JPS6163798A - 製紙用填料組成物及びそれを用いる製紙中性抄造方法 - Google Patents

製紙用填料組成物及びそれを用いる製紙中性抄造方法

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JPS6163798A
JPS6163798A JP8080584A JP8080584A JPS6163798A JP S6163798 A JPS6163798 A JP S6163798A JP 8080584 A JP8080584 A JP 8080584A JP 8080584 A JP8080584 A JP 8080584A JP S6163798 A JPS6163798 A JP S6163798A
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Maruo Calcium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は製紙用填料組成物及びそれを用いる製紙中性抄
造方法に関し、更番こ詳しくは安価で、プラスチックワ
イヤー摩耗、歩留ね、抄造紙の白色度及び紙力において
極めて良好で、且つナイフ、スII ゛7ター使用時の
断裁特性に優れた填料組成物及び抄造方法に関するもの
である。 製紙抄造方法には、使われるサイズ剤等の種類によって
酸性及び中性の2つの抄造方法がある。これら2つの抄
造方法は使用Tるサイズ剤、定着剤、填料の種類に工っ
て区別される。紙質において一長一短があるが、トータ
ルコストや技術幻な間頭で大部分が酸性抄造であるのか
現状であり、中性抄造は一部でのみ行なわれている。 酸性抄造方法は、サイズ剤としてロジン、定着剤として
硫酸アルミ(通称7″9ムまたはバンド)を用いる。こ
れらロジン、硫酸アルミは価格が安価であり、さらに硫
酸アルミがロジンサイズの定着効果のみならず、スライ
ムの発゛を防  止、さらには抄紙系内のピッチ付着防
止等広範囲にわたり抄紙工程において大間重要な役割り
を果しており、経済的にもまた技術的jこも傳利な抄造
方法である。また、この酸性抄造には填料が用いられる
。填料としてはカオリン、タルク、クレー、二酸化チタ
ン等が用いられ、これら填料の歩留り向上にも硫酸アル
ミは寄与している。しかし、これら填料は経済的に欠点
があり、例えば良質のタルクは国内で入手し難く、二酸
1ヒ壬タンはその製造工程上コスト高を免かれない。さ
らに、酸性抄紙によって抄造された成紙は紙が酸性化さ
れているため、湿度が高くなり1紙の吸着水分が増加T
ると水素イオンが増加し、炭水化物は酸化、加水分解を
受はタリ、また別のイオン種による作用で分解や変性が
生じや丁〈紙の劣化速度がはやいため、長年月保管を必
要とするような百科事典等の書籍、公文書用紙等への使
用は望ましくないとされている。 また、酸性抄紙の場合、通常pH4〜pH5で抄造され
るため、抄紙機その他の金属部分の腐食が著しい。 一方、中性抄紙はアルキフレケテンダイマー系サイズ剤
、アルキルコハク酸系サイズ剤等の中性サイズ剤とカチ
オノ系の定M剤や乳化剤を1吏用し、抄紙工程における
原料、白水系がp″H7以上に調節される抄紙方法で「
アルカリ抄紙」とも言われている。 ところで、紙の白色度、不透明度、平滑性、インキ受理
性、筆記特性、塗工適性等を向上させる点では前記填料
と同等の効果eもつものとして従来から炭酸力ルノウム
が考えられているが、これは国内で大型に安価に入手で
きるが、酸性抄造では硫酸アルミと化学反応を起こして
しまうため、残念ながら使用下ることができない。しか
るに、この中性抄造では炭酸カルシウムを使用すること
ができる。実際に#1浚カルシウ1ヲtjE料としてイ
ンディアペーパー、ライスベーパーや裏カーボン原紙等
が抄造されて驕る。 この中性抄紙によると紙の白色度、不透明性向上、紙質
の劣化防止等の紙質改良となるばかりではなく、酸性紙
とくらべて3〜5%程度填料を増加しても同一紙質が得
られ、紙の灰分アップによるコストメリットも期待でき
る。さらには叩解電力減少、析出塩類減少による白水の
再利用率の向上、白水再利用率向上による清水の加温蒸
気量の減少、析出塩類減少によるウェットパートの付着
粕減少等のエネルギー原単位の軽減及び操業上の利点も
期待できる。さらにまた、最近では紙のコーティング分
野において、塗工紙物性の向上及びエネルギーコスト低
減化を目的としてコーティングカラーの高71Ht化が
進んでおり、そのコーティング材料として微細な粒子怪
を有する重質炭酸カルシウムが従来以上の割合で大量に
カオリンと併用されるようになってきているが、このよ
うな重質炭酸カルシウム’c 大fk iこコーティン
グしたコート紙の損紙(抄紙、仕上げ作業等力1ら出る
紙ぐず)を酸性抄紙により再処理Tる場合、炭酸カルシ
ウムか硫酸アルミ中の酸と化学反応をおこし炭酸ガスか
生成遊離して泡立ちが起きるため、ロジン−硫酸アルミ
系による内填サイズ処理ができ雉ぐなったり、又、生成
する硫酸カルシウム等が槽やパイプ内部に沈着固化し、
γ夜送工程その池操業上で思わぬトラブルを引きおこす
原因となりかねない。 以上のような理由により、酸性抄紙から中性抄紙への切
り替えが望まれている。し刀)し乍ら、この中性抄紙に
使用する中性サイズ剤は現時点において多方面η)らの
開発研究、コスト軽減の研究が行なわれているにも拘ら
ず、ロジン−硫酸アルミ系にくらべて非常に高価であり
、コスト節減を指向する中性抄紙の中で唯一のコストア
ップ材料となっており、可能な限り安価な填料を使用し
てトータルコストの節減を行なわなければ中性抄造への
移行が困・碓な状況にある。 ところが安価な炭酸カルシウムを填料として使用下ると
、次に述べるように抄紙機のワイヤ、−摩耗の問題が生
じる。 近年、抄紙機の大型化、高速化に伴ない、ワイヤーライ
フについては生産性および乍業性の面から特に大きな関
心事となっており、これに呼応してプラス手ツクワイヤ
ーか開発すt’LL960年代の後半頃から実用化が始
まり、現在では大型マシンについてはほとんどグラスチ
ックワイヤー化が浸透し、中〜小型規模のマシンでもプ
ラスチックワイヤーが使われるようになっている。この
ようにグラスチックワイヤーが従来使用されていたブロ
ンズワイヤーに替って浸透してきた理由は、プラスチッ
クワイヤーの方がブロンズワイヤーよりワイヤーの疲労
、腐食がおこり難く、保守管理が容易であり、さらには
酸性抄紙用填料として主として使用されてきたタルク、
