JPS616189A - セメント硬化体の製法 - Google Patents

セメント硬化体の製法

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JPS616189A
JPS616189A JP12415484A JP12415484A JPS616189A JP S616189 A JPS616189 A JP S616189A JP 12415484 A JP12415484 A JP 12415484A JP 12415484 A JP12415484 A JP 12415484A JP S616189 A JPS616189 A JP S616189A
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JP
Japan
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cement
electrical insulation
ethyl silicate
cured
hardened
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Pending
Application number
JP12415484A
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English (en)
Inventor
村上 忠禧
加藤 和晴
清 高田
岡橋 和郎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、電気絶縁性に優れ、かつ強度の高いセメント
硬化体をうるための製法に関する。さらに詳しくは、耐
熱性、電気絶縁性を必要とする消弧材料、絶縁スペーサ
ー、隔壁板などに用いられるセメント硬化体の製法に関
する。
[従来技術] セメ゛ント材料は、砂利などの骨材を混ぜ合わせたり、
鉄骨などを複合したりして建築材料に用いたり、石綿を
複合したアスベストセメント板のようにして建築材料や
断熱材料として用いたりされている。
その理由は、工業材料として非常に低廉であり、また比
較的複雑な形状物かえられやすく、かつ水利硬化反応で
あるため容易に硬化体かえられるためである。
しかしこれらの用途には有用であっても、電気絶縁物と
して用いるばあい、とくに多湿雰囲気中の電気絶縁物と
して用いるばあいには電気絶縁性の低下が着しい。
従来公知の製法により作製されるセメント硬化体の硬化
機構については、結晶構造面あるいはエネルギー的な面
から現在も基本的な解明がなされているが、一般には、
セメントの硬化性は、焼成時に形成される、常温では熱
力学的に不安定なセメントを構成する物質が水に溶解し
、水和物を生成し、硬化体をつくるためといわれている
。ところがこの上うな水和硬化に際し、Ca(叶)2な
どの遊離アルカリが生成し、これが水分の存在下で電気
絶縁性を低下させる原因のひとつであるといわれている
。またセメント硬化体中には、必然的に大小さまざまな
形の気孔が存在しており、この気孔に水分が吸着して電
気絶縁性の低下と強度の低下をもたらす原因になってい
るともり1われて(する。
それゆえ、多湿雰囲気中における電気絶縁性のごとき特
性が必要な用途には、フェノール樹脂、ポリエステル樹
脂などの有機材料を含浸または塗布して電気絶縁性の向
上をはかる工夫がなされている。
しかしながら、セメント材料は耐熱性、不燃性1こ優れ
ているが、前記のごとき特性を改良しようとして有機材
料でカバーしたりすると、耐熱性、不燃性が充分でなく
なり、前記用途には好ましくなくなる。
[発明の概要] 本発明者らは、耐熱性、不燃性を有するセメント材料の
特性を維持し、電気絶縁性、強度の向上をはかるべく鋭
意研究を重ねた結果、セメント硬化体に、シリカ含有率
10〜30%(重量%、以下同様)のエチールシリケー
トの加水分解液を含浸せしめ、加熱硬化させることによ
り、耐熱性、不燃性というセメント材料の特性を維持し
、電気絶縁性が良好で強度の向上したセメント硬化体を
うるに至り、本発明を完成した。
[発明の実施態様1 本発明に用いるエチールシリケートの加水分解液とは、
式:5i(C211,0)4で示されるエチールシリケ
ートが次式で示されるように加水分解した分解物を含む
液状物のことである。
n 5i(C7IlsO)4+4nH20→n5i(O
ll)、+4nC+H3OH上記反応により生成する5
i(OH)、はさらにつぎのように反応する。
n 5i(OH)t−n 5i02+2nH+0これら
の式で示されるように、エチールシリケートは、加水分
解し、アルコールが蒸発し、ゲル化収縮固化過程で水を
放出し、5i−0−3iの網目構造を形成する性質を有
している。
以上のように反応するエチールシリケートの加水分解液
を七/°ント硬化体に含浸せしめ、加熱硬化せしめるこ
とにより、電気絶縁性が良好で強度の向上したセメント
硬化体をうろことができる。
その理由は詳細には現段階では不明であるが、(1)セ
メント硬化体中の遊離アルカリおよび水和生成化合物が
、エチールシリケートの加水分解物と相互に反応し、新
しい生成物を形成する(2)セメント硬化体中の気孔に
エチールシリケートの加水分解物が充填され、硬化して
気孔を減少させる などが考えられ、そのために電気絶縁性および強度の向
上がはかられるものと考えられる。
本発明に用いるエチールシリケートの加水分解液のシリ
カ含有率は、エチールシリケート加水分解液の入手のし
やすさ、セメント硬化体への含浸のさせやすさ、作製が
簡単、保管が容易などの点から10〜30%である。
セメント硬化体へのエチールシリケート加水分解液の含
浸方法にはとくに限定はなく、通常行なわれている真空
加圧含浸法、浸漬法のような方法が採用されうる。
エチールシリケート加水分解液が含浸せしめられたセメ
ント硬化体は、そののち120〜150″C程度の条件
で3〜5時間時間別熱硬化させることtこより本発明に
よるセメント硬化体がえられる。
つぎに実施例1こもとづき本発明の製法をさらに詳細に
説明する9 実施例1 ポルトランドセメント(三菱鉱業(株)製)粉末100
部(重量部、以下同様)に水を50部添加して均一に混
