに剥離性が不充分である
等の欠点がある。それ故に現在では、高級鋼スラブに薄
鉄板製保護カバーで鋼材表面をお\つて加熱炉に送入し
、鋼材表面に酸化雰囲気が出来るだけ生じなり様にして
スラブスケール発生を防止している。しかしこの薄鉄板
保護カバーは、鋼材への取付に多大な労力を必要とする
のと共に、間接加熱になるため加熱炉燃料の原単位の悪
化要因とも成っている。
発生を防止する為に多くの高温酸化防止塗料が研究、開
発されている。多くの塗料は、シリカ系−、マグシア系
耐火物、低融点の金属又は無機塩を含有するものである
が、cu、Ni、Cr等の含有スラブの鋼種や連続式ま
たはパンチ式加熱炉という操業方法の差異により、酸化
−およびスケール発生防止並びに剥離性が不充分である
等の欠点がある。それ故に現在では、高級鋼スラブに薄
鉄板製保護カバーで鋼材表面をお\つて加熱炉に送入し
、鋼材表面に酸化雰囲気が出来るだけ生じなり様にして
スラブスケール発生を防止している。しかしこの薄鉄板
保護カバーは、鋼材への取付に多大な労力を必要とする
のと共に、間接加熱になるため加熱炉燃料の原単位の悪
化要因とも成っている。
高温酸化防止塗料は、酸化防止およびスケール発生防止
とともに、容易に剥離すること並びにスケールが発生し
た場合でもそのスケールが塗料と共に圧延前に高圧水に
よって容易に剥離すること、要するにデスケーリングが
容易であることが要求される。もしスケールおよび塗料
が圧延時に残存したならば、製品の表面にキズが生じて
しまう。
とともに、容易に剥離すること並びにスケールが発生し
た場合でもそのスケールが塗料と共に圧延前に高圧水に
よって容易に剥離すること、要するにデスケーリングが
容易であることが要求される。もしスケールおよび塗料
が圧延時に残存したならば、製品の表面にキズが生じて
しまう。
そこで本発明者等は、これらの要求を満足する高温酸化
防止塗料を特願昭59−106526号及び同59−1
06527号によって提示した。特に良い効果を示した
特願昭59−106527号の高温酸化防止塗料は以下
の組成のものである: a)20〜50重量%の、セラミック基材としての炭化
珪素、窒化珪素、安定化ジルコン、雲母の群の内の少な
くとも1種、 b)25〜50重量%のセラミック助材としての以下の
3種のアルミナ アルミナ(1):α晶が犬きく且つ焼結収縮率の小さい
扁平状微粒アルミナ、 アルミナ(2):焼成収縮が安定している100μ以下
の平均粒度の高α化上の扁平状粒状アルミナおよび アルミナ(3):低水分含有量で中ソ−ダグレードの易
焼結性超微粒アルミナ C)10〜40重量%のバインダーとしての中性リン酸
アルミニウム、コロイダルシリカ、アルミナゾルの群の
内の少なくとも1種、 d)5〜10重量%のFe、 Cu、 Ni kよびC
r粉の群の内の少なくとも1種および e)5〜30重量%のセラミック焼結促進剤としての炭
酸ナトリウム (但し、a)〜e)成分の合計は100重量%である。
防止塗料を特願昭59−106526号及び同59−1
06527号によって提示した。特に良い効果を示した
特願昭59−106527号の高温酸化防止塗料は以下
の組成のものである: a)20〜50重量%の、セラミック基材としての炭化
珪素、窒化珪素、安定化ジルコン、雲母の群の内の少な
くとも1種、 b)25〜50重量%のセラミック助材としての以下の
3種のアルミナ アルミナ(1):α晶が犬きく且つ焼結収縮率の小さい
扁平状微粒アルミナ、 アルミナ(2):焼成収縮が安定している100μ以下
の平均粒度の高α化上の扁平状粒状アルミナおよび アルミナ(3):低水分含有量で中ソ−ダグレードの易
焼結性超微粒アルミナ C)10〜40重量%のバインダーとしての中性リン酸
アルミニウム、コロイダルシリカ、アルミナゾルの群の
内の少なくとも1種、 d)5〜10重量%のFe、 Cu、 Ni kよびC
r粉の群の内の少なくとも1種および e)5〜30重量%のセラミック焼結促進剤としての炭
酸ナトリウム (但し、a)〜e)成分の合計は100重量%である。
)この塗料を鋼材上に塗布するに当って、追加的に約1
0〜15重量%(組成物全体量に対して)の水を該当組