カオリンのワイヤー摩耗性カブo7ズワイヤー:0プラ
スチツクワイヤ一使用時の方カ著しく低い値を示し、プ
ラスチックワイヤーの寿命はブロンズワイヤーのそれエ
リ約5〜10倍期待できるとさえ言われているからであ
る。しかし填料がタルク、カオリン等から炭酸力tv 
V r7 ムに変わると話は別で、プラスチックワイヤ
ーを使用Tる抄紙機で炭酸カルシウムを填料とする中性
抄紙を行なうと、炭酸カルシウムのプラスチックワイヤ
ーの摩耗に対する挙動がりIし〃、カオリンを使用する
場合と異なり、グラスチックワイヤーに対する摩耗性の
方力ブロンズのそれよりも高い値を示すためプラスチッ
クワイヤー摩耗は著しく悪くなり、抄紙効率に重大な悪
影響を与える。摩耗のはなはだしいものは新しいワイヤ
ーと取り替えねばならないため、その間抄紙機の運転は
停止Tることになり、その生産性は著しく低下すること
になる。 一般に、このプラスチックワイヤーの填料による摩耗は
使用Tる填料の種類によって大きく左右される。また、
填料粒子の大きさ及び粒子の形状に依存すると言われて
おり、填料粒子が大きい程、さらには粒子表面にナイフ
ェツジ状の突起物が多い程ワイヤー摩耗は増加する傾向
にある。 ところで抄紙用填料として利用される炭酸カルシウムに
は、石灰乳番こ炭酸ガスを導通して化学的に製造する沈
降製炭酸カルシウムと、石灰石を機械的に粉砕後分級し
て製造される重質炭酸カルシウムがある。又、重質炭酸
カルシウムの原料となる石灰石原石も大きく二種類に大
別され、その一つはヨーロッパで大量に産出するチョー
ク(白亜)であり、これは大地のマグマ活動による熱変
成をうけて贋ないため非常に粉砕しや丁く、得られる粒
子の大きさは比較的均一であり、粒子表面にはナイフェ
ツジ状突起物はほとんどない。ヨーロッパでプラスチッ
クワイヤーを使用した中性抄紙が非常にさかんであるの
は、か7)hるフ゛ラスチックワイヤーに対する摩耗の
小さいチョークを容易に入手できるからである。 一方、他の一つは通称Marbleとよばれるマグマ活
動による熱変成をうけた硬い石灰石であり、国内で産出
する重質炭酸カルシウムの原料となる石灰石のほとんど
全てはこのタイプに属している。このMarble系原
石を用いて製造される重質炭酸カルシウムの粒子は不定
形を(−でおり、粒子表面には多数のナイフェツジが存
在しているため、プラスチックワイヤーに対Tる摩耗が
大きく、プラスチックワイヤーを使用した中性抄紙の填
料としては不適である。 沈降製炭酸カルシウムは化学的JC製造されるため粒子
径が均一で、しかも粒子表面にナイフェツジが少なく、
また粒度分布の幅が比較的せまいため、重質炭酸カルシ
ウムとくらべてプラスチックワイヤー摩耗が少なくライ
スペーパー、インディアペーパーの填料として広く使用
されているが、その反面製造工程北高価にならざるをえ
ず、また粒子径が小さいため歩留りが悪(、さらには成
紙に充分な紙力を付与できないという欠点を有し、てお
り、特に安価な填料を使用しなければならない中性抄紙
の填料としては不適当であり、高価な酸化チタンとの代
替、あるかは情報記録紙等の高付加価値紙の填料にその
使用用途は限定される。 これに対し重質炭酸カルシウムは、沈降製炭酸カルシウ
ムに較べて製造方法か容易であるため安価であるが、前
述の様な国内に産出するMarble 系原石を使用す
る以上、製造される粒子は不定形をしており、粒子表面
には多数のナイフェツジが存在し、中性抄紙用填料とし
て使用した場合には抄紙機のプラスチックワイヤー摩耗
は著しい。又、プラスチックワイヤー摩耗の低減を目的
として粒子径の非常に小さい重質炭酸カルシウムを中性
抄紙用填料として使用することも考えられるが、このよ
うな微細重質炭酸カルシウムの工業的生産量は徽瓜であ
り、又、コスト的においてもタルクと同程度以上の高い
価格となり、さらには粒子が小さくなる分だけ紙中への
歩留り率が悪くなり、且つ紙力も低下下ることから良好
な方法であるとはいい矯い。 以上の様な理由により、国内においてはヨーロッパの様
に沈降製炭酸カルシウムと同程度の良好ナプラス手ツク
ワイヤー摩耗を示T4−E−り系と同様の重質炭酸カル
シウムが存在しないため、中性抄紙及びプラスチックワ
イヤーの両者共各々の利点を確認されているにもかかわ
らず、プラスチックワイヤーを使用した中性抄紙は本格
的におこなわれるに到っておらず、安価でしかも手ヨー
クと同程度又はそれ以下のプラスチックワイヤー摩耗で
あり、さらに歩留リカ良好で白色度及び紙力も低下させ
ることのない重質炭酸カルシウムを大量に生産する方法
についてその開発が待望されており、多方面から研究検
討されている。 例えば特開昭56−144296号明mWに4重質炭酸
カルシウムをサンドミル処理することにより、粒子表面
のナイフェツジを摩砕し1粒子形状に丸味を帯びさせ、
良好な物性を有する抄紙用填料が得られると記載されて
いる。しかるに、このような重質炭酸カルシウムを得る
ためには30〜85%の重質炭酸カルシウムの水分散液
を1回又は複数回サンドミル処理Tる必要があるためエ
ネルギーコスト的に不利であり、又、処理効率を上昇さ
せるために使用Tる分散剤は抄紙工程で填料歩留りを著
しく悪化させ乃)ねない。 以上はプラスチックワイヤー摩耗の点についテ述へたが
、一連の製紙工程上において、ナイフ、スリッターの摩
耗性の点でも良好な填料か用いられなければならず、換
言下ると金属類の摩耗性の良好なものでなければならな
い。 本発明者らはかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、より安
価で、かつプラスチックワイヤー摩耗、歩留り、抄造紙
の白色度、紙力が良好で、さらにはナイフ、スリッター
使用時における断裁適性が良好である填料組成物及び製
紙中性抄造方法を提供下るに至ったものである。 即ち、本発明の第1は、重炭酸カルシウム100重量部
に対し、雲母族< m1ca group )、緑泥石
族(chlorj−te group ) 、セプテ緑
泥石(Septe Qh工or:Lte )、蛇紋石(
serpenti、te )、スチtv テ/ メv 
−y (Sti、lpnOmelane )、 モ:/
 モリロfイト族(montmorj−11onj−t
e group )及び沸石族(Zeolite gr
oup ) 7))ら選択される少なくとも1種のけい
酸塩鉱物0.4〜100i量部を混合してなる製紙用填
料Mi戎物を内容とし、本発明の第2は、重炭酸カルシ
ウムを填料とし、プラスチックワイヤーを用いて抄紙す
