JPS6158531A - 漁法及び漁獲装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は海洋においてフィッシュポンプを利用した漁法
及び装置に関するものである。

（従来技術） 従来フィッシュポンプを使用した魚の収容又は水揚げ手
段は公知である。この場合のフィッシュポンプの利用は
網との併用によるもので、網により魚群を囲み、該網を
徐々にたぐり絞って魚を密集化し、魚の自由を奪ってか
ら魚群中にフィッシュポンプの吸入口部分を投入し吸い
」二げるために使用されている。このような使用の仕方
は、フィッシュポンプの吸入口に生ずる吸入流が吸入口
の極く近傍の周辺にしか働かず、少しＭｆれた位置では
吸引力が著しく減少し、自由に回遊する魚を吸引するこ
とができないためである。つ捷りフィッシュポンプを単
独で使用した漁法は今までに々かったのである。

（発明の目的） 本発明は漁網と併用することなく、フィッシュポンプを
単独で使用し、しかも魚の向流性を利用して効率良く漁
獲ができる漁法及び装置を提供しようとするものである
。

（発明の構成） 上記目的を達成するためになされた本発明は、フィッシ
ュポンプの吸入口における吸入流の周囲に噴出流を生じ
させ、魚の向流性を利用して前記噴出流に乗せて吸入流
まで魚を誘導し、該吸入流によって吸引漁獲することを
特徴とする漁法であって、魚の習性を利用して吸入流ま
で誘導するので吸引漁獲が容易に行えるのである。又、
本発明は、フィッシュポンプの吸入部に複数個の吸入口
を設け、該吸入口の周囲に同心的に噴出口を設けたこと
を特徴とする漁獲装置であって、吸入口の周囲に同心的
に噴出口を設けることによって吸入流の周囲に噴出流が
生じ、この噴出流に向流して魚が吸入流まで誘導され吸
入口から吸い上げられるものであるため、漁網等の魚群
を囲む漁具を必要とせず効率良く漁獲することができる
のである。

（実施例） 次に本発明を図示の実施例により更に詳しく説明すると
、１は例えば船上に設置されたフィッシュポンプであり
、該フィッシュポンプ１に適宜長さのパイプ又はホース
２を介して吸入部３が設けられている。該吸入部３は浮
子又は吊型手段等により適宜の深さで海中にセットされ
るものであり、複数個の吸入口４が設けられている。こ
の吸入口４は横方向に放射状に４側設けられ、これら吸
入口の周囲に同心的に噴出口５が設けである。尚、６は
吸上げられた海水を溜めるタンクであり、該タンク上に
網７が張設してあり、吸上げられた海水と魚とを分離し
、タンク内の海水は・ぐイブ又はホース８により再びフ
ィッシュポン７６１を介して噴出口５から噴射排水され
る。

上記構成のフィッシュポンプを利用して漁獲するには、
まず魚群の存在を探知し、魚群の進路に沿って吸入部３
を海中の所定深度にセットし、燈火等の集魚手段によっ
て吸入部３の近辺に魚群を集める。同時にフィッシュポ
ン７″１を駆動させると、第２図及び第３図に示したよ
うに、吸入口４から海水が吸入されて吸入流１０が形成
されると共に、該吸入流の周囲に噴出口５から噴射され
る噴出流１］が生ずる。この吸入流１０と噴出流１１と
の関係は、吸入流１０の周面に噴出流１１が形成される
ようになるだめ、噴出流１１で形成される筒状の流れに
対し、中心部が吸入流１０となり、吸入流の対向性が生
じて比較的長い範囲において吸引力の強い吸入流１０が
形成されることになる。

従って、燈火等によって集魚されだ魚１２が噴出流１１
に出合うと、これをさかのぼろうとする向流性の習性に
より噴出流１１をさかのぼり、噴出流１１の中心部に形
成されている吸入流１０に達する。この吸入流は前記し
た通り指向性があって強い吸引力を有しており、噴出流
１１をさかのぼって来た魚は吸入流１０に入る時は吸入
方向に進んでいるため、弱い吸入流を一気に通り過ぎて
比較的強い吸引力の範囲に突入してし寸うので吸入流１
０から脱出できず、吸入口４より海水と共に吸い上げら
れ船上のタンク６の網７」二に吐出され、苑で魚と海水
とが分離され、海水はポンプによりホース８を介して噴
出口５から海中に噴出流１１として排出される。

尚他の複数の吸入口及び噴出口においても同じ吸入流及
び噴出流が生じて漁獲を図るものである。

更に吸入口に対する噴出口が同心的に一体に形成された
例について説明したが噴出口の形成は細いｉ９イブを吸
入口の周囲に複数本配設して形成しても良い。

（発明の効果） 以上説明したように本発明に係る漁法は、魚の有する向
流習性を利用し、吸入流の周囲に噴出流を形成し、噴出
流をさかのぼって来た魚を一気に吸入流に誘い込んで吸
い上げるようにしたので、魚群を囲むような大げさな網
等を必要とせず、それによって漁扮に従事する作業員も
少なくて済み、効率良く漁獲ができるという優れた効果
を奏する。

更に、漁獲装置自体も極めてコン・ぐクトなものであり
、フィッシュポンプに接続された吸入部を海中にセット
するだけであり、取扱いにおいて安全性に優れると共に
構造が簡単で安価に提供できるという優れた効果も奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る漁獲装置の略示的斜視図、第２図
は同装置の吸入部の作用を示す一部縦断側面図、第３図
は同吸入部の一部横断平面図である。 １・・・・・・フィッシュポンプ ２・・・・・パイプ又はホース ３・・・・・・吸入部　　　　　４・・・・・・吸入口
５・・・・・・噴出口　　　　　　６・・・・・・タン
ク７・・・・・・網 ８・・・・・・パイプ又はホース １０・・・・・・吸入流　　　　　１１・・・・・・噴
出流１２・・・・・・魚 特許出願人　　函館製網船具株式会社 同　　　　濱崖水産株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）、フィッシュポンプの吸入口における吸入流の周
   囲に噴出流を生じさせ、魚の向流性を利用して前記噴出
   流に乗せて吸入流まで魚を誘導し、該吸入流によつて吸
   引漁獲することを特徴とする漁法。
2. （２）、フィッシュポンプの吸入部に複数個の吸入口を
   設け、該吸入口の周囲に同心的に噴出口を設けたことを
   特徴とする漁獲装置。