練し、スラリーを作製したに のスラリーを高す30IIla+、幅110am、 &
さ140Iのプラスチックケースに鋳込み、常法により
振動を与えながら真空脱泡したのち、20’Cで相対湿
度90%以上の雰囲気で24〜48時間永和硬化を進め
、さらに水中で7日間養生した。
つぎに硬化体を5°(:’/winの碧温速度で常温か
ら150 ’Cまで昇温させ、4時間保持して従来公知
の製法による厚さ約5mmのセメント硬化体をえた。
セメント硬化体を真空容器中に入れ、減圧(−76cm
/Hg)lこしたのち、シリカ含有率10%のエチール
シリケートの加水分解液を注入し、セメント硬化体が完
全に浸漬したのちもとの圧力に戻し、1時間浸漬させた
。そののち該硬化体を外部に取出し、24時間自然放置
し、5°C/winの昇温速度で常温から150’Cま
で外温させ、4時間保持した。
徐冷後再びシリカ含有率20%および30%のエチール
シリケートの加水分解液をこの順にそれぞれ同じ操作で
含浸させ、加熱硬化させて本発明によるセメント硬化体
をえた。
えられたセメント硬化体を用いて下記方法により電気絶
縁抵抗および曲げ強さを測定した。
(電気絶縁抵抗) 厚さ約5mmのセメント硬化体から幅20mm、長さ4
0mmの試料を切断加工し、えられた試料を用いてJI
S K 8911(熱硬化性プラスチック一般試験方法
)5・12項に準じて測定。測定条件は試料を120°
Cで4時間乾燥させたのちのもの(乾燥f&)と、25
°Cで90%R)l中100時間保持したのちのもの(
吸湿後)について、500vポータブルメ〃−(横河電
擁(株)Iりおよびテスター(HIOKI製)を使用し
て絶縁抵抗値を測定。
(曲げ強さ) JIS C2210(電気M緑用石締セメント板)6・
3項に準じ、厚さ約51m111のセメント硬化体から
@20mm、長さ100IIIII+の試料を切断加工
し、えられた試料を用いて支点間70mmで測定。
実施例2 アルミナセメント(旭硝子(株)製)粉末を用いた以外
は実施例1と同様にしてセメント硬化体を作製し、電気
絶縁抵抗および曲げ強さを測定した。
それらの結果を第1表に示す。
比較例1 実施例1でえられた従来公知の製法にょるポルトランド
セメント硬化体の電気絶縁抵抗および曲げ強さを実施例
1と同様にして測定した。それらの結果を第1表に示す
比較例2 実施例2でえられた従来公知の製法によるアルミナセメ
ント硬化体の電気絶縁抵抗および曲げ強さを実施例1と
同様にして測定した。それらの結   ′果を第1表に
示す。
第1表 第1′Rに示すように、本発明によるセメント硬化体は
従来公知の製法によるセメント硬化体と比較して電気絶
縁抵抗および曲if強さとも潰イlたものであり、本発
明の効果は顕著である。
実施例3および比較例3 ポルトランドセメント粉末100部をシリカ含有率20
%のエチールシリケートの加水分解液30部でスラリー
状とし深さ10IlIIO1外径70mmのアルミシャ
ーレに流し込み、常態で3日間自然乾燥させたのち、1
50℃で3時間乾燥して硬化させたものを、下記X線回
折法により測定したチャートを第1図(A)E示す。比
較のために比較例1で用いたポルトランドセメントの硬
化体をX線回折法により測定したチャートを第1図(B
)に示す。
(XM回折) 乾燥硬化試料を微粉砕(300メツシユ以下ルなものを
自記X線回折装置(高滓製作所(株)製)で分析した。
なおX線回折条件はターゲラ):Cu、1イル!−:旧
、電圧: 40KV、電流: 20a+A?行なった。
第1図の結果から、エチールシリヶートの加水分解液を
用いて硬化させたばあいには、Ca(0)l)2(勇1
図中にはCI+と表示)の生成が認められず、複数の未
知の結品ビークが観察されることがわかる。
一方、従来公知の製法によるポルトランドセメントの硬
化体のばあいには、Ca(OH)2が生成していること
がわかる。
したがって、エチールシリケートの加水分解液を用いて
硬化させたばあいには、セメント構成成分と反応して、
従来公知の製法とは異なる生成物を形成していることが
わかる。
本発明ではセメント材料のみを用いてその効果をみたが
、石綿繊維、gラス繊維、金属酸化物などを適量複合す
ることにより、とくに強度特性の向上をはかったセメン
ト硬化体にも適用可能なことは当然のことである。
[発明の効果] 本発明によるセメント硬化体は、耐熱性および不燃性と
いうセメント材料の特性を維持し、電気絶縁性が良好で
あり、強度の向上したものであり、清弧材料、絶縁スペ
ース−1隔壁板などに好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はポルトランドセメント粉末をエチールシ
リケーFの加水分解液で硬化させた硬化体をXM回析法
により分析したときのチャート、第1図(B)は比較例
1で用いたポルトランドセメントの硬化体をX線回折法
により分析したときの・チャートである。 第1図 2θ”CuK〆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)セメント硬化体に、シリカ含有率10〜30重量
    %であるエチールシリケートの加水分解液を含浸せしめ
    、加熱硬化させてうることを特徴とするセメント硬化体
    の製法。
JP12415484A 1984-06-14 1984-06-14 セメント硬化体の製法 Pending JPS616189A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105753508A (zh) * 2016-02-29 2016-07-13 苏州纳固新材料有限公司 一种高耐磨液体硬化剂及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105753508A (zh) * 2016-02-29 2016-07-13 苏州纳固新材料有限公司 一种高耐磨液体硬化剂及其制备方法
CN105753508B (zh) * 2016-02-29 2018-04-06 苏州纳固新材料有限公司 一种高耐磨液体硬化剂及其制备方法

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