る製紙中性抄造方法において、前記重炭酸カルシウム1
00重量部に対し、雲母族(m1ca group )
、緑泥石族(chlorite group )、−1
1!ブチ緑泥石(septe chlorite )−
蛇紋石(5erpentite )、ス−t−tv フ
/ メv −y (stilpnomelane )、
−e−:/ −1:リロナイト族(montmofll
lonj−te group l及び沸石族(zeol
ite group 1 f)hら選択される少なくと
も1種のけい酸塩鉱物0.4〜100重量邪を混合して
なる填料組成物を用いることを特徴とする製紙中性抄造
方法を内容とするものである。 本発明において、炭酸マグネシウムか含まれるドロマイ
ト質石灰石等を使用したような場合1ctl炭酸カルシ
ウムと炭酸マグネシウムが同効のものであるとして計算
する。なお、鉱物名の分類方法は主に「鉱物学」(森本
信男、砂川一部、都城秋穂著、1975年5月29日発
行、岩e書店)によるものとTる。又、比表面債は恒圧
通気式粉体比表面積測定装置(島津製作所製)を用いて
測定した値であり、2.79の試料を測定用セルに圧太
し、空気5CCがセル中を通過するに要する時間エリ計
算式により算出し7た比表面積である。 本発明に用いるけい酸塩鉱物は、地殻を形成する鉱物の
中ではとびぬけて豊富であり、その研究も他の鉱物に比
べ最も進んでいる。この数多いけいe塩鉱物は5j−0
4四面体の結合様式に、n−)で(a)ネソけい酸塩鉱
物+ nesosilicates )、(′b)ソロ
けい酸塩鉱物(5orosilj−cates )、(
0サイクロけい酸塩鉱物t cyQIO8ilicat
es ) 、山イノけい酸塩鉱物(j−nosilic
ates 1 、(e)−yイロけい酸塩鉱物(phy
工工osilicates ) 、 (fl テクトけ
い酸塩鉱物(tectosj−1cates ) (D
水種類の大分類に大別される。これら水種類に属する鉱
物名及びモース硬度を第1表に示す。もつとも第1表は
代表的な鉱物名の一応の分類を示すものであって、網羅
的なものではない。 第1表(al )、ネソけい酸塩鉱物       硬 度かんらん脂
族       51/2 ヒユーマイト族       6 ざ(ろ脂族       7〜71/2ジルコン   
      71/2 スフエーン         5 ダトーライト       5〜5い けい線面          7 紅柱石          71/2 藍晶石         6〜7 ムライト         7い トパーズ         8 十字石          71/2 クロリドイド       51/2 第2表(’b) 2、ソロけい酸塩鉱物       硬 度電れん脂族
        6〜7 0−ソナイト         6 パンベリアイト       6 ベスビアナイト        7 ダンビユライト       7 第1表(C) 3、サイクロけい酸塩鉱物     硬 圧電  気 
 石              7緑  柱  石 
           71/2〜8コーデイエライト
       7 第1表ゆ 輝石族 Mg、Feを主とする輝石    5〜6力ルシウム輝
石        51/2〜61/2ヘデン輝石(h
edenbergite )アルカリ輝石      
    5〜61/2準輝石族 ケイ石灰(W01工astonlite )     
5周間石族 Mg、Feを主とする角閃石     6直間石(an
thophy1工ite )カルシウム角閃石    
    5〜6アル力リ角閃石           
6第1表(e) (イ)雲母族 白雲母(muSCOvite)2〜3 絹雲母< 5eriOi、te ) 黒雲母+’Motite)        2 +/2
金雲母(phlogopite ] パイロブイライト+pyrOphyllite)1 〜
1 1/2滑石(tal(り         1(ロ
)緑泥石+chlorite l      21/2
(ハ)セプテ緑泥石< 5eptechlorite 
)グリ−ナライト(greenalite)     
−クロンステツト石(cronstedtite+  
−に)蛇紋石          4〜6りlI ソタ
イlL’(QhrySo℃ile+アンチゴライト(a
ntigorj−te lリザダイト(li、Zard
ite> il 7.手ル7ソi レーン(stilpnomel
ane ]a 〜4カオリン族         2 カオII−J−イ)(kaolinite)(へ)モン
モ110ナイト族        2〜21/2モアー
E: II ロf−イト!montmori工10ni
te)ノントロナイト(nontronite)サボナ
イトtSapOnite> ソーコナイト<5aucOnite )※ 炭酸カルシ
ウムのモース硬度は3である。 ※1 平凡社「地学事典」昭和48年11月30日発行
による。 第1表(0 6,テクトけい酸塩鉱物      モース硬度 シリカ鉱物族 低温型石英(d−quartz 1     7低慢髭
二“七でRL1区ムt。)     7長石族 カリ長石             6正長石(0rt
hOC1aSe ) 斜長石系列            6曹長石+alb
ite ) 単長脂族 ネ−y x II ンtnepheline )   
   6(ト)沸石族          4〜51/
2斜7”−f−at峰番6(chlinoptlilo
llte)モII/エン沸石[m0rdenite)中
沸石(mes(11te) x−tvy、沸石+ 5co1ec’ite )トムソ
ン沸石(thomsonite 1輝沸石Theula
ndlte 1 束沸石(sr、1lbi、te l 剥沸石tepi、5tj−1bite )方沸石(an
aloj−te 1 重十字沸石(hamotone ) 灰十字沸石(phill、1−psite )菱沸石(
chabazite ) グメリン沸石<gmelinitel これらけい酸塩鉱物の内で製紙業界のみならず一般工業
界において粉体原料として大量に使用されているのはイ
ノ、フィロ、テクトけい酸塩鉱物でありソロ、サイクロ
、ネソけい酸塩鉱物はあまり使用されていない。これら
のイノ、フィロ、テクトけい酸塩鉱物を重質炭酸カルシ
ウムと混合して抄紙用填料組成物として使用L7た場合
、けい酸塩鉱物と重質炭酸カルシウムとの混合割合に対
するブラスチックワイヤーノ摩耗量は、第1図〜第3図