成物に混入した場合に塗装作業性が向上することが判っ
ている。
0〜15重量%(組成物全体量に対して)の水を該当組
成物に混入した場合に塗装作業性が向上することが判っ
ている。
しかしながらこの塗料を用いた場合には、特に外気温の
低い冬期に、連続式加熱炉の人口付近の塗膜面に、鋼材
と加熱空気との温度差により水蒸気の凝結が発生し、こ
の結露水滴が塗膜の一部を弓矢させてしまい、スケール
の発生を生ぜしめることが判った。
低い冬期に、連続式加熱炉の人口付近の塗膜面に、鋼材
と加熱空気との温度差により水蒸気の凝結が発生し、こ
の結露水滴が塗膜の一部を弓矢させてしまい、スケール
の発生を生ぜしめることが判った。
これを避ける為には、鋼材に塗布された塗膜を、連続式
加熱炉にその鋼材を導入する以前に予備加熱をして焼結
し、塗膜の溶失を防ぐ必要があった。しかしこれには、
付加的な工程が必要とされるだけでなく、多量のエネル
ギーを必要とし、不経済である。
加熱炉にその鋼材を導入する以前に予備加熱をして焼結
し、塗膜の溶失を防ぐ必要があった。しかしこれには、
付加的な工程が必要とされるだけでなく、多量のエネル
ギーを必要とし、不経済である。
従って本発明の課題は、上述の高温酸化防止剤の優れた
性質を悪化させることなしに、上記の問題点を解決する
ことである。
性質を悪化させることなしに、上記の問題点を解決する
ことである。
本発明者はこの課題が、特願昭59−106527号の
高温酸化防止塗料に、更にf)成分として5〜25重量
%(塗料のa)〜f)成分の合計を基準として)の、耐
水性の塗膜を形成する重合体および/または共重合体の
水性エマルジョンまたは水溶液 を混入した場合に解決し得ることを見出した。
高温酸化防止塗料に、更にf)成分として5〜25重量
%(塗料のa)〜f)成分の合計を基準として)の、耐
水性の塗膜を形成する重合体および/または共重合体の
水性エマルジョンまたは水溶液 を混入した場合に解決し得ることを見出した。
f)成分として用められる耐水性の塗膜を形成する重合
体および/または共重合体は、原則として塗料の他の成
分と混和し且つ鋼材上に耐水性の塗膜を形成し得るもの
であり且つ水性エマルジョンまたは水溶液を形成するも
のであればよい。適する重合体および共重合体としては
以下のものが挙げられる: ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブテン等、またはオレフィン相互の共重合体、ま
たはオレフィンと共重合し得る他のモノマー例えばスチ
レン、酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル系化合物との
共重合体またはビニル系車量体の重合体、例えばポリビ
ニルアセテート、ポリ塩化ビニル、部分的にまだは完全
にケン化されたポリビニルアルコール、ポリ(メタ)ア
クリレート、ポリアクリルニトリル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリエステル等、ま
たはその他の塗膜形成性の通例のあらゆる重合体または
共重合体、あるいはこれら重合体の混合物。
体および/または共重合体は、原則として塗料の他の成
分と混和し且つ鋼材上に耐水性の塗膜を形成し得るもの
であり且つ水性エマルジョンまたは水溶液を形成するも
のであればよい。適する重合体および共重合体としては
以下のものが挙げられる: ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブテン等、またはオレフィン相互の共重合体、ま
たはオレフィンと共重合し得る他のモノマー例えばスチ
レン、酢酸ビニル、塩化ビニル等のビニル系化合物との
共重合体またはビニル系車量体の重合体、例えばポリビ
ニルアセテート、ポリ塩化ビニル、部分的にまだは完全
にケン化されたポリビニルアルコール、ポリ(メタ)ア
クリレート、ポリアクリルニトリル、ポリアミド、ポリ
イミド、ポリウレタン、ポリ尿素、ポリエステル等、ま
たはその他の塗膜形成性の通例のあらゆる重合体または
共重合体、あるいはこれら重合体の混合物。
特に有利なf成分は、常温で乾燥して塗膜を形成する酢
