JPS615886A - 洗濯機の処理剤投入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用する洗剤や仕上げ剤の処
理剤を洗濯槽内に所定量自動投入できる洗濯機の処理剤
投入装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、洗濯機の処理剤投入装置において、所定の行程で
処理剤として例えば洗剤を洗濯槽内に自動投入するため
に、１回分の洗剤を貯蔵する洗剤容器を洗濯機に内股し
、所定の行程で洗濯槽に注入できるようにしたものがあ
る。しかしこの種のものによれば、洗濯作業ごとに毎回
洗剤を計量して洗剤容器に投入する必要があるため、作
業勝手が悪かった。

また洗剤容器に数回分の容量の洗剤が貯蔵でき、洗剤容
器から洗濯槽まで洗剤を導く経路中に開閉弁と流量制御
弁を設け、洗濯槽内の水に連動して前記流量制御弁の開
度を変化させ、前記開閉弁を所定のタイミングで所定時
間開放し、自動的に洗剤を投入するものがある。しかし
この種のものによれば、市販の洗剤の原液は各々濃度が
異なるため、洗濯槽内の水量に合わせて洗剤量を制御し
ても、洗剤原液濃度に合わせることが出来ない。また室
温の変化により洗剤の粘度が変化し、投入量が増減する
。このため洗濯槽内の洗濯液の濃度が過不足と−なり洗
剤の無駄や洗浄性能の劣下という問題がある。

また、洗剤容器に数回分の容量の洗剤が貯蔵でき、洗剤
容器からの洗剤を計量して洗濯槽に投入するＩｊ２に個
の計量投入器を設けて、洗濯槽の水位に応じて、計量投
入器を動作させるものや、操作杆を操作して、投入器の
動作ストロークを変化させて、洗剤の投入量の制御を行
なうものがある。

しかしこの種のものによれば、構造が複雑になり高価な
ものとなるという問題がある。

発明の目的 本発明はこのような従来の問題を解消し、洗剤や仕上げ
剤の処理剤の無駄をなくシ、洗濯性能の向上と使用勝手
の向上をはかった洗濯機の処理剤投入装置を提供するも
のである。

発明の構成 本発明の洗濯機の処理剤投入装置は、洗濯槽内に給水す
る給水手段と、前記洗濯槽内に処理剤を投入する処理剤
投入手段を備え、前記処理剤投入手段は、処理剤の粘度
検知手段を備え、処理剤の粘度の高低と濃度の高低に対
応して投入時間を制御するものである。

実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例について説
明する。第１図は脱水兼用洗濯機の概略構成を示し、１
は本体、２は本体１内に防振吊下げ支持した外槽、３は
外槽２内に脱水回転自在に配した脱水兼洗濯槽（以下単
に洗濯槽という）、４は洗濯槽３の内底部に配した攪拌
翼、６はモータで、クラッチ機構６の切換え動作により
回転力を攪拌翼４または洗濯槽３に伝える。７はモータ
５回転力をクラッチ機構６に伝えるためのベルト、８は
排水口、９は機外排出ホースである。

１ｏは外槽３下部に設けたエアートラップで、エアート
ラップ１ｏは本体１上部に設けた水量検知手段であると
ころの水量検知スイッチ１１に、エアーホース１２を介
して連通している。

１３は機内給水管で、機外ホース（図示なし）から給水
手段であるところの給水弁１４を介して洗濯槽３内に給
水される。

第２図において、１５は本体１上部に設けた処理剤貯溜
容器で、例えば液体洗剤が貯溜されでいる。貯溜容器１
５下部には処理剤を給液管１６を介して洗濯槽３内に強
制注入する処理剤投入手段であるところの定量ポンプ１
７が設けである。１８は投入時間制御手段であるところ
の洗剤原液の濃度切換スイッチで、例えば′高”と“低
″の２段階に切換え可能で、“低”に入っている場合に
は、“高”の場合に比し、定量ポンプ１７への通電時間
が長くなるように設定されている。１９は粘度検知手段
であり（洗剤の粘度は温度と比例関係にあるため温度検
知手段でも代用できる。）洗剤が高粘度の場合は低粘度
の場合に比し定量ポンプ１７への通電時間が長くなるよ
うに設定されている。