に示すように3つのタイプに分類される。またブロンズ
ワイヤーの摩耗量も第4図〜第6図に示す工うに3つの
タイプに分類され、プラスチックワイヤー摩耗量がタイ
プ1のものはブロンズワイヤー摩耗量、がタイプ1に一
致し、プラスチックワイヤー摩耗量がタイプ2のものは
ブロンズワイヤー摩耗量がタイプ2に一致し、プラスチ
ックワイヤー摩耗量が“タイプ3のものはブロンズワイ
ヤー摩耗量がタイプ3に一致する。また、これら3つの
タイプはけい酸塩鉱物のモース硬度によって分類され、
タイプ1のもめのモース硬度は5以上であり、タイプ2
のもののモース硬度は2〜5であり、タイプ3のものの
モース硬度は2以下である。これら3タイプのワイヤー
摩耗挙動のうちタイプ1に使用するけい酸塩鉱物はイノ
けい酸塩鉱物と、ゼオライト族をのぞ(テクトけい酸塩
鉱物であり、非常に少ないけい酸塩鉱物の使用量でプラ
スチックワイヤー摩耗が減少するタメ、プラスチックワ
イヤー摩耗の減少のみの目的には非常に優れた抄紙用填
料であると思われるが、抄造された紙は一般にギロチン
カッターその他鋭利な刃物で適当な大きさに断裁され使
用されるものであり、これらタイツ”1に属するけい酸
塩鉱物を重質炭酸カルシウムと併用して抄紙用填料に使
用した紙はカッター類の刃の摩耗が著しくなるばかりで
なく、抄紙機の金属部分(金属ロール等)の摩耗も著し
くなるであろうことはブロンズワイヤー摩耗の結束力)
ら明白である。 またタイプ3に使用するけい酸塩鉱物はフィロけい酸塩
鉱物中のカ第1」ン族、パイロフィライト、滑石(ta
l(! lであり、これらのモース硬度は非常に低く、
またブロンズワイヤー摩耗の結果から紙の断裁詩のカッ
ター類の摩耗その池抄紙機の金属部分の摩耗性は非常に
良好であろうと思われるが、本発明の所期の大きな目的
であるプラス手ツクワイヤーの摩耗低減に関してはこの
タイプのけい酸塩鉱物の少量使用では大きな効果が確認
されず重質炭酸カルシウム100重量部に対しこのタイ
プに属するけい酸塩鉱物を100重量部使用してようや
く重質炭酸カルシウム単独使用の場合のプラスチックワ
イヤー摩耗量の約1/2に到達する程度であり、本タイ
プのけい酸塩鉱物はかなり大量品使用しなければ本発明
の目的を達成できない。さらに、このタイプに属するけ
い酸塩鉱物はそれらの良品質の原料かほとんど国内に産
出せず、従ってほとんど丁べてを海外からの輸入に依存
しているのみならず、それらの単価も品質グレードの低
いものであっても30,000円/トン以上であり、亮
価な中性サイズ剤を使用しなければならないため1円で
も低価格の填料を必要と下る中性抄紙方法において検討
されている上質炭酸カルシウムの価格が微細で品質良好
なものであっても25.000円/トン以下であること
から判断しても、。 到底本発明の目的をコスト的に宵利に達することはでき
ない。 これら二つのタイプのけい酸塩鉱物と比較し、雲母族、
緑泥石、セプテ緑泥石、蛇紋石、スチルデノメレーン、
モンモリロナイト族、沸石族のようなタイプ2に属する
けい酸塩鉱物は重質炭酸カルシウムと併用して抄紙用填
料として使用した場合、重質炭酸カルシウム100重量
部に対し10〜15部の比較的少量の使用量でプラスモ
ックワイヤーの摩耗を低下させることが可能であり、又
、モース硬度が重質炭酸カルシウムと近似の物が多(、
さらにはブロンズワイヤー摩耗の結果から判断してもギ
ロチンカッター類、抄紙機の金属部分摩耗も、重質炭酸
カルシウム単独を抄紙用填料として使用下る場合と大差
ないと予想される。 本発明に使用しつる重質炭酸カルシウムは乾式粉砕、湿
式粉砕をとわずその製造方法に特に制限はないが、好ま
しくは0.8 屹1以上かつ3゜5mン′g以下、特に
好ましくは0.5 d/f以上かつ3.0mン′f以下
の表面積を有するものが用いられる。O,a td/ダ
未満の重質炭酸カルシウムを填料として使用する場合、
けい酸塩鉱物を併用添加り、テ%プラスチックワイヤー
摩耗性の改善効果がそれほど顕著ではなく、成紙の平滑
性を損ねないとも限らず、一方、15 d/9を越える
と成紙の紙力がかなり低下し、抄紙工程における填料歩
留り%7))なり低下し、好ましくない。 本発明に使用するけい酸塩鉱物の比表面積は好ましくは
0.3mン′f以上かつ5.0mン′f以下、特に好ま
しくは0.58179以上かつ4.0 d19以下であ
り、O,:ll d/f未満のけい酸塩鉱物を重質炭酸
カルシウムと併用して填料として使用した場合成紙の平
滑性を損ねるおそれや、プラスチックワイヤー摩耗性の
改善効果が不完全となり、一方、5.0m’/’/を越
えると同様にプラスチックワイヤー摩耗の低減効果が悪
くなる。 本発明に使用するけい酸塩鉱物粉末のケラト粉体用白色
度計C−100(ゲット科学研究所製)によって測定し
た白色度を第2表に示す。 第2表 けい酸塩鉱物     粉 体  粉  体含有試料名
     比表面積  白色度(mン′y)(%) ベントナイト         1.79     6
5.0ゼオライト        3.40    5
15セリサイト        1.82    67
.3緑泥石          1.89    45
.3蛇紋石          1.77    67
.0酸性白土        1.16    54.
7活性白土        1.64    57.2
三信マイカsc       1.80    66.
5三信−フイft F 1      0.92   
 58.0ス壬ルプノメレーン       1.13
      24.2第2表より明へルな如く、それら
の白色度は重質炭酸カルシウムの白色度と比5咬(、か
なり低いため、大量部数使用すると紙の白色度が低下T
る。従って、本発明の填料組我物は重質炭酸カルシウム
100重量部に対し、けい酸塩鉱物を100重量部以下
、望ましくは50重量部以下にする必要がある。又、重
質炭酸カルシウム100重量部に対(7本発明に使用下
るけい酸塩鉱物が0.4重量部未満ではプラスチックワ
イヤー摩耗の低減効果は満足し得る程度には確認されず
、望ましくは°1重量部以上併併用るのが好まし論。 以上の様に重質炭酸カルシウムを使用して抄造する中性
抄紙において、特定のけい酸塩鉱物を混合した組成物を
使用することにより本発明の目的は達成されるが、さら
にプラスチックワイヤー摩耗の低減効果を増大させるた
めには使用する重質炭酸カルシウムの平均粒子径と同程
度の粒子径を宵するけい酸塩鉱物を併用するのが良好で
あり、換言下れば重質炭酸カルシウムの比表面積±0.