酸ビニルの単一重合体または共重合体または塩化ビニル
の単一重合体または共重合体の水性エマルジョンまたは
水溶液、中でも酢酸ビニル/エチレン−共重合体、酢酸
ビニル/エチレン/塩化ビニル−三元共重合体、ポリ塩
化ビニルの水性エマルジョンまたは水溶液が適する。
酸ビニルの単一重合体または共重合体または塩化ビニル
の単一重合体または共重合体の水性エマルジョンまたは
水溶液、中でも酢酸ビニル/エチレン−共重合体、酢酸
ビニル/エチレン/塩化ビニル−三元共重合体、ポリ塩
化ビニルの水性エマルジョンまたは水溶液が適する。
f)成分の使用量は、固形分含有量として2.5〜lケ
4斗重量%(塗料全体を基準とする)、殊に2.5〜1
3重量%であるのが好ましい。2.5重量%より少ない
/r と実効が得られず、2重量%を超えると、連続式加熱炉
中においてこの成分の燃焼によってガスが発生し、これ
が塗膜のフクレ、剥離現象を惹き起し得る。
3重量%であるのが好ましい。2.5重量%より少ない
/r と実効が得られず、2重量%を超えると、連続式加熱炉
中においてこの成分の燃焼によってガスが発生し、これ
が塗膜のフクレ、剥離現象を惹き起し得る。
a)成分の基材としてのセラミックスは耐熱性が高く(
例えば炭化珪素は2200℃)その使用量は、成分a)
、b)、C)、d)およびe)(以下、全成分と略す)
の合計の20〜50重量%の範囲にある必要がある。2
0重量%より少い場合にはち密なぞ膜の形成が得られず
、鋼材に酸化雰囲気ガスの接触が多くなh所望の酸化防
止効果が得られない。50重量%よね多いと熱伝導性が
低下し、加熱エネルギーの消費が増しエネルギーロスと
なる。
例えば炭化珪素は2200℃)その使用量は、成分a)
、b)、C)、d)およびe)(以下、全成分と略す)
の合計の20〜50重量%の範囲にある必要がある。2
0重量%より少い場合にはち密なぞ膜の形成が得られず
、鋼材に酸化雰囲気ガスの接触が多くなh所望の酸化防
止効果が得られない。50重量%よね多いと熱伝導性が
低下し、加熱エネルギーの消費が増しエネルギーロスと
なる。
b)成分のセラミック助剤としてのアルミナは、α化上
の高い扁平状粒子〔アルミナ(1)および(2)〕と易
焼結性の超微粒子〔アルミナ(3)〕との組合せ物であ
る。
の高い扁平状粒子〔アルミナ(1)および(2)〕と易
焼結性の超微粒子〔アルミナ(3)〕との組合せ物であ
る。
アルミナ(1)は、α晶が大きく、焼結収縮率が小さく
、殊に5%以下(i600℃、3時間)でありそして扁
平状の隠ペイカに優れた、殊に1〜10μの微粒子であ
る。
、殊に5%以下(i600℃、3時間)でありそして扁
平状の隠ペイカに優れた、殊に1〜10μの微粒子であ
る。
アルミナ(2)は、焼成収縮が安定しており、殊に収縮
率が10μ以下(1600℃、3時間)であわ、高α化
高の平均粒度100μ以下、殊に20μ以上、特に30
〜60μを有しそして扁平状の隠ベイカに優れた粒子で
ある。
率が10μ以下(1600℃、3時間)であわ、高α化
高の平均粒度100μ以下、殊に20μ以上、特に30
〜60μを有しそして扁平状の隠ベイカに優れた粒子で
ある。
アルミナ(3)は、低水分含有量であ幻、殊に0.2〜
0.3重量%のNa2O含有量の中ソーダーグレードの
1μ以下の平均粒度の易焼結性超微粒子である。
0.3重量%のNa2O含有量の中ソーダーグレードの
1μ以下の平均粒度の易焼結性超微粒子である。
成分b)は25重量%以下では、100μ以下の塗膜の
場合に充分な隠ペイカあるち密な塗膜を得ることができ
ない。他方、50重量%以上では、塗膜の剥離性が不良
である。
場合に充分な隠ペイカあるち密な塗膜を得ることができ
ない。他方、50重量%以上では、塗膜の剥離性が不良
である。
アルミナ(1)、(2)および(3)は、相互に1.5
〜3:0.5〜2:1〜3の重量比で用いた時に有利な
結果が得られることが判っている。
〜3:0.5〜2:1〜3の重量比で用いた時に有利な
結果が得られることが判っている。
C)成分のバインダーは、前記a)のセラミック基材の
結合を安定化せしめるとともに鋼材との密着性を高める
もので、その使用量は全成分の10〜40重量%の範囲