すなわち、定量ポンプ１７は洗剤濃度と粘度の比率で動
作時間が変化し、洗濯槽３内の洗剤液の濃度は適正濃度
となる。

」二記の構成において動作を説明すると、洗濯物を洗濯
槽３に投入し、洗濯物の量に合わせて、水散検知スイッ
チ１１の設定水位を調整するとともに洗剤濃度切換スイ
ッチ１８を設定し、タイマー（図示せず）を設定して電
源を投入すると、給水弁１ｋが開放して、洗濯槽３内に
給水され、設定水位になると水量検知スイッチ１１が動
作し、給水弁１４が閉じて洗濯槽３内の給水が終り、モ
ータ６が駆動して、攪拌翼４が回転し、洗濯が開始する
。

前記水量検知スイッチ１１の水位設定と連動して定量ポ
ンプ１７の動作時間が設定され、前記洗濯槽３内への給
水から、攪拌４の回転開始までの間に定量ポンプ１７が
動作し、貯溜容器１６から洗濯槽３内に洗剤が注入され
る。この時洗剤濃度切換スイッチ１８が“低”の側に入
っていれば、“高″に入っている場合に比べて、定量ポ
ンプ１７は洗剤濃度の比率で動作時間が多くなり、洗剤
粘度検知手段１９が高粘度を検知した場合は、低粘度を
検知した場合に比べて、定量ポンプ１７は洗剤粘度の比
率で動作時間が多くなる。従って洗剤粘度と濃度の比率
により動作時間を変化させるため、洗濯槽３内の洗濯液
の濃度を、適正濃度とすることができる。そして、定量
ポンプ１７の一度の開閉動作で投入動作を終了するもの
であり、短時間にて所期の目的を達成し得、しかも、開
閉動作を繰り返さないために、耐久面でも優れたものと
なる。

なお、−ト記実施例では、洗浄開始前に洗濯槽に液体洗
剤を投入する場合について説明したが、漂白剤や帯電防
止剤などの処理剤を最終すすぎ時に投入する場合も同様
である。

また本実施例では水位設定を手動で行なう場合について
説明したが、布置に応じて水量を自動設定される場合も
同様である。

また本実施例では処理剤貯溜容器や定量ポンプを洗濯機
本体内蔵タイプとしたが、別体にした場合も同様である
。

さらに本実施例では脱水兼用洗濯機について説明したが
、二槽式洗濯機についても同様に適用できる。

発明の効果 上記実施例からあきらかなように、本発明の洗濯機の処
理剤投入装置は、洗濯槽内に給水する給水手段と、洗濯
構内に処理剤を投入する処理剤投入手段とを備え、前記
処理剤投入手段は、処理剤の粘度検知手段を備え処理剤
の粘度と濃度の高低に対応した投入時間を制御すること
により、洗濯槽内の処理剤の濃度を適正にすることが出
来るため、処理剤の無駄や処理剤の不足による性能劣下
を防止し、使用勝手も向上することが出来る。さらに、
処理剤投入手段の一度の動作によって、短時間にて投入
動作を完了し得、しかも、繰り返し動作されるものに比
して、耐久面で優れたものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す脱水兼用洗濯機の縦断
面図、第２図は同要部の拡大断面図である。 ３・・・・・・洗濯槽、１４・・・・・・給水弁（給水
手段）、１了・・・定量ポンプ（処理剤投入手段）、１
８　・・・濃度切換スイッチ（投入時間制御手段）、１
９−・粘度検知手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）洗濯槽内に給水する給水手段と、洗濯槽内に処理
   剤を投入する処理剤投入手段とを備え、前記処理剤投入
   手段は、処理剤の粘度検知手段を備え処理剤の粘度と濃
   度の高低に対応した投入時間制御手段を具備した洗濯機
   の処理剤投入装置。
2. （２）処理剤の粘度検知手段を温度検知手段とした特許
   請求の範囲第１項記載の洗濯機の処理剤投入装置。