577シダ、好ましくは±0. a nf/ダの比表面
積を有するけい酸塩鉱物粉体を用いるのが最良である。 これらけい酸塩鉱物粉砕品と重質炭酸カルシウムの混合
は一定の割合に常法に従って行なえば工ぐ、バルブ及び
その他薬品を混合し、紙料を調製Tる段階で別々に添加
投入して本発明の目的を達成し7うることはもちろんの
こと、予備的に重質炭酸カルシウムとけい酸塩鉱物粉砕
品の混合物を調製しておき、これを紙料調製特使用した
り、さらには重質炭酸カルシウムの原料である石灰石と
けい酸塩鉱物を含有Tる岩石とを一定割合で混合後、乾
式又は湿式粉砕機を用いて適当な粒度に粉砕したものを
抄紙用填料として使用しても共に所期の目的を満足Tる
ことに変りはない。 また重質炭酸カルシウムの原料となる石灰石にはン
【I
力鉱物族を主とする通常0.5%程度のけい酸塩鉱物が
含有されており、これら本発明に使用するけい酸塩鉱物
以外の不純物の含有量は少ない程良好ではあるが、これ
ら不純物含有により本発明の目的が妨害されることはな
い。 さらには、けい酸塩鉱物は単一鉱物のみの岩石として産
出Tることもあるが、はとんどの場合二二種類以上のけ
い酸塩鉱物が混在し、て−っの岩石を形成していること
が多いため、これらのけい酸塩鉱物含有岩石粉末を使用
して本発明の目的を効果的に達成するためには、本発明
に使用するけい酸塩鉱物の1種または2種以上の合計量
ができるだけ多く含有されているのが好ましい。 以上の通り、本発明は重質炭酸カルシウムと特定のけい
酸塩鉱物を特定の割合で混合してなる組成物を抄紙用填
料として使用Tることに工す、重質炭酸カルシウムを単
独で抄紙用填料として使用Tる場合と比較して著しぐプ
ラスチックワイヤー摩耗を低減させることか可能となる
。 カ(シて、従来まで使用検討されてきた重質炭酸カルシ
ウムより一段階比表面積の小さIA(平均粒子径の大き
い)重質炭酸カルシウム、換言すれば価格的により安価
な重質炭酸カルシウムを使用することが可能となり、従
って紙力低下及び歩留り低下を伴わず、さらには抄造紙
の白色度が良好で、且つギロチンカッター類、抄紙機に
使用されている金属ロール等の金属部分の摩耗の少ない
理想的な製紙用填料組成物及び製紙抄造方法を得ること
が出来る。 以下、本発明の実施例を比較例とともに示して本発明の
特徴を具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら
制限されないことは勿論である。なお、プラス手ツタワ
イヤーの摩耗性は0、85 kgのおもりをつけたプラ
スチック製の抄紙用ワイヤー(日本フィルコン製、0S
−E(6Q)を−1xラミツクロールと接触させ、その
ロールを28 a rrv’m’xnの速度で回転させ
ながら填料濃度2 wt%の試料分散液を1e/m1n
の流量でワイヤー上に供給し、一定時間後のワイヤーの
重量減を測定して抄紙用プラスチツタワイヤーの摩耗量
とした。 また上記方法において、プラスモック製ワイヤーをブロ
ンズ製ワイヤー(日本フィルコン製、L−60使用)に
、測定時間を180 minに設定及び変更するは乃)
は同様の方法でブロンズワイヤー摩耗を測定し、抄造さ
れた紙の裁断時のカッター類及び抄紙機金属部分の摩耗
量の判断基準とした。 また、実施例及び比較例で使用したけい酸塩鉱物含有岩
石又はその粉砕品は以下に示T3通りの方法で調達し試
料とした。なお実施例、比較例中においては各々の調達
方法を下記記号で記載し、又それぞれの試料に含有下る
鉱物をX線回折(ガイガー7レツ〃スRAD−工A、理
学電機製)にエリ測定しその一結果を記載した。 A 日本地科学社より販売されている鉱物標本を使用 B 和光紬薬試薬を使用 C市販製品を使用 さらに試料により粉砕を必要とするものについては、下
記に示す4通りの方法により粉砕し調製した。これにつ
いても実施例及び比較例中においては各々の調製方法を
下記に示す記号で記載した。 工 鉄乳針で小割りしたものをポットミルで粉砕下る。 丁 揺潰機で一次粉砕したものをさら4こポットミルで
粉砕する。 ■ 直接ポットミルで粉砕する。 ′y 捕、貴簡で解砕だけを行なう。 実施例及び比較例中の%は特にことわりのない場合は丁
べて重@%である。尚、表中に記絨されている鉱物名と
けい酸塩鉱物の分類及びモース硬度との対応は第1表を
参照されたい。 実施例1〜10 市販品分級重質炭酸カルシウム、スーパー#1700(
九尾カルシウム製、比表面積1.61nt79 )と第
3表に示す各種けい酸塩鉱物含有岩石の粉体とを一定の
割合で混合し、各々のプラスチックワイヤー摩耗量及び
ブロンズワイヤー摩耗量を測定(−7た。なお、プラス
チックワイヤー摩耗量の測定時間は15分で一定とした
。その結果を第4表に示し、これを一式化し1こものの
うちプラスチックワイヤー摩耗を第7−1図、第7−2
1J、第7−3因に、ブロンズワイヤー摩耗を第8−1
図、第8−2図、第8−3図に示す。 第3表 4  ゼt9イl−A  主1cCh11noptil
oli℃eを主 工3.4UとするZe011tf3よ
り成る 8 緑泥石   ’A  主1cchloritejり
成る     In  11399蛇紋石   A 主
icantigorj−teより成る   X  1.