にある必要がある。
結合を安定化せしめるとともに鋼材との密着性を高める
もので、その使用量は全成分の10〜40重量%の範囲
にある必要がある。
このバインダーが10重量%以下では混合練成物が固く
鋼材面への密着力が得られない。40重量%以上にして
もバインダー効果は不変である。
鋼材面への密着力が得られない。40重量%以上にして
もバインダー効果は不変である。
d)成分の金属粉は加熱炉中に於ける酸化雰囲気(一般
的に排ガス中の02:1〜2%)が鋼材表面に接触する
ことを避け、或は最少限にくいとめるだめに還元雰囲気
を保持するものである。5重量%は鋼材表面部が酸化雰
囲気となる最低限であh、又10重量%以上になると鋼
材と高温において反応或は溶着することから鋼材表面、
所謂製品表面の性質を変化せしめ、悪影響をもたらすこ
とKなる。
的に排ガス中の02:1〜2%)が鋼材表面に接触する
ことを避け、或は最少限にくいとめるだめに還元雰囲気
を保持するものである。5重量%は鋼材表面部が酸化雰
囲気となる最低限であh、又10重量%以上になると鋼
材と高温において反応或は溶着することから鋼材表面、
所謂製品表面の性質を変化せしめ、悪影響をもたらすこ
とKなる。
e)成分のセラミンク焼結促進材は、300〜800℃
において焼結するセラミック基材並びにバインダーの焼
、結促進を行なわせしめるもので、塗料の混合練成物が
固く、且つ鋼材表面への密着強度を高め、ち密な塗膜を
もたらす役目を果す。
において焼結するセラミック基材並びにバインダーの焼
、結促進を行なわせしめるもので、塗料の混合練成物が
固く、且つ鋼材表面への密着強度を高め、ち密な塗膜を
もたらす役目を果す。
適正な焼結速度を保持するには5重量%が下限である。
これ以下であると焼結状態が悪く(弱く)、混合練成物
内の塗膜量強度が低下し、酸化雰囲気の侵食域となって
鋼材表面が悪化する。しかし30重量%以上ではセラミ
ック基材のち密な塗膜が形成されず初期の目的から逸脱
してしまう。
内の塗膜量強度が低下し、酸化雰囲気の侵食域となって
鋼材表面が悪化する。しかし30重量%以上ではセラミ
ック基材のち密な塗膜が形成されず初期の目的から逸脱
してしまう。
本発明の塗料の場合、塗装作業性を向上させる為に、f
)成分に含まれる水分に加えて水を適当量混入してもよ
い。塗料中に含まれる水分は、f)成分に含まれる量も
含めて約10〜15重量%(塗料全体に対して)である
のが好ましい。
)成分に含まれる水分に加えて水を適当量混入してもよ
い。塗料中に含まれる水分は、f)成分に含まれる量も
含めて約10〜15重量%(塗料全体に対して)である
のが好ましい。
本発明の塗料は、上述の如くセラミックを基材とした塗
膜量強度、鋼材表面−・の密着強度を高めるとともに、
中性で且つ薄い塗膜で熱伝導基が低下しないことから省
資源・作業性・省エネルギー・環境雰囲気改善等多くの
成果を達成する他に、連続式加熱炉の入口付近における
結露小滴による塗膜の損傷の防止も達成している。
膜量強度、鋼材表面−・の密着強度を高めるとともに、
中性で且つ薄い塗膜で熱伝導基が低下しないことから省
資源・作業性・省エネルギー・環境雰囲気改善等多くの
成果を達成する他に、連続式加熱炉の入口付近における
結露小滴による塗膜の損傷の防止も達成している。
本発明の塗料は、50μ程度の薄い、塗膜でも、充分な
酸化防止効果を示し、スケールの発生を防止および抑制
する。特殊・高級鋼材((::u、 Ni、 C:r入
h)についても、これらの効果を示す。しかしながら、
200μを越えると加熱は伝達が悪化し、炉操業のヒー
トパターンを変更し、加熱時間延長もやむなしの悪影響
を生むことになり好ましくない。
酸化防止効果を示し、スケールの発生を防止および抑制
する。特殊・高級鋼材((::u、 Ni、 C:r入
h)についても、これらの効果を示す。しかしながら、
200μを越えると加熱は伝達が悪化し、炉操業のヒー
トパターンを変更し、加熱時間延長もやむなしの悪影響
を生むことになり好ましくない。
以下の実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
実施例1
炭化珪素 15重量%