77・ミミl 三信拡工製 扁 Cに ;:=  に ’:  :W  :  :  :
訓    −−閃  −守  c、+ca   へ球 
針ご = 藷 = −= に ;==I     ω 
 !D  −ト  ■  ト  Cψ  中  −七 細体へ−−へ  cf5   寸  叩  −ト  ■
  ■  三(注](1)重炭酸カルシウムは参考例1
に示したスーパー$1700を使用した。 (2)上段はプラスチックワイヤー摩耗量、下段はブロ
ンズワイヤー摩耗量、単位は丁べてrq本本実何例使用
したけい酸塩鉱物含有岩石の粉体は、前述のタイプ2に
属するけい酸塩鉱物を大量に含有するものであるが、こ
れらを重質炭酸力Iレシウムと併用して抄紙用填料とし
て使用する場合、10重量部前後の比較的少量の使用量
でプラスチックワイヤー摩耗を低下させることか可能で
あり、又、この程度の使用量ではブロンズワイヤー摩耗
も良好であることが確認された。しかしながら、重質炭
酸カルシウム100重量部に対し、0.4重量品未満使
用しただけでは十分なプラス壬ツ〃ワイヤー低減効果は
確認Tることができなかった。 参考例1 市販品分級重質炭酸カルシウムスーパー#1700、ス
ーパー#1500、X −/< −S S S(九尾カ
ルシウム製、各々の比表面積1,61112//ダ、1
.37mン’!、1.03m/ダ〕単独使用時のプラス
チックワイヤー摩耗量及びブロンズワイヤー摩耗量の測
定錬を第5表に示す。 尚、プラスチックワイヤー摩耗量の測定時間は15分で
一定とした。 第5表 試料名    摩耗機 (注)上段はプラスチックワイヤー摩耗量、下段は。 ブロンズワイヤー摩耗量 単位は丁ぺてダ 比較例1〜6 実施例1〜IOの内側用するけい酸塩鉱物含有岩石の粉
体を第6表に示すものに変更することをのぞいて、他は
同様の方法でプラスチックワイヤー摩耗量とブロンズワ
イヤー摩耗量を測定した。その結果を第7表に示し、こ
れをメ式化したもののうちプラスチックワイヤー摩耗を
第9−1図、第9−2図、ブロンズワイヤー摩耗を第1
0−1図、第10−2肉に示す。 第6表 1  訟aKj′Z   B  主ic a−quar
tz J: l’)Eる     X   O,962
けい灰石  A 主1cWO1lastonite x
り成る  X  1.283正長石AorthOcla
se約70%、    I’  1.89al’bit
eia 0% 4灰鉄輝石  A 主+chedenbergitez
り成る  工 0.965  直ヵヨ□ヮ A  an
thophyl”e約90%ソ(7)池ta1c 等ヲ
約10 ’に’&tr    11°73※1 ネオラ
イト興産製 坦 三     − 叔−g    +−1%    ci    寸   
叩   1本比較例で使用したけい酸塩鉱物含有岩石の
粉体は前述のタイプ1に属するけい酸塩鉱物を大量に含
有するものであるか、これを重質炭酸カルシウムと併用
して抄紙用填料として使用する場合5〜10重量部の非
常に少ない使用量でプラスチ・ツクワイヤー摩耗の低減
は可能であるが、ブロンズワイヤー摩耗は著しく悪化す
ることが確認された。 比較例7〜9 実施例1〜10の内側用するけい酸塩鉱物含有岩石の粉
体を第8表に示すものに変更することをのぞいて、他は
同様の方法でプラスチックワイヤー摩耗量とブロンズワ
イヤー摩耗量を測定した。その結果を第9表に示し、こ
れを図式化したもののうちプラスチックワイヤー摩耗ヲ
第11図に、ブロンズワイヤー摩耗を第12図に示す。 第8表 ※1 日本滑石製練製 五堪翠   e−oo    ■ 本比較例で使用したけい酸塩鉱物含有岩石の粉体は前述
のタイプ3に属するけい酸塩鉱物を大量に含有するもの
であるが、これを重質炭酸カルシウム100重量部と併
用して抄紙用填料として使用する場合、100重量N5
エリ多く使用しなければ著しいプラスチックワイヤー摩
耗低減効果が発現しないことが確認された。 実施例11〜20 市販品分級重質炭酸カルシウム スーパー#1700(
九尾カルシウム製、比表面積1.61m/191100
重量部に対し、第3表に示す各種けい酸塩鉱物含有岩石
の粉体を10重量部混合し、抄紙用填料を調製後CF4
60QOに叩解したLBKP、上記各種填料・20%、
アルキIレケエンダイマー系サイズ剤0.3%、定着剤
0.06%添加し、TAPP工i 準シートマシーンを
用いて6097ydの紙を抄紙した。この紙の白色度、
灰分歩留り及び紙力を第10表に示す。 比較例10〜19 実施例11〜20に使用する各種けい酸塩鉱物含有岩石
の粉体の使用部数を120重量部に変更することをのぞ
いて、他は同様の方法で紙を抄紙した。この紙の白色度
、灰分歩留り及び紙力を第10表に示す。 第10表 けい酸塩鉱物含有    手抄紙物性 参考値 スーパー#17UO#12 78.U  58
  150実施例1エ ベントナイト    77.0
  58   B、4812酸性白土      76
.8  57  8.4513活性白土      7
6.7  58  8.4914 ゼオライト    
 77.0  57  8.4515 セリサイト  
    77.8  59   8.5116 三位マ
イカSC77,5598,5217三信マイカFl  
  76.5  59   B、5518 緑泥石  
     76.8  58   B、5(119蛇紋
石       77.4  57  8.4920 
スチルブノメレーン 75.9  59   B、5L
)比較例10ベントナイト    72.0  57 
  B、4711酸性白土      69.1  5
8  8.4412活性白土      70.8  
58  8.4518 ゼオライト     68.4
  56   B、4614 セ1】サイト     
72.5  57  8.5015三信マイカSC72
,5598,5016三信マイカFl    71.4
  59   B、5117緑泥石       67
.8   F17  8.4918蛇紋石      
 72.7  58  8.5019 スチルブノメレ
ーン 60.6  57  8.48なお、実施例、比
較例中において手3紙物性の欄の「白色度」及び「引張
強さ」は、それぞれJIS−P812B及びJIS−P
8113に準じて測定した。また歩留りは次式によって
算出した。 実施例21〜27 市販品分級重質度酸カルシウム スーパー#1700(
丸尾カルシウム製、比表面積1.617)f/f111
00重量部に対し、第11表に示T各種けい酸塩鉱物含
有岩石の粉体を10重量部の割合で混合し、各々のプラ
スキックワイヤー摩耗試験経時測定時間によるプラスチ
ックワイヤー摩、耗の変化を測定した。その結果を第1
8表に示
【)、これを図式化したものを第13図に示T
、。 なお摩耗試験に使用Tるプラス手ツクワイヤーO3−H
6Uは、そのX純量が200”!fをこえるとワイヤー
の横糸が破断しはじめワイヤー破壊がはじまるため、摩
耗量が200■をこえたことを確認した時点で測定を中
止した。 比較例20〜26 実施例21〜27において、便用Tるけい酸塩鉱物含有
岩石の粉体を第12表に示すものに変更Tることをのぞ
いて、他は同様の方法で各々のプラス枡ツクワイヤー摩
耗試験経時測定時間によるプラス手ツクワイヤー摩耗の
変化を測定した。その結果を第18表に示し、これを図
式化したものを第】4図及び第15図に示す。 この結果から前述のタイプ1に属するけい酸塩鉱物を使
用した場合は、実施例21〜27に使用り、たタイプ2
に属Tるけい酸塩鉱物を使用した場合とはソ同程度のプ
ラスチックワイヤー摩耗速度を示Tが、タイプ8に属す
るけい酸塩鉱物を使用した場合、この程度の使用部数で