童化珪素 5 〃
安定化ジルコニア 8 〃中性リン酸
アルミニウム 12 〃Fe粉
3 〃 銅粉 3 〃 炭酸ナトリウム 6 〃の他に、平
均粒度5μで収縮*(isoo℃、3時間)5%以下の
扁平状の高α晶アルミナ(これはアルミナ(1)に相当
し、以下、アルミナ1と略す)20重量%、平均粒度4
5μで収縮率(1600℃、3時間)10%以下のα化
率100%の扁平状アルミナ(これはアルミナ(2)に
相当し、以下、アルミナ2と略す)8重量%および0.
25重量%のNa2O含有量の平均粒度0.4μで且つ
粒度分布0.1〜165μの中ソ−ダグレードのアルミ
ナ(これはアルミナ(3)に相当し以下、アルミナ3と
略す)12重量%並びに適当量の水を含有する混合物を
製造する。
アルミニウム 12 〃Fe粉
3 〃 銅粉 3 〃 炭酸ナトリウム 6 〃の他に、平
均粒度5μで収縮*(isoo℃、3時間)5%以下の
扁平状の高α晶アルミナ(これはアルミナ(1)に相当
し、以下、アルミナ1と略す)20重量%、平均粒度4
5μで収縮率(1600℃、3時間)10%以下のα化
率100%の扁平状アルミナ(これはアルミナ(2)に
相当し、以下、アルミナ2と略す)8重量%および0.
25重量%のNa2O含有量の平均粒度0.4μで且つ
粒度分布0.1〜165μの中ソ−ダグレードのアルミ
ナ(これはアルミナ(3)に相当し以下、アルミナ3と
略す)12重量%並びに適当量の水を含有する混合物を
製造する。
この塗料を、無加熱状態の厚板用鋼材の超高張力鋼、高
張力@および普通鋼のそれぞれに50μの割合で水道水
を4時間噴霧して損傷状況を見、その鋼材を後記第1表
に示す在炉時間および炉温度のもとで加熱しそして圧延
する。
張力@および普通鋼のそれぞれに50μの割合で水道水
を4時間噴霧して損傷状況を見、その鋼材を後記第1表
に示す在炉時間および炉温度のもとで加熱しそして圧延
する。
スケールの発生状況および酸化防止塗料の耐水性および
剥離性について測定結果を第1表に示す。
剥離性について測定結果を第1表に示す。
実施例2
以下の成分を用いる他は、実施例1を繰り返えす:
炭化珪素 5重量%窒化珪素
15〃 雲母 3 //アルミナ1
15 〃 〃 2 5 〃 // 3 IQ //中性リ
ン酸アルミニウム 8 〃コロイダル
シリカ 8重t%Fe粉
2 〃Cu粉
3 〃Ni粉 3 〃炭酸
ナトリウム 18〃水 試験結果を第1表に示す。
15〃 雲母 3 //アルミナ1
15 〃 〃 2 5 〃 // 3 IQ //中性リ
ン酸アルミニウム 8 〃コロイダル
シリカ 8重t%Fe粉
2 〃Cu粉
3 〃Ni粉 3 〃炭酸
ナトリウム 18〃水 試験結果を第1表に示す。
実施例3
以下の成分を用いる他は、実施例1を繰ね返えす:
窒化珪素 5重量%安定化ジルコ
ニア 15〃雲母
51 7″ミナ1 12 tt〃
2 7 〃 〃 3 8 〃 コロイダルシリカ 7 〃アル
ミナゾル 5 〃Cu粉
3重量%Ni粉
2 〃Cr粉
2 〃炭酸ナトリウム 11
〃水 適当量試
験結果を第1表に示す。
ニア 15〃雲母
51 7″ミナ1 12 tt〃
2 7 〃 〃 3 8 〃 コロイダルシリカ 7 〃アル
ミナゾル 5 〃Cu粉
3重量%Ni粉
2 〃Cr粉
2 〃炭酸ナトリウム 11
〃水 適当量試
験結果を第1表に示す。
実施例4
以下の成分を用いる他は、実施例1を繰り返えす:
炭化珪素 18重量%安定化ジルコ
ニア 5 〃アルミナ1
10 〃〃 2 10
〃 〃 3 7 〃 コロイダルシリカ 3 tt
アルミナゾル 12 〃Fe
粉 3 〃Cu粉
5 〃炭酸ナトリウム
20重量%水
適当量試験結果を第1表に示す。
ニア 5 〃アルミナ1
10 〃〃 2 10
〃 〃 3 7 〃 コロイダルシリカ 3 tt
アルミナゾル 12 〃Fe
粉 3 〃Cu粉
5 〃炭酸ナトリウム
20重量%水
適当量試験結果を第1表に示す。
実施例5
以下の成分を用いる他は、実施例1を繰ね返えす:
炭化珪素 15重量%窒化珪素
3 〃 雲母 5 〃アルミナ1
16 〃 〃 3 9 〃 コロイダルシリカ 13〃アルミ
ナゾル 2 〃Fe粉
3 〃Ni粉
2 〃Cr粉 2 〃炭酸
ナトリウム 7 〃水
適当量試験結果を第1表
に示す。
3 〃 雲母 5 〃アルミナ1
16 〃 〃 3 9 〃 コロイダルシリカ 13〃アルミ
ナゾル 2 〃Fe粉
3 〃Ni粉
2 〃Cr粉 2 〃炭酸
ナトリウム 7 〃水
適当量試験結果を第1表
に示す。
比較例1
従来技術の高温酸化防止塗料として神東塗料(株)製ス
ケールガード(商釦toooを用いて、実施例1を繰り
返見す。試験結果を第1表に示す。
ケールガード(商釦toooを用いて、実施例1を繰り
返見す。試験結果を第1表に示す。
比較例2
以下の成分を用いる他は、実施例1を繰り返見す。
炭化珪素 32重量%中性リン酸
アルミニウム 18〃Cu粉
5 〃炭酸ナトリウム
20〃アルミナ1 12//〃
2 5 〃 〃 3 8 〃 水 適当量試
験結果を第1表に示す。
アルミニウム 18〃Cu粉
5 〃炭酸ナトリウム
20〃アルミナ1 12//〃
2 5 〃 〃 3 8 〃 水 適当量試
験結果を第1表に示す。
(注)1)i水性の試験結果は、以下の評価法による。
耐水性
○ 塗膜流出なし
△ 若干の塗膜流出あり
× 全部の塗膜が流出する
2)スケール発生度および酸化防止塗料の剥離性(スケ
ールが発生している場合には、スケールの剥離性も含む
)の評価は以下の記号を用いる:○ 発生ナシ 01
00%剥離 @ 5%以下 @70〜99%剥離 Δ 5〜20% Δ40〜69〃 ×20%以上 X 40%以下 第1表から判る様K、本発明の酸化防止塗料は優れた耐
水性を有しておりそしてスケール発生度および剥離性に
関する優れた性質は、か\5優れた耐水性の為に結露に
よる塗膜流出が生じないことが1つの理由と成っている
。f)成分を除いた成分は本発明の塗料と同じである比
較例2(特願昭59−106527’)の塗料は、耐水
性が悪く、連続式加熱炉、パンチ炉共に結露による水分
の影響がスケールの発生に認められる。
ールが発生している場合には、スケールの剥離性も含む
)の評価は以下の記号を用いる:○ 発生ナシ 01
00%剥離 @ 5%以下 @70〜99%剥離 Δ 5〜20% Δ40〜69〃 ×20%以上 X 40%以下 第1表から判る様K、本発明の酸化防止塗料は優れた耐
水性を有しておりそしてスケール発生度および剥離性に
関する優れた性質は、か\5優れた耐水性の為に結露に
よる塗膜流出が生じないことが1つの理由と成っている
。f)成分を除いた成分は本発明の塗料と同じである比
較例2(特願昭59−106527’)の塗料は、耐水
性が悪く、連続式加熱炉、パンチ炉共に結露による水分
の影響がスケールの発生に認められる。
しかも本発明の塗料は、50μの塗膜厚さでも高圧水で
のデスケール処理にて完全に剥離し、この点でも従来公
知の塗料である比較例1のものと比較して著しく優れて
いる。尚、比較例2の塗料を用いた場合には、圧延後に
鋼板にキズが認められだが、本発明の塗料の場合にはキ
ズが全く認められなかった。
のデスケール処理にて完全に剥離し、この点でも従来公
知の塗料である比較例1のものと比較して著しく優れて
いる。尚、比較例2の塗料を用いた場合には、圧延後に
鋼板にキズが認められだが、本発明の塗料の場合にはキ
ズが全く認められなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)a)20〜50重量%のセラミック基材としての炭
化珪素、窒化珪素、安定化ジルコン、雲 母の群の内の少なくとも1種、 b)25〜50重量%のセラミック助材としての以下の
3種のアルミナ アルミナ(1):α晶が大きく且つ焼結収縮率の小さい
扁平状微粒アルミナ、 アルミナ(2):焼成収縮が安定している100μ以下
の平均粒度の高α化率の扁平状粒 状アルミナおよび アルミナ(3):低水分含有量で中ソーダーグレードの
易焼結性超微粒アルミナ c)10〜40重量%のバインダーとしての中性リン酸
アルミニウム、コロイダルシリカ、 アルミナゾルの群の内の少なくとも1種、 d)5〜10重量%のFe、Cu、NiおよびCr粉の
群の内の少なくとも1種 e)5〜30重量%のセラミック焼結促進剤としての炭
酸ナトリウムおよび f)2.5〜15重量%(固形分)の、耐水性の塗膜を