はプラスチックワイヤーの経時時間による摩耗速度は著
しいことが確認された。 第11表 25 緑泥石   A 主gcchloritezり成
る    I[1,8926蛇紋石   A 主+ca
ntigorite工す成る   X  1,77第1
2表 20 汁跪S′″″z′  B  主ICa−quar
tzLり成る      [096211t+い灰石 
 A  主1cWO1lastoniteエリ成る  
丁 1.2823  灰鉄輝石  A 主ichede
nberg’ite zり成る 工 0.96※l 日
本滑石製練製 第13表 試料名      試 吟 時 間  (分)21ベン
トナイト  13J3 45fi  1412200以
上  −−実22ゼオライト   29.8784 1
79.22(10以と  −−23セ11サイト   
 3,5 27.2 116.4194.2    −
    −施24緑泥石    21.7 52212
6.6214.4   −   −25酸性白土   
113 24.7 742144.4  229.5 
 −例26蛇紋石    11f+  486 L15
U 236.(−−27スキルフンメレーン  7.5
  19.4  89B  187.1   200以
上  −QuartZ − 2U  5and   L2.1 41.114632
00以上  −−比21けい灰石   22.0 65
.7182.7200以上  −−22正長石    
17.2 5L(1562200以上  −−較23灰
鉄輝石   28り 73.I L87.6200以上
  −−スタルク    6171321! 20(+
以と−−−例25パイロフィライト  56.7 11
32223B   −−−26ジ5−シフ°   57
.3 109.22159  −     −    
−カオリン (注1車位はり 参考例 市販品分級重質炭酸カルシウム スーパー#1700、
スーパー#1501J、スーパー5SS(九尾カルシウ
ム製、各々の比表面積1.61’/f、)、37 nt
’/9.1.03m/P)単独使用時の測定時間15分
、30分、60分における7°テラスツクワイヤー摩耗
量を第14表に示す。 第14表 試料名    試験時間を分) 参 スーパーSSS    124.6 245.5 
250以上2 スーパー$1700  106.7 2
09.9 250以上(注)単位はq 実施例28〜36、参考例3〜5 市販品分級重質炭酸カルシウム スーパー#150U[
丸尾カルシウム°製、比表面積り、37rd/fl)及
びスーパーSSS<丸尾カルシウム製、比表面積1.0
3 〃//ダ)100重量部に対し、第15表に示すよ
うな2種類の市販ベントナイト(豊順、を業製、比表面
積2.23 mン′ダ及び比表面積0゜51 )W/’
/ 1及び、このベントナイトを粉砕し比表面積を変え
たものを10重量部の割合で混合し、、各々のプラスチ
゛ツクワイヤー摩耗量を測定した。なお、測定時間は9
0分一定とした。また同様に比表面積の異なる4種類の
ゼオライトについても上記同様に試験を行なった。この
結果を第16表及び第16図に示τ。 宕廼 露や  +  1xXX  +  目−―≧H−H跡堝
  冬      平 べ搬  。      〜     6666第16表 重質炭酸カルシウム 便用L7た重質炭酸カルシウムに
添加Tる試料名  スーツ−5SS  スーパー#15
UO実施例28  ベントナイ)赤誠91.8    
 52.0〃29  上記試料粉砕品1   70.B
      41.7〃30  上記試料粉砕品2  
10B、3     65.3参考例3 上記試料粉砕
品8  169:9    130.7実施例3エ  
ベントナイト妙義   50.0     7 B、5
〃32  上記試料粉砕品1   60.5    2
2.3〃33  上記試料粉砕品2  206.2  
   61.1参考例4 上記試料粉砕品3  250
以上   168.8実施例34  ゼオライトl  
    122.2     62.U〃35  ゼオ
ライト2    140.1    104.7〃36
  ゼオライト8    200以上   215.3
参考例5 ゼオライ)4     250以上   2
50以上単位はmy 参考例6〜8 上記実施例に用いTこものと同一の市販品分級重質炭酸
カルシウム スーパー#1500+丸尾カルシウム製、
比表面積1.87d/9)及びスーパーSSS (丸尾
カルシウム製、比表面積1.03mン’f ) 100
電気部に対し、第17表に示Tような各種けい酸塩鉱物
粉末を10重量部混合し、各々のプラスチックワイヤー
摩耗量を測定した。なお、測定時間は90分一定と1.
た。この結果を第18表に示す。 第17表 7 緑 泥 石 A 主1cchloriteLり成る
   mV  O,288蛇 紋 石 A 主ican
tigoliteより成る   IV  O,27第1
8表 参 重質炭酸カルシウム   使用する重質炭酸カルシ
ウム考 例に添mする試料名  スーパーSSS  スーパー#
150υ6 セリサイト    250耳几   25
0ν址7  緑  泥  石     208.2  
    188.48 蛇  紋  石     21
1.S       l 92.7(注)試験時間90
分におけるプラスチックワイヤー摩耗型単位はM9 以上の実施例及び参考例より、比表面積が0゜3向以上
であり、かつ5.0mン′g以下の比表明積を有Tるけ
い酸塩鉱物粉体がプラスチックワイヤー摩耗を低減させ
る効果が大きいことがわかる。 0.3nシg未満の比表面積を有Tるけい酸塩鉱物粉体
を用いてもプラスチックワイヤー摩耗を低減させること
は可能であるが、そのような粉体を用いても摩耗低減効
果は小さく、ty、、フルイ上残渣が多(なる等の問題
かある。同様に、5、Omン′gを越える比表面積を有
するけい酸塩鉱物粉体を用いてもプラスチックワイヤー
摩耗を低減させることは可能であるが、その工うな粉体
を用いると摩耗低減の効果は小さくなり、またそのLう
な粉体を作成する1こめには超微粉砕を行う必要があり
、コスト的Iこ不利である。 使用する重質炭酸カルシウムに最も適l−たけい酸塩鉱
物の比表面積は、第16図番こ示す工うに、鉱物の種類
及び不純物や産地等によって差異があるが、使用する重
質炭酸カルシウムの比表面情と同程度のものを目安に選
定するのか良い。 比較例27 単独のプラスチックワイヤー摩耗が255り(15分値
)である重質炭酸カルシウムR重炭(丸尾カルシウム製
、比表面積0.25nf/f ) 100重量部に対し
実施例1に使用1.たベントナイトを10重量部混合し
、そのプラスチックワイヤー摩耗量を測定したところ1
90〜(15分値)であった。 比較例28 実施例11の内側円する1珂炭酸カルシウムをFC−4
0+丸尾カルシウム製、湿式粉砕重度、比表面積8.8
9 nf/9 )に父更することを、のぞいて、他は同
様の方法で紙を抄紙した。この紙の白色度は79.2%
、灰分歩留りは42%、引張強さは8.0 :li k
gであった。 実施例37〜38 市販分級重質炭酸カルシウム スーパー5SS(九尾カ
ルシウム製、比表面積1.08〃シg)100重量部と
実施例30に使用1.たベントナイト6重量部の混合物
に、実施例32に使用[。 たQuartz −5andを1重量部混合したもの、
及。 び比較例7に使用したタルクを8重量部混合したものヲ
調製し、各々のプラス手ツ〃ワイヤー摩耗試験経時測定
時間によるプラスチックワイヤー摩耗の変化を測定した
。その結果を第19表に示し、これを図式化したものを
第17図に示す。 第19表 試料名  試験時間(分) 参 考   スーパーSSSヰ秘虫     124.
62455  −   −   −   −(注] 単
位はTべてり この結果から、本発明に使用Tるけい酸塩鉱物含有岩石
の粉体中に必要とTるけい酸塩鉱物か一定割合金有され
ておれば、それ以外のけい酸塩鉱物を少量含有[、てい
てt本発明の目的は大きく阻害されず、プラスチックワ
イヤー摩耗速度が著しく増加しないことが確認された◎
【図面の簡単な説明】
第1因乃至第3図はけい酸塩鉱物と重炭酸カルシウムと
の混合割合とプラスチックワイヤー摩耗量との関係を示
Tグラフ、第4図乃至第6図は同ブロンズワイヤー摩耗
量との関係を示すグラフ、第7−1図乃至第7−3図は
実施例1〜10におけるプラスチックワイヤー摩耗量を
示すグラフ、第8−1図乃至第8−3図は同ブロンズワ
イヤー摩耗量を示すグラフ、第9−61図及び第9−2
図は比較例1〜6におけるプラスチックワイヤー摩耗量
を示Tグラフ、第10=1図及び第10−2図は同ブロ
ンズワイヤー摩耗量を示すグラフ、第11図は比較例7
〜9におけるプラスチックワイヤー摩耗量を示すグラフ
、第12図は同ブロンズワイヤー摩耗量を示すグラフ、
第13図は実施例21〜27におけるプラスチックワイ
ヤー摩耗試験時間と摩耗量との関係を示すグラフ、第1
4図及び第15図は、それぞれ比較例20〜23及び同
24〜26におけるう°ラスチックワイヤー摩耗試験時
間と摩耗量との関係を示τグラフ、第16図はベントナ
イトとゼオライトの比表面積とプラスチックワイヤー摩
耗量との関係を示すグラフ、第17図はプラスチックワ
イヤー摩耗試験時間と摩耗量との関係を示Tグラフであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重炭酸カルシウム100重量部に対し、雲母族(m
    ica group)、緑泥石族(Chlorite 
    group)、セプテ緑泥石(septe chlor
    ite)、蛇紋石(serpentite)、スチルプ
    ノメレーン(stilpnomelane)、モンモリ
    ロナイト族(montmorillonite gro
    up)及び沸石族(zeolite group)から
    選択される少なくとも1種のけい酸塩鉱物0.4〜10
    0重量部を混合してなる製紙用填料組成物。 2、雲母族が白雲母(muscovite)、絹雲母(
    sericite)、金雲母(phlogopite)
    及び黒雲母(biotite)から少なくとも1種が選
    択される特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3、セプテ緑泥石がアメス石(amesite)、シヤ
    モス石(chamosite)、グリーナライト(gr
    eenalite)、及びクロンステツト石(cron
    stedtite)から少なくとも1種が選択される特
    許請求の範囲第1項記載の組成物。 4、蛇紋石がクリソタイル(chrysotile)、
    アンチゴライト(antigolite)及びリザダイ
    ト(lizadite)から少なくとも1種が選択され
    る特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5、モンモリロナイト族がノントロナイト(nontr
    onite)、サポナイト(saponite)、ソー
    コナイト(sauconite)及びモンモリロナイト
    (montmorillonite)から少なくとも1
    種が選択される特許請求の範囲第1項記載の組成物。 6、沸石族が斜プチロル沸石(chlinoptill
    olite)、モルデン沸石(mordenite)、
    ソーダ沸石(natrolite)、中沸石(mesd
    ite)、スコレス沸石(scolecite)、トム
    ソン沸石(tomsonite)、輝沸石(heula
    ndite)、束沸石(stilbite)、剥沸石(
    epistilbite)、方沸石(analcite
    )、重十字沸石(harmotone)、灰十字沸石(
    phillipsite)、菱沸石(chabazit
    e)及びグメリン沸石(gmelinite)から少な
    くとも1種が選択される特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。 7、重質炭酸カルシウムの比表面積が0.3〜3.5m
    ^2/gである特許請求の範囲第1項記載の組成物。 8、けい酸塩鉱物の比表面積が0.3〜5.0m^2/
    gである特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかの
    各項に記載の組成物。 9、重炭酸カルシウムを填料とし、プラスチックワイヤ
    ーを用いて抄紙する製紙中性抄造方法において、前記重
    炭酸カルシウム100重量部に対し、雲母族(mica
     group)、緑泥石族(chlorite gro
    up)、セプテ緑泥石(septechlorite)
    、蛇紋石(serpentite)、スチルプノメレー
    ン(stilpnomelane)、モンモリロナイト
    族(montmorillonite group)及
    び沸石族(zeolite group)から選択され
    る少なくとも1種のけい酸塩鉱物0.4〜100重量部
    を混合してなる填料組成物を用いることを特徴とする製
    紙中性抄造方法。 10、雲母族が白雲母(muscovite)、絹雲母
    (sericite)、金雲母(phlogopite
    )及び黒雲母(biotite)から少なくとも1種が
    選択される特許請求の範囲第9項記載の方法。 11、セプテ緑泥石がアメス石(amesite)、シ
    ヤモス石(chamosite)、グリーナライト(g
    reenalite)、及びクロンステツト石(cro
    nstedtite)から少なくとも1種が選択される
    特許請求の範囲第9項記載の方法。 12、蛇紋石がクリソタイル(chrysotile)
    、アンチゴライト(antigolite)及びリザダ
    イト(lizadite)から少なくとも1種が選択さ
    れる特許請求の範囲第9項記載の方法。 13、モンモリロナイト族がノントロナイト(nont
    ronite)、サポナイト(saponite)、ソ
    ーコナイト(sauconite)及びモンモリロナイ
    ト(montmorillonite)から少なくとも
    1種が選択される特許請求の範囲第9項記載の方法。 14、沸石族が斜プチロル沸石(chlinoptil
    lolite)、モルデン沸石(mordenite)
    、ソーダ沸石(natrolite)、中沸石(mes
    dite)、スコレス沸石(scolecite)、ト
    ムソン沸石(tomsonite)、輝沸石(heul
    andite)、束沸石(stilbite)、剥沸石
    (epistilbite)、方沸石(analcit
    e)、重十字沸石(harmotone)、灰十字沸石
    (phillipsite)、菱沸石(chabazi
    te)及びグメリン沸石(gmelinite)から少
    なくとも1種が選択される特許請求の範囲第9項記載の
    方法。 15、重質炭酸カルシウムの比表面積が0.3〜3.5
    m^2/gである特許請求の範囲第9項記載の方法。 16、けい酸塩鉱物の比表面積が0.3〜5.0m^2
    /gである特許請求の範囲第9項乃至第14項のいずれ
    かの各項に記載の方法。
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