形成する重合性および/または共重合体の 水性エマルジョンまたは水溶液 より組成され、但しa)〜f)成分の合計が100重量
%である鋼材用高温酸化防止塗料。 2)アルミナ(1)が1〜10μの平均粒度を有し且つ
焼結収縮率が5%以下(1600℃、3時間)である扁
平状微粒子であり、アルミナ(2)が焼成収縮率が10
%以下(1600℃、3時間)である平均粒度20μ以
上、特に30〜60μの粒子でありそしてアルミナ(3
)が0.2〜0.3重量%のNa_2O含有量および1
μ以下の平均粒度を有する微粒子である特許請求の範囲
第1項記載の酸化防止塗料。 3)b)成分のセラミック助剤としてアルミナ(1)、
(2)および(3)を1.5〜3:0.5〜2:1〜3
の重量比で含有する特許請求の範囲第1項または第2項
記載の酸化防止塗料。 4)f)成分が酢酸ビニルの単一重合体または共重合体
または塩化ビニルの単一重合体または共重合体である特
許請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに記載の酸化防
止塗料。 5)f)成分がポリ塩化ビニル、酢酸ビニル/エチレン
−共重合体または酢酸ビニル/エチレン塩化ビニル−三
元共重合体である特許請求の範囲第1〜4項のいずれか
1つに記載の酸化防止塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18383884A JPS6164813A (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18383884A JPS6164813A (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6164813A true JPS6164813A (ja) | 1986-04-03 |
JPS6358888B2 JPS6358888B2 (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=16142723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18383884A Granted JPS6164813A (ja) | 1984-09-04 | 1984-09-04 | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6164813A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284266A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
JP2016014177A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社タセト | 鋼材熱処理用酸化防止剤 |
-
1984
- 1984-09-04 JP JP18383884A patent/JPS6164813A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63284266A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-21 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
JPH0662888B2 (ja) * | 1987-05-15 | 1994-08-17 | 住友金属工業株式会社 | 鋼材用高温酸化防止塗料 |
JP2016014177A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 株式会社タセト | 鋼材熱処理用酸化防止剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6358888B2 (ja) | 1988-11-17